« 2024年9月 | トップページ | 2024年11月 »

2024年10月27日 (日)

無事開催された「ゆうばり国際ファンタステイック映画祭」にて拙音楽担当最新作が上映

日本の映画祭でも国際的に有名な映画祭である「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」

実は開催が危ぶまれていました。

■【独自】「ゆうばり映画祭」“賞金未払トラブル”の裏に巨額赤字と内紛…急きょ立ち上がった「有志の会」が語る実情
https://smart-flash.jp/entame/313040/1/1/

実はこの「有志の会」代表になったのが盟友監督の中田圭氏
状況は予想以上に酷かったようで、事態を収拾するために大変だったようですが、何とか無事開催できるようになりました。

Main_pc

詳細はここでは触れませんでしたが、かなり放漫経営が続いており、運営委員会を擁する実行委員は深刻な対立状態に陥っていたとのこと。
どうも日本の映画祭にしても映画制作そのものに関してもこういう「お金にルーズ」な話が多いですね。酷い場合は誰かがお金を持ち逃げした、とかお金にいい加減な話が多すぎます。

何度もいうように映画がグローバル化している時に、お金に関していい加減なのは一番信用を失います。映画祭もそうですし、映画制作もそうですがお金に関してはガラス張り(Tranparent)でないといけません。特定の法人や個人が権益化し「私物化」することは許されません

とりあえず無事開催されたので、来年にはしっかりした組織として運営できる体制をつくっていただきたいものです。

さて無事開催され、拙音楽担当の最新作「しあわせのいえ」が「デイープコアナイト」のコーナーで世界プレミア上映されました。

Yubari2401
464475159_8560514207328954_2393719984411

映画の詳細な内容はまだいえませんが、この映画は日本より海外でカルトムービーとして受けるのではないかと考えます。実はまだポスプロが終了しないままの強行上映(汗)。月明けの早いうちに完成させたいと思います。
深夜にも関わらずご来場下さった皆様、ありがとうございました。

Yubari2402

映画「しあわせのいえ」の詳細につきましては情報解禁になり次第こちらでもお知らせいたします。かなり内容は賛否両論になると思います

 

 

10月 27, 2024 映画テレビ18- | | コメント (0)

侍タイムスリッパー映画レビュー(ネタバレ注意)

<以下の記事にはネタバレがあります。まだご覧になっていない方はスルーしてください>

第二のカメ止め?ともいわれる話題の「侍タイムスリッパ―」どんなもんかようやく見ることができました。

464500133_8565322583514783_6042753225050

結論からいって本当に面白かったですね。そもそも脚本が素晴らしくすぐに映画の世界に引き込まれました。「カメラを止めるな」も脚本が面白かったですが、それとはまったく違う面白さでした。 

しかもこの2作、単館上映からどんどん広がって大ヒット作になったというプロセスは同じですが、両者は単純比較はできません。勿論「カメラを止めるな」は制作費300万といわれましたが、「侍タイムスリッパ―」は時代劇ということもあって、制作費2500万。しかも東映太秦のバックアップによって作られている点。それを考えますと両者の単純比較はできないように思います。

さらに「カメラを止めるな」は、基本「いかにも自主映画」という作り方を逆手にとっており、登場する役者も基本自主映画を中心に出ていた人ばかり(しゅはまはるみさんはこの映画公開後、各方面で活躍されていますが...)なのに対し、「侍タイムスリッパ―」に出演している役者はいわゆる売れっ子の大スターはいないものの、大河ドラマ、時代劇やドラマ等で一定の実績がある役者さんが出演しています。
主演の山口馬木也さんは多くの時代劇の出演実績があり、その関係で芝居等も安心してみていられました。他の役者さんもテレビドラマや映画の時代劇の出演経験があり、役者の演技力はきちんとしていました。役者も実績があり東映太秦のバックアップ、クオリテイが高くなるのは寧ろ当然のような気がします。

そしてよく考えれば当たり前のことでしょうね。時代劇の言い回し方、殺陣の訓練、スキルといったものは大変な訓練が必要で自主映画しかやったことない人にはとうてい対応できるものではないからです。

主人公は幕末の日本に生きた侍、その点もあり幕末と現代日本の生活の質の差、文明の利器、を見て戸惑うのは当然としても、驚くべき順応力で対応する様子も描かれています。しかしユーモアたっぷりに描かれており、会場は頻繁に笑いに包まれました。この映画は江戸幕府が滅んで140年(2007-8年くらい)の日本という設定のように見えます。(登場人物はガラ携を使ってました)

