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  • 奥津恵 プロモショット

    私がプロデユースしているアーチスト「奥津恵」のプロモショットです。よろしければご覧下さい
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    このブログの作者 大野恭史の公式サイトです

2008年5月 7日 (水)

取材を受けました

本日音楽雑誌「大人のロック」の取材を受けました。

「大人のロック」日経BP社

http://ent.nikkeibp.co.jp/ent/rock/

これは60年代、70年代のロック音楽黄金期のアーチストの情報を中心に取り合えている雑誌で、公称10万部発行の季刊雑誌です。ターゲットは勿論30代以上の世代です。私ももろに「ロックオヤジ」世代に入るものですから、雑誌を時々立ち読みはしておりました。

ここで今回「癒し系ヴォーカリストを探せ!!」という特集で私に白羽の矢が当たってしまいました。業界で「癒し系」というと相も変わらず私のところに来るパターンですが、もともと「ロック音楽」と「癒し系」というのは相容れない部分もあるので最初は悩みましたが、しかし中には心に残る名曲、いわゆるヒーリングの範疇に入れてもおかしくない曲というのは確かにあるので、その中の12人のアーチストの12曲を取り上げました。

どの曲かは読んでのお楽しみですが、結果的に割りとみんながよく知っている曲のリストになってしまいました。まあ人によって異論等いろいろあるかとは思いますが...

・掲載号」「大人のロック」15号(5月31日発売)

特集「癒しロックヴォーカリストを探せ!」

・日経BP社

全国の本屋でお買い求め下さい。


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2008年4月23日 (水)

JASRACついに「包括契約」が終了に追い込まれるか?

■JASRACに立ち入り検査、音楽著作権新規参入を阻害
(読売新聞 - 04月23日 12:25)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080423-OYT1T00390.htm

前々から正直おかしい、と思っていた。カフェやライブハウス、その他の「演奏権」ではこういった契約を全く認めないくせに、なぜ放送局だけが、という風に思っていた

この「包括契約」を知らない人のため解説しましょう。

テレビ番組や(特にバラエテイ)などのBGMでお気づきと思いますが、テレビはレコード音源を好きに使っていいことになっています。その代わり年間グロスでいくら払うという契約をNHKや民放各局と結びそれを会員に均等に分配するという制度です。元々いちいち使用楽曲を報告するのは事務経費がかさむということでこういう「包括契約」にして欲しいという放送局側からの要望だったのだが、結局業界の力関係ですんなり決まった経緯がある。

そのくせカフェやライブハウス、ホール等ではそういった契約を認めずにいちいち報告させている。

これがあるため一般の人には殆ど知られていないがjASRAC以外にもe-licenseやいくつかインデイース系の権利信託団体があるが、放送局の「演奏謙」の分野に入り込めないでいる。ついでにいえば「演奏権」の使用権料はおそらくいずれもJASRACよりはるかに安いし、柔軟に対応してくれる。

アメリカにはASCAPとBMIという日本のJASRACに相当する著作権信託団体があるが日本では事実上JASRACの独占市場といわれてもしかたあるまい。e-licenseだって「外圧」で仕方なく認めただけ。

まあこの「包括契約」があるために私の所にも、使用意図不明の「放送局による使用権料」が入ってくるが(実際本当に使われたか不明ーたぶん使われてないと思う)これが廃止されたらそれもなくなるだろう。

ちなみに時々私の曲はBGM等でテレビ番組で使われているので、今度こそ正確な使用明細がわかるかもしれない。

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2008年4月20日 (日)

オバマ流の「草の根の広がり」のメソードを音楽プロモーションに応用できるか。

さて、海の向こうの大統領候補、共和党はマケイン氏に決まったが民主党はヒラリークリントンかオバマかどちらも全く譲らない状況だ。もともとこのオバマ氏二年前までほぼ無名に近い存在だったが、ここまで知名度が出てきたのは実はインターネットやブログによる「草の根」による運動が広がったことは良く知られている。

