大野リリース作品リスト

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2023年11月14日 (火)

クリエイターのプロフィールは別の意味でクラウド化する

今ではさすがにそういうことを言う人は少なくなったがかつてSNS内の複数の違うグループ、コミュニテイで同じ内容の投稿をすることを「スパム行為、迷惑行為」であるかのように言う人がいた。当時はSNS人口がまだ少なかったりコミュニテイの数も少なかったり、いわゆるSNSマーケテイングが未発達の時代ということもあったと思う。私もコンテンツのプロモーションとマーケテイングで同時投稿を行ったが昔一部のユーザーに非難された経験がある。

だが今やSNSの複数同時投稿は当たり前のマーケテイング手法として確立され、同時投稿を行うツールも沢山出現している。

SNSを始めとするウエブという情報の海の中で1つの情報を拡散するというのは決して簡単ではないからである。

このように1つの情報がSNSやウエブの「同じところになければならない」などと考える人は今やネットユーザーで少数派であり、特に一部ユーザーの「好きな情報」「本当であってほしい情報」という類は一部のネットユーザーによって猛烈な勢いで拡散される。

一方、自分が「拡散したい情報」というのは一部のユーザーの「好きな情報」の類なら拡散が簡単だが、クリエイターのプロフィールとかは決して簡単ではない。クリエイターが自分のプロフィールを拡散して「仕事に繋がる人」にまで拡散して仕事に結びつける、仕事の獲得に悪戦苦闘するクリエイターにとってはそれを実現できるか、できないか、は死活問題である。

私もそうだがたいていのクリエイターは自分のウエブサイトを持ち自分の実績等をウエブ等に反映している。SNSにも自分のプロフィールを置いている。クリエイターとしては当たり前の行為である。

自分の個人会社のウエブサイト http://www.hybridmusic.jp   
公式サイト http://www.kyojiohno.com/

だが最近ではそれだけでは不十分であり、さまざまなところに自分の実績を掲載できるウエブサイト、ポータルサイトが多く出現した。私も思い出せるだけでこれだけある。

■ポートフォリオサイト forio
https://fori.io/hybridmusic-info

■Musicians profile (英語)
https://www.musicianprofile.org/en/mp-profile/2711-yasuhito-ohno アメリカの作曲家のSNSサイト

■Compozly
https://compozly.com/KyojiOhno 映画音楽作家の登録サイト

■Asian Lead
https://members.strongasianlead.com/p/strongasianlead/dir/be4d05b3-7132-4fb9-a99a-bd03b277d266/?sgj=m

アジア系のクリエイター映画関係者が終結するサイト

これら以外に公共性の高いプロフィールサイトが存在する。

まずは経産省が主に日本のクリエイターを海外に知らしむべく創設したJapan Creators Bank

https://japancreatorbank.com/ja/creator/874/

最近登録したのだが、海外のフィルムメーカーがよく参照するという情報もあるので期待している。

そしてグローバルに活動している映画関係者なら登録必須のIMDB (Internet Movie Data Base)

https://www.imdb.com/name/nm0645152/

 まあこれだけプロフィールをさまざまなサイトに書いているわけだけど、これをスパム行為であるかのように言う人はまさかもういないと思うがいかがだろう?

これというのもネットマーケテイングや情報のクラウド化というのも背景にあるのかもしれない。

上記のような情報を登録するサイトは今後増えるだろう。そしてよさそうなものは今後も登録していく。どこから仕事の情報が舞い込んでくるかわからないからである。

 

 

 

11月 14, 2023 パソコン・インターネット | | コメント (0)

2023年10月 8日 (日)

AIによる作曲について

昨年から喧しいAIの出現による作曲について

ネットではAIの出現でもはや「作曲家など不要(笑)」といった言質が垣間見るが、確かにまだプロが使う程度のレベルではないが作曲ツールのソフトが沢山発売されている。

■文章が「音楽」に。AI作曲は音楽家にとって脅威か、よきツールか。来るべき音楽制作の未来を考える
https://www.cinra.net/article/202306-ai_ymmtscl 

■音楽生成AIの実力とは?作曲ツール「Boomy」を使ってみた
https://yourclip.life/post/about-ai-composition/ 

基本的に私のAIのスタンスをいうと「新たなツールが出てきた」という認識以上のものはもっていない。また一部の人のようにこれでパニックに近い状況に陥るわけではない。あくまでAIの生成レベルが現段階のままである限りは、という条件付きだが..

というのもAIそしてその生成される音楽、そしてその記事について次の点が見逃されている傾向があると思う。

(1)  AIは必ず「元ネタ」をベースに生成されるものであり、「元ネタ」は著作権フリーのものでない限り著作権が存在する、という点
(2)  映像と違い音楽は日本のJASRACは元より世界的にも音楽の著作権は保護されている点

特に(2)が大きな問題で生成AIの元ネタが著作権のある音源だとすれば、折角カッコいい音源をAIで生成、「作曲」できたとしてもそれがあなたの作品として認められる可能性は低いのだ。少なくとも現在の生成AIのレベルでは

但し生成された曲が元ネタの組み合わせが複雑で元ネタの判別が難しいくらいの高度な生成AIだと事情が変わってくるかもしれない。但しその場合は作曲や音楽に関する高度な知識も必要になるので、どのみち趣味レベルで作る人には難しいだろう。

まあ私の周囲にもAIのみで作曲⇒録音して大ヒット曲を作って見せる、などと息巻いている人物がいるが、いわゆる「売れセン」(この言葉も死語になりつつあると思うが)メロデイをAIで生成して曲を作ることは可能だ。

だがそれがヒットするかは、また別の話。音楽のビジネスはそう単純なものではないし、頭で描いたようにはいかないものだ。

まして私が関わっている映画音楽にしても映像や脚本、その他多くの要素を考えつつ作ることになるのでAIだけにまかせればできるというわけでもない。但しあまり音楽について考えていない監督ならそれでもOKかもしれないが...

しかし音楽は著作権法できちんと守られているが役者さんの肖像権、脚本家の著作権とかの規定は音楽ほどしっかりしていない。先日のWGAの交渉結果でもAIに関して「脚本家の仕事機会を奪わない」という規定はもうけたものの、具体的かつ詳細な部分での詰めがあったようには思えない。現在SAG-AFTRAの交渉もAIがらみで難航しているようだが、こちらもどこまで規定されるのか不透明だ。

いずれにせよ音楽より映画、ドラマの方がAIに関して今後も紆余曲折がありそうである。

 

 

10月 8, 2023 パソコン・インターネット文化・芸術音楽16-23 | | コメント (0)

2023年7月17日 (月)

AI時代ーアーチストもクリエイターの「元ネタ」に関する規定に関する提言

前の記事でアメリカ俳優協会(SAG-AFTRA)が経営側が交渉妥結直前に出してきたAIに関する項目で一転決裂ーストライキ決行という事態になったことを当ブログに書いたが、その内容をもう一度おさらいすると

1.SAG-AFTRAの役者全員を一日100ドルのギャラで全身と声をスキャンさせる

2. そのスキャンしたデータ(元ネタ)を永久にスタジオの所有物とし、以後役者には一切のロイヤルテイに関する支払いを発生させない。

3. そのスキャンしたデータ(元ネタ)を本人の許諾なくスタジオは自由に加工し自由に使うことができるようにする

これは役者の肖像権、知財の存在を真っ向から否定する考え方であり、SAG-AFTRAのドレッシャー委員長が怒るのも無理がない内容である。このような提案を当たり前のようにしてくるスタジオ側の発想は時代錯誤的ですらある。

だがこれというのも最近になって急激に発展してきたAIに関するデータの扱い方について世界的な合意が得られていない点が問題である。

まず基本的な点としてAIは

 

 

  1. 常識的な判断をすること

  2. 絶えず学び、その場で適応すること 

  3. 原因と結果を理解すること

  4. 倫理的な推論をすること

具体的には同じ作業の繰り返しをする、単純作業で成り立つ内容の仕事にむいているといわれている。処理能力は膨大、かつ迅速でありデータ処理に関しては人間はほぼAIにはかなわない。だが注目してほしいのは2の「絶えず学びその場で適応する事」

つまりデータ、コンテンツの場合は元ネタによってAIが写真、著作物、音楽等を生成するという点、もっとはっきりいえば

元ネタがないとAIは何もできない。 という点を抑えておかねばならない

そしてその元ネタは著作権肖像権フリー素材を使わない限り知財の権利は残る、という点が重要である、

つまり肖像権、著作権、版権その他の知財に関するロイヤルテイの支払い義務が生じる、支払わないと知財を無断で使用することになり違法になってしまう。先ほどのSAG-AFTRAのスタジオ側の要求はAIによる元ネタの違法使用を認めよ、と言っているのに等しくこれはあまりに酷い内容と言わざるを得ない。

そこでAIを使用する際の規定を厳密に定める必要がある。具体的には

1.元ネタがなにかを必ず登録する
AIに覚えさせる時に「何を覚えさせたか」を必ず記録し、明示すること。そして覚えさせた知財の権利所有者を必ず確認する

2.コンテンツ生成の際、元ネタに関するロイヤルテイ支払い
方法はいろいろあるだろうが、1つの例として欧米が行っている肖像権の「チェーンオブタイトル」のようなロイヤルテイ支払い方法が考えられる。いずれにせよ元ネタの作者、所有者が何らかの形で支払いを受けることが重要である。

3.不正防止のため生成物を第三者が確認する
日本では決して数が多くないがエンタテインメントロイヤーにより知財がきちんとロイヤルテイ処理がされているかを確認する必要がある。

この規定を前世界的に早急に決定させる必要がある。これを早急に提言したい。

噂レベルだが、某映画スタジオはクリエイターも役者も一切使わずにAIだけで映画を作ること画策しているという、それも肖像権、著作権等の知財のロイヤルテイを一切払わずに

そのような暴挙がもし本当にあったとしたら何としても阻止しなくてはならない。

 

 

 

7月 17, 2023 パソコン・インターネット文化・芸術思索,考察映画テレビ18- | | コメント (0)

2023年6月24日 (土)

AIとエンタテインメント産業,そしてこれからの生き方についての所感と考察

A.I.(人口知能)

今後の社会にとてつもない変化をもたらすだろうAI、勿論今後のエンタテインメント産業に対する影響が避けられないだろうこの新たなツールに関して、現在アメリカの映画界が大きく揺れている。

WGA(全米脚本家協会)のストライキが既に先月よりスタートしており、アメリカの映画産業と全米俳優協会 SAG-AFTRAの労使協定 Bargaining Agreement が6月30日で切れる関係で、7月1日からストに入ることはほぼ確実視されている。いずれもAI (人口知能)が交渉の議題にあげられている点で、これは一筋縄ではいかない。特にアメリカのクリエイターはA.I.が自分たちの仕事を奪う脅威として位置づけている向きが強く、AI (人口知能)使用制限を含むルール作りを要求している模様。特にWGA(全米脚本家協会)のAIに関する危機感は強く、<現時点でも激しいせめぎ合いが続いているようである。

■Hollywood writers at rally say they’ll win as strike reaches 50 days
https://apnews.com/article/writers-strike-hollywood-march-rally-actors-1e87e496db3581f251ee4ad7664a96b2

まあ全米脚本家協会は「必ず勝って見せる」といきまいているが、事態解決にはまだ時間がかかるだろう

そんな中、SAG-AFTRAとともにストライキに入ると思われた全米監督協会(DGA)はAMPTP(全米映画テレビプロデューサー協会)とのストライキは回避される見通しとなった。AMPTPの切り崩しが成功した感じで俳優協会の人間から反発も出ているという。

■Directors Guild Avoids Strike, Makes Deal with Streamers and Studios
https://gizmodo.com/directors-guild-agreement-amptp-wga-1850504440

それだけA.I.に対する姿勢が監督と俳優、脚本家と違うのかもしれないが、その前にA.I.に関して、クリエイターはただ忌み嫌うのではなく実際AIになにができるのか、正しい理解をしてからきちんと考えた方がよいように思う。

現段階で普及しているA.I.の機能は以下のとおり。
·画像認識
·音声認識
·言語識別
·制御
·予測*

上記の中で画像認識から制御の上から4つまでは既存のコンピューターで可能だが、一番下の「予測」というのがA.I.にしかできない機能だという。

そして脚本家や役者が恐れているのはA.I.によって以下のことが可能になるからである。

■【A.I.映画研究所】映画の脚本をA.I.に書かせてみた【Vol.01】
https://vook.vc/n/5733

 確かに脚本ができたようである。

また画像生成A.I.「Stable Diffusion」を活用した実在しない女性の画像を生成できることが、SNSでも話題になった。

「リアルと判別不能」ついに動き出した“AI美女” 自動生成される“作品”に著作権はあるのか?
https://times.abema.tv/articles/-/10079112

まあ確かにこれだけ見せられれば、そのうちクリエイターなどいらなくなる、とか脚本家などもいらなくなる、などという論法も出てくると思うが、果たしてそう話が単純なものだろうか?

実際にAIを研究している人がこう書いている

■AIは村上春樹になれない 小川哲さんに聞く「人間との境界」 決定的な違い生む身体の有無
https://mainichi.jp/articles/20230623/dde/012/040/007000c?

今SNS等で蔓延っている「映画はすべてA.I.が作る」「音楽も全てA.I.が作る」、勿論ただ作るだけなら理論的に可能だ。実際に大真面目に考えている輩がいるが、A.I.に「今の売れセンのメロデイ」や「売れセンの歌詞」とかをA.I.に覚えさせて作らせたとする。ヒット曲のあらゆるノウハウで生成された曲をリリースすることは可能だ。だがその曲が果たして本当にヒットするかはまた別の話

そんなので簡単にヒットするなら誰も苦労していない。音楽制作なんてそんな単純なものではない

ちなみに日本のJ-popは「売れセン」なんてことを言いだしてからリリースされた曲が極端につまらなくなった、ということが自分の経験上感じている。CDが売れなくなった、という話もほぼ同時期から出始めた。紙の上、データ上は「売れるはずだ」というデータでも実際にはそう簡単にうまくいかないものである。A.I.に過剰に期待している向きも音楽業界にあるが現実はそううまくは行かない。そういうものだ

上記の文章にも書いてあるようにAIには生成能力合成能力はあるが小説なら村上春樹の文章は書けない、絵ならゴッホのような絵は書けない、音楽ならベートーヴェンやワグナーのような曲は書けない。だからA.I.に勝つにはクリエイターの自己鍛練次第ということ

まあIT業界で話題になっている汎用人工知能(AGI)のリスクを議論が行われており、それはAI研究者が戸惑いを感じているほど人間が制御できない可能性が出てきているというので、そちらは一つ間違えると映画「ターミネーター」の「スカイネット」のような恐ろしいものになる可能性もある。そちらは慎重な研究が必要だろう

しかしA.I.が人間がコントロールできる範囲にあるツールである限りは、それは新たなツールが出現したというのと同じであり作曲であればDAW やDTMにAIが組み込まれた、と考えれば進化したツールが近いうちに出てくるだろう

ちなみに打ち込みやサンプリングシンセが普及したらもはや生音を使う人間なんていなくなるだろう、という言質が一時まことしやかに流れたが生音が現実、今でも使われているのは事実である。要はクリエイターの新たなツールとして新たな表現の可能性を追及すればいいだけのことである。

A.I.は確かに人類や社会を革命的に変える可能性があり、しかも今の普及のスピードを考えるクリエイテイブの現場に普及することをさけることはできない。WGAやSAG-AFTRAでの交渉がどうなるかわからないが交渉結果は世界のクリエイテイブの現場にも大きな影響をもたらすだろう。

とにかく映像や音楽のコンテンツのボーダーレス、グローバル化に加え、A.I.というまた社会を劇的に変化させるものまで現れた。その意味でも人類はまさに数百年に一度という大変革の時代に今生きているといっていいかもしれない

そんな時代にどのように生きていけばいいのだろうか?
一つだけはっきり言えるのは『A.I.との共存社会では「考える力」が必要となる』という点だろう。つまり人間にしかできない力(はず)である考えること、つまり自分の頭で何でも考えて自分で積極的に意思表示をし、自分で作り出す行動を行うこと、これが重要になる。

だがこれは現代の日本人が一番苦手としていることではないか?

日本人は周囲と同調することばかり考えて自分の頭で考えることをしない人が本当に多い。それが政治とか社会に対する無関心を呼び、政府がどんなメチャクチャなことをしていても支持し続けるというおかしな状況を作っている。

A.I.が普及した社会は自分の頭で考えない人は社会にとって無用の長物になってしまう可能性が高い。何も考えずただただ流されているだけの日本人の将来は暗いといっていい。A.I.時代が本格的に到来するにあたって「思考停止」はやめて自分で考えて自分で作り出す行動する癖をつけるしかない。

それがこれからの社会で生き残る唯一の道といえるかもしれない

 

 

 

 

6月 24, 2023 パソコン・インターネット文化・芸術思索,考察 | | コメント (0)

2023年2月 1日 (水)

コンテンツ文化のストリーミングの過度な依存に警鐘ーアーチストの収入にも影響

CDやDVDの時代は終わった。

この事実を認めようとしない業界関係者がいまだに少なくないが、残念ながらこれは事実である。そしてCDもDVDの時代は二度と戻ってこないのだ。

ブルーレイですら生産中止となる

■録画用ブルーレイディスク 生産完了のご案内
https://panasonic.jp/media/products/info_230123.html?

しかし一方では映画やドラマ、音楽をこれからストリーミングのプラットホームに全てをゆだねていいのか、というと私も正直その考えに心の底からイエスとはいえない。

ストリーミングは確かに便利である。月額低額を払えば家で、パソコンでスマホでどこでも映画も音楽も楽しめることができる。こういう楽しみ方がいまや世界の大多数の人たちの楽しみ方になってしまった。

私自身も音楽のサブスクのプロモーション等に毎日明け暮れているのだが、だがそれでも一つの思いが払拭できない。

つまり 本当にこれでいいのか? という思いである。

例えば私は音楽家ながら映画の世界に深く入り込んでいるがやはり映画はストリーミングプラットホームがどれだけ発達しようが、やはり映画は劇場で見た方がいい、という風に思う。

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321512525_5518228358300202_6886825337665これは先日最近終わったばかりの音楽ドキュメンタリー映画(というより音楽映画といった方がいいかもしれない。詳細は情報解禁後に)の試写会が行われた時に実感したことである。関係者とも話した。「やはり映画は劇場で見た方がいいね」という話になった。その時に改めて思ったことである。

音楽がコンサートホール等での演奏を聴いた方がいいのに対し、映画はやはり基本的には劇場でみるべきである。やはり「生の体験」というのはインターネット環境やバーチャル環境がどんなに発展しようが、実際に「生」を体験するとしないでは天と地くらいの差がある。

映画関係者でもコロナの長い間のパンデミックで動員数に影響を受けたとはいえ、劇場に行くことを提唱している。「アバター」は日本での興行成績は今一つだが、数々のヒット作を生んだジェームスキャメロンも危機感を抱いている。

■「SF映画の使命は未来を守ること」ジェームズ・キャメロンが抱く危機感 「アバター」13年ぶり続編で伝えるメッセージ
劇場文化も「このままでは滅ぶ」と警告しています。
https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2212/16/news143.html

パンデミックで大きな打撃をこうむったものの映画館もコンサートホール、ライブハウスも決してなくならない。なくしてはならない

■マーベル社長の語る「映画館がなくならない理由」 ─ 「アメフトもテレビ観戦できるのに、雨が降ってもみんなスタジアムに行くだろう」
https://theriver.jp/feige-movie-theaters/

この問題は映画も音楽もお互いの立ち位置に関係なく、全員の問題として観客を戻ってくるようにすべきである。

ストリーミング中心はアーチストの収入の額にも大きく影響する。とりわけ音楽家は厳しい影響がある。

ストリーミングによるデータはSpotifyやAppleMusic 等のストリーミングプラットホームによって管理される。アーチスト側は各プラットホームの開示されたデータによって収入が予測できるのだが、最近必ずしもそうではないケースもある。

実はSpotifyである時期急激に再生回数が伸びた時期があった、

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だがこの急上昇が分配データに反映されなかったのである。デイストリビューターに問い合わせても、「本当のデータはSpotify」が管理するのでわからない、というデータが帰ってきてまさに埒があかない状態だった。正直Spotifyに対する不信感が沸いた一瞬だった。

となるとストリーミングだけの収入、ではなくやはり他のものを探さないといけない、ということで今こんなこともやっている

早朝のインターナショナルなミーテイングで海外の作曲家の動向を見て確信ータイアップはストリーミング時代では作曲家を殺すー日本はタイアップを廃止すべき
https://kyojiohno.cocolog-nifty.com/kyoji/2022/10/post-404f60.html

日本ではほぼ不可能だが海外とのライセンシングである。

あとパッケージといえばアナログレコードはまだ生きている、本当に「いい音で」聴きたい人へのおすすめのメデイアである。

ということで過剰にストリーミングに固執するのは逆に危険でもある

2月 1, 2023 パソコン・インターネット音楽16-23 | | コメント (0)

2022年11月26日 (土)

サブスクプロモ活動の果てーやはりサブスクの今のシステムに改善すべき点が多数あるといわざるを得ない

さてと私も多くの音源をサブスクの各プラットホームでリリースしているのはこのブログをよく読んでくださる方なら周知のことだと思いますが,,(お知らせページに拙作のSpotify とApple Musicのリリース作品のプレイリストのウイジェットが提示されています)そしてそのプロモーションに悪戦苦闘している模様も何回もレポートしました。

■サブスク再生回数強化作戦 実行

https://kyojiohno.cocolog-nifty.com/kyoji/2020/03/post-f0ef1e.html

■サブスク再生回数強化作戦 奮戦日記その2

https://kyojiohno.cocolog-nifty.com/kyoji/2020/05/post-8d648d.html

■サブスクプロモーション強化ーその後最近わかったこと

https://kyojiohno.cocolog-nifty.com/kyoji/2021/11/post-eb3e1d.html

正直、今でも苦戦しております。それは勿論今サブスクで再生回数を稼ぐ条件が私の曲に揃っていない、という点もあるようだと最近わかってはきています。つまり

(1) 曲は短いこと(長くて3分)

(2) イントロは可能な限り短く最小限に(つまらないとすぐ別の曲にされてしまう)

(3) サビは後ではなくイントロの後に聴かせた方がいいこと

私の曲は長い曲が多くクラブ系の音楽でも平均5-6分、ヒーリング、アンビエントの曲だと10分、スリーピングミュージックに至っては20分を超える...  だめだこりゃ (^^:::)

だがそういう条件をふまえても、サブスクの現状に苦労しているのは私だけではなく、先日シンガー・ソングライターの川本真琴さんがTwitterでサブスクの酷い現状を訴えた発言が論議を呼びました。

■川本真琴、楽曲のサブスク巡る不平等ぶりに我慢の限界 「地獄に堕ちてほしい」「利益がどれだけ少ないか」
https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2209/20/news197.html

まあ「地獄に落ちてほしい」云々はともかく気持ちはすごくよくわかります。川本さんは後ほど発言を撤回し謝罪されたようですが、

■川本真琴、サブスク巡る「地獄に堕ちて」発言を謝罪 「つい口調が荒くなってしまいました」と反省つづる
https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2210/21/news130.html

この発言の主旨は一部のネットユーザーはともかく、音楽ファン層には伝わったと思います

といっても一部の業界関係者はいまだCDにこだわっていますが、もう音楽ユーザーでもCDプレーヤーを持っていない人が多く、もう時代遅れのメデイアとなったCDの時代が戻ってくることはもはやないでしょう。

となると今のサブスクの現状に関してやはり何らかの改革を訴えるしかないと思います。サブスクの今の現状をいいと思っている人は少なくともアーチストサイドには殆どいないと思います。

今サブスクをレコード会社経由でサブスク関係の著作権計算書が来ても悲しいほど金額が少ないのは事実です。

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しかしインデペンデントで直接レコード会社経由でなくサブスクのdistributer (CD Baby, Orchard 等)でも現状はそんなに変わりません。

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基本的な問題としてサブスクの一回あたりの再生のアーチストへの金額が致命的に少ない点が揚げられる。 昨年の2021年のデータだが各音楽ストリーミングサービス1再生あたりの収益比較をいかに示します。

引用元 musmus
■各音楽ストリーミングサービス1再生あたりの収益比較2021年10月
https://musmus.main.jp/blog/revenu-music-streaming-2021-10/

サービス 1再生あたり収益(円)
Amazon Music Free 0.14
Amazon Music Unlimited 0.87
Amazon Prime Music 0.38
Apple Music 0.81
AWA 0.82
Deezer 0.40
dヒッツ powered by レコチョク 1.24
iTunes Store 0.10
LINE MUSIC 0.67
Rakuten Music 1.87
Spotify 0.27
TOWER RECORDS MUSIC powered by レコチョク 3.92
うたパス 1.59

レコチョクとうたバスを除いては全て一回再生数一円未満。ここが基本的な問題ですね。
まあエドシーランとかレデイーガガとかなら放っておいても何億回再生てできるけど、そうでない人はやはりせいぜい頑張って10万―100万再生。1回再生0.3円のSpotifyじゃ限界があります。
その点から考えてもサブスクの現状を少し考えてほしいものです。

希望としては

(1) 一回の再生回数の分配金額を少なくとももう一桁あげてほしい。(本当は二けたww、といいたいところですが...)

(2) プロモーションしやすくなるアルゴリズムを改善してほしい。現状では「有名」かそうでないかの格差が生じてしまい新人にはどうしても不利になる。

(3) Editorialのプレイリストのハードルを下げてもう少し入りやすいようにしてほしい

まずはこの三点ですかね。この3点が改善されただけでもかなり楽にはなります。ただ勿論これらを実現するにはプレミア会員(有料会員)が増えないといけません。現状ではまだ難しいかもしれません。

ちなみに海外の作曲家の間では「サブスク離れ」が始まっています。理由は勿論サブスクは「金にならない」からです。

そこで今海外の作曲家が今主眼においているのが「ライセンシング」です。ハリウッド映画やテレビ、CM等のライセンシングだと下手すりゃ億単位の金になります。1回再生0.3円のSpotify0.8円のApple Music じゃ余程の有名人でない限り再生回数を億単位にもっていくことは不可能です。ということで今朝のハリウッド映画音楽事務所でも「ライセンシング」にも主眼を置くようになっています。

 だが問題では日本国内ではその対策ができません... できても大したものにはなりません。

なぜならタイアップがあるからです。

日本のタイアップは作曲家が日本国内でライセンシング収入を得ることをほぼ不可能にします。JASRACは建前上一つの曲にタイアップを一回のみに限定、としていますがタイアップ契約を作るときに関係者の利権でがんじがらめになり、事実上他のところでライセンシングを行うことを不可能にしてしまうが現状です。

特に東京オリンピックで元電通プロデューサーが逮捕されていて、昨日も電通が強制捜査されましたが、このタイアップ案件もオリンピックよろしく自分では何もしないくせにマージンだけわんさか持っていく利権構造があります。はっきりいわせてもらえば、これはいかにも「昭和」の発想でありストリーミング時代になればこれは作曲家を事実上殺すシステムとなるといわざるを得ません。

よってタイアップは廃止すべきです。

とサブスクとは違う方向に話はいってしまいましたが、いずれにせよサブスクの現状のシステムだけに頼るのは危険かな、とも思い始めています。

 

 

11月 26, 2022 パソコン・インターネット音楽16-23 | | コメント (0)

2022年11月22日 (火)

サイバー攻撃「D-DOS攻撃」を受けていたためサイトを一時閉鎖していました。

しばらく当ブログサイトが「パスワード」式にして実質閉鎖しておりました。理由は11月4日あたりからアメリカのアイオワ州のデモイン(Des Moines, Iowa) のマイクロソフトのサーバー経由から異なった多数のIPによる集中アクセス攻撃を受けていました。この攻撃はIPは同じデモインのマイクロソフトの事業者ということになっていますが、これはマイクロソフトのサーバーを何者か利用して私のサイトにサイバー攻撃をしかけているわけで、マイクロソフトがこの攻撃をしかけているわけではないと思います。(むろん可能性は0ではないですが...)

Screshot2022111202

Screshot2022111201

いくつかは私の会社のウエブサイトや私の公式サイトにも流れていましたが、そちらは私が管理するサーバーなので対処可能ですが、このココログは@niftyが管理するサーバーなのでこちらの対応には限界があります。

そこで今回のこの事態について@niftyのサポートに相談して、とりあえずココログの「パスワード保護」機能によってパスワードを入れないと閲覧できない状態にしていました。しかし簡単なパスワードだとすぐすり抜けてくるので、殆ど予測不可能なIDとパスワードにして対応しました。

対応していて思ったのはかなり強力なハッカー集団であるという点。そこで@Nifty側に「サーバー側でブロック」することは可能か、もしくは40と20のポートをしばらく遮断するとか、可能か聞いてみたのですが残念ながら期待していた回答は得られませんでした。

知り合いのIT関係者の話ですと「Ddos攻撃」という、サイバー攻撃の一つだそうです。少し前にも同じアイオワ州のデモイン空港のサーバーが攻撃を受けたというニュースがありました。

https://www.cnn.co.jp/tech/35194404.html

Nifty側からの最終回答は以下のようなものでした

平素は@nifty(アット・ニフティ)をご利用いただき、まことにありがとうご
ざいます。@niftyカスタマーサービスデスクです。

はじめに、確認調査にお時間をいただき、ご不便、ご迷惑をおかけしております
ことを深くお詫び申し上げます。

お問い合わせいただいておりました件の調査結果についてご連絡いたします。

現在各所からのアクセスが急に増える状態は耐えず発生しており、ココログ全
体としてシステム的な対応を随時行っており、悪質であると判断されたアクセ
スについては遮断するなどの対応を行い、サービスが安心してご利用いただけ
るようにしております。

データ収集用のbotの存在などもあるため、ご連絡いただいたアドレスを個別に
遮断することは残念ながら出来ません。

nifty側での見解は下記アドレスに記載がございますのでご確認いただければと
存じます。

---------------------------------------------------------------------
 ■ココログアクセス数値が過剰に出る場合について

  https://info.cocolog-nifty.com/info/2022/11/post-940ef2.html
---------------------------------------------------------------------

このたびはお客様のご要望にお応えすることができず、大変心苦しい限りでは
ございますが、何卒ご容赦くださいますようお願いいたします。

今後とも、@niftyをよろしくお願いいたします。

という回答なので残念ながら@niftyの協力が思ったほど得られませんでした。またココログは以前ならサーバーにファイルをアップロードすることができたのですが、現在は記事で画像や動画をアップロードすることができても”hdaccess"等のファイルのアップロードは難しいようです。私自身が管理するサーバーならその対応ができるんですけどね。

確かに「パスワード保護」によってD-DOS攻撃は防ぐことができましたが(とりあえず一時的には)パスワードを入れないと閲覧できない状態で実質閉鎖の状態が続くのもやはりよくないので、本日復活させることにしました。

 勿論、攻撃するハッカー側もこちらのパスワード設定解除を待っている可能性もあり(ヒマ人だよなww)、油断はできません。とりあえずしばらく様子を見て、また攻撃されたら別の方法を考えなくてはなりません。大規模攻撃が起きないことを祈ります。

それにしても大したアクセスもない、まして私はインフルエンサーでも何でもないし、いわんや有名企業のサイトでもない。殆ど取るに足らない存在なのになぜ私のブログサイトごときが攻撃対象になっているのか理解に苦しみます

 

11月 22, 2022 パソコン・インターネット | | コメント (0)

2022年8月25日 (木)

サブスク定着後の音楽業界

コロナが日本ではいまだに収まる気配がありませんが、その関係で相変わらずサブスク関係のプロモーション作業は続きます。先日ある音楽事務所の社長らしき人が「コロナが収まればまたCDが復活する」という発言を小耳にはさんで思わず「え?」って思ってしまいましたが、結構特に昭和脳を持っている人たちの間でそう思っている人が多いようです。

しかし残念ながらコロナが終わっても「コロナ以前」の社会には戻りません。そのためコロナ以後の音楽産業は以前とは全く違うものにならざるを得ません。

例えば作曲家にとっては重要な著作権使用料明細書

300691164_5375277595852647_6234535128052

これをみるとサブスク時代にメジャーレコードや音楽出版社と契約するのは損だな。という風に思ってしまいます。分配率がCDの時代とたいして変わらないということもいえるのですが、これなら直接tunecoreやOrchard にディストリビュートしてもらった方が遥かにマシ、ということ風に感じます。

まあこの出版社通しているのは私の昔の音源、復刻版の著作物だからしょうがないんだけど、ストリーミング時代は業界の構造も変えざるを得ないんだね、と改めて感じてしまいます。

まして日本のレコード会社は日本の市場のみを想定してストリーミング再生を行っています。

ストリーミングは世界のトップ再生は億単位の再生数を稼いでいます。それだけの再生数を以前と比べだいぶ普及してきたとはいえ、日本国内のみでそれだけの再生数を稼ぐのはほぼ不可能といっていいでしょう。つまりストリーミングは全世界のマーケットを前提としたストリーミングを行うということを考えなければならないのです。

今日本の若手アーチストの目標というといまだに「メジャーデビュー」という人が多いですがその目標を、もつことが果たして正しいのだろうか、ということが考えてみてもいいのではないかと思います。

つまり
1. 日本国内のみの市場ではストリーミングの再生数が限られてしまう(当然収入も)
2. さらにレコード会社を通すとその数パーセント、多くても10%-12%程度の収入しかならない

もっとはっきりいえばメジャーデビューってメリットあるの?

ということです。

最近日本の業界筋でもようやく「プレイリスト」という言葉が通用するようになりましたが、世界に対してそのサブスク関係の作業をしているうちに世界中の人と話をする機会があります。(私の場合ードイツ、スウエーデン、インド、アフリカ、シンガポール、インドネシア、そして勿論アメリカやイギリスの人達) その人たちと話をすると日本という国がいかに世界から置いて行かれているかを実感します。もはやこの分野では日本は世界でも最も遅れている国といっていいでしょう。

サブスク時代での音楽家の生き方、私も構築していくのは道半ばですが、グローバルな路線で続けていこうと考えています。

 

 

 

8月 25, 2022 パソコン・インターネット音楽16-23 | | コメント (0)

2022年7月23日 (土)

ポストコロナに入ってからの作曲家のプロモーションのためのWEB対策

実はまだ解禁でないため、追い追い当ブログにて発表しますが、今CM2件、そして映画1件の発表を控えています。情報解禁になり次第順次発表しますが、我々フリーランスの人間はそうした「実績」が発表できる段階になればウエブサイト、SNSで発表するわけでこれは私たちフリーランスで仕事している作曲家にとって重要なプロモーションになります。結局「実績がある」を見せることが最良のプロモーションになるわけですから、

そんな関係でFacebookとかで通常の私のアカウント以外に作曲家としてのFacebookページを作っています。

https://www.facebook.com/Kyoji-Ohno-Music-Composer-and-arranger-118787824854931/

しかしせっかくそういうページを作っても見る人が少なければあまり意味がありません。特に具体的な仕事に結びつく「キーパーソン」がみてもらわないといけないわけですが、ページではないFacebookのアカウントでも時々有効な場合はありますが、やはりそれだけでは十分ではありません。

そこで最近増え始めたには「クリエイターを探す業者、もしくはクリエイターに発注を考えている人たち」を集めたウエブで自分の作品を提示できるウエブサイトが出てきて、私もそこに登録しています。

・forio

https://fori.io/hybridmusic-info

また昨今のグローバル化の動きにも合わせ、とりわけ現在映画音楽関係に力をいれているので海外のも登録しています。

海外

・ Asian lead (環太平洋の地域の映画関係者のネットワークサービス)

https://members.strongasianlead.com/p/sal/dir/kyojiohno/

・ Musician's Profile (アメリカのインデペンデントミュージシャン関係のプロフィールサイト)

https://www.musicianprofile.org/en/mp-profile/2711-yasuhito-ohno

・ Compozly(アメリカの映画音楽作曲家に特化したサイト)

https://compozly.com/KyojiOhno

我ながらよくこれだけプロフィール等を外部に作ったものだと思います。

勿論公式サイトは従来通り  http://www.kyojiohno.com/

ただ正直にいいますが、これだけやって全てのウエブ関係のサイトが作曲家の仕事獲得に機能しているか、というと今日の段階ではまだ機能しているとはいえません。まあこれだけのサイトがうまく連動するとか、さまざまなことを考えないといけませんが、とにかくコロナ時代からの正常化(また急激に感染拡大しているので、非常に嫌な雰囲気ではありますが..) これらのサイトをうまく利用しつつ業務拡大に結び付くことができればと考えています。

とにかくコロナで二年以上の暗黒な時代を耐え抜きました。その分復活の軌道を何とか乗せたいと考えております。

 

 

7月 23, 2022 パソコン・インターネット | | コメント (0)

2022年6月29日 (水)

NFTの現実と未来について

もうだいぶ前だがビルゲイツ氏がNFTについて次のような発言をしたことが伝えられた


 ■ビル・ゲイツ氏、「NFTは大馬鹿理論に基づいている」
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2206/16/news081.html


ちょうどNFTを実験的に制作して1年前に実験的にマーケットプレイスでリリースした。お恥ずかしい限りだがまだ1つも売れていない。Giveaway(無料)にしてホワイトリストにでも乗せるかとも考えたが、どうもそこまで踏み切れないでいる。


NFTのマーケットが急発展したのは高々一年半前の話。当時は信じられないほどの高値で取引され、それが「NFTなら高値で売れる」という言葉が独り歩きし、多くの業界関係者がNFT発売を検討しているようだが、だがNFTさえ出せば大儲けできる、などと安易に考えない方がいい。


というのも実際にNFTを売るのは難しいのだ。しかも「いい作品」が売れるとは限らない。寧ろ現在のところ確かに「売れるもの」に対する市場ははっきりいって偏っている。


例えば以下の作  は10億円で取引されたNFTのコピーである。皆さんはこの作品を見て10億円の価値があるとお考えになるだろうか?


