クリエイターのプロフィールは別の意味でクラウド化する
今ではさすがにそういうことを言う人は少なくなったがかつてSNS内の複数の違うグループ、コミュニテイで同じ内容の投稿をすることを「スパム行為、迷惑行為」であるかのように言う人がいた。当時はSNS人口がまだ少なかったりコミュニテイの数も少なかったり、いわゆるSNSマーケテイングが未発達の時代ということもあったと思う。私もコンテンツのプロモーションとマーケテイングで同時投稿を行ったが昔一部のユーザーに非難された経験がある。
だが今やSNSの複数同時投稿は当たり前のマーケテイング手法として確立され、同時投稿を行うツールも沢山出現している。
SNSを始めとするウエブという情報の海の中で1つの情報を拡散するというのは決して簡単ではないからである。
このように1つの情報がSNSやウエブの「同じところになければならない」などと考える人は今やネットユーザーで少数派であり、特に一部ユーザーの「好きな情報」「本当であってほしい情報」という類は一部のネットユーザーによって猛烈な勢いで拡散される。
一方、自分が「拡散したい情報」というのは一部のユーザーの「好きな情報」の類なら拡散が簡単だが、クリエイターのプロフィールとかは決して簡単ではない。クリエイターが自分のプロフィールを拡散して「仕事に繋がる人」にまで拡散して仕事に結びつける、仕事の獲得に悪戦苦闘するクリエイターにとってはそれを実現できるか、できないか、は死活問題である。
私もそうだがたいていのクリエイターは自分のウエブサイトを持ち自分の実績等をウエブ等に反映している。SNSにも自分のプロフィールを置いている。クリエイターとしては当たり前の行為である。
自分の個人会社のウエブサイト http://www.hybridmusic.jp
公式サイト http://www.kyojiohno.com/
だが最近ではそれだけでは不十分であり、さまざまなところに自分の実績を掲載できるウエブサイト、ポータルサイトが多く出現した。私も思い出せるだけでこれだけある。
■ポートフォリオサイト forio
https://fori.io/hybridmusic-info
■Musicians profile (英語)
https://www.musicianprofile.org/en/mp-profile/2711-yasuhito-ohno アメリカの作曲家のSNSサイト
■Compozly
https://compozly.com/KyojiOhno 映画音楽作家の登録サイト
■Asian Lead
https://members.strongasianlead.com/p/strongasianlead/dir/be4d05b3-7132-4fb9-a99a-bd03b277d266/?sgj=m
アジア系のクリエイター映画関係者が終結するサイト
これら以外に公共性の高いプロフィールサイトが存在する。
まずは経産省が主に日本のクリエイターを海外に知らしむべく創設したJapan Creators Bank
https://japancreatorbank.com/ja/creator/874/
最近登録したのだが、海外のフィルムメーカーがよく参照するという情報もあるので期待している。
そしてグローバルに活動している映画関係者なら登録必須のIMDB (Internet Movie Data Base)
https://www.imdb.com/name/nm0645152/
まあこれだけプロフィールをさまざまなサイトに書いているわけだけど、これをスパム行為であるかのように言う人はまさかもういないと思うがいかがだろう?
これというのもネットマーケテイングや情報のクラウド化というのも背景にあるのかもしれない。
上記のような情報を登録するサイトは今後増えるだろう。そしてよさそうなものは今後も登録していく。どこから仕事の情報が舞い込んでくるかわからないからである。
11月 14, 2023 パソコン・インターネット | Permalink | コメント (0)
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