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2022年9月 4日 (日)

最高の芸術性と最高のエンタテインメント性を兼ね備えた音楽ージャズ&ポピュラー編

「最高の芸術性と最高のエンタテインメント性を兼ね備えた音楽」。今日はジャズとポピュラー編。
昨日も書いたように音楽の趣味その他が多様化している現代にわざわざクラシックとポピュラーを分ける必要があるのか、とも考えるがあくまで「わかりやすく」するのが目的であり、音楽のジャンルを超えた順位は皆さんなりに考えていただく、ということでご理解願いたい

そして昨日も書いたように私の独断と偏見によるもので、皆さんの中では異論がある方、もしくはもっと大事な曲を私が見逃している、とか選曲の仕方がおかしい、とかいろいろご意見や批判もあるだろうと思う。そうしたご意見や批判は甘んじて受けることにする。大事なことはここで揚げられている曲は間違いなく歴史に残るべくして残った人類史上最高の傑作であるという点である。

例によって順位の基準は以下の3つの要素から決めたものである。いずれもポイントは私の独断と偏見によるもので異論がある方もおられるだろう。

芸術表現の創造性(クリエイテイブ)ー芸術作品として先進性がみられる

芸術作品の完成度         ー作品としての完成度、完璧度

エンタテインメント性      ー高いエンタテインメント性の作品(クラシックの場合 クラシックに詳しくない人でも楽しめる作品)

例によってポピュラー編も僅差であり、しかも第一位が3点もある。

第十位 Brian Eno「Ambient 1 "Music for Airport"」(アルバム) 28.4p

ポップな曲しか聴かない方にはなじみが薄いのかもしれないが確実に音楽の歴史を変えたアルバムであり、今あるヒーリングミュージック、案ビエントミュージックは全てこのアルバムの影響と考えていただいていい。個人的には私の人生を変えたアルバムである。このアルバムはポップカルチャーから芸術音楽まで幅広い影響を与えていたという意味ではこのリストになくてはならないアルバムだと思う。

 

第八位タイ Yes「 And you and I」 28.8p

プログレの普及の名作。メロデイの美しさ、演奏のレベルの高さ、高い芸術性、そしてプログレはクリエイテイビテイの塊である。現代でも最高の演奏家が集まった壮大なシンフォニーといっていい。

 

第八位タイ 「マイルスデイビス"Round about midnight"」(アルバム) 28.8p

「帝王」と呼ばれたマイルスデイビスと伝説のSaxプレーヤーのジョンコルトレーンの共演、これだけでJazzの歴史に残るアルバムだ。誤解を呼ぶ表現かもしれないが、ジャズの演奏は「完璧」にはならないし、逆にあってはならない。演奏自体に無限の可能性を見せるのがジャズの神髄であり、ソロも100人がやれば100通りの演奏になる。それがジャズであり、その神髄を表現したのがこのアルバムである。

番外編 "TUTU"

ジャズファンにはあまり評価が芳しくないのだが個人的にはマーカスミラーのプロデユースが光る大好きなアルバム。日本が誇る故石岡瑛子氏のデザインでも知られるマイルスデイビスの”TUTU”

Jazzのアルバム(だったはず)なのにいきなりオーケストラヒットで始まる等、当時としてはかなり斬新なアルバムだったといっていい

 

第七位 Duke Ellington Take A train 29.0p

 A トレーンとはニューヨークの地下鉄の番号でハーレムからダウンタウンまで行く急行の地下鉄。今のジャズの歴史を作った曲といっていい。1939年に作曲され現代でもスタンダードで確固たる地位を築いている曲、もはや「クラシック」の部類に入れてもいいかもしれない。日本の名だたるジャズ演奏家でこの曲を演奏していない人はいないといっていいかもしれない。

第六位  Beatles Michelle 29.2p

ご存じアルバム「ラバー・ソウル」に収録されている曲だがビートルズの数ある有名曲の中でも私はこの曲が実は最高傑作といっていいのではないかと思っている。興業的にもベルギー、フランス、オランダ、ニュージーランド、ノルウェーのシングルチャートでは第1位を獲得した。また「ミッシェル」は、1967年の第9回グラミー賞で最優秀楽曲賞を受賞した。