266557555_4603469196366828_1251841041745


ちょっと今のNFT市場、理解に苦しむところがある、と感じるのは私だけでだろうか?ビルゲーツが言っていることはそういうことだと思う


だから音楽関係者が配信じゃたいしたお金になりそうにないので、NFTに力をいれよう、という気持ちはわかるがしかし「少なくとも現状では」そう簡単な話ではないのである。


ドット絵ばかり売れている現状はNFTはまだ市場が過渡期であることを示している。これから本当の意味での本格的な芸術作品、メタバース空間を使ったゲームやアニメ関係のNFT, そして声優やグラビアアイドル系のNFTの市場が確立されれば変化していくだろう。


ちなみに私の会社が実験的に作ったNFTである。もし興味がある方はいらっしゃれば


https://www.hybridmusic.jp/nft.htm


English


https://www.hybridmusic.jp/English/E_NFT.htm


NFT作品


Dusk3_20220629115701 
Dusk0.025ETH

Ll1_large_20220629115801
Little Lovers0.03ETH  


実験的にやってみていろいろと試行錯誤して、結果は出ていないものの私自身はNFTは間違いなく未来のデジタルコンテンツのあり方であるという確信は持っている。ただ市場が成熟し偏らない、売れるべきものが売れる市場になるにはまだまだ時間がかかる。というのが私の結論だ。


 





 


6月 29, 2022 パソコン・インターネット | | コメント (0)

2021年11月13日 (土)

サブスクプロモーション強化ーその後最近わかったこと

今年の3月に小生の以前のビクターエンタテインメントの復刻版のリリースを含めコロナのパンデミックに対してサブスクリプションのプロモーションの強化を進めてきた。

だが残念ながら少しは再生回数はふえたもののまだ微々たるものでまだまだ道半ばどころか目的には程遠い。

Img_3084 Img_3083

しかしこれだけ苦戦している原因は私の多くの作品がストリーミングのマーケットの需要に合っていないからではないかとも思うようになった。

私の曲の多くが環境音楽、ヒーリング音楽等で結構長い曲が多い。しかしそれがどうもそれがネックになっているである。

CD等のパッケージの時代と違い、ストリーミングの時代は全く従来と違う発想にしなければならない。

具体的には「音楽をできるだけ多くの人に、可能であれば何回も聞いてもらうようにもっていかなければならない。(再生回数を稼ぐ)

それが影響しているのか、ストリーミングで再生回数を稼ぐには以下の条件がどうも必要なようである。

(1) 曲は短く(長くて3分)

(2) イントロは可能な限り短く最小限に(つまらないとすぐ別の曲にされてしまう)

(3) サビは後ではなくイントロの後に聴かせた方がいい

私の曲は長い曲が多くクラブ系の音楽でも平均5-6分、ヒーリング、アンビエントの曲だと10分、スリーピングミュージックに至っては20分を超える...  だめだこりゃ (^^:::)

しかしそんなこといっていたら何もできないので、とりあえず今は「プレイリスト」中心に聴いてもらうようにしている。

例えば「眠りのプレイリスト」

 

プレイリストを提示しているページがありますのでよろしければそちらをご覧ください

https://www.hybridmusic.jp/playlist.html

 

11月 13, 2021 パソコン・インターネット音楽16-23 | | コメント (0)

2021年8月18日 (水)

NFTマーケット奮戦記 その後

もう先々月になるが今注目されている未来のコンテンツビジネスNFT (Non-Fungeble Token) の商品を実験的にリリースしたことを当ブログにてお知らせした。

■実験発売ーNFT作品を制作し出品してみる。思った以上に悪銭苦闘(汗)
https://kyojiohno.cocolog-nifty.com/kyoji/2021/06/post-e12bb8.html

一部のコンテンツは高値で売られているというNFT.。小生は売り出して既に1ヶ月半を過ぎている。その後も商品の数を増やした。さまざまな商品でNFTマーケットのマーケテイングを行うことが目的だからである。現在リリース中のNFTは次の通り

 

Healing pictures Dusk3Dusk3
Dusk in East Atlantic 0.04ETH (10個)
Healing pictures Dusk3Mountain_sample
Mountains of Tsugaike plateau 0.04ETH (10個)
Yui Little lovers 2ndLl2_large
Yui Little lovers 2nd 0.05TH (10個);
Little Lovers 1Ll1_large
Little Lovers 1 0.05TH (10個);

 これ以外にこれは画像のみminting したコレクションは以下の通り

Ll13
little lovers-1 memories collection
各0.025TH
Yui2
little lovers 2nd Yui_memories
各0.025TH

結論からいおう 

まだ1つも売れていない (T_T)

最初の2つの風景は完全に実験的なNFTで特にDusk in East AtlanticはSNSでは結構「イイネ!」をもらっているのだがなかなか難しい。

Little Lovers関係は発売したセクションも今はなくスタッフはチリじりバラバラの状態なので、今はコンテンツを実質私が管理しているので今回のNFTの実験リリースに利用させていただいた。マーケットを見る限りキャラクターものの方が売れるのではないかという風にも思えたのである。

また市場が主に海外の為日本のマンガ文化的なイラストが好まれるのではないかという思いもあった。日本のマンガ人気は日本人が理解する以上に根強いものがあるからである。Little Lovers関係のリリースは2週間ほど前にリリースしているがとにかくNFT販売に関して苦労しているのは次の2点

1.NFT商品のシェア、プロモーション

NFTリリースでも例えば代表的なNFTマーケットプレイス Opensea のNFT商品数は1700万点を超える。この中から選ばれて買ってもらうのは生半可なことではない。そのため毎日のようにtwitter, Facebook, Instagramといったソーシャルメデイアの告知を行っている。(個人的な経験でいうとInstagramは怪しげな自称プロモーターの売り込みが多く、あまり作品のページビューに結び付いている印象はない。) とにかくマメにソーシャルメデイア(SNS)でのシェア拡散を続けていくしかないのだ。結構大変な作業である。

2.高すぎる「ガス代」

ガス代というのはイーサリウムを始め仮想通貨を使う際に発生する「システム料」のようなものである。これはブロックチェーンごとに価格も違うがこの「システム料」にあたる「ガス代」がNFTの多くで採用されているイーサリウムという仮想通貨で非常に高い水準に保たれている。現状をいうと6000円の買い物をするのに8000円もガス代が必要というおかしな状態になっているのだ。これを何とか解消しないとまずいし、実際これでNFT市場が少し停滞する現状になっている。

今月の5日ー8月5日にイーサリウムの新バージョン「ロンドン」が導入されて、ガス代を下げることが期待されている。だが残念ながら導入されて2週間弱、今のところアップデートの効果が出ているようにはみえないが、もうしばらく様子を見る必要があるかもしれない。そういうこともあり今NFTバイヤーの大半は様子見の状態となっている。はっきり効果がみえるのは今月末ー来月の初めくらいだともいわれているが果たしてどうなるだろうか。あるアナリストの話だと今回の新バージョンはイーサリアムの価値が上がる方向にベクトルが現在以降しているのでガス代が下がるのはもう少し先だという話もある。

いずれにせよ何とか成果を出せるように持って行きたいが、当初考えたような簡単なものではないし、NFT商品=もうかる という簡単な図式でもないようである。

 

 

8月 18, 2021 パソコン・インターネット文化・芸術 | | コメント (0)

2021年6月24日 (木)

実験発売ーNFT作品を制作し出品してみる。思った以上に悪銭苦闘(汗)

先々週の当ブログでの記事

■NFTカンファレンスNon Fungible Tokyo(オンライン)に参加ーアーチストにとって素晴らしい革命的といっていいシステム コンテンツ業界を根底から変える新パラダイムの可能性
https://kyojiohno.cocolog-nifty.com/kyoji/2021/06/post-0dca4f.html

 そこでNFTの可能性を感じましたので、とりあえず論より証拠、実際にNFT作品を作ってみてどんな感じか自分でやってみることにしました。理屈として理解しても実際に自分でやってみないと見えてこないことが多々ありますからね。

ただNFTマーケットをみると音楽関係がほとんどありません。もっといえば我々がいう一曲で「販売されている」ものはほとんどないといっていいです。それはNFTのマーケットプレイスのウエブやサーバーの環境に起因することが多いようです。

実は何社かマーケットプレイスを探しました、アメリカの大手のtreasureislandはなぜか私がインストールした仮想通貨のウオレットと相性が悪く何度やってもエラーが出てしまい(原因がわからず)また日本国内のNFTマーケットのnanakusaは登録アーチストオンリー、 もう1つcryptoはサンプル提出や申請を行いましたがリプライなし、となかなか従来のe-コマースのように気軽にコンテンツをアップロード→販売というわけにはいかないこともわかりました。やはりサブスク等より高い金額になる可能性がある、ということでハードルをそれなりに挙げているのかもしれません。いろいろと試行錯誤しているうちにopensea というマーケットプレイスで出品することができたのでここでもご紹介します。

あくまで実験出品であり実験作品であることをご留意いただきたい。トライ&エラーの一環である。

実はその後気づいたのですが、初めてやる人は イーサリウム のガス代を2回分払わないといけないため最初は出品したつもりでも実はしていなかったことがわかりました。そのため結局仮想通貨のイーサリウムを少額でも買う必要があることがわかったために完全なリスクフリーではないこともわかりました。

そのためいろいろと悪銭苦闘しましたが何とか正式に発売できました。ガス代(システム代ーともいうんでしょうか?)2回分必要ですがガス代が6月に入り暴落して助かりました。

以下今回のNFTの実験作です

 

Mountains of Tsugaike plateau

 

Mountain_sample

Tsugaike plateau

Mountains2

Photo by Kyoji Ohno: Music composed and performed by Kyoji Ohno

もう別のシリーズ

Healing pictures Dusk3

Dusk3

クロードモネの有名な絵に似てますが、例の客船の仕事をしたときに私が撮ったものです

これ以外にこの2つがあります。

Healing pictures Dusk1

Dusk_sample

Healing pictures Dusk2

Dusk2

取りあえず実際に自分でやってみないとどんな感じかわかりませんので、実験的にやってみました。
まあ仮に全然売れなかったらそれはそれ、というノリです。

今回ガス代用のイーサリウムを購入するために6000円くらい負担しました。実際にはこの半分だけで十分だったようです。
いずれにせよどういう結果になるか、ワクワクするようなしないようなww
でも新しいことする、ってこういうワクワク感がありますよね
最近こういうワクワク感が仕事にない
ただサイトはQuickTimeをサポートしていないので不本意な形での出品となりました。音楽は聴けるのですが静止画のみです。

映画関係者は動画をフルに出せるNFTサイトを探す必要がありますね。
もしかしたらまだNFTマーケットのインフラも不十分かもしれません

 

6月 24, 2021 パソコン・インターネット経済・政治・国際 | | コメント (0)

2021年6月11日 (金)

NFTカンファレンスNon Fungible Tokyo(オンライン)に参加ーアーチストにとって素晴らしい革命的といっていいシステム コンテンツ業界を根底から変える新パラダイムの可能性

以前から聞いてはいましたが、今年に入って急激な拡がりを見せているNFT (Non Fungible Token) についての大々的なイベントが開催されたので参加してみました。

Nft_event

コンテンツビジネスを根底から変える可能性があるこのシステム、これは仮想通貨の信頼性、安全性を高めるブロックチェーンという分散型ネットワークを使って主に仮想通貨の暗号化された台帳の技術で、オンラインゲームにかなり前から使われていた技術。仮想通貨は法的通貨ではありませんが、データ構造に加えて、データの管理方法にも改ざんを防ぐ仕組みを備えることによって通貨の信頼性、安全性を高めるというもの

Fig_02_02

その技術を用い「P2Pネットワーク」や「コンセンサスアルゴリズム」「スマートコントラクト」(契約の自動化システム)「偽造防止・暗号化技術」といった複数の技術の組み合わせで実現可能になるもので、NFTがそれらの技術をベースに実現可能となりました。
実は3年前から存在していた技術らしいのですが、今年に入ってから急激に広がり新たなビジネスの可能性が拡がりました。

実はこの技術でもっとも大きな恩恵を受けるのはアーチストです。イベントの導入部分にNFTで作品を発表したアーチストがパネリストとして上がったのですが、話をきいて想像以上に本当に凄いことがわかりました。

参考までに

https://www.nttdata.com/jp/ja/services/blockchain/002/

 

 一日目 

(写真が鮮明でありません、スミマセン)

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何が凄いって
「アーチストか当たり前のように自分の作品で食べていける時代」がNFTによって可能になった。
ということです。勿論有名アーチストである必要はありません。

NFT販売サイトのNanakusaの社長とそこで活躍しているアーティスト3人の話。非常に興味深かったです。

https://nanakusa.io/

ちなみにアメリカには同様なサイトとしてtreasure island というサイトがあります。

https://treasureland.market/

アート関係者 写真、CG アニメ、ゲームだけでなく役者さん、モデルさん 勿論映像や動画つきならミュージシャンも、これに挑戦しない手はないです。仮に失敗してもリスクはありません。

革命に近いことが起ころうとしています。

ブロックチェーンコンテンツ、ゲーム業界の方はよくご存知でしょうが、初日聞いて大変勉強になりました。コンテンツ業界でまた新たなパラダイムがシフトしているのを感じます。ゲームやVR.CGの分野が先行してますが、面白いのはゲーム会社でもフィルマーク等と提携してNTF事業の模索している動きがあるということ。映画制作にもNFTが絡んできますね。問題はこれがコンテンツ制作の過程に今後どう絡んでいくか、ですが…

今後デジタルコンテンツにブロックチェーンとNFTは必ず絡んでくる流れがつかめたので勉強になりました。

Nft1
一日目の最後にアーチストとバイヤーのコーナーがありました。パネリストはVRクリエイター(女性)と日本のNFTのトップバイヤーの方(写真)

これがなかなか面白かったです。バイヤーの方、結構シビアです。いい加減な出品したら買ってもらえませんね。
驚いたのはこのバイヤーの方、VR空間にギャラリー持ってるそうです。公開されてるそうです。
いずれにせよ今年、それもここ数ヶ月ですよね。こんなに動きだしたのは。コロナもあるんでしょうがオンラインストリーミング、コンテンツの産業にここ一年くらいで大きなパラダイムシフトが起きつつあるようです。

物凄い可能性を感じます。どのアーチストにもチャンスがあるということがわかって一日目が終了しました。
二日目はグローバルセッションです。

二日目

NFT 2日目
グローバルセッション、英語のみのチャンネルと同時通訳付きのチャンネルがありましたが私は英語のみの方できいていました。やはりその方が聞きやすいので..
まず海外のアーティスト2名とスイスのギャラリー経営者とのオープニングトークでした。ヨーロッパとアメリカをズームで結んだパネルデイスカッション。こういう機会が増えました。ちなみに私もズーム経由でアメリカ、ヨーロッパを同時に結んで会議することがあります。グローバルということはそういうことでもあります。

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NFTは単にアーティストの作品のマネタイズの件だけでなく国際的なアーティストのコラボレーションも推進するとの話は興味深い内容でした。
NFTがゲームをきっかけに広がったこともあって日本のマンガやアニメとのコラボレーションができるといいな、という話が出ました。日本はマンガの存在で辛うじて世界のコンテンツマーケットで相手してもらえるようです。

Nft23

パネルデイスカッションは沢山あったのですが、特にNFTの今後の展望について

(1) NFTは株のマーケットのようなマーケットの上下にこだわるのではなく、そのアーティストをサポートできるか、どうかが重要
(2) 作品の社会的評価が重要。NFTの取引が成立しただけでは単なるデータの取引が成立しただけで社会的にたいした意味はない

「文化である」という点が重要ですね。
ちなみにもう既にかなりの数の日本のアーティストがNFTに参加してるようです。乗り遅れないようにしないとですね。(^^)

閉幕近くなって思ったのは全体としてやはりゲーム会社がやはり多く、ゲームの中のアイテム、キャラのNFT化の話が多いですね。
これはオンラインゲームの今後の流れでしょうね。NFTによってゲームのビジネスモデルが変化するという話ですね。

またモデレーターが作曲家(おそらくはゲーム音楽の) のコーナーもあり私に直接関係ある音楽のNFTの可能性の話が出ました。

Nft31Nft33Nft32

音楽は残念ながらNFTではまだ目立った存在にはなっていません。しかし例えばウルトラマンのテーマのような映像と分離不可能なもの、また音楽がコレクターズアイテムになるようなコンテンツだとマーケッタブルである、ということですが、それ以外も考えられるかもしれないので、いろいろと工夫した方がいいようです。

コレクターズアイテムになりそうなものがNFTで高額で販売される可能性大、とのこと

日本はマンガ関係のコンテンツがあるので今のところNFTでは優位にたっていますね、あとウルトラマンのアイテムが海外で想像以上に強いようでバットマンと並んでいる点は驚きました。

但しいつまでその状況が続くか、ですね。最近の日本人はそういう状況にあぐらをかく傾向があるのでそれに奢らないことです。総合的には日本が後進国に堕ちたことをお忘れなく

また投資家のコーナーで「NFTはバブルなのか?」という問題提起が出ましたが、そうではないという意見が大勢を占めました。

いずれにせよ今後デジタルコンテンツの中でNFTが占める割合は大きくなることは間違いないで。そしてその恩恵を受けるアーチストが大勢出てくることはいうまでもなくとてもいいことです。今後の動向に注目したいです。

ただクリエイターの端くれとしてNFTへの理解を高めるためにも実際に作って出品してみることはやってみようと思います。音楽だけ、という出品は殆どありませんが、映像や絵画等と結びつけてやってみる、ということは考えてみようと思います。NFTはコラボレーションを寧ろ呼び起こすシステムのような気がしますので..

 

 

6月 11, 2021 パソコン・インターネットイベント・コンサート17- | | コメント (0)

2021年5月29日 (土)

やはり今はエンタテインメントの大変革期ーサブスクだけでなくNFTのエンタテインメントを大きく変える可能性について

このブログをよく読んでいいただいている方がいらっしゃれば私は音楽の方で各サブスクリプションのプラットホームにおけるストリーミングのプロモーションにエネルギーを投入していることはおわかりだと思う。日本国内ではいまだ主流になっているといい難いが(日本ではいまだCDが主流ーおそらく世界で唯一CDにこだわっている国といっていい)全世界的には完全に音楽やエンタテインメントの世界ではパラダイムがシフトしており、サブスクのプロモーションはやはり全精力を投入していこうと考えている。まだ私が考えているレベルには程遠いががんばっていくしかあるまい。

一方では今新たなものが注目を浴びている。そしてそれがエンタテインメントの世界をさらに大きく変えるかもしれないのだ。

今ビットコインの関連で今世界的にNFT(Non-Fungible Token:非代替性トークン)が大きな注目をあびている。

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コピーが容易なデジタルデータに対し、唯一無二な資産的価値を付与し、新たな売買市場を生み出す技術で、やや乱暴かもしれないがビットコインシステムの中の「オークション」のようなもので、魅力的なコンテンツ、面白いコンテンツであれば高額で売り出すことができるシステムである。

既存のインターネットのコンテンツのプラットホームはサブスクリプションのプラットホームを見ればわかるようにコンテンツの単価を下げる方向にベクトルが動く。そもそもパッケージからダウンロードだけでも1ケタ下がり(1000円単位から150円)そしてサブスクストリーミングにいたっては1回再生で1円にも満たない(多くは0.5円、Spotifyなどは平均0.3円に過ぎない)

しかしNFTはオークションのシステムなので逆に価格が上がる方向にベクトルが動く。 

実際あるグラビアアイドルが自分のグラビア写真をNFTにかけ900万円の価格がついたという例がある。

元セクシー女優・上原亜衣の画像に計900万円。本人が語る「NFT」の実力とは
https://nikkan-spa.jp/1756310/amp

オークションなので有名人やグラビア系、場合によってはAV系といった人たちがNFT用のコンテンツとして有利かもしれないが、勿論人を引き付ける魅力的なコンテンツをクリエイトできるのであれば誰にでもチャンスはある。

NFTについては今までのITプラットホームにはないある種の可能性を感じる。

そのNFTの公式HPオープンにあわせてのイベントが開催されるという。私もまだ完全にNFTを理解したわけではないのだが、参加してみようと思っている。

新しいエンタテインメント産業の在り方の可能性があることは確かなようだ。

Day1:6月10日(木)11時40分~19時30分

Day2:6月11日(金)11時40分~19時30分

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000053581.html

 尚、NFTが何かわからない方はこちらをご覧ください

https://www.sbbit.jp/article/fj/60992

 

5月 29, 2021 パソコン・インターネット文化・芸術経済・政治・国際 | | コメント (0)

2021年5月11日 (火)

新作リリース"So Happy Dream"と「愛犬と飼い主のためのサブスクのプレイリスト」作成のお知らせ

大分前にやった仕事ですが、業務用ノルバサンシャンプーのキャンペーンソングとして"So happy Dream"という曲を書きました。

■大野恭史の最新作"So happy Dream"公開と作品とマーケテイングの背景 https://kyojiohno.cocolog-nifty.com/kyoji/2013/04/so-happy-dream-.html

その後CDも作ったりしたのですが、昨今のサブスクリリースが続いたこともあり、このまま「引き出しにしまう」よりはサブスクリプションのプラットホームにて公開した方がいいと考えました。

Sohappydream_jacket_b
>  

 また3月24日にリリースされました小生の旧作"Pet Music"と合わせてSo Happy Dream"を含め「Pet Music playlist for dogs and owner/愛犬と飼い主のためのプレイリスト」を作りました。

Pet Music playlist for dogs and owner/愛犬と飼い主のためのプレイリスト

 

愛犬と飼い主で楽しむ音楽のプレイリストです。是非お楽しみください

 

 

 

5月 11, 2021 パソコン・インターネット音楽16-23 | | コメント (0)

2021年4月 9日 (金)

ビクターエンタテインメントの大野作品の旧作ーサイコジェネシス他ヒーリング音楽アルバムを中心とした25タイトルのリリース詳細

前の記事でも触れましたがかつて私がビクターエンタテインメントでリリースしていたサイコジェネシスシリーズを始めヒーリング関係のアルバムがさる3月24日に各サブスクリプションのプラットホームにてリリースされました。

https://www.jvcmusic.co.jp/-/Newrelease/90.html#/20210301/20210331

再リリースの詳細についてまだ書いていなかったので、改めて書こうと思いますが、なにせ25タイトルもありますので一度に書くのは大変です。しかもアルバムによっては音源、作品がかなり重複している部分があります。特に下記の健康盤についてですが、これらは一度サイコジェネシスが事情により販売中止(某オウム事件の影響ですが..)で出し直したものなので音源的には寧ろオリジナルはサイコジェネシスであります。

当時の世相で「サイコジェネシス」というネーミングが某カルト宗教を連想させる、ということで1996年に「健康盤」という名前で再リリースされたという事情があります。

Kenkoban1

Kenkoban2

よって「健康盤」のご紹介は割愛させていただきます。(7枚もあるのですが...)
また「ペットミュージック」の「リラックス」と「エンジョイ」の2枚、ならびに<COLEZO!>ストレス解消は既存の商品ですのでこれも割愛させていただきます。(「万引き防止」の2枚も事情により割愛させていただきます)

4

というわけで以下の旧作13枚のご紹介です。

Sleep
サイコジェネシス・シリーズ 眠り(NEMURI)
Meditation
サイコジェネシス・シリーズ 瞑想
Spotify_20210408224901 Spotify_20210408224901
Applemusic_20210408225001 Applemusic_20210408225001
Amazonmusic_20210408224901 Amazonmusic_20210408224901
大野の実質的にメジャーデビュー作となった眠りの音楽。100人の被験者に聴かせ8割が寝たというデータがあり、CDとしてもヒーリングものとしてはベストセラー級の売り上げを記録しました。 立体音響の録音の自然音によるデイープなメディテ―ション音楽
Kakusei
サイコジェネシス・シリーズ 覚醒(KAKUSEI)
Kutsurogi
サイコジェネシス・シリーズ くつろぎ(KUTSUROGI)
Spotify_20210408224901 Spotify_20210408224901
Applemusic_20210408225001 Applemusic_20210408225001
Amazonmusic_20210408224901 Amazonmusic_20210408224901
左右の急速なパニングによる実験的な環境音楽。一部の方から熱烈な支持を受けた作品です。 くつろぎー実質的に大野のニューエージアルバムになっています。
Nemuri_ac_20210409111401
マインド・コントロール・ミュージック 「眠り」
Acstress_20210409111401
マインド・コントロール・ミュージック 「ストレス解消」
Spotify_20210408224901 Spotify_20210408224901
Applemusic_20210408225001 Applemusic_20210408225001
Amazonmusic_20210408224901 Amazonmusic_20210408224901
スリーピングミュージックの続編ならびにアコ―ステイックアレンジ。特にスリーピングミュージックNo.3は好評でした。 アコ―ステイックな「ストレス解消」。完全にニューエージアルバムとして制作しております。
Mezame_20210409111401
マインド・コントロール・ミュージック 「目覚め」
Nagusame_20210409111501
マインド・コントロール・ミュージック 「慰め」
Spotify_20210408224901 Spotify_20210408224901
Applemusic_20210408225001 Applemusic_20210408225001
Amazonmusic_20210408224901 Amazonmusic_20210408224901
朝のアコ―ステイック音楽として作りました。ほどよい「目覚め」になれば幸いです。 悲しみから慰めという音楽療法的な編成になっています。
91vm2vcy7cl_ss500__20210409111501
マインド・コントロール・ミュージック 「ダイエット」
Ecstacy_20210409111501
マインド・コントロール・ミュージック 「Ecstasy」
Spotify_20210408224901 Spotify_20210408224901
Applemusic_20210408225001 Applemusic_20210408225001
Amazonmusic_20210408224901 Amazonmusic_20210408224901
美容用の音楽として作りました。「目覚め」と違い夜のイメージで制作しております。 大野恭史のテクノアルバムとして作りました。手塚眞のビデオ作品"Opheria" "Salome"のサウンドトラックとして作ってます。

リラックスイリュージョン

単なる自然音?いや音響系? 実は自然音の中にメロデイが隠されています、究極の癒しのCDとして作りました。一般向けのヒーリングではないですが、是非聴いてみて下さい

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リラックス イリュージョン ~FOREST 森
Stream_20210409111501
リラックス イリュージョン ~STREAM せせらぎ
Wave_20210409111501
リラックス イリュージョン ~WAVE さざなみ
Spotify_20210408224901 Spotify_20210408224901 Spotify_20210408224901
Applemusic_20210408225001 Applemusic_20210408225001 Applemusic_20210408225001
Amazonmusic_20210408224901 Amazonmusic_20210408224901 Amazonmusic_20210408224901

上記以外の旧作もございますが、音源の面で重複しておりますので、ビクターエンタテインメントの公式サイトのリンクのみ提示しておきます。

健康盤 快眠

健康盤 美身

健康盤 爽快

健康盤 集中

健康盤 気力

健康盤 実力

健康盤 心身解放

既にCDとしてリリース中のもの

<COLEZO!>ストレス解消

ペットミュージック

 

以上沢山ありますが、自分に合いそうなアルバムを聴いてみて下さい。

よろしくお願いします

 

 

4月 9, 2021 パソコン・インターネット音楽16-23 | | コメント (0)

2021年4月 4日 (日)

昔のビクターエンタテインメントのサブスク復刻リリースに基づき新たなプレイリストを作りました

プライベートな事情等いろいろあって告知が遅れましたが、かつて私がビクターエンタテインメントでリリースしていたサイコジェネシスシリーズを始めヒーリング関係のアルバムがさる3月24日に各サブスクリプションのプラットホームにてリリースされました。

https://www.jvcmusic.co.jp/-/Newrelease/90.html#/20210301/20210331

Jvc_release2 Jvc_release1
Jvc_release3  

トータル25タイトルのアルバムが数十年ぶりに復活したことになります。私にとってはまさに失ったものを取り戻せたような感覚になります。

そしてそれらのサブスクリリースに基づいて主にSpotifyとAppleMusicにてプレイリストを作りました。

サブスクをプロモーションするにあたってプレイリストでいかに再生されるか、再生回数を稼げるかが重要なポイントになります。今回はユーザーにとっていかに「使いやすい(聴きやすい)」プレイリストを作るか、について重点をおき、作成しました。

まずは新規プレイリストとしまして以下の5つのプレイリストをご紹介します。

 

1.眠りのプレイリストーMusic for sleeping. (ヒーリング)

眠りを誘発する音楽のプレイリストです。このプレイリストは音量はやや小さめに、就寝時にお聴き下さい。
是非お試しになって下さい

2.Deep Relaxation. . (ヒーリング)

濃いアンビエントのプレイリストです。立体音像と空間を意識したスペーシーな音楽です

3. Acoustic Relaxation.(ヒーリング)

昔のアコースティック作品を中心にプレイリストを作りました。よろしければお聴き下さい

4. Kyoji Ohno's Film music works..(映画劇伴音楽)

私大野がここ10年ほどの映画、ドラマ用に作曲した拙作の中から厳選した映画劇伴音楽作品のリリースした音源に別の映画関係に使用した音源を加えてプレイリストです。

5. Kyoji's Club Music(クラブ音楽)

既にリリース済のアルバム"metanature "と先日再リリースした「エクスタシー」によるクラブテクノ系作品のプレイリストです。

サブスクリリースを成功させるためにはリリースした作品をいかに多くの人の個人のプレイリストの中に入れてもらうか、というのがきーポイントになりますが、今回とりわけ「眠り」や「リラクゼーション」に関してはプレイリストの編成そのものをプロモート拡散させようという考えでおります。

是非皆さんにはこのプレイリストを聴いていただき、このプレイリストそのものを何回も聴いていただくようにお願いできればと思います。特に不眠症の方がいらっしゃれば是非この眠りのプレイリストーMusic for sleeping をお試しくだされば幸いです。特Sleeping Music No.1はある調査で8割の方が寝たというデータがございます。

日本国内ではいまだCDパッケージを商品の中心に、という考え方に固執する向きが強いです。また日本人はまだ国内向けという発想しかできない人も多いです。でもサブスクは基本的に全世界がマーケットであり全世界の人に聞いてもらう(=再生回数を稼ぐ=お金になる)という発想でないと成功しません。そのためには日本人自身の意識改革が必要だと思います。実際問題としてサブスクのプロモーションしてるといかに日本が全世界から遅れているかを痛感します。その意味でもこのサブスクのプロモーションには今後も力をいれていきたいと考えております。

参考記事:https://realsound.jp/2021/04/post-734706.html?

まあ昨日映画監督の庵野秀明氏が「シン・仮面ライダー」の制作の発表をしましたが、私はシン日本の音楽産業の構築」を目指しましょうかね。

私のいう「シン日本の音楽産業」とは以下のようなものです。

1.業界構造の面でもコンテンツの内容的にも「ガラパゴス」でない音楽産業

2.最初から『世界中』をマーケットとしている商品コンテンツ

3.作品のクオリティ、スキルの面でもワールドクラスの作品と肩を並べる内容のもの

新年度に入り、その活動内容についてこの方向で徹底しようと思います。

 

 

4月 4, 2021 パソコン・インターネット音楽16-23 | | コメント (0)

2021年3月22日 (月)

大野の映画映像音楽を厳選20曲のサブスクリリース

既にお知らせしたとおり最近10年の間に作曲した映画やドラマの音楽を10曲ずつのアルバムにしました。一昨日の3月20日にリリースしました。

Waltz for My Love
Waltz_for_my_love_20210322104301
1.moshimo to my love 映画「もしもに愛を」より
2.pizzicatto humor3 映画「雷蔵と笑い水」より
3.pizzicatto humor4 映画「中野JKー退屈な休日」より
4.pizzicatto humor5 テレビドラマ「鉄子の育て方」より
5.solitude 教育映像「いじめと戦おう」より
6.tema triste.vers2{悲しみのテーマ) 映画「俺たちの世界」より
7.Tetsuko tema テレビドラマ「鉄子の育て方」より
8.Tomurai 映画「弔い」より
9.Waltz for my love 映画「サメロメ」より
10.Yamaoni 短篇アニメ「Yamaoni」より
サブスクリプション Subscription
Memories of Tomurai

Memories_tomurai_20210322104301

1.Adagio  
2.battle scene3  
3.Battlescene tema  
4.friends 映画「海に浮かぶ月」より
5.Homage to Morriconne 映画「銀幕彩日」より
6.in.danger 映画「俺たちの世界」より
7.issues approaching 教育映像「いじめと戦おう」より
8.Memoories Tomurai 映画「弔い」より
9.moshimo 映画「もしもに愛を」より
10.moshimo tema 映画「もしもに愛を」より
サブスクリプション Subscription

上記の音源の放送メデイア、ソーシャルメデイア(SNS)その他の動画へのライセンシングを受け付けております。この音楽を皆様の今後の作品に使いたいとお考えの方、ご興味ある方はヴェイス・ミュージック・パブリッシング株式会社
https://vmp.co.jp/contact/
もしくは info@vmp.co.jp までお問い合わせください

 

3月 22, 2021 パソコン・インターネット音楽16-23 | | コメント (0)

2021年3月18日 (木)

大野恭史 2021年3月、続々サブスクリリースのお知らせ

世界的に音楽産業の変化の波が押し寄せている現状,日本だけが世界のパラダイムシフトに関して置いて行かれている現状であることは既に何回もこのブログで述べております。

サブスクに関する強化はちょうど1年前、コロナウイルスのパンデミックが本格的に始まってからイベントもできない状況からサブスクの強化に励んできました。そしてそれはおかげさまで一定の成果は出始めたのですが他の日本ミュージシャンたちを見るとまだCD中心に考えてサブスクにあまり関心がないようにみえます。正直私一人だけ日本の音楽界では完全に浮いている感じです。

しかしそんな中、私の作品の多くを今月サブスクリリースすることになりました。まず手始めに先週リリースしたばかりですが、かつて一世を風靡した恋愛シミュレーションゲーム "Little Lovers 2nd"のテーマ曲を本日再リリース。ゲームのファンの間では絶大な支持をいただいた「明日への扉」 Yui Little Lovers 2nd リリースされました。

App Icon Apple Music

これ以外にも実は自分でも驚くほどのリリースが続きます

ここ10年くらいに作った映画劇伴音楽が3月20日にサブスクでリリース されます。アルバムとしては2タイトルありますが、共に10曲ずつ入っております

Waltz_for_my_love_20210317235001
Waltz for My Love
Memories_tomurai_20210317235001

https://www.tunecore.co.jp/artists/Kyoji-Ohno

3月20日 Spotify , Apple Music, Amazon Music その他大手サブスクリプションサービスからリリースされます!

 次は大野の本当に久しぶりのアンビエントアルバムです。ストレスで疲れた方、眠れない方のためのアルバムです。

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Consolation and Peace

試聴その他はこちら
https://kyoji.hearnow.com/

3月21日 Spotify , Apple Music, Amazon Music その他大手サブスクリプションサービスからリリースされます!

実はそれだけではありませんでした。実はSpotify for Artists というSpotifyのストリーミングデーターを管理するアプリを見てわかったことですが、実は..

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何と昔のJVCの私の作品がSpotify for Artistの"Upcoming"(近日リリース)のラインアップに入っていました。これはJVCでリリースしているのでしょうか、と昔のビクターエンタテインメントの関係者に確認しました。

そしてそれが事実であることがわかりました。多くは一旦廃盤になってしまったアルバムなので、まるで失ったものが一気に取り戻せるといった感じです。

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これにはさすがの私も驚きました。3月24日にリリースということだそうです。

本日ビクターエンタテインメントの担当者の方とズームで打ち合わせを行い、アンビエント関係はビクターエンタテインメントさんと共同でプレイリストプロモーションを行うことで合意しました。

 再生回数を可能な限り増やします。一人よりチームでやった方がいいに決まっていますからね

とにかく全く予期しないことでしたが、私の作品の大半が結果として今月サブスクでリリース、ということになりました。本格的に新しいパラダイムの時代に入ったということができます。さすがにこういうことは小生の経験でも過去ございません。それだけに興奮しております。
よろしくお願いします

 

 

3月 18, 2021 パソコン・インターネット音楽16-23 | | コメント (0)

2021年3月12日 (金)

今月拙作のサブスク続々リリース準備作業中に日本のレコード会社もいよいよ軸足を本格的にサブスクに移すことが判明した点

先日今年はサブスクリリースを大幅に増やす旨を当ブログに書いた。

コロナ禍の中、サブスク強化の日々ー今年はサブスクリリース数を大幅に増やします。
https://kyojiohno.cocolog-nifty.com/kyoji/2021/02/post-23352c.html

後程詳細に伝えるが、まず3月20日に私がここ10年+α くらいに映画やドラマのために制作した劇伴の音楽の中の20曲をサブスクリリースすることになった。

10曲単位でアルバムになり20曲リリースされる

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 Waltz for my love3月20日リリース

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 Memories of Tomurai3月20日リリース

そして私の19年ぶりのアンビエントのアルバム ”Consolation and peace" 3月21日にリリースされる

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過去3回のリリースではSpotifyの公式プレイリスト編集担当者(Editorial)への提出ができなかったが、今回4回目の正直でそれができた。但しEditorialに提出したからSpotifyの公式プレイリストに入るとは限らないが...

あとそれ以外に以前リリースしていたのだが事情により一旦リリースをとめた小生作曲の人気曲 Little Lovers 2nd 「明日への扉」も昨日の3月11日にリリースされた。勿論Spotify , Apple Music. Amazonといったプラットホームで配信中である。


Spotify


Apple Music

だが本日たまたまSpotify for Artist を見ていたら驚くべきことを発見した 

Spotify for Artistの"Upcoming" (リリース予定)を見て過去私がリリースしたJVCの作品が揃って3月24日にリリースされる、となっていたのだ。たまたま近々リリースする予定の先の2タイトルのその後の状況についてみていたのだが、みていたら昔なつかしいジャケットがSpotify for Artistの"Upcoming"の画面に並んでいる。

一瞬目を疑った。

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多くは一旦廃盤になってしまったアルバムである。すぐにビクターエンタテインメントの関係者に確認したが、どうやら本当らしいことがわかった。過去の私の作品の懐かしいジャケットがダーッと並んでいた...

つまり2021年の3月に新譜や再リリースを含めて拙作の大半が大半が今月だけでリリース、という考えもしなかった事態になる。

これにはさすがの私も驚いた。

これならプレイリストを共同で作るとかプロモーションする、とかいろいろとできますし、私自身もモーテイベーションが大いに上がろうというものだ。過去の私の作品と今回出る新譜とでかなりバラエテイに富むプレイリストを作ることができる。

それにしてもあれほどCDにこだわっていた日本のレコードメーカーがいよいよサブスク、ストリーミングに軸足を本格的に移すことが判明した。遅まきながら本格的なパラダイムシフトが日本でも起きることになりそうである。

コロナ禍になりイベントもできない状況からサブスクの強化に励んできて一定の成果は出始めたが他の日本のミュージシャンたちを見るとまだCD中心に考えてサブスクにあまり関心がないようにみえる。私一人だけ日本の音楽界では完全に浮いている感じ。でも世界の状況を見ると日本の方が異常だ。

だがこの状況はそんな日本のミュージシャンたちも意識改革をせざるを無くなると思います。なんせCD時代とあらゆることが根本的にかわるのだから..

いよいよ日本でも新時代到来である!!

 

 

3月 12, 2021 パソコン・インターネット音楽16-23 | | コメント (0)

2021年2月28日 (日)

SNSは「第二フェーズに入った?」情報やコンテンツ革命がいよいよ本格的に始まる.. かもしれない

先日より不定期だがクラブハウスの「ルーム」のいくつかに参加している。まだ参加して一か月程度だが、クラブハウスは今までのSNSと比べてもいろんなことが違う。音声のみのSNSで会話のみのSNS。会話はサイトに残らずユーザーはその会話を何らかの方法で記録したりメモしたりすることは禁止されている。つまりリアルタイムオンリーのSNSである。

そのため音声の残らない、テキストデータも残らないことから、「炎上」は起き辛くデータが残らないからtwitterfacebookのようにシェアは不可能である。
既存のSNSの代表格のtwitterfacebookなどは参加者の発言の内容によって炎上が起きたりする。私自身も失敗したり酷い目にあったりした経験があるがこのクラブハウスはそういうリスクは既存のSNSと比べると極めて低いと思う。その辺りを考えるとSNSが出現して15-6年、SNSは新しい「第二フェーズ」に入ったのではないか、という気がしている。

Clubhouse

以前このブログで情報革命、もしくはIT革命について述べた記事があった。

■死語とされている"IT革命”という言葉
https://kyojiohno.cocolog-nifty.com/kyoji/2009/08/it-f819.html

実際にはこの風潮に反論するがごとくピータードラッカーの本を引用してこういう記事があったことも述べた。

ITによる革命は緒に就いたばかり 」と主張する本が現れていた。
テクノロジストの条件 (はじめて読むドラッカー (技術編)上田惇生編訳、ダイアモンド社)  である。2年くらい前の記事だが非常に参考にはなった。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20070601/273297/?ST=biz_biz&P=1

この本の詳細はここで触れるつもりはないが、この本の中で情報革命は必ず起きるといってその原動力がEコマースになると云っている。

だが私はSNSも同じくらい革命を起こす可能性を感じている。
実際昔は某D通が完全にシャットダウンしていたハリウッドや海外映画のオーデイションも今SNSを通じて容易に参加できるようになったし、海外の有名人とも接触できる可能性もある。作品制作もボーダーレスになりSNSで情報を探すとかなりすごいことが水面下で起きているのを感じている。

また情報革命はコンテンツ革命ではないかと考えている。今クラブハウスという新たなソーシャルメデイアが生まれそれがまさに進行しているように思う。

SNSがエンタテインメント産業に大きな変化をもたらす可能性はやはり否定できないと思う。それも業界のシステムを根底から覆す可能性を感じる。

特にクラブハウスで特筆すべきは世界的な有名人が参加していて、その人物と同じ「ルーム」に参加してじかに肉声を聴くことができることだ。そういうルームは参加者が他のルームと比べてもけた違いに参加者が多いのでめったにそういう機会に恵まれないが、実際に直接参加者がその有名人に直接質問したりその他の話をすることもできる。

ここ1-2週間でルームを開いた有名人は以下の通り

・俳優:浅野忠信

・ハリウッド映画監督:フランク コラチ(ウエデイングシンガー)

・元NFLのクオーターバック:イーライ マニング

・俳優:ジャレッド レト

・メジャーリーガー選手:ダルビッシュ有

twitterfacebookのようにテキストでのやりとりではなく、実際に会話もするのでまるで本当に電話で話をしているような錯覚にも陥る。話を聴くだけでもいいが、ただ聴いている時はまるでラジオを聴いている気分になる。

参加する有名人からも会話等は残らないので炎上や非難といった余計なことがおきる心配もなくなる。その関係もあって他のSNSと比べれば参加しやすいだろう。

ちなみにtwitterfacebookのアーチストの「公式」なものはたいていの場合アーチストが所属する事務所、エージェントが管理していることが多い。炎上のリスクを考えるとアーチストを守るのに必要な処置であろう。
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むろん異論がある人もいるだろうが、クラブハウスの出現でSNSは「第二フェーズ」の時代に移ったのではないかと考える。今後このクラブハウスを始めとする「第二フェーズ」のSNSが文化、芸術、コンテンツ全般にどう影響していくのか。
大変面白いところだと考える。

 

 

 

2月 28, 2021 パソコン・インターネット文化・芸術 | | コメント (0)

2021年2月21日 (日)

コロナ禍の中、サブスク強化の日々ー今年はサブスクリリース数を大幅に増やします。

緊急事態宣言が発令されてから1か月半。東京ではいまだ新規感染者が百人単位で発生し、医療現場のひっ迫の状況は改善されておりません。

エンタテインメント関係は撮影もライブも音楽制作も思うようにできない状況が続いてます。その中で昨年のコロナのパンデミックが日本を含む世界に広がろうとしているころから、日本の音楽関係者が世界から大きく遅れているサブスク関係の強化を図っていました。実際CDbabyその他経由で過去の音源のいくつかをリリースしていたのですが、インストが多かったこともありましたが正直ほぼやっていないに等しい状況でした。

しかしコロナでライブ活動、その他制作がほぼできない状態になり、音楽家としてはこのサブスクを強化することで何とか活路を見出すしかない、という点、そして何よりも音楽の世界のパラダイムシフトが起きている状況で全く新たなノウハウを取得する必然性を感じたこともあります。一年間やってきましてようやく一定の再生回数を得ることはできました。

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これはAppleで3つの再生回数を稼げるplaylist, Spotifyで4つのPlaylistに参加することによって再生回数を得られていますが正直そろそろ限界を感じています。といいますのはPlaylistチームに参加で再生回数を稼ぐのはある意味自転車操業に参加しているようなもので、リスナーの反響がよくて増えているというのは違うからです。

Playlistチーム参加の目的は再生回数を稼ぐことによってSpotifyやApple Musicのプラットホームのアルゴリズムを刺激することが目的でした。確かに一定の成果は出ていますが私が期待したレベルには程遠いので少し考えを改める必要性を感じました。

何の話をしているかわからない人も少なくないと思いますので以下の記事をよろしければお読みください

■サブスク再生回数強化作戦 実行

https://kyojiohno.cocolog-nifty.com/kyoji/2020/03/post-f0ef1e.html

■サブスク再生回数強化作戦 奮戦日記その2

https://kyojiohno.cocolog-nifty.com/kyoji/2020/05/post-8d648d.html

やはりこれではいけない、ということで方策を考えました。

(1)ファンベースを育てる

実はMy space経由で海外の私の音楽ファンの方がこのサイトで作品を出すように勧めてくれました。

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ナンバーワンミュージック

https://www.n1m.com/Iyashichannel

正直最初はこのサイトの意味がわからなかったんですが、やっているうちに見えてきました。つまりこれはサブスクやストリーミングのファンベース獲得用のツールに使える、という点です。

各トラックにはSpotify Apple Music とAmazonとの直接リンクを入れることができるようになっており、同時にここで公開しているトラックのリスナーの反応を直接聞くことができます。このサイトも例によって日本人は殆どいなくて全世界の人が聴いてくれています。日本人の大多数はいまだにきがついていませんが、今世界では従来の音楽業界とは根本的に違う動きがものすごい勢いで動いています。日本は完全に世界から置いて行かれていますね

ここには最近10年くらいに作った私のアンビエント系、環境音楽を公開していましたが、その反応が予想以上にいいので近々それらをサブスクリリースしようと思っています。環境音楽/ヒーリングはサブスクには向かない、という話は聞いたことはありますが、そこはプレイリストその他の工夫で出してみようと思います。とにかく頭を使う事です。まあ1億回再生は難しいかもしれませんがうたものが2曲(いち一曲は一旦ダウンロードでリリースして、サブスクで再リリース)
そして環境音楽(アンビエント)を6曲リリースしようと思います。

(2)リリース数を増やす

サブスクリプションによる1回の再生は0.5円にも満たない場合が多いのでそこが日本の音楽関係者が二の足を踏む原因になっています。しかし従来のCD等と比べるとリリースのハードルは低く、基本的にはアカウントや窓口さえあれば誰でも自由にリリースできます。

変な話レコード会社とか音楽事務所とか通す必要など全くありません。プロモーションもSNSやウエブが中心なので、あとはハズる方法を考えればいいのです。その辺りのノウハウは日本の音楽事務所の方々を見ると持っていないところが殆どだと思います。

そういうことでこれから上記のナンバーワンミュージックでの好評のトラック、そしてちょうど過去の劇伴の音源をまとめてメディア用の音源ライセンシング並びに各サブスクストリーミングサービスにリリースするお話をいただいたので曲の選定作業及び編集を行いました。

Sabusuku

音源はいずれも私が映画、教育映像、もしくはドラマに実際に使用したものばかりで私自身が権利をもっている音源全ジャンル100曲は提出しようと作業し、何とか100曲揃えました。全部ではないかもしれませんが多くはサブスクでもリリースする予定です。まあその前に窓口に入っている音楽出版社からどういう反応がかえってくるか、ですが..

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日本の音楽関係者の間ではいまだにサブスク、ストリーミングに対してネガテイブな反応をする人が多いように思います。それはある意味日本だけの市場でも中途半端にやって行けてしまった時代があまりにも長すぎたためだと思います。

また日本の音楽関係者がCDに固執する理由として業界のトップの支配構造がCDの流通を中心に音楽業界の既得権益が存在してきた点もあります。つまりその権益で食べている人たちが確実に存在し、その権益によって業界全体を支配する構造が存在したからで、日本でサブスクがなかなか定着しないのはその理由の方が多いかもしれません。

先日クラブハウスのルームを覗いたら音楽関係者のスピーカーになり、この記事で書いていたことを述べましたが一部の方は興味をもっていましたが、またすぐ日本の音楽の世界のみの話に戻ってしまいましたね。やはり日本人の意識改革も大きな課題になるかと思います。

くどいようですが、本当に今の日本、世界から置いて行かれていますよ。

もっとも日本の音楽関係者をみていると「自分たちはガラパゴスでいいんだ」と考えているとしか思えない人たちが多いのが悲しいですが..

