2020年3月17日 (火)

CDの時代からサブスクの時代に移行した現代ーまだ日本の音楽関係者やミュージシャンにそのことがを実感されていない気が

コロナウイルスの関係でこれを機会に再生回数を伸ばすことに格闘していたサブスク関係をテコ入れしていることは先日の記事で述べた。

音楽業界は体質的に変化を忌み嫌う体質があるためかサブスクリプションのストリーミングに対する抵抗感が根強いということは知っているが、ストリーミングは日本でも既に昨年の段階でダウンロードを追い抜いている。

■音楽ストリーミング売上がはじめてダウンロードを超えた、日本レコード協会発表
https://jp.techcrunch.com/2019/02/26/music-streaming/ 

■世界の音楽市場、191億ドルで9.7%成長。音楽ストリーミングが牽引、日本の音楽業界は
https://news.yahoo.co.jp/byline/jaykogami/20190403-00120770/

世界の潮流は完全にストリーミングが中心だが、私自身は完全にそちらのモードに移りつつある。そんなこともあり今まで自分が関わったCD関係を部屋から片付けた。片付けをやっていて自分が制作に関わったパッケージがこんなにあるのかと改めて驚いた。(音楽だけでなく「音響」だったりデイレクターだったり...)

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そう、私自身も長い間パッケージに関わってきたので実はパッケージに対するこだわりはかなり強いほうだった。軸足は完全にストリーミングにうつりつつあるが、後で話すがアナログレコードというパッケージは残っておりストリーミングは今やアナログレコードを売るためのインキュベーションといっていい。

音楽も映画同様、何十年に一度という大変革が起きている時代でそれを睨んでFacebookでも「ストリーミング関係」のグループを立ち上げた。

■サブスクリプション演奏回数増加、プレイリスト登録互助会
https://www.facebook.com/groups/2427644280822324/

そのグループを立ち上げてみてまだ日本は業界関係者もミュージシャンも私のいう「ストリーミングの時代に移行」に対して温度差、というか新しい時代への実感を感じていない人が多いことがわかり正直愕然とした。

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2020年2月28日 (金)

音楽教室vs JASRAC ー音楽教室での演奏にも「著作権料の徴収権」認める 不当判決

当ブログをご覧になっている方ならご存じだろうが、私はJASRACが「演奏権」を根拠にヤマハ音楽振興会や河合楽器製作所の音楽教室から著作権演奏権を徴収すると発表して以来、それに反対してきた。

署名活動も率先して行っている

■音楽教室から著作権料を取らないで!! 日本の音楽教育存続のために  (署名終了)

これは単に私が仕事上の関係でカワイ音楽教室の教材の音源制作に関わっているからではない。そんなケチなことから本案件には反対しない。そうではなく街の個人のピアノ教師{今回は仮にこのまま判決が決定しても当面この人たちは対象からはずれる、但しあくまで「当面」である)から大手が運営する音楽教室にいたるまで、JASRACの包括契約に基づいて規模に応じて著作権料を徴収するというのは、既に楽譜、教材等で正当な著作権料が支払われているにも関わらず、教室の練習にJASRACの「演奏権」を適用する、ということがどう考えてもおかしいと感じたからである。

果たして本日の判決の内容はまるでJASRACの主張を100%同調するという酷い内容のものだった

■JASRAC勝訴、音楽教室での演奏にも「著作権料の徴収権」認める 東京地裁
https://www.bengo4.com/c_18/n_10855/

 この内容ははっきりいって不当判決といわざるを得ない

ではどこが酷いのか。基本的には全部だが特に争点となった次の2点について指摘したい

(1) 「演奏権」(著作権法22条)音楽教室での演奏は「公衆」に対する「公の演奏」にもあたるのか

本日の裁判では

音楽の利用主体は、「教師や生徒ではなく、音楽教室事業者であると認めるのが相当」としたうえで、生徒の入れ替わりなどがある実態を踏まえて、「音楽教室の生徒は、不特定または多数にあたるから『公衆』に該当する」

この判例を聞いて耳を疑うのはそもそも裁判官は音楽教室というところは何をするところなのか理解しているのか?という点。音楽教室を「音楽鑑賞」を練習する場所と勘違いしていないか、という点。音楽演奏の技術を練習し、学ぶ場所である。つまり基本的な作業は演奏技術の会得のための反復であり主目的はあくまで音楽を聴くのではなく演奏技術の会得を目的としている。

その演奏技術を学ぶための生徒が入れ替わりがあろうが、「不特定多数の生徒」は演奏技術の会得を目的としている人たちで「音楽を聴く」ことを目的としているのではない、その人たちを「公衆」と認定するのはあまりに論理に飛躍が過ぎる

(2)  「音楽教室のレッスンは、教師が演奏をおこなって生徒に聞かせることと、生徒が演奏をおこなって教師に聞いてもらうことを繰り返す中で、演奏技術の教授がおこなわれる」という実態などから「聞かせることを目的」として演奏している

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2020年2月 9日 (日)