そして実はタイムスリップしたのはこの映画の主人公だけではない、ことが判明します。しかもタイムスリップする時間にずれが生じている。この辺はどうしてそうなるのかわかりませんが、実は主人公は幕末の会津藩士、そしてもう一人の敵役(? ともいえないですねーライバル役?)はなんと長州藩士という設定。この二人が映画の最後で対決します。そしてそのシーンは時代劇ー特に黒澤作品を見た人ならすぐにわかるシーンー「椿三十郎」を意識したシーンが出てきます。血のブシューッはなかったですけどね。でもこのシーンは見ごたえありました。単なるコメデイではないですね。

とにかく見に行って損しない映画です。時代劇や歴史に詳しくない人でも十分に楽しめます

サムライ、は海外の人でも大好きな人が多いのでこの映画は海外でも受けるのではないかと考えます。実際北米最大のジャンル映画祭「ファンタジア国際映画祭」オフィシャルセレクションに選出され、Rotten tomatoes を始め評論家からも高い評価を得たようです

この動画は埋め込みができないのでリンクからジャンプしてください

https://youtu.be/EEv2owwlJwE?si=DRcTgQeBMC5e9o5t

海外での本格公開も楽しみですね。英語の題名は"Samurai In Time"だそうです

 

 

10月 27, 2024 映画テレビ18- | | コメント (0)

2024年10月12日 (土)

被団協のノーベル平和賞受賞をうけて

以前なら音楽以外の記事を書くブログがあったのだけど、あちこちのブログを書くのは手間ということもあり、これから音楽や芸術、映画以外の話題もこちらで書くことにします。

以前の音楽以外のブログ

https://kyojiohno.hatenadiary.com/

ニュース等でご存知のように被爆者団体の「被団協」がノーベル平和賞を受賞。 ただでさえ反核とか平和運動を「左翼運動」などと決めつける風潮が強い中、この受賞は画期的な事であり、唯一の被爆国として素直に喜びたい。 

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20241011/k10014607751000.html

関連記事

https://nobel-peace-prize-for-article-9.blogspot.com/2024/10/2024.html

ノーベル平和賞公式サイト

https://www.nobelprize.org/prizes/peace/

しかしながら被団協を始め日本の原爆反対運動はある意味不幸な歴史がある。結論からいうと人類の滅亡にもつながりかねない核兵器廃絶運動にイデオロギーが持ち込まれていたからであり、原水爆禁止広島県協議会(原水禁)ー旧社会党、総評系と共産党系の原水爆禁止日本協議会(原水協)との長年の対立が背景にあり、被団協もその絡みで分裂せざるを得なくなった。 この対立の根は深く、結局日本で野党がなかなかまとまらない原因の1つがこれである。

実際問題として前回の衆議院選は野党共闘が成立したが、今回の総選挙は事実上野党共闘は崩壊したのも同様になってしまった。(地域によっては部分協力は存在するが)、この根の深い対立が原因で野党共闘が完全には成功しない。残念ながらここ数回の動きを見てもそういわざるをえない。

さらに悪いことにこのイデオロギー対立で(平和運動、反核運動=サヨク)、などというつまらないステレオタイプなレッテルが定着してしまい、これが日本のリベラル運動の拡散の障害にすらなっている。これがネトウヨなどというアホ連中に利用され、権力に媚を売る人間こそが正義であるなどというバカらしい理屈があたかも正論であるかのように存在する 。  

原爆で被爆の後遺症に苦しんでいる人からすれば本来社会主義、共産主義云々など本来どうでもいいはずである。人類の存続にからむ問題であり、原水禁と原水協の違いなどそれを考えれば物の数ではないはずである。

リベラル系の悪い癖だが、純粋な理念に固執するあまり「小さい違い」を許すことができず、分裂するということがよくある。原水禁と原水協の分裂は確かに「小さい違い」といえないかもしれないが、分裂から半世紀をとっくに過ぎた現代ならまだやりようがあるのではないだろうか?

この被団協のノーベル賞受賞をきっかけに両者の対立を解消し、「小さな違い」にこだわるよりは原爆をなくすという大きな問題で共同歩調を改めてとるべきである。

ついでに総評(現在の連合)も共産党との和解を考えてはどうだろうか?このノーベル平和賞受賞というのはそこまでの影響力がある事態だと考えるがどうだろう?

 

 

10月 12, 2024 経済・政治・国際 | | コメント (0)