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2025年8月29日 (金)

今更ながらー映画「国宝」レビュー

公開が始まったのは6月ですからもう既に三カ月近いロングランです。一応映画業界に関わっている者としてこれは見ないわけにいかないので正直今更ですが見てきました。

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まあ実写映画で興行成績ダントツというのもわかりますね。会場は満席でした。吉沢亮、横浜流星ともに歌舞伎の稽古を死ぬほどやったのがわかりますね。歌舞伎俳優からも高く評価されており楽屋でも話題にのぼり多くの歌舞伎俳優が映画館に出かけたということからも、内容が充実していたことがわかり、これは称賛に価すると思います。

映画はヤクザの家に生まれながら両親を殺され、縁が合って上方歌舞伎の家に引き取られた主人公、立花喜久雄(花井東一郎=吉沢亮)が引き取られた家の長男の大垣俊介(花井半弥=横浜流星)が少年の頃からお互い切磋琢磨し、時には衝突し時には励まし合って成長していく様を描いてます。年代も1964年から2014年の50年を描く壮大な物語で主人公が人間国宝になるまでを描きます。ストーリーの細かい筋はネタバレになりますので省きます。

見ていて実感したのは東宝は興行成績だけでなく映画の制作体制でも頭1つ他社より抜け出した感じですね。これ梨園の話なのになぜ松竹でなく東宝なのか。それは制作クルーを見れば撮監にパルムドール受賞経験者のソフィアン・エル・ファニを選ぶ等、インターナショナルなクルーを揃えている点、「東京バイス」でカメラ一台の置き方で日本とハリウッド側が激しく対立した時代とは隔世の感があり、制作のグローバルスタンダード化が進んでいる感じですね。それでも制作予算12億は日本では大作になりますが、国際水準では低予算の映画になります

昔ながらの日本映画の「形通りの」絵しか撮れないところでは到底この映画を作ることができないでしょう。つまり端的にいえば東宝は全社的にそうではないかもしれないですが、「ガラパゴス」な体制を脱却して製作することができる部署があるという点で、他社とは頭一つ抜き出ている印象があります。歌舞伎役者の多くはこの映画見て本当は自分も出たかったと思ったんじゃないでしょうかね?

評価も上々で第78回カンヌ国際映画祭の「監督週間」部門で世界初上映された後、上海国際映画祭のインターナショナル・パノラマ部門のカンヌ・エクスプレス、ニュージーランド国際映画祭Visions部門、トロント映画祭スペシャルプレゼンテーション部門にも出品・上映、そして先日第98回米アカデミー賞国際長編映画賞部門の日本代表に選出されました。「ドライブマイカー」以来の快挙が達成されますかどうか

米アカデミー賞 「国宝」が来年の国際長編映画賞の日本代表に
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250828/k10014905951000.html

あと自分のフィールドである音楽もよかったですね、失礼ながらあまりお名前を存じ上げない方だったんですが、同じ音楽やっている立場からすると、なかなか「ニクイ」音楽の作り方をしますね。私自身の作曲家として闘争心を搔き立てられた音楽です。これから数年にかけて、かなり多くの映画やドラマの音楽をやることになりそうなので、これに負けない音楽をつくる所存ではあります。

こうして改めてみますと日本のメジャー会社でグローバル対応しているのは東宝さんだけなんでしょうか?ますます東宝と他社との差が開くように思えて、これはあまり望ましいことではないように思います。確かに日本特有の「ガラパゴス路線」にこだわる向きがまだ根強く存在している、ということなんでしょうが、何度も言いますが「ガラパゴス路線にこだわる」と滅びの道しか残されないような気がします。東映さん、松竹さんも手遅れになる前に本格的グローバル路線に切り替えられることを強くお勧めする次第です。

8月 29, 2025 映画テレビ18- | | コメント (0)

2025年8月25日 (月)

サブスクで音楽の価値を下げるのをやめろ!ーただ同然でなくアーチストへの敬意を感じさせる分配を

「サブスクの時代」の入って久しい。

確かにもはやCDの時代ではない。しかし特に日本ではそうだがサブスク配信で大儲けした人、というのはどれだけいるのだろうか?海外でエドシーランとか有名アーチストで10億回ー20億回再生とかいう人がいるが、こういう人は全体の本当に一握りの人たちである。