日本という国にはもはや真の意味での「音楽評論」がなどなく、ネットには偏った「ゴミ評論」しかない

音楽雑誌なるものを読まなくなったのはいつ頃からだろうか?昔は音楽評論家という職業が成り立っていたが、最近では音楽の基礎的な知識はもとより文化史や文化観を踏まえた音楽評論が少なくなった。かつては黒田恭一さん、中村とうようさん、相倉久人さんといった広い視野から音楽を語る人たちがいた。 だが自分のしっかりした音楽見識のある音楽評論家の多くは鬼籍に入ってしまい音楽雑誌の一部はまだ細々と続いてはいるものの音楽リスナーに対する影響力は残念ながら強いとはいえない。僅かにピーターバラカン氏や湯川れい子さんとかが頑張っているが日本の音楽評論は残念ながら事実上死んだ状態になっているといわざるを得ない。

なぜこうなってしまったのか。原因を探る

メーカーに「買収された」エセ評論が氾濫する音楽雑誌やネット

いつのころだろうか、レコード会社がアルバム新譜紹介から正当な「音楽評論」が消えてしまったのは。これはレコード会社が発売するアルバムが「悪いことを書かれないように」あらかじめ音楽評論家を「買収」(同様に出版社にも「広告料」としてお金がいく)するものでかくしていつの間にか音楽雑誌にはレコード会社子飼いの評論家によるアルバムの「レビューという名の広告」であふれた。一種のステマのようなことがだいぶ前に音楽雑誌で行われていたのである。これは勿論音楽雑誌の売れ行き不振にもつながっている。

勿論これはネットでのアーチストのアルバム紹介、SNSのアーチストページとかでもこの手の「レビューという名の広告」があふれることになった。当然これは音楽評論の質の低下に拍車をかけることになった。

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音楽雑誌で辛うじて生き残っている雑誌は確かにあるが..

音楽を理解していない「自称評論家」の偏った見解が影響力を持ってしまった

ネットというのは「検索」で何でも情報が手に入る。ネット社会では誰でも情報を発信できる時代になった反面、昨今の風潮は教養が軽視されているところがあるため、一部の人間は評論するうえで、ベーシックに共有している筈の、歴史観、文化史、文化観が欠落している人が多くそういう人が音楽を評論する場合、非常に偏った薄っぺらの見解になりがちで文化批評とはとても成立しない内容になってしまう。そしてそのようなあえていうが「自称評論家」の見解が今ネットではあたかも正論であるかのように受け止められ、身分不相応な影響力をもってしまったのである。

しかし昨今のネットの状況をみると残念ながらその手の「自称評論家」の見解があたかも正論として広まっている傾向が強く、かくしてこのようなことが起きてしまう

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2020年1月29日 (水)

Kobe Bryantの突然の事故死の中開催されたグラミー

日本時間の1月27日ー現地LA時間の1月26日の夜 恒例のグラミー授賞式が行われる予定だったが、とんでもない訃報が飛び込んできた


■NBAレジェンドのコービー・ブライアントがロサンゼルス郊外でのヘリコプター墜落事故により死亡、享年41歳
https://sportsbull.jp/p/694303


Kobe Bryant (注:日本の神戸市で生まれたことから名前がKobeになっている。日本との縁も浅からぬ大スターである)は単にNBAのレジェンドという存在でなくアメリカ スポーツ界の象徴的存在でもある。私はLA レイカーズファンではないが、コービー・ブライアントの訃報には大きなショックを受けた。正直このニュース 嘘であってほしかった.


痛ましいのはコービーの長女 ジアンナ(通称ジージー)のバスケットボールの試合観戦でジアンナといっしょに事故死してしまったこと。ジアンナは13歳ながら既にWNBAが目をつけている有望選手でもあった。コービーは彼女を可愛がった。殆ど溺愛していたといっていい。
他にも大学野球チームのコーチを始めコービー親子を含む9人が亡くなった。痛ましい事故である。
R.I.P Kobe


LAレイカーズの本拠地であるステイプルセンターにはKobeの死を悲しむファンで埋まった。LAだけでなくアメリカのスポーツヒーローを無くしたアメリカの悲しみは大きい。


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そしてこともあろうに、このステイプルセンターがグラミーの会場なのである。そのため一時は開催を危ぶむ声もあった。


しかし結果的には無事開催されたが、 MCアリシアキーズは「こんな状況でグラミーを始めなければならないとは」と沈痛な面もちで語り、Kobeへの黙祷とボーイズツーメンのゴスペルコーラスによって追悼を行った。


異例ずくめで始まったグラミー、しかしその後はつつがなく行われた。


グラミーと今の日本の音楽の現状に関しては既に何度も述べたのでここではもういわない。興味ある方は


■グラミー2019年で日本がいかに「音楽後進国」であるかを改めて実感
http://kyojiohno.cocolog-nifty.com/kyoji/2019/02/2019-7ecb.html


■グラミー2018-見るたびに思う事。音楽を「文化」として尊重する国と100均以下の消耗品としか見ない日本との差が痛すぎる
http://kyojiohno.cocolog-nifty.com/kyoji/2018/01/100-b944.html