この曲のポイントはキーはFminor (へ短調)だが冒頭のコードはなんとヘ長調 (F Major)で始まる。斬新でなおかつおしゃれなコード進行で作られており作品の完成度も高い。ビートルズの隠れた最高傑作といっていいかもしれない。

第五位 Led Zeppelin 天国への階段 29.3p

いわずとしれたロック音楽の不朽の名作。Zeppelinの代表作とする声が多いが、特にこの天国への階段は曲の構成も当時のロック曲としては斬新で、アコーステイックな静かな曲から最後はハードロック調の激しい曲になる等変化に富んだ曲調になっている。クリエイテイブな創りである意味ラベルのボレロのように広い意味での変奏曲に似た構成だといえるかもしれない。

ロックの中でも今でも高い人気を得ている曲であり、作品のクリエイテイビテイもさることながら当然このリストに入ってしかるべき曲である

第四位 Beatles「The white album」(アルバム) 29.5p

ビートルズ唯一の二枚組アルバムであり、「オブ・ラ・ディ、オブ・ラ・ダ」や「レボリューション1」といったビートルズの有名曲もあるが実験音楽を始め多種多様な楽曲が収録されており、現代音楽の全ての要素が詰まっていると評されるほど多彩な作品が集められている。その意味でもクリエイテイブとポップ性両方が入っているアルバムといっていい。

 

第一位タイ Steely Dan  Peg 30.0p

ドナルドフェイゲンさんのクリエイテイブさには毎回舌を巻かれる思いだが、このPeg はステイ―リーダン最高のヒット曲である、しかしこの曲のコード進行はちょっと凡人では思いつかないだろう。単純なスリーコードなど1つもない。圧巻は一番を終わったあとの短い間奏ーDMaj7- F#minor- F#minor- DMaj7- CMaj 7 というコード進行。どうすればこんなコード進行が思いつくんだと思う。

Steely Danの曲のクリエイテイビテイの高さはこの曲だけにとどまらないが、これほど創造性、エンタテインメント性、そして曲の完成度を備えた作品はそうないと思う。

 

第一位タイ  Pink Floyd ”The other side of the moon”(狂気)(アルバム) 30.0p

世界で最も売れたアルバムの一つであり、ロックアルバムの最高傑作であることに異論の余地はない。Billboard 200に15年間(741週連続)にわたってランクインし続け、さらにカタログチャート[注釈 4]では30年以上(1,630週以上)に渡ってランクインするというロングセラーのギネス記録を打ち立てた歴史的なアルバムであることからも、高いエンタテインメント性だけでなく高いクリエイテイブと高い完成度をもったアルバムといっていい。それはアルバムのレコ―デイング終了時メンバーだけなく、プロデューサーのアランパーソンズも疲れ果ててしまったことからもわかる

間違いなくロック史上の最高傑作である。

 

第一位タイ  Queen ”Bohemian Rhapsody"  30.0p

今回の個人的な最高の芸術性と最高のエンタテインメント性両方を兼ね備えた作品のチャートを作ろうとしているときに失敗したと思ったのは、どちらも一位になるような曲が複数あり、どれか1つに絞ることができなかった点にある。

このボヘミアンラプソデイーもよくみると普通のポップな曲と全く構成が違う

驚くなかれ、サビがないのである

バラード風に曲が始まるが、サビがなく。イントロとバラードのセグメント、オペラのパッセージ、ハードロックのパート、コーダの複数のセクションで構成されている。何も可も全く異例でありながらリスナーに強力な印象を与え、しかも「オペラ」という切り口とハードロックが驚くほど違和感なく調和している。まさにクリエイテイブとエンタテインメント性、そして曲の完成度、どれをとってもけなす所がない。全く完璧な芸術作品に仕上がっている。

単体の曲としてはロックの最高傑作といっていいだろう。同名の映画も公開されたが、やはり音楽文化の中でも最高峰を見せた曲といっていい。




以上、昨日今日とに二日間にわたり私の独断と偏見によるベスト10を揚げたが、勿論これ以外に歴史に残るような名曲は数えきれないほどあることは事実である。そのためベスト10の中に入れられずお叱りを受けることは覚悟の上だが、私なりの音楽観、芸術観がこれらのリストでわかるのではないかと勝手に考えている。

クラシック、ポピュラーいずれも素晴らしい曲ばかりなのは事実なのでこれを機会にたっぷり音楽を聴いていただければ幸いである。

 

 

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