海外でも大多数の人はサブスク配信で悲惨なほど低い収入しか得ていない。

なぜか?それはサブスクの再生によるアーチストへの還元額である。以前もこのリストを提示したが

サービス 1再生あたり収益(円)
Amazon Music Free 0.14
Amazon Music Unlimited 0.87
Amazon Prime Music 0.38
Apple Music 0.81
AWA 0.82
Deezer 0.40
dヒッツ powered by レコチョク 1.24
iTunes Store 0.10
LINE MUSIC 0.67
Rakuten Music 1.87
Spotify 0.27
TOWER RECORDS MUSIC powered by レコチョク 3.92
うたパス 1.59

まあ本当にこんな程度である。特に業界最大手のSpotifyが一回の再生で0.27円(!!)である。はっきりいうが殆どタダ同然である。

そんな状況で、誰かがこういう運動を起こすと思っていた。今のストリーミングはアーチストに正統な報酬を与えていません。ただ同然でアーチストを使うのをやめろ!ということでしょうね。

音楽の価値を下げるのをやめろ!アーチストにリスペクトを
https://www.change.org/p/streaming-is-broken-and-we-re-fixing-it?signed=true

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署名運動が始まりました。私は全面的にこれを支持します。
日本人ってどうしてもこういう署名運動をネガテイブに受け取る向きが少なくないんですが、やはり声を上げなきゃいけない時は揚げるべきだと思います。

英語ですが私は署名しました。よろしければ皆さんも署名を!!

8月 25, 2025 音楽 | | コメント (0)

2025年8月17日 (日)

久々夏休み記事ー映画音楽にはなっていないが、映画音楽にしてもいいクラシック曲

気分転換に久々に「夏休み」的な記事を書きましょうか?

まあ一応映画音楽というジャンルに手を染めていますが、その中で映画の中で使うクラシック音楽の話がよく出ています。クラシック音楽を好んで使う映画監督としてすぐに思いつくのはSキューブリックで「2001年宇宙の旅」はほぼ全曲クラシック音楽、「時計仕掛けのオレンジ」なんか一応映画音楽担当にウエンデイ(当時はワルター)カルロスがいるにも関わらずベートーベンの第九を始め多くのクラシック音楽が使われました。

この例に限らず映画音楽とクラシック音楽は密接な関係を持っていますが、今日は映画音楽になるのに映画に使われていない曲として集めてみます。勿論ここでいう「映画に使われていない」というのは劇場公開された有名な映画という意味で、例えば「映画学校の学生が短編映画に使った例」は割愛させていただきます。そういうものを入れると映画作品というのは星の数だけありますので..

無論全ての映画音楽がこれにあてはまると言い切れない部分もありますが、だいたいのケースで映画音楽に使われやすい音楽というのは以下のような特徴を持っています。

1.表現豊かなメロデイやフレーズを盛った作品であること
2.ドラマチックな、起伏にとんだ音楽表現であること
3.印象に残る、耳に残る音楽であること

では私の知る限りでは映画音楽には使われていない音楽の例を揚げます。但し先ほどもいいましたように映画といっても星の数だけありますので私が把握していない例もありますので、もし以下にのべられている音楽が皆さんの知っている映画に使われていた例がございましたらご一報ください。勉強になりますので..

1.リスト:前奏曲 F Liszt : Le prelude

リストのこの作品はフランスの詩人ラマルティーヌの詩「前奏曲」に触発された交響詩で「人生は死への前奏曲」というテーマで架空の人物の人生をドラマ仕立てにした作品です。それゆえ音楽はドラマチックであり、複数の印象的なメロデイを持っており、華麗なオーケストレーションの曲です。なぜこの曲がドラマや映画に使われて来なかったのか不思議です。

2.ブラームス:交響曲第四番第二楽章の一部

ブラームスも映画音楽としてよく使われており、一番有名なのは交響曲第三番の三楽章が「さよならをもう一度」に使われており、他にも「ハンガリア舞曲」を始め、かなりヨーロッパ映画では常連といっていいですが、交響曲第四番の二楽章が使われた例は聞きません。
いわゆる「フリギア旋法」というグレゴリオ聖歌に使われているメロデイラインばかりが注目されていますが、交響曲第四番の緩徐楽章はブラームスの他の交響曲の緩徐楽章よりも美しく個人的にはお勧めです。
イメージですか?例えばこんな感じ(笑)
壮年になるまで結ばれなかった男女が最後にようやくめぐり合い抱擁するシーンとか(笑)


ブラームスもう1曲あります

3.ブラームス:悲劇的序曲

先ほどのラヴシーンの音楽とは打って変わって、今度はサスペンス調、「悲劇的序曲」というテーマ同様、何か大変なことが起きていることを描いた音楽としてはどうでしょうか?