今年のグラミーの受賞者リストはこちら(英語ですが)
https://www.grammy.com/


パフォーマンスで特筆すべきはやはり「プリンストリビュート」あっという間におわったので正直もっと曲をやって欲しかった。それとRun DMCとエアロスミスが実際にライブで共演して"Walk This Way!"を演奏したのはうれしかった。Run DMCもメンバーの一人がニューヨークで銃で殺害されるという悲劇があった。


今回の話題はなんといっても若干18歳でレコード賞、アルバム賞、楽曲賞、新人賞の主要4部門すべてを独占したビリーアイリッシュ


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「ベッドルームで兄(右)と曲を作っていた」というから宅録で主要4部門を征したというのが興味深い。だがエンジニアは一流のプロが参加していたというからただの打ち込みポップスでもしっかり作っていたということだろう。おそらく史上最年少の受賞だと思われるが、あまりにも早く頂点を極めすぎてしまった感があり、少し今後が心配になった、というのは余計なお世話だろうか?


取りあえずおめでとうございます









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2020年1月14日 (火)

ストリーミング時代でのミュージシャンの生き方ーまずは自分の音楽をどんどん聴いてもらう。聴いてもらうことがお金になり活動にもつながる

今週あたりからいよいよ2020年の動きが本格化すると思いますが、このブログで「CDはもうなくなる!」といって落ち込んでいるミュージシャンの皆さん。確かにCDはなくなるのはおそらく避けられませんが逆にストリーミング時代に入ったからこそミュージシャンの活動にとってプラスになる、という話をしておきましょう。

・音楽を聴かれれば聴かれるほどお金になる時代

実はストリーミング時代にとって今までとは根本的に変わってくる点があります。それは今までネット上で音楽の不正ダウンロードとか「試聴は望ましくない」などといった話が音楽の業界筋からよく聴かれますが、ストリーミング時代は各プラットホーム上の音楽で再生(音楽が聴かれること)されれば再生されるほどそれがお金に換算できるという点です。

例えば以下の主要なストリーミング、サブスクリプションプラットホーム

Spotify Applemusic Amazonmusic

プラットホーム上で多少違いますが、1回再生されるごとに1円の収入になります。これを友達やファンだけでなく日本国内、しいては世界中の人に聴いてもらうようにすれば相当の回数、あなたの音楽は聴かれることになります。日本はなんだかんだいわれながら既にストリーミング市場は世界第三位だそうです。私も最近知ったのですが、オリコンの再生回数ですとトップは1週間で4万再生回数を超えます

https://music.oricon.co.jp/php/ranking/RankingOriconList.php

トップのPretenderはすでに1億回の再生回数を突破したそうです。これは1億円の収入を得たということと同じです。

http://www.billboard-japan.com/special/detail/2765

これは日本での再生回数のみをカウントしていますが、全世界的でもトップアーチストはいずれも億単位の再生回数を得ています。

つまりミュージシャンならとにかく上記のプラットホームで「自分の音楽をできるだけ多く聴いてもらう(再生回数を稼ぐ)」ことに全神経を集中すべきなのです。

私は残念ながらまだ再生回数を稼ぐのに悪戦苦闘しています..(涙)

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特にSpotify等で再生回数を稼ぐには有力なプレイリストにて再生してもらう必要があります。私の場合はそこで苦戦しているため、なかなか再生回数を稼げないでいるのですが、とにかく自分でもプレイリストを作り、ソーシャルネットその他で各プラットホームのリンクをシェアしまくるしかないようです。まあ既に人気のあるアーチストはそんなことしなくても大勢聴いてもらえるんでしょうけどね (汗)

まあとにかく自分にとって自信のある曲、レコーデイングができれば迷わず各プラットホームにてストリーミングさせて、とにかくできるだけ多くの人に自分の曲を聴いてもらう、ということを最優先すべきでしょう。

それがさまざまな点で好影響をもたらすことになります。

勿論ストリーミング時代に入って音楽のプロモーションのセオリーが全て変わったわけではありません。

実は音楽のプロモーションの基本はCD時代と何ら変わらないです。CDというパッケージがストリーミングに変わっただけの話です。一部のプラットホームでまだダウンロード(旧来の音楽配信)は残ってますが、とにかく多くの人達にきいてもらうためにはSpotify, Apple Music. Amazon Music そして日本ではLine Music等で大勢の人に音楽を聴いてもらうための「告知」は必要です。

そしてその「告知」は日本の場合は相変わらず続いている地上波TVのタイアップだったり(正直、年々この効果がうすれていますが、メジャーレコードの連中はいまだにこれに固執しています)ラジオだったりします。

メジャーレコードは最近ようやく導入しはじめたSNSも大きなツールです。万単位のフォロワーがいる「インフルエンサー」が発言力を増しているのもこういう背景があります。

私にとって致命的なのはフォロワーが少ないことです。それがプレイリストを始め再生回数を稼ぐことに苦戦している元凶になっています。

まあとにかく続けていくしかありませんが...