 

2月 21, 2021 パソコン・インターネット音楽16-23 | | コメント (0)

2021年2月 6日 (土)

クラブハウスのエンタテイメントへの有効活用の可能性

先月(2021年1月)サービス開始されたクラブハウス。

有名人がアカウントを取ったということもあってここ二週間ほどで日本でも急激に広がったが、私も先週から招待され使い始めた。

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アカウントの初心者の時点では2人しか招待することができず、今のところiPhone所有者のみ対象だが、それでも日本人は「流行りもの」に弱いのかみるみるうちに参加者が増殖していった。

招待には相手の電話番号が必要。機種によって違うんだろうが私は招待相手に国番号を入れないとダメだった。結構ここの部分で苦労した。

このクラブハウスは従来のSNSと大きく違う

それは

1.音声のみのSNS。つまりプロフィール部分以外にはテキストを打ち込むことはない。会話のみなので、電話のみで使用する。

2.ルーム(会話するスペース)では音声等のデータは残らない(但しセキュリテイの理由でクラブハウスのサーバーには録音されているようである。)そのためルームでの会話の内容をシェア拡散することはできない

シェア拡散ができない、ということでおそらくこのSNSが発端で炎上、というのは起こらない、少なくとも起こり辛いということはいえる。もっとはっきりいえば、ネットで他人を攻撃したり等、憂さ晴らししたい連中にとっては使い辛いSNSだろう。そんな人間はそもそもネットでは百害あって一利ない連中である。

Clubhouseには参加者自身が立ち上げられる「ルーム」のようなものがあり、その「ルーム」に自分をフォローする人を参加できるようにする。「公開」のルームの場合は自分がフォローしていない人も参加できる。そこで音声による「会話」を楽しむSNSである。

「ルーム」の会話は表示されないためユーザーは後で内容を確認できない。つまりリアルタイムでその時にしか「ルーム」での会話に参加できない。つまりリアルタイムオンリーのSNSである。

このように従来のSNSとは大きく違うクラブハウス。そのため招待されたはいいが、どう使っていいかわからない、という人が多かった。

そこで特に映画、音楽等のクリエイター、アーチストの関係者向けに昨日クラブハウス内で以下のイベントを開催した

Img_7336

とにかく急激に参加者が日本でも増えて、一時サーバーダウンするくらいの事態が発生した。

現在まだ日本でのサービスは公式には始まっていない。そのため現時点ではメニューも日本語バージョンのものがないが、日本人のユーザーが増えればそう遠くないうちにできるだろう。

さて、いろんなルームを除いて実際会話等をきいてみて感じたのは自分が喋らずに聴いていると昔のAMラジオを聴いている気分になる。たぶん音質は電話仕様だろうが、クラブハウスは「会話モード」と「音楽モード」の2種類があるようで「音楽モード」では「会話モード」より帯域は少しよくなっても結局モノラルらしい。

今時音楽でモノラル??となるとちょっと厳しいがそれは今後改善されていくのではないか、と考える。知り合いのミュージシャンで何人かテストライブを行っている人が何人かいたが、(遠隔ライブでYamahaのシンクルームを使用)やはり人からお金を取ってのコンサートというのは現時点では難しい、という印象だ。ただこの環境をクラブハウスが改善せずに続けるというのも考えにくいので今後の動向を見てみたいとは思う。

ルームでの会話はユーザー側で録音するのは規定違反なので、実際のルームでの会話内容はメモ書きの域を出ないが、クラブハウスでできるアイデアで以下のものが揚がった。

1.ラジオ番組風のルーム

2.ナレーターや役者さんのデモ、ワークショップ(役者さんのセリフ読み合わせ等)

3.ラジオドラマ制作 

4.アーチストのファンクラブのルーム(アイドル、声優その他)

5.クリエイターのブレストその他の会議 MTG

音楽に向く環境が整ったという条件で

・ミュージシャンのライブ

尚、具体的な時期は不明だし未確認な情報だがクラブハウスは近日有料サービスになる、という話がある。それは全会員に対するものなのか、特定のサービスを使う時に発生するものなのか、今後の動向を注目したい。

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今後このクラブハウスがクリエイター、アーチストにとってどういうソーシャルメデイアになるのか。非常に興味深いところである 

 

 

 

2月 6, 2021 パソコン・インターネット | | コメント (0)

2020年10月13日 (火)

サブスク(定額制音楽配信サービス)に関する日本と世界との意識のずれ

当ブログの記事を読んでいただければわかるが、私は3月くらいからサブスクリプションに関するセルフプロモーションを行っている。正直今ある数字の壁で伸び悩んでいるが今年の初めと比べれば格段に違っている。とはいえSpotifyは最近やや苦戦

Scsho101201

Scshi101202

サブスク(定額制音楽配信サービス)というのは一回再生されることでアーチストの収入になるのだが、実は大きな格差がある。

Apple Music 一回再生1円
Spotify 一回再生0.3円

ということでApple Music 大幅強化 

Scsho101203
Playlistのセルフプロモーションのためにはプレーヤー複数必要

なんでこんなことをしているのか、わからない人はこちらの記事を読んで下さい

■サブスク再生回数強化作戦 奮戦日記その2 https://kyojiohno.cocolog-nifty.com/kyoji/2020/05/post-8d648d.html

さて、こうした折に日本のサブスクの状況を調査した記事をみつけた。直近1年間に利用した人は2割にとどまったというデータが出てきた。

定額制音楽配信サービスに関する調査2020、直近1年間に利用した人は2割〜マイボイスコム調べ
https://www.musicman.co.jp/business/347764?

日本国内だけに関してみると「YouTube1人勝ち」とか「ジャニーズ系、Exile系、量産型女性アイドル系とか、映像がないと楽しめない」といった声も聞こえた。

確かに日本の音楽市場に関して言えばその通りかもしれない。

だが私はその見解に違和感を感じる。というかSpotifyやApple Musicというのはそもそもワールドワイドな音楽サービスなので、「日本の市場では 云々」という議論に一体何の意味があるのだろうか?毎日Spotifyのプレイリストのプロモーションとかしていると逆に日本のアイドルとかJ-popとかは日本国内の「村」の出来事以上のものではなく、全世界がマーケットのSpotifyやApple Music etcでは何の意味もなさない。

日本人の多くは「日本国内」でしか起きていないことしか関心を示さない傾向が強い、つまり本質的にガラパゴスの体質がある。そこに日本と諸外国との意識のずれ、というものがあると思う。

私のようにサブスクでplaylistを通してプロモーションすると世界中の人とコンタクトをとる。たぶん自分が一生行かないだろうという国の人とも接する、アルジェリア、南アフリカ、カザフスタン、スエーデン、ポーランド、といった国々の人々、勿論アメリカやイギリスもいるが...

この意識のずれ、が存在する限り日本がサブスクで世界と対等なレベルになることはないのかな、という気がしてくる。残念ながら

 

 

10月 13, 2020 パソコン・インターネット | | コメント (0)

2020年9月12日 (土)

日本ではサブスクいまだ定着せず、プロモーションのためのストリームチーム構成断念。日本の音楽界の今後に懸念

コロナウイルスの影響で音楽の世界が大きな打撃を受けたこともあり、またここ1-2年で世界の音楽産業がCDからサブスクリプションによるストリーミングにパラダイムシフトが起きている一方、日本ではいまだCD中心の音楽のビジネスに固執する向きが強い。しかしコロナウイルスの影響でそれも変わるのではないかという期待もあり、日本でもミュージシャンがこのパラダイムシフトを乗り越えるためにfacebookグループの「サブスクリプション演奏回数増加、プレイリスト登録互助会」なるグループを3月に立ち上げた。
しかし実際にやってみて様々なことがみえてきた。

1.日本のミュージシャンで「サブスクリプション」のことをよく理解していない人が圧倒的に多いこと

2.したがってこの姉妹グループで何をしようとしているのか、意味を掴めていない人が大多数であったこと

そして何人かの音源でグループのプレイリストも作ったのだが、(現在は廃止)

Img_4623

しかしここから何かが発展することは残念ながらなかった。本当は海外でもはや当たり前になっている「ストリームチーム」にしようと思ったのだが、結局「ストリームチーム」でみんなでいっしょに曲をプロモーションをしようと同調する人は殆どいなかった。

1.「ストリームチーム」とはプレイリストに参加しているアーチストが最低1回Spotify ならSpotifyで演奏すること

2. そして「ストリーム」したPlayerを演奏したことを証明するためのスクリーンショットを投稿する

Img_4622Img_4621

この作業に何の意味があるかというとSpotifyもApple等のその他のストリーミングのプラットホームはストリーミングされている曲の再生回数を管理しており、再生回数が急速に増える曲はプラットホームのアルゴリズムを刺激し、プラットホームの有力プレイリストへの誘導等、さまざまな再生回数を増やすための作動をしてくれるからである。

私は4か月以上さまざまなプレイリストに参加することによってアルゴリズムのプレイリストで曲が入るところまで来た

Algorithm091220

何とかEditorial(公式プレイリスト)に入るようにいまだ格闘中だが、今更ながらサブスク、ストリーミング時代でさまざまなことが変わるということを実感した。

しかし残念ながら「ストリームチーム」の日本版の結成を試みたがうまくいかず、断念。グループも一旦解散することにした。

なぜ日本人はこんなにもストリーミングのプロモーションに消極的なのか、いろいろと考えた時にアーチストのT君の発言が今の日本の現状を大きく表していると思うので、ここで引用させていただく

僕はサブスクによるプレイリストはめちゃくちゃ大賛成です。
ただアーティスト活動してると、お客さんは、まだやはりCDに価値を見出だしてるように感じます。
音楽制作に関わってない部署の人たちも、音楽はYouTubeで無料で聞いて好きなアーティストのCDを買うと言います。
そもそもSpotifyを利用していない人がまだまだ多すぎるとも感じます。

日本は海外と違い独特なオタク文化が根強く、インディーズでアーティスト活動をするとは、ライブ後に物販でお客さんと直接お話をしてCD含むグッズを買って貰い、サインをして一緒に写真を撮って、と、地下アイドルのような事をしてはじめてファンになって貰えるのを実感します。
僕のまわりの若いアーティストもタワレコにCDが並ぶ事をまだステータスに感じているようで不思議です。
日本で最もサブスクで再生回数が多い、あいみょんの最新アルバムでさえ2枚組CDで販売され、CDが売れるようなプロモーションの展開がされたように感じました。
日本の音楽業界ってなんなんや?と本当に心から感じます。
日本でアーティスト活動する以上、この事実は無視できないのが本音です。
ただ、このコロナ禍で情報処理システムは劇的に変化し浸透するのは間違いないので、またのタイミングでこういうプレイリストをやる際には是非参加したいです!

気を使ったコメントはしていただいたが、結局アーチストのみならず観客、しいては日本人全体が意識を変えないとまだダメなのか、という風に感じた。日本人は国民性として変化を好まない国民性なのは知っていたが、日本以外の全世界では劇的な変化が起きているのに日本だけがそれを拒んでいる。そしてその拒否の壁が私が想像する以上に高かった ということだろう。

つまり 海外ではもはや当たり前のことが日本では時期尚早だったという結論に達せざるを得なかった。

オタク文化やアイドルにしてもアイドルの女の子や声優さんの握手会なるものはコロナ禍で開催不可能であるにも関わらず、いまだに「握手会」が開催されるかのような前提でイベントの計画まで出ているという現状。

日本人の大多数は「日本はガラパゴスでいいんだ」と本当に考えているのだろうか?

もしかして日本だけ半永久的にCDというビジネスモデルに最後までこだわり、サブスクによる革命というのは日本では起きないのだろうか?

取りあえず私の方は自分の曲の「サブスク強化作戦」を引き続き行う。人から何をいわれようとも..

 

 

 

9月 12, 2020 パソコン・インターネット音楽16-23 | | コメント (0)

2020年5月25日 (月)

サブスク再生回数強化作戦 奮戦日記その2

さて本日で予定通りいけば1か月半の長きに渡った緊急事態宣言が解除されるわけですがこの間何していたかというと自らリリースしたサブスクのプロモーション作業を行っておりました。具体的にはSpotifyの大手プレイリストに入り再生回数を稼ぎ、そのことによってSpotifyのアルゴリズムを刺激する、ということを目標にする作業です。

サブスクは従来のCDとかのタイアップと違い全てはデータです。一切ごかましはできません。各プラットホームでどれだけ再生ストリーミングされるか、そのデータが全てです。そのデータを改善するためにあらゆる作業を行います。

再生回数を稼げるプレイリストはプレイリストの参加者が協力しあってプレイリストを少なくとも1回(プレイリストにょっては3回)全員が再生することで再生回数を稼ぐことができます。これを殆ど毎日行います。それを怠るとプレイリストから外されます。そのため毎日再生しますが、これ結構しんどい作業です。そのため今夜寝ている時もスマホやPCのSpotifyやApple Musicを再生しっぱなしにしています。

しかし一か月近くそれをやってようやく成果が出てきました。Spotifyのアルゴリズムを少しですが刺激することができました。(図1) 1週間で1000回(1K再生)を続けるとアルゴリズムが動くようですね。プレイリストも私が仕掛けたプレイリスト以外に拙曲が入るようになりました。(図3)ようやく動き出したという感じです。

Spotify_algorithm
図1

Stream052020_spotify
図2

Spotify_playlist
図3

目標はあくまでEditorial (公式プレイリスト)に乗る事です。これが達成できると再生回数が今の1ケター2ケタ確実に上がります。下手すりゃチャートインの可能性もあります。

実際やってみると想像以上に大変な作業だと実感します。だからこういう仕事を専門にやる人が欧米の音楽事務所では当たり前のようにいるのです。今までの日本の音楽事務所にはいない職種ですがこれからは必要不可欠のものです。一般にこういう仕事をする人を「データアナライザー」といいます。私の知る限り日本では片手に数えるくらいしかこの仕事をできる人はいません。日本がもはや後進国となってしまった現在、復活するにはこういう人材を育てるしかないと思います。

 

 

5月 25, 2020 パソコン・インターネット音楽16-23 | | コメント (0)

2020年5月18日 (月)

「芸能人は政治発言するな!」は民主主義を理解しないアホの発言!それがあたかも正論のように広まる日本社会の深刻度と民度の低さ

この件、本来なら私が音楽以外の記事を書くブログの方にすべきなのかもしれないが..

http://d.hatena.ne.jp/KyojiOhno/

しかしやはり芸能人、文化人への人格そのものに対する攻撃であること。そしてこの問題は芸能界、音楽界そのものに対する差別的偏見に基づいた風潮によることを考えるとやはりこちらのブログの方が適切だと考えた。

ことは勿論本日、本国会での成立が見送られた(らしい)検察庁法改正法案あの発言に対して一連の芸能人の発言に対するネットでの攻撃である。攻撃した主な層はネトウヨが主だろうが、いわゆる他人を叩くことしか考えない「ネットのヒマ人」も少なくなかったし、また(特にきゃりーぱみゅぱみゅのケース)「おたく」と言われている連中も攻撃に加わった。

■きゃりーぱみゅぱみゅ「♯検察庁法改正案に抗議します」に戸惑うファンも
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200510-01845750-tospoweb-ent

■小泉今日子への嫌がらせ「ウイルス同様、それ以上に怖い行為」TBS金平氏が批判
https://www.daily.co.jp/gossip/2020/05/16/0013348145.shtml

彼らの言い分は殆どこの一点に集約される

・芸能人は政治にはシロウトだから政治的発言はするな! 黙ってろ!!

これがどれだけいろんな意味で酷い発言かみてみよう

(1) まず第一に例えそれが自分の意見と違うものであっても発言することを否定するのはそのタレントの人格否定そのものであること。

そもそもネットには「自分と意見が違う」というだけで激昂する人間が多すぎる。寧ろ人と人は意見が違う事の方が当たり前であって、多様な価値観を受容するようにしなくてはならない。しかしその多様性というものを理解できない人間が多すぎる。

(2) どんな職業であろうが日本国民であれば自国の政治に物申す権利はある。それが自由と民主主義の国の常識であり、人が発信する自由を脅かす行為は発信しようとする人間の人権侵害に当たる。また芸能人だから政治発言はするな、と圧力をかけるのは職業差別にもあたり二重三重の意味でけしからん行為である

時々日本人をみると北朝鮮のような独裁国家に住むことを望んでいるのではないかと思いたくなることがある。そのくらい上記の行為はあまりにも自由と民主主義を理解していない人間の発言であり行為であるといわざるを得ない。

この2点をもってしても日本人の民主主義を理解していない民度の低さを見て取れる。

勿論未確認情報だが、芸能人に発言するな!と圧力をかけるのは官邸の意向をうけたD通のアルバイト、なる話があるがそれはここでは置いておこう。要はこのような行為、発言があたかも正論のように広まっている事実に日本は実は後進国である、ということを自らの行為で証明しているにすぎないのである。

無論こういう風潮に対して芸能人からの反撃もある

■芸能人の政治発言めぐり爆問・太田、きゃりーぱみゅぱみゅ強力擁護
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200517-00010003-wordleaf-ent

■泉谷しげる 芸能人の政治的発言に「納税者が政治がおかしいって言うの当たり前」
https://www.daily.co.jp/gossip/2020/05/17/0013349291.shtml

まあ納税の話が出たが、勿論別に納税しなければ政治的発言するな、という意味ではない。(そもそも芸能人を攻撃しているネットのヒマ人はちゃんと納税しているのか疑問だが) 低所得者は物申せないようにも聞こえてしまうのであまりこの話を持ち出したくはないが、芸能人も納税者の一人。それも多くの場合平均的な納税者より高い金額を納税している。その人たちに政治的な発言をするなと攻撃するのは不合理でもある、といっていいだろう。

勿論メデイアはこのような行動をとる人間があたかも社会のかなりの層に及ぶかのようにミスリードしているが、実際に検察庁法改正案に賛成する人間は散発的で殆どいないことがわかっている。「エセ正義」や「安倍政権擁護」に明け暮れるネトウヨもネットユーザーの2%に過ぎないといわれている。今問題となっている「自粛ポリス」も同じくらいの割合だろう

僅かなノイジーマイノリテイーがSNSやネット全体の中で異常な発言力を持ってしまっている点が甚だ問題である。極端な意見ほど目だってしまいそれが増幅され社会に悪影響を与えているという構図だろう。またこういうノイジーマイノリテイーにすれば有名芸能人を叩くことで自分たちの存在感が示せる(と勝手に彼らは考えている)というのが今回の一連の芸能人への攻撃に繋がっている可能性がある。

いい加減こういうノイジーマイノリテイーがネットで影響力をもつような構造を変えないといけないのではないか?でないと日本のネットのレベルは酷い状態のままになるだろう。

 

 

5月 18, 2020 パソコン・インターネット思索,考察 | | コメント (0)

2020年5月16日 (土)

東京都ー[アートにエールを!東京プロジェクト」サーバーアクセス殺到による応募狂想曲 

昨日東京都がコロナウイルスの影響によってライブ、イベント、その他作品を発表する機会を失ったアーチストを支援するためのプロジェクト

「アートにエールを!東京プロジェクト」の登録日でした。

・プロとして芸術文化活動に携わるアーティスト、クリエイター、スタッフの方々から、自由な発想を基にした動画作品を募集し、専用サイトで配信します。
・動画作品を制作した方々には、出演料相当として一人当たり10万円(税込)を支払います(1作品につき上限100万)。
※個人登録は5月15日(金)に開設する予定の専用サイト(本サイトにリンクを掲載予定)から行ってください。

https://www.seikatubunka.metro.tokyo.lg.jp/bunka/katsu_shien/0000001441.html

参加募集は4000人程度、ということでした。

しかし応募当日前日に応募者が殺到する、という情報を東京都でも得ていたと思われますが、ここで東京都は結果的に逆効果のことをしました。それは

5月15日(金)10時から開始する個人登録については 登録が一定の人数に達した段階で受付を終了いたします。

つまり4000人程度で足切りする、と宣言したのです。これが結果的に余計にアクセスを集中させることになりました。実は恐れていたことがおきてしまったのです。サーバーダウン

私も朝10時前からウエブサイトに入り、リンクが表示されるまで待機していました。おそらく同じ行動をとった人が多かったでしょう

しかしリンクを何回クリックしてもエラー。出てきたメッセージは ”502 Bad Gateway"

これはアクセスが集中して所定のページに行けない時によく表示されるメッセージです。

私の周囲に申請しようとしている人が多かったのでFacebookで連絡を取り合いながら諦めずに申請を続けました。

何回ページを進めようとしてもエラーが出ました。しかし今日は申請すると決めていましたのであきらめずに続けます。

やったことはひたすら「更新(再読み込み)」

しかし申請ページで入力できても「確認」を押したらエラーということが続きました。ここでやったのは「確認」を連打すること。

それでもあの忌々しい”502 Bad Gateway" が出てきます。

結局10数回申請ページに入力してもエラーが出っ放し。登録までなかなかいきません。しかしここであきらめたらこれまでの作業が全てパアになります。4000で足切りとの話なのでここであきらめるわけにはいきません。

と作業しているうちに「18時まで人数打ち止めなし 」の情報が入り、少し安心、とにかくできるまでやる続けるしかない、ということでめげずに入力、もう何回エラーメッセージ”502 Bad Gateway" が出たかもはや記憶にないほどです。

そしてようやく私の場合午後12時20分頃 登録できました。

97382749_2963254027055028_74147005433118

私の申請番号は6431番 いやーここまで手こずるとは....東京都から仮のIDのメールが来ました。

午前中完璧にこれだけで潰れました。

とにかくアクセス殺到、という状況はある程度予想していましたが、ここまで酷いとは..

申請は18時に締め切られましたが、登録した人の話ですと15000人以上が申請したもようです。正確な数字はわかりませんが..

一説ですと今回の4000人の枠に10万人くらいが応募しようとした、という話です。事実であれば8割以上が途中であきらめた可能性があります。

4日以内に申請関係の書類と申請のリンクがきますが、それは今日のような事態にならないようお願いしたいものです。そもそも4000人程度といいながら既に15000人以上、元々の数字通りだと1万人以上は削られることになります。東京都としてどのように審査し、どのように行うのか、注目はしていきたいです。

今回のようなケースはおそらく初めてではないか、と思います。そして今後もある可能性がありますので、いろいろな意味でテストケースになるでしょう。私も自作の演奏動画を投稿する予定でいます。

20日のハードルにむけて頑張っていきたいと思います。

 

 

5月 16, 2020 パソコン・インターネット文化支援策 | | コメント (0)

2020年3月21日 (土)

エンタテインメント業界は存亡の危機に瀕した緊急事態、受け身にならずまずはリモート配信関係でいろいろと仕掛けようと思う

コロナウイルスの感染拡大に伴うイベント、コンサートの中止はとりわけ私が関わっている音楽、映像の世界に危機的状況をもたらした。多くの役者さん、ミュージシャン、クリエイターは仕事が中止か無期限に延期になっている状態で私も含めて大変な事態に直面している。


世界的なパフォーマンス集団「シルク・ドウ・ソレイユ」は団員の95%を解雇、事実上の解散に追い込まれたという情報が飛び込んできた


■カナダのサーカス、95%解雇へ 「シルク・ドゥ・ソレイユ」
https://www.47news.jp/4631621.html 


これはエンタテインメント産業にとって「緊急事態」だ。私もエンタテインメント関係のグループの管理人をしているが、この状況をみてエンタテインメント業界の「緊急事態」を発した


■当グループとしてエンタテインメント産業の「緊急事態宣言」を行います。対策を考えます。
https://kyojiohno.cocolog-nifty.com/musiciansandindustry/2020/03/post-afdb2f.html


グループ内で表明した対策として


1.オーデイション、募集案件の情報を強化ー数を増やす、そのため掲載条件を若干緩める


2.リモートーでできることを増やす、ミュージシャンのストリーミングによる強化、上映会ができないインデペンデント映画の配信のシステム


3.すぐには無理だが、ライブイベントの企画 「ライブハウスを救え」を行う


特にコロナウイルスのパンデミックがこれだけ広がっていることを考えると2.「リモートー配信を強化せざるを得ないと思う。だが先日「サブスクリプション演奏回数増加、プレイリスト登録互助会」なるfacebookのグループを立ち上げてわかったことだが。日本のミュージシャンはCDに慣れ過ぎていたためかかなりストリーミング、サブスクリプションに対する理解が低いことがわかった。


いろいろと根本的なところが違うからたぶんそこから説明しないといけないんだろうな、とも思う


とはいえ、ライブの機会を殆ど奪われたミュージシャンとしてはサブスクというものに頼らざるを得ない。AKBその他のアイドルたちだって「握手会」などコロナウイルスの関係でできないだろうから、日本のアイドルのビジネスモデル自体が維持するのが難しくなる。


しかし少しプラスにものごとを考えてみると今回のコロナウイルスがもたらした状況によって日本が旧態依然のビジネスモデルから離れることを余儀なくされていると考えることもできる。CD手売りや握手会が難しくなったとすると音楽業界の多数がいまだに嫌がっているストリーミングに移行せざるを得なくなる。つまりリモートと配信が主役にならざるを得なくなる点だ。


音楽業界だけでない。日本の他の会社も今までテレワークやスカイプやズームを使ったテレビ会議といった日本の会社が消極的だったものを今回の事態で導入せざるを得なくなったというのは面白いかもしれない。正直日本はITツールを使いこなせない人が多く、この面では世界に大きく遅れをとっていたがこうしたITツールを使うことを躊躇していた日本企業がこれを機会に世界から後れを取った部分を取り戻す方向にいくのであればこのコロナウイルス騒ぎも無駄ではな いということもできる。


それゆえ私もこれからリモート関係をいろいろと仕掛けようと思う。


業界の崩壊を少しでも防ぐために..


 




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3月 21, 2020 パソコン・インターネット | | コメント (0)

2020年3月 4日 (水)

サブスク再生回数強化作戦 実行

コロナウイルス関係でライブやイベントが次々と中止になる事態になり、これは音楽家ーとりわけ演奏してナンボのクラシック系、ジャズ系のミュージシャンには実に辛いのですが、そんな中こういう時にこそ現在悪戦苦闘中のサブスクの再生回数の強化の方法について思案をしていて本日から実行開始しました。

日本ではまだCDを中心にアーチストの活動(とりわけアイドル系はそうですが)がいまだ主流な感じですが、レコード店もどんどんなくなっていく現状、業界ではまだ認めたがらない人が多いですがもうどんなにがんばったところでCDの時代はもう戻ってこないと思います。残念ながらこれは事実です。そのためサブスクリプション(本来は「登録」の意味)であるSpotify Apple Music, AmazonMusic, Line Music, Google Play、といった各サービスにおける再生回数を稼ぐというのはこれからのミュージシャンにとって必要不可欠なことです。

その再生回数のために今まで私はSpotify Apple Music, AmazonMusicの各曲の再生リンクをtwitter等でシェアする等の活動をしてきましたが、なかなか思うような成果が得られず困っていたところ、FacebookでSpotifyを中心に曲のリンクを自由に投稿できるコミュニテイグループを見つけたので即参加、自分の曲のリンクを投稿しました。

Fb_spotify

写真のサイトはSpotify専用のグループですが、これは要するにサブスクをリリースするアーチストの互助会のようなもので、Spotifyの曲のリンクを投稿する代わりに相手のアカウントをフォロー、互いの曲を自分のプレイリストに掲載してシェアすることによって再生回数の増加を図るというものです。全世界で膨大な数の曲がありますので、そこそこメジャーのアーチストも再生回数が安定するわけではありません。そのためにできるだけ多くのプレイリストで再生してもらう、というのは不可欠で 海外の音楽事務所はこういうデータ担当の専用のポストがあり、Spotifyその他のサブスクの再生回数のプロモーション、さらには音楽リスナーのデータ分析とそのデータをベースに行うマーケテイング担当をする人間で、海外の音楽事務所ではもはや最も重要なポストになってきています。(日本の音楽事務所にこのことを話しても何のことが理解できない人が多いようです)

いずれにせよ新時代の音楽コンテンツの産業はまず作品をリリースしたら可能な限りの多くの人に聴いてもらい再生回数を稼ぐ、ということに全力を揚げるべきなのです。

そのためにFacebookのコミュニテイサイトで自分の曲のリンクを片っ端から貼る作業をしました。
Fb_spotify2

日本ではまだCD中心の考えの人が多いためか、理解できない人も一部いるようなので、まずどのサブスクリプションサービスも再生回数を増やすには「プレイリスト」に自分の曲を登録しなければなりません。プレイリストはアーチストが作るもの(アルバムそのものの再生も含む)からファンや一般の方が選曲して「プレイリスト」を作りそれを公開する場合もあります。各サブスクのサービスのユーザーが自分の聴きたい音楽を自分の好きなように選んでプレイリストを作ることができます。そして勿論各サブスクには専用のデイレクターが作るプレイリスト"Editorial"があります。各サービスのお勧め曲を掲載するプレイリストがあり、これに登録されるとあっという間に万単位の再生回数になります

そんなことでいろんなプレイリストアーチストが自分のプレイリストを作るために他のアーチストのリンクを募集していることに自分の曲のリンクを入れます。みんなプレイリストに登録に血眼になっているわけです。

しかし実際やってみたらこれが結構楽しい。

自分の曲にリンクをコメント欄に入れると早速反応が返ってきて、相互フォローをします。

ちゃんとフォローしたよという証拠のスクショをします。

Img_2177

フォローするとお互いのアーチスト情報、新プレイリスト、その他新譜の情報が来ますがその際に相手のアーチストや関係者とやりとり(勿論英語)します。世界中の人とこれをやりながら自分のリンクをどんどんいれていきます。まさしくネットではありますが、自分が音楽を通して世界中の人と接していることが実感できます。

私は音楽でも映画でも今何十年に一度という大変革が起きている時代だとこのブログでも何でも書きました。

従来の内向きではなく、自分の音楽が一気に世界中の人にどう受け止められるか、どう受け入れらるか

それを今の時代すぐに実感することができます。

手前味噌ですが自分の曲のリンクを貼っている時にある種、手応えを感じました。

新時代でも生きていける実感がありますね。日本人もいつまでも内向きの考えにこだわるのではなく、世界に勝負するのが当たり前になるように意識改革をしないといけないと思います。

さてプレイリスト登録希望者にも曲のリンクを貼りました。

とにかくできるだけたくさんのプレイリストで自分の曲を再生してもらうことは重要です。

Img_2178Img_2176 

これはプレイリスト制作者のフォローが条件になります。

双方が同じことをしてお互いのメリットになる。まさに互助会です。

初日でしたが結構楽しかったですし、成果もありました。プレイリストも今日だけでいくつか曲に入れてもらえそうです

Img_2179

さて、コロナウイルスの騒ぎの中しばらくはこの作業を続けようと思いますが、よく考えれば日本にこのFacebookグループのようなものがないので、私が管理する「エンタテインメント業界キャステイング」に姉妹グループを作ってこういうサブスクの互助会のようなものを作ってみようと思いました。
条件は、1.グループに参加していること。(エンタテインメント各方面のプロであることが条件) 2.サブスクのサービスをリリースしている、もしくはリリースする予定があること
Facebookをやっている人しか見れませんが.. 
■エンタテインメント業界キャステイング
https://www.facebook.com/groups/musicians.and.industry/

日本のアーチストのサブスクの環境も同時に整えようと思います。

 

3月 4, 2020 パソコン・インターネット音楽16-23 | | コメント (0)

2020年1月 5日 (日)

「情報革命」がひょっとしたら...起き始めているのかもしれない と思う今日この頃

皆さんは「情報革命」なる言葉がかつてメデイア中に響きわたったことを覚えているだろうか?

一時は「IT革命」などともいわれたが、今や完全に死語といっていいのだろうと思う。このブログでもそのことについて何回か述べたことがある。

しかし実は私は最近、その「情報革命」なるものが起き始めているのではないか、と感じ始めている。

無論インターネット黎明期にあったようなイメージとはだいぶ違うとは思うが、確かに今次のようなことが起き始めている

1.情報、コンテンツによるボーダーレス、グローバル化に伴いコンテンツビジネスの形が変わり始めている。ボーダーレス推進に伴い情報、コンテンツのビジネス形態が変わりつつある

2.インターネットツールによってビジネスの形そのものが変わるつつある。それに伴い業界の構造も変化を余儀なくされる

今正直いって何十年に一度という大変化が映画でも音楽でも産業全体に起こり始めている。そしてそれに伴い「価値観」も変化しつつある。価値観が変わる=すなわち革命が起きつつあるといっていいと思う。

それを考えるといつか当ブログの記事で引用したドラッカー氏のある著書を思い出す

02570929
テクノロジストの条件 (はじめて読むドラッカー (技術編)上田惇生編訳、ダイアモンド社)  である。

12年くらい前の記事だが非常に参考にはなった。

■第51回:ITによる革命は緒に就いたばかり
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20070601/273297/?ST=biz_biz&P=1

平たく言えば17-18世紀の産業革命と現代の情報革命を照らし合わせた著書だが、ドラッカー氏によるとコンピューターの誕生に相当するものとして、蒸気機関の発明がある。蒸気機関は社会や産業に大きな革新をもたらしたが、ドラッカー氏の見立てによると「産業革命前から存在していた製品の生産の機械化だけだった」。真に世の中を変えたのは鉄道である。蒸気機関の実用から鉄道の出現まで、ざっと50年かかっている、という。それ故、IT技術が出てきても「なんだITというツール(道具)が現れただけで価値観の変化をもたらす「革命」なんか起きないじゃないか」といわれたし、私自身もそう思っていた。

しかしドラッカー氏は、鉄道が登場した10年後あたりから、「蒸気機関とは無縁の新産業が躍動を始めた」と述べる。それは電報や写真、光学機器、農業機械、肥料であった。一連の新技術の登場の後に、郵便や銀行、新聞などが現れ、鉄道が登場した30年後には、近代の産業と社会制度が確立した。ドラッカー氏は来るべき社会にも同じことが繰り返されると主張する。

確かにインターネットというものが一般に普及し始めてから20年以上が経った。で、何かが変わりつつある。

ドラッカー氏によると産業革命時代の蒸気。機関にあたるのがEC(Eコマース)だと主張する。確かにAmazon自身が流通に大きな影響を与えたことは事実であろう。だが私はさらにSNSも情報革命の蒸気機関に当たるものとして付け加えたい

コンテンツ(音楽、映像)の世界に起きた具体的な変化として

1.メデイアの変化 

パッケージの時代からインターネットのストリーミング中心の時代

2.グローバル、ボーダーレスの時代

コンテンツの制作工程からリリース、発表まで国境に関係なく全世界に広がる

* グローバル化、ボーダーレス化に伴う業界の構造の変化

特に だが日本は特に欧米とは業界の構造が「ガラパゴス」といわれるくらい違うため、グローバル、ボーダーレスの時代に対応し辛い。だがそれも変わりつつある。というか変わらざるを得ない。

例えば私が管理するFacebookグループだが、ここでは国内外のキャステイングや募集投稿を掲載している。(勿論全てギャラあり、の案件である)ここで以下のような募集投稿があったが(現在は応募締切)、以前なら普通にSNS等で掲載することはほぼ不可能だったはずである。ハリウッド映画の募集案件である。

エキストラとはいえギャラはきちんと出るし、半月近くあるから全日でればそこそこのギャラ額になる。
以前はこういう情報はD通等の大手広告代理店や大手芸能プロが仕切って海外のオーデイション情報を完全に遮断していたと思うがFacebookを始めとするSNSによってそういう情報を遮断することはもはや不可能になった。実際問題として海外の制作進行やキャステイングデイレクターから直接こういう情報が入って来る時代だから、旧勢力の「既得権益」など守りようがないのである。

上記の著書でドラッカー氏は以下のように書いている

今後20、30年の間に、コンピュータの出現から今日までに見られたよりも大きな技術の変化、そしてそれ以上に大きな産業構造、経済構造、さらには社会構造の変化が見られることになる

 IT革命からいかなる新産業が生まれ、いかなる社会制度、社会機関が生まれるかはわからない。(中略)しかし絶対とまではいかなくとも、かなりの確率をもって予測できることがある。それは今後20年間に、相当数の新産業が生まれることであろうことである。しかもそれらの多くがIT、コンピュータ、インターネット関連ではないであろうことである。

私はもし情報革命なるものが実際に起きるとしたら、それは「コンテンツ」に関する革命であろうと以前書いた覚えがある。そして今少なくとも音楽や映像の「産業構造、経済構造」が変化しつつあることを感じる。これはLine等での友達との連絡とかよくある炎上といった次元の話ではない。価値観そのものが変わっているのだ。つまり今まさに全世界的に革命といっていいことが起きている。

しかもこの革命 、まだ始まったばかりである。今後どのように変化していくのか。私にも予想がつかないが注視していこうと考えている。

 

 

 

1月 5, 2020 パソコン・インターネット | | コメント (0)

2019年6月 3日 (月)

「iTunes」は廃止へ ーストリーミング本格時代の到来

以前もこのブログの記事で書いた覚えがあるのだが、かねてからAppleが示唆していたi-tunesの廃止されることをBloombergのMark Gurman氏、、9To5MacのGuilherme Rambo氏から発表された。

i-tunes廃止、というよりは「ミュージック」(Apple Music)に改名されるというのがおそらく正しいだろうと思われるが、以下の記事を読むとおおむねそのとおりのようだ

■「iTunes」は廃止へ − iOSデバイスの管理は「ミュージック」アプリに移行
https://taisy0.com/2019/06/01/110799.html

事実上音楽のダウンロード販売をやめ。ストリーミングのみにする,とのことでいよいよ「音楽配信」の時代の終焉、ストリーミング時代の本格到来、ということになりそうだ。

ちなみに今までiphoneをPCにつなげると必ずitunesが立ちあがったが今後はApple Musicのアプリが立ちあがるということなんだろう。

音楽ストリーミング、サブスクリプション、日本のレコード会社の多くはいまだに「嫌々ながらやっている」感があるけど、彼らが何と言おうともはやこの流れは変わらない。誰にも止められないだろう

6月 3, 2019 パソコン・インターネット | | コメント (0)

2019年1月24日 (木)

IT化、格差の時代にクリエイター、パフォーマーが生き残るにはー

このブログは本来音楽や映像のコンテンツ関係の記事を書くのだがちょっとこんな記事を取り上げてみる

■経済格差をめぐる誤解、原因は移民や安い輸入品ではなかったーデジタル経済の嘘とホント
https://diamond.jp/articles/-/190362

この記事はトランプのように経済格差が広がっているのを移民や外国(主に日本や中国)のせいにしているが、実際には移民の流入や中国・日本からの輸入の増加は、経済格差とはほとんど関係ない。経済格差を解消するのは富裕層から貧困層への富の分配をすればよい。ドイツのように強力な所得再分配策を実施すれば、国内の経済格差はかなりの程度、緩和されるが、トランプ政権は全くそれをやろうとしていない
上記の記事の筆者はトランプ政権はそれを知っていてあえて特定の政治的意図をもってその富の分配をしようとしていない、と書いているが実は私はそれには疑問を持っている。(たぶんトランプは本気でこのことを理解していない、と私は踏んでいる)

しかしそれはここでは置いておこう。トランプ批判する人は大勢いるし(私も含めて)このブログはそういう話題のブログではないからである。

大事なことはIT化、IoT、AIなどデジタル化の流れの中で時代に生き残るためには社会が求める「スキル」を会得する必要がある、という点でMITで教授のデイビッド・オーター(David H. Autor、1967ー)が導入した「スキル度」(例えば、当該職業で働く大卒比率やその他要因などを加味して計算)という尺度について理解する必要がある。

例えば、低スキルの職とはトイレの清掃員、中スキルの職とは企業の経理職員、高スキルの職とは企業コンサルタントやアナリストなどをいう。これをエンタテインメントの世界にあてはめると低スキルはレコード会社、映画会社のアルバイト職員、中スキルとはデイレクター、プロモーター、音楽出版職員、高スキルとは音楽マーケテイング、作曲、作詞家にあたるといえるかもしれない。

例えば先程のオータ―がスキルによって雇用比率が、アメリカでどう変化していったかについての調査が以下に書いてある

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無論、エンタテインメント業界は他の業界と比べて違う点があるため、単純比較はできない。なぜならクリエイテイブな要素が必要な業界だからである。、IoT、AIなどが仮に普及したとしても人間のクリエイテイブ、人間の芸術表現はそれによって人を感動させるかどうか、でありその意味では仮にAIなどが普及したとしてもそれによってエンタテインメント産業が大きく変わるとは思えない。

なぜそう思うかというと、私はコンピューターミュージックの歴史を知っているためである。歴史上初めてコンピューターによってつくられた「イリアック組曲」を聴いてみればいい。

この作品はコンピューターの情報理論をベースに音楽語法を数学的に分析、取り入れて1つの作品にしたものである。これは現代ならAIで簡単に作れる作品だと思う。

だがこの作品を聴いて「感動する」人はいるだろうか? いるかもしれないがたぶんそんなに多くはないだろうと考える

いわゆる静的なデータ分析によっていわゆる音楽業界の連中がよくいう「売れセン」の音楽らしきものを作ることは理論的には可能だ。だが音楽や映像を始めとする芸術というのはそんな静的なデータ分析で人を感動できる、ほど甘いものではない。それはクリエイテイブな仕事をした人間なら誰でもわかるだろう

この作品は「コンピューターが初めて作曲した曲」ということで歴史的な意味はある。だが芸術的価値はである。

何が云いたいかというとエンタテインメントの分野はIoT、AI化がどんなに進もうと恐れるに足らないくらいの「スキル」で乗り越えることが可能だ、ということだ。

しかし別記事にも書いたようにとりわけ日本ではエンタテインメントに投資する風潮がない。しかも映画も音楽の制作現場もおそらく世界一ブラックである。そのためコンテンツ制作にお金を出そうとしない日本以外の市場開拓も重要と考える。

そのためには以下の「スキル」を身につける必要がある

1. 世界に通用するレベルの高いスキルー音楽なら作曲、編曲、だけでなくサウンドプロデユース力、そして最近は現場の要求に柔軟にそしてあらゆる役をこなせるー英語でversatilityーをみにつけること

2.そして勿論語学力ー 役者さんの場合はかなりのレベルのネイテイブな発音能力が要求されるがスタッフクルーは必ずしもネイテイブレベルの発音である必要はない、基本ブロークンでもいいからコミュニケーション能力を身に着ける必要がある

今エンタテインメントの時代は大きく動いている、それこそ革命に近いことが起きつつある。

 

その時代を乗り越えるには可能な限りの高い「スキル」を身につける、これしかないと思う。

 

 

1月 24, 2019 パソコン・インターネット | | コメント (0)

2018年11月 4日 (日)

各国のSNSの状況にみる世界と日本のストリーミング市場の動向について考える

以前の記事にもかいたけど、欧米ではすっかりSpotify, Apple Musicを中心としたストリーミングが主体となっており、それで日本以外の海外の音楽産業はV字回復し音楽不況は既に過去のものになっていることを書いた。

