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2025年7月 2日 (水)

トランプ支持者の中に蔓延する認知的不協和(Cognitive dissonance) ー正しいことではないと頭の中でわかってはいても正当化してしまう恐ろしい洗脳のプロセス

 日本の政策に無関係なのに(ていうか悪影響しかない)トランプの信者がなぜ日本国内にこんなに多いのか不思議だ

一期目のQアノンの時もそうだったが嘘を平気な顔で堂々とつき、それでいて承認欲求が異様に盛んなため「自分達だけが真実を知ってるんだ!」って言って宣伝活動に走る。そして、自分達が正当であった事を立証したいがために、もっと暴走する。トランプとトランプ政権の動きを見てもそのようにしか見えない。なまじっかトランプが"デイープステート"なる言葉を使ったがために陰謀論者が勢いづきそれが暴走に結びついた。

そのトランプ政権の支持者も多くの場合何をいってもトランプを正当化している、しかも今は起きていることが正しくないこととわかりつつ「きっと彼の言ってることは裏があって正しい!」と思ってるという

最近知ったのだが、それを認知的不協和(Cognitive dissonance)というそうだ。認知的不協和(cognitive dissonance)とは、人が矛盾する考えや行動を同時に持つときに感じる不快感やストレスのことをいう。この不快感を解消するために、人は自分の考えや行動を正当化したり、矛盾を解消しようと するそうだ。そのためトランプがどんな酷いことをしても正しい行いだと頭の中で組み替えてしまうというーつまり正しいことではないと頭の中でわかってはいても、正当化してしまう行い のことをいう。
ちょっと待てーそれは「正しくないことを正しいと考えてしまう」メカニズム、それってマインドコントロールのメカニズムと同じではないのかと思った。

実際アメリカ在住の方の話を聞くとあるyou tuberで筋金入りのMAGA(トランプのMake America Great Againの信者)で本職は日本の車を輸入して生計を立てていて、関税で影響を思いっきり受けてるのにも関わらず未だにトランプを信じ、「トランプを信じていればいつかこの国は良くなる!」と信じ切っているという。トランプの政策が自身に思いっきり影響きているのにも関わらず、「いや、そんなことない全てはお国が今後良くなるためのはず」と実際に起こってる事象を曲げて解釈してしまうという。

まさにこれがCognitive dissonance(認知的不協和)でマインドコントロールのメカニズムで人間から思考を奪ってしまうプロセスのことをいう

まさに洗脳のプロセスそのものである。これらをみてもトランプ政権とトランプの支持者は事実上「カルトといっていい。

実際そう考えると全てがつながる。トランプが自分の誕生日に軍事パレードを行うことにこだわったのはプーチン、周近平、そして金正恩が行った軍事パレードのようにしたかったのだろう。たぶんああいうのを「カッコいい」wwと思ったんだろうな。もうその時点で頭がおかしい。

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おそらくトランプが想定した軍事パレード

実際には人はガラガラだし、行進する兵士たちもなんかやる気がなさそう

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トランプの軍事パレード。ホントやる気なさそう

一方では全米では過去に例がないほどの"NO KING"のデモがアメリカ国内であちこちに起きた。公民権運動でもあそこまでの抗議の人数にならなかったという。アメリカでは映画「シビルウオー」のような状況にいつ陥ってもおかしくないほど、深刻な分断が発生している。

Cognitive dissonance(認知的不協和)の現象は戦前の日本も似たような状態だった。「天皇陛下万歳」といって死ぬことで日本が良くなると信じ切ってしまい、軍国主義の行動を日本人全員が正当化してしまい戦争に走った。戦前の日本がまさにCognitive dissonanceそのものだった。おそらく北朝鮮も同じような状態になっているのだろう。

つまりアメリカはもはや民主国家ではなくまことに残念ながら「カルト国家」もしくは北朝鮮やロシアよろしくカルト的な性格を持った独裁国家になってしまった、ということだ。しかしそうなると日米関係という同盟の相手が実質「カルト国家」になっているという日本にとっても危険極まりないシチュエーションを作ってしまう。(陰謀論に聞こえるかもしれませんが、アメリカの心理学者の分析です)

ただ幸いなことにアメリカ国民全員がこのCognitive dissonanceにかかっているわけではないことだ。我々としてはトランプ支持者に回ってない、Cognitive dissonance(認知的不協和)でない洗脳されていない人たちになんとかしてもらうしかない。我々はアメリカ国民ではないのでアメリカ国内の状況に対してはどうしようもない。

関税状態はいずれ諸外国に対してではなく大きなダメージを受けるのはアメリカ国内の方である。(トランプや支持者はいまだそれを理解できずにいるようである)早ければ10-11月にはアメリカの経済状態が悲惨な数字になっていくのは火を見るより明らかである。その時Cognitive dissonanceにかかってない人たちは一斉にトランプ政権を糾弾するだろう。その時トランプが仮に「バイデンが悪い」などという言い訳をしたところで世界中からトランプに対する嘲笑の嵐が来ることは必定である。それでもCognitive dissonance(認知的不協和)にかかってしまっている人たちは動じないだろう。事実上マインドコントロールで洗脳されているからだ

人間から思考を奪ってしまうCognitive dissonance 恐ろしい

7月 2, 2025 経済・政治・国際 |

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