とにかく「まず音楽をできるだけ多くの人に聴いてもらう」そのための努力を全てに優先することです。億単位で再生されれば億の収入です。(笑)

しかも再生は日本だけに限りません、全世界の人に聴いてもらうチャンスがあります。

 

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2019年12月14日 (土)

「ポストCD時代」での作曲家の宣材の形ー改良版

グローバルでコンテンツ制作にもはや国境がなくなっている現代。作曲家の「宣材」(ポートフォリオ)も変わって行かざるを得ないのでは、と思いこういう記事を書いたことがある。

■CDがなくなることで変わって行く作曲家の宣材の形ーあくまで1つの案です。 http://kyojiohno.cocolog-nifty.com/kyoji/2018/09/cd-565c.html

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つまりデモをスマホ等で聴けるように、デモ音源のurlをQRコード化すること、を1つの試みとして行った

これが意外に好評だったので、これを更に改良することにした。具体的には音源はSoundcloud 動画はyou tubeのタグ埋め込みをまとめたウエブページを作ったことによる。具体的には基本映画音楽作家として売り込んでいるので (1)映画音楽、劇伴のページ (2)歌もの、テーマソング等のページ (3)動画、ミュージックビデオ、予告編等 を掲載したページ 

いずれもPCでも見れるがスマホでも聴いたりみたりすることができるものである

(1)映画音楽、劇伴のページ

PCではこう見えるが

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スマホではこうなります。

これはSoundcloudのプラットホームを使わせていただき、それでストリーミングしています。こちらでオーデイオのストリーミングタグを今まで使っていたんですが、メモリーも自由に使えるのでこちらにしました。

https://www.hybridmusic.jp/music_samples_soundtrack.htm

QRコードからアクセスできます。

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2019年11月27日 (水)

CDはもはや絶滅するーストリーミング経由で取って代わるはずだったアナログレコードに逆に「取って代わられる」ことに

昨日ある作業している間に気がついた。CD-Rのストックがなくなっていた。

まだ全く使わないわけにいかないのでおそらく買いにいくとは思うが、もう日本以外の国ではCDを使わないので逆に買いにいくのに抵抗がある。日本の音楽関係者で認めたがらない人がいまだに多いがCDはもう完全に絶滅する運命にある。

歴史の皮肉だと思うのは、もともとCDはアナログレコードにとってかわるメデイアとして普及した。しかしアナログレコードは主にクラブシーン、Bootlegの分野で生き残り今やアーチストの主力製品として完全復活している。なぜならベース音やキック音、またはストリングスの音などCDだと薄っぺらな音だが、アナログだと厚いサウンドになる。特にベースやキックなどはサブソニック成分があるのでCDでは絶対に出せない音がアナログでは出すことができる。その結果、本来「とって代わられるべきメデイア」が逆に「とってかわるはず」のCDを逆に凌駕しつつあるという、何とも皮肉な逆転現象が起きている。

この現象が単なる「回顧趣味」ではないのは欧米の音楽産業の図式が以前とは大きく変わっていることからもわかる

つまり既に欧米では

<ストリーミングでリリース>
      ↓
<再生回数を増加 → ファンを増加>
      ↓
<アナログレコード その他のマーチャンダイス販売>

という図式が定着しつつあるからである。

もともとサブスクリプションによるストリーミングサービスは本来「曲をプロモーションする」「アーチストをプロモーションする」目的で考えだされたもので欧米ではSpotifyと同じくらい普及しなぜかいまだに日本でのサービスが開始されないパンドララジオなどは実に有効なプロモーション手段の可能性を秘めている

Spotify, Apple music, Amazon Premiere 等の各サービスには「アーチストページ」がもうけられていて、アーチストの音楽が世界のどの地域、どの年齢層、どういう音楽の嗜好性を持った人が聴いているかわかるようになっている。そのためストリーミング時にそれらをデータ解析してマーケテイングする、という図式が成立している。ストリーミングのデータ分析こそがコンテンツのマーケンテイングの成功のカギを握る。今や世界の音楽ビジネスの重要な手段となっている

これを日本の音楽事務所関係者にいっても私が何をいっているのか、意味が全く理解できない人が殆どだ。だが欧米では既に常識になりつつある。日本が後進国になっている原因がここにもある。

もう1つ日本の音楽業界関係者がCDに固執する理由としてレコードメーカーとCDショップの販売網(日本レコード協会)の間に特定のメーカー以外参入することができない、或る種の「既得権益」のようなものが存在するからである。だがサブスクリプションが主役になれば大手メーカーでなくてもSpotify, Apple music, Amazon Premiere 等に音源を流すことができる。アナログレコードの流通網も同様である

そういうわけでCD-Rコピーの機会は今後減っていくだろう。でも日本ではすぐにはなくならないからまだしばらく使うかな。但し最近ではコンビニ等でCD-Rをみつけることも少なくなった。量販店でないと手に入らないかもしれない

つまりそもそもCD-R自体がもう手に入らなくなるかもしれない

アナログレコードが結局CDにとってかわる。
なんという皮肉だろう

これらの現象はいつも私がいっていることが間違っていないことを証明している。

つまり

今何十年に一度という大変革の時代である。
そしてこの大変革は避けることはできない

変化を極端なほど忌み嫌う音楽業界の皆さん。
残念ながらこれが現実なのです

 

 

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2019年11月20日 (水)

JASRACの「変革宣言」も もっと根本的に変革すべきところがあるのではないか?