その関係もあって私の以前からCD Babyその他で提出しておいた拙作metanatureを始めこれからいくつかの曲をSpotify,を始めとしたストリーミングにデジタルデイストリビューションしようと考えている。主に過去の一部の作品やここしばらくの拙作でサントラ等になりそうにない曲で、このまま廃れてしまうのに忍びない曲を中心に出そうと考えている。いずれも今後のストリーミング中心の音楽マーケットに関してノウハウを取得しようという考えでもあるのだが、Spotify,ではプレイリストの中に入れてもらえるように自分でもいろいろ努力はしているが、やはりシステム上かなり昔に音源を提出しているので、Spotify,で一番影響力の大きいEditorialのプレイリストへのサブミッションがむずかしい。わざわざ新規提出するのはその「演習」のためである。

こうしたストリーミングのプロモーションは勿論リアルメデイアでのプロモーションも大きいが大半がソーシャルメデイアを中心にプロモーションされる。そのためインフルエンサーへの情報提供能力やtwitterのフォロワー数とかが大きな要素になるが、ちなみに私の最大の弱点はtwitterのフォロワー数の少なさだ。Facebookではグループの管理人をやったりそこそこ使いこなしているがtwitterのフォロワー数には苦戦している。もしこの記事を読んでいらっしゃる方で私の記事にご興味ある方は是非フォローしていただければ幸いである

https://twitter.com/kyojiohno

いずれにせよソーシャルメデイアがストリーミングの再生回数を増やす1つの大きな要素になるがそれに関して興味深いというか気になる情報をおしえていただいた。

各国のソーシャルメデイアの使用状況、とりわけ将来社会の消費増の主体になるべくジェネレーションZ(現在の18-28歳くらい)に関する調査で、どのソーシャルメデイアに使用頻度が多いかについての調査表がある

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ここで中国ではSNSのインフラが他国と全然違うのでそもそも比較の対象にすらならないのであくまで参考資料の域を出ない。しかしそれ以外の日本を含む各国のソーシャルネットの使用頻度でFacebookがベスト5に入っていないのは日本だけ。圧倒的多数は日本ではLineで上記の表には出ていないが日本でもInstagramがベスト5に入るのは時間の問題と思われる。また国にとって多少順位が違うがほぼ全世界でYou Tubeが相当重要なメデイアになっている点も見逃すことができない。今やYou tubeはコンテンツのプロモーションにはなくてはならないものである。

勿論上記の表はあくまでジェネレーションZを対象とした順位であり、30代それ以上のユーザーをいれた使用頻度だとまた大きく変わっていくことが予想される。

ソーシャルネットの使い方には大きくわけで2つあって、「お友達」との連絡手段(メールスレッド型)をメインにするSNSと主に告知や自分の考えなどを広めるため(情報拡散型)のSNSに分かれる 前者はLineやInstagramで後者はtwitterやFacebookだ。

その中でFacebookの若者離れを顕著だという、上記のジェネレーションZのデータでも海外はともかく日本は全く入っていない。特にアクティブユーザー(日常的に活用している人)の分析を見ると顕著である。

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Facebookが若者離れが続いているのは、自分から情報を発信、拡散する能力は若いうちに持っている人は少ないから、その意味ではfacebookは本質的に「大人のSNS」といっていい
Facebookは「情報拡散型」ではあってもクリエイター、ライターその他コンテンツ制作に関わっている人、企業やマーケテイングを行っている人同志の連絡手段を始めビジネスの用途には向いているSNSである。しかし「仕事仲間」同志、サークル同志等の仲間同士の集まりを行うのには適しているが、Facebook友人には規制があり(5000人まで)そのため小規模なイベントならいいが、情報の拡散力ではtwitterにはかなわない。

Instagramは基本(メールスレッド型=お友達連絡手段型)SNSだが主に女性だが「インスタ映え」する自分の姿を拡散する面では単に「お友達の連絡手段」にはとどまらない面もある。実際「インスタ映えアイドル」なるものも大勢出没している。

その点Lineは「告知」には全く向いていないSNSだ。ゆえにマーケテイングとかには全く使えないといっていい。でも自分から情報を発信するわけではない人にはそれで十分なんだろう。特に一般の日本人は情報発信自体が苦手だからLineユーザーが圧倒的に多いのもうなずける。実際それが日本人のSNSの圧倒的多数派ということなんだろう。

これが今後のコンテンツのマーケテイングにどう影響するか、日本だけSpotifyその他で欧米で後れを取っている、ストリーミングがなかなか普及しないというのはこういう日本のマーケットの特殊性もあるかもしれない。それが上記のジェネレーションZのデータで示されていることではあるまいか。つまりSNSのマーケットの特質からしても日本はそもそもガラパゴス的な体質をもっているということだ。

誤解をしないでほしいのは「日本だけ特殊なマーケット=悪い」という意味では必ずしもない、ということだ。国民性や地域性等で日本が欧米と何から何まで同じ傾向を示さないといけない、と考える方がおかしい。しかしストリーミングの日本国内の普及という点では足かせになる可能性はある。

ただ比較的日本のマーケットに近いというのは国民性が似ているということもあるのか、ドイツである。治安もよく識字率(最近のネットユーザーは明らかに文書読解力が落ちているが)も高いドイツや日本はある意味、旧来のシステムや習慣を残すデメリットが小さいともいえる。それが今後の両国にとって良いことなのか、悪いことなのかはわからない。とりわけ治安がいいため現金を大量にもつことが危険でない日本ではクレジットカードの普及も欧米より低いし、実際いまだにクレジットカード使えない店が少なくないことからもわかる。日本では完全なキャッシュレスというのはなくならないかもしれない

いずれにせよ今Spotifyでいろいろ試行錯誤を始めているけれど、最悪日本のマーケットだけ「旧態依然」な部分が少し残る可能性は考えた方がいいのかな、と思う。

ちなみにいまだに誤解している向きもあるが、Spotify, Apple Music等のストリーミングは音楽制作の最終アウトプットではない。これはSpotifyの創業者のダニエルエクも"あなたの音楽のプロモーション手段"であることを明確に歌っている

このストリーミングサービスで世界中にファンを増やし、ライブツアーや他のメデイア(最近ではアナログレコード)の拡販につなげることを最終目的としている、(なぜか音楽系ITメデイアはその辺りのことをあまり伝えていない)そのためSpotify, Apple Musicは「プロモーション」することで「お金をもらえる」ありがたいプラットホームである、ということを認識すべき。

そしてアーチストは自らのソーシャルメデイアその他を使って自らプロモーションをする、ということを心掛けるべきなのである。


11月 4, 2018 パソコン・インターネット | | コメント (0)

2017年11月23日 (木)

情報に対する接し方ーとりわけ音楽関係者の情報の接し方と活用について

ようやく一段落し今日は休日なので久々のブログ記事だけど、ちょっと私自身は深刻だと考えるテーマについてです。
現代の日本人の情報に対する接し方についてなので、本来は私のもう1つのブログ記事に書くべきことかもしれないので、少し迷ったけど結局は音楽関係者の情報に対する接し方、活用の仕方に多大な問題がある、という話なのでこちらのブログ記事に書かせて頂く

ご存じの通り私はFacebookで「音楽&映像関係者キャステイング」という音楽関係のグループの管理人をしている。「キャステイング」という名前がついていることからもわかるように音楽関係、映像映画関係の募集案件に関する投稿が主なグループである。そこで先日完成したばかりの拙音楽担当の最新作「再恋(さいれん)」のエンデイングテーマ曲に関する募集を行った。いわゆるタイアップ案件である

一応業界で一定の期間仕事をしているので、各音楽事務所がタイアップを取るのにどれだけ血眼になっているか、ある程度知っているし、中にはタイアップがらみで事務所同士がケンカするというケースも承知している。そのため応募者は相当数あるだろう、と考えたところ掲載して以降、なかなか応募が来ない、辛うじて締切間近に二件来たものの、探している内容にはマッチせず、結局映画プロデユーサー経由のところに決定した。

実はこのグループでは音楽関係の募集投稿について以前から音楽関係者の反応が鈍い、という問題があった。管理人たる私が信用されていないのか、うちのグループの参加者はみんな仕事が沢山あって、そんな募集なんか興味がないのかわからないが、とにかく音楽関係の募集投稿は本当に反応が鈍かった。

今までの例を挙げると
(1)  某大手リゾート会社地上波CM    女性声楽家(ソプラノ)募集
応募者3名 (結局他社が成約)

(2) 劇場公開ドキュメンタリー映画テーマ曲でのジャズトランペット奏者募集
拙作音楽担当「涙の数だけ笑おうよ」のテーマ曲制作
応募者  0(結局他ルートでキャステイングで奏者決定)

(3)11月8-9日 オペレッタ公演オケメンバー募集
応募者 3名

それにしても何でこんなに毎回応募が少ないのか、わからなかったが、今回いろいろと調べていてあることがわかった。

実は私の知り合いの音楽制作関係者でグループに参加している人5名、また別の人が同じグループ参加者で音楽業界関係者のこの件について聞いてみたら驚くべき答えが返ってきたのだ。

「え? そんな募集あったの? 全然見てなかった」

どうやらグループ「「音楽&映像関係者キャステイング」」はグループ名に「音楽」がついているものの、は実質的に映画、映像のグループと同じ状況になっていた。つまり音楽関係者の殆どから「「音楽&映像関係者キャステイング」」の募集案件は「映画、映像関係の募集しかない」と決めつけられていたようなのだ

Facebookグループにはインサイトというアクセス解析のような機能がある。

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それによると音楽関係者の7-8割はグループの募集投稿を全く見ていないというのが実態であることがこのインサイトのデータでわかった

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最近の投稿に関しては実は音楽関係の募集件数が多い場合もあるのだが、音楽関係者の参加者の大多数はそこの部分に全く気が付かれておらず、「音楽&映像関係者キャステイング」は音楽関係者には関係ないグループであるーそういうイメージがいつの間にか定着してしまったようである。

どうりで毎回募集しても応募者数が少ないわけだと思ったが、実際上のインサイト(アクセス解析)で音楽関係と映像関係の募集の閲覧数を見ると実は歴然とした差が出ているのがわかるだろう。それらを見ても音楽の募集案件は殆ど読まれていない、という実態が見えてくる。グループの参加者は今日現在で2900人、うち音楽関係者は半分以上の1500人はいるが、音楽関係の募集の閲覧数はだいたい100-200代に留まっている

映画映像関係者の7-8割が親グループ「音楽&映像キャステイング」の投稿を熱心に見るのに、音楽関係者の7-8割はグループの投稿すら読まない、気が付かない、全てスルーという現実をみて、本来は音楽関係者のプロモーションやビジネスチャンスを増やすためにやっていたのに、目的がいささか本末転倒になっているという実態が明らかになった。正直音楽の募集投稿を転載する意欲がかなり萎えたのは事実である。

だがここで1つ揚げたいのは今回聞いた音楽関係者の1人が「なんで教えてくれなかったんだ?」と怒って食って掛かってきた者がいた、勿論募集投稿をきちんと見ない方が悪いのでこちらのせいにするのはお門違いも甚だしいが、どうも私はここに大きな問題があるような気がしている。ここで問題にしているのは「情報に対する接し方、活用の仕方」で現在大きく活性化し始めている俳優、女優を始めとする映画関係者と音楽関係者で情報に対する姿勢が著しく異なる点だ。

とりわけグループに多いフリーの女優さん、俳優さんはオーデイションが当たり前なので自分の役を得るために必死に情報を集めているが、どうも音楽関係者はそういう部分がなくて「声がかかるのが当たり前」という考えがあるようだ。だから先程のタイアップ案件に「なんで教えてくれなかったんだ?」と怒って食って掛かってくるのは「声がかかるのが当たり前」と考えているからだ。どうもそれが日本の音楽業界、音楽関係者の体質のようである。

だが実際3000人近いグループ参加者の中からいちいち選別して声をかけるなんて物理的に不可能だし、そこまで手間暇をいちいちかけるほど私はヒマ人ではない。プロのエージェントだってそんなことはしないだろう。

実は「音楽&映像関係者キャステイング」のようなグループは欧米では決して珍しくない。欧米では情報を得てそれを自分としてどう活用するか、というのもプロとしてやっていく過程に必要だからだ。だからうちのグループと同じようなキャステイング情報を掲載しているサイトは頻繁にリアクションがあり、募集人員も比較的早くみつかる。そういう人材募集の方法が欧米ではすっかり定着している。

ところがどうも日本はそうなっていないようなのだ。情報に対して受け身でそれをどう活用していくか、という姿勢が極めて低いように見える。

情報が多すぎるからだ、という話もある。確かにとりわけ日本人に顕著だが最近見られるよくない傾向として「自分の好きな情報、都合のいい情報しか見なくなる」という傾向で、自分が不快と思う情報は例え重要な情報であっても見ない、酷い場合は「自分と意見が違う=不快」という反応で炎上や人を叩いたりする動きが毎日のように起きていたりする。そのため昨今のSNSでは意見の多様性そのものを許容しない風潮が強い。とりわけネトウヨにはこの傾向が特に強い

だが情報に対してそのような姿勢でしか接することができない人は情弱(情報弱者)といわれても仕方ないのだ。情報過多時代だからこそ、情報に流されず、その情報が必要な情報か、自分が活用できる情報か、好き嫌いに関係なく冷静に判断できるようにしなくてはならない。だがどうも日本人の大多数ー勿論音楽関係者の大多数ーは情報に対するそういう姿勢を持てないようである。

とりわけ情弱の恐ろしさは自分が弱者であるという認識を持てない点にある。自分が弱者という認識を持てないから情報に対する今の自分の姿勢が本当にいいのか、判断することができないのである。

その意味で今日本は一億総情弱になりつつあるのかもしれない

これはハードウエアやシステムの改善では解決できない問題だ、日本人の意識の問題だからである。それだけに事態は深刻だ。映画の世界、女優さん、俳優さん、映画監督等は日本ではまだ例外的な存在なのかもしれない

とりわけ音楽業界は業界総情弱といっていいだろう。音楽業界が業績回復しない原因はいくつもあるが、これも1つの原因かもしれない


11月 23, 2017 パソコン・インターネット | | コメント (0)

2016年9月29日 (木)

Spotifyようやく待望のサービス開始。しかしストリーミングの真の評価はこれから

当ブログでも何回か言及したスポティファイ(Spotify) の日本サービスが本日開始した。まるでオオカミ少年が「オオカミ!」というがごとく、サービス開始の情報が流れてから結局延期、というのを繰り返してきたが今回ようやく、日本でのサービスが開始された。

但し当面は招待制(黎明期のmixiと同じ)でエントリー制でサービスを開始し、招待コードを得るにはSpotify公式サイトでエントリーする必要がある。欧米と同じく「無料プラン」「有料プラン(月額980円)が用意されており、前者は勿論広告が入る。尚、有料プランは、30日間はフリーで試用できる。これも欧米と同じ

■無料で4000万曲が聴ける「Spotify」が日本でサービス開始
http://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1609/29/news084.html

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日本は他国に比べてかなりサービス開始は出遅れた形になっているが、そうはいってもアメリカでもヨーロッパでもこのサブスクリプション式のストリーミングサービスに対する評価は大きく二分されており、その意味では私は業界的見地からすればそれほど出遅れは気にならない。

日本で誤解している人が非常に多い。特に声を大にしていいたいのはこのストリーミングサービスは音楽の最終アウトプットでは決してない、という点だ。サブスクリプションサービスは配信というよりは寧ろネットラジオという認識の方が正しく 音楽のプロモーションの一メソードと考えるべき

つまり音楽配信のダウンロードやフィジカルなパッケージ(CD ー最近はアナログレコードも復活している)を売るためのツールという風に認識しておいた方がいい。実際ストリーミングなのだからラジオ、や有線放送をネット(主にスマホ)を通じて聴く、という風に考えればいい。実際見かけ上もそうであるし、私も実際にトライアルで使ってみてそういう考え方で使っていた。

但しSpotifyが本当にプロモーションメソードとして機能しているか、効果が出ているか、についてはアメリカでも評価が分かれていて現時点ではなんともいえない。もう少しきちんとした評価には時間が必要だろう。

これが音楽にとってよい影響になるのか、あるいは期待はずれか、寧ろ足かせになってしまうのか。

今後の推移を見守ろうと思う

 

9月 29, 2016 パソコン・インターネット | | コメント (0)

2016年6月12日 (日)

深刻化する女性アーチストのセキュリテイー 取りあえず今できる対策について考える

先日の小金井で起きた冨田真由さんのストーカー刺傷事件が記憶に新しいがアメリカでも同じような事件、いやもっと痛ましい事件、起きてはならない事件が起きてしまった。ボーカリストのクリステイーナグリミーさんがファンへのサインを書いているうちに凶弾に倒れて死亡してしまったのだ

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NYタイムズの記事によると犯人はKevin James Loibl,(ケビン、ジェームス、ロイブル 写真左) まだ捜査途中だが、動機は不明でクリステイーナさんとの接点は今のところ見つからないという、小金井のような執拗なストーカー事件とは少し違うようだ。

クリステイーナさんの弟を始め数人のファンが取り押さえた時犯人の犯人のロイブルは銃で自殺。現在フロリダ州オーランドの警察はが犯人の電話やパソコンを分析して今回の動機を解明中で今後の捜査で新たな情報が待たれる。だが犯人は拳銃二丁と狩猟用のナイフを持ってオーランドまで来ていることから明確な殺意があったことは明らかである。

■Man Who Shot Christina Grimmie, a Singer on ‘The Voice,’ Is Identified
http://www.nytimes.com/2016/06/12/us/christina-grimmie-singer-on-the-voice-dies-in-shooting-at-concert.html?hp&action=click&pgtype=Homepage&clickSource=story-heading&module=mini-moth&region=top-stories-below&WT.nav=top-stories-below&_r=0

それにしても小金井の冨田真由さんー幸いにして意識が回復したのが気持ち的に救われたがーの事件を始め頭がおかしい人間の暴走が最近本当に目立つ。頭のおかしい人間はネット時代以前にもいただろうが、インターネット時代になってこのような頭のおかしい行動や言動が結果として目立ってしまい、犯罪行動を誘発、もしくは誘導、結果的には幇助することになっていることは考えなければならない。

はっきりいえることは小金井のストーカー刺傷犯人にしても、今回のクリステイーナさんの射殺犯にしても、このように暴走しかねない頭のおかしい人間はまだゴマンといる可能性が高いことだ。そして殆どが間違いなくネットで活動している

私はインターネットの最大の不幸は、いわゆるバカな暇人、ネトウヨ、荒らし屋、スパマーといった「頭のおかしい人間」にインターネットという凶器を与えてしまったことだと考える。だから私はIT業界、プロバイダーやサーバー業者で「ブラックリスト」を共有し、ブログやSNSの炎上行為や難くせをつけて人をたたいたり、誹謗中傷や恐喝行為などを行う人間のIPアドレスを特定し、二度とネットを接続できなくなるように提言している。

IT業界が「自由なインターネット空間を守る」ためにそのようなユーザー排除する行為に消極的なことはわかっている。だが事態はもはや予想以上に深刻な状況だ、

そもそも今のインターネットの世界が本当に「自由な意見を活発に取り交わせる」空間であるのか甚だ疑問だ。SNSで目立つのは世代を始めとする違った層どうしの「価値観の押し付け」や「正論、正義」(と書きこむ人間は勝手に考えている)を武器にして他人を叩く行為が繰り返されているのが現状だ
寧ろ目立つのは他人の意見や価値観の違いに極端に不寛容になっている点だ。ネットは本来は自由な世界のはずだったのだが今は全く逆で多様な価値観を一切受けつけない恐ろしく視野の狭い偏狭な世界になっている。ネトウヨやヘイトスピーチがこれだけ幅をきかすのが何よりの証拠である。つまり声を大にしていいたいのは

今のインターネットのどこが自由な世界になっているのか

という点だ

いずれにせよインターネットの現状を考えるともはや自由なネット空間を維持するため、などというのはもはや寝言に過ぎないことは明らかであろう。「ブラックリスト」を作成共有して少しでも問題あるネットユーザーをネットから追放することは是非ご検討いただきたい。

さて、私はFacebookグループで「音楽家&音楽及び関連業界キャステイング」の管理人もしており今後ライブイベントを定期的に開催する予定である。なかには女性アーチストをフィーチャーしたイベントもある。その場合女性アーチストに対するセキュリテイを昨今の状況から真剣に考えなくてはならなくなった。

SNSを始めとするネットでの対策についても問題だが、頭のおかしい人間がいつどこで潜伏して犯罪行為に走るか、予測することは不可能である。そこで考えられる対策として次の2点が揚げられる。あまりこういうことはやりたくないのだが

1.入場者の持ち物検査(危険物の持ち込みがないかどうか)

.(可能ならば)ステージの両サイドに警備員
昔ハードロックやヘビメタのライブの時にはステージに網が貼ってあり、両サイドに警官、警備員がいたがそのようなことがまた必要になってきたかもしれない

クリステイーナグリミーさんの事件は本当に胸が張り裂けそうになるくらい痛ましい事件で。二度と起こしてはならない。だがアメリカでも日本でも残念ながらこのような暴走する基地外がまだ潜在的に多い、というのも事実である、

6月 12, 2016 パソコン・インターネット | | コメント (1)

2016年1月29日 (金)

デジタル偏重、デジタル絶対時代の終焉ーインターネットは「旧メデイア」に実は「完敗」したという事実

インターネットの黎明期から現在でもそうだが多くの人々はIT企業家の宣伝する「インターネットはあらゆるメデイアを凌駕し社会に革命をもたらす」という文言を鵜呑みにした。いわゆるお暇な「ネット住民」からネトウヨ、またいわれるリア従になりたくてもなれない人たちはそのことを信じて疑わなかった。
今でも彼らは「ネットの方がすぐれている」「ネットメディアがそれ以前のメディアをすべて駆逐する」という言質にこだわっている。それはひとことでいえば彼らにはネットでしか自分を表現できないし、自分の力を誇示できない、勿論この手段でしか他人を攻撃できないからである。

だからこれからここに紹介する記事はそんな「ネット住民」、ITギーグ、やたらにネット万能論をまきちらすエセIT起業家、ネトウヨたちが読んだら(そもそも彼らにまともな文章読解力があるか疑問だが)卒倒するか激昂するかのどちらかだろうと思う。彼らが死んでも認めたくない事実が書いてあるからだ。

そればインターネットは結局「既存のメデイア」であるテレビに完敗している、という事実だ

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息切れするネットメディア、真の勝者は結局「テレビ」だった!
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/47559

(ルパート・マードックが息子)ジェームスが父親のサテライト放送会社のBSkyBを経営していた時に行った辛辣なインタビューで、この落差を指摘したことがある。すると彼はマードック特有の口調でそれをあっさり切り捨てこう答えた。

「全然分かってないんじゃないかな。よく周りを見回してくださいよ。テレビの時代なんですよ!」

マードック一族は古い時代のメディアの遺物と信じ込んでいた私は、周りを見回してみた。すると確かに、インターネット時代であるにもかかわらず、BSkyBが強大な地位を確立している事実にたじろいでしまった。実際、それはヨーロッパ最大の企業の一つだった。

<中略>

どんなにデジタル企業の評価額が急騰し、誇大宣伝されてメディアが騒ごうと(もっとも、その大半はデジタル・メディア自体から発信されるものだが)、いまだに人々はインターネットよりテレビ視聴に多くの時間を費やしているということだ。 そして、テレビを見るためにインターネットを使う時間が増えていたのだ。

オンライン・メディアの革命家たちは当初、より多くの無料コンテンツと、より多くの広告というテレビのビジネス・モデルを盗むことで、やすやすとテレビの旨みを手に入れられるものと踏んでいた。

ところが、今やオンライン・メディアは「無料」の中で溺れかかっている。あらゆるもののアグリゲーターであるグーグルとフェイスブックがトラフィックを支配し、実質的に広告料金を設定する形となっている。

この両者のトラフィックが驚異的に拡大したことで広告市場は過剰供給となり、広告料金を押し下げる結果となった。ガーディアンからバズフィードに至るまでのメディアは、トラフィックを増やすことによってしか競争に勝つことができない。

トラフィックというのは、愛読者ではなく単に通り過ぎてゆく何百万というウェブページの訪問者で、それは、あまりにも瞬時であるため、当然ながら支払われる広告料はどんどん安くなっている。

一方テレビ業界は、あたかも中毒から回復するように、着実に広告離れを進めてきた。ケーブル会社からの料金や、毎月消費者のクレジットカードから引き落とされる料金に基づく新しいビジネスを始めているのだ。

<中略>

皮肉なことに、かつてもっぱらニールセンの視聴率に振り回されていたテレビが高級化し、オンライン・メディアは、ばかげたトラフィック・ゲームに成り下がっている。テレビは、名声と影響力を収益化する方法を見出したのだ。大衆市場のテレビが高級化に向かったのに対し、リスティクル(リスト記事)や過剰に感傷的なバイラル動画(や記事)などを提供するデジタル・メディアは、低レベルのマス(層向け)路線を追う形になった。

あちこちのウエブサイトにあるクオリテイの低い(もしくは違法に掲載された)無料コンテンツ、自分が書いたコンテンツでもないのに感傷的、感動的なコンテンツをあたかも自分の記事であるかのように掲載して姑息な手段でトラフィックを稼ぐバイラルメデイア、「未来のマーケテイング」と称して「やらせ」の情報を拡散してねつ造されたマーケテイング情報をたれ流すステルスマーケテイング

今ネットを見るとこんな低俗でクオリテイの低いコンテンツであふれている。そして今ソーシャルネットだけでなくネットで拡散されている無数のデマとゴミ情報
「ネット住民」、ITギーグ連中はここに未来があるなどと思っているかもしれないが、こんなクソコンテンツに未来などない。結局無料コンテンツ=ゴミ、の範疇を出ない、ということに賢い人はみんな気づいている。

特にアメリカなどではケーブルテレビが定着していたこともあって、視聴者から料金を徴収するシステムはネットではなくテレビの方で広がった。以前当ブログの記事でドワンゴの川上社長がいみじくもいったが「結局は有料モデルが勝つ」という点、アメリカでは成功例があまりないようだがネットの有料メデイアは日本のニコ動では成功を収めつつある。

お金を払った人は最後まで見ますが、無料の利用者は、途中で見るのをやめてしまう

ネガティブな反応を示すのも、無料の利用者の特徴です。

繰り返しいうが「無料」というのが価値がない、ということである。価値がないコンテンツは当然ゴミ同然なものになり、それが今まさにネットで起きていることである。一方有料コンテンツは「価値のあるもの」しか発信しないし、結局ケーブルテレビを始めとする、「ネット住民」が「旧態依然のメデイア」と軽蔑するメデイアは「価値のある情報、コンテンツ」を流し結局視聴者はそちらの方を選んでいる

だから「ネット住民」、ITギーグ連中は認めたくないだろうが「彼らが旧態依然とバカにしていたテレビに確かに現状を見ても完敗した」というのは紛れもない事実なのだ

この疲弊した第2次大戦後のテクノロジー(=テレビ)は、どうやって王座を奪還したのだろうか。昔気質のビジネスマンが経営に当たったのだ。

YouTubeがテレビの海賊サイトとなる恐れが生じた時、バイアコムの84歳になるサマー・レッドストーンが率いるテレビは、YouTubeの所有者であるグーグルを苦渋に満ちた訴訟合戦に引きずり込んだ。そしてレッドストーン氏のような守旧派的行為により、YouTubeは海賊からライセンサーに変わった。グーグルを自分の顧客にしたのだ。

視聴者に払わせるという未来のモデルを習得しつつあるのは、デジタル・メディアではなくテレビだ。そして当然の結果として、相手がお金を払ってくれるようなコンテンツを制作している。

一見危機のように見える最近の現象は、単にテレビの箱から離れ、コードを切り離したことに過ぎず、実際には、かつてないほど多くの人がテレビ番組を見ているのだ。

<中略>

ネットフリックスは、自らをテレビの破壊者と喧伝している。しかし実際のところ、ライセンスやプログラミング料としてハリウッドやテレビ業界に年間約20億ドルを支払っているテレビ会社に他ならない。

<中略>

そして、画面上で見るものを楽しみ、それに対価を支払っている。巧みに、かつしっかりと制作された物語風のエンタメ動画は非常に収益性が高いため、デジタル・メディア業界の誰もがプレミアム動画のストリーミング(つまりテレビ)を目指している。

彼らは、下落を続ける広告料と、より多くのトラフィックを求めるプレッシャーに辟易としているのだ。

これらの事実を見ると我々コンテンツホルダーにとってようやくいい時代が訪れてきた、といってもいいかもしれない。ひたすらトラフィックをふやそうというバイラルメデイアの姑息な手段に人々はうんざりし始めている。既成のインターネットの手法はどれも破綻し始めている。

一方で「価値のある」コンテンツを消費者が求め、結果的にテレビの流す視聴者がお金を出してもみたい好きなコンテンツの方に流れて行っている、ストリーミング、サブスクリプションもその手段に過ぎない。勿論デジタル時代では映画の劇場もレンタルビデオも無用の長物、などという発想の方が時代遅れなのだ

但し残念ながら音楽だけがこの動きに乗り遅れている。しかし音楽配信は伸び悩んでおり、アナログレコードの生産量は確実に伸びている。「音楽配信が出たからパッケージは無用の長物」などと信じて疑わなかった人たちが考えていた方向とは逆の方向に行きつつある

だがそのためには我々コンテンツ制作者は制作するコンテンツのクオリテイの問題が重要になっていくだろう。ちなみにこういう流れを受けて映画などではある動きが出てきている。

先日サンダンス映画祭にて「ダークナイト」「インセプション」の監督で知られるクリストファーノーランが昨今の映画制作現場に対して苦言を呈した。
「デジタル偏重」の気風が映像の制作現場で「工夫」が見られなくなり映画学校にその責任があると指摘。デジタルカメラは必要最小限にして作品には本物のフィルムを使うことを推奨した

Christopher_nolan

クリストファーノーラン監督

「フォースの覚醒」はフィルムで撮影され、エピソード8もフィルムで撮影されるという。タランテイーノもフィルムでの撮影にこだわっている。この傾向はどう見ればいいだろうか?

結局2000年代から始まっている「デジタル偏重」の気風に対して見直しと「過去の手法」であるフィルム等を見直す雰囲気が出てきている、ということではないだろうか? 音楽制作の現場でも「過去の産物」とされたテープレコーデイングが復活しているし、アナログレコードも前述のように復活している。2000年初頭から続いた「デジタル絶対」という気風が事実上終焉したことを意味している。

つまり

デジタル偏重、デジタル絶対時代の終焉

ということができるだろう

但し「デジタル終焉」「アナログ復活」といっても過去の「アナログ時代」に完全に戻るわけではない。あくまでデジタル技術を吸収し、理解をしたという前提でのアナログ技術の復活である。そこを勘違いするととんちんかんな話になる

ちなみにスターウオーズのエピソード9は「実際に本物の宇宙を撮影」することになるかもしれない、という。実現したら本当に見てみたい

1月 29, 2016 パソコン・インターネット | | コメント (0)

2015年11月20日 (金)

ツタヤ 独自の映像制作と配信強化でアメリカNetflixに対抗か?

当ブログでも既に何回か紹介したアメリカ映像配信最大手のネットフリックス。年内に国内サービス開始の話があるが以前も話をしたようにネットフリックスが映像配信のhuluと根本的に違う点があることも指摘した。

それは以下の点である

1.ネットのストリーミング配信のみならず、DVDレンタル(配達含む)の実店舗の運営も併用

2.レンタルだけではなく劇場公開のシステムも構築

2.単に映像コンテンツの配信ではなく映像そのものを制作

日本のITギーグやネット住民はいまだにネットがリアルを凌駕する、とかネット、ウエブサイト関係さえ充実していれば大丈夫、であるかのようなネット万能論、ネット優越主義のような考え方に固執する向きがあるのだが世界的に見てもそういう考え方はもはや時代遅れである。

記憶に新しいが先日アマゾンがニューヨークに実店舗をオープンしたというのが話題になっているが、

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これに関してE-コマースが限界なのか? などという記事が見られたが、それは現在の時代の本質を全く理解していない見解である。

ひとことでいえばこれからはリアルとバーチャル(ネット)の双方を充実させないとダメなのだ。リアルにこだわってネット対策を全くしていないのは論外だが、かといってネットだけでのバーチャルだけでもダメ ということだ

アマゾンがリアルな店舗を作ったのもこれが理由だし、Googleがソフトや本の宅配をしたのもそれが原因。ネットさえあればすべてが大丈夫とか、E-コマースが普及すれば世の中の全ての店舗は不要になる、などと大真面目に論じている輩がいまだにいるがそういう考え方ではこれからの時代は生き残ることができないのである。まあその手の言質にこだわる輩は要するにこの人たちにはネットしかないからそういういいかたになるんだろうが。

ネットフリックスhuluと違いバーチャルとリアルの二本立てで成長して、配信とレンタル両方で大きく成長してきた企業である。つまりネットフリックスは元々ビデオのレンタル宅配業者からスタートしたこともあり映画、映像コンテンツの第一次(劇場) 第二次(DVD パッケージ) 第三次(ストリーミング配信)の全てを自前でできる点が従来の事業モデルと大きく違う点だ。

当ブログの記事にも書いたが、今年七月のクリエーターズEXPOにおける基調講演で株式会社KADOKAWAの角川歴彦会長も指摘していたがアメリカのApple  Google  Amazon といった会社の1つの傾向として

IT バーチャル       リアルな業態、リアルな世界を志向

既存のリアルな業態  バーチャルな世界、IT技術導入を志向

という傾向がみられるという、角川歴彦会長もドワンゴを買収したというのはそういう背景があると思われる。

実はそのネットフリックスと極めてよく似た企業が日本国内にあるのをご存じだろうか?

そうCCC(カルチャーコンビニアンスクラブ)が運営するTSUTAYAである。

先日そのツタヤが単にレンタル事業だけでなく、独自に映像を制作、配信からレンタルまで行うことを発表した。あまり知られているとはいえないが、ツタヤも映像ストリーミングサイトを運営している。huluに比べ認知されているとはまだ言い難いが、これから本格的に強化していきたいという

http://tsutaya-tv.jp/

先日その草分けとなるTSUTAYAの映像発掘プロジェクト、「TSUTAYA CREATORS' PROGRAM」のイベントが開催されて474の企画が集まりその中からグランプリ、準グランプリが決定したという。

■黒木瞳さん「満場一致でした」―TSUTAYAの映像発掘プロジェクトにて 474の企画から、No.1が決定!
http://top.tsite.jp/news/cinema/i/26249269/?sc_cid=tcore_a99_n_adot_share_fb_26249269

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この映像発信プロジェクトはTSUTAYAが販促・製作において全面的にバックアップするという試みで初められたもので、今後の映画、ドラマ等のトレンドにも大きく影響するものと思われる。TSUTAYACCC(カルチャーコンビニアンスクラブ)というIT系企業が事実上運営しており、その面ではアメリカのネットフリックスに十分に対抗可能な体制と資金力を有している。

もしこれが続くと非常に面白いことである。そのうちリアルとバーチャルの双方で充実したコンテンツビジネスがネットフリックスTSUTAYAの日米対抗でコンテンツビジネスの一騎打ちなんていう事態になるかもしれないからである。いや、おそらくそれを明確に視野に入れての今回の一連の動きであると考えてまず間違いないだろう。

元々コンテンツプロバイダーとも密接な関係を維持しているのTSUTAYAがレンタル、販売だけでなく劇場公開の体制まで作ることができ、なおかつそれで日本独自の映像表現が多く生まれるようになればこれは実に面白い。それが人気作品となればTSUTAYAの映像ストリーミングサイトTsutaya-tv.もサブスクリプション数が増えていくであろう。CCC(カルチャーコンビニアンスクラブ)らしい総合的な戦略である。

さて、ここで音楽制作の関係者の一人として1つの要望がある。

私は映画音楽とかをやっている関係で映像制作と音楽制作双方のプロセスを理解しているが、もしネットフリックスTSUTAYAが映像制作から販売(劇場公開を含む)システムを作り上げるのであればそれを音楽制作の方面でも是非拡大を検討してほしいと思う次第だ。
実際制作費は映像、映画の制作費などと比べれば音楽制作費などたいした金額ではない。映像、映画は最低でも数千万(ちなみにデジタルではないフィルムの時代はフィルム代だけで億単位行った)ちょっと有名な俳優を使えれば簡単に億単位に制作費が必要となる。必要なスタッフ数もカメラ、照明、衣装、メーク、ものによっては美術等映像制作には大勢のスタッフが必要となる。

これに対して音楽制作はどんなに金をかけてもせいぜい1千万、-少なくとも日本国内でアルバムで一千万かける、というのはバブル時代を除いてありえない。せいぜいそんなものである。

TSUTAYAはCDのレンタルも販売も行っている会社であり音楽のストリーミングはやっていないものの、TSUTAYA経由でデイストリビューションを行うことは十分に可能である。また最近はアナログレコードも復活しつつあり、「いい音楽をよりよい音で」音楽愛好家に届ける傾向も強くなってきている。

配信やストリーミングが出てきたからパッケージはもはや無用の長物、ネット関係者やITギーグたちが信じて疑わなかった見解が今大きく崩れつつある。

ネットフリックスTSUTAYAが映画やドラマを映像制作から販売、公開まで行うのと同じようにそうした動きが音楽制作の方面でも拡大していくように切に願うものである。

11月 20, 2015 パソコン・インターネット | | コメント (0)

2015年8月22日 (土)

定額ストリーミングの本場のアメリカでシカゴ市が「クラウド裞」導入。コンテンツビジネスへの今後の影響は?

当ブログでもサブスクリプションによる定額ストリーミングに関して論じてきたが、本日その定額ストリーミングの本場のアメリカで衝撃的なニュースが飛び込んできた。

アメリカ第二の都市シカゴが音楽配信や定額ストリーミングを始めとする「クラウド系サービスに「クラウド裞」を導入すると発表。

■Chicago’s 'cloud tax' makes Netflix and other streaming services more expensive (シカゴ市の「クラウド裞」でネットフリックスを始めとするストリーミングサービスが割高に)
http://www.theverge.com/2015/7/1/8876817/chicago-cloud-tax-online-streaming-sales-netflix-spotify

英語のニュース映像

■Why you'll be paying a 'Netflix tax' soon(なぜ「ネットフリックス裞」を払わなければならないのか?)
http://finance.yahoo.com/news/why-you-ll-be-paying-a--netflix-tax--soon-161951515.html#

日本では定額ストリーミングサービスがまだ開始したばかりだし日本でのネットフリックスのサービス開始が秋に開始予定されている折も折、アメリカのシカゴ市で面白い動きが発生して全米で議論が沸騰している。

要するにi-tunesを始めとする音楽配信やNetflix, Huluなどの映像ストリーミング、Sporify Apple Music等、コンテンツで「クラウド」を使うサービスに対して「クラウド裞」を導入というもの。

寝耳に水のIT業界からは当然ながら反発と戸惑いが起きているが、映像や音楽のコンテンツプロバイダーからは好意的な反応が返ってきている。

賛否両論あるものの、これが全世界的に普及すると今後のコンテンツビジネスに大きな影響をもたらす可能性があり、これに関して

(1) シカゴ市以外の自治体も同調するのか

(2) 定額ストリーミングの普及に影響がでるのか

の2点が注目される。

要は定額ストリーミングが主流になったことで、コンテンツプロバイダーの収入が激減することに対する対策の1つといわれていが。ITギーグや日本のヒマなネット住民が聞いたら卒倒するようなニュースだ。しかし私は面白い、と思っている。但しこの税金がどう使われるかが問題だが..

今後この関係がどう展開するか、定額ストリーミングの動向とともに注視する必要があるだろう。


8月 22, 2015 パソコン・インターネット | | コメント (0)

2015年8月 6日 (木)

ホリエモン、池田、上念がSEALDsを攻撃する理由ーもはやリア充は時代遅れ―スマートに知的にネットツールを使いこなす時代

8月に入り主な取引先の多くが「夏休みモード」に入ったためここ数日懸案の会社のウエブサイトと私の公式サイトに関してSEOを始めウエブ対策の作業を行った。

実はこの件に関してはなかなか思うようにいかず悪戦苦闘している。しかし今でも時々うちの会社にはうざったいほど電話してくるわけのわからんSEO会社で信用できるところは殆どない。そのため会社関係のウエブサイトは全て自分の所でやる、というのが基本だと思う。アメリカなどは既にそれが当たり前になっている。

ちょうど同時期に私の会社が加盟している日本商工会のビジネスモール(B-mall)が大幅にリニューアルになった。このページはBtoBでは企業の担当者、決済担当者が見ることが多いので重要なページになっている。よろしければご覧いただければ幸いです。
http://www.b-mall.ne.jp/company/hybridmusic

ウエブ経由での新規案件獲得、というのは極めて重要である。特にうちのような会社にとっては

私の会社は音楽業界の中ではかなり早いうちからWebを重視してきた。今では当たり前になったウエブ上の音楽試聴を業界の中では早くから取り入れた。早すぎたため業界団体からよく横槍を入れられた。今ではさすがにそんなことをいう会社はないが、当時はウエブで音楽を自由に聞かすなどとんでもない、などという雰囲気が音楽業界にあったのである。(今でも業界はウエブに対して臆病、というか消極的である) そんな中もう10年以上前からウエブ経由での新規案件獲得を私の会社は行ってきた。

だが正直ここ数年低調だった。そのためのテコ入れをしていたのだが、SEOはとにかくすぐには結果が出ないし、出てうまくいかなかったときのダメージも大きい。特にGoogleの新アルゴリズム"Humming Bird"の対策は本当にうまくいっていない。考えすぎているのだろうか?

