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2024年8月25日 (日)

ついにAIによるCMが出現ー日本の役者やプロダクションはなぜ危機感を持たない?いずれとてつもない影響が出る出るこの問題。AIに関するルール作りを早急にせよ!

さてと週末ということもあって本日2つ目の記事ですが、今日はいよいよ来たかという話題

マクドナルドがついにAIのみを使ったCMを制作

 

これまさに昨年のハリウッドの俳優組合、SAG-AFTRAのストライキの原因になった件で、これ日本だからよかったもののアメリカでこのCMをオンエアしたら再びSAG-AFTRAが反発して再ストライキになるのは目に見えています。

それにしても私が心配しているのは日本の役者さん、タレントさんのこの問題に関しての関心の薄さですね。日本の俳優協会も懸念か何か声明発表しないとこのままだとなし崩し的にAIになってしまいますよ。

つまりどういうことかわかります? このままいくと仕事がなくなっていく方向にいくわけです。
ということなんですけどね。だからアメリカのユニオンが大問題にしているわけです

なんか日本の役者さんはこれに関して危機感がなさすぎる気がしますね。そう感じるのは私だけ? 

確かに日本はアメリカのSAG-AFTRAのような強いユニオンはなく、これに関して一定の歯止め作っているアメリカのSAGに対して今の日本では確かに対処のしようがない、というのも確かにあります。
日本はユニオン作ろうとして何度も潰されてしまいましたからね... でもこれが推進されるとそれをつぶした音〇協も結果として仕事がなくなることになり、結局は自分で自分の首を絞めていたことになりますね

勿論、AIの今のレベルをみてすぐにAIがすぐに全ての役者さんやモデルさんに取って代わるというレベルではありません。

この映像を見ましても、私が見ても映像の作りははっきりいって雑ですし、他の映像デイレクターにきいてもできあがりがお世辞にもいいとはいえない、というのが正直なところです。寧ろお粗末なでき、といってもいいかもしれません。

しかし、AIといっても所詮使うのは人間だしAIが作ったといってもデイレクションが必要ではありますので結局はクリエイターの腕次第ということになりますね。

だからといって安心してはいけません。
まあ日本のように野放し状態ですとこのままいけばいずれAIだらけになるでしょうね。何よりも俳優やモデルにお金払わないでいいんですから。だからこそルール作りが必要なために俳優さん。モデルさんきちんとルールや歯止めを提唱しないといけないんですが、どうもなんか自分の問題と考えていないような気がしますね。どうも日本人は選挙や政治に無関心でいいようにこの問題でも無関心でいいと思っているようにみえます。最終的に困るのは皆さんなんですけどね。私は音楽の方ですけど、役者さん、もっと危機感持ってくださいよ。といいたいですね

とにかくAIに関するコンテンツのルール作りを早急に決めるべき、というのを提唱したいと思います。

むろんSAGでもまだAIについて詳細な取り決めに関する合意があったわけではありません。とりあえず再来年の7月までは合意がありますが、そこから先は間違いなく大荒れの展開になるでしょう。ネットフリックスは「AIのみによる」映画を作りたいと本気で考えているようですし...

 

 

8月 25, 2024 パソコン・インターネット文化・芸術映画テレビ18- | | コメント (0)

韓国語が校歌の京都国際高校甲子園優勝でネトウヨ発狂ー日本人のグローバル化意識確立のハードルの高さと一筋の希望。ネトウヨはスルーを徹底しましょう

あまり甲子園の話はこのブログではしないんですが、先日夏の甲子園で京都国際高校が見事優勝されました。

まずはおめでとうございます!

この京都国際高校は前身が在日韓国人学校のため、校歌が韓国語になっていたわけですが、このことに不快感を表明した人が少なくありませんでした。これは学校の歴史の関係でそうなったのですが、仮に校歌が英語だった場合あれほど反発や不快感があったでしょうか?

