サブスク大量リリースに伴い「シン日本の音楽産業」の構築を目指そうなどと考えている今日この頃
3月中に私の人生でもかつてないほどの大量のサブスクリリースが行われた折、これをどうやって有効にプロモーションしていくかあれこれ考えております。
日本以外の国は全てサブスクが中心に音楽産業自体が回っており、それによって欧米の音楽産業はいずれもV字回復しておりますが、日本だけがまだCDという発想から逃れられないためか、音楽産業自体がV字回復から完全な蚊帳の外になっているというのが残念ながら実情であります。
実際日本の他のミュージシャンと話していてもサブスク関係の話はあまり盛り上がらず、結局CDを中心に音楽制作の話をしている、というのが実情で私のようにサブスクリリースをブログ等で大々的に記事を書いたり、そのプロモーションについてSNS他でやっている現状をみても完全に私だけが日本の音楽産業の中では浮いているという印象は拭えません。
まあ日本の外ではありとあらゆる面で劇的に価値観が変化していますが、その価値観の変化とは無縁のガラパゴスな環境で全く変化していない日本国内で「日本のムラ社会の一員同士」が話をしても世界が変化している、という実感はなかなか得られないのかもしれません。
はっきりいいます。日本はもはやありとあらゆる面で後進国になっているのです。とりわけ日本の音楽や映像、その他のコンテンツ制作についてはかつて日本がバカにしていた発展途上国より制作予算、ギャラその他の条件が酷いほど低い状態となっており、日本人のアーチストもクリエイターも世界一条件の悪い環境下での仕事を余儀なくされているのです。
実際海外、それも台湾や中国とかで仕事をすれば日本の数倍のギャラが稼げる、というのはもはや常識になりつつあり、ある意味日本国内で仕事をするー日本国内で日本人のみと仕事をする、という行為自体がバカバカしくなるくらい日本のギャラを始めとする諸条件は悪いのです。
驚くなかれ、かつて日本人が最貧国とバカにしていたインドにも日本はもはや負けているのです。
信じられない? ネットとかSNSとかで調べるとわかりますよ。最貧国とバカにされても仕方ないのは寧ろ日本の方なのです。
たった10年の間で日本と諸外国との立場は完全に逆転してしまったのです。それだけ日本の外は劇的に変化したのです。
しかしガラパゴス化した日本人は、日本国内のことしか関心を示さないことが多いのです。そのため残念ながら日本人の大多数は「井の中の蛙」になってしまい、日本の外の劇的な変化に無関心、あるいは理解できない状態になってしまっています。
昨今の政治家や官僚、財界関係者の発言をみてもその状況は明らかです。ここ10年間の世界の変化に気づかず、いまだに「昭和の発想」でしか物事を進められないため、様々な歪みが出ています。コロナ対策然り、オリンピック然り。正直日本人でいること自体が恥ずかしくなるほどです。
そういうこともあって、私は今回の一連のサブスクリリースですが、実は日本の市場だけを前提にしたマーケッテイングなどハナからやっておりません。少なくとも「日本人にだけ」今回リリースされた音楽を聴いてもらおうなどとは全く考えていないのです。
日本人はまだ国内向けという発想しかできない人が多いですが、サブスクは基本的に全世界がマーケットであり全世界の人に聞いてもらう(=再生回数を稼ぐ=お金になる)という発想でないと成功しません。そのためには日本人自身の意識改革が必要です。
まあ話は変わりますが、「シンゴジラ」や「シンウルトラマン」の庵野秀明が監督が今度手掛ける「シン仮面ライダー」を発表して以来、何でも「シン」がつくのが流行りつつありますが、(笑)私はその意味でいえば「シン日本の音楽産業」の構築を考えたいと思います(笑)。
そのためには変な話、サブスク関係のプロモーションで「巨万の富を得た」くらいのことを誰かが体験しないと日本人は変わらないと思います。理屈でいくら能書きをいったところで日本人って動かないんですよね。何か従来の常識ではありえないことを実現した人が出てきて初めて日本国内が変わるんです。
まあそんなわけで私はこれに関してはこれ以上理屈っぽいことをいうのを控えることにします。無駄ですから、それよりもそのためには今回の一連のサブスクリリースで結果を出さなくてはいけない。その結果を出すために全力を揚げることにします。
日本のこれ以上の後進国化を止めるにはそれしかないでしょうね、と考える次第。
4月 9, 2021 音楽16-23 | Permalink

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