昨日こんな記事を目にした

■JASRACが「変革宣言」。新規事業への着手や著作権管理手数料率の抜本的見直しなど構想発表
https://www.phileweb.com/news/hobby/201911/19/2687.html 

詳細な発表はまだしていないが概要を表すと

1.今年2019年に創立80周年を迎えたことを受けて「文化芸術を発展させるための新たな取組」「音楽著作権の保護と音楽著作物の利用の円滑を図ることによる文化芸術の普及と発展」による文化事業を展開

 2.「デジタルトランスフォーメーション」と「組織人事の見直し」を進め、「委託者の方々への付加価値の向上、委託者・利用者のみなさまへのサービス・満足度の向上、そして、そのための透明性の確保と経費削減を実現し、権利者の方々に向けた変革として、委託者の方々への使用料の分配を、これまで以上に増加させる取組を強化するとともに、委託者ご自身の音楽作品の管理状況が、より分かりやすくなるシステムを整える」

3.現在の演奏権、複製権、インタラクティブ配信や放送にかかわる著作権管理事業の手数料を3年間かけて抜本的に見直し、2022年に新管理手数料率を完成させ、データベースの整備や分配明細書の精緻化などの取組をさらに充実させる

4.ライブハウスや飲食店などにおける演奏に対して支払われた使用料の分配を、サンプリング調査による分配方式から、使用された全ての音楽作品の報告を元に分配比率を決める、全曲分配方式への移行を進める。

としている。何とも抽象的でよくわからないのだが、3と4に関しては悪名高い「包括契約」による使用料分配が絡んでいるとも受け取れるが具体的に何をどうするのか、これだけだとわかり辛い。また未確認情報だが1、の「文化事業」も「包括契約」による使用料徴収の収入から文化事業の資金にする、などという話もある。

いずれにせよJASRACを改革するというのなら取りあえずその悪名高い「包括契約」をで街のライブハウスその他から徴収したお金を信託した作家にきちんと分配することだ。そのこと自体が全くできていないためにこの「包括契約」 についてはさまざまな問題がある。

改革というのならまずは「包括契約」 をより透明性を高め詳細な内容を発表することだ。「包括契約」による徴収額がJASRACの役員の高額な退職金に消えてしまう実態では「改革」なんていったって誰が信じるというのだ?「包括契約」の透明性確保こそJASRACの社会的信用の礎になる

あとメジャー系のアーチストで未だにNextoneの存在すら知らない人間が多いし、実質的に著作権の「演奏権」に関してはJASRACの独占状態が続いているためそれによってお店の強制徴収だけでなく私が反対している音楽教室からの著作権徴収等、横暴な行動に出ている。Nextoneには著作権管理委託だけでなく信託の権限も与えるべき。それこそが最大の改革だ

関連記事
■音楽教室から著作権徴収ーJASRACは過剰な著作権「演奏権」信託権濫用による徴収をやめよ!!(緊急声明)
http://kyojiohno.cocolog-nifty.com/kyoji/2017/02/jasrac-99bc.html

■JASRAC音楽教室への「演奏権」摘要問題-YAMAHAを始めとする「音楽教育を守る会」が提訴ーJASRAC大橋常務理事の主張の問題点
http://kyojiohno.cocolog-nifty.com/kyoji/2017/05/jasrac-yamahaja.html


アメリカはASCAPとBMIという2つの著作権信託機関があり両者の公正な競争で成り立っている。日本は形だけNextoneがあるが実質JASRACの独占状態が続いているため公正な競争とはいえない。

JASRACが音楽文化の発展のための事業ー具体的にはどういうものを考えているのかわからないが、そのこと自体を否定するものではない

■著作権管理80年、音楽文化を振興
https://www.jasrac.or.jp/news/pdf/1118.pdf

音楽利用者に対する変革として、音楽利用の手続きの利便性向上を今まで以上に実現させると宣言。「お支払いいただいた使用料が、きちんと権利者に届いていることを、利用者の皆さまにも実感いただけるような仕組みを整えます」としているが、それを示すためにも 「包括契約」の透明性と作家への正当な分配等、やるべきことを行動を示す必要があろう。

 

 

 

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2019年10月27日 (日)

ブログのアーカイブ整理をしてここ15年くらいの音楽業界の激しい変化を実感する

このブログは開設してもう15年たちます。最初はパラッパラッという感じで記事を書いていましたが、途中から「自称ブロガー」としての活動を展開。これは当時既に深刻な音楽不況の状況に対し音楽の世界で仕事をする人間の端くれとしてどうすべきか、私なりに考察をしていくという目的もありました。勿論ライブやイベントの報告もありましたが、改めてみてここ15年の音楽業界の変化をみて愕然とするわけです。

音楽業界でメインストリームを歩いている人たち、いわゆる音事協の人達は概して変化を忌み嫌う人たちが多く、マーケットの劇的な変化に対しても変化に対応することに極めて消極的な人が多かったということができます。しかしその音楽業界も15年の間にさまざまな変化が起こり、とりわけマーケットの形態、プラットホームに関しては劇的な変化に見舞われました。そのためとりわけマーケテイング、業界のありかた等を論じたブログ記事は一時は重要なポイントを指摘した記事もありましたが、もはや時代遅れの論点となってしまった記事も多く出てきました。