いろいろいう人はいるだろうが、結局ウエブ対策というのはなぜ重要かというとそのウエブサイトでいかにリアルな実益に結び付けられるか、というのがポイントである。

いまだにネットでは「リア充は無知で馬鹿」というネット住民の願望に近い説が支配しているようだが、そもそもネットのサイバー空間だけで完結していいのはネットの黎明期だ。実際本当に有能で賢い人はネットというツールでいかにリアルな生活を充実させられるか、ビジネスの収益に結び付けられるか、について熟知している。しかしサイバー空間だけで自己完結している連中の大半はいまだにそのことに気づかない。それは彼らがリアル、つまり世間的な感覚を察知する能力がないためである。感性が枯れ果てていて死んでいるのだ。

ネトウヨの書き込みにせよ2ちゃんなどにみられるネット住民の書き込みにせよ一般市民から白い目で見られたり避けられるような内容が大半だ。しかも書いている張本人たちは「外からの目線」が可視化されないために、とことんまで狂ってしまうのがこの手のネットユーザの実態だ。

残念ながら彼らには気の毒だがもうネトウヨもいわゆるネット住民(中川淳一郎さんのいうアホな暇人)もネットの主役だった時代はとっくに終わっているのだ。

それを象徴しているのは大学生を中心に安部政権への反対運動を展開しているSEALDsだ。正直彼らのような若者たちが台頭してきたのを見てこの国もまだ捨てたもんじゃない、と思っている。

実はSEALDsはリア充でありながら知性と豊かさに富んだ都会的な若者たちである、まさしくソーシャルネットを始めとするネットツールをスマートに使いこなし、それを効果的な反戦運動にむすびつけている。彼らの私が特に評価する点はかつての左翼運動のような偏った会話を大声でする集団ではなく、全くイデオロギーのない身近な部分から反戦、平和主義を唱えているグループだからである。これは共産党や社民党等の従来の左翼運動とは一線を画し、右か左かという枠でしか見ない従来の政治観にとらわれた人間には理解不能な運動だろう。安倍政権は恐らくは彼らに恐怖を感じているはずだ。

だからこそ安部政権も安倍に近い運動も、ありもしないデマを流す等の妨害を試みているがそのような行為をやればやるほどかえって逆効果になっている。

またホリエモン、池田信夫、そして上念司といった「ネット論客」がいずれも「SEALDsに参加すると就職に不利」とか「韓国や中国の政治勢力とつながっている」とかありもしないデマや脅迫を立て続けに行っているが、この連中はネットでは影響力はあるもののサイバー空間のみで自己完結する典型的な「ネット論客」だ。こいつらがなぜSEALDsを攻撃するか、勿論ホリエモンなどもそうだがあえて「暴論」をいってネット住民への「釣り」という意図もあるだろうが、例のネット右翼の専門家の古谷 経衡氏によるとそれは「嫉妬」による部分が大きいらしい

SEALDs」はと言えば、スマートに、かつ洗練された様式で政治や社会のことを口にしている。その姿には同世代だけでなく、広く大衆を引きつける力があるようにすら感じる。<中略>クラブハウスでオールをしていそうな女子が、政治や社会や政府に意見具申してメディアで取り上げられている様に感じるのは、「嫉妬」以外の何物でもない。

  私のような人間にとって、彼らは「白痴」でいて欲しい存在である。当世のファッションや流行に敏感な若い世代は、政治や社会の出来事に無知な馬鹿であって 欲しい、という願望が根底にある。が、彼ら「SEALDs」は違う。私が思い描いていた青春時代の最高の姿。つまり「遊びも社会意識も高い」という無双の存在こそが「SEALDs」である。「遊び」と「社会意識」のどちらか一方に偏重した青春を送ってきた世代にとっては、その両方をスマートに実現しているかに見える「SEALDs」に感じるのはただ嫉妬である。私はこの事実を素直に認めざるをえない。

高齢者と中年層が主体の「右派」における集会や街宣界隈を嫌というほど観てきた私にとって、否応なく「SEALDs」は嫉妬の対象に成る。まず彼らの洗練されたWEBサイトを見てみよ。表参道のカフェやバーの入り口に置いていそうなフライヤーのデザイン性がトレースされている。私からすると、まさに完全なる「敗北」である。「◯◯糾弾国民総決起集会」とか、「◯◯新聞廃刊!」云々の教条的でセンスの欠片も無い、冷戦時代から何ら変わることなく継続されてる活字檄文だらけの右派の集会ばかり観てきた私にとって、「SEALDs」の洗練性は瞠目するべきものだ。

ホリエモン、池田信夫、そして上念司らが躍起になってSEALDs批判や悪質なデマまで流すのはまさに偏ったオタク中年、オタクジジイの域を出ない連中リア充になりたくでもなれない連中、さらに既存のサイバー空間で「既得権益」を得ていた連中がSEALDsの存在によって自分たちが脅かされ、さらにこの若者たちには絶対に勝てないという「嫉妬」を感じたためであろう。特に上念のデマのえげつなさはある意味負け犬の遠吠えにすら見える。彼らはSEALDsのような洗練された、しかも知的な若者には自分たちは絶対に勝てないことを知っているからだ。

SEALDsの存在はまさに「リア充」などという言葉自体がもはや時代遅れである。という何よりの証明ではないだろうか。

ネットのさまざまなツールをスマートに使いこなし、それをリアルな世界の成果にむすびつける。SEALDsの若者たちは企業人としても極めて有能な若者になることに疑いはないと思う。


8月 6, 2015 パソコン・インターネット | | コメント (0)

2015年7月 7日 (火)

クローズアップ現代「あなたは音楽をどう愛す? ~新・配信ビジネスの衝撃~」(ピーターバラカンさん出演)を見ての所感

先程NHKの「クローズアップ現代」にて「あなたは音楽をどう愛す? ~新・配信ビジネスの衝撃~」の放送を見た

■あなたは音楽をどう愛す? ~新・配信ビジネスの衝撃~
http://www.nhk.or.jp/gendai/yotei/index_yotei_3681.html

これに関して先日の角川会長の「クリエーターズEXPO/プロダクションEXPO」での基調講演の話とも重なる部分が多々あったのでそこも含めて所感をかかせていただく。

、まず番組の内容を大まかに、ざっくりと要約すると

先日サービスを開始した「アップルミュージック」を始め「ストリーミング」(たぶんバラカンさんの指導だと思うが「配信」と使わずに「ストリーミング」という表現を使った。この用法は正しい)を紹介し、同時にCDの売り上げがピーク時と比べ1/3に減ったことが紹介され、激変する音楽のビジネスモデルについて論じられた。

この中でストリーミングの音楽家、アーチストへの分配が極端に少ないことから、次の3つの問題点が論じられた

1、音楽の価値が下がってしまうのではないか

2.音楽家やアーチストの生活が成り立たなくなってしまうのではないか

3、CDピーク時と比べ、アーチストの多様性が失われ、一部のアイドルに偏っている。

の三点が揚げられた、、

ちなみに上記の3、の多様性についてはバラカンさんもおっしゃっていたし私も同感するが音楽に多様性がなくなったのではなく、音楽を広めるメデイアに多様性がなくなったのである。そのためテレビのタイアップのような単純な宣伝プロセスは寧ろ音楽の発展には好ましくない影響を与えるといっていい。それははっきりいってメデイアの責任、である

それに対してアーチストや音楽プロダクションの様々な試みが紹介され、具体的には

1.CD以外のアーチストのグッズ開発
2.ファンとの交流を密接にする
3.有名アーチストを交えたワンコインコンサート
(u-strean 入ってる?)
4.アルバム制作のためのクラウドファンデイング

等が紹介され、音楽が無くなることはないので、バラカンさんとともに工夫さえすれば道を切り開くことができる、という言葉で結ばれた。

これに関して私の所感を述べさせていただく

まず先日の角川会長の講演において21世紀のコンテンツ産業が生き残るポイントで2つ重要なポイントがあった。

それは

1.規定を緩やかにすることを希望する「ユーザー」と権利ロイヤルテイ強化を希望する「クリエーター、アーテイスト」とのギャップにどう折り合いをつけるか。

2.オフラインのリアルな世界だけでは勿論だめだがオンラインーのデジタルに偏ってもダメ。両方を使いこなさないと生き残れない

まず1.だが番組でバラカンさんが述べていたように配信やYou tubeそして今回のストリーミングでユーザーの著作権意識は低下し、それを崩すのは難しいとおっしゃっていたが、だからこそカドカワ会長のIP2.0を始め、アーチスト、クリエーターが連帯して現在のロイヤルテイの部分を強化する運動を起こさないといけないだろう。これは一人で、できることではない。みんなが連帯して「自分の生活を守る」意識で取り組まないといけない問題であろう。

そして2.だが、それについて述べる前にまず大前提の話をしなくてはならない。

詳しくは当ブログの以下の記事を読んでいただきたい

■音楽を「広く安く」売る時代は終わった。これからは「狭く高く売る」(ブランド化)時代に
http://kyojiohno.cocolog-nifty.com/kyoji/2015/01/post-5b9d.html

そもそも音楽のサブスクリプションを始めPandoraSpotifyはいずれもアメリカでは主流になりつつあるが、これが一見音楽市場の主役であるかのように多くのIT関係の記事は書いている。

だが本当にそうだろうか? というのが私の見解である.

実はPandoraSpotifyはにせよApple Musicにせよ、番組では正しく伝えていたが、ダウンロード=所有するのではなくただ流すのみ

つまり「ストリーミング」というのは有線放送やラジオに近い、いや殆ど同じといっていい

ものは考えようで、メジャーでタイアップという「宣伝手法」を使う時は著作権を放棄しているが、この「ストリーミング」は云って見れば「お金をもらって音楽をプロモーションしてくれる」システムと考えればいい。

それを考えるとアーチストのメインの市場というのはまだ他に開拓が可能である。つまり本当のメインはそのアーチストの音楽の価値をきちんと理解してくれるファン、ユーザーに集中マーケテイングをすればいい。この人たちはCDだろうがアナログレコードだろうがTシャツその他のグッズだろうが公式な商品は何でも買ってくれる層である。つまりアーチストのブランドに対してお金をいくらでも出す人たちである、

その人たちをベースにライブ、クラウドファンデイングといった形でサポートしてもらうことは十分可能である。

つまり

「音楽を広く安く売る時代は終わった」「音楽は狭く高く売る時代」

に変わったと考えることができる。

それを音楽市場のニッチ化といういいかたもできるし、要は音楽文化の価値がわかる人とそれを理解できない人で両極化する、といっていいのかもしれない。

また旧ドワンゴの川上さんもいっていたが「自分でお金を支払わない」コンテンツに対してはユーザーは思い入れもなくなるし、コンテンツだって真剣には聞かない。これは実際にネットでのコンテンツビジネスをやっている人ならば実感することである。

さて、「ストリーミング」がそういうサービスだという前提で先ほどの角川会長の講演の2.の部分を見てみると昨今の産業の面白い傾向が見て取れる

IT バーチャル       リアルな業態、リアルな世界を志向

既存のリアルな業態  バーチャルな世界、IT技術導入を志向

つまりこれからは
オフラインのリアルな世界だけでは勿論だめだがオンラインーのデジタルに偏ってもダメ。両方を使いこなさないと生き残れない

どういうことかというと

音楽配信は音楽配信で必要、ストリーミングもストリーミングで必要、ウエブサイトやSNS, You tubeといったネットツールもおおいに活用すべき。 しかし同時にライブ活動やCD、アナログレコード Tシャツ、ブロマイド等のグッズの商品開発という「リアル」な部分も充実させるべき

その両方を見ないと21世紀は生き残れない、

つまりデジタルが出てきたからアナログは無用、ITのバーチャルが出てきたからリアルな部分は無用ーこういう短絡的な二者択一、白でなければ黒という考え方では生き残れない、

その模様は「クローズアップ現代」でもしっかり描かれていた。インデイーズのアーチストがさまざまな工夫をして生き残ろうとしている様が描かれていた。

ひとつだけはっきりいえることは、これからのミュージシャンは「いろいろと工夫してファンを引き付ける努力をすること」 が非常に重要になる。

音楽業界の体質として「頭を使う事」を極端に嫌う体質、風潮があるがそういう悪習慣はきっぱり捨てることだ。生き残るつもりがあるのならね

文化はわかる人、価値のわかる人がわかってくれればいい、

そういうと独り善がりに聞こえるかもしれないが、でも元来文化というのはそういうものかもしれない。価値の理解できない(理解しようとしない)人間に理解せよといっても確かに無理があるのも悲しいが事実である。

<追記ー番組を見逃した方へ>

全文を掲載したページがありました。
実際にお読みになってお考えいただければ幸いです。

■あなたは音楽をどう愛す?~新・配信ビジネスの衝撃~
http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail02_3681_all.html

7月 7, 2015 パソコン・インターネット | | コメント (0)

2015年6月18日 (木)

クラウドファンデイングの文化における可能性ークラウドファンディングの先進国アメリカでの失敗例に学ぶ

前の記事でストリーミングサービスがコンテンツ販売の「主力」となった場合コンテンツ市場はいわゆる大メジャーニッチかの両極端しか存在しなくなる。と書いた

つまり市場的に中間がない、状態になりそれが文化の発展にとって望ましいことではない旨を書いた。これはこの中間が次の時代のサブカルチャー的な温床になり、文化の発展事態を阻害してしまう危険性があるからである。

そういう事態を避ける意味でもこういう大メジャーマイナーなニッチか、という両極端の選択ではなく、それ以外の第三の道を温存する方法を模索する必要がある。

そしてその解決策になるかどうかはわからないが、1つの可能性としてクラウドファンディングがあるのではないか、とだいぶ前から言われてきた。

私もこのクラウドファンディングはこれからのコンテンツ制作にとって重要なメソードになり得ると考える。なぜならこのクラウドファンディングは以下のメリットがあると考えられるからである。

(1)  制作の際に特定の製作会社や事務所の意向に左右されない

当たり前だが金を出すところは口も出す。アーチストが自分の作りたい作品を適切な予算で制作したい場合は、特定の製作会社や事務所が資金を提供する場合は、アーチストが思い通りの作品を作るのはほぼ不可能である(下手すりゃ金出さないくせに口は出すところすらある)

(2)  特定の個人や事務所の影響力とは無縁である。

芸能界によくある話だが、資金やその関係の事務所の意向や影響力を出資額に応じて受けることがよくある。しかし クラウドファンディングは大勢の人間の出資、不特定多数の出資であるため、そのような「事務所の力関係」とは無縁になる。これは制作する上で極めてやりやすいことである。

(3)  出資者が潜在的なファン、顧客になりうる。

クラウドファンディングで資金募集する主旨に賛同し、そのアーチストやクリエーターを支持した上で出資するわけだから、クラウドファンディングによる特典を出資者に与えたにしろ、その出資者が潜在的なファン、コンテンツの顧客になる可能性がある。

これだけメリットや可能性があるクラウドファンディングだが、成功例もないわけではないが、失敗例も多い。それはクラウドファンディングでは先進国のアメリカでも同様である。

Music submit の関連記事でこういう記事をみつけた。英語なのでとっつきにくいかもしれないがかなり重要なポイントが書いてあるので、翻訳がてらここに紹介する。

5 Reasons Why You Didn't Reach Your Crowdfunding Goal
【クラウドファンデイングの目標額を達成できなかった5つの原因)
http://blog.sonicbids.com/5-reasons-why-you-didnt-reach-your-crowdfunding-goal

クラウドファンデイングキャンペーンで目標の金額を達成できなかった時のショックは大きい。しかしだからといってあなたが魅力のないアーチストというわけではないーしかしクラウドファンデイングキャンペーンやりかたに問題があった可能性がある。このクラウドファンディングは比較的最近に生まれたメソードだけにまだこの方法論についてははっきりよくわかっていないところがある。最近その中でうまくいった例といかなかった例を照らし合わせて、なぜ失敗したのか、その理由が少しずつ明らかになってきている。

あなたのクラウドファンデイングキャンペーンがうまくいかなかった原因には以下の原因が考えられる 

1.目標金額があまりにも高い

あまり目標の設定額が高いと「欲張り」に見えてしまうし、目標も達成しにくい
よく勘違いするのは目標額に達した時点でキャンペーンが終わるのではなく、あらかじめ設定した期間までクラウドファンデイングキャンペーンは続けられるということ。 適切な目標額であまり過剰な要求をしなければ目標額を上回る金額を集めることが可能だ、

2.たて続けにキャンペーンを立ち上げる

制作費のファンデイング募集のあと、PVの募集とかツアーのファンデイング募集とか立て続けにやりすぎるのは、よくない。これではアーチストではなく「乞食」に近い。ファンはアルバム制作をサポートしたいとは思っても立て続けに立ち上げたらサポートしようという意欲も萎えるものだ

3.出資者への特典が適切な内容ではない

実はこれが一番多く失敗の原因として揚げられる。例えばアルバムの価格数倍のファンデイングした人にアルバム一枚を特典として与えても、ファンにはなんのメリットもない。そんなものにわざわざお金を出す人はいるだろうか?これは音楽配信も同様。あとで出資額より遙かに安い価格で手に入る商品を特典にしても誰も出資しないだろう。もっと他に出資意欲を刺激する特典を考えるべきだ。ここに一番知恵をしぼるべき

4.過去のアーチストの商品、作品を特典にする

ファンデイングに参加するファンの人は普通キャンペーンを立ち上げるアーチストの過去の作品とかをだいたい把握し、多くは過去のCDなりDVDなりその他のグッズなりを既に所有している。クラウドファンディングに過去の作品を特典として提供するのは行ってみれば出資者に余り在庫を押し付けるのと同じであり、印象はとても悪くなる。
いずれにせよ「特典」というものはファンに出資したいと思わせるような特典にしないといけない

5.キャンペーン映像等にアーチストのキャラ、人格が感じられないものを展示

これも大きな要因、ファンはアーチストの作品、人格、キャラを支持しているのに、キャンペーンのデモ映像、画像にそれを感じられるものがなかったらなかなか出資しようという気になれないのは当然である。またデモ映像、画像をみてその主旨に賛同できないものに人が出資するはずなどない。こういうキャンペーン用の映像、その他のコンテンツをいい加減に作ると出資者の賛同など得られるはずもない。

以上の5点をやや意訳、概略にまとめたものを上記に記した。

やはり基本は自分がお金を出す立場だったらどういう風にしたらお金を出してくれるか、逆の立場に立って考えるべきなのだろう。そこをいい加減に考えると必ず失敗するということだ。

クラウドファンディング自体はいろんな可能性があると思うがどんなに可能性があるツールでも使いこなさなければ意味がない。
ネットにとかくありがちな論法だがツール出現=世の中が変わる というほど単純なものではないのだ。

その意味ではまだ私たちはそれを使いこなしているとは言い難い

6月 18, 2015 パソコン・インターネット | | コメント (0)

2015年4月16日 (木)

SNS ウエブページーすべてはリアルに結びつけ実績を強化させるのが目的

先日facebookのグループ「作曲家アレンジャーミュージシャン演奏家キャステイング音楽業界交流会」は参加者から大変に好評だった。内容もさることながら音楽業界ではなかなかないオープンな交流会というのがよかったという背景もある。

これは勿論SNSというツールがそれを容易にしたのだが、確かにインターネットというのはさまざまな便利なツールを我々に提供してくれるようになった。

しかしどんなに便利なツールがあってもそれを有効に利用しなければ何の意味もない。先日の記事「我々はインターネットを使っているのではなく使われているのではないか?」という疑問を呈した。ここでいう「インターネットを有効に使う」ということはどういうことなのだろうか?

いわゆる「ネット住民」-ヒマでおバカな人たちの多くはネットだけで完結してしまう。先の衆議院選挙や参議院選挙のような「ネット選挙」で代議士や候補者のtwitter等のSNSに熱心に書き込みし「荒らし」を行おうとした連中の殆どは実は選挙にいっていないことがわかっている。ネットでは元気ー時には挑発やヤクザのように絡んでくる連中ーでもリアルな行動に結び付けることはできない。記憶に新しい「万引き実況」の少年もネットでは極めて挑発的な言動を行っていたがリアルで逮捕された時はおとなしく、声も聞き取れないほど小さかったという。ここまでくると一種の行動障害に近いかもしれない。

こういう人たちは私はインターネットに使われている人たち、だと考える。

先日の交流会のようにfacebookのグループでリアルな交流会をやる、という例はまだそれほど多くはないようである。だがこういうオフ会の開催などはSNSを有効に使う手段の1つだと考えてよい。(昔mixiでは結構あったように記憶しているが..)しかし一方ではライブ、コンサートのお知らせをfacebookのイベントで立ち上げ、お客さんを招待する、という方法はミュージシャンにとってもはや当たり前の手段となっている。

また私の会社のウエブページにしてもそうだが今は企業のウエブページでどれだけ顧客を誘導できるか、というのが企業の事業展開では欠かせないものになっている。私の会社のハイブリッドミュージックは音楽業界ではかなり早い段階からネットによる顧客誘導を行ってきた。最近では以前ほどではないが、ネットの状況がどんなに変わろうがそこの部分の原則は変わらない。

インターネット経由での事業成約はとりわけBtoBの事業を行っているうちのような会社では特に重要である。BtoBは多くは専門知識が必要な場合が多く、専門知識があるから見積りも作れるし顧客との詳細な打ち合わせも可能になる。誰かネット時代にはBtoBの事業の営業職は消滅する、などと云っていた人がいたがそれはたぶん正しい。専門知識を持っている人間同士が詳細な内容のやりとりを行った方が効率がいいからである。

以上のことを考えると「インターネットを有効に利用する」というのは紛れもなくリアルな実績、行動にいかに結び付けるか、リアルな生活や仕事にいかにメリットをもたらせるか、ということに尽きる。

よく考えれば当たり前の話。 

結局最後はリア従が勝つのである。

facebook等のSNS you tube ,私はあまり使わないがニコ動、と使えるツールはたくさんある。しかし我々は本当にそれを使いこなしているだろうか? これらをいかに有効に使ってよりリアルな実績を伸ばしていくか、

実は最近これがなかなか思うように行っていない(汗)、まあネットの状況は刻々変化していくので対応がうまくいっていない、と言われればそれまでなんですけどね(^^;)


4月 16, 2015 パソコン・インターネット | | コメント (0)

2015年2月27日 (金)

マイケルムーアの発言騒動に見るネトウヨの本質とこのままでは表現の自由だけでなく情報社会そのものが崩壊する可能性

オスカー授賞式が終わった一週間近く、「社会派」の映画監督マイケルムーアの以下のツイートが全米で物議を醸したという。

Mmoor1

「僕の叔父は第二次世界大戦中、スナイパーに殺された。彼らは後ろから打ってくるから臆病者だと教えらて育った。スナイパーはヒーローなんかじゃない。侵略者はさらにタチが悪い。」

M_moor2

「1万キロも離れた場所から侵略してきた奴らから、自分たちの土地を守ろうと銃を持って戦ってる人をスナイパーとは呼ばない。それは勇敢な戦士だ。」

このツイートに対して右翼やアメリカの「ネトウヨ」からは非難が殺到し、それに便乗したサラ・ペイリン議員(アイオワ州)が「"Fuck you Michael Moore"ファックユー マイケル・ムーア」と書かれたポスターを手にしてポーズを決めている写真がツイッターに流れた。アルファベットの「O」には十字が書き込まれている。これは「標的だ」というメッセージだと読める。

引用記事:マイケル・ムーアが語る『アメリカン・スナイパー』、政治家サラ・ペイリンの終焉、そしてPTSD
http://jp.vice.com/program/vice-com-original-program/11712

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しかしこのペイリン議員の行為は右派からも左派からも批判を受け、その釈明スピーチもかえって支持者や後援者からも批判される始末、結果的にこの行為は墓穴を掘ったことになる。

はっきりいってこの騒動を見るにつけ、ネトウヨというのはどこの国も同じだなという印象を持たざるを得ない。洋の東西を問わずネトウヨは頭の悪い連中がなるということがこの騒動で証明されたような気がする

そもそも問題のツイートをよく読むと一般論として「スナイパー」について述べたのであって映画「アメリカンスナイパー」について一切言及していない。(そもそもアメリカではこの映画に関して右翼とリベラル派の間で激しい議論になっている事情もある)そしていわんやイラク戦争についても一切言及していない。ただネトウヨ連中が勝手に拡大解釈してそしてあろうことか議員まで便乗して大騒動になったという構図。

この構図、今年初めの桑田圭祐の騒動の構図とほぼ同じである。誰か有名人の行動を「ネトウヨが都合よく解釈して」叩いて騒動にして表現者に圧力をかける。今そういうことが日常化し始めている。ヘイトスピーチを言論表現の自由などとほざく連中が自分たちの「気に入らない」表現に対してはその表現をつぶそうという圧力をかける。(日本のネトウヨはバカの一つ覚え気に入らない表現を何でも「在日」「反日」などとレッテルをはって叩くーこいつら他にボキャブラリーがないのか?)

ムーア自身は賢明でネトウヨのバカ騒ぎに対しては冷淡だった。当然だろうと思う。アホはスルーするに限る。日本のネトウヨも「ネットの暇人」たちの相手をするなど極めて非生産的な行為であり、はっきりいって時間の無駄だからだ。

それを考えると本来ネットというのは「自由に発言する空間」であったはずが昨今では洋の東西を問わず「バカが他人の表現に圧力を加える空間」に洋の東西を問わず変化してきている、という点だ。そしてそれは全世界的に表現の自由に対する脅威となっている。

中川淳一郎さんは著書「ネットのバカ (新潮新書)」でネットでは正論ではなく「声の高い奴」の方が勝ってしまうという。それがネットの中で愚か者をどんどん増殖させる原因にもなっている。

このような現象が続けば「ソーシャルネット」自体が崩壊する前触れの可能性すらある。その意味でもアホなネトウヨの暴走に対してネット関係者は真剣に対策を考えるべきだろう。

でないと既に危機的な状況にある表現の自由に加え、インターネットや情報社会そのものも崩壊する可能性がある。


2月 27, 2015 パソコン・インターネット | | コメント (0)

Webやインターネットの重要性が高まってもWeb制作会社は絶滅する?

先日より私が経営する会社のウエブサイトをGoogleの新アルゴリズムであるハミングバードの仕様に合わせるべく一部手直しを行った。表面上はあまり変わっているように見えないかもしれないが、本当の効果がわかるまではまだ一週間くらいかかるかもしれない

 http://www.hybridmusic.jp/

 http://www.kyojiohno.com/

そんな折こんな記事を目にした。一部どうかな、と思う内容もなくはないが大筋で納得することができる。

■フリーランスWebデザイナーという職業が絶滅すると思う4つの理由
http://www.fashionsnap.com/the-posts/2015-02-23/freewebdesigner/

実は私の会社はウエブ制作を外部に依頼したことは一度もない。
いや、厳密にいえば外部委託を検討した時期はあった。
しかし正直いってSEO対策を筆頭として信頼するに足る会社が殆どなかった、というのが理由だ。GMOのようないわゆる大手ウエブ会社でもはっきりいって信用できない。

いろいろと情報を当たってみて、結局自分でhtmlやjava scriptを勉強して自分でウエブを作り対策を考えた方がベターだと考えた。
結果的にそれは間違ってなかったということが昨今の状況から明白だ。
殆ど独学だけど、やり始めたら意外に面白かった。
今や会社のウエブ管理は殆ど自分でやっている。SEOも十分とはいえないが勉強している。実際アメリカではSEO対策は自分でやる、というのがもはや常識となっている。

最近も相変わらず怪しそうなウエブ会社が売り込みにきたりするが殆ど相手にしない。経験上SEO業者と自称する会社の9割は実質詐欺業者といっていい。大きくわけると2種類ある。たいしてSEOに対する知識がない会社と、あとで確実にGoogleからぺナルテイを食らう可能性が高い手法で検索順位をあげようとする業者だ。一度ぺナルテイを食らうとそれで順位を回復するのは至難の業である。

なぜ自らのウエブサイト作りがそんなに面白いか、というとウエブサイトというのは永遠に完成しないものだからだ。完成してしまったらもはやウエブサイトではない。

これからも引き続き勉強していくつもり。最近ウエブ経由の新規成約が低調なので今対策を考え中である。


2月 27, 2015 パソコン・インターネット | | コメント (0)

2015年2月 1日 (日)

他人の表現は自分勝手に都合よく解釈して抑圧し、他人に対する誹謗中傷は「表現の自由だ」などとこれまた都合よく解釈する愚かな人々

既に殆どの人がご存じであろう、昨年のサザンオールスターズの31年ぶりの紅白出演の時の桑田圭祐の行動に対する一部のネトウヨ系の連中のバッシングの件、

桑田圭祐を「反日」「不敬だ」などと叩く連中の言い分を見て、おおかたこいつら『ピースとハイライト』の歌詞を最後まで知らんだろうな、と思っていた、実はサザンの曲の中でも一番好きな曲の1つで実にすばらしい歌だ。

曲の最後の部分

色んな事情があるけどさ
知ろうよ 互いのイイところ!!


希望の苗を植えていこうよ
地上に愛を育てようよ

たぶん桑田圭祐を「反日」だと叩いている連中はこの歌詞の本当の意味を理解して叩いているとは思えんし、それだけに正直あまりにアホらしくてブログ記事にする気にもなれんかった。ブログ記事ってこんな記事でも結構エネルギー使うんでね。

だが昨日この記事を見て、昨今の風潮を照らし合わせて思い当たるところが多々あったので結局書くことにした。

■サザン桑田佳祐を批判したがる人たち
http://diamond.jp/articles/-/66050

めったに芸能記事に同調しない私だがこの記事は激しく同意する。

桑田圭祐がラジオ番組で云ったことが今回の事態の全てを表現している。

『歌の歌詞が「日本政府を批判している」と一部のメディアが報道したそうなんですね。はっきり言って、それこそ「都合のいい解釈」です。作ったのは一昨年 ですから。集団的自衛権の話題になる前だったと思う。東アジアで起こっている問題として作った歌詞なんでございます(中略)。二度と戦争が起きないように 仲良くやっていこうよと

あとはリンク先の記事を読んでもらうとして、どうもこの「都合のいい解釈」をして桑田圭祐を「反日」「けしからん」などといって桑田圭祐の歌や表現の撤回するように圧力している連中を見ると真実を追究もせず小さなところを拡大解釈して目くじらを立てているようで、どう見ても頭のいい人たちの行動とは思えん。

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またアミューズ本社前で桑田圭祐に対して「謝罪しろ!」などと抗議している連中の面子を見るとどうも在特会系の連中が多数入り込んでいるように見える。

この在特会は差別的な表現のヘイトスピーチを「言論の自由だ」などと主張している連中である。

ということはこいつら桑田の『ピースとハイライト』の歌詞の内容をよく知りもせず、桑田のパフォーマンスを「都合のいい解釈」で表現の自由を奪おうとする一方「他人を誹謗中傷する権利はある=表現の自由」だなどと主張しているわけで、よくもまあ「表現の自由というものをこれだけ都合良く解釈できるもんだ」と呆れる次第

あとこれは私の想像でたぶん間違っていないと思うが、残念ながら二人とも帰らぬ人となってしまった「イスラム国」にとらわれたお二人に対して「自己責任」攻撃をしている連中と、今回の桑田バッシングをしている連中は多分に「同じの層の連中」がやっているんだろうな、と想像する。なぜなら両者のもののいいぶん、や短絡的な見解、恐ろしいほど欠如している想像力、他人への思いやりのなさ等を見ると、たぶんこの両者は同一グループか少なくとも大多数がかぶっていると思わざるを得ないわけだ。

この連中が嫌な印象を持つのはたとえばこいつらに『ピースとハイライト』の歌詞の内容をよく読め、といってもたぶん読まない、ハナからそんな気はない。そもそも他人を分かり合おうなんて態度はハナから微塵もない、でなければヘイトスピーチなんかできるわけがない。

こいつらの本当の目的は「正論らしき理屈」を道具として利用して、それを口実に人を叩くということを続けることだ。「正論」「正論らしき理屈」を口実にすれば自分が有利な立場に立てるなどという姑息な考えがあるからであろう。そして相手が桑田圭祐のような有名人だとバッシングは激しさを増す。こうやって人を「叩く」ことで日常の鬱憤を晴らす。何にもまして「人を叩く」というのが主目的の奴らなのだ。実に精神的に病んだ醜い行為である。

はっきりいって心が貧し過ぎる。どんな成長過程を踏めばこんな心の貧しい人間になるのだろうか?

さらにもう1つある。

私はこういう精神的に病んだ連中は、中川淳一郎さんのいう「ネットのアホな暇人」が主な連中だと思っていた。いわゆる大多数はニートかフリーター

しかしどうもそれは違うらしい。それは古谷 経衡氏のネトウヨの分析を読んでいるが同氏はネット右翼と称される層の実態を、「大都市部に住む30〜40代の比較的富裕な中流層」「所得水準や学歴においても、中流以上である」と一貫して主張している。在特会の構成員ももっぱらこの層からきていると主張する。

最初はにわかには信じがたかったが、確かに「ネットのアホな暇人」は確かにネット上では元気でもリアルな行動には結びつけない、そもそもリアルな行動自体ができない連中である。ネットでは凶暴でも、実際に会うと大人しい口数の少ない(酷い奴だと会話すらまともにできない)人間が殆どだ。記憶に新しい「万引きと楊枝」の「実況中継」した未成年も、ネットではあれだけ挑発的だったが、逮捕される時は極めて素直で大人しかったという。こいつらは私にいわせれば一種の行動障害だ。

ということは「ネットの暇人アホ」とは別のもう1つの「ネットのアホ」が存在する、ということだろう。

先ほどの「自己責任」攻撃にしても古谷 経衡氏の分析と見解には激しく同意する。

「自己責任論」で中世に退行する日本
http://blogos.com/article/104196/

もし古谷 経衡氏の分析が正しいとすると私は余計に気持ちが悪いのだ。

今回の日本人二人が「イスラム国」に惨殺された事件から「日本もテロの対象」になったことでいわゆるシリアやイラクのような国でなくても海外渡航してテロに巻き込まれる、という事態を想定しないといけない。つまり「自己責任」攻撃をしている連中が、会社員として海外出張とかした場合、テロに巻き込まれ自分が「自己責任」攻撃される可能性があるのだ。だがこいつらにはそんな想像力はない。そもそもいかなる理由があるにせよ、個人の人命を救うのに国家が全力を挙げるのは民主国家として当然の使命だ。この連中はそんなことすらわからんらしい。

「ネットのアホな暇人」のように殆どが二―トやフリーターでまともな社会生活など送っていない連中ならともかく、もし古谷 経衡氏の分析のように「大都市部に住む30〜40代の比較的富裕な中流層」「所得水準や学歴においても、中流以上である」という普通の社会人だったとしたら、この想像力のなさ、他人に対する思いやりのなさはどこから来るのだろう、と思うのである。こんな連中がまともな人格の持ち主だなどとは到底思えない

こんな連中が当たり前のようにその辺の街を「普通の社会人でござい」という面して歩いているのかと思うと実に気持ちが悪い、

あえていうがこいつらは社会の害虫である。

実際現代社会にとって極めて有害な存在となっている。

「正論らしき理屈」を道具で、真実を追求せぬままひたすら人を叩くことに専心し、表現の自由を圧迫し、一方ではヘイトスピーチや差別表現で他人を傷つけ放題だ。

何度でもいう こいつらは社会の害虫である。在特会などは国連人権委員会から名指しされている。

ちなみに先日の桑田圭祐の謝罪に関するアンケートをダイアモンド社がウエブ上で取っているのを見ると、桑田に対して謝罪要求しているのは社会的に少数派であることがわかる。途中経過ではあるが以下に示す。

Chart

当たり前だ!!

ネトウヨせよ、在特会にせよちょっと前なら一笑にふされマスコミからも無視された存在だったろう。だが「ウェブはバカと暇人のもの (光文社新書)」の中川淳一郎さんによるとネットは「声の高いバカ」の方が影響力が出やすいらしい。

マスコミもそろそろそれを理解し、そういう「声の高いバカ」を無視したらどうだろう?


2月 1, 2015 パソコン・インターネット | | コメント (0)

2014年7月 9日 (水)

実はもう終わっているダウンロード 音楽配信の時代

日本におけるSpotifyのサービス開始、一時は6月という話もあったが結局また見送りのようだ。一体いつになったら始まるのかわからんがいい加減ゴネている会社なんか置いて行ってサービスを開始しちゃえばいいのに、と思うのは私だけ?

既に欧米では完全に主流になりつつある音楽のオンデマンドストリーミングサービスについては既に日本は大きく遅れを取っている。私がSpotifyPandoraのようなオンデマンドストリーミングサービスに期待しているのは以下の理由からである。

1、純粋なストリーミングで「ダウンロード」ではない(You tubeなどはキャッシュがブラウザにダウンロードされる)したがって違法にダウンロードされる可能性はない

2.「ダウンロード」ではないため、音楽を最初に聴く場合に時間がかからない。またmp3だけでなくwavや高音質(ハイレゾ)の音源をユーザーに提供することも可能

3.オンデマントであると同時に「新たな音源(新曲)」の情報もユーザーに届くシステムになっており、コンテンツホルダーからすれば「宣伝手段」にもなるし、ストリーミングによる収益にもなる

そしてだいぶ前だがこういう記事がある。

Screenshot20140703at125006pm

■アメリカのオンデマンド音楽ストリーミング、対前年比42%アップ―ダウンロード販売は衰退へ
http://jp.techcrunch.com/2014/07/04/20140703streaming-is-killing-downloads/

2014年上半期のNielsen音楽市場レポートが 発表された。これによると、デジタル音楽の消費チャンネルはダウンロードからオンデマンド・ストリーミングに急速にシフトしつつある。オンデマンド・スト リーミングは対前年同期(上半期)比で42%のアップとなっている。2014年上半期には700億曲がストリーミング再生された。逆に、デジタル楽曲のダ ウンロードは13%ダウンして5億9360万曲に、アルバムのダウンロードは11.6%ダウンして5380万枚となった。

Nielsenのレポートを読むと、AppleがBeatsを買収したのは賢明だったと思えてくる。つまりiTunesのダウンロード販売モデルは急速に衰退しつつあるからだ。楽曲のオンライン、オフライン販売が低調だったため、ストリーミングを含む音楽産業全体の売上も3.3%ダウンした。

 

一方、独自の趣味を持った若い層の影響だろうが、アナログ・レコードの販売が対前年比で40%もアップし、400万枚となった。販売を伸ばした物理的媒体はこれだけだった。

アナログレコードが復活しつつある、という話は既に当ブログで何回も書いている。そして音楽配信、ダウンロードの衰退が明らかに始まっている。個人的にはダウンロードはなくなることはないとは思うが、ダウンロード音楽配信の時代はもう終わったといっていいと思う。結局音楽配信は大きく成長することもなく時代を終焉させることになる。先ほども話したがストリーミングならハイレゾもできるので音楽を楽しむということならストリーミングがおすすめである。

ネットではCDの次は音楽配信だ、などという論調が圧倒的だったが、よく考えたらCDより明らかに商品のクオリティが落ちるmp3の音楽配信がmp3より音質のいいCDに完全に取って代わられるなどという発想は本当にばかげている。これはそこそこのレベルのレストランの料理がコンビニ弁当に取って代わられるなどというようなものだ。だから冷静に考えれば明らかに品質が劣化する商品の普及を「イノベーション」だなどと本気で信じること自体正気の沙汰ではない。しかしついこの間までいわゆるネット住民だけでなく世の中の大多数の人はそう信じていた。

仕事の関係等で私もだいぶダウンロードしたけど、結局あまり聞いてないというのが正直なところ。はっきりいって、やっぱりいい音で音楽聴きたいからだ。でも本当にいい音は最終的にはアナログレコードということになるだろうか?

いずれにせよ認めたくない人もいるかもしれないが、音楽配信の時代、ダウンロードの時代は終わったといっていいだろう。


7月 9, 2014 パソコン・インターネット | | コメント (0)

2014年6月26日 (木)

川上量生ドワンゴ会長インタビュー [ネットの対決はオールドメディアが圧勝」「最後は有料モデルが勝つ」

だいぶ前の記事でもドワンゴの川上さんのインタビューを引用し、それに対して好意的なコメントを書いたため、多くのITギーグと呼ばれる人たちから大いなる反発を食らったが(笑)

今回の記事も認めたくないネット住人は多いだろうが、インターネットやそのコンテンツビジネスについてかなり真実を述べているといっていいだろう

■「ネットはオールドメディアが圧勝」
――川上量生ドワンゴ会長インタビュー
http://diamond.jp/articles/-/55086?fb_action_ids=10203932198932807&fb_action_types=og.likes&fb_source=other_multiline&action_object_map=[766643506690791]&action_type_map=[%22og.likes%22]&action_ref_map=[]

川上氏はIT起業家に得てしてありがちな、「IT革命論」や過剰なまでに「ネットの可能性」をいいたてるのではなく、ドワンゴ、ニコニコを通してネットの中のコンテンツビジネスを冷静に客観的に分析している、という面で「地に足がついた」議論になっているところが素晴らしい。
これは川上氏がITの世界に閉じこもるのではなく他の業種とのコラボレーションをやって成長してきた経緯があるため、他のIT起業家と違い広い視野で見ることができるためだと思われる。はっきりいってIT系の経営者で殆ど唯一まともなことを言っている人といっていいだろう。

今、ネットメディアは無料モデルが席巻していると思われています。無料の方が記事は拡散しやすく、有料にすると記事が読まれないという認識があるからです。

 ただ実は、有料記事でも拡散されている記事が目立ち始めています。これは重要なポイントですね。

<中略>

ネットメディアというのは、相変わらずアービトラージ(さや抜き)モデルですよね。自分で取材しないで、他媒体のニュースを集めたり、そのニュースを見て記事を書いたりしています。ページビュー(PV)を集め、広告収入を得るというモデル。人件費を抑えることで運営してきました。 結果として、そういうメディアが多数でてきたために過当競争になり、市場が荒れ地と化しました。数十人レベルで影響力のある媒体はできましたが、そこから大きく成長したものはなく、成長の道筋もない。

このモデルって古臭いし、将来性がないのです。つまり、ネットメディアは、ビジネスモデルを作れていないと言えるでしょう。

――新興のアプリ会社は、ベンチャーキャピタルなどから資金を得て、テレビ広告を打ち利用者を増やそうとしています。

それもね、このまま永続するモデルではないのです。結局、コンテンツを自ら作っているところが勝つと思いますよ。みなさん、勘違いしていますよ。本当に勘違いしている。新興のネットメディア対オールドメディアの勝負は、実のところ、オールドメディアの圧勝です。それを、わかっていない。

川上さんは世間的には「まとも」な人なのだがどうも私のみるところ。ITの世界ではまともに思われていないらしい(笑)、ご存じの通り当ブログで川上さんの見解を賞賛したらいわゆるITギークといわれる連中から多いに反発を受けたのは記憶に新しい。中川淳一郎さんも指摘しているように、ITギーグ連中の多くは「ネットが他のメデイアを凌駕する、優れている」という言質以外を受け入れようとしない、(こういう連中を中川さんが云うところの「ネット教信者」という)まあそういう連中は認めたくないだろうが、残念ながら上記の川上さんの分析は正しい。

そういう連中に対してはひとことでいって、

いい加減夢にすがっていないで現実を見ろよ、

        といいたくなる。

そもそも、ニュースのレベルが違いすぎる。記者の数も違うなど、体制が違いすぎる。その中で、日経さんのようにマネタイズまで成功しているメディアが出始めている。

 日経新聞と朝日新聞が、どこのネットメディアに負けるというのですか。このメディアには、ブランドとコンテンツ力、そして収益力があるのですから。

――中には、記事に記者のプロフィールを入れたり、顔写真を載せたりしてスター記者を生もうとするメディアも出ています。

それは、正しいです。これまで、そういうことをやってきませんでしたからね。記者のレベルって幅がある。本当に優秀な人から、……な人まで、かなりばらつきがある。それも、記事の匿名性で守られていたからだと思います。

それが署名となれば競争が働きます。淘汰も起こりますが、全体として、記者のレベルが上がると思います。

ネット、とりわけ日本の場合顕著だが「匿名性」というのが支配しており、それが2ちゃんを始めネットの炎上を後押ししたり、無責任な言質を横行させる結果になった。メデイア系の記者も例外ではなく結果として「匿名性」によって「守られて」きた。(だから大手新聞記者で多少暴論をいっても許される雰囲気が出てきた)

しかしそれが今変わりつつあるということだろう。ソーシャルネットも「匿名性」mixiから実名を書くfacebookに世の中の中心が移りつつあるのも、世の中の流れと思われる。例えば日経や朝日のような大手新聞サイトも記事に記者のプロフィールを入れたり、顔写真を載せたりしてスター記者を生みだそうー仕事をする人たちの「職人性」を際立たせるという意味では従来の誰でもできる=代替のきく「安い」「速い」みたいいなネットの方向性とは真逆になりつつある。私はそれは非常にいい傾向だと考える。

ニコ動の利用者は、月間利用者(ユニークユーザー)が約830万人います。有料会員であるプレミアム会員が約230万人です。これは、実際の利用者のうち4分の1が有料会員で占めていることになります。  

投稿動画に付けられるコメント数の比でみると、有料会員によるものが、実は全体の5~6割に達します。

例えば、ライブイベントの「ニコニコ超パーティー」を視聴するには、3000円ほど払わなければいけない仕組みにしています。

これを無料にしたら利用者の人数自体は増えるかもしれませんが、全体の視聴時間は増えないと思っていますお金を払った人は最後まで見ますが、無料の利用者は、途中で見るのをやめてしまうからです。

 しかも、ネガティブな反応を示すのも、無料の利用者の特徴です。有料の利用者はそうはならない。なぜかといえば、お金を払った自分を否定することにつながるからですね(笑)

さて、ようやく本題に入ろう。ポイントは上記の赤文字の部分である。

この話は音楽配信に限らないが私はネット内でのコンテンツビジネスを語る時に、コンテンツの中身云々の話ではなく「システム論」だけでこれからのコンテンツビジネスを語っている論調が多すぎることに大いなる違和感を感じていた。当然のことながら一面的な議論に終始してしまい偏った論調がネットにあふれてしまう。

「コンテンツをネット内で全て無料にするのが最善のプロモーション方法だ」

「CDで稼げなければライブでかせげばいい、それでやっていけるでしょ」

こうした見解の多くは実際にアーチストのマネージメントやプロモーションに携わった人間から出てきたものではない。ということだ。多くの場合、「システム論」の観点のみで音楽の運営の現場を語っており、それがあたかも真実であるかのように広まっている。しかしあえていわせててもらえばこれらは音楽マネージメントを「知ったかぶり」して述べた見解に過ぎない。多くは誰かがいったことをそのまま鵜呑みにしてその断片的な情報のみで自分が全て理解した、などという勘違いをしているに過ぎない。実際現場にも行ったことのない奴が何わかったようなことを云ってるのだ?というのが正直な印象。ネットで困ったことはこの勘違いが「あたかも正論」であるかのように広まっている点である。

それに対して川上さんはドワンゴで実際ネットの有料モデルの現場をつぶさに、しかも冷静に観察してマーケテイングしている。

だから

お金を払った人は最後まで見ますが、無料の利用者は、途中で見るのをやめてしまう

ネガティブな反応を示すのも、無料の利用者の特徴です。

ということがいえるのだ。「知ったかぶり」している連中からはこんな見解は出てこないであろう。

ここで面白いのは従来のネット内の「通説」とは180度違うことを川上さんはここで述べている点である。

それは

ネット内では「結局は有料モデルが勝つ」ということ。認めたくない人もいるかもしれんが,,

世の中のバランスが変わったときに、有料のモデルが優勢になる可能性があります。実際、ニコ動の中では、それが局地的に起こっています。僕らは、有料モデルが最終的に勝つと信じている。<中略>

コンテンツ産業も、経済原理に従います。ゲーム業界では過去に同様なことが起きています。無料のカジュアルゲームが席巻していたと思ったら、いつのまに、 万円単位を支払う重課金ゲームが主流になっていました。無料ではコンテンツ制作者が食べていけないので、結局、無料から有料マーケットに移動するのです。 このような歴史が繰り返されてきました。

正直今のインターネットの惨状は酷いものだ。情報にしてもはっきりいって8割はゴミ情報といっていい。デマも平気で横行し、ネットの情報の信頼性の低下に大きく貢献している。ネットにコンテンツをさらせば価格を下げることはあっても上げることは決してない。

だがビジネスモデルをきちんと構築すればそれと逆のベクトルになる可能性があるということだ。オンラインゲームの現状(いささか行きすぎという気もするが)などもその一環であろう。我々コンテンツ制作者もそこの部分を考えながらやっていく必要があろう。


6月 26, 2014 パソコン・インターネット | | コメント (0)

2014年6月 4日 (水)

クリエーターに有効、仕事プロフェッショナル専用SNS LinkedInの可能性

実はあまり使っていなかったけど一応アカウントだけは持っていたLinked In

最近少し使い方がわかってきた。
SNSといってもmixifacebook、そして私自身は使っていないがLineとは全く違ったものである。

しかし仕事、プロフェッショナルな人間のSNSツールとしてはmixifacebookよりも可能性があるように感じ始めた。

Linked In当ブログの前の記事のようにどこどこで遊んだとか友人との記念写真をアップするといった使い方は一切できない。そういう使い方を想定したSNSではない。

だが主に海外のプロフェッショナルとのコンタクトを取る方法としては非常に有効なツールである。

最近知ったのだがLinkeIn の中に「グループ」というのがあってそこで自分のfacebookサイトや公式サイトも宣伝できる。「グループ」はかつてmixi やっていた人ならわかるが、mixi「コミュニテイ」のようなもの。「グループ」に参加許可が下りればすぐに自分の発言ができる。

「グループ」には音楽のプロフェッショナルや映画関係、うれしいのは映画音楽に特化したグループもあった。勿論俳優さん、女優さんがハリウッド関係とコンタクトできる「グループ」もある。(オーデイション情報が逐一入ってくるらしい)

仕事に関係する、プロフェッショナルやクリエーター同志のコンタクトを前提としたSNSなので某mixiのように募集記事を書いて「商用利用だ」などと騒ぎ立てるバカもいない。というかそういうアホなヒマ人君たちが遊べる場所がないから、Linked In賢い、きちんとした人しかいないので、これから日本のみならずグローバルに仕事をしたいと考える人にとっては有効なSNSかもしれない。云ってみれば自分のプロフェッショナルな履歴書を24時間、世界中に公開するSNSである。

ただ勿論、友達と写真をシェアしたりとか、楽しい記事を書くとかといってことには向いていないので、特定のプロフェッショナルやキャリアの人、クリエーター以外の人にはつまらないかもしれない。当然アホなヒマ人君はかまってもらえないからつまらないSNSに感じるだろう。でもはっきりいわせてもらうが、それでいいのだ!!