オバマ氏の武器はネット草の根から運動資金募る、スローガンに「祝祭はここから始まる」 

http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=200804180501135

個人的にはオバマに関してはまだ最終的な評価は下していないが、はっきりいえるのは

1.演説がうまくて、内容がわかりやすい
2.カリスマ性はある
3.ボランテイアによる強力な支持組織がある。

ということができるが、正直やや薄気味悪さを感じないといえば嘘になる。ちなみに歴史上の人物で同じ条件で短期間に権力のトップの座に上り詰めた男がいる。その男の名は

アドルフヒトラー、 

熱狂的な支持の受ける指導者にはいつもそうなってしまう可能性を感じなくてはならない。

とはいえ、ここで政治の話をするつもりはない、とはいえ政治家もアーチストも「人気」がバロメーターになるのは事実で、実は同じ「草の根」の方法で現在海外ツアーを行うまでに絶大な人気を得ているバンドがカナダに存在する。

mixiのマイミク(MyspaceのFriendに相当)の方に教えてもらったのだがカナダはモントリオールを拠点として活動しているバンド "your favorite enemies"という。このバンドのプロモーション方法として注目されるのは彼らは専属のスタッフ(ボランテイア)が20名以上いて、 "your favorite enemies"のメンバー含め、全員がmysapaceでバンドをpromoteしており、そこでプロモートスタッフとバンドのファンが友達になってファン 全員に違うコメントと付け、個人的関係性をあくまで保ち続けている という方法。このpromote作戦で、fan baseを築くという、オバマを大統領の有力候補にした全く同じメソードを使用していることである。

英語だが、彼らのプロモーションに関してのインタビューがyou tubeに掲載されている。

http://www.youtube.com/watch?v=-QXScNIAEDk

また、ビルボード誌のこちらの記事も紹介しよう
http://www.billboard.biz/bbbiz/content_display/industry/e3i0055cabe5256398adeed682cfbd70432

最近、欧米では新人に関してこうしたプロモーション方法が増えているようだが、Myspaceというブログを通じて、人間性を打ち出しそれに共感する人を集めるということで、この"your favorite enemies のヴォーカル、Alex Fosterはアムネスティーインターナショナルのオフィシャルスポークスマンをしたり等、自分の主張を前面に打ち出してその人間性に共感を得た人が集まっているという図式のようである。

欧米のアーチストはこういうネットを中心とした「ロングテールから尻尾の付け根まで」のプロモーション方法が増えており、今後も増加するだろうといわれている。実は私自身も奥津恵のプロモーション方法はまさにこういうことを目標に考えていたのである。

だが、しかし 

IT業者の連中がよくいう「アメリカでうまくいってるんだから」という類のものは多くの場合日本ではうまくいかないことを私はいくつもの例で経験してきた。確かに欧米でこういう例が増えているのは確かだが、このメソードをそのまま日本国内で応用してうまくいくか、というと疑問符がつく。

まず、こういうアーチストの場合、多くは「人権」「政治」「環境」といった問題からとっかかりをつけて人の支持が集まっているというパターンが多いが、日本では「重い話」「硬い話」というのは非常に敬遠されがちで「社会派」というのが日本ではなかなか受け入れられない土壌がある

また日本人は情報に対して「受身的」な習慣がしみついていて、それは検索エンジンの使い方に欧米人と顕著な違いがあることからもわかる。欧米人は「自分が捜している情報」が見つかるまで捜すが日本人は「すぐに」みつからないとすぐにあきらめてしまう。(アメリカでは情報をたくさん選べるサイトがよいサイトとされるが、日本では情報を「すぐに与えてくれる」サイトがよいとされている。)
カナダやアメリカなどは地上波のテレビの影響力はネットに凌駕されつつあるが、日本はいまだ地上波テレビの「一人勝ち」状態が続いている。メデイアリテラシーもおそらく先進国で最低のレベルといってよい。

またアメリカ人は議論好きだが、日本人は議論を避ける傾向がある。これは日米の会議の仕方を見れば一目瞭然で、アメリカの会社の会議では出席者が積極的に発言するが、日本の会議では上司以外は殆ど誰も発言しないことが多い。発言すると責任を負わされるからだれも前へ出ず、単なる連絡会にしかなっていない、非常に非生産的な会議になっていることが多い。 議論をケンカであるかのように勘違いする人間すらいる始末。

今私は日本人としてとても危惧しているが、国全体が年齢を問わず 「思考停止」の方向に向かっていることを感じる。ちょっとでも面倒くさいことは やらない、ちょっとでも「考える」ことは避ける、という体質が非常に それも年々強くなっているように思う。
勿論、そうでなくそういったことに対して声を揚げる貴重な人たちもいるが全体的に 残念ながら少数派であるといえよう。