ブラームスのこの曲は同時期に書いた「大学祝典序曲」と並んでブラームスにしてはきらびやかで効果的なオーケストレーションで創られており、まるでハリウッドのサスペンスドラマのテーマ曲のような感じだと思います。

4.マーラー:交響曲第五番第五楽章

マーラーも映画音楽として使われる常連で、ビスコンテイの名作「ベニスに死す」のテーマ曲(交響曲第五番第四楽章)やアニメ銀河英雄伝説のテーマ曲(交響曲第三番第一楽章、第六楽章)等がありますが、特に「ベニスに死す」の曲が強烈な印象を与え、当時ハリウッドの映画プロデューサーが「ベニスに死す」の音楽は誰が作ったのかビスコンテイに訪ねて「マーラーです」と答えると「これからの映画音楽は全てマーラーに作らせよう」という笑い話があるくらい(ベニスに死すは1971年公開、マーラーは1911年に逝去」)マーラーの音楽は劇的で感情をもりあげる、という面で映画音楽に最適な作曲家といっていいかもしれません

この曲は個人的にはSFとかの映画で同盟軍が帝国軍を破るときの勝利の音楽(笑)でいいのではないかと思います。スターウオーズの見過ぎ(!?)

5.ラフマニノフ:幻想的小品集~前奏曲 嬰ハ短調

ラフマニノフは映画音楽としても人気の作曲家で代表的な作品の大多数が映画とかドラマとかに使われているため、映画に使われていない曲を捜すのが大変でした。天性のメロデイ―メーカーであり、音楽がドラマテイックな要素がふんだんにあることからもう少し遅い時代に生まれていたら映画音楽作家の第一人者になっていたかもしれません。

有名な「ピアノ協奏曲第二番、第三番」などはあちこちで使われていますし、交響曲第二番の第三楽章はポピュラー曲のヒットソングにもなりました。名曲ヴォカリーズもどこに使われているかリストアップするだけでも大変な作業です。そのくらい映像用の音楽に多くの曲が使われているため、正直もう目ぼしい曲は殆ど残っていないのが現状です。

この曲はラフマニノフの有名なメロデイーの作品ではありませんが、代表作の1つでラフマニノフらしいムードを備えた作品でサスペンスやスリラーな映画のテーマ曲になるかもしれません。

6.ワグナー:「神々へのたそがれ」

ワグナーの楽劇の音楽は非常に映画音楽的に作られています。やや音楽の専門用語的になりますがワグナーの書く「動機」というのが各キャラクターのテーマになっています。例えば「ニーベルングの指環」の重要な登場人物であるジークフリードが登場すると「ジークフリードの動機」が演奏されます。そのキャラクターごとの「動機」の組み合わせで壮大な「楽劇」というものが生まれます。

この手法を踏襲したのがジョンウイリアムズが「スターウオーズ」で随所に「レイア姫のテーマ(動機?)」「ダースベーダーのテーマ(動機?)」が鳴ることで映像を盛り上げる手法です。

ただしこの曲は非常に映画音楽的に書かれているものの、楽劇ーオペラとあまりに密接な創られ方をされているので、実際の映画音楽の使用例はないと思います。あってもいろいろとアレンジ、というか曲として変形された形で使用されるケースが多いと思います。

7.シェーンベルク:「グレの歌」

シェーンベルクといえば「十二音技法」という無調音楽を始めあまり聞いていて心地よくない音楽の代表みたいにいわれますが、初期の作品は非常にロマン派的です。ストラビンスキーなんかもそうですが、初期の作品が代表作みたいにいわれてしまい、「十二音技法」は作品よりも「手法としてやってみた」という事実だけが取り上げられている感じです。
 初期の作品、ということでちょうど映画「ベニスに死す」でマーラー(役柄は「エッシェンバッハ」になっていますが、明らかにマーラーをモデルにしています)と毎日のように音楽議論をしていたのがシェーンベルクをモデルとした青年でまさにこの「グレの歌」や「浄夜」を書いていた時期ということができます。