「グループ」といっても殆どが英語のもので日本語のものは「バイリンガルや翻訳」関係や経営者、起業家関係を除くとまだ少ない。幸いにして英語には不自由しないのでこれからもっと使おうかなとも思う。

ためしにLinked Inで私のフェースブックページを掲載してみた。「イイネ!」が一気に増えた。
https://www.facebook.com/pages/Kyoji-Ohno-Music-Composer-and-arranger/118787824854931

今まで殆どプロフィール閲覧者は少なかったけど少し増えるかもしれない。mixifacebookとは全然違う考え方のSNS。この両者に比べて確かに地味ではあるけど使いこなせるようになると有効なツールになるかも

というわけでよろしかったら私のLinked Inサイト覗いてみて下さい

http://www.linkedin.com/pub/%E6%81%AD%E5%8F%B2-%E5%A4%A7%E9%87%8E/4a/640/132

英語サイト

http://www.linkedin.com/pub/kyoji-ohno/4a/640/132/en


6月 4, 2014 パソコン・インターネット | | コメント (0)

2014年3月24日 (月)

このままだと音楽ストリーミングで日本はガラパゴスにースポティファイ上陸の時期について

当ブログでも何回か取り上げたSpotifyだが...

先日スポティファイ日本法人のハネス・グレー代表は6月にもサービスを開始する、と述べたという、だが具体的なサービス開始時期、期日は結局明らかにしていない

音楽業界の敵か味方か、スポティファイ上陸へ

世界を席巻する音楽サービスが日本でも開始【東洋経済オンライン]
http://toyokeizai.net/articles/-/33142

スウェーデン生まれの音楽配信大手、スポティファイが日本に上陸する。スポティファイ日本法人のハネス・グレー代表は「現段階では詳細を話せない」と言うが、複数の大手音楽会社の幹部によれば、「夏前に開始する」と同社から伝えられており、6月にもサービスを開始する

<中略>

スポティファイが日本法人を設立したのは12年10月。サービスを開始するのは時間の問題といわれてきたため、国内勢の相次ぐ事業展開には、先手を打つ狙いもあった。

正直いってスポティファイ (Spotify)の日本国内サービス開始の具体的な期日や情報が今回も出なかったことに失望した。そもそも当初は昨年の10月頃といって、それから今年の3月とかだんだん先延ばしになっている。この記事も「6月頃」とのみ記して明確な期日は示していない。そろそろ「オオカミ少年」のパターンになってしまうような気がして心配になってきた。

この会見を読む限りサービス開始の準備は進めているもののまだ具体的なメドはたっていない、という意味にも取れる。もしそうだとしたら、ストリーミングに関しては日本は完全に「ガラパゴス」になりつつある。

この東洋経済の記者もSpotify「敵か味方か」などと書いている自体、あまり本質がわかっていない。おそらくはいまだ二の足を踏んでいるレコード会社の関係者の声をくみ取っているのかもしれない。つまり本当は味方なんだけど、敵だと日本のレコード産業は思い込んでいるか、理性では敵とは思わなくても感情の面で我慢ならず敵と見てしまうそんな状況ではないのか。とにかくスポティファイ の内容はたいていの会社は内容を把握しているはずなので、このサービス開始をどんどん先延ばしにしようとする理由がわからない。

どうも日本の音楽業界側の本音を見る限り、ひとことでいえば音楽業界の連中は「変わりたくない」という本音が垣間見える。理屈ではこれが宣伝ツールにも収益にもなりうるとわかっていても自分たちの知っているビジネスモデルとは違う、それに対する心理的抵抗がどうしても拭いきれない。だからゴねたり、消極的になっている、どうもそんな気がしてならない。

私見ではゴネている会社は置いて行って積極的な会社だけで始めてもいいような気がするけどね。このままだとまた先延ばしになってしまう可能性が高く、日本は今後の音楽の大きなチャンネルであるストリーミングサービスで世界の中で後れをとるどころか、ガラパゴス状態になってしまう。

スポティファイジャパン にも柔軟な対応を考えてほしいものだ。


3月 24, 2014 パソコン・インターネット | | コメント (0)

2013年11月13日 (水)

ドワンゴ川上氏インタビューに見る昨今のコンテンツ、情報、文化の諸問題

いつものことですが本日も長文になります。

IT関係の企業家というと「無条件でネット礼賛」「ITが既存のインフラを凌駕する」とか「ITはすべての人を幸せにする」などといった妄想に近い言動をしがちである。(そしてネットの「信者」がそれに拍手喝采を浴びせる、という図式) しかし先日ビジネスジャーナルに記載されたドワンゴの川上会長のインタビューを読むとはやはり川上氏はきちんと世の中を見ていて寧ろネットの論調や現状に警鐘も鳴らしている。そのインタビューは現代のネット事情ならびにそれにからむコンテンツの点もはじめ現代のさまざまな問題を網羅しているのでこの記事で私の見解を述べさせていただく

尚、このインタビューは川上氏の新著 ルールを変える思考法 (角川EPUB選書)にからんで行われていたものである

■ドワンゴ川上会長に聞く、ニコ動成功の理由と、社会を不幸にするネット世論のおかしな構造
http://biz-journal.jp/2013/11/post_3303.html

重要な箇所を引用して私の見解を述べさせていただく

川上 従来、口コミというのは、発言した人の声が聞こえる範囲に存在する特定の人にしか届きませんでした。ところが、ITの進化に よって、電子メール、LINE、もしくはFacebookのような、いわゆるソーシャルメディアを介して、声が聞こえる範囲に存在しない人にも、口コミが 伝搬するようになりました。一方で、マスメディアというのは1対N、つまり発言者の声を不特定多数の人に届けるものです。ソーシャルメディアは声の大きな 口コミですが、マスメディアとは本質的に違うものです。

 しかし、ソーシャルメディアについて語る時に、「これからはソーシャルメディアの時代だ」というように、「ソーシャルメディアが従来のマスメディアを代替するもの」という文脈で話をする人が多いのですが、それは間違いだと思います。

聞き手--「ネット上の口コミは、マスメディアとは違い、人々が伝えたいから伝わるのでウソがない」という考え方には危険があるともおっしゃっていますね。

川上 まず、口コミのほうがウソは確実に多いと思いますが、それはおいといて、僕が言っているのはプロモーションの手段として口コミを利用することは、そんなに簡単じゃないということです。今のネット上の口コミは、「口コミをしてくれたらお金を払います」というかたちで行われているケースもあり、それはステマ(ステルスマーケティング)として批判されているやり方ですよね。つまり、お金を払って情報を伝搬させるというやり方です。

そうした口コミで広がるものは、美容品や健康器具のように単価が高くて利幅の大きいものです。その利幅を流通する人に分配することで売る、というのがネットワークビジネスで、普通の商品はそういうことをやりません。例えば、任天堂の商品をネットワークビジネスで売りますか? という話ですよ。つまり、ネットを介して口コミを行うようになったからといって、ソーシャルメディアにそういう売り方が成立することはないと思います。少なくとも、プロモーションの方法として、マスメディアがソーシャルメディアに取って代わられるという考え方には誤解があると思っています。

これは全くそのとおり、ネットの中のIT系記事はもとよりビジネス書でも「ソーシャルマーケテイングが社会に革命をもたらす」とか「ネットがそのうちマスメデイアを凌駕する」などといった文言が本当にうざったいほど見られるがいずれもはっきりいって間違いである。特にネットとマスメデイアはそもそもメデイアの本質が全く異なるため本来なら同じテーブルで論じることすらおかしい、だいたいそういうことを主張すること自体ネットというメデイアの本質を理解していない証拠だ、

聞き手--ニコニコ動画が多くのユーザーの支持を獲得している理由として、「わかりそうで、わからないもの、わけがわかりにくそうな部分を持っている点」を挙げていらっしゃいますが、サービスが成功するためには、「わけがわかりにくそうな部分」が必要だということでしょうか?

川上 これもルールを変える思考法で触れているのですが、僕は「コンテンツとは、わかりそうでわからないものである」と定義しています。そうすると、「わかりそうで、わからないもの」であろうとすること自体が、コンテンツの目的にもなり得るということです。

 ニコニコ動画の運営方針が、大会議、ニコファーレ、超会議と、ユーザーからみても「わけがわからない」と批判されることも多かったのですが、僕らはわけのわからなさそのものに価値を置いていた部分もあったのです。

 今の大ヒット作品というのは、基本的にわからないものですよね。村上春樹さんの小説にしても、スタジオジブリの作品にしても、決してわかりやすいとは言えない。わかりやすいものは大ヒットしないとも言えるのではないでしょうか。

コンテンツを「わかりそうでわからないものである」 面白い定義だ。コンテンツを作る立場からするとあまりそういうことは考えたことはないけど、まあ簡単にわかってしまうもの=コンテンツとして魅力のないもの、といわれればそのとおりかもしれない

聞き手--そうした社会へのインターネットの広がりにより、ネット世論といわれるものが社会を動かすケースも増えています。川上さんは「ネット世論は、あまりいい方向に向かっていない」と指摘されていますが、なぜそのようにお考えなのでしょうか?

川上 ネット世論が世の中を動かすという流れにだんだんなってきていますが、それはあまりいいことではないと思います。実際、世間の思いとは裏腹に、インターネットは世の中をよくする方向には向かっていません。

 例えば、あるプロ野球球団が試合に負けた時、「監督の采配が悪い」などとさまざまなメディアに叩かれます。そして、その球団のファンも怒り、「俺 が監督をやったほうがうまくいく」と思うわけですが、冷静になって考えてみれば、そんなはずがないことは、誰でもわかるはずです。

 原発問題などの社会問題についても同じ構造が見られます。誰もが「自分が考えていることが正しい」と思い、「すぐに稼働を止めなければいけない」「いや、止めるべきではない」「自分の主張が正しいのに、どうしてほかのみんなはわからないのか?」とネット上で主張する。現在のネット世論はそういう状態にあります。

 つまり、ネットユーザーが求めていることは、プロの存在を否定して、「素人が運営する国」であり、これはどう考えても最悪の国、最悪な社会体制ですよね。誤解を恐れずに言えば、プロが全部決めて密室でやったほうがいいに決まっています。でも、密室だと信用できないから、公開=透明化して、世論で社会を動かそうとしているわけですが、それではただの欲望で社会を動かすことにほかなりません。「消費税は上げるな。なぜなら上げてほしくないから」。極論すれば、そういう理由ですべてが決まっていくわけです。

 腐敗防止と監視のための透明性は、チェック機能としてはある程度必要だと思いますが、細かいことまでみんなの意見を聞かなければ決定できないというのは、社会体制としては間違っています。本当に腐敗がある部分もあるかもしれませんが、日本は世界の中でも腐敗が少ない国で、大半のことはきちんと決められています。しかし、透明化圧力が増すことで、ネット世論がよりおかしな方向に進んでいくということが、今起こっているわけです。

さてやっとだが本題にはいらせてもらう。実はここの部分がネット時代に入ってから私がずーっと違和感を感じていたことである。つまり上記のインタビューにも書いてあるように「プロフェッショナリズムを実質的に否定」したネット内での基本の論調である。

専門家でもないのに専門家ような口をきく輩、ネットでの断片的な情報のみで「自分が世の中のことをすべて理解している」と勘違いする輩、ブログでもソーシャルネットその他でもネットではこの手の書き込みがあふれている。

そして何よりも音楽業界でも決定権を持っているのははっきりいわせてもらうが音楽に関しては全くのシロウトが行っている。コンペなどでシロウト同然の人間がコンペに通り、「プロ気取りする」などという事態が起きている。初音ミクの可能性を否定するものではないが、しかし初音ミク「誰でも作曲できる」ということが必要以上に美化され(結局はコピーペーストの世界なのだが)それで「なんだ作曲なんて誰でも出来るじゃん」という勘違いが横行したりする。(尚、初音ミクをプロのレコーデイングソフトと勘違いする人間が後を絶たないがまだ我々プロの人間からみればまだ「オモチャ」の領域を出ていない

つまりそこにはアマチュアリズムの過剰評価、そしてプロフェッショナリズムそのものの否定。これは情報やコンテンツにとっていいことではないことは明らかである。そしてネットではその手の論調があたかも正論であるかのように大手を振ってまかり通っている。これは文化そのものにとって非常に危険なことであることは明らかである。

川上 最近、ニコニコ生放送でも将棋対局の生中継に力を入れていますが、例えば人間対コンピュータの対戦などで、人間側の次の一手を視聴者アンケートで決めるよりも、羽生善治さんにすべてを決めたもらったほうが絶対強いですよね。

聞き手--つまり、素人が何人集まってもプロには勝てないと。

川上 素人は、簡単な理屈、わかりやすい説明、それだけで判断してしまいます。まず「自分は判断できる」という誤解を解くべきです。 繰り返しになりますが、「俺が監督をやったほうがうまくいく」というモードになることは、すごく危険であり、そのことにみなさんがもっと意識を向けるべき です。

「ネット上でみんなの意見を聞くことが正義だ」という勘違いは不幸なことです。プロ野球の試合で、ファン投票を経ないとスターティングメンバーを決められないという事態は、プロ野球にとって幸せなことでしょうか?

上記の文章の簡単な理屈、わかりやすい説明、それだけで判断してしまいます」 というのが現代のネットで極めて危険な部分で、「わかりやすい」ような見解で自分がすべてを理解した、という勘違いを起してしまいがちである。それがネットの中で「専門家でない自称専門家」「なんでもわかったつもり」の人間を大量生産させ、ネットの情報の質の低下をまねいてしまうのである。

また上記のプロフェッショナリズムの否定の風土は文化や芸術に対する正しい理解を阻害してしまう。ピカソの作品を見て「あんなの俺でもできる」などといった勘違いが横行してしまうわけだがそれは「高い質のコンテンツを理解する能力そのものの低下」ももたらしている。

残念ながら少なくとも今のところはネット社会、情報化社会は実質的に「情報やコンテンツの質の低下社会」を作り上げており、もし情報革命というものが起きていると主張するのなら情報革命はこのままいけば情報とコンテンツの質が低下する革命という不名誉な革命になってしまう

最後にニコ動でも時々起きる“炎上”という現象について川上氏は

川上 まず、ネットで炎上事件を起こしているのはどういうような人たちかということを、理解する必要があります。わかりやすい表現で 言うと、現実社会に居場所のない人、社会からはみ出した人たちです。居場所のないことに対する憤り、恨み、ねたみを強く持つ人たちが、突然ネットという武器を 持ったのです。そういう人たちが、「炎上する事件」「炎上しない事件」を決めているのです。

 彼らにとっては、「今までは自分は社会的に下の位置だったのが、ネット中心の世界では自分たちが上のヒエラルキーになった」という、まさに人生の逆転なのです。

この点は中川さんのウェブはバカと暇人のもの (光文社新書)とほぼ同じ見解だが、非常にきつい言い方をさせてもらえばキチガイが刃物を持ったのと同じ状況である。彼らの攻撃の刃は時に有名人に向けられ、偽善的な正義らしき屁理屈を持ち出して、社会への鬱憤を“炎上させる”という行為で満たそうとする。ついてにいえばこの手のおバカな暇人に限ってネットに関して少しでも批判的な言動を見ると過剰反応する。それは彼らが殆ど唯一持っている武器によってでしか自らのアイデンテイテイを見いだせないためであろう。こいつらにはネットしかないためにネット社会の問題を批判されると自分が誹謗中傷されたように感じてしまうのだ。

殆どがニートかフリーターでありそういう状況を許している家庭にも問題があるが、何よりもこういう連中が社会にとって極めて有害な存在になっている、という点である。これに関する対策には政治の力が必要かもしれないが今の政治にそれが解決できるかというと疑問である、いずれにせよこれは頭の痛い問題である。

ドワンゴ川上氏のように現代のネットの現状を冷静に分析すればこのような見解になるだろうが、ネットでは相も変わらず「ネット礼賛」の記事が多い。その中の多くはステマかもしれないが、いずれにせよネットの情報、コンテンツの質の低下それが敷いてはリアルな音楽文化を危機的な状況に追い込んでいるのは事実であろう。

その意味では「ネットが音楽をダメにした」というのはまんざら嘘ではないかもしれない。認めたくない人も多いだろうが..


11月 13, 2013 パソコン・インターネット | | コメント (9)

2013年2月10日 (日)

音楽ストリームングサービスSpotify 体験記

先日の記事新しいインターネットラジオ"Pandora Radio" 体験記 ではアメリカを中心に人気のPandora Radio について書きましたが今日はヨーロッパが発祥のもう1つの注目すべき音楽サービスSpotifyについて書こうと思います。

Spotify1

残念ながら本日現在では日本ではPandora RadioSpotifyもサービスを通常の方法では利用することはできません。今回は先日同様特殊な方法を用いてアカウントを取り、実際にどういうものか体験してみました。

尚、この方法については現在調べる限りでは特に違法性は認められませんが、いずれ使えなくなるサービスである可能性もあるのでここでは触れないでおきます。

Pandora RadioSpotifyの違いは前者が新しい形のインターネットラジオであるのに対し、Spotifyの方はストリーミングサービス、つまりサイトで音楽を聴くことができるサービスです。

アカウントを取ったあと上図のような画面が表示されます。Spotifyで聴くことができます。

実は弊社の曲もCDbaby経由ですがSpotifyで聴くことができます。

Spotify2

Spotify3

SpotifyにはPandora Radio とは違ったさまざまな特徴があります  

利用者の観点からしますとPandora RadioインターネットラジオなのでPandora Radio の選曲エンジンによる再生ですがSpotifyの方はストリーミングサービスで自分で好きな曲を選んでプレイリストを選曲することができます

Spotify5

このプレイリストSpotifyの大きな特徴となります。Spotifyfacebookと連動しており、自分のプレイリストを友人と共有することができます。勿論facebookを通じてfacebookやアーチスト、音楽について語り合うことができます。

でも自分のプレイリストを作るといってもどうやっていいかわからない、という方が日本人の場合特に多いと思われます。でもご心配なく、
ちゃんと参考にできてプレイリストに追加しやすいさまざまなアプリが用意されています。

Spotify4

具体的にはBillboardや音楽雑誌Rollingstonesのおすすめ、Last FMその他たくさんありますので、これをたどって行けば好きな音楽をみつけられると思います。

余談ですが私の音楽が知らない間にLast FMで放送されていることがわかっています。発売元のビクターエンタテインメントは音源を送った覚えはないといっていますが誰がアップロードしたんでしょうかね?

それはさておき、アプリといってもfacebookにあるようなファイアーウオールを追い越すようなものではなくすぐにアカウントと連動しているものなので、アプリというよりはプラグインといういいかたの方が正しいかもしれません

そうやってプレイリストをふやすことができます

Spotify7

尚、SpotifyにはPandora Radio のようなアーチスト別の選曲チャンネル(ラジオ)その他、ジャンル別のラジオもそなえてあります

Spotify8

Spotifyは原則フリーストリーミングですが無料なのは10時間まで、それ以上は有料になります。イギリスでは年間10ポンド、EUでは10ユーロ払えば一年間は聞き放題です、

日本では秋頃にサービス開始を予定しており、毎年1400-1500円あたりを想定しているようです。

あとたぶん有料会員限定ですが、i-podスマートフォンへ自分のプレイリストをダウンロードすることができます。

Spotify6

ちなみにスマートフォンユーザーは全員有料会員だそうです。

Pandora RadioSpotifyのどちらが日本人に適したサービスなのか当方では全くわかりませんが、個人的には「日本人は自分で選ぶのが苦手」な国民のようにも思いますのでPandora Radio の方が合っているような気もしますが。特に最近の大学生10-20代は本当に洋楽を聴きませんので、洋楽に関して驚くほど無知な人も多いです。その意味でもPandora RadioSpotifyを是非若い世代に積極的に体験してもらえるように願いたいです。

いずれにせよレコードメーカーは小さいことにこだわらず、「メーカーの論理」ではなく「ユーザーの視点」で一日も早く日本でのサービス開始ができるように考えてもらいたいものです。一部の会社がまだゴネているという情報も聞いていますが、音楽産業の復活のためにも是非前向きにご検討をお願いしたいと思います。


2月 10, 2013 パソコン・インターネット | | コメント (0)

2013年1月28日 (月)

新しいインターネットラジオ"Pandora Radio" 体験記

さて、先日の当ブログ拙記事 

ミュージックソムリエ協会主催「音楽ファンの未来、音楽放送の未来~音楽の新しい楽しみ方~にて紹介したアメリカを中心に人気のPandora Radio    http://www.pandora.com/

残念ながらまだ日本国内でまだ聴くことができませんが、先日あるツールを使えば聴くことができることを教えてもらい、そのツールを使って聴くことができました。この方法をここで公開していいのか、当方では何ともわかりませんがとにかく論より証拠、実際に聴いて体験してみないとこれに関して論じることができませんので実際にそれで入ってみました。悲願のアカウントもようやく取ることができ、私の音楽をとりあえず通るかどうかはともかくSubmissionをしておきました。

日本でを聴く方法については検索エンジンでPandora Radio 聴く方法」と検索してみてください

とにもかくにもPandora Radioにようやく入ることができました。

Pandora2

当ブログ拙記事でも書きましたがPandora はひとことでいえばインターネットラジオです。しかしただのインターネットラジオではありません。
では普通のインターネットラジオとどう違うのか、それをこれから説明いたしましょう。


 

Pandora Radio が他のインターネットラジオとどう違うのか、それは「あなただけのラジオ局」を作ることができる点でしょう。

たとえばPandora Radio であなたの大好きなアーチストの名前を"Create a Radio Station (あなたのラジオ局を作る)"書きます。(当たり前ですがこの場合洋楽です) そうすると即座にあなたの大好きなアーチストの曲と写真が出ます。

Pandora1

 

Pandora0

Pandora Radio であなたの好きなアーチストを検索し画面がでると上記の画面のように好きなアーチストのアルバムの画像と音楽が流れます。同時に読み辛いですが画面下に「Related Artist(似ているアーチスト)」と題して同様な趣味趣向の音楽も紹介されます。しかし大事なポイントはここなんですが、これはamazonのような「売れセン」の商品とか、同ジャンルの音楽が表示されるわけではありません。

寧ろこれは音楽的な意味で共通項があるアーチストで「声質が似ている」「リズムの使い方が似ている」「アレンジの手法に共通項がある」etc etc でPandora 独自の検索エンジンで音楽を選び「推薦」できる機能があり、それによって「新たな音楽」リスナー自体が発見できるシステムとなっております。

率直な感想は「何で俺の好みをそんなに知っているの?」 といいたくなるくらい私の好きな曲ばかりかけてくれますし、確かにこりゃハマりますね。
音楽好きにはたまらないネットラジオだと思います。
実際に聴いてみて私の場合は結構知っているアーチストの音楽が多かったですが、中には初めて聴
くアーチスト(新人)も出てきて、日本のラジオ局等ではまず聴くことのできないアーチストを発見できたりします。これで音楽をあまり知らない人でも新たな
音楽を発見できることができるかもしれません、いや音楽をあまり知らない人の方が感動があるかもしれませ

現在の日本のラジオ局、CS局等で「知らないアーチストで自分の好みに合いそうな曲」を発見するのは残念ながらほぼ不可能といっていいでしょう。特に日本のFM局の大半が「編成買い」が当たり前になっている現状ではパーソナリテイ―やDJが紹介したい音楽を紹介しようとしても現在のラジオ制作の現場では難しい、いや殆ど不可能に近い、といってもいいでしょう。結局日本のラジオ局はそれによって自分で自分の首を絞めていて、ラジオが音楽のプロモーション機能として殆ど機能していない、という現状を作りそれが日本の音楽文化の停滞の一原因になっています。

最近の若者で音楽離れが進行している大きな原因としまして、「新たな音楽を発見し体験する喜び」を経験したことがない若者が大多数、という点がありそれはラジオ局やCDショップが本来その機能を果たさなくてはならないのに、それをやってこなかった、という問題があります。

このPandora Radio は間違いなくそういう、「新たな音楽を発見し体験する喜び」を提供してくれる音楽ツールだと思います。

Pandora Radio を聴いてみて、自分の音楽趣向についてかえって発見してしまいました。
一見違うジャンルの音楽だったり、何の関連性がないように見えても実は全部根底ではつながっていて、それが自分の音楽的趣味を構成しているということが発見できました。

私は現在10局のラジオステーションを登録していますが、ジャズロックだろうがプログレだろうが何回か聴いていると共通の
アーチストが出てくるから不思議です。どうやってこういう選曲エンジンを作ったのだろうか?、と考えてしまいます。おそらくあらゆる音楽的傾向を分析した
結果なのでしょうけど、自分の音楽的趣味の根底はやはり同じだということがわかります。

結構自分の音楽の原点について考えさせられるし、同時に自分がいかに「業界的」な考え方毒されてきたかに気がつき愕然とします。いかに原点を忘れていたかに気づき愕然とします。

結局そういう「業界的」な常識や慣習にいつのまにか染まってだんだん自分を発見し、そもそもなぜ音楽の人生を選んだかについて改めて考えさせられます。

私は割とジャズ、ロック、クラシック、民族音楽と一見音楽では「雑食」なのですが根底の部分ではある同一の嗜好性があってそれが自分の音楽の方向性を形成していたことをこのPandora Radioは気づかせてくれました。不思議です。実に不思議です。

やはりこのサービス、早く日本に本格導入するべきだと思います。このことによって違法DLもなくなると思いますし、音楽産業にも全く新しい収入の道が開かれます。そして何よりもリスナーに新たな音楽を発見する手助けにもなり。これによって現在若年層に深刻な音楽離れに歯止めをかけられると確信します。

レコード協会を始めとする音楽業界はつまらないこだわりを捨てて、一刻も早くPandora Radioの日本国内のサービス導入を急ぐべきです。これが業界再生の有効なツールであるという確信を持ちました。

(注:現在Pandora はヨーロッパとアメリカに限定し、日本では上記の方法でも聴くことはできません。残念ながら)

 

 

1月 28, 2013 パソコン・インターネット | | コメント (4)

2012年6月26日 (火)

「選ぶことに慣れていない」「あと1クリックができない」日本人

最近この分野は低調ではあるのだが、私の会社も「営業」の一手段としてGoogleAdwordsを使っている。キーワードで検索させて次のページに誘導している。


1. CDプレスページ

http://homepage1.nifty.com/hyb-music/cd_press.htm


2. 音声ナレーション録音
 
http://homepage1.nifty.com/hyb-music/narration.htm

 売上的にはこの2つが大きいがさらには

3. サウンドコンテンツ
http://homepage1.nifty.com/hyb-music/contents.htm
4. 販促のためのノベルテイCD
 
http://homepage1.nifty.com/hyb-music/cd_ordermade.htm

5. 立体音響システム
http://www.hybridmusic.jp/3Dsounds.htm

6.サウンドデザイン
http://www.hybridmusic.jp/sounddesign.htm 

7.ペットミュージック
http://homepage1.nifty.com/hyb-music/pet.htm 

 以上の7つのページに対して誘導している。会社のトップページに誘導していないのは最近は上記のような「サテライトページ」の方をアクセスするパターンの方が圧倒的に多いからである。

とはいえ、予算の限界もあるから各ウエブページに対してそれほど多額な宣伝費は正直かけていない。ただ費用対効果は最大限になるようにキーワードは設定してある。

昨年も同じことがあったが、商工会と別経路1つ経由でまたAdwordsのタダ利用券を¥15000分もらった。一応Bto Bとはいえネット広告で会社の集客をはかっている弊社としてはやはり利用しない手はない。メールアカウントを新たに作らなくてはならないが、それでAdwords¥15000タダで使えると思えばどうってことはない。 ということで今週からそれを実施している

その際費用対効果は最大限にするために当然ながらアクセス解析を行なう。そしてあることに気がついた、というか思い出した。

それは日本人というのは「たった1回のクリックをなかなかしない」ということだ。


その傾向はアクセス解析をするとはっきりわかる。
1クリックすれば検索をした人間の望む情報が掲載されているウエブページが出るのにその1クリックを惜しむのだ。例えば以下のページのアクセス解析をしてみるとわかるのだが、弊社のCDプレスページ http://homepage1.nifty.com/hyb-music/cd_press.htm

アクセスする人の大半は「CDプレス 格安」とか「CDプレス 価格」という風にプレスを発注下場合いくらかかるのか、について検索している。その情報は上記のページ(弊社のCDプレスの特徴やプレスをする際のお客様への説明とかが書いてあるのだが、私の見るところ大半の人がそこの部分を読んでいない) そのため弊社のCDプレス料金表を見るには上記のページから下記のリンク(「CDプレス価格表はこちら」と書いてある)をクリックする必要がある。

CDプレス価格表ページ
http://homepage1.nifty.com/hyb-music/cd_price.htm

ところがだ、アクセス解析をした結果その1クリックを行なったのは10人のうちに1人も満たない のだ。

先日の例の「虚構新聞」のガセネタ騒ぎの時もあの記事の中の「詳しくはこちら」という1クリックすれば「虚構新聞=冗談の嘘の情報)と書いてありすぐにわかるのにそれをしないでそこの見出しの部分の情報だけを鵜呑みにして大騒ぎする輩が多数いたために「虚構新聞」としては予期せぬほどの大騒ぎになった。ひどい人など「虚構新聞」と書いてあってもそれが「普通の報道」と勘違いしてしまう人がいたくらいである。

まあ一部の出会い系サイトやアダルトサイトのように1クリック詐欺のサイトもあるのは確かなので、そういう経験をした人はその1クリックを躊躇する人もいるのかもしれないが、弊社のサイトに限っては1クリック詐欺になる可能性は0ですので安心してクリックして下さい。といいたいのだけど(苦笑)やはり駄目なのだろうか?

あともう1つ上記のCDプレスページ には国内プレス、海外プレス、マスタリングとのお得なセット料金、やDVDの価格表等、お客様のニーズにそって選べるようにできている。

ところがどうもそれも混乱を呼んでいるようなのである。

アクセス解析してわかるのは上記のページを見てたくさんの選択肢を見せられてかえってパニックを起こしている人が非常に多いこともわかった。そういう人は検索したページと全く無関係のページをあちこちクリックしていたり、とにかくやたら無関係のページをクリックしたあとどこかに飛んで行ってしまう。明らかに「選択肢」を見せられてかえって混乱しているのが手に取るようにわかる。

どうも日本人は「選択肢」がたくさんあると「どれを選択していいかわからなくなる」人が少なくないらしい。最近わかったのはとにかく「検索する」目的の情報「すぐにそのページ」にしかもすぐ見えるところにないと駄目なのである、大半の人がマウスのスクローラーすら使っていないようである。

つまり情報を自分で積極的に捜すのではなく、捜す情報がすぐに「見える」ところにないと駄目なようである。細かい説明文とか書いても殆どの人は読まない。これがよくも悪くも日本人は欧米人とウエブページの味方自体が根本的に違うことがわかる。

ひとことでいえば欧米人は情報を「捜すことができる」「多く掲載している」ページを好むが日本人は情報を「与えてくれる」ページを捜しているのだ。だから自分の捜している情報以外には例え本来必要な情報でも全く興味を示さない人が多い。かくして受注した場合、0から説明しなおす必要性が生じる場合が多い。

しかしそもそも自由社会で生きるには「自分で選択できる能力」というのは本来必要なはずである。だがどうも多くの日本人にはそれがないらしい。そもそも自己責任とかを負うような体質を持っていないのだ。

これを見ても新自由主義的な考え方は日本人にはなかなかなじめないというのがわかるのだが、マスコミを初め経済学会、「マーケテイング」の世界ではいまだに新自由主義、市場原理主義の論調が主流である。新自由主義や市場原理主義が世界に何をもたらしているかはここ数年起きていることを見れば火を見るよりも明らかなのに、あたかも宗教のようにそれを信望するのが特にエリート層といわれている人たちに多いというのは驚くべきことだ。日本人のこのネットでの検索の仕方を見ても「自分で選択できない人」が大半の国に新自由主義的な政策を取り入れても成功するはずがない。


まあそういうことをいって突っ張ったところで何にもならないので

そのニーズにあわせた設定をしてより「情報の検索」がしやすなるように、アクセスの誘導のしかたを変えた。具体的にはストレートに以下のページに誘導できるように設定しなおしたのである。

CDプレス価格表
http://homepage1.nifty.com/hyb-music/cd_price.htm

DVDプレス価格表
http://homepage1.nifty.com/hyb-music/dvd_price.htm

まあこれがマーケテイングということなんだろう。

それもこれも元をただせば「ネットマーケテイング」の連中のアドバイスを取り入れた結果、結局こちら側でこういう修正を行なわざるを得なかった。どうも日本の「ネットマーケテイング」の奴らのいっていることを聞くと「こいつら本当にきちんとした市場調査をやっているのか?」と疑いたくなることがある。このホームページのSEO対策などさいたるものだ。だから私は日本のSEO屋を信用していない。

6月 26, 2012 パソコン・インターネット | | コメント (0)

2012年5月14日 (月)

違法ダウンロード刑事罰導入と「ネットの自由」の問題点ー“手段の目的化を何よりも優先する”

初めにお断りしておくが私は音楽業界の低迷の理由は違法ダウンロードのみが原因だとは一度も言っていない。また私のブログを毎回読んでくださっている方は音楽業界の低迷の原因は業界の旧態依然とした体質、マーケテイング、音楽を100均の消耗品のごとくに売っていて、そのマーケテイング方針を一向に変えようとしない音楽業界の体質の方をおおいに問題視してきたことはおわかりいただけると思う。主原因はあくまで音楽業界側にある。

しかし一方では同時に違法ダウンロードの問題も音楽業界低迷の原因の1つである、ということも述べてきた。繰り返すがこれのみが原因ではないが、これも原因の1つでもあるといっている。(最近のネットでは中学生程度の文章読解力すらない輩が増えているのも問題だ) 事実少し前にネットでこういうことを書こうものなら袋だたき、ブログ炎上に近い状態になったが、ネットではこうした問題点を少し指摘しただけであたかも自分が誹謗中傷されたかのように過剰反応を示す輩がいまだにいるようである。(中川淳一郎さんのいう「ネット教信者」だ) しかし現在消費税法案の影に隠れているが、著作権に関する法案が国会で審議されている現状ではやはり普通に問題点を指摘するのが当たり前であり、健全な議論をするのには必要である。もっとも過剰反応する輩は元々が「荒らし」が目的であって最初からまともに議論する気も能力もないと思われるが..

何はともあれ違法ダウンロードの対策、議論について語るとき私は以前から違和感を感じていた点に岸博幸慶応大学教授がその問題点を明確化していただいたのでここで一部を抜粋させていただく

■違法ダウンロードへの刑事罰導入はどうなる? “ネットの自由”を強調する反対派に抱く違和感 (Diamond On line)
http://diamond.jp/articles/-/18341

最初に状況を簡単に説明しますと、ネット上に蔓延する違法コンテンツ対策として、2年前の著作権法改正で、著作権者の許諾なしにサーバーにコンテン ツをアップロードすることを違法とする規定に刑事罰が追加され、同時に、そうしたコンテンツをダウンロードすることも違法である旨の規定が追加されまし た。だた、違法ダウンロードには刑事罰は課されていません。

 しかし、違法コンテンツがなかなか減少しないことを踏まえ、音楽業界の要請も受けて政治の側が新たな動きを起こしました。

 具体的には、文科省が今通常国会にフェアユース導入などを内容とした著作権法改正法案を提出していますが、自民・公明がそれに対する修正案を提出し、違法ダウンロードに刑事罰を課す規定を追加しようとしているのです。

 この動きに対して、ネットの自由を主張する評論家や専門家はもちろん、当の自民・公明や民主党の一部の国会議員、更には日本弁護士連合会(日弁連)なども強い反対を表明するに至っています。

<中略>

私は、政策論的に考えて反対派の意見には問題が多いと思っています。

反対派の意見が共通して強調するのは、“自由なネット利用を阻害する”という点です。米国が喧伝する“ネットの自由”と同じ趣旨ですが、まずこの部分にすごく違和感を覚えます。

 音楽産業の売上は減少の一途を辿っていますが、それが違法コンテンツの蔓延のみによって生じているとは言えません。音楽産業の側が既得権益に拘 り、ビジネスモデルの進化などの自己変革がまだ不十分であることは否定できないからです。それでも、ネット上の違法コンテンツの影響が大きいことも間違い ありません。

 一方で、ネットはメディア=媒体であり、手段に過ぎません。そして、ネットという手段を活用して達成すべき目的には、コミュニケーションや経済活動など様々なものに加え、音楽などの文化の発展も入るはずです。

 そう考えると、ネットの自由を守るために違法ダウンロード規定に刑罰を課すべきではないと主張するのは、政策を考えるに当たって目的よりも手段を優先するという“手段の目的化”が起きているように思えます。

 それはちょうど、原発再稼働は本来エネルギー政策の観点から議論されるべきであり、東京電力はエネルギー政策実現のための手段に過ぎないのに、東京電力を延命させるために柏崎刈羽原発の再稼働が不可欠と政府が主張しているのと同じです。

 もしかしたら、反対派の人たちは、ネット利用の促進も大事な政策目的であると考えているのかもしれません。その場合は、音楽文化の発展よりもネッ ト利用の促進の方が政策目的として重要であるという価値判断を行っていることになりますのでなぜそうした価値判断が正しいのかを明確にすべきです。

次に、多くの反対論は、“2年前に違法アップロードに刑事罰を課したのだから、違法アップロード対策の充実で対応すべき、またはそれでは効果ないことを検証すべき”といった主張をしています。

 この点についても違和感を持つのは、これまでの経験から、リアルの店舗と違ってネット上では、違法にコンテンツをアップロードするサイトに警告な どを行っても、同じ業者が別の名称のサイトでまた同じことをするというイタチごっこが続くということがある程度明らかです。ネット上でのFXなど金融取引 でも、金融当局の処分を受けた業者が名前を変えてまた同種のサービスを提供するということが起きています。

 そうした現実を無視して“違法アップロード対策の充実で対応しろ”と主張するのは、ちょっと無責任な議論ではないでしょうか。

<後略>

私はネットの可能性についてはある程度認めているつもりだが「違法ダウンロード刑罰には反対」という論調には違和感をずーっと覚えていた。特に池田信夫氏のよう にイノベーションのためには著作権は寧ろ障害である、著作権などないほうがいいなどという暴論を言い切りそれを絶大に支持する風潮がネットの中にあるのもいかがなものか、と思ってきた。岸さんはMIAUを初め一部のネット関係者やネット起業家には極めて評判の悪い人物だが(要するに彼らにとって極めて「都合の悪い」議論を展開するのだが)、音楽を始めとするコンテンツのありかた、問題点を的確に論じているネットでは数少ない論客の1人だと思う。

この問題だけではないが、インターネットに関する様々な議論を読むに当たってたいていの場合システムネットワーク、プラットホームの話だけになってしまう点に私はずーっと違和感を感じていた。例えばソーシャルネットの話をするのにmixifacebookのシステムの話のみが出てきており、ソーシャルネットワークを使っているユーザーの質(なぜ「実名」だといいのか)とか両者のユーザーの質の差とかの話に不思議なほどいかない。システムネットワークプラットホームも単なる手段に過ぎないのだが、インターネットの中の議論だとその手段あたかも全てであるかのような議論になりやすい。

この「違法ダウンロード刑罰には反対」という論調にも手段あたかも全て=手段の目的化”の観点があるように思う。

手段のみを優先し手段を絶対化する動き(つまりネット利用という「手段」を他のいかなるものよりも優先すべきもっとはっきりいえばコンテンツその他のものを犠牲にしてでもネット利用を推進すべき、というロジック)、そしてその「手段の目的化、絶対化」を正当化することこそがあたかもネットでは「正論」であるかのように罷り通っている。これは客観的にいって明らかにおかしいと思う。

ちなみにネットの利用促進のためにコンテンツ(文書から音楽、映像、画像まで)が犠牲になり犠牲にするのが当然、というのなら結局ネットを見ても見るべきコンテンツがなくなり結果的には最終的にはネットなど誰も利用しなくなる方向に行くだろうと思うのだが、

もっともそれが「ネット推進を何よりも優先する」人たちの目的ならそれでいいが..