そのため日本でこれと同じメソードをやろうとするともう少し別の切り口からやらざるを得ないということだろう。それは具体的にどういうものか、それはやってみないとわからない。しかし誰かがこのメソードをうまく応用することによって、アーチストのインキュベーションを行わないと本当の意味での「情報革命時代」に日本という国は取り残されてしまうだろう。これはハードやブロードバンドの普及率云々といった議論とは全く別の次元の話である。

情報に対するリテラシー、情報の伝達メソードに関するノウハウである。それが編み出されないと情報化」といってもかけ声だけでもし「情報革命」というものが本当に起こるとしたら日本人だけ世界から取り残されてしまうだろう。


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2008年4月19日 (土)

ライブご来場御礼とライブの模様

本日「音楽のまち、かわさき」の「いつでも誰でもコンサート」強風の日にもかかわらずご来場いただきありがとうございました。

本日の演奏、個人的にはいろいろ考えるところがありますが、まあそこそこ盛り上がったみたいなのでよしとしましょう。とはいってもブログでなんだかんだ説明してもおわかりにならないと思いますので、ここで私のソロライブをまだ見ていない人のために私のライブの様子をちょっとだけお見せしましょう。

昔から私の曲をご存じの方からは非常に人気がある"Short Story"という曲です。

「Short_Demo.wmv」をダウンロード

ちなみに同じ日にうちのアーチスト、奥津恵の新曲「君の笑顔を見てみたい」のライブの模様もYou tubeにアップしましたのでご覧下さい。この曲は私が「報道写真展」にて見た災害放送写真の災害に遭った子供たちのまなざしを見て、大野恭史が作詞作曲したものです。(ちなみに撮った写真家の名前は忘れてしまいました。ロバートキャパではなかったと思います)

http://blog.livedoor.jp/o_megumi/archives/425792.html

そんなわけで今後もライブ活動を続けますのでよろしくお願いします


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2008年4月15日 (火)

リリーズアレンジ着手

えーわたし がかねてから関っている元アイドルのリリーズのアレンジ作業、本日着手いたしました。

内容はKaringa Dragonの再アレンジ、現在より大幅に短くなります。そんなに大きくアレンジを変えるつもりはないですし、基本的な雰囲気は変わらないですけどね。

あと新曲、「デイジー」-この曲はお二人が故郷夕張のことを思って書いた曲です。昨年の「夕張支援」に関する企画でお二人が歌おうとして都合によりペンデイングになってしまったもののようです。

おそらくCDは2種類出ることになります。
詳細はまたいずれ...

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2008年4月 8日 (火)

「癒しの音楽チャンネル」一年を経過して..

先日もお知らせのとおり私が運営しているネット放送「癒しの音楽チャンネル」が放送開始一年を経過し、二年目に突入。今年度最初の放送がアップしました。

http://kyojiohno.cocolog-nifty.com/iyashichannnel/2008/04/post_1211.html

とにかく視聴者を少しでも多く獲得すべく、良質な番組制作を心がけていたつもりです。ネット放送は以前の「冗談放送」以来これで二年半になります。このブログを書いている時点でpodcast登録6340人、ちなみに「冗談放送」のサイトが閉鎖されるまでに6000人くらいの登録者がいたと思いますので、前回関ったネット放送と今のところどっこいどっこいでしょうか。正直もう少し登録者が増えるかと期待していましたが、まあなかなか思うようにはいかないものです。

インターネットは既得権益でがんじがらめの既存のテレビやラジオと違い、自由に使えるメデイアであること、そして最近ネットの広告費総額がラジオを越した等のニュースもあって、その期待も私自身高かったのですが、期待が大きすぎたのか今はかなり冷めた目でこのネット放送をやっています。うちのアーチスト、奥津恵を起用しての彼女の露出もはかったわけですが、その宣伝効果について計測しますと「やらないよりはやった方がいいかもしれない、だけどそれ以上のものではない」 というのが正直な実感です。

まあこういう仕事をしているといろんなIT関係者と知り合ったり、またIT業者からの売り込み等もよく来るんですが、ネットに過剰な期待をかけるとだいたいの場合失敗しますね。それでも「たまに」ビジネスチャンスに発展する場合も確かにありますが、IT系の会社は自分のシステムを売り込むのに、そういったケースを過剰に評価し宣伝しがちです。しかしネットといえどもたくさんあるメデイアの中の一つに過ぎません。まあ地道にこつこつと情報をアップしていくしかないんでしょうね。

