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2023年12月 6日 (水)

SAG-AFTRA組合員の投票終了。最終的に「暫定合意」を承認ーこれで正式にSAG-AFTRAストライキ終了

ハリウッドを完全にストップさせた7月からのSAG-AFTRAのストライキ(全米俳優協会)は11月8日に急転直下合意をみた。この時は118日ー4か月近いストライキがようやく終わるのかとも思ったが、その暫定合意の内容をよく見るとかなり「爆弾」を含む内容だった。

懸案の1つだったストリーミング出演に関するインセンテイブは辛うじてクリアしたと思われるが、問題はAIに関する合意で、SAGメンバーの中でかなり異論があるという情報が入ってきた。SAG組合員の中のAI反対派はAI使用を全面的に禁止にすべきだ、という人も少なくないようだ。そこを組合が条件付きながら使用可能にしたことに不満の人が多いようで、今回の投票結果の状況によっては再度ストライキという話も出ていた。

正直過去の例からみて今回の合意を組合として拒否する、ということはたぶんないと思っていたが、果たして支持する投票が何パーセントになるか次第でまたストの話が出てくる可能性も0ではなかった。

そして現地時間12月5日午後5時、日本時間12月6日午前10時に投票は締め切られ、結果は賛成78.33% 反対21.67%と反対票が過去最高というのが今後どう影響するか、という懸念もある。
何はともあれ、AMPTPとの暫定合意は正式に承認された。

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こう話していても海の向こうの話だし、日本にとって対岸の火事でしかないでしょ。という人が後を絶たないので、これが全世界の映画製作に影響する、ということを書きましょう。

特に今回のストライキで問題になっているのは最近台頭著しいAIの件である。今回のSAG-AFTRAのストライキもちょっと前に行われた全米脚本協会(WGA)のストライキもこのAIが焦点になっていた。彼らの多くはAIが自分たちの仕事を奪う、という危機感があったのである。

ちなみに日本の役者さんやモデルさんでAIに対して危機感を感じている人はあまりいないような印象である。しかし他人ことのように考えるべきではなく、これ切実な問題と考えるべきである。特にグラビアアイドルなどはかなりの部分はAIに取って代わられる可能性がある。そう仕事が減っていくのだ。

なぜならハリウッドは今回の交渉で不十分かもしれないが、一定の歯止めがあるが、日本は全く歯止めがないのである。逆にいえばAIによるコンテンツメーカーのやりたい放題になる、と考えるべきなのだ。既にSNSではAIで生成された実在しない女性の写真が相当拡散されている。写真集まで出てる現状を考えるんべきなのだが、どうもタレントや俳優の皆さんを見ていても危機感を感じないのが気になる。

何かAIでは絶対に出せない特徴をタレントとして出さないと今後は厳しいかもしれない 

いずれにせよ懸念された再ストライキは辛うじて回避された。向こう3年間は「正常化」しますが、AIの件は今後も揉めそうではある。

 

 

12月 6, 2023 映画テレビ18- |

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