インデペンデントの映像制作から大きな変化のうねりーこの活気をグローバル化につなげたい
改めて書くけど私は基本は作曲家である。
だが映画、ドラマ、その他CM商業映像のための音楽制作を行っている関係で音楽家であるにも関わらず、映像の世界、とりわけ映画の世界にどっぷりつかってしまっている。
そのことを理解できない音楽関係者も少なくない。私が何をやろうとしているのか、全く理解できない人もいるようだ。
だが映画やドラマ等の音楽(あえて「劇伴」という言葉は使わない)をやっている人間からすれば全く自然な行動だ。なぜなら映画音楽作家は音楽人ではあるが同時に映画人でもなければならないと考えるからである。
そして今インデペンデント系を中心に大きな変化が起きている。それこそ「革命」といっていいことが起き始めている。
第一の大きな変化は映画、映像制作の完全なグローバル化だ。ちょっと前だったら日本人がハリウッド映画に関わることすら夢の夢だった。仮にそういう案件があっても某大手広告代理店や大手製作会社が仕切って殆ど役者は自由にオーデイションに参加することができなかった。
それが今では日本国内では無名でも普通にハリウッド映画にチャレンジできる時代になった。実際私が管理するFacebookグループでは海外の映画出演のキャステイングコールの情報が普通に入ってくるし、同グループの参加者も複数ハリウッド映画に出演している人が少なくない。これは数年前では考えられなかったことである。インターネットとソーシャルネットがそういった既存の体制を崩しつつあるのだ。
かくして先日開催したハリウッド女優のJune Mayaさんを囲むランチ会、定員を少な目にしたもののあっという間に定員の倍が集まったし
「夢を叶える人になる!ハリウッドへの道☆ランチ会」でハリウッドにチャレンジするための様々な話をランチしながら行う会。意識の高い人ばかりだったので活発なトークが展開された。こういうことが普通に行われるようになった。
そして今私もはっきりいうが、「映画制作にもはや国境なし」と断言してもいい
一昨日も別の交流会に参加した。Facebookグループ「音楽&映像関係キャステイング交流会」でも何回か交流会はやっているが、交流会をやる時には参加者は大きくわけて2つに分かれる。自分の席を中心に動かず名刺交換の挨拶を待っている人と自分の席をたって積極的に動く人だ。前者は圧倒的に音楽関係者が多く、後者は圧倒的に映画関係者が多い。いい悪いは別として音楽関係者というのはシャイな人間が多いのかこういう交流会になると積極的に行動することは少ない
自分の席に座って待っている人
活発な活動をしている人
実際「音楽&映像関係キャステイング交流会」での募集投稿に対する態度も音楽関係者と映画関係者では対象的だ。映画関係者の多くは積極体にオーデイションや募集投稿に応募するのに対し、音楽関係者の応募は本当にまばらである。消極的といってもいい
実はそれが大きな懸念材料になっている。
それは今「カメラを止めるな」(多少権利問題、知財の扱いでゴタゴタが起きているが)という従来の映画の常識を根本から崩す動きが出ている等、非常に活気をおびているインデペンデントの映画の世界だが、一方で一向に回復の兆しが見えない日本の音楽界を象徴しているようにみえる。
以前の記事にストリーミング関係で欧米の音楽市場はV字回復したが、日本だけ完全に置いてけぼりを食っていることを述べた。
■「音楽世界最後進国」の国から世界に追い付くための対策を始めます
https://kyojiohno.cocolog-nifty.com/kyoji/2018/07/post-bad4.html
■残念ながらCDはなくなる運命にある しかしパッケージが完全になくなるわけではない
https://kyojiohno.cocolog-nifty.com/kyoji/2018/07/cd-9e14.html
詳細は上記記事を読んでもらうとして一言でいえば海外のようにストリーミングで億単位の再生回数を確保するためにはグローバルに全世界向けに作品を配信していくしか生き残る道はない、ということである、
これは映画でも同じだが日本の「メジャー」は一部例外はあるものの、基本は「日本国内の市場」しか見ていない点である。実際映画にしても音楽にしてもプロデユーサーに「グローバルに全世界に作品を打ち出していく」といってもまるでこちらが宇宙人であるかのような顔をされる。これだけグローバルな動きが出ている現在でもそういった動きを全くつかんでいないのである。たぶん意味すら理解していない
映画でも音楽でもメジャーが落ちぶれている時に新しいインデペンデントのうねりが出てきてインデペンデントが過去のメジャーにとってかわる、ということは歴史を見ると何回も起きている。スターウオーズだって今こそは大メジャーだが最初の「新たなる希望」が公開された当時はマイナーなインデペンデント映画に過ぎなかったのである。これはコッポラやスピルバーグも同じ、
今まさにそういう時代が訪れようとしている。しかも日本国内だけなく全世界に作品を発信したものを作ることができる。新たな時代に突入しようとしている
そして映画音楽を作曲している人間としてこのうねりに乗り、同時に音楽もその「グローバル」な流れに載せたいと考えている。全世界に向けて配信する作品を作る時代に入ったからだ、だから音楽関係者に意識改革をしてほしいのである
そしてみんなが笑える時代の到来を期待しましょう。ということでこの写真..





コメント