ちなみに先日の記事、「IT業界はコンテンツを無料で騙し取っていないか」でも書きましたが、ネットユーザーの中に全てのコンテンツはフリーであるべき」と考えている層が少なくないのは残念ながら事実ですね。コンテンツをネットでプロモーションする場合にこうした雰囲気が障害になっているのは残念ながら事実だと思います。それはネットの世界で「権利」というものの啓蒙がしっかりなされていなかったからだと思います。この点は今後のネットの世界の課題でしょう。もし本当にネットの世界を発展させたいと思っているのであれば、「権利」に対する意識をIT業者の関係の人はしっかり勉強して、システム設計に生かして欲しいものです


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2008年3月29日 (土)

パイプオルガン録音

うちの会社は音楽制作全般を行っておりますので、通常のポップスからクラシック系のホール録音まで「音の制作」と名のつくものは全てやっております。今回はネット経由の問080329_091602 い合わせで、東京都町田市のO大学で新しいチャペル、ホールが竣工しその記念式典ならびに同チャペルに設置されたパイプオルガンの奉献コンサートの録音ということで録音スタッフとともに早朝よりセッテイングを行いました。

パイプオルガンはスイス・フェルスべルグ社製のもので確かに低音の響きとかすごかったですね。式典で前半は大学の合唱団とともに讃美歌等を歌ったり、学校のおえらいさんの挨拶等で後半はプロのパイプオルガンの演奏会という内容でした。一応依頼の内容はパイプオルガンの録音ということになってはいますが、式典の中なので本来ならチャペルの通路中央にマイクを置けば理想的なのですが式典なのでそれもかなわず、やむを得ずチャペルの2階の上にゼンハイザーの志向性のマイクを使用しました。(写真下)

080329_095501_2

パイプオルガンは考えようによっては古いシンセのようなもので、使用するパイプによって「フルート系」「トランペット系」という風に違った音色を出せるわけですね。余談ですがロック草創期に「キーボード」ではなく、よく「オルガン」(主にハモンドですけどね)が使われていたのもこうした特性があったからでしょうか?

このクラスのパイプオルガンはメンテするだけで大変でしょうね。一年中空調を聞かせて温度を一定に保って、なんてことをしなければならない。まあめったにない機会ではあったので楽しかったですが...

できれば次回は理想的なマイクの置き方で録音したいですけどね


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2008年3月26日 (水)

FM世田谷ーペットフリーク大集合!!

開局して十年になる東京のコミュニテイFM「FM世田谷」の開局以来からの長寿番組「ペットフリーク大集合!!」が今月で終了。その最終収録におじゃまさせていただきました。

Relax 実は私は「ペットと飼い主がいっしょにリラックスできる」ペットミュージックというCDを今から8年前にビクターエンタテインメントより発売しました。
http://homepage1.nifty.com/hyb-music/pet.htm

この「ペットフリーク大集合!!」は私はこのペットミュージックの音楽を一時はテーマミュージックのように定期的に流していただきました。この音楽のプロモーションに大きく貢献していただきました。

番組にも何回ゲスト出演したかも覚えていないくらいよく出させていただきました。コミュニテイFMの番組としては異例といってよい十年の長寿番組。パーソナリテイのよしりんこと武田佳子さん(写真前中央)、長い間お疲れ様でした。ちなみによしりんには私の会社の仕事で何回かナレーションの仕事もお願いしたことがあります。既に海外ドラマの吹き替え等で大きな実績がありますが、今後の活躍も期待できそうです。

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ペットフリーク大集合の関係者、中央がパーソナリテイのよしりん、右端が私です

よしりん'ずねっとわーくぶろぐ
http://blog.goo.ne.jp/yoshirins/

いつも3月、9月という番組とか改編するときって何か一つの時代が終わったという感じを受けますがこの「ペットフリーク大集合!!」の番組終了もそういうことを感じさせるできごとのように思います。改めて番組のスタッフの皆さん。長い間お疲れ様でした。


GREEN DOG:春のごはん祭

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2008年3月18日 (火)

双子のリリーズ久々に再始動します..