いかがでしょうか?勿論映画音楽に使われそうな音楽はまだまだあると思いますが、有名な曲で印象的な曲は映画音楽としてよく使われるんだと思います。
私たち映画音楽作家はこういった歴史上の名曲に負けないような曲を書かないといけません。これは簡単なことではありませんが、私たちに課せられた命題です。

8月 17, 2025 音楽 | | コメント (0)

2025年8月16日 (土)

2025年のお盆、昨今の風潮を見るにつけ

80回目の終戦記念日であると同時にお盆、たまたまお盆と終戦記念日が同じ日になったのは当時の軍国政府がアメリカ、イギリスへのポツダム条約受諾に手間取り「お盆までにまとめる」という目的だったためにこうなったのであって、終戦記念日だからこの日がお盆になったわけではありうません。

ご存知の通り先の参議院選挙では核武装とか徴兵制を主張する政党が支持を広げてますが、どうも支持する人が勘違いしていると思われるのは戦争に美しいところなど全くない、という点です。そんな政党を支持する理由がわかりません。また平和憲法9条を改憲しようという勢力も健在です。日本の平和主義は過去にないほどの危機に瀕しています。日本を戦前に戻そうという動きは断固阻止しなければなりません

私はこの80回目の終戦記念日、犠牲者に対して黙祷すると同時に新たに平和への祈りを捧げました。

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これだけ外国人への排斥運動ーとりわけ中国人への排斥活動が顕著ですが、相変わらず「中国人出てけ!」とか「中国に侵略される」なんてパニクっている参政党信者が多いのが困ったものです。

まあ中国の台湾侵攻とか中国の日本侵略と騒いでいる方にいいたいのはそんなことは100%ありません。と断言していいと思います。なぜなら中国にとっていずれもリスクが高すぎて、その割にメリットに乏しい。特に台湾に武力侵攻してその結果半導体生産が止まったら中国にとって自分で自分の首を絞める事になりますからね。またロシアがウクライナ侵攻することで世界中から経済制裁をうけたのはご存知の通り。日本や台湾への武力侵攻など寧ろデメリットにしかなりません。

また中国国内に詳しい事情の人によりますと中国の権力機構を見ると今中国共産党内ではそれどころではない、というのが実態のようです。
周近平の権力基盤がかなり弱まっており、かつてのような100%強力な権力機構ではないようです。というのはやはり今中国経済がかなり厳しい状況になっており、しかも中国政府はそれに対して何の手も打たないー打てない、というのが実態のようです

それに伴い中国の富裕層が中国政府の経済政策の無能ぶり、そしてますます酷くなる強権的な政策に嫌気がさし、今次々に国外脱出を図っており、アメリカ、カナダ、オーストラリア、マレーシア、そして日本に事実上の「経済亡命」をしています。

その中で日本にはどのくらい来ているのか正確なデータがわかりませんが、数万人単位はいるでしょう。その人たちが土地を買ったりマンション買ったりしているのをみてパニックになっている人たちが多いようですが、心配いりません。なぜなら

(1) 大多数は日本に永住するのが目的ではないこと(アリババの社長みたいに本社を東京に置く人もいますが..)
(2) 中国でもハイソな人たちなので、よくある低レベルのインバウンド観光客が起こすようなマナー問題はおきないこと
(3) 寧ろ日本にお金を落としてくれているので日本にはメリットがあること

ちなみに外国人の学生が特権を持っているというのは完全なデマで、殆どのケースで日本人と同し条件で勉学に励んでいます。おそらく神谷のせいでしょうが、そのデマを信じ切っている人間が多いのは困ったもんです

また中国人が増えている現状を見て「日本が侵略される」「征服される」などとパニックになっている人が見受けられますが、中国人富裕層で日本に来た人たちが仮に3万人だとしても日本の人口の0.2%、また日本に元々定住している中国人の方は87万人といわれており、それは日本の人口の7.2%に過ぎません。この数で「侵略」するなんて不可能くらいは理解できませんか?