5月 14, 2012 パソコン・インターネット | | コメント (2)

2011年12月 9日 (金)

ステイーブジョブスと音楽業界

今年逝去した著名人物の中でも現代社会に最も大きな影響を与えた人物には違いないアップルの前CEOのSteve Jobs (1955-2011)

日経に「世界を変えた作品 スティーブ・ジョブズ」という記事が掲載されている。

i-Mac

http://pc.nikkeibp.co.jp/article/trend/20111205/1039398/?P=1

i-pod

http://pc.nikkeibp.co.jp/article/trend/20111205/1039398/?P=2

i-pad

http://pc.nikkeibp.co.jp/article/trend/20111205/1039398/?P=3

 自分が身を置く音楽業界に関しても莫大なインパクトを与え、i-tunes等いわずもがなのプラットホームを作り音楽配信を普及させた功績は大きいことはいかに保守的な音楽業界人でも認めざるを得ないとい思います。何度も云いますが彼ほどコンピューターの世界にとどまらずあらゆる分野に強い影響を与えた人物はいないでしょう。その点ではMicrosoftといえども足もとに及びません。

とはいえ、ここであえてネットに氾濫するジョブス礼賛論とは一線を画する記事を書こうと思います。勿論スティーブ・ジョブズの功績にケチをつけるつもりは毛頭ありません。しかしスティーブ・ジョブズとて聖人ではありません。

確かにスティーブ・ジョブズi-tunesのプラットホーム建設という大きな実績を残しました。しかし一つだけ忘れてはならないことがあります。

それはスティーブ・ジョブズは音楽業界の人間ではない、ということです。

実はあることがおき始めています。、i-tunes経由でユーザーにはうれしいかもしれませんが我々コンテンツホルダー側から見ればたまったものではないことが起きはじめています。

■使ってみて驚いた! 「iTunes Match」は便利で太っ腹 (1) ジョブズ氏が語った"音楽アップグレード"は本当か?

http://s.news.mynavi.jp/articles/2011/11/18/itunesmatch/

以前も書いたようにインターネットのみでブランデイングや付加価値をつけるのは不可能です。、ネット経由で販売されるものは最終的にはデフレスパイラルに巻き込まれるのは避けられないと書きましたがまさにその通りのことが上記の 「iTunes Match」で起きつつあることを示しています。

このままいけば音楽業界は間違いなくつぶれますね。最ももう事実上機能は停止していますが...

音楽業界はこの世の春を謳歌したバブル時代から本質的に何も変わっておらず、変わろうとすらしていません。まさに万年ぬるま湯体質の音楽業界。一方でアップルCEOを自らスカウトしたスカリーに解任され、挫折も経験しつつも不死鳥のようによみがえったジョブス

はっきりいって勝負になりません。絶えず未来を見ているジョブスと既存のビジネスモデルを守ることしか考えない音楽業界。

これだけいいようにやられている原因は両者の将来に対するビジョンの違いということができましょう。ジョブスに対抗するにはジョブスに負けないほどの将来のビジョンを持っている人間ではないと到底太刀打ちできるものではありません。

音楽業界最大の不幸はそういう人間がいなかったことだと思います。いや、もっというとそういう優秀な人間を次々と業界から追い出していったというのが正しい表現でしょう。周囲にイエスマンしかおかない無能な経営者。そんな人間がジョブスの提案に対してただ受身的になっているだけで、彼のビジョンが何たるかを全く理解できずに結果として無条件に受け入れてしまったという点です。この構図がどうしようもないと思いますね。

音楽業界が現在のような状況になった原因は音楽業界のトップの無能さ意味のない業界内だけのイス取りゲームに明け暮れる人たちで構成されている点が大きいですね。そして自分の任期に問題が起きなければいい、という事なかれ主義

そこには音楽文化を良くしよう。新しい時代で音楽文化が次世代に語り継がれるために何かをしよう、などという姿勢が微塵も感じられませんスティーブ・ジョブズは音楽業界のそういう体質を見抜き、おそらく心の中では嘲笑していたでしょう。そしてi-tunesというプラットホームを武器にいまやいいようにやられています。

以前もいいました。何度でもいいます。

音楽業界の未来は音楽配信にはありません。

だから音楽業界人、我々コンテンツホルダーが新たなビジネスモデルを構築する以外にこの状況を打開することはありえないのです。

これも何度でもいいますが、音楽配信はいまやすっかり業界には定着しています。しかしこの普及で音楽業界が回復のきざしを見せているか、というと残念ながら、です。現在の音楽業界の状況が全てを証明しています。

そしてこのままいけば権利を含め、音楽業界は全てを食い尽くされておわります。

ひとえに何事にも受け身で、新しい試みを何もしない。ただ時代やグローバリズムに身を任せているだけ。

これではただ飲み込まれるだけです。グローバリズムを諸手を挙げて礼賛する人がまだ多いですが、これはグローバリズムというのは結局は市場原理主義金融「錬金術礼賛(単なる投機屋に過ぎないんですが)」 そしてネット万能主義3点セットで成り立っています。要するに弱肉強食を正当化する考え方で、アメリカ主導の実質的には新たな帝国主義になっています。こんなものに身をまかせたら食い尽くされ捨てられるだけです。

私はそのためある試みをしようとしています。何をしようとしているかはここではまだいえません。しかし音楽業界として新たなことをやらないと、という思いがあります。勿論私がスティーブ・ジョブズに匹敵するようなビジョンを持っているなどというつもりは毛頭ないですが、ただ何も考えずにただ流されるというよりは1人くらい悪あがきする人間がいてもいいだろう、とも思いますので...

ついでにいえばこの構図、どこかで見たことがあるな、とも思いましたらTPPの問題に似てますね。国際金融勢力主導のアメリカ政府は日本にTTP不公平な条約を飲ませるために、メデイアを始めあちこちに根回しして周到な準備をしていた、一方で日本の首相はアメリカと財界だけにいい顔していれば、細かい条項の勉強などしなくてもいいと能天気に構える日本の野駄目あかんくたーびれ首相、前者をスティーブ・ジョブズとすれば後者は音楽業界そのもの。

この日本という国も音楽業界のような運命を辿るのでしょうか?

12月 9, 2011 パソコン・インターネット | | コメント (0)

2011年10月 6日 (木)

また巨星逝くーアップル前CEO、スティーブ・ジョブズ氏死去

■アップル前CEO、スティーブ・ジョブズ氏死去
http://t.asahi.com/462t

■Steve Jobs, Apple founder, dies

今年は訃報の記事を書くことが多いけど、今日のは極めつけだ。先々月だったか「ステイーブンジョブス、Apple CEOを辞任」という記事を書いたがもうその時点で死期を悟っていたのかもしれない。ジョブス自身が次のような言葉を書いている。

「自分もいつかは死ぬ。それを思い出すことは、失うものなど何もないということを気づかせてくれる最善の方法です」

実は大昔サラリーマンをやっていた時代に若かりし頃のジョブスを見たことがある。まだアップルを立ち上げたばかりのジョブスで、ビジネスマンはスーツとネクタイが当たり前の時代に長髪(!-髪の毛はフサフサだった)、GパンTシャツでコンピューターの展示会場を歩き回っていた男。しかしどこか異様なオーラーを放っていた。さしずめ既存のビジネスの体制に反抗するロックンローラーのようなイメージをもった。しかしその男が世の中をこれほど変える人物になっていくとは当時は予想もしなかった。

かつてこれほど多くの分野に影響を与えた起業家がいただろうか、と思う。単にコンピューターというハードウエアだけでなく、グラフィック、デザイン、映像、音楽、いわゆるコンテンツの分野に多大な影響を与えた。I-phoneが発売されたときに「文化よりは文明を選ぶ」などと発言したおバカなIT起業家がいたが、実際にはジョブスは文明だけでなく文化にも大きな影響とイノベーションをもたらした。ジョブスの偉大なところはハードウエアの論理だけを押し通すのではなく、絶えずソフトウエアコンテンツがより有効にパソコンの中で活用できるような環境を作ることを考えていた。つまりソフト、ハードの両方を絶えず目を向けていた点。これが他のIT起業家と一線を画すところではないだろうか?

I-phoneI-pad、この革命的な商品の発売だけで歴史に残るだろうし、音楽配信もいろいろ議論や問題はあるものの、事実上最大の配信サイトを作り上げ、音楽ビジネスのありかたにも貢献した。私はあまり物欲はないのだがI-padは欲しいと思っている。かつてApple社はマイクロソフトに押され一時は倒産の危機すら見舞われたが、いまや完全にマイクロスフトとは立場を完全に逆転しモバイルやタブレット型のパソコンでは他を圧倒しているのは周知の通り。

だが、ここまでの道のりは平坦なものではなかった。Apple社を立ち上げApple IILisaからMacintoshを発売したが、自ら引き抜いたジョンスカリーにApple社の役員を解任されるなど、不遇な時代もあった。NeXTコンピューター(これが現在のOSXの母体となる)を立ち上げ、ピクサーやデイズニーの個人筆頭株主を経て、自分が創立したApple社を再買収できたのはクビになってから十二年、2000年にようやくApple社のCEOに復帰し、それからの活躍は皆さんのご存じのとおり

Macintoshはもう四半世紀以上も前から私の音楽制作ツールだった。今使っているMac Proは都合6代目のマックである。これがないと正直仕事にならない。そして初期のマック(1代目はMac Plus)から現在まで機種を変えるごとに機能がパワーアップし、初期はmidiの打ち込み(シーケンサーと同じ)だったがいまや完全に録音機器であり、編集機能まで持ち合わせており完全なワークステーションとなった。そのおかげで自宅で音楽制作のほぼ全てのことがMac一台でできるようになった。Appleのおかげでスタジオ代とか大幅に節約が可能になった。

ステイーブンジョブスは確かに天才である。しかし才能だけでは決して成功しない。強い情熱と意志を才能と合わせ持った者だけが成功する。ジョブスはその全てを持っていた類稀な人物だった。

人間とはかくありたいものだ。

改めて心からご冥福をお祈り申しあげます

10月 6, 2011 パソコン・インターネット | | コメント (0)

2011年8月25日 (木)

ステイーブンジョブス、Apple CEOを辞任

癌の手術等も行いかなり健康に関しては懸念される情報が出ていましたが

■Steve Jobs resigns as Apple CEO, Tim Cook takes over
http://bit.ly/nhL7mB

ついに健康上の理由でCEOを辞任 「もはやCEOの業務を行なえる状況ではない」とのこと。
取締役経営陣には名前を残すようですが、現在の音楽配信の体制を事実上構築したといっていいですし、i-phone i-pad等の革新的な商品も開発した功績はやはり賞賛に値します。

私は先日G5がダウンした関係でMAC PROを導入せざるを得なかったため、残念ながらi-padはお預けとなってしまいました。でもプレゼンとかいろんな意味で便利ですね。私はあまり物欲がない人間なんですがi-padだけは欲しいと思っています。

ちなみに私はまだ会社員の頃、英語が多少できるため海外出張によく行っていましたが、ComdexというComputerの展示会でGパンTシャツ姿の若かりし頃のジョブスを見ています。(髪の毛もフサフサでした(笑))  これほどまでに世の中を動かす人間になろうとは

癌が再発したのが今回の辞任の背景にあるようですが、ジョブス氏の一日も早い回復を祈っています。

8月 25, 2011 パソコン・インターネット | | コメント (0)

2011年7月 9日 (土)

KONTAKT4.0をようやく本格稼動

先月、MACのスノーレパード環境に移ってから過去のEAST WESTのColossusバンドルを利用可能にするためにソフトサンプラーのKONTAKT 4.0を導入。

 

しかし実はインストールDVDデイスクがご覧の通りでロードしてもエラーの状態(キズがあるのがわかりますでしょうか?)

 

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結局部分インストールのみにしておいて、欠陥のあるインストールDVDデイスクのReplacementをNative Instrumentにおくってもらい。先日ようやく完全な形でインストール。稼動しました。

 

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KONTAKT 4.0はソフトシンセ音源のプリセットも豊富です。まだ全部の音を聞いたわけではありませんが、結構使い勝手がよさそうです。実は現在CGショートアニメ"Legend"の音楽を手掛けていますが、、早速いくつかのプリセットを使いました。

 

しかしこのKONTAKT 4.0を導入した目的は、単にプリセット音源を再生するソフトシンセではなく、自分でオリジナル音源、プリセットを作ることができるソフトサンプラーのユニットであるという点です。

 

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音源はCDから直接ではなく、いったんPeak Studio Prowavaiffに変換しなければなりませんが、

 

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無事自分の作りたい音源を取り込み、編集することも可能です。E IIIなきあと、そういう機能のあるソフトサンプラーの導入の必要性が生じていました。実はこの機能は先日企画会議で通ったある番組のコーナー企画に絶対必要なものでした。

 

今回のCGショートアニメ"Legend"のテーマ曲もpro toolsでmidi打ち込みを行い、KONTAKT 4.0Vienna Instruments のソフトシンセをフルに使いました。

 

何にせよ音楽制作環境がパワーアップしました。

 



 

7月 9, 2011 パソコン・インターネット音楽11-15 | | コメント (0)

2011年6月11日 (土)

スノレパ環境の音楽制作で思案中

先日のG5 Dualがダウンした関係で現在Mac ProOSX スノーレパード環境にて復旧作業し、Pro tools環境、そして波形編集のbias peak Studioのインストール及びオーサリゼーション作業が終了し、とりあえずスタジオのレコーデイングならびに編集環境は完全復旧した。

Pro tools8.0.5スノーレパード環境にて動く最も古いバージョンだが従来の7.3.1と比べてもプラグインがかなり豊富で特にリバーブ環境はかなり音場作りの面で改善しているし、何よりも今回でソフトシンセ環境が大幅に強化された。今回導入を決めたKontakt 4.0(kontaktの1000種類の音源+旧East WestColossus音源も同時に使用可能)を始めBFD(生ドラムの音源), Vienna Instruments (オーケストラ音源)に加え DB-33(ハモンドのB3の音源)やDrum'n Bass やトランス等のドラム音源のBoom等含む都合9種類のソフトシンセが装備される。これだけでかなり強力だ。特にKontakt 4.0はサンプラーとしてwavやaiff等の自分の好きな音源を取り込みオリジナルのサウンドライブラリーも作成可能になる。ちょっと前までスタジオに一杯だったハード音源以上の内容だ。

今までのG5 DualだとCPUへの負担が大きくソフトシンセをそれほど大々的に使えなかったが今回はCPUが4つのquadraなのでそれほど心配する必要はない。メモリーは8G装備。G5 Dualの時と同じだ。

さて、この環境で一つ思案していることがある。つまりこれだけソフトシンセ環境が強化された段階だがスタンドアローンモードで使えるのはKontakt 4.0 BFD Vienna Instrumentsのみである。あとはハードシンセのみだが、ここで今までのシーケンスソフトとして使っていたデジタルパフォーマーを導入する必要があるか、どうかだ。

実はMOTUのソフトはまだパフォーマーといっていた時代からもう20年以上使っている関係で、打ち込み作業に関してはこのソフトにものすごく慣れている。というかハッキリいってPro toolsのmidi打ち込みより使いやすい。そのため今まではデジタルパフォーマーでmidi打ち込みを行なってそれをSmf(スタンダードmidi file)に変換してPro toolsにインポートさせていた。しかし工程としては明らかに無駄に見える。だがPro toolsのmidiは私にとってやはり使い辛いのだ。だからどうしてもデジタルパフォーマーでmidiをやろうと考えてしまう。

しかし一方で先日かなり細かい音符の打ち込み作業でデジタルパフォーマー経由でSmf変換する際にクオンタイズの精度の違いから連符が変わってしまっている事態は発生した。そして今回Pro toolsのクオンタイズの精度も上がったようなので、この事態を避けるためにはやはり直接Pro tools内で打ったほうがいいのかな、とも思ってしまう。実は先日、Pro toolsで打とうとして挫折して結局デジタルパフォーマーで打ってしまったのだがまた再チャレンジしてみるか。

とりあえずデジタルパフォーマーが現在品切れでまだかかるし、懸案のLegendの「B案」(たぶんこちらになる可能性が高い)も二週間近く作業が遅れてしまっている関係でとりあえずPro toolsだけで全ての作業ができるように再チャレンジしてみようと思っている。

ちなみに楽譜ソフトのFinaleのバージョンアップも考えていたけど、Sibeliusの方がPro toolsのプラグインにもなるし最近評判いいので、そちらへの変更も考えている。まあ楽譜ソフトはそんなに急がないので少しゆっくり検討しようと思う。

 



 

 

6月 11, 2011 パソコン・インターネット音楽11-15 | | コメント (0)

2011年6月 7日 (火)

Mac Pro到着

AppleのBuy Now 経由でついにIntel Mac を買いました。

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G5 Dual がダウンしてから約1週間。これから復旧作業に入ります。

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今日は例の番組企画関係の本会議が木曜日のためにそのサンプル制作作業でMac関係はあまりできませんでした。どのみちfirewireのケーブルを変えなくてはならないことがわかりそのために電気屋に行かなければなりません。(1394→800の変換ケーブル2本)

これから各アプリケーションのアップデート作業を行なわなければなりません。これがなかなか大変です。今までMacで次のアプリケーションと作業を行なってきました。

・Pro tools  (HDレコーデイング)
・ソフトシンセ(4種類)
・Digital Performer (midi打ち込み)
・bias Peak (波形編集)
・Finale (楽譜)
・Illustrator (デザインデータ)

そして勿論Safariやftp関連ソフトも使う。

今回をきっかけに仕事環境を強化したいと思う。都合6代目のMac 経営が苦しいときに思い切って導入。その分稼いでもらわないと困る。

6月 7, 2011 パソコン・インターネット | | コメント (0)

2011年6月 3日 (金)

私のMac歴

さて、昨日一昨日のMac G5 Dualのダウン。正直さすがに凹みましたがもうこうなると現実を受け入れざるを得ません。とくにもうすこしOveranxiousになるのをやめて、心を冷静に平穏になって仕事に取り組もうなどといっていた矢先だけに、ちょっとショックは大きかったですが、ものは考えよう、これで音楽制作環境を強化するチャンスと捉えて向こう一週間、スタジオの復旧作業に取り組もうと思っています。今はちょうど私自身の人生の勝負をかける時期、突然の出費は会社の経営状態がよくないだけに痛いですが、ここでやめるわけにはいかないので全身全能を振り絞ってこれからのことに取り組もうと思います。

Mac G5 Dualを導入してからだいたい6年ですが考えてみればほぼ6年ごとに私の仕事道具であるMacの機種が変わっています。振り返ってみますと

1.Mac Plus (中古) 1989-1991

System 4 : この当時のMacは今思うとオモチャみたいなもので、しかも中古(それでも当時は高かった)だったのでそれほど長くは使っていません。もっぱらmidi関係の仕事に使いましたが結局当時はYamahaQX1での作業が主でした。

2.Mac SE30 1991-1997頃

System 6 : 数あるMacの中でも名機といわれるMac SE30。個人的には仕事としても一番好調な時期だったこともあって一番よい思い出があります。カラーモニターですらなかったんですが速くフリーズすることも殆どありませんでした。このSE30はいまだにうちの物置に大事にしまってあります。

3.Mac Power PC LC(中古) 1997-1999頃

OS7: 個人的には中古で安く買ったとはいえ、失敗したと思った機種でした。フリーズや「予期せず終了」が凄まじいほどあって使い辛かった機種です。個人的にも音楽業界の状況が急変して苦しい時期だったこともあり、この機種にはよい思い出は殆どありません。尚、これに懲りて中古はいくら安いとはいえ、以後買うのをやめました。やはりいずれも2年もっていませんので

4.Mac Power PC G3 1999-2005

OS8 : LCの状況に困っていたのとたまたま比較的安価でMac Power G3が手に入ったので迷わずこれにスイッチしました。始めは重宝しましたがこの時期はAppleの機種が目まぐるしく変わった時期で(あれよあれよといううちにOSXに)結局機種自体が最後の2-3年は完全に時代遅れのものになっていたことがわかりました。尚、このG3は現行のシルバーではなくあのカラフルなリンゴのマークの最後の機種だったと思います。

5.Mac Power PC G5 Dual 2005-2011

OSX(Panther からTiger) : 私の人生の中ではSE30の次に活躍した機種かもしれません。この機種でリリーズの復活CD映画「俺たちの世界」そして奥津恵の作品等重要な仕事をすることができました。それだけに昨日の起動不能はかなり精神的に参りましたがまあそういう時期が来たのだと今は諦めるしかありません。

6.Mac Pro Quadra 2011-

OSX(Snow Leopard) : まあもうすぐLionになるそうですがとにかく今度の機種もG5 Dualと同じくらい、いやそれ以上の活躍を期待したいし、そうなってもらわないと困ります。

新しいMacは今週末くらいに来るそうです。楽しみというより緊張感が走ります。

「Macを買うなら…」でおなじみの、秋葉館オンラインショップ
もちろん話題のiPodも本体を含め関連商品充実!

6月 3, 2011 パソコン・インターネット | | コメント (0)

2011年6月 2日 (木)

格闘もむなしくMac G5dual 復旧断念

菅内閣の不信任決議案騒動のさなか、昨日突然スタジオのG5 Dualが起動できない状態になった。PRAMのリセットや電源のリセットを始め、Appleのサポートにも何回か連絡しあらゆることを試した。

一時は復旧しそうな雰囲気だったのだが、結局OS起動デイスクでしか起動せず、自力でなかなか起動しない状況ー例のシルバーのリンゴの画面でギアが途中で止まってしまう状況。結局元々のOSを消去した形でTigerを再度システムインストールしなおした。一時は問題なく起動したが、結局再起動はできず、三度Appleのサポートに連絡し、ありとあらゆる復旧策を試したが結局G5本体での復旧は無理という苦渋の結論を出さざるを得なかった。

システムは起動デイスクでは立ち上がったので何とかなりそうな気がしたが、(マザーボードはたぶん生きている)HDかロジックボードのどれかに異常があるのかもしれない。

このMAC G5 Dualはもう6年以上使っていて昨年もメモリーを大幅増設したばかりなだけに何とかあと1-2年は持って欲しいとも思ったが、無念のリタイアになってしまった。結構このMACもいろんな仕事をしただけに思いいれはある。

今スタジオはコンピューターがないと何もできないただの部屋。そのため急遽MAC PROを手配。メモリーも現行の8G装備する。場合によってはまた増設も

というわけで昨日「心を平穏に」といった矢先だけど今かなり凹んでいます。それにしても立て続けにいろんなことがおきる
俺って呪われてる?


6月 2, 2011 パソコン・インターネット | | コメント (0)

2011年1月18日 (火)

アップルのS ジョブズCEOが病気で休養

米アップルのスティーブン・ジョブズ最高経営責任者(CEO)は17日、従業員に電子メールを送り、病気のため休養することを明らかにしました。

Appleのスティーブン・ジョブズCEOが療養休暇入り
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1101/17/news109.html

まあいろいろと議論はあるだろうけどi-tunesを始めとした現在の音楽配信のインフラを作った最大の功労者の1人といえるでしょう。またi-phoneを始めとするスマートフォンの流れについてはここで説明するまでもないと思います。

確か昨年はすい臓ガンの手術を行なったことを発表したし、その前にも心臓疾患がある等健康にさまざまな問題を抱えながら激務をこなしてきたようです。一日も早い回復をお祈り申しあげます。

ちなみにスティーブン・ジョブズから従業員宛のメールの日本語訳だそうです。

http://www.gizmodo.jp/2011/01/post_8338.html
 


1月 18, 2011 パソコン・インターネット |

2010年8月 2日 (月)

弊社のハイブリッドミュージックの英語ページ完成

私の公式サイトの「英語ページ」の更新が完成しました。

http://www.kyojiohno.com/English/index.html

予定より大幅に遅れました(汗)

英語関係のページは正直、今までかなり手を抜いていましたが今度は日本語の公式サイトにかなり近いです。

また本日私の制作会社のハイブリッドミュージックの英語ページの大幅更新が完成しましたのでお知らせします。

http://www.hybridmusic.jp/English/index.html

やはりインターネットである以上世界中と繋がっているわけで日本人だけが見ているとは限りません。当たり前の話ですがとかく忘れられがちだと思います。

まあ私は別にいわゆるグローバリズムに凝り固まった人間ではありませんが (というかむやみやたらにグローバリズムとやらを持ち出す人間は嫌いですが..)、インターネットは文化やコンテンツの情報を国境に関係なく流布しますのでやはり最低限英語ページを作る必要はあると思います。

まあ実は今回の更新の前にも既にサウンドコンテンツの業務で弊社はシンガポールの会社と取引を定期的に行なっていますし、過去はイスラエルやアメリカの会社とも取引をしたことがあります。インターネットはビジネスの国境を確かに取っ払います。

一方日本のJ-popを始めとするいわゆる「邦楽」は今でもそうですが基本的に日本のマーケットしか見ておらず、最初から海外に音楽を売るとか、海外のアーチストと競争するなどということはハナから考えていません。そんな発想すらないです。
そしていわゆる「洋楽」というものと明確に区別していますし、最近特に若者は「洋楽」というものに全く興味を示さない傾向が強いので、日本の音楽業界はややそれにあぐらを書いている傾向があります。

まあ実はそうであるがゆえに、アメリカやヨーロッパが受けている「不正コピー」の悪影響やダメージが最小限度で済んでいる、という面もあるんですが、(意外に知られていませんが、実は海外の惨状を見るとはっきりいって日本はまだマシなほうですーそれでも最近かなり日本もダメージが大きいですけどね) しかし世界的に市場が縮小していることを考えると、いつまでも日本のマーケットしか見ないという体質は本当にいいのか、というのは考えるべきかもしれません。

まあそういうわけで弊社の英語ページ、よろしければご覧下さい。英語ですけど。(^^)

http://www.hybridmusic.jp/English/index.html

これで海外と新たなビジネスに結びつくといいな、と思いますが...

 

 

 

 

 

8月 2, 2010 パソコン・インターネット |

2010年6月16日 (水)

コミュニケーションツール発展とは裏はらに希薄になっていく人間同士のコミュニケーション

実は一昨日の記事である「iPad向け、本の「格安」電子化業者ーこれはまずいだろう。収益を得ている時点でもはや「私的複製」ではない」
https://kyojiohno.cocolog-nifty.com/kyoji/2010/06/post-65d0.html

mixiの日記でも一般公開しました。

これは広く多くの人に著作権に関する意識や知識をもってもらおうという主旨だったのですが、始めは健全な「激論」だったのですが途中で大荒れになりました。ひとことでいえば発言者の1人が「荒らし」行為を始めたからなんですが、その人物は私や他の発言者の問いや、この発言者の主張の根拠等の質問には殆ど応えず発言者の揚げ足取りに終始し最後はこちらの発言にぶち切れるという、まあ典型的な「荒らし」のパターンですね。笑っちゃうほど典型的です。

こういうある意味理詰めの問いかけでぶち切れるのはこの手の人間にとってこういう「攻められ方」が最も都合が悪かったからですが、まあこのおバカさん、私のことを「シロウトが何をいうか?」とか「お前プロじゃないだろ?」とかまあいろいろ云ってくれました。(笑)

まあこういうバカになんて思われようがはっきりいって屁とも思いませんが、看過できなかったのは私以外の人間に対しても誹謗中傷を行い、さらに「もうこれでおしまいにする」などといっておきながらその舌の根も乾かない間に誹謗中傷の発言を繰り返したためにこの人物をアクセスブロックし、mixiの本部にも通報しました。もっとも最近のmixiの「警察」は全くあてにならない状況なので、まあやっても無駄だとは思ってますが...

実はこういう行為を繰り返すのは要は発言の応酬で最後に「自分が勝った」という実感を得たい、というはっきりいって極めて幼稚な動機からなんですが、実はこれは強烈な劣等感の裏返しなんですね。まあこういう行動を取る人物はだいたいは、社会的立場というか地位など0に等しく、これといった仕事の実績もない(つまりニートかフリーター)であることが多いんですが、西村ひろゆき氏などは「背負うものがない無責任な連中」と揶揄していまずが、まあその典型的なパターンでしょうね。

まあその辺りのことはだいたいわかっているんですが、こういう連中の相手は本当に疲れます。使わなくてもいいエネルギーを使ってしまうのですが、これを見てもいかに最近のmixiの会員の質が落ちているかがわかりますね。もう5年やってますが、本当に「荒らし」の常習犯、スパム業者、それ以外にアヤシイ人物、アブナイ人物が相当入り込んでいます。招待制から登録制になってからこういう傾向が余計強くなったでしょう。本当に困ったもんです。

私はmixitwitter等もやっていますが、確かにネットを中心としたコミュニケーションツールは増えました。しかし同時に非常に気になる傾向を感じます。それはコミュニケーションツールが発展しているにも関わらず、人間同士のコミュニケーションは寧ろ希薄になっていることを感じるのです。

ネットというのは顔が見えないだけに思考する事なしにその場限りの内容のないコミュニケーションになりがちで、以下のような傾向をよく見ることができます。

ニュースのヘッ ドラインのみを読んでニュースの全てを理解したと勘違いする

記事や掲示板の 過去のやりとりとかを全部読んでいないくせに発言の一部の言葉尻だけを捉えて発言(揚げ足取りも含む)

真実かどうか確かめもせずに他人の情報を鵜呑みにしてそれを吹聴する

・明らかに社会人としての常識がない発言になってしまう

他人の発言にすぐに切れる

要は断片的な情報のみで判断したり「理解したつもり」になってしまう傾向、コミュニケーションといっても極めて表面的なものに終始したりする傾向になってしまいがちだという点です。

しかもコワいのは上記のようなバカに煽られたり、からまれたりしますと自分も知らず知らずのうちにそのバカと同じ行動を取ってしまう危険性があるということです。私は自戒の意味も込めて次のような記事を書いています。

ネットでバカ扱いされないためにーこういう行動はやめましょう

http://d.hatena.ne.jp/KyojiOhno/20100425

私の大学の哲学者、故市井三郎先生は「歴史の進歩とは何か?」という著書で「進歩のパラドックス」というものを論じておられました。これはつまりテクノロジー等の進歩によって恩恵を蒙った面もあると同時に、それによって別の問題、副作用が生じそのことによって被害を蒙る人たちが生じた場合は(これを「不条理の苦痛」といいます)、それは進歩とはいえない、という風に考えそれを「進歩のパラドックス」と定義します。

つまりコミュニケーションツールが発展しているにも関わらず、人間同士のコミュニケーションは寧ろ希薄に なっている、人間同士できちんとしたコミュニケーションを取るのが苦手な人間が増えている、という現象はまさに「進歩のパラドックス」ということができるのではないでしょうか?なんていってもコミュニケーションツールが増えることによって、逆にコミュニケーションが希薄、もしくは殆どコミュニケーション自体が取れていないという皮肉な結果になるんですから...

twitterは私もやっていまして確かに楽しいですが、非常に「ゆるい」コミュニケーションだけに表面的なコミュニケーションになりがちです。最近はメールやブログも「短い文章がよい」という風潮が広がりつつあり、確かにコミュニケーションのスピードはあがりますが、ますます人間同士のコミュニケーションが寧ろ希薄になる傾向が強くなることを懸念します。

まあ私のブログ記事は見てのとおり長いので有名ですが(笑)  やはりさまざな点を要点だてて、しかもわかりやすくそして議論も内容のあるものにしようと思うとどうしても長い文章になってしまいます。そんなの読めるか、という人もいるでしょうが、私はしかし決して長い文章は悪いことだとは思いません。

コミュニケーションが希薄で表面的だから思考する必要もなくなり、ますます「思考停止」「想像力の低下」に拍車がかかるのではないか、という懸念です。それを考えると最近の短いメールがいい、短いブログがいい、という風潮は私は必ずしもよい傾向だとは思いません。実際一時あれだけもてはやされたmixiのようなSNSですら今やあのようなありさまですから...

日本人は特に流されやすい国民性を持っていますから、twitterが流行るといったらみんなそちらに流れますが、コミュニケーションツールを使いながら人間同士のコミュニケーションがより密接になるように考えることも必要なのではないか、と考えます。

まあとにかく「思考停止」「想像力の低下」によって冒頭のようなタイプの人間が大量に発生してしまったというのは憂慮すべき状況ではないでしょうか? さすがに私も今回は疲れましたが、しかし一方で何人かの友人から「知らない人が多いからこそ音楽関連コミュニティ内での発言ではなく 日記の全体公開で発言するのは効果的だと思います。 大変でしょうが、個人的には諦めないで続けていただきたいです。」とか「非効率で疲れるのが 民主主義ですから。日記を公開したら7人の敵がいると思って冷静に持論を 持続的に展開して欲しい」という励ましのメッセージもいただきました。ありがたいですね。

まあ今は私の中でああいうバカに対する精神的な嫌悪感が強いので、再度同じことをやるには少し時間が必要かな、という感じもします。まあ著作権などの知財に関する啓蒙は必要ですからね。しかし私は業界では長く仕事をしていますが、そんなに有名人ではないのでどうせ啓蒙するのならもっとビッグネームの方に表に立っていただいた方がいいと思いますけどね。例えばYMOの四人目のメンバーといわれる松武秀樹さんとか、参院選に出られる庄野真代さんとか、 いずれも私の大先輩で個人的にもお世話になった方たちですが...

6月 16, 2010 パソコン・インターネット |

2010年6月12日 (土)

iPad向け、本の「格安」電子化業者ーこれはまずいだろう。収益を得ている時点でもはや「私的複製」ではない

■iPad向け、本の「格安」電子化業者が出現
(読売新聞 - 06月12日 06:45)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100612-OYT1T00069.htm

まず、ここに「著作権」というものに対するよくある重大な勘違いが潜んでいるので、指摘しておきたい。

>>業者は「個人が複製するのは合法。個人の依頼を受けて代行しているだけで、著作権法違反ではない」と主張する。都内の別の業者も5月末に営業を始め、2日間で200人以上の申し込みがあったという。

ここに2つの大きな問題がある。

1.「私的録音」の定義

そもそもこの業者は「私的複製」というものを全く誤解している。

「私的複製」というのは「自分が楽しむため」のもので、あくまで「自分が自分で楽しむための」複製なのである。自分以外の第三者が複製する時点でもはや「私的複製」ではないのである。

つまり友人に「君のCDのコピーをちょうだい」と頼むのは実は著作権法では違法なのである。同じように他人の曲を自由に第三者にダウンロードするのも違法、つまり違法ダウンロードになってしまう。

つまりこの業者がやっているのは「私的複製」でも何でもない、明らかに違法な複製にあたる。

2.「複製」したもので「営業」をしていること

そして何よりもその「複製」によって収益を得ている点が問題だ。当然著作者の許諾も何も得ず、pdf化したものを第三者に「販売」している。

これは「海賊版販売」と何ら変わらない。

この業者はもう一度「著作権法」を勉強しなおした方がいい。mixiのニュースのコメントを見ても「どこが違法なの?」などといって業者を「擁護」している人が少なくないようだが、第三者が著作者の許諾を得ないものを複製して他人に渡す時点でもう違法、そしてそれを販売するのは「違法複製」であり「海賊版販売」以外の何者でもない。

おわかりいただけるだろうか?

だからこの業者は「訴え」られなければならないのである。
読売新聞社ものんきに記事を書いている感じだが出版社の端くれなのだから、それがわからないはずはないのだが...

ちなみにこれが依頼主「のみ」であろうが、広く一般大衆向けの販売であろうが何ら関係ない。また裁断だろうが、全部であろうがそれも全く関係ない。

また「料金」は電子化の対価だからいいじゃないか、などという人がいるようですが、そもそも「著作物」があるから「複製」のニーズが出るのであって、その「著作物」の著作者に対して何の対価を支払うことなく収益を出ている時点でもはや「海賊版」と全く変わらないのである。

ちなみに対価を「複製の手数料のみだ」などというのは海賊版業者のいい訳の常套手段でもある。


6月 12, 2010 パソコン・インターネット | | コメント (2)

2010年5月23日 (日)

MAC G5メモリー増設 フルスロットで8Gまで増設成功

先日もお知らせしましたが、音楽制作の現場で特にソフトシンセの環境を強化するためにうちにあるMACG5 Dual 2.5GHZのメモリーの残りのスロット2対に各1Gのメモリーを装着し、8Gの環境に増設することに成功しました。

増設作業自体は久しぶりで調べたら一昨年の10月以来ですから一年半ぶりですね。都合3度目の作業です。

とにかくソフトシンセというのはメモリーを食います。特にオーケストラを限りなく生の音に再生可能なVienaというソフトはとてつもなくメモリーを食い、しかもハードデイスクのメモリーも大量に必要とのことで今回の増設作業を思い切ってしました。メモリーも先日書いたように最後の在庫でした。本当に増設できる最後のチャンスだったといえるでしょうね。

今まで4Gあったんですが、これでもソフトシンセPro toolsを同時に駆動すると「予期せずに終了」 (T_T)が出てきましたので........

しかしメモリースロット、以前もそうだったんですがこれが結構装着が厄介で、インサートできたと思ったら以外に入っていなかったり結構手間取ります。最終的にはメモリーがきちんと装着できたかどうか確認するために、何回か立ち上げ→終了の作業を繰り返さざるを得ませんでした。 メモリーを入れる時基盤を左から右までゆっくり差し込んで装着できているか確認する必要がありますね。これだけスロットがあると以外に見逃しがちです。とにかく最後に基盤を押してみてパチっという音がしたかどうか確認する必要があります。

いずれにせよもうこれ以上増設できないところまでメモリーを拡張しました。

これでまた環境が不充分になったら今度はMAC自体を替えるしかないですね。
1TBの外付けハードデイスクも接続、これでMACの環境は大幅に強化されました。これでたぶん複数のソフトシンセを駆動できると期待します。

これから劇伴や映画音楽関係を強化し対応していきたいと考えますので、まあオーケストラ作品を作りたいという方はご相談下さい。

5月 23, 2010 パソコン・インターネット |

2010年5月18日 (火)

ソフトシンセ環境強化のためHD交換とメモリーをフルスロットに増設

えー私はどちらかというと今でもハードシンセ派ではあるんですが、しかしやはり業務の流れや納品の操作性、そして凄まじいほどのコストダウン要求に伴い現行のMACG5 Dualをさらにメモリーをフルスロット(トータルで8G)にして、ハードデイスクも遅まきながらFirewire 400 800を両方装備している1TBのLaCie 3.5インチ 外付ハードディスク 1TB LCH-2D1TQに交換します。

今までのハードデイスクはスタジオ持込用と予備のメモリーストレージに使います。

特にこれから再び劇伴系のサウンドも強化しようと思っていますからBFDViennaが両方同時駆動できるようになるといいですけどね。

Macのメモリー増設Firewire 付のハードデイスクも今やっておかないと、もうやりたくてもできない状況になると思いますので、 ちなみにMacのメモリースロット2対はいずれもメーカーの最後の在庫でした。ギリギリセーフ、という感じでしたね。

音楽業界不況といわれていますが、仕事環境は強化して今後の業務に励もうと思います。

Mac ソフトのことなら act2.com

5月 18, 2010 パソコン・インターネット |

2010年5月 7日 (金)

mixiでの募集と応募ー事実上死んだソーシャルネットワークの機能

昨日クライアントから急な案件が発生し急遽ショパンの曲による「クラシック」音源が必要になりました。これはある展示会でお客様に配るうちでよくやっている販促用のノベルテイCDですが、納期が何と5月24日(!!!)  もう今から製作を始めないと間に合わない。

うちはこういう場合とあるクラシック関係の音楽事務所と提携して音源を供給してもらっていますが、実はその事務所はあまりショパンの音源はありません。ということで急遽募集したり関係各所手当たり次第聞いてみることにしましたが、やはり日程的にも無理があると判断し、今回の案件は断念いたしました。

関係者の皆さんにはお手数とご迷惑をおかけいたしました。m(_ _)m

まあこういうことはよくあるんですが、やはり泰山鳴動でねずみも出ず、という感じで結構疲れてしまいますね。

しかしそれだけならまだいいんですが今回あるそのクラシック音源を募集のためにmixi内の音楽関係のあるコミュに募集記事を書いたら「荒らし」に合いました。その男いわく「商用関係の記事」
をアップするのはmixiの規約違反だ」といっていますが
、確かにmixiは「商用利用」を禁止する条項が規約にはありますが、そのための人材募集や音源
等の素材を募集するのは禁止していないはずで、そこまで禁止したらそもそもソーシャルネットワーキングの機能そのものも否定することになってしまいます。

実はこれに関してですが、mixiの音楽関係で一万人を超える参加者がいる「音楽の仕事」コミュが今月の20日を持って閉鎖されます。
「音楽の仕事」コミュ(リンク有効2010年5月20日まで)

http://mixi.jp/view_community.pl?id=404515

原因は音楽関係の掲示板の「荒らし」の常習犯といってもいい人物が繰り返し同じトピックをアップし続け、それだけならまだしも、問い合わせた人間に対して繰り返し暴言や嫌がらせ行為を行なうためトピックで炎上状態になり、一時は本当に見るに耐えない状態になってしまいました。このコミュの管理人も
たまらずmixiの音楽関係でも人気のあるコミュを閉鎖という苦渋の選択をせざるを得なくなったようです。
ちなみにこの男、Musicjob.net
なる音楽の掲示板

http://musicjob.net/
でも繰り返し炎上させた「実績」があります。まあMusicjob.net なる掲示板自体も正直あまり良くない掲示板なので、私自身はあまり関わらないようにしていますが

このmixi「音楽の仕事」コミュは極めて有用なコミュで私も多くのミュージシャンとのつながりを作ることができたんですが、それだけにとても残念な事態
になってしまいました。

もし音楽の仕事での募集案件を「商用の行為」というのならそもそも「「音楽の仕事」コミュの存在事態が規約違反なんてことになりますが、コ
ミュ自体が5年続いていることからこういった募集自体が「規約違反」でないことは明白でしょう。

それにしても今回の募集の「荒らし」にしろ、「音楽の仕事」コミュの「荒らし」による閉鎖にしろmixiでは応募することも募集することも非常に
リスクの高い行為になってしまいました。

あえていいますが、

もはやmixi内ではソーシャルネットワーキングの機能が事実上死んだ。

といってもいいかもしれません。

まあ今回の「荒らし」を行なった人物、mixi歴は長いようですが、参加するコミュの数は多いけれどマイミク(My space
のFriendに当たります)
の数は一桁、と参加年数が多い割には極めて不
自然な状態で、しかもプロフィールにはほぼ何も書いていないに等しい内容ー ということで「業者」の可能性もありますね。

私にちょっかい入れたのも「業者の縄張り争い」からですかね? だとすると私が彼ら業者により「同類」とみなされたことになり私にとっては心外極
まりないことですが、それだけmixiは事実上「業者」に支配されている、ということですかね?いずれにせよ非常に不愉快です。

というわけでこれからは今回のような音源やミュージシャンの募集等はマイミクさん(My space のFriendに当たりますーSNSでつながった人たち)のみを対象としたものにして、以後mixi内のコミュでの募集等は一切行なわないことにいたします。

まあ今日のようなバカは適当にあしらってればいいんですが、こういう奴らにかまうほど私は暇人ではないんで、募集の度にいちいちこういうことが起きたらうざったいんで...

