クリスマス「イエスキリスト」についての更なるトリビア
今日はクリスマスイヴですね。
毎年この日になると私の10年以上前の記事のアクセスが増えています。みんな雑学をひけらかしたいんですかね?
■クリスマスソングとクリスマスのその他雑学トリビア
https://kyojiohno.cocolog-nifty.com/kyoji/2010/12/post-af5c.html
まあ私などはもはや関係ないけど、そもそもクリスマスって「イエスキリストの誕生を祝う日」であって「イエスキリストの誕生日」ではない、ということはご存知ですよね?詳しくはヨーロッパの原始宗教であるミトラ神(太陽神らしく、エジプトのラー神みたいなもの)の聖なる日が12月25日だったので、その日を無理やり「イエスキリストの誕生記念日」にしたわけでやや強引というかこじつけ、と言えなくもないですね。
1.「イエスキリスト」って何者?
そもそも「イエスキリスト」って何者?というとこれもよくわかっていない。はっきりわかっているのは大工の仕事をしていた、ということくらいで、ある時期から宗教活動を始めて、預言とかを繰り返し弟子が13人いたというのもどういういきさつでそうなったのかよくわかりません。新約聖書にその内容が書かれていますが、とにかく宗教活動をしていて支持者がすごく増えた、という点では現代なら差し詰めカルト宗教みたいなものですね。ただ、統一教会とかオ●●真●教と違うのはどうやら「お布施」みたいなものを要求,強要された形跡はないので、「カルトと違う」と言われればそうかもしれません。
とにかく古代から中世、近代まで伝わっている「イエスキリスト」のイメージはたぶん実際のイエスキリストとは全く違う人物ではないのか?とも思います
2)イエスキリストの本当の誕生日は?
当時は戸籍とか誕生証明とか全くありませんので、わかっていません。1月説、4月説、7月説とありますがどれも決め手はありません
3)イエスキリストの本名は?
キリストというのは「救世主」という意味でヘブライ語のメシア(救世主の意味)で宗教活動してから「ナザレのイエス」とよばれたが、ヘブライ語の「イエス」は「イェーシュア」からの転写形で英語的には「ジョシュア JOSHUA」と呼ばれたようです。

現在のイスラエル、ナザレ地方
4)イエスキリストは白人なのか?
ヨーロッパの宗教画からルネッサンスに至るまで、イエスキリストはヨーロッパ風の白人であるかのように描かれている。だがよく考えたらおかしい。後程イエスキリストと呼ばれる「ジョシュア」なる青年は現在のパレスチナ地域で育っているはずで、少なくとも一部のヨーロッパの絵画のように金髪はありえないはずである。正直「キリストは白人でなければならない」という思いこみは潜在的な人種差別にもつながらないかとも危惧する。
一般的なパレスチナ地方の人は写真のような風貌です
5) そして一体何をしたのか?なぜこれほどまでに影響力を得たのか?
問題はここですね。このジョシュアなる人物が説いたのは
「人間は平和の神の子として平等であること、神は父なる神であること、また、太陽や降雨などの環境を整えていて、人間をはじめ鳥類などの生き物を神は日々養っている。日々の祈りをもって神とともに歩み、隣人を大切にして生きること」
当時はローマの支配下だったエルサレム、平等を説くのは確かに帝国としては困るでしょうね。しかもそれが民衆から多大な支持を得たとすれば、これは権力にとって脅威になるでしょうね。
そこで何だかんだ理由をつけて最終的には十字架に磔ということになります。
そしてその十字架がキリスト教の象徴となりキリスト教がローマ帝国内に広まり数々の迫害があったにも関わらず、最後にはローマ帝国ですら国教にせざるを得なくなる。
なるほど名もない「ジョシュア」による影響力が増大になれば「旧宗教勢力」にとって脅威になるわけだけど、困ったことにこの「旧宗教勢力」が今でいうユダヤ教に相当するため、これが世界的にみてユダヤ教差別につながってしまいます。(当時のローマ帝国の総督のピラトは処刑に消極的だったといわれます)
ユダヤ教もキリスト教もそしてイスラム教も「旧約聖書」を起源とする宗教だけど、それが結局今に至るまで血で血を洗う争いを続けてしまう結果になってしまうのは不幸としかいいようがありません。
いずれにせよ長くなりましたが、実際にキリストの誕生日云々に関係なく、平和にお祝いや友達とパーテイーができる日本人は幸福である、ということで平和に感謝しながら楽しみましょうか・
メリークリスマス!!
12月 24, 2024 文化・芸術経済・政治・国際思索,考察 | Permalink





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