ちなみに前にもこのデータを示しましたが、外国人が土地を買っているデータ

■中国人は本当に日本の土地や不動産や水源を買いまくっているのか、実際に調べてみました
https://agora-web.jp/archives/250710161721.html

圧倒的に買っているのはアメリカ、英国、オーストラリアといった英語圏で中国は香港といっしょですが8位にすぎません。そんな「侵略!」なんてパニックになるようなレベルではありません。まあ過剰反応といっていいでしょう。本当に日本の土地を買いまくるならアメリカ、イギリスを超えるペースで買わなければなりませんが、中国政府は寧ろ海外の土地購入を今規制をかけています。(侵略するつもりならそんな規制をかけるはずがありません)

まあ参政党が流すのはデマが多いですが、情報を流すにしてもきちんとしたエビデンスをつかんでいるのならいいですが、彼らがいうエビデンスとは参政党系のyoutubeの情報が多いのでお話になりません。

参政党の支持者に共通するのは
(1) デマーそれもかれらが信じたいと思っているデマーを拡散し、それがあたかも真実であるかのように主張すること
(2) 恐ろしく無知、どの政党が右か左もわからず基本的なことをお理解していなさすぎる
(3) 自分の信じたいものだけ、信じる、どんなにエビデンスを提示されても聞く耳を持たない

参政党の主張の殆どがデマでありデマを真に受けた参政党の政策はトランプの関税対策と同じくらい酷く愚かな政策といっていい。

そしてそのデマ拡散が日本の平和主義にとって最大の脅威かもしれないのです

 

8月 16, 2025 経済・政治・国際日記22ー | | コメント (0)

2025年8月12日 (火)

海外のドキュメンタリー番組のフィクサー業務2-日中戦争終結から80周年 記念のつどいのイベント取材

先々月に海外のドキュメンタリー番組のフィクサー業務で北とぴあのつつじホールにて行われた「花地蔵物語」に続いて「日中戦争終結から80周年 記念のつどい」と題されたイベントの取材を行いました。

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前回の5月のイベント同様、私は通訳兼フィクサーでカメラマンはドイツ人、アシスタントはタイ人という国際チームによる撮影です。中国国際テレビCGTNの取材に協力しました

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取材しているのは「再生の大地」という合唱団です。年配の方が多いですがリハーサルも終わり

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イベント本番、前半は芥川賞作家として人気の島田雅彦氏の講演です。
さすが話術はうまく楽しい話の講演でした。

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そして5月より取材活動してました「再生の地」合唱団の本番の様子です。
音楽家としてはこのジャンルの音楽から離れてましたが、戦争と日中友好をテーマとした音楽は心を動かされます。そして日中戦争が終わって80年、あの当時の日本はやはり異常で、ある意味北朝鮮などと大して変わらない国でした。
昨今、戦前の日本を美化し治安維持法を肯定し、核武装までやるべきとまで主張する排外主義の政党が大躍進しました。よりによって戦後80年の選挙にそんなことが起きてしまうことに重大な懸念を表しざるを得ません。

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日本という国があのような愚かな行為を二度としないためにもこの戦後80周年の集いの意味をかみしめたいと思います

5月、そして8月と取材活動をしてきました「ドキュメンタリー」は中国の国際放送CGTNから全世界に対して発信されます。日本が戦前のあの愚かな行為から戦争の反省と平和への祈りを行っている旨が世界に伝わればと考えます。

8月 12, 2025 イベント・コンサート17- | | コメント (0)

2025年8月 9日 (土)

Global Film 勉強会ー映画関係者の為の「暑気払い」に出席

いやー皆さんお暑うございます。

昨年の9月以来、「Global Film 勉強会」なるものに参加して以来、毎月交流会に出席していましたが、先月はお休み、今月から築地に会場を移し「暑気払い」ということで交流会が開催されました。

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事実上お盆期間に突入ということもあり、出席人数はどうなるかと思いきや、開けてみれば予想を遥かに上回る総勢100名以上の出席がありました。

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イベントの形式は今まで通りで前半は映画業界のトップの人に主催者の久松さんのインタビュー形式で行われ、今回はギャガコミュニケーションズ創立者の藤村さんでした。

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そして後半はいつも通り交流会で、暑気払いなんですが人がいっぱいでかえって暑かったです。💦
でも低迷している映画業界においてこうした素敵な会を企画下さりありがとうございました。

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正直いって私が主催の一環を担っている映画人交流会は出席人数は多いですが大半が自主映画系の人が多いので、ちょっとレベルの面ではまだ課題がある、というのが正直なところです。何とか全体のレベルを上げようとしていますが、やはり久松さん主宰のこの交流会の面子が目標になると思います。やはり業界のトップクラスの方がご出席いただき、有名俳優も出席するくらいでないと本当の意味での映画人交流会ではないのではないかと思います。

<p>今映画業界は過渡期に入っていると考えます。私の方もいろんなプロジェクトを動き出させようとしています。このGlobal Film の交流会、来月は9月17日の開催で以後の会場はこの築地のDMZカフェになります。トークゲストは「おくりびと」乃滝田洋二郎監督の予定です。