昨年の6月の品川パシフィック以来、しばらく止まっていた「双子のリリーズ」ですが事務所と移籍した関係で本日新事務所の代表の方とお話をして再び動き出すことになりました。
但し、具体的内容はまだ流動的ですが、はっきりいえるのは

1.現在のKaringa/DragonCDの原盤を新たに作りなおすこと(新曲追加あり

2.ライブ活動も編成は小規模になる(運営費の関係上

注:必ずしもかつてのような大編成でやらないという意味ではありません。折を見てやるとは思いますが...

ということになるでしょう。また例の「夕張関係」のプロジェクトで他の事務所同士の話し合いも必要なので、本格的に動き出すのはその情勢が決まってからということになるでしょう。

事務所移籍のいきさつの詳細はここでは申せませんが、かなりいろいろな面で大変だったようです。(今だからいいますが昨年の8月頃に少し雲行きがおかしくなっているのを感じていました)

しかし私自身も復活プロジェクト時に関ったといういきさつもあり、またお二人の今後の活動を引き続きサポートしていきたいという気持ちも強いことから今までとは違い今後は少し立ち入った立場での協力を要請されましたし、私もその方向で考えるつもりであります。(今まではどちらかというと「業者」でした。)

今月末もしくは来月始めに具体的なことがわかります

尚、5月5日にライブがありますが、現段階では私が関わるかはまだ流動的です。ファンの方が大勢集まりそうでしたら、出演の可能性はあります。(現段階ではまだカラオケの可能性が高いです)

とりあえず私が関わるかはまだ流動的ですがリリーズのライブ情報を伝えておきましょう。

日時:2008年 5月5日(月 祝) 17:00会場 17:15開演
場所:パセラ リゾーツ 新宿グレースバリ6F
      http://www.grace-bali.com/top.html
   地図
   http://www.grace-bali.com/shop/index.html
料金 \9000

お問い合わせ:03-5410-6677


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2008年3月16日 (日)

いわゆる「癒し系」音楽というものについて

私は音楽業界の中では「癒し系」音楽の作曲家というイメージがある。これは私にとって必ずしも本意ではないのだが確かにヒーリングものとかたくさん出しているのでそういう風に見られるのはある程度仕方のないことかもしれない。そんななりゆきもあってご存じの通り現在「癒しの音楽チャンネル」なるネット放送もやっている。
しかし最近私の考える「癒し系」と世間一般に考えられている「癒し系」にはかなりずれがあるのではと感じている。

勿論いわゆるヒーリング音楽、ニューエージ音楽、アンビエントといったもののみが「癒し系」というつもりはない。音楽のジャンル、形式のみで区別するというのはナンセンスである。しかし一般には私が今述べた音楽よりはクラシック音楽や「バラード系」の方を「癒し系」というくくりかたをしていることの方が多いだろう、 しかしどうもそれだけではない、それも少し違うようである。

これは某広告代理店にプレゼンしたときの本当の話。今からもう2年ほど前の話だが、広告代理店から「癒し系」の音楽でノベルテイ企画があるのでプレゼンして欲しいといわれ音源も含め資料を提出したら「違う、自分だちの求めているのはこれじゃない」といわれた。後で聞いたらどうも夏川りみ、と中島美加(!!!)を考えていたらしいが、おいちょっと待ってくれよ。夏川はともかく中島のどこが「癒し系」なんだー と叫びたくなった(^^;;;)

どうも「癒し系」というものを単なるファッション、流行という観点しかとらえておらずうわべだけのスタイルだけで論じている傾向があるようである。

実際私はネットショップもやっているのだが「なぜOrange Rangeの「花」がないんですか?」なる問い合わせがきて困ったことがある。要はダンス系以外を全て「癒し系」といっているに過ぎないようだ。

うちのネットショップはGoogleで「癒し系音楽」とかヒーリングCDと検索すると上位に表示される。結構SEOも独学だがやっているしAdwords広告もやっているのである程度の売り上げがないと正直しんどい。おかげさんでアクセス数も多い時は100を越すし、平均60-70アクセスは毎日ある。しかしその割に正直いって売り上げは少ない。やはり今の商材では限界があるのかもしれない。「癒し系」といったものを今のような捉え方をしている風潮がある以上、やむをえないかも...