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そもそも今はコンテンツがグローバルの時代、何語であろうが国境を越えていくのは当たり前の話で、例え甲子園の全国高校野球大会であろうが何語の校歌が出てもそんなに目くじらをたてるのはおかしな話なんですが、問題はこの問題について騒いだのが「ネトウヨ」というネットでも極めて有害な存在が折角の初優勝の快挙に水を差している点にあります。

ネトウヨによるヘイトの乱発と拡散をよそに敗れた関東第一からエールが送られる等、ヘイトをばらまいている人間は日本人でも一部であることが示されました

■「これが本来あるべき姿」 京都国際が初優勝、流れた韓国語校歌に関東第一アルプス応援団から手拍子 「涙が出た」感動の声【夏の甲子園】https://www.chunichi.co.jp/article/947611

また一向に止まぬ京都国際に対する誹謗中傷、ヘイトに対し京都市長が京都地方法務局とサイト運営者に要請し、法的措置も検討している旨を表明しました。
■甲子園Vの京都国際高校への差別投稿、京都府知事が削除要請 韓国語校歌などに中傷相次ぐ
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/1318722

まあまともな人が結構いたのが救いですね。日本人の意識深くには「ムラ社会」的な精神性があるのでグローバル化は無理だ、などといっている人がいましたが、こういう人達がいたことに一筋の希望を見出しました。

もともとネトウヨという連中は安倍政権発足直前から嫌韓と右翼的言質を広め、自民党政府を批判する人やリベラル層への攻撃を繰り返してきたわけですが、不思議なのは激しい嫌韓の割には韓国の統一教会に対してはダンマリを決め込んでいる点でその行為は明らかに矛盾しています。もしかしたら大多数は統一教会の信者なのではないか、という風に勘ぐりたくもなります。

ある意味平日の昼間も活動していることと、一人一人かなりSNSで複数の大量のアカウントを持っていることから、ヒマ人であると同時に活動に誰かが資金を提供しているのでは?とも考えられます。

いずれにせよ彼らの言動を見ていると明らかに知能が低く、人格も屈折していると思われることから「かまう」価値などないー相手にするのは時間の無駄といっていい人種だと思います。

つまり先日のオリンピック選手への誹謗中傷もそうですが、それと同じくネトウヨに対しても誹謗中傷や攻撃するネトウヨをスルー と改めて提案させていただきます。

 特に炎上の多いXですが、イーロンマスクはSNSは「炎上」させた方がページビューも増えて経営上有利と考えている節があり、炎上を寧ろ歓迎しているようにも見えます。それを考えると今回ヘイトをばらまいたネトウヨのアカウントをBANするとは考えにくいので、あとはネトウヨ=スルー で進めた方がいいような気がします

このブログは音楽や映像のグローバル化、ビジネスのグローバルスタンダード化を推し進めるのが趣旨ですが、やはり偏狭な民族主義は過去の歴史をふりかえっても歴史を建設的な方向に進めたことはなく、世界平和に対してもマイナスの作用しかしませんので、やはりネトウヨをスルーすることで彼らの活動を実質的に制限することが効果的ではないかと考えます。

 

 

8月 25, 2024 スポーツパソコン・インターネット思索,考察 | | コメント (0)

2024年8月24日 (土)

注意喚起ー映画業界で詐欺が横行しています。内容をきちんと調査確認してから応募しましょう。

先日「名古屋国際映画祭」なる実体のない映画祭が問題になりました。

https://mainichi.jp/articles/20240822/k00/00m/040/242000c

愛知県名古屋市のミニシアター「シネマスコーレ」は22日、公式X(ツイッター)で、同館の住所や写真が無断で使用されたと発表しました。架空の映画祭でエントリー料をだまし取ろうとする詐欺とみられ、映画を作りたいという気持ちを踏みにじる行為で許せないと思います。小生の知り合いでもエントリー料をだまし取られた人がいます。

また広島、大阪にもあるという話で、このようなことが続くと日本の映画界は国内的にもそして勿論国際的にも信用をなくす事態になってしまいます。これは深刻な事態として受け止めなくてはいけません。

https://news.yahoo.co.jp/articles/99ba0758d8fc34e5f3c05575a20cb8ec19aeb1eb?f&

また最近オーデイション、キャステイングコールでもあたかも「普通の」キャステイングを装うって登録料を強制的に徴収するといった詐欺募集も頻発しています。それだけでなくキャステイング会社、制作会社で経営不振に陥り結果としてギャランテイを払えないケースも増えており、日本の監督も役者もまさに詐欺師に狙われている現状といっていいです。

そんな状態で私もFacebookのキャステイングやお仕事情報のグループ(秘密のグループです。検索しても出てきません)の管理人をしていますが、最近の日本の特にインデペンデント系のキャステイングコールは怖くて掲載できません。特に過去問題を起こした業者が「覆面」で関わっているケースも少なくなく、募集主の背景がよくわからない案件の掲載はリスクが高すぎる、という判断を下さざるを得ません。