8月 9, 2025 映画テレビ18-イベント・コンサート17- | | コメント (0)

2025年8月 2日 (土)

これからグローバルな映画製作に向けて本腰で動きます。

8月に入ってしまいました。
今まで水面下で動いていましたが今月から人生勝負のために本格的に動きます。
ええおっさんが何を言っているんだとお思いかもしれませんが、未来の日本の文化のために最後に身を粉にして働く所存です。

現在小さいものも含めて7つの映画プロジェクトに関わっています。今年から来年の秋ころまでやる予定のものですが、その中で投資家に対するピッチデックを予定している件が2件あります。

「ピッチデック」という聞きなれない言葉かもしれませんが、実は日本以外で映画のファンデイングはこのメソードを使います。ひとことでいえば映画の投資家に対する映画の企画のプレゼンです。海外の投資家はそのプレゼンを聞いてその映画に投資するかどうかを決定します。殆どのハリウッド映画やヨーロッパの映画のファンデイングはそのやりかたで決まります。大きく分けて2件あります

1件目は経産省VIPO主導による日韓の投資家や映画製作会社に対するピッチデックの機会を提供する「日韓Producers Exchange@釜山&東京」への参加申請を盟友の監督とともに行いました。募集人員は5名ですが、その中の一人になれば日韓でのピッチデックの機会に恵まれます。これはVIPOのいつもの「半額補助」ではなく投資家からの直接資金を得る方法ですが成功すれば非常に有効なファンデイングになります。勿論日韓の投資家が資金提供に応じればの話ですが(笑)

映画企画書やプロデューサーのプロフィールの英訳用意しなければならない資料、準備が多すぎて大変でしたが昨夜締切直前の午後11時50分、何とか申請が終了しました。とにかく監督も私も絶対にファンデイング成功させる意気込みだけは持っています。企画内容はここではいえませんがすごく面白い映画になると思います。何とか成功させたいです

日本では主に「委員会形式」が主流ですがこれは主に関係者が資金を持ち寄ってそのファンデイングをベースに制作するという形式で、リスクは少ないのですが制作費が委員会の資金を上回ってしまうと対応ができない場合が多いし、仮に収益を得てもそれを委員会関係者で分けるという方式のため、監督や次回に向けての制作費予算等の分配ができません。

ファンデイングですとフィルムメーカーと投資家1対1の関係になりますので、制作費の回収と投資家へのリターンだけでなく監督やプロデューサーへのリターン等を決めることができますし、分配後もしお金が余ればそれを次回の作品の資金に回すこともできます。その仕組みが業界を産業として回す原動力にもなります。

勿論投資家からの映画制作資金はいわば公金ですので使用用途はガラス張りにするというのが絶対条件です。恥ずかしい話ですが日本ではよくそこからお金をくすねてドロンしちゃう人も少なくないですからね

そして経産省VIPO以外ですと二件目は海外の投資家(日本の投資家も)に直接ピッチデックできる窓口が見つかりましたので。ハリウッド俳優を入れた映画の企画をピッチデックします。また映画の企画書等を英訳しなければなりませんが....
 無論ピッチデックしたところファンデイング獲得に成功するとは限りませんので、獲得資金0でしたら企画ポシャってしまうのですが(汗) まあ当たって砕けろ、やるだけやってみます。

日本の映画も音楽の世界も変化を忌み嫌う体質がありますが、こういうので成功例を作れば業界は変わると思いますので、まあ切り込み隊長のつもりでアタックします。返り討ちに合うかもしれませんが(笑)

これ以外にあと中国―マレーシア方面に2件ばかりあるんですがいい加減動いてくれないかなあ、そろそろどちらかが動いてくれないと困るんですが、まあこれに関わることによって、海外の映画のファンデイングその他いろんなことを学ぶ機会を得ましたが、とにかくはっきりいえるのは日本は遅れてるんです。本当に

そういう認識を是非持ってください。先日の参院選で「外国人ガー」なんていうアホな政党が大躍進してしまいましたが、そんな路線は日本を滅びの道にしか誘導しません。

皆さん排外主義と差別主義、反知性主義は決して社会をよい方向に動かさないことを理解してください。

私はそれとは真逆な路線でいきます。

8月 2, 2025 日記22ー | | コメント (0)