クリエーターと人間性
実は先ほどのアレンジをしながらその合間にmixiに某コミュ二テイに時々書き込みをしていた。
そのコミュ二テイ、某テレビ関係者の非常に傲慢な態度と言動によってものすごく荒れていた。mixiをやっていてあんなに荒れたのは見たことがない。具体的には「意見を聞く」と称してトピックを立て、みんながいろいろ意見の書き込みを書いた後「実はこの意見をある会合のための参考にする」などとマスコミの隠れ取材的な方法を取った。発言者がみんな怒り出しだのは云うまでもない。(しかも自分は「良識あるマスコミ人」と自称するおまけつき)
まあこの男、マスコミの傲慢さ丸出しで最後には「嫌なら訴えろ、できないんだったら黙っている」とか「コミュの人たちの誹謗中傷(と本人は主張、この人には批判や疑問は全て誹謗中傷になるらしい)により「精神的苦痛を受けた」ので警察に訴えるなどと脅迫すつ始末。まあやれるもんならやってみろという感じだが、mixiがさながら2ちゃんねる状態になった。
まあマスコミには時々傲慢な人間がいるし、私もずいぶんそういう人間に会ってきたがここまでひどいのはちょっと記憶にない。ちなみに経験上、地方新聞や地方局といった小さなマスコミ関係者はきちんとしている人が多いが、いわゆる大新聞や地上波キー局(勿論NHKも含めて)には時々「オレはマスコミだ。文句あるか!!」といった唯我独尊的な傲慢な人間がいる。全員がそうだとは言わないが、決して少なくないのが現実だ。
ちなみにこの男「フジテレビ社長賞も頂いてるし、報道局長賞もいただいている」と主張している。ある人によると業界では有名な人なんていう情報もあるが、勿論その事実を確認したわけではない。こういう人間のいうことはあまりあてにはならないし、だいたいそんなところでそういうことを持ち出すなんてどうかね。私なら「それがどうした」といってやるがまあこういう人物はあまり相手にしたくないので...
(ちなみに私はSigraphとNHKから賞をいただいてますけどねーいいたくないけど..)
しかしその中の話でクリエーターは人間性よりも作品で評価されればそれでいい。という話が出たとき確かに少し考えてしまった。いや、この男が本当にクリエータだったのかは知らんし、知りたくもない。だが確かに北大路魯山人、三島由紀夫、太宰治などは作品は評価されても人間性はお世辞にもいいとはいえない。彼らの人間性について読むと3人とも決して友達にはしたくない人物である。 (もっとも作品が評価されたのは彼らの作品が人間の一面を 深くえぐっていたからだが)
また音楽でいえば歴史に残る有名な作曲家などは奇人変人そろいである
確かにそういう面はあるかもしれない。でもだからといって作品さえよければ人間性が最悪な人物でよい、というのは何か免罪符のような気がして私は嫌だ。
勿論私はクリエータの端くれという自認はあるし、音楽家、作曲家である以上自分の作品が全てなのは確かだ。私は作ってきた作品の全てがそうだったかはともかく、どの作品を作るにしても誠心誠意取り組んでいるつもりである。しかしそれと人間性0でいい、というのは全く別の問題のはずだ。
過去には確かにそういう人間は多かったかもしれない。しかし私は他人は他人、自分は自分でやっていくつもりだ
11月 19, 2005 思索,考察 | Permalink




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