これというのも日本は欧米と違い、特にインデペンデントの世界ではキャストやクルーに「契約書」を提示してからクランクイン、というケースが殆どない、という問題があり、それが結果として業界同士の馴れ合いーナアナアな状態になり、契約とか結ばずに役者の撮影が始まったりというのは常習化していますがこれはやはりよくないと思います。

海外のように必ず「契約書」から始まり「契約書にサイン」してからすべてが始まる、という形式を普通にしなくてはなりません。必ず文書で、というと面倒くさがる人も少なくないのですが、それは徹底しないとこういうトラブルに発展する可能性もあります。

どれも「仕事」なのですから、そこは自主映画によくある「何となくナアナアで撮り始める」という形式から卒業すべきだと思います

 

 

8月 24, 2024 経済・政治・国際音楽 | | コメント (0)

2024年8月13日 (火)

パリオリンピック終了と選手に対するSNS 誹謗中傷や攻撃するSNSのヒマ人をスルーすべきと提言

パリオリンピックが終了し、日本は日本国内のオリンピックを除けば過去最高の20の金メダルを始めトータル45個のメダルを獲得しました。

各選手とも目覚ましい活躍で深夜見て寝不足になった人も多かったと思います。選手の皆さん、お疲れ様でした。

しかしその中で残念なのはそんなに頑張った選手たちに対して心無い誹謗中傷が頻繁に起きた点です。これは日本だけでなく他の国でも起き、世界中で社会問題になってきました。

ネットの炎上や特定の人間(特に有名人)に対する誹謗中傷合戦は今に始まったことではありませんが、状況見ると年々悪くなっています。こういう炎上を起こす輩、誹謗中傷行為を繰り返す人間はやればやるほどエスカレートしますので、やはり対策を取る必要はあります。

勿論あまりにも目の余る、悪質なものに対しては刑事事件として処理してもらい、現在は多くの国で警察がプロバイダーとの協力が得られれば誹謗中傷が誰がやったのかについて特定し、犯人を捕まえることができます。誹謗中傷をやっている輩って自分は絶対に捕まらないと思っている輩が多いですが、今の警察の捜査能力をもってすれば実際には簡単に特定することができます。

そもそも誹謗中傷を行うパターンは

1.ターゲットが有名人、もしくは特定の分野で知られている人間、インフルエンサー等一定の社会的影響力のある人間を狙う。ふつうなら社会的に相手にされないが、有名人が相手にしてくれると行為をエスカレートする

2.基本的にヒマ人である。 ヒマ人としてターゲットの発言、投稿の重箱の隅をつつく行為を行い、難癖をつける突っ込みどころを必死に探し、それをみつけると「正義の味方」面してその突っ込みどころを徹底的に叩く。悪いことをしていなくても、社会貢献→売名行為、とかメダルとって喜ぶ行為=見せびらかす、うるさい、等とにかく何でも悪くいうことを続ける。ヒマ人でなければそこまでしない

3.粘着性タイプが多く、攻撃のパターンをこれでもかと続けて「自分が勝った」という実感を感じるまで続ける。

4.とにかく「弱者叩き」が好き。そして有名人を「弱者化」してその弱者を叩くことに快感を覚える人たち

5.基本、知識がなく知ったかぶりするためそこを指摘すると逆上する。性格も歪んでいて人間的には最低

まあこういうタイプが多いですね。

こういう人達を相手にするのは非生産的極まりなく、はっきりいえば時間の無駄です。

つまりそもそも相手にする価値などない連中です。

しかし有名人の場合、酷い場合は炎上をマスコミ関係者が煽る場合があります。有名人が誹謗中傷されている、というのはニュースになるため意図的にこういうネットのヒマ人を煽動している記者もいるといいます。そういう記者は追放させるべきです。

ですが基本そいいう誹謗中傷に命をかけている連中はスルーするのが一番です。つまり何を書いてきても完全無視 することです。実際彼らを相手にする時間は多くの場合時間の無駄以外の何物でもありません。

彼らは相手にされることから自分の攻撃をエスカレートします。基本「かまってちゃん」ですから、「かまってくれない」ことがわかると自然にいなくなります。

そして殆どの人間は「かまう」価値などない人たちです。

ということで、誹謗中傷や攻撃するSNSのヒマ人をスルー を提言させていただきます。

それにしても他人、とりわけ有名人を叩くことで「憂さ晴らし」をして他人を攻撃する事でしか、心を安定できない、非常に貧しい心の持ち主が誹謗中傷という行為を行います。どうすればこういう心の貧しい人間に育つのか、はっきりいって親の顔が見たいです

