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2022年8月25日 (木)

サブスク定着後の音楽業界

コロナが日本ではいまだに収まる気配がありませんが、その関係で相変わらずサブスク関係のプロモーション作業は続きます。先日ある音楽事務所の社長らしき人が「コロナが収まればまたCDが復活する」という発言を小耳にはさんで思わず「え?」って思ってしまいましたが、結構特に昭和脳を持っている人たちの間でそう思っている人が多いようです。

しかし残念ながらコロナが終わっても「コロナ以前」の社会には戻りません。そのためコロナ以後の音楽産業は以前とは全く違うものにならざるを得ません。

例えば作曲家にとっては重要な著作権使用料明細書

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これをみるとサブスク時代にメジャーレコードや音楽出版社と契約するのは損だな。という風に思ってしまいます。分配率がCDの時代とたいして変わらないということもいえるのですが、これなら直接tunecoreやOrchard にディストリビュートしてもらった方が遥かにマシ、ということ風に感じます。

まあこの出版社通しているのは私の昔の音源、復刻版の著作物だからしょうがないんだけど、ストリーミング時代は業界の構造も変えざるを得ないんだね、と改めて感じてしまいます。

まして日本のレコード会社は日本の市場のみを想定してストリーミング再生を行っています。

ストリーミングは世界のトップ再生は億単位の再生数を稼いでいます。それだけの再生数を以前と比べだいぶ普及してきたとはいえ、日本国内のみでそれだけの再生数を稼ぐのはほぼ不可能といっていいでしょう。つまりストリーミングは全世界のマーケットを前提としたストリーミングを行うということを考えなければならないのです。

今日本の若手アーチストの目標というといまだに「メジャーデビュー」という人が多いですがその目標を、もつことが果たして正しいのだろうか、ということが考えてみてもいいのではないかと思います。

つまり
1. 日本国内のみの市場ではストリーミングの再生数が限られてしまう(当然収入も)
2. さらにレコード会社を通すとその数パーセント、多くても10%-12%程度の収入しかならない

もっとはっきりいえばメジャーデビューってメリットあるの?

ということです。

最近日本の業界筋でもようやく「プレイリスト」という言葉が通用するようになりましたが、世界に対してそのサブスク関係の作業をしているうちに世界中の人と話をする機会があります。(私の場合ードイツ、スウエーデン、インド、アフリカ、シンガポール、インドネシア、そして勿論アメリカやイギリスの人達) その人たちと話をすると日本という国がいかに世界から置いて行かれているかを実感します。もはやこの分野では日本は世界でも最も遅れている国といっていいでしょう。

サブスク時代での音楽家の生き方、私も構築していくのは道半ばですが、グローバルな路線で続けていこうと考えています。

 

 

 

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