しかし一方では当時の状況から音楽のビジネスをどのようにやっていこうかという議論を真剣に行っていたこともあり、時代遅れだからといって削除するのも忍びないということもあり、ブログ記事と切り離したアーカイブとして残すことにいたしました。

http://www.kyojiohno.com/archive.htm

音楽業界がどのように変化したか、簡単にまとめると以下のようになります。

1.マーケットのプラットホームの変化

  CDパッケージ  ➡ ダウンロード ➡ ストリーミングサブスクリプション


2.マーケットの市場範囲

 従来の国内中心市場  ➡ グローバルな展開

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2019年9月26日 (木)

金ピカ先生 佐藤忠志先生を悼む

昨日突然の訃報を聞いて驚きました


■佐藤忠志さんか、自宅で遺体発見 「金ピカ先生」
https://www.asahi.com/articles/ASM9T3D9SM9TUTFL003.html


「金ピカ先生」といわれタレント予備校講師の先駆けのような方でした。実は佐藤忠志の「受験英語の歌」のCDをずいぶん前ですがプロデユースしたことがあります。般的には秋元康の方が有名ですが。私の方でも2枚出させて頂きました


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受験生のための「英語の歌」の歌、いろんな無茶な要求にもこたえていただきました。本当に楽しく仕事をさせていただいたことを覚えています。


お仕事をさせていただいた当時は、サンミュージックの所属でしたが、その後大学の客員教授とかも努められていたようですが、最近は私の方もあまり連絡を撮らなくなっていました。


今回の訃報、本当に残念です。改めてご冥福をお祈り申し上げます


 





 


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2019年9月22日 (日)

ゴスペルコーラスのレコーデイングを行いました

詳しい内容については情報解禁前なのでここでは書けません。

とあるテーマソングのレコーデイングでゴスペルコーラスとボーカルのレコーデイングを西東京市のスタジオで録りました。初めて使うスタジオです。

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西東京市にあるスタジオTlive というpro toolsのスタジオです。例によってオケその他は既にpro toolsファイルをあらかじめファイル転送で転送し、私はハードデイスクを持って行きました。それがここしばらくの外部スタジオを使う際のやりかたです。

Studio_tlive2 
ブースも意外に広いですね。もっとも普段私が使う地元のスタジオは天井も高くライブに録れますが、コーラスやボーカルを取るならこれで十分です。

Studio_tlive3でも、スタインウエイのグランドが置いてありましたね。今回のレコーデイングでは使いませんでしたが、スタインウエイが録れるなら、別のレコーデイングの時に考えてもいいかもしれません。ちょこっと触ってみましたがいい音していました。..

ブースは結構音的にデッドな印象は受けました。

今回はとあるテーマソングでコーラスとボーカルのレコーデイング、ゴスペルのコーラスの活動をしている人たちにお願いしました。

最近日本でも教会とかでゴスペルを歌うところが増えていることがわかりました。伝統的な西洋の教会と比べてやはり楽しいのか歌いに行くだけでもゴスペルのメンバーが増えているようです

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実際に録ってみてゴスペルを本格的にやってる人達は歌唱力が違うのを実感しましたね。今某メジャーレコードで「自称R&B」というニセモノをあたかも本物であるかのように売り出しているレコード会社がありますが、本物を聴かせたらたぶん大多数の人は考え方が変わると思います。とにかく普通の日本のボーカリストと比べても歌唱力が違いすぎます。

最近教会のゴスペルコーラスが増え、ゴスペルシンガー自身も増えているということであれば、これは日本の音楽シーンの底上げに繋がるのでは、という期待が出てきます。

録音後、とてつもないトラック数になりました。

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でもなんとか次の日にはTD(トラックダウン)作業を行うことができました。

このレコーデイングされた曲の詳細は現段階では申し上げられません。ただ私が推進しようとしている「グローバルなコンテンツ制作」の一環と申し上げておきましょう。実は歌詞は日本語ではなく英語です。

歌詞は基本私ですが、スタッフとの協議で事実上共作となっています。作曲と編曲は私です

発表できる段階になればこのブログで発表したいと思います。

 

 

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2019年6月 8日 (土)

日本の音楽業界はなぜ遅れてしまうのか

当ブログのだいぶ前の記事だが日本の大手の音楽事務所の社長がネットフリックスを知らなかったという記事を書いた

■ネットフリックスすら知らなかった某音楽業界トップの時代遅れ
http://kyojiohno.cocolog-nifty.com/kyoji/2019/03/post-6d78.html

ある程度映像やその他のコンテンツ産業に関わっていれば、こんなセリフを聞いて耳を疑うだろうと思うのだが、これが日本の音楽業界の実態である。私はこういった体質にもう長い間戦ってきたわけだが、最近はそれらに対抗するのはアホらしくすら感じるようになってきた。

Spotify導入に何年かかったのかわからないし、今でも正直「嫌々ながら」やっているのが現状で、いまだに世界ではもはや旧態依然となったCD販売というビジネスモデルにいまだに固執している。

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欧米ではストリーミングによって音楽産業がV字回復しているのだが、それに対し日本の業界筋からは信じられない 嘘だありえないという反応しか返ってこない。これは今でもそうだ。

残念ながら日本はもはや音楽に関しては完全な後進国となりはてている、音楽のクオリティの面でもインフラの面でも.. これは残念ながらもはや否定しようもない事実だ

それにしてもどうして日本の音楽業界はこうも遅れてしまうのだろうか?