 

 

8月 13, 2024 パソコン・インターネット思索,考察 | | コメント (0)

2024年7月28日 (日)

2024年パリオリンピック開会式にみる東京オリンピックとの情けないほどの差に日本とフランスの文化のレベルの質の差をみせつけられる

コロナの関係で3年前だったがまだ記憶に新しい東京オリンピックから3年。

パリオリンピックが開会した。開会式自体は日本時間で午前2時半なのでさすがに起きてずっとまっている自信はないので、NHKプラスにて開会式をみることにした。

https://plus.nhk.jp/

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ひとことでいってやはり日本とフランスの文化の懐の差、レベルの差を実感させられた開会式だった。特に大きな差は創造力ークリエイビテイの差である。 

日本人は元々そういう傾向があるのだが、「カタチ」にこだわる傾向が強く、それがクリエイティビティを押し殺してしまうケースが往々にしてある。

勿論2021年の東京オリンピックに関しては直前に関係者の不祥事が続き最後は実質ディレクター不在の開会式になってしまった点も大きい。そのため演出らしい演出が全く行われなかったのである。だがこの点は日本側のオリンピックの実質「プロデューサー不在」の状態、また演出の主要メンバーの事前の調査不足も大きく影響はしていた。

だが今回のパリオリンピック開会式では日本ではまず考えられない内容の演出があった。
見て驚いた人も多いだろうがマリーアントワネットの幽閉された建物で首を持った女性が歌を歌い、建物が血飛沫を思わせるテープやスモークで建物を覆うという演出である。

日本だと「コンプライアンス」で一発アウトだ。またこの模様をオンエアするのはBPOが許さないだろう。海外のイベントだから報じているが...

フランスは表現さえ面白ければそんなことは気にしないようだ。それがクリエイティビティの差に直結している。

勿論当のフランスですらこの点については賛否両論があったようだ。

■パリ五輪開会式「首を持つ王妃」演出に賛否沸騰 「恥知らず」「メダルに値する」
https://www.sankei.com/article/20240727-B7S54JVWZBBQTKZ6PDYDLZZUMA/

良くも悪くもSNSを騒がせた演出だが、どうもフランスは問題提起することを面白がるカルチャーがあるように思う。よかれ悪しかれ日本とは正反対である。日本人は議論に対する柔軟な対応ができない民族になってしまった。

一方で私は日本の企業が言う「コンプライアンス」というものには非常に批判的である。なぜなら日本の「コンプライアンス」はただの「事なかれ主義」だと思うからだ

本来企業のコンプライアンスというものは、ビジネスのフェアな取引(フェアトレード)を始め、企業倫理の確立、人権、差別、平等に関しての配慮することが要求される。勿論法令順守など当たり前な事

しかし某有名化粧品会社の社長が差別発言しても居座っているケースがあるが、これは欧米では考えられない。アメリカなら一発辞任で業界からも永久追放である。NBAのオーナーが黒人差別発言して永久追放になったオーナーもいる。
そういうのを真のコンプライアンスと私見では考える。

それを考えると日本の「コンプライアンス」というのはただ波風が立たないように、ひたすら問題が起きないようにするためのものである。そんなもの「コンプライアンス」ではない。

結局問題がおきないように「前例」にこだわり「カタチ」にこだわる会社の運営方法になってしまう。それによって思考は硬直化し新しい発想が出てこなくなる

今回のオリンピックの聖火台ーなんと気球に乗せている状態だ。これから開催期間中ずーっと浮いたままなのか、どうなるのか個人的な興味はあるが、こういうユニークな発想は今の日本からなかなか出てこないだろう。

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日本とフランスのクリエイビテイの差を見せつけられた開会式だった

<追記>

難病にかかり健康状態が心配されたセリーヌデイオンの開会式の大トリでの「愛の讃歌」は感動しました。久々に音楽のパワーを感じさせる熱演でした。このパフォーマンスが難病克服に繋がってくれることを祈ります。

レデイ―ガガもよかったですね。やはり一流のアーチストは何を演奏しても一流の演奏になる。

 

 

7月 28, 2024 文化・芸術イベント・コンサート17- | | コメント (0)