またmixiの募集も確かにアヤシイのが増えました。困ったもんですね。

ちなみに私は以下のような書き込みは応募しない方がいいと考えます。

1.繰り返し同じ内容の募集がアップされる。特に同じコミュニテイ(掲示板)で繰り返しアップされる場合は不自然なので、応募しないほうがいいで
しょう。

2.応募者が多数いるはずなのに、いつまでも募集を続けるトピック

  (無理な募集をしているか、別の目的で募集しているか)

3. 募集内容に何ら具体的な内容がない。何を目的に募集してどういうものをのぞんでいるのか明確でない。-特に「オイシイ」内容のことだけいっ
て何ら具体性のない募集は詐欺である可能性が高い。

私もmixiとのつながりは完全にマイミクさんのみに限定するかもしれません。

とても残念です。

 

 

5月 7, 2010 パソコン・インターネット |

2010年2月24日 (水)

むなしい Mac G5 のシステムアップ (T_T)

我々音楽人は今でも基本的にMACを主体に作業をしています。今MACの最新バージョンはOSX10.6Snow leopardですが、Macは基本的に我々の業務のワークステーションであり無条件に最新のシステムアップをすればいいというわけではありません。

今までうちの作業場のpro tools  MacのOSが10.4.8のTigerpro tools バージョン7.3.1で快適に動いていました。しかし詳細はまだいえませんがMA作業のようなことをやる必要性が業務の中で出てきてそれはM-peg2での作業が必要になってきました。具体的にはM-peg2を使ったMA作業(MA= Multi Audio作業)をやる作業でM-peg2の映像はいじりません。普通MAはQuicktimeムービーで作業してから各映像のファイル形式に変換していきます。この場合クライアントがM-peg2形式での納品を指定してきましたので、M-peg2形式に変換しなければなりません。

しかしQuicktimeは基本的にM-peg4しかサポートしておらず、その作業を行なうにはQuicktimeM-peg2の再生コンボが必要になりますが、それが動作する最低条件は10.4.10。 そのためシステムアップデートが必要になりました。しかし問題はpro tools はMacのTiger の10.4.11をサポートをしておらず、動作が不安定、立ち上がらない場合もあるという話だったので、このシステムアップにはかなり躊躇しました。しかし最近 digidesign社よりMACのTiger10.4.11にシステムアップしてしまったときに対応するパッチができましたので、かなり不安だったのですがそれをダウンロードしたら何とか無事動きました。

■M-peg2再生コンポーネント
http://www.apple.com/jp/quicktime/mpeg2/

■Mac OS X (Tiger)対応Pro Tools LE 7.3.1cs8アップデート
http://www.digidesign.com/index.cfm?langid=5&navid=54&itemid=36872

これによって無事pro toolsも動いてQuicktimeM-peg2の再生コンボをインストールして無事pro toolsでのMA作業ができると思いきや、今度は別の問題が発生してしまいました。

作業はクライアントからもらったM-peg2形式のファイルをMA作業で加工するものですが、実はM-peg2の再生で大問題。映像は再生できましたが、何と音声が出ない!!

調べたら同じ圧縮でもM-peg4M-peg2 はかなり違うようで同じquicktimeでもデコードの際かなり違うらしいのです。いろいろ調べたら同じM-peg2形式でも音声が再生される場合とされない場合があることがわかり、ビデオファイルがXviDAC3(オーディオ)で圧縮されているとすると、動画自体を再生するできる可能性はあっても音声が再生されない場合があるようです。

pro toolsでのMA作業での映像書き出し(パウンス)はmovファイルですのでM-peg2形式に変換するにはフリーウエアでは

Mpeg Streamclip 

http://www.squared5.com/ 

もしくはFinal Cut studioCompressor

http://www.apple.com/jp/finalcutstudio/compressor/

を使いますが、今回の場合なぜかMpeg Streamclip M-peg2形式に書き出そうとしたらエラーが出てしまいました。

AppleのQuicktimeサポートに問い合わせてみたら結局この状態は解消されない、とのこと。特にどこで編集された映像かわからない場合オーデイオAC3形式かどうかなどは表面的にわかるはずがないし、そもそもMACもQuicktimeM-peg2 で作業することを想定していない、ということがわかりました。

結局Windowsでの編集ソフト(ホームビデオ編集ソフト)が一番問題なく作業できることがわかり、これだけ大騒ぎしながら結局MAC、pro toolsでのこのMA作業を断念せざるを得ませんでした。ただWindowsの編集ソフトで音声の作業はできますが、さすがにpro toolsのような細かい作業はできません、フェーダーの位置も憶えてくれずプロ用としてはきついので、これが本格的に仕事として回ってくる場合はきちんとしたアプリケーションをWindowsベースで導入せざるを得ないかもしれません。

それにしてもあのシステムアップ、M-peg2再生コンポーネントまで有料で導入したのに全てがただのから騒ぎでした。

しかしこの仕事がうまく流れるようになれば私の会社の新しいコンテンツ事業になるのでそのための環境を整備したいと思います。

しかし疲れたー

2月 24, 2010 パソコン・インターネット | | コメント (0)

2010年2月13日 (土)

ラジオ局 ネット配信本格化へ

ラジオ:ネットで番組配信 在京、在阪13局本格参入
http://mainichi.jp/select/today/news/20100213k0000e040056000c.html

在京、在阪の大手民放ラジオ13局が、インターネットによる本格的な番組配信を始めることが13日、わかった。

 参加するのはTBSラジオ、毎日放送などAM、FM、短波の民放ラジオ局。3月15日からCMを含む通常のラジオ放送と同じ内容をネットで同時刻 に聴けるよう試験的に実施。今秋、本格的な配信を目指す。

 若者のラジオ離れや高層住宅などAMの難聴取エリアが増えるなか、パソコンで番組を聴く機会を広げることで、リスナーを増やすのが狙い。

 インターネットでのラジオ同時放送はこれまでも検討されてきたが、放送免許で規定された首都圏の1都3県(東京、神奈川、千葉、埼玉)と関西の2 府2県(大阪、京都、兵庫、奈良)でしかパソコンで聴けないシステムが開発され、著作権団体とも調整できたことから実現した。

最近の若者は殆どラジオを聞かない。日本人でラジオを聞くのはせいぜい30代後半くらいまでで、それ以下はpodcastを始めipodで音楽を聴く。

だからネットラジオなら若い人を始めより広い層に音楽を届けられるのではないかと考えネットラジオ「癒しの音楽チャンネル」というものを始めた。(現在podcast 四万五千人) 勿論思ったほどのメデイアには残念ながらまだなっていない。

これというのもJASRACを始め著作権に関する規定の合意がない、というのもある。しかしここで問題なのは放送免許地上波という関係で地域限定いう規制が残っている点である。実はこの「地域限定」はネット時代では殆ど無意味である。実際U-senを通して東京でも大阪のFMを聴くことが既に可能だし(J-waveなどは既に実質U-senで全国で聴ける)i-tunesの「ラジオ」チャンネルでアメリカのラジオをそのまま聞くことももはや可能である。ラジオ局側も全国で聴かせたい、というのが本音ではあるまいか

ここにはやはり既得権益を守ろうという思惑が感じられる。局の方ではなく官僚側にだ。そこに許認可権がからむからである。こんなもの放送法第2条の2第2項第2号の規定を改正すればいいだけである。つまり放送法に定められている放送普及基本計画(昭和63年郵政省告示第660号)及び一般放送事業者の行う超短波放送のうちの外国語放送を行う放送局の放送対象地域(平成7年郵政省告示第52号)に於いて定められている部分を変えればいいだけである。インターネットの時代でこれを守ることがどれだけの意味があるのか、ちなみにコミュニテイ放送にはこの規定がない、だからどのコミュニテイ放送もネットラジオをやりたがるのだ。日本のテレビの地上デジタル放送にしても結局それだ。本当にそれでいいのか?

ちなみに日本はなんだかんだいってまだAM放送の方が圧倒的に強い。

2008年10月度のラジオ聴取率の結果からみても

1位;TBSラジオの1・4%
2位:ニッポン放送の1・1%
3位:NHK第1とJ―WAVEが0・9%
5位;文化放 送の0・8%

(ビデオリサーチより)

FMコミュニティ放送は殆どが0.1%く らい!!

FMはともかくAMラジオのコンテンツの内容を見ると,例えネットで聴けてpodcastingができたとしても若い人が聞くかは正直疑問ではあるが...

とにかくネットラジオを運営している者としては、地上波ラジオにないコンテンツでクオリテイの高いものを配信していくしかない。

でもネットラジオはまだまだ日本では低く見られている。実際ネットラジオと聴いただけでバカにする業界関係者も少なくない。そんなネットラジオを民放のラジオがやりたがっている、というのは何か皮肉な感じだが...

2月 13, 2010 パソコン・インターネット | | コメント (0)

2010年1月28日 (木)

改正著作権法"ーダウンロード違法化について

さて、ご存じの方も多いでしょうが今年に入って権利者に無断でアップロードされている音楽と映像を、違法ファイルと知りながらダウンロードする行為が違法とする"改正著作権法"が施行されました。

業務等の都合で記事のアップが遅れたが、一応当ブログも音楽業界の今後に関するブログなのでこれに関する私の見解を述べさせていただく。しかしその前にインターネットに関する私の考え方がここ数年で大きく変わったことを告白しなければならない。

まず私もネット草創期にはインターネットの可能性に大きな期待をいだいていた人間で、インターネットによってお金をかけずにメジャーと同様なプロモーションが可能になるのではないか、という大きな期待を持っていた時代があった。つまりネットによるブランデイングが可能なのではないか、という期待を持ってさまざまな試行錯誤を続けていた。しかし先日の私の記事インターネットによるブランデイング敗北宣言」にも書いたが、それらは残念ながら幻想に過ぎないことを痛感した。これはマスメデイアで流れている「ネット万能論」「IT夢物語」への私自身の決別でもありネットの本当の実情を目の当たりにしたうえでの結論である。

ウェブはバカと暇人のもの (光文社新書)  の中川氏も伝えているように、ネットの現状は非常にドロドロした「B級的」なものであり、マスメデイアで流れている「ネット万能論」「IT夢物語」は実情からあまりにもかけ離れたものであることは実際にサイトやブログ等を運営していて肌で感じていることである。それに関する私の見解や中川氏のこの本を支持する人たちの見解をまとめると以下のようになる。

1.ネットで受けるものは基本的に「B級ネタ」で俗っぽい

2.基本的にはバカで暇人がネットの影響力や発言力を担っている。

3.西村ひろゆき氏がいうように「ネットの基本技術」は出尽くしており、もはや新たな技術は生まれない。   

上記の3についてだが、個人的には「ひろゆき」こと西村ひろゆき氏は好きではないのだが、しかし自らの管理経験からネットの実情はよく理解している。「ネットの可能性」を云う人がいるが実はネットの基本技術はもはや出尽くしており、あとはどれだけ高速になるか、どれだけ機能が組み合わさるかの違いでしかないことは昨今のパソコンの現状を見て明らかである。つまり「ネット万能論」「IT夢物語」が流れている一方で実情、実態を見ると我々はインターネットの基本的な雛がたはほぼだいたい出尽くしているといっても過言ではない。

さて、これを踏まえていうが、私はこのダウンロード違法化での権利者側とMIAUを代表しての津田さん、そして主婦連合会の方との議論で過程で漏れ伝わっている内容は私も読んできて思うに、(ITメデイアの記事だが..)やはりMIAU側の人にまだ「ネット万能論」的な見解を強く持っているという感を払拭できないのだ。(特にMIAUの白田秀彰法政大学准教授にはそれを強く感じる) 

勿論インターネットの新たな可能性を摘んでしまうのでは、という議論はわからないではない、だがMIAUの人たち全体を見ていて思うのはやはりネットのドロドロした部分、醜い部分をあまり見ていないような印象を持っている。

詳しくは以下の記事をお読み下さい。

■「ダウンロード違法化」なぜ必要 文化庁の配付資料全文
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0712/20/news110.html

■反対意見多数でも「ダウンロード違法化」のなぜ
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0712/18/news125.html

つまりMIAUはネットユーザーを性善説で論じているようだが、先ほどのウェブはバカと暇人のもの  の中川氏の本にも指摘してあるように,またネットの現場の実態を客観的に判断しても「ネットとユーザーに対する性善説、幻想、過度な期待は捨てるべき」である。MIAUの人たちの主張を見ているとどうしても「ネット万能論者」の集まりに見えてしまう。この人たちは2ちゃんやmixiだけでなくネットのドロドロとしたイヤな部分の実態をどれだけ知っているのだろうか?

尚、主婦連合会の方の議論も「消費者が買った以上、消費者の自由意志にゆだねるべき」という考え方のようにみえるが、その議論は「物品」だったらそれで正しい。しかし「知財」「物品」ではないのだ。だから個人がi-podで楽しむのと、勝手に第三者が音楽等の「知財」をダウンロードできる点を同じものさしで論じたら必ずおかしな議論になる。第三者が自由に無償でダウンロード可能になった時点は知財の権利は損なわれるのだ。そこがどうして理解してもらえないのだろうか?購入したのだからあとは消費者が煮て食おうがやいて食おうが自由、などという考え方で「知財」を論じるのは的外れである。「物品」「知財」は同じ商品でも性質が全く違うのだ。そこを理解して欲しい。

いずれにせよ"改正著作権法",違法ダウンロードで罰則はないがどれだけ効果が出るものであろうか? とにかく権利者も消費者も満足できるようなネット社会になってほしいと切に望む。

1月 28, 2010 パソコン・インターネット | | コメント (0)

2009年9月18日 (金)

大野のピアノ演奏の動画ページ

私の公式ページの中に新規のページを作りました。

 

私のピアノ演奏の模様の動画を掲載したページです。

 

全部You tubeにアップはしているんですが...

 

ご興味のある方はご覧下さい。

 

http://www.kyojiohno.com/piano.htm

 

 

 

 

 

 

9月 18, 2009 パソコン・インターネット |

2009年8月22日 (土)

死語とされている「IT革命」という言葉

■もう「死語」?なネットの言葉 http://news.ameba.jp/cobs/2009/08/43797.html

まあアメブロなんで例によって2ちゃん用語とか多いし、サンプル数も少ないのでどこまであてにできる記事か、というのも正直あるんだが、その中の「死語」リストに「IT革命」という言葉を見つけた。

確かにこの「IT革命」という言葉は一時やかましいほどマスメデイアをにぎわしたし、自分も不覚にもこのマスメデイアの煽動に乗ってしまい、一時は大きな期待をかけていた。しかし結局世の中は殆ど変化せず、正直いって失望感しか残らなかった。これに関して日経BPのある記者は「筆者を含むジャーナリズムは、IT革命が来る、と思って盛り上げたものの、世の中があまり変化しないので飽きてしまった。」と書いているが、まあいつもながら無責任マスコミ記者らしい発言、騒ぐだけ騒いで泰山鳴動すらしないでねずみの一匹も出なかったということだろう。

実際「今使うとかなり痛い[腐語]大辞典」の中にもこの「IT革命」という言葉は入っている

■死語とまではいかないが、すでに腐りかけ……[ビジネス・IT用語]の部 http://spa.fusosha.co.jp/feature/list00000636_2.php

しかしだいぶ前の記事だがこうした風潮に反論するがごとく「ITによる革命は緒に就いたばかり 」と主張する本が現れていた。
テクノロジストの条件 (はじめて読むドラッカー (技術編)上田惇生編訳、ダイアモンド社)  である。2年くらい前の記事だが非常に参考にはなった。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20070601/273297/?ST=biz_biz&P=1

02570929 

早速本屋に行き購入。この本は、テクノロジーのマネジメントに関する論考を集めたもので、「理系のためのドラッカーであり、かつ文系のための技術論」(「編訳者後書き」より)となっている。基本的にはマネジメント中心の本だが特に第四章の「IT革命は産業革命になれるか」という項目は面白かった。要は産業革命の進展の仕方と今の情報革命の進展のしかたを照らし合わせているのだが、IT革命と産業革命を比較すると、コンピューターの誕生に相当するものとして、蒸気機関の発明がある。蒸気機関は社会や産業に大きな革新をもたらしたが、ドラッカー氏の見立てによると「産業革命前から存在していた製品の生産の機械化だけだった」。真に世の中を変えたのは鉄道である。蒸気機関の実用から鉄道の出現まで、ざっと50年かかっている。

 コンピューターによるIT革命も同じだとドラッカー氏は指摘する。つまり本格的なコンピューターが生まれて50年がたったが、やったことは大きく言えば機械化であり、これからいよいよ「鉄道」が出現する。ドラッカー氏によれば、鉄道に相当するものが、インターネット上のエレクトロニックコマース(EC、電子商取引)であるという。まあECという言葉も死語に近いが、しかしこれは必ずしもAmazonや楽天のようなものを指すとは限らない。それにこの指摘は確かに思い当たることがある。

 現代の我々にとってインターネットという便利なツールが出現したのが事実だが、まだ以前のビジネスの形をそのツールをつかうことによって「機械化」したに過ぎない。だから情報の数は多くなったが社会のしくみは殆ど何も変わらずに今日まで来ている。しかしそれらは単なる前ぶれに過ぎない、とドラッカー氏は指摘する。

ドラッカー氏は、鉄道が登場した10年後あたりから、「蒸気機関とは無縁の新産業が躍動を始めた」と述べる。それは電報や写真、光学機器、農業機械、肥料であった。一連の新技術の登場の後に、郵便や銀行、新聞などが現れ、鉄道が登場した30年後には、近代の産業と社会制度が確立した。ドラッカー氏は来るべき社会にも同じことが繰り返されると主張する。


 今後20、30年の間に、コンピュータの出現から今日までに見られたよりも大きな技術の変化、そしてそれ以上に大きな産業構造、経済構造、さらには社会構造の変化が見られることになる

 IT革命からいかなる新産業が生まれ、いかなる社会制度、社会機関が生まれるかはわからない。(中略)しかし絶対とまではいかなくとも、かなりの確率をもって予測できることがある。それは今後20年間に、相当数の新産業が生まれることであろうことである。しかもそれらの多くがIT、コンピュータ、インターネット関連ではないであろうことである。

 上記の最後の赤字の部分が非常に面白い。確かに産業革命では鉄道よりもその周辺の事業が大きく発展し、大もうけをした。IT革命も同じことになるだろう、というのがドラッカー氏の主張である。この本は正直、マネジメントの専門用語も多く、私には難解な部分もあったが、非常に興味深く読ませてもらった。少なくともIT関係者のよく書く「IT夢物語」的なIT革命論より、ドラッカー氏の文章の方がはるかに説得力があると思う

つまり IT技術の出現=即IT革命 では決してない、ということである。今は単にインターネットを始めとするITのツールが出現したに過ぎない。要はこのITツールを有効に使っていかに本当の意味で「革命的」な新産業を作るかで、それは我々にかかっている。産業革命の時代の鉄道のように、それは決して現代の鉄道であるIT企業からは生まれないというのは面白い。

 さて、私のようなコンテンツ屋などはITではないが、ITとかなり密接にならざるを得ない産業の1つである。「全てのコンテンツは無料であるべきだ」というのがあたかも正論であるかのように語られ、ネットユーザーの大半がそう考えている現状を考えると、映画、音楽等のコンテンツ業は寧ろ存亡の危機にすらたっているように見える。しかし現在あるITツール等を使った全く新たなコンテンツ新産業が果たして生まれる可能性があるのかという点についてコンテンツ屋の端くれとして考えたいと思う。これは必ずしもi-tunesのような配信事業ばかりとは限らない、もしかしたらi-tunesですら新しいコンテンツ産業誕生の前奏曲に過ぎないのかもしれない。

 またプロダクションや制作会社の形も変わって行くかもしれない、それがどういう形かはわからないが...

ひとつだけはっきりいえるのは絶えずそのために知恵をしぼり、頭を使うことである。音楽界、芸能界に顕著だが、実は「頭を使う」ということを極端に嫌う体質がある。業界全体が思考停止、アナログ頭という状態で、だから総務省や経済産業省のようなところでIT官界企業や役人にいいようにバカにされるのだが、そういう古い頭の人たちに早くご退場願うしかないのが悲しいところだ。そのためにも来るべき時代のためにあれこれ知恵をしぼり頭を使い続けるのが得策だろう。

 

 

 

8月 22, 2009 パソコン・インターネット書籍・雑誌 | | コメント (0)

2009年8月17日 (月)

盗撮映画、ネットに流して初逮捕

■撮映画、ネットに流した疑い…国内初逮捕 
 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090817-OYT1T00411.htm?from=main3

まあ氷山の一角だとは思うけど、たぶんこれをやったサラリーマンは自分が悪いことをしているという罪の意識などこれっぽっちも持っていないだろうな。中国ではこういう行為は当たり前らしいけどこの犯人の権利に対する理解力は中国人なみということだろう。

実際映画を作るためにどれだけ多くの人が働き、撮影のためのどれだけ大変な手間と労力がかかっているか、などという想像力が少しでも働いたらこんな行為はしないはずなのだが... こういう現場がどんなに大変か、一度見学してみるといい。「映画や音楽なんか簡単にできるでしょう?」、それこそ「音楽なんか女の子ナンパしながら遊び人しながら作っているんでしょう?」 なんてことを本気で考えているバカがいかに多いか。

「コンテンツなんてタダでしょう」「全てのコンテンツや情報は無料であるべきである」という考えがあたかも正論であるかのように論じられる。その一端を垣間見た感じ。掲示板等にもこの犯人に対する同情的な書き込みがあった。

何度も書くが本当に世の中のコンテンツ全てがタダになってしまったら十年以内にそもそも手に入れたいコンテンツ自体がこの世から全て消えてしまうだろう。誰もコンテンツ自体を作らなくなる。だって、そうでしょう。タダということは価値がないし、何よりももうからないんだから。そんなもうからないことを誰がやるだろうか? 

仮に残っても世の中には「価値のない」ゴミ同然の情報とコンテンツしかこの世に存在しなくなってしまう。つまり最終的にはクオリテイの極めて低い、ゴミ同然の価値のない情報とコンテンツのみしかネットに存在しなくなってしまう。それゆえ「全てのコンテンツはタダであるべきだ」という議論はかえって情報社会を崩壊させる、繰り返し論じてきたのだが、残念ながらこんな簡単なことを理解できない人が多すぎる。

コンテンツビジネスの明日はやはり今のままでは暗い

8月 17, 2009 パソコン・インターネット | | コメント (0)

2009年5月27日 (水)

pro tools+BFD使用中に「予期しないうちに終了(T_T)」

はい、Macを使っている人はわかりますねー(^^;;)

Pro tools 作業中、これで仕上げという間際に起きてしまいました。
おれの数時間を返してくれー泣き顔あせあせ(飛び散る汗)

幸いオーデイオファイルを録ってあったのでインポートして再度整理、でもこれだけで完全復帰までに一時間かかりましたー

それにしてもドラムのソフトシンセ、BFDって本当にめっちゃメモリー食いますねー 気をつけないとこれで本当に「予期しないうちに」終わってしまいます。 それはBFDを見るとわかりますがドラムの音をマイクのあらゆる角度で録音して1つのドラムの音(スネアならスネア)でもいろんな音質調整が可能ですし、本当に生のドラムを使っている音が再現されます。この辺が並のソフトシンセやサンプラーと違いますね。プリセットの数は私の持っているR8より少ないかもしれませんが、(勿論拡張可能)1つ1つスネアやキック、シンバルの音を本当に見事に空気感覚で再現してくれます。だから人気もあるんでしょうし、メモリーやハードデイスクのメモリーも使うんでしょうね。

今G5デユアルの4GBのメモリー装備ですが、ソフトシンセを使うとそれだけでは足りませんねー  思い切ってメモリースロットいっぱい1Gのメモリーを入れてしまおうか。

ちなみにオーケストラのソフトのViennaもめっちゃ食います。
この2つだけでハードデイスクいっぱいです。(^^;)

深夜に入って起きただけに、泣きが入りましたー テンションがかなり下がりますねー

 

 



 

5月 27, 2009 パソコン・インターネット音楽04-10 | | コメント (0)

2009年5月19日 (火)

高速1G環境にネットを移行

現在のネット環境は100MのFTTHですが、現在1GのFTTHに工事が続行中です。しかも驚くなかれ、従来よりも安くなります。

これは従来プロバイダーの間にNTTとかが入っていたために料金が1クッション分高くなっていましたが、今回はプロバイダー(うちの場合Nifty)と電話会社(今度の場合KDD)と業務提携して共同での契約(末端の契約者からはプロバイダーのみとの契約)というパターンになっているために料金が1クッション減った形になるためです。

何よりも従来より1桁早いというのはありがたいですね。
この日記が100Mで書く最後の日記です。(笑)

光ファイバーが高速になっていく環境が普及するのは音楽や映像のコンテンツ産業にとってよいことです。

音楽は従来のmp3からwav aiffの配信に耐えうる速さになりますからね。

さらにもう1桁上になればシングルビットの超高音質の配信が可能になります。そういう環境が普及してこそ初めて本当の意味で「音楽配信」の時代になると思います。100Mから1Gの環境に移行するのに5年かかりませんでした。もう1段階上も早ければ5年以内には替わりシングルビット高音質のサウンドが配信に耐えられるかもしれません。
先日のレーザープリンタを導入いたしました。

090513_102201

これに続きネット環境もよくなります。
楽しみです。

5月 19, 2009 パソコン・インターネット | | コメント (0)

2008年10月25日 (土)

著作権第三十条改正ーダウンロードに関するルール

■「ダウンロード違法化」ほぼ決定 その背景と問題点 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0810/24/news085.html

長い文章でしかも法律の文章が出てくるのでわかり辛いとは思う。津田さんがかなり噛み砕いて説明はしているが、誤解する人がいるといけないのでもう少しわかりやすく書こうと思う。

<録音録画小委員会中間整理から引用>

(2)検討結果

a 違法録音録画物、違法サイトからの私的録音録画

i 第30条の適用範囲からの除外

 この利用形態については、具体的には、海賊版からの録音録画、複製物の提供を目的とした違法なダウンロード配信サービスを利用した録音録画、ファイル交換ソフトを利用したダウンロード等が想定されるが、前述の利用実態を踏まえれば、

ア ベルヌ条約のスリー・ステップ・テストに照らして考えてみても、通常の流通を妨げる利用形態であり、権利者側としては容認できる利用形態ではないこと

イ 利用秩序の変更を伴うが、違法サイトからの録音録画が違法であるという秩序は利用者にも受け入れられやすいこと

ウ 個々の利用者に対する権利行使は困難な場合が多いが、録音録画を違法とすることにより、違法サイトの利用が抑制されるなど、違法サイト等の対策により効果があると思われること

エ 効果的な違法対策が行われ違法サイトが減少すれば、録音録画実態も減少することから、違法状態が放置されることにはならないこと

まず、私自身のスタンスとしてインターネットが有効なプロモーション手段として育って欲しいと心から願うものである。しかし同時に一部のネットユーザーのように「ネットにいかなる制限やルールももうけるべきではない」という考えには賛同しかねる。それは制御不可能や無秩序な状態を誘発し、それが特に中国で顕著だがクリエーターの権利をないがしろにする雰囲気をネット内に広める結果になっている。従って今回の改正内容にいくつかは問題はあるものの、私的録音の定義まで踏み込んだ意味は大きいと思う。元々Winnyだ、デジタルコピーがたやすくできる現環境では既存の法律内容で行くには無理があるだろう。

まず非常にわかり辛いのは「私的録音」の範囲、要はコピーしたものを自分の家の外に持ち出す、家族以外の第三者の人間に渡したら違法になる。当然ホームページ等でオリジナルのコンテンツを自由にダウンロードできるようにするのも違法である。勿論winny等で意図的にコンテンツを流したら違法である。但しコピーが難しいyou tubeやニコ動はストリーミング形式であれば違法ではない。

ここで今までと大きな違いは友達に「あのアーチストの音楽のコピーをちょうだい」と頼まれてCDをコピーして渡すという行為自体が違法になる。またCDの曲をパソコンでコピーし、友人にダウンロードさせるというのも違法。今まではこれを「個人で楽しむ」範囲に入っていたがこれからはそうでなくなる。勿論最近はあまりないが、コピーガードが入っているコンテンツのガードをはずして人に渡す行為も違法となる。

ただ違法とはなっても実質的な罰則規定はない。民事で裁判を起せなくはないが、ダウンロードが「意図的」だったかを証明することなど不可能に近いからだ。法律文書に「情を知って」というわかり辛い表現があるが要は違法であることを知った上で意図的にダウンロードしたかどうかという話である。

津田さんも指摘されている通り「実効なき法改正」であり「あくまでネットの著作権侵害に対する萎縮効果を狙ったプロパガンダ的なもの」だと理解した方がいいだろうと私も思う。ダウンロード違法化の動きは特にヨーロッパで活発だが、それは「自国の文化や伝統を守る」という観点からの動きであり、「コンテンツの価値」を守るという部分ではある程度必要だと私は考える。何度も私はブログに書いているが全てのコンテンツをフリー(無料)にするというのはコンテンツを価値を0、つまりゴミ同然にしろということで、これはコンテンツビジネス、しいてはネットの情報の有効性自体を損ない、ネット社会を実質的に崩壊に導くものであるからだ。

自国の文化の価値がゴミ同然になる国は間違いなく滅びる。その意味では今回の動きは不充分とはいえ、大きな一歩である。

但し、ネットの情報伝達の有効性は保つべきだと思うので、コンテンツプロバイダーとしては、「ダウンロードしてよい」コンテンツと「フリーダウンロード不可」のダウンロードを明確に分ける必要があるだろう。映画の予告編(トレーラー)が実質的にフリーダウンロードになっているように

10月 25, 2008 パソコン・インターネット |

2008年10月23日 (木)

マイMAC G5 メモリ再度増設成功

実は遅まきながら業界標準となりつつある2種類のソフトシンセ導入のため私の仕事場のMAC G5 Dual のメモリーをさらに2G増設しました。

前回は初めてだったのでかなり苦労しましたが今回は二回目ということで手順自体は確認作業も含め一時間ほどで済みました。

ひとつ問題はAppleはG5用のメモリーの販売を終了してしまったため、MAC用のメモリーをApple以外の会社から購入しなければならず、その品定めに少し手間取ってしまいました。安いところもあったんですが、何かこういうのって安いとかえって気持ち悪いので結局アドテック社のMAC用メモリー ADM3200D-1GWにしました。Appleで買うより\9000高いですが安定した動作のようなのでそちらで増設。今のところは問題なく動いています。

実は僕はどちらかというとまだハードシンセ派なんですが、そうはいっても業界標準のサウンドを作るためにはどうしても2種類のソフトシンセを導入する必要に迫られていました。一応最前線で仕事している人なら持っているソフトシンセで遅まきながら私も導入します。

FXPansion BFD2  (ドラムス用ソフトシンセ)
Vienase Standard Edition (オーケストラサウンド)

というわけで本日仕事場のワークステーションを強化しました。

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10月 23, 2008 パソコン・インターネット |

2008年9月24日 (水)

DimaとRIAAがインターネット放送”に関して和解成立

一応インターネット放送をやっているものなので、ちょっと遅い記事ですが(英語です)

MAJOR MUSIC INDUSTRY GROUPS ANNOUNCE BREAKTHROUGH AGREEMENT

http://www.digmedia.org/content/release.cfm?id=7243&content=pr

これはインタラクティブ・ストリーミングとダウンロード(オンデマンド放送)に関して柔軟な著作権使用料金(売り上げの10.5%)を適用し、一方で音楽のみのインターネット放送(インターネットラジオやノン・インタラクティブ・ストリーミング放送)に関しては’著作権使用料を免除する’との発表。

しかしアメリカの著作権に詳しい法律事務所の記事でもこう書いてあります。 (これも英語です)

http://www.broadcastlawblog.com/archives/internet-radio-settlement-reached-on-certain-aspects-of-section-115-royalty-contrary-to-press-reports-this-has-nothing-to-do-with-internet-radio-royalty-dispute.html

要は現在全米で論じられている”デジタルミレニアム著作権法(DMCA)”の115条(mechanical royalty)に関しての和解で有り、インターネットラジオ放送などに影響する114条(performers royalty)での和解には至っていないとのことでこの合意にどれだけの意味があるのか、という問題もありますね。

まあまだアメリカ議会で可決されていないというのもありますが、日本でもJASRACとNRMSとの交渉に影響するかどうか、何とも興味深い動きではあります。

私が望むのはただ一つ、アーチストの権利をきちんと尊重された環境の上でインターネットで自由に音楽プロモーションができる仕組みを作って欲しい。

それには「有料」の場合と「宣伝(プロモーション)」の線引きをどうするかだけですが、なかなかここがはっきりしませんね

9月 24, 2008 パソコン・インターネット |

2007年4月 6日 (金)

Mac G5 結果はメモリ増設、実質的には交換

さて、かねてから問題があった弊社のMAC G5 DUAL
本日2Gのメモリー基盤が到着し増設作業を行った。

この増設作業ー思った以上に手間取った、というのが増設装填したあとしばらくなぜかシステムが立ち上がらなかった。
え?昨日までちゃんと起動していたのになぜ? と思いAppleのサポートに電話したり何なりで、結局取り外したり装填しなおしたりの連続作業、

MAC Power PC G5の中身をご存知の方はわかるだろうがPC本体を開けてファンユニットを取り出すとメモリーのスロットが上下4つずつあり、工場出荷時に上下それぞれ1つずつ装填してある。その2つめのスロットに本日到着のメモリーを装填する作業で思いのほか手間取ってしまった。

結局メモリーのスロットの最初に本日到着した1Gを2枚一番目のスロットに装填したらうまく起動した。そして試しに今までのメモリー基盤(252M x 2)を二番目のスロットに装填したら何と認識しない(!)ことがわかった。もともとのDD-RAM基盤に問題があったようである。つまりはこの基盤、ほとんど死んでいたのだ。

というわけでMAC OSX 10.4.8 Tigerにとってあまりに少ないメモリーだった512Mを結果的には2Gに増設したが、実質的にはRAM基盤の交換という形になった

不用意なPanther アップデートから一ヶ月近くたって、ようやく健全なMacの環境が帰ってきた。先日信じられないほど重かったpro toolsも今度こそ快適に動いているので安心した。システムアップからpro toolsのバージョンアップ、そしてメモリ増設、しめて10万近い出費となってしまった。しかし結果的にはメモリー基盤自体にもかなり問題があったことがわかったのでかえってよかったかもしれない。どのみちpro toolsを動かすのに512Mでは少なすぎたのだから..

やっとこれで本来の制作体制を取れる。自社ものの曲のアレンジや「俺たちの世界」の最終MAの編集作業と滞った作業は多い
業務上も停滞した雰囲気だったがこれで元に戻ればと思う。この一ヶ月のロスを取り戻さなくては

ちなみに今日わかったのだがpro tools7.3になって以前のプラグインで使えなくなったものがあったことがわかった。R-tasのコンプレッサーで結構愛用していたのだが、代用の新プラグインのコンプレッサーはどんなものだろう? どっちにしてもまたいろいろ設定を保存したりしなくてはならないため面倒な作業がまた増える。

というわけで我が音楽実験室ー今度こそ復活!!






4月 6, 2007 パソコン・インターネット | | コメント (0)

2007年3月23日 (金)

MAC Tigerへシステムアップーpro toolsもバージョンアップの作業ようやく終了!!

経営者の端くれなので決算法人会の説明会(実は中小企業経営者としてかなり腹立たしい情報がありました)のあと昨日より滞っていたMacのシステムアップ作業、関連アプリケーションのバージョンアップ作業を行った。先ほど動作確認作業も含め、全ての作業が終了した。これで先週のような動作不安定の状況は改善すると見ている。これで安心して作業を進めることができそう。

実はこの作業、一昨日から始めていてかなり苦戦していた。というのはTigerのInstallerがなかなか起動しなかった。原因がなかなかわからなかったのだが、要はMacのアカウントからログアウトした状態でキーボードのCを押しながら再起動したらInstallerが立ち上がった。それまでいろんなことをやっていて全然動かなかったが、要はMacのアカウントーユーザーのパスワードを有効なままにしているとシステムにロックがかかり、システムアップのInstallerが起動しないのだ。これだけで一日ロスしてしまった。

しかしそれもうまく行き正味40-50分でシステムアップ、2年近く愛用したPanther(10.3)からTiger(10.4)にアップグレードできた。その後使用するアプリケーションの関係で10.4.8にシステムアップ。然る後 波形編集ソフトのBiasのPeakのTiger用のパッチ、そして何よりもpro toolsの7.3をインストール

pro toolsはその後動作が比較的安定している7.3.1にアップデートした。その後各アプリケーションで動作確認。結局作業終了は日付変更線(午前0時)を超えてしまった。まあいつものこと

というわけでようやく制作環境が復活。バージョンアップしました。Tigerはかなり快適との評判なのでこれから今まで以上にガンガン制作に励もうと思っています

ちなみに先ほどの「中小企業にとって腹立たしい情報」について興味ある人は詳しくはこちらを読んでください
http://blogs.yahoo.co.jp/nanashi4444/archive/2007/03/22


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3月 23, 2007 パソコン・インターネット | | コメント (0)

2007年3月14日 (水)

MacOSX 動作絶不調ー原因は

先週末からプレスの仕事のデザインチェックその他の作業と新曲の打ち込み等をやっていましたが、頻繁にSystem Failureやフリーズしっぱなし、何回立ち上げたか、わからない状況が続いていました。

最近わかったのですがWeb Casterのファイバーケーブル経由でおかしな信号が原因でSystemがおかしくなったりすることもあるようです。特にG5にしても立ち上がり数分は不安定なのでそれが原因でSystem Failureやフリーズをおこしてしまうことはあるようですが、それにしても一作日は凄ましかったです。OSXは動作が安定が売り物じゃなかったのか。

そして昨日あまりにSystem Failureやフリーズを繰り返すのでとうとうぶち切れてしまいました。したりするのでとうとうイラ イラが頂点、ついに爆発して机をひっくり返しそうになりました。

で、どうやら原因はシステムアップデートのようです 。うちはソフトシンセ関係をDigi002 rackを通しているのですが 決まって打ち込みをしてソフトシンセを立ち上げるときに不安定になっていました。原因をDigidesign社に聞いてみると何と pro tools 及びDigi002はMacの10.3.9をサポートしていない とのこと。 おい、聞いてねーよ、そんなこと (-_-)

しかも悪いことにそれが原因でOSそのものを傷つけたらしい。
Digi002を立ち上げなくても動作不安定になり昨日の私の 「切れる」状態に発展してしまいました。 とにかく凄まじい、5回くらい立ち上げてやっと安定するという始末。

対策としては10.3.8にシステムを下げるか思い切ってTigerにするかの二つに一つ、実はシステムをダウングレードするの って結構難しい。確かに一番お金はかからないけど

どのみちOS自体に傷がついている可能性が高いので、思い切ってこの機会にTigerにすることにしました。Pro toolsも6.9から7.3にバージョンアップ。Digi Performerは4.6のままで良さ そう。BiasのPeakはTiger用のパッチを無償でダウンロードできるとわかり決断。

特にpro toolsを7.1以降にアップしているスタジオが多いことも今回の決断に影響。7.3.1なら動作が安定しているという情 報もあるので思い切って決断しました。出費はしめて2万5千 円くらい、予定外の出費(^^;;)

とにかくMacで「システムアップデート」とあるけどあまり安易にしない方がいいということがわかりました。アプリケーシ ョンによって最近のものでも必ずしも全てのバージョンをサポ ートしているとは限らないということですね。いやーちょっぴ り高い授業料を払わされました(^^;)

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3月 14, 2007 パソコン・インターネット | | コメント (0)

2006年4月17日 (月)

pro tools Digi002 復活♪

先週の金曜日の深夜突然ダウンしたpro toolsの
Digi 002 rack

 

本日、赤坂のAvidに午前中に直接持っていったら
午後3時頃には修理が完了

 

その間、知っている事務所に顔を出したりして
時間をつぶしていた
夕方帰宅後、電源を入れたら無事動いた
よかったー ♪

 

これで仕事を再開できる

 

ちなみにこのケースはpro tools LEでは
よくある故障らしい。もうAvid社はこちらの
症状を説明しただけで、ちなみにこのケースはpro tools LEでは
よくある故障らしい。もうAvid社はこちらの
症状を説明しただけで、対応が早かった

 

何でも内部の電源ケーブルの不良との事でその
ケーブルの交換をしたようで、買ってまだ一年
たっていないので修理代も無料。

 

とにかく一安心♪

 

 

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4月 17, 2006 パソコン・インターネット日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年4月15日 (土)

pro toolsダウン!

さて せっかくうちのスタジオの写真をアップしたと思ったらトラブル発生!!
昨夜作業中に突然 カチッという音とともに
Digi 002のサンプリングの緑のLEDが消灯、Mac上からも
突然表示が消えてしまった
Digi002自体を認識しないし、当然接続のHDも認識しない

 

電源を入れなおしたりいろいろしたが回復しない。
困った これでは作業が出来ない

 

pro toolsのSNSのコミュを見ていたら他の人も購入後
半年ー1年くらいに同じ症状が起きているようだが
よりによって週末 Avidはやっていない(!!!!)

 

サポートしてもらうにしても月曜日を待つしかない
何てこった。

 

mixiのpro tools専科のコミュによると何でもDigi002の
電源部分に不具合があるらしい。同じ原因ですぐ直ると
いいのだが... いよいよアレンジを本腰で、と思っていた
矢先のできごと。
週末だけど少々精神的ショックが大きい

 

それにしてもここ一ヶ月、母親は入院するし業者とは
請求書の内容でやりあうし、そして今度は機材ダウンと
ろくなことがない。
厄払いでもしようかな

 

 

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4月 15, 2006 パソコン・インターネット日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)