いくつか考えられる理由を上げてみると

 

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2019年5月 6日 (月)

ストリーミング時代に入り「廃盤」という概念が変化するのではないか?と考える

私も音楽の世界で長く仕事をしているのだが、恥ずかしながら「廃盤」の憂き目にあったアルバムは数知れない。いや、もう殆どのメジャー発売のCDは事実上廃盤になったといっていいかもしれない。

「廃盤」というのはCDを始めパッケージの流通が止まる、ということを意味する。昨今なら音楽配信(ダウンロード販売)もストップするということになる。

だがメジャー販売ではなく、いわゆる自主流通(Tunecore , CD baby , その他)を経由した場合いわゆるメジャーレコードの場合と事情が違うと思うのだ。

パッケージの流通は「廃盤」と通知すれば事実上パッケージは流通されない。販売が事実上中止となる。

だがストリーミングが主体となっている現代では例えパッケージの流通が終わってもSpotify ,Apple Music, Amazon Premiere 等で流し続けることは可能だ。その判断は「メーカー」である私自身に委ねられているからである。

実は私の作品でCD等のパッケージの流通は止めたが、まだストリーミングを続けている作品がある。6曲入りのミニアルバムでジャンル的にはいわゆるJ-popのカテゴリーに入るのかもしれないが、いくつかの曲はリスナーの受けがいいかに関係なく個人的には結構自信作も入っているためである。


  • 奥津恵 「未来」

興行的には成功したとは言い難い。また個人的にはこの作品のプロモーションその他であまりいい思い出はない。寧ろ嫌な思い出の方が多い。

だが曲の中にはこのままお蔵入りさせてしまうのは忍びない作品もあり、結局パッケージの流通はストップしてもストリーミングだけは引き続き継続している。

無論このアルバムや曲を今後どうしようなどとは全く考えていない。しかし機会があればまだ聴いてもらいたい。そう思っただけだ。

私は今後こういうケースは私だけでなく他の作曲家、アーチストについても出て来るのではないか、と考えている。流通にはコストがかかるためあまり販売が見込めないものは「廃盤」という処置をせざるを得ない。だがストリーミングは一度やってしまえば別に新たなコストなど必要ない。まかり間違ってこの曲が好きだ、などという人が現れれば少額でも収入にはなる。

つまりストリーミング時代には「廃盤」という概念がなくなる、少なくともパッケージの時代と比べると変わっていく。

そう考え、感じているのは私だけだろうか?

とにかくこんなアルバムなのでよろしければ聴いてみて下さい。取りあえずApple MusicとSporifyのウイジェットを貼っておきます。

 

 

 

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2019年3月23日 (土)

ネットフリックスすら知らなかった某音楽業界トップの時代遅れ

先日なりゆきでとある某音制連の非公式な集まり、というか飲み会に行きました。


正直自分にとってはもはや場違いの空間なのであまり居心地はよくなかったんですが、某音楽事務所の社長とか某プロダクションの社長とか(いずれも年配といっていいです)適当に挨拶をして昨今の業界状況の雑談になりました。


その話の流れの中でいささか耳を疑う言葉が発せられました


ネットフリックスってなんですか?


聞いたことあるんですけど


おいおい、マジか。 


いくら音楽、映像の違いがあるとしても、いくらなんでもそれはないだろ?と思いました。


一応この方たちの名誉のためにいうと、昨今の業界の現状でAppleとかSpotifyとかの「ストリーミング」は勿論知っていました。しかし予想通り否定的な意見が返ってきました。


「ストリーミング、あれは最悪だ」


IT系がレコード会社つぶすためにやった陰謀だ、という話まで出てくる始末。欧米では完全にストリーミング、サブスクリプションで音楽業界がV字回復していることを知らないことはないでしょう?


ネットフリックスもわかりやすく「ネットのテレビです」と回答したらいかにもバカにしたように「たかがネット放送ですよね」という返事が返ってくる。そうか、この人たちはネット放送に関してまだその程度の認識しか持っていないのか、と改めて愕然としました。


確かに10年前のネット放送はたいしたレベルではなかったですよ。でも今は違います。


これは音楽業界で長年続いていた「タイアップ」の弊害だと考えます。つまり基本的にテレビといえば地上波以外に興味を示さない。


日本のガラパゴスの世界しか見ておらず日本の外で何が起きているか、ということには無関心、だからストリーミングで海外で音楽市場が回復している、という情報も本気にしていない、という状況で実際「あんなの嘘だろう?」などと云っている人もいました。おいおいその辺のネットのいい加減な情報ならともかくまがりなりにもRIAA (アメリカレコード協会)が発表したデータなんだから嘘であるはずないでしょうよ。