でも「夏川りみ」など扱うつもりはないが、たまたまうちでつきあいのある事務所はいわゆるバラード系、アコーステイック系をメインに出している所が多いので条件さえ折り合えばうちのショップで取り扱うことも考えようかと思っている。あとクラシック系の人ともつきあいがあるので一応その商品も考えようか。とにかくやり続けるためには売り上げをもっと揚げなきゃいかんから... そんなわけでうちのネットショップで扱って欲しいと思う方はご連絡下さい。但し一応店の性格上、以下の範疇に入るものに限らせていただきます。

1. 基本的に静かな音楽、ただしジャンルは問いません
 アコーステイックな音源を歓迎

2. 心が洗われる、泣かせる、精神が安定する、落ち着くetc
等の効果があると思われる音楽


当ネットショップのurl
http://www.healingcd.net
尚、「癒しの音楽チャンネル」でもオンエア曲を随時募集しています。当ネットラジオでオンエアし、うちのネットショップでも販売、ということが可能ですとすばらしいですが,
(但し癒しの音楽チャンネル」のオンエア曲はJASRAC信託曲でないものをお願いします)

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2008年3月15日 (土)

mixi記事アーカイブ9「ロックサウンズ編曲第一弾」

弦楽アンサンブル「サロンオーケストラジャパン」用の曲でロックもののアレンジを3曲

サロンオーケストラジャパンは
バイオリン第一、第二 4-5人
チェロ、コントラバス各1(CBはここでは殆どウッドベース扱い)
フルート、クラリネット各1+ピアノ

これにドラムと1曲だけギターを入れている

種明かしではないが今回のアレンジした曲は

アンジー(Rストーンズ)
ラヴ オブ マイ ライフ(クイーン)
ピアノマン (Bジョエル)

さすがにアンジーはギターを入れざるを得なかった。

一応以下の条件
1.クラシック系の人があまりやらない名曲
2.ストリングス用にあった曲
3. なおかつみんながよく知っている曲

にあてはまると思われるがいかがだろう。

あと4-5曲考えているが、取り合えずこれでうまくやれるか試してみてからでも遅くはないと思う。クラシック系の人でもうまく演奏できるように配慮したつもりだ。
2005年08月31日mixi掲載
この後 当ブログの2番目の記事
ロックの名曲を弦楽アンサンブル用にアレンジ」に続きます

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mixi記事アーカイブ8「ロックサウンズ編曲スタート」

なかなかてをつけられなかった「サロンオーケストラジャパン」用の曲、
頭の中ではあれこれ考えていたが、ようやく形になった

とりあえず7月にやったオリジナル以外にアレンジもの等で曲数を揃えなくてはいけない

まずロックもののアレンジだが次にあてはまる曲を考えた
1.クラシック系の人があまりやらないけど名曲として語り継がれている曲
2.ストリングス用にあった曲
3. 1,2の条件を満たしながら、なおかつみんながよく知っている曲

実は1.と3.は矛盾する場合があるし、これはあまりやられていないだろうと思われても実はやられている場合があるのでわからない。取り合えず上の3つにあてはまる(と思われる)曲を3曲やっている

どの曲? それは後ほどのお楽しみ。ヒントとしては70年代のロックの名曲、あ、1曲80年代があったか

ちなみに先週の日曜日「題名のない音楽界」で,つんくがモー娘の曲をクラシックオーケストラ風にアレンジしたものをやっていたが、私はたぶんJ-POPはやらないだろう。やはりやるなら確実に次の時代に残る曲でやりたいと思っているから、と思うのはロックおやじのつっぱりだろうか?

 でも誰かこの曲は名曲だからアレンジしてみたらという提案があれば、検討する用意はありますけどね...

ちなみにビートルズとかカーペンターズといったものはやりません。もうやり尽くされているし、いまさらという感じでしょう。

でもクラシック系の作編曲家が、ビートルズやカーペンターズをアレンジしたものを聴いたことがあるけど、みんな聴いていてつまらなかった。
何というか、音大の作曲家卒業生特有の「エクリチュール(作編曲技法ーフランス語で筆致のこと)」という奴にこだわり過ぎて、曲の良さを殺してしまっているアレンジが多い。

ロックおやじの私としてはやはり原曲のイメージは大事にしたいと思っている。

2005年08月29日mixi掲載

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mixi記事アーカイブ7「サロンオーケストラジャパンとの曲作りークラシックコンサートにもっとエンタテインメント性を」

先日、西新宿三井ビル(あの三井ビルとは別ものです)でのロビーでのコンサートでそこそこよい感触を得たので今後ではどういうものに作っていくかについて、もう一昨日になるがクロードさんと打ち合わせした

