秋らしい気持よい陽気の日です。私の自宅のコスモスも満開です。
今年度に入り「初心に帰る」という意気込みで「多角化路線」から弊社本来の業務である制作に戻ったわけですが、おかげさまで今のところそれが順調に展開しています。久々に大手会社が弊社のメインクライアントとなり制作受注の1つの流れができつつあり長い間の停滞状況から脱しつつあります
2000年代に入り弊社は音楽制作会社としてはネット経由のB to B中心の制作(または製作)受注業務で一定の成果を収めてきましたが、3-4年前からその方向性に行きつまりが見え始め戦略の転換を迫られていました、
考えられる原因としまして、以前の記事にも書きましたようにかつて弊社はウエブ、ホームページを「営業マン」のとしての機能ー特にBtoBの面でかつてほどの成約率や効果ではなくなっている点が挙げられます。Adwordsのクリックを行っても問い合わせまで発展するケースが減っていますし、そもそもAdwordsのクリック率自体が減っております。 弊社はアクセス解析その他をかなり綿密に管理していますが正直、費用対効果が年々減っております。
これというのも先日もあるリンクをクリックしたためにウイルスによる遠隔操作で4人もネット犯罪の冤罪が発生する等、インターネットのウエブサイトそのものに対する信用度が下がっていることが考えられます。特に日本人はこの傾向が顕著のようですが新しいウエブサイトへのクリックに対して慎重な人が増えているようです。これは上記のような例もさることながら、ネットのBtoB中心に営業している会社自身への全般的な信用度の低下という面もあるような気がします。
このようないかがわしいサイト、ウイルス、スパムなどの大量発生はインターネットの情報に対する信用度の低下、しいてはインターネットの機能そのものを不全にするものだと私などは考えますが、IT業界その他でこうした行為を行う人間を取り締まったり、排除したりその他の対策を行ったりという動きが不思議なほどない点が一ユーザーとしては納得がいかないところです。例の違法ダウンロード問題も同様ですが「ネットの自由」という原則は確かに大事ですが、このいかがわしいサイト、ウイルス、スパムなどを仕掛ける輩は「ネットを機能不全」にする輩として「ネットの自由」の問題、いやそれ以上に現代のインターネット社会に対する大きな脅威になっていることは今更いうまでもありません。IT業界からこれに対する対策を業界を揚げて行おうという動きが殆どないことが私は不思議でなりません。
いずれにせよそうした背景からAdwordsによる費用投下に対して、費用対効果が大幅に落ちていることを考えますとこれ以上の広告費投下に対して弊社も慎重にならざるを得ません。残念ながらBtoB中心の営業戦略を見直すのは正しい選択であるといわざるを得ないのです。勿論このルートを全く放棄するという意味ではありませんが...
結局のところリアルな営業ルートでありお互いの顔がはっきり見える、というのが一番双方にとって安心できるということでしょうね。たまに、ではありますがネット経由であまり「好ましくないタイプ」のクライアントに遭遇したことも一度や二度ではありませんでした。
勿論そうはいいましてもウエブサイトというのは今や会社にとって重要なツールになっていることは否定できません。そしてそのツールを最大限に利用する方策は考えるべきです。
最近思いますのはウエブサイトのアクセスは量ではなく質である、ということです。つまり「どれだけの人が見るか」ではなく「どういう人が見るか」の方がはるかに重要だということです。つまりアクセス数だけあればいいというものではありません。
そのために弊社は商工会経由のb-mallや法人会にも登録しています。この両団体に所属していると「信用ある会社」という風に見られるので不思議です。この両団体に所属するメリットは何かわからない時も確かにありますが、最近は「信用料」を払っているものと考えれば年会費も無駄ではないかな、と思ってはいます。実際に現在今や弊社のメインクライアントとなっている会社も商工会経由のb-mall経由で弊社に問い合わせてきたことがわかっています。それを考えれば安い投資だと思っています。
今後はこちらの「信用」に対する投資を中心に進め、費用対効果のうすれているAdwordsは縮小する方向に動くでしょう。そのやりかたでうまくいっている限りは
但し、最近商工会経由のb-mallや法人会のリストを「営業」に使っている会社も増えており、その関係でセールス電話が増えているというマイナスの面もあります。多くは、投資、先物関係の会社、やあまり信用度の高いといえないOA関係の会社、そして自分の会社のウエブサイトのSEO対策すらろくにできていないSEOウエブサイト会社の売り込み等、はっきりいっていかがわしい会社のセールスの方が多いです。全部がそうだとはいいませんが...
何でもプラスの面とマイナスの面があるということですね。
よろしければ弊社サイトもご覧ください
http://www.hybridmusic.jp
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