残念ながらCDはなくなる運命にある しかしパッケージが完全になくなるわけではない
日本の音楽市場が「ガラパゴス」であり続けていることは何度も書いた。
その関係でおそらく日本の音楽関係者はおそらく認めたくないだろうが、アメリカの状況を見ると残念ながらCDはなくなる運命にある、と考えざるを得ない
■CD時代の終焉〜米大手家電量販店がCD販売を終了
https://iphone-mania.jp/news-202166/
同じ内容の記事だが
■アメリカで最もCDを販売していたチェーン店『Best Buy』がCD販売を終了
http://fnmnl.tv/2018/02/05/46842
そもそもCDの容量である750MB その盤より遙かに小さいフラッシュメモリーですら5Gが当たり前、それだけみてもCDというメデイアがもはや旧態依然としたものであることが明らかなのだが、いよいよ来るべき時代が来たということかもしれない
しかし日本以外の国の音楽業界はいずれもV字回復して、日本の音楽関係者には信じられないかもしれないが、「音楽不況」はもはや海外では過去の話しとなっている。
そのV字回復の立役者がApple Music やSpotifyを始めとするストリーミングサービスである
もはや古いデータになりつつあるが..
そして私にはいまだに日本の音楽関係者のこの反応の方が信じられないが、音楽業界筋の専らの反応はいまだにこうだ
信じられない 嘘だ ありえない
残念ながら日本はもはや音楽に関しては完全な後進国となりはてている、これはもはや否定しようもない事実だ
ストリーミングの一回の再生回数に対するロイヤルテイは一回0.5円に過ぎない。しかしそれでも再生回数が億単位となれば話は別である
2017年にアメリカで最もストリーミング回数が多かった楽曲のトップ10は以下の通り。
1. ルイス・フォンシ&ダディー・ヤンキー「デスパシート feat. ジャスティン・ビーバー」:13億2279万9000回
2. エド・シーラン「シェイプ・オブ・ユー」:9億9969万4000回
3. リル・ウージー・ヴァート「XOツアー・ライフ」:9億3282万回
4. ポスト・マローン「Congratulations (ft. Quavo)」:9億1066万7000回
5. ケンドリック・ラマー「ハンブル」:8億8558万8000回
6. ミーゴス「バッド・アンド・ブージー」:8億5812万3000回
7. ブルーノ・マーズ「ザッツ・ホワット・アイ・ライク」:8億3585万6000回
8. フューチャー「Mask Off」:7億7857万1000回
9. カーディ・B「ボーダック・イエロー」:7億2411万8000回
10. カイル「アイ・スパイ」:6億9356万4000回
残念ながら上記のように億単位の再生回数を得るためには、日本国内の市場だけを念頭にストリーミングしたところでそれだけの再生回数を得ることはほぼ不可能だ。
つまりこれには全世界でストリーミング、再生をしてもらう。というのが大前提となる。つまり日本の音楽市場のグローバル化だ。
正直映画以上にこれを急がないとダメな状況になりつつある、
日本の市場だけを見てストリーミングをしても億単位の再生回数を得ることはまず不可能といっていい。となると日本の音楽産業が復活するには音楽コンテンツを最初から全世界に向けて発信するという前提で作らなければならない
全世界に向けて音楽を発信するという前提でない限り日本の音楽産業が復活する可能性はもはやない。
しかし日本の音楽産業は今まで日本国内向けー内向きのみの制作だけに専念してきた。あまりに長い間それを続けていたためにそれ以外の発想になかなか移りにくい。特に日本の音楽産業の思考の硬直化は深刻で以前と少しでも違うことをするというだけで拒絶反応が返ってくる。
映画にしても音楽にしても日本のコンテンツ制作はグローバル化する以外に生き残る道はない。そもそも少しニュースをみている人間なら日本の人口の減少が起きる事くらいはご存じであろう
当たり前だが日本の人口の減少=日本の国内市場の減少である。普通の知的水準を持った人間ならわかるであろう
もう既に一部の若いミュージシャンなどはもはや後進国に成り下がった日本のメジャーなど無視して最初からグローバルな音楽制作を始めている人たちも少なくない
http://darahabeats.com/?pid=130875561
ではCDがなくなることでパッケージはもはやなくなるのか?
と思う人もいるだろうが、ご心配なく、音楽のパッケージ化が完全になくなるわけではない
そのパッケージ化はアナログレコードである
欧米のアーチストはもはや一般向けにはストリーミングで音楽を流し、コアなファンにはアナログレコード、Tシャツその他のノベルテイを発売する、という形が今標準になりつつある
アナログは考えようによっては究極のハイレゾ、という言い方もできる。
映画にフィルムが復活しているように音楽でもテープが復活しつつある、実際アンペックスもとりわけハーフインチのテープの増産を開始している
■人気復活のアナログレコード、市場規模は1千億円到達へ
https://forbesjapan.com/articles/detail/14865
勿論音楽市場全体の規模は約150億ドルになると予想されており、うちレコードの割合は6%にすぎない。だが本当の音楽のファンはの多くは、自分の手元に残るものを欲しがっている。12インチ×12インチのジャケットアートもまた、レコードの大きな魅力の一つであり、これが今後伸びていくことは確実だ、
とはいえ、今アナログレコードの生産力には限りがある。特にカッテイング技術は職人的な能力が要求されCDのカッテイングとは雲泥の差である。この技術は経験がものをいうからで、そう簡単にカッテイング技術者が育つわけではない。実際今日本でもカッテイング技術者が不足している。東洋化成とか生産体制を拡充しようとしているが膨れ上がる需要に全く追いついていない。今全世界に対して生産体制の拡充が行われているようだが、まだ課題が解決されたというのには程遠い。今後の大きな課題だ
とはいえ、上記の形が今後標準になっていくのは間違いない
7月 15, 2018 経済・政治・国際 | Permalink




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