とにかくこの方向性でいくにもまだ曲が2曲しかないので、まず曲のナンバーを増やさなきゃならない。そこでとりあえず年末でのコンサートを目標に曲をそろえることにした。

基本コンセプトとして小林玄人さんとの話で「クラシックコンサートにもっとエンタテインメント性を持たせたい」との話になった。私は現在はポピュラー系や商業音楽の作曲、編曲活動を行っているが音大をまじめに受験しようと思ったことがある(結局やめたけど..)そのため一応クラシック系もポップス系も両方の雰囲気を知っている人間だ。その私が思うにやはりクラシック音楽がなぜ人気がないのかといえば、やはりクラシックコンサートそしてクラシック音楽そのものに「堅苦しい」雰囲気があるためだろう。

クラシック自体は歴史の波を乗り越えて残ってきた名曲ばかりである。しかしそのことが音楽学者とかクラシック系の音楽評論家といった連中よって「堅苦しいー親しみづらい」という雰囲気を作らせエンタテインメント性を寧ろ拒否し。そういったものを蔑視すらしてきた。そのためジャズがデイクシー、ラグタイムといった古いスタイルも含めエンタテインメント性を兼ね備えていったのに対し、クラシック系だけがそれを取り入れようとせず取り残されていったのである。
私は「ロックコンサート」的な雰囲気を持ったクラシックコンサートがあっていいと思うのだが、いかがだろう。いっそのこと武道館でやることを目標にしようか!! (^^;)


そんなわけでロックのアレンジものもやると思うが、クラシックナンバー、メロデイーフレーズを使ったちょっとしたアイデアも浮かんだのでこれから試行錯誤をしようと思っている。でも僕がやるから音大の先生が喜ぶようなクラシックには決してならないことはいうまでもない。

2005年07月29日mixi掲載ーこの後 ロックサウンズウイズサロンオーケストラ(当ブログの二番目の記事ーにつながる)

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mixi記事アーカイブ6「マザーグースと紙芝居

週末、女房が実家の野暮用で出かけその関係で娘の子守というか駅前の公民館で紙芝居+人形劇があったので見せにでかけた。週末になると時々こういうことをやらされる。

イギリスのフォークテールをベースにした紙芝居で例によってマザーグースの歌がふんだんに盛り込まれていた。当然子供たちは大喜びであった。

子供がいると童謡とかに触れる機会が多くなるが、その背景でここ数年マザーグースの歌には実はかなりはまっている

実はこの”マザーグースの歌“はただのわらべ歌のひとことでは片付けられない実に深いものであることをご存じだろうか? 
”マザーグースの歌“の中には皆さんがよく知っている曲、あまりにも有名過ぎる歌―例えばメリーさんの羊、キラキラ星etc―もあるし、また単に韻を踏むだけの特に意味のないもの(Simple Simon met a pieman, Hickory Dickory Dock等)もあるが、今日の紙芝居には出てこなかったが実はこんな意味深な歌がある。

 Hey Diddle Diddle (古い英語―今で言えば「ねえ知ってる?」に近い)

Hey Diddle Diddle
The cat and the fiddle
The cow jumped over the moon
The little dog laughed to see such sport
And the dish ran away with the spoon

直訳;ねえ 知っている
   猫とバイオリン弾きがいてさ
   牛が月を越えてジャンプしたら
   それを見た小さい犬が大笑い
   そして皿とスプーンがいっしょに逃げたとさ

これだけじゃ何をいっているのかわからないと思うが実はこれは昔のイギリス人が政治を批判するのにこのわらべ歌を使っていたのだ。実はこの歌はイギリス絶対王政の時代の女王―エリザベス一世がひどい奴だったことを批判した歌。”マザーグースの歌“を始めて体系的に編纂したジョンニューベリーという人(18世紀のイギリス人です)の説明だけにかなり信憑性がある。

 まずこの歌でいう「猫」とは実はエリザベス一世のあだ名で、実はこの女王は意地悪な性格でよく使用人をいじめていたという。映画「エリザベス」ではケートブランシェットが演じていたが、実際のエリザベス一世はデブでブスで性格も悪いという最低の女性だったようだ。まあ女王にならなければ誰も相手にしないよね(^^:)

このエリザベス一世はバイオリンが好きだったのでいつもバイオリン弾きを近くに立たせていたという。それが「猫とバイオリン弾き」の意味
 そして「牛」「月」というのはエリザベスの家来で、おそらく「月」と呼ばれた家来が女王の不興を買う何かをしたのだろう。「牛」命令して「月」をいじめるように仕向けたようです。つまりここの訳は『「牛」が「月」に襲いかかった』いうのが正しい訳のようだ。

