Kurzweil K1200昇天 新たなマスターキーボード購入
小生の音楽制作を長年支え、愛用していたKurzweil K1200の電源が入らなくなりました。
よく見ると電源が入っていないのではなく、液晶の表示が薄く、しかも文字化けしたような文字が表示されていることがわかり、逆に事態の深刻さが浮き彫りになりました。つまり音源発振の基盤部分に不具合が生じたということになります、
これは大変だと思いカーツエルジャパンに問い合わせたところ、K1200はもはや部品がなく修理不可能といわれました。大手楽器量販店に聞いてみますと、あまりお勧めではできないが「非公式な」修理屋に問い合わせるしかないようでした。
いずれにせよこれでは仕事にならないので急遽マスタキーボードを探さなければなりません。
まず作業を最低限続けるための応急処置としてテンポラリーにDX7を引っ張り出してマスターキーボードを代用しました。
最寄りの楽器屋に手配して、新しいマスターキーボードが入るまでの時間、2-3日は応急処置としてこれで作業します。しかしK1200は88鍵ありましたが、DX7は当然ながら88鍵ありません。
悲しいことですが、昇天 ⇒ 納棺 (T_T)
K1200は本当に長い間私の音楽制作の中心的な存在でした。特にK1200のピアノ音源は他に代用が聞かないほど素晴らしいもので私にとっても極めて重要な音源でした。
正直自分の体の一部を失ったような想いです
一応うまくいくかどうかはわかりませんが「非公式」な修理業者にも問い合わせてみようと思います。もっともモーグやローズのような「ヴィンテージ」の範疇に果たしてK1200が入るのかどうかわからないのと、基本デジタル機器で音源もRomにデータが貯蔵されていますので、音源Romの代用品が果たしてあるかどうかも保証の限りではありません。まあ一応聞くだけきいてみますが解決の保証はない点と、リスクも一定あることを覚悟して聞いてみないといけません、
また仮に万事うまくいって復活したとしても購入後二十数年たっている機種ですから日常の業務のマスターキーボードとして使うのは現実的とはいえないと思います。ただKurazweilのピアノ音源はやはり捨てがたいので何とか復活できればうれしいですが..
マスターキーボード調達はやはりここ
イシバシ楽器の立川店です。
導入したのはYAMAHAのCP4 midiのコントロール機能とピアノやその他の音源も内蔵していて、なおかつ88鍵あるということで導入いたしました。
ピアノの音はカーツェルほどではないけど、まあまあです。
でもレコーディングにはあまり使わないかなぁ、という感じです。ソフトシンセの音源にベーゼンの音が出るのがありますので.. たぶんこれからそちらを使うと思います。
鍵盤は一応本物のピアノと同じものを使っています。タッチも限りなくピアノのそれに近づけています。鍵盤部分だけに関して言えばアップグレードといえるかもしれません
無事打ち込みのmidiデータのやりとりも確認
これで中断した作業を再開できます
シンセサイザーKBDはどんなに名器でも部品がなく修理不可能になったらお手上げです
モーグとかローズとか「ヴィンテージ」の機種は部品に対する対応をかなり行っていますが、K1200もどこか非公式の業者がそういったサポート体制をとってくれることを今では祈るしかありません。
その点ピアノを始めとしたアコースティックな楽器は古くて故障しても修理可能だしもっとよくなったりもする。電子楽器はアコースティックに勝てないのでしょうかね?
いずれにせよ私にとって新しい音楽制作のシステムの始まりになります。
6月 1, 2017 日記・コラム・つぶやき音楽16-23 | Permalink












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