全くどんだけ時代遅れの業界だよ、と思わざるを得ませんでした


まあとにかく長居は無用、ということで適当に見計らってその場を後にしましたが、帰路に向かっている時には頭の中は「いかりや長介」モードでしたね


だめだこりゃ


まあこういう人たちがいまだ日本の音楽界の多数を占めている、牛耳っているという悲しい現実がありますからね。この会で参加して残念ながらこの方々が引退、もしくは棺桶にでも入っていただかないと日本の音楽業界は変わらないんだろうな。と思いました。それにはあと5年?いや10年かかるかもしれません。また悲観的なモードが増幅されてしまいます


日本の音楽の夜明けはまだまだ遠そうです


 



 





 





 


 


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2019年2月17日 (日)

ますます活性化する映画の世界、どんどん衰退化している音楽の世界、あまりの対照ぶりに愕然としその原因を考える.

私は基本音楽家だが映画音楽をやっているということもあり、映画の世界にどっぷりつかってしまっている。さらにFacebookというSNSで「エンタテインメント業界キャステイング」というグループの管理人もしている。これは音楽だけでなく映画、アニメ、ゲーム、グラビア等あらゆる形のエンタテインメントの分野を扱う関係上、音楽以外の分野の人と接する機会も多い。それは現在のようなエンタテインメントが多様化している現在では寧ろいいことだとは思っている。

しかしそういう中でどうしても気になってしまうことがある。

一昨日私が管理するグループと提携関係を結んでいるシネマプランナーズが新宿に新拠点である「シネマプランナーズラボラトリー」をオープンしてそのオープニングパーテイーに出席した。前日からのFacebookページの状況から参加者が会場のキャパいっぱいになるのでは、と思うくらい参加者がふえたのだが、結局当初見込みの100人の倍近い人間がオープニングパーテイーに出席した

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実はこのシネマプランナーズに限ったことではなく、最近私が主催者側になった映画イベントもいずれも盛況で会場キャパいっぱいの状態が続いている

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1月20日に開催された「カフェで短編上映会兼新年会

 

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昨年の12月の映画人交流会

 

これに対して昨年の私が主催した音楽ライブイベントだが

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2019年2月11日 (月)

グラミー2019年で日本がいかに「音楽後進国」であるかを改めて実感

本日2019年のGrammy授賞式が開催されました。
主な受賞者は以下のページをご覧ください(英語ですが)

https://www.grammy.com/grammys/news/2019-grammy-awards-complete-nominees-and-winners-list

尚、日本人関連ではChildish Gambino のミュージックビデオを監督したヒロ・ムライさんが「ベストミュージックビデオ」を受賞されました。ヒロ・ムライ氏は作曲家の村井邦彦先生のご子息だったんですね。村井邦彦先生はアルファレコードの創立者でもあり、作曲家として多くのヒット作を書かれています。
息子のヒロさんは9歳からアメリカに住んでいて、ハリウッドの映画監督の道を歩んでいらっしゃるようです。東京で生まれましたがLAで育っていますので悪い意味での「日本の業界」には染まっていないようですね。それがよかったのかもしれません。

ヒロ・ムライ氏はドラマでゴールデングローブを受賞されていますが、そう遠くない内に劇場公開の映画も監督するでしょう、

もうこれからこういう映画監督さんがどんどん出てきますね。またでなければならないと思います。映画のグローバル化、ボーダーレス化はどんどん進んでいます。

その他欧米の音楽シーンと日本との差などもうさんざん述べたので今回は触れません。もう両者を同じテーブルにおいて比較するなんて欧米のミュージシャンに失礼ですし、日本人としても恥ずかしくてそんなことを論じたくもありません

さて「日本の業界に染まっていない」という観点からすれば日本とアメリカの音楽業界の収益構造の違いが今回改めて浮き彫りになった形です。

 

 

 

Riaa_2017musicshare

 

上記のグラフからアメリカでは既に音楽産業の収入の65%がストリーミング経由のものであり"Physical"というCDやアルバムは17%に過ぎません。音楽配信の今や15%に過ぎずいずれも減少の一途をたどっています。(但し後述しますがビニールーいわゆるアナログレコードは増加しています)

日本の音楽業界、レコード会社について一応ストリーミングで音源を流してはいますが、いまだに業界関係者の大多数がストリーミングに関して否定的な見解を持っており、アメリカをを始め、ヨーロッパ各国は完全にCDは過去のメデイアであるかのようにいわれているのに、日本ではいまだに"CD"という盤の販売というビジネスモデルに固執しているのが現状です。

ストリーミングの欧米での普及は単にユーザーのニーズ、その他によってCD等のパッケージからストリーミングへのパラダイムシフトが起きたのではどうやらないようです。そして以下の記事を読んで日本の音楽産業と欧米の音楽産業の決定的な姿勢の違いが、欧米と日本の差を生み出したということがわかりました。

ひとことでいえば新しいプラットホームに対する業界の姿勢の違い、が日本と欧米のストリーミングでの収益の差に直結している、という点です

以下の記事をお読みください

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