 そして「犬」というのはエリザベスの愛人といわれ、宰相も勤めたバーガリー卿といわれ、おそらくエリザベスといっしょになってこの家来をいじめたようである。ここの訳は『それを見た「犬」は大笑い』
 
そして「皿」というのはエリザベスの食卓の給仕係で「スプーン」というのは毒味役のことをいい、「月」がいじめられる様を見て今度は自分かもしれないと思いその場から逃げてしまった、
 
つまり本当の訳は
ねえ 知っている?
あのバイオリン弾きといっしょにいるあの意地悪な女王の所でさ
女王の命令で「月」がいじめられるのを見て
女王の愛人が大笑いしながらいっしょにいじめてたとさ
それを見た給仕と毒味役はこわくなってその場から逃げたとさ

というのがこの歌の歌詞の正しい意味だという。大英帝国の黄金時代を築いた女王だが、ずいぶんとひどい奴、いやな奴だったことを歌によって世間に知らせていたようだ。

 昔は勿論今と違って言論の自由とかないので、表だって政府を批判するということはなかった。そうすれば命がない世の中だったのだが、しかしこういうわらべ歌を使って政府批判を昔の人はしていたようである。ジョンニューベリーの研究を見ていやーマザーグースって深いと思わず唸ってしまった。
mixi2005年06月18日掲載

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mixi記事アーカイブ5「モーツアルトの幻の交響曲」

僕は仕事柄、いろんなジャンルの音楽事務所とのつきあいがあるがそのなかにクラシック系の事務所もある。新東京室内楽オーケストラの常任指揮者前田二生(まえだつぐお)氏の事務所でこことのつきあいはもう10年以上続いている。うちのCD製作事業にもかかわってもらっているし、かなり親密なつきあいが続いているがその中で時々ちょっと変わった仕事をする。

前田氏はウイーン楽友協会の監修のもと大作曲家の「隠れた名曲」や忘れられた作曲家の作品を日本初演する等のユニークな活動を行っている。日本初演どころか、100年以上演奏されていない曲をやるのだから当然レコードも過去の音源もない。誰も実際の音を聞いたことがないのでどんな曲かわからない。そこで僕は楽譜をもらいmidiで打ち込んでいわばシミュレーションの音源を作るのだ。また僕の場合通信カラオケよろしくmidi打ち込みでもSC-88のようなGS音源は、音がショボイので使わない。仕事場にあるemuのサンプラーとpro toolsのプラグインを使う。その方がより本物らしい音になる(それでも「らしい」だけどね)それが好評なのかわからないがほぼ毎年、年に1-2度こういう仕事が来る。この仕事をこなすにはDTMとクラシック音楽の知識、とりわけクラシックのオーケストラの楽譜を読む力が要求される。

今回のコンサートの目玉は昨年ウイーン楽友協会がオークションで落札した「モーツアルトの交響曲」と書いてある曲。今回もその楽譜を打ち込んだ。とはいっても本当にモーツアルトの作品という確証はないし、別の地方の作曲家の作品という説も捨てきれない。コンサートの司会を勤めた音楽評論家の海老沢敏はモーツアルトが書いたとすれば8-9才頃の幼い時、成人の作曲家が書いたのであれば地方の三流作曲家の作品といっていたが、この「幻の交響曲」とやらに興味があったのかNHKのテレビの取材も来て、クラシックコンサートとしては割と注目されたコンサートのようだった。

果たして本当にこれはモーツアルトの作品なのか?詳しい検証は音楽学者とやらに任せるしかないし、まあはっきりいって僕は別にどっちでもよい。

しかし実際にmidi打ち込みをしてみた印象からいうと、僕的には「たぶん」モーツアルトではないような気がする。まずはっきりいって曲としては全然面白くない。それ以外に次のような理由がある。

理由1
たとえ幼い時に書いたとしても、習作だったにしても天才の作品であればどこか「光る」部分ー天性の筆致ーがあると思うのだがこの作品を聞いて正直あまりそれは感じられなかった
理由2:
第二楽章のアンダンテーつまりゆっくりとした楽章はマイナーコード、つまりニ短調の曲だが子供というのはあまり短調を好まない。