ロサンジェレス時間3月14日午後5時(日本時間15日午前9時)例年より1か月以上遅くグラミー賞授賞式が開催された。
昨年は直前にLAレイカーズの名選手だったコービーブライアントの突然の事故死の訃報が報じられた直後だったが、今年はワクチン接種が始まったとはいえ未だ続くコロナ禍の中の開催。 当然ながら例年とは違う趣向で授賞式は開催された。
ひとことでいえばまさに日本のミュージックステーションのようにスタジオ内のライブ、それと屋外の会場で行われた。ホストはトレバーノア
詳しい受賞者その他の情報はグラミーの公式サイトをご覧いただくとしてこのブログでは所感を述べさせていただく
https://www.grammy.com/
授賞式ではいつも通り世界のアーチストのトップパフォーマンスが開催された。いつもと違うのはこれは(会場の1つとして)無観客のステープルセンターをいわば放送のスタジオとして使用していた点
そして会場にその他のアーチストが「控え」かつスペクテーターとして応援していた点
今回コロナ禍によって日本でも同じだが、アメリカで多くのライブハウスや音楽のパフォーマンス会場が実質的に1年観客を入れられない状態が続いた点。この「音楽インフラ」を応援する意味もあって、今回ライブハウス関係者が時々プレゼンターとしてグラミー受賞者を発表するということが行われた

この方はLAのライブバーのバーテンダーの方
本当に何どでも書くがコロナウイルスは当たり前のことを当たり前でなくし、世界中に計り知れない損害を与えた。経済だけでなく文化の面でも。ワクチン接種開始されたとはいえ、来年には果たして正常化ができるのだろうか。そうあってほしいとは思うが..
もう1つ気になったのは今回BTSがノミネートされたこともあり、日本のワイドショー系は小川慶太さんとBTSのことしか取り上げず、世界中でヒットしている音楽、あるいはビヨンセが史上最多のグラミー28回目の受賞、といった点を完全にスルーしている点である。
これやばくないか?日本人のガラパゴス体質 JPOPとKPOP以外興味ないのか?サブスク時代に入り音楽は完全にワールドワイドになっているのに、海外の音楽状況に今の日本人は全く無関心なようである。
正直いうと私は今回ノミネートされたBTSには興味がない。別に韓国のアーチストだからではない。ただ日本のアーチストと彼らがどう違うのかといえば最初から海外で売るつもりで作ってる点だ。日本人にはなかなかそういう発想ができない。特に若い世代は洋楽聴かなくなったから海外の音楽状況に無関心だから、その関係も日本のマスコミも海外の音楽に関してはあまり報じない。
このままでは日本はますます世界から取り残されてしまうだろう。サブスクでワールドワイド、つまり世界同時発売が当たり前の時代に入り日本だけガラパゴスな世界に固執する、という点は今後の日本の音楽文化に関して深刻な事態を呼び起こすだろう。
グラミーを毎年観る度に日本と諸外国の状況のギャップを嫌でも感じてしまうのだが、状況が毎年深刻かつ、ある意味絶望的な状況に見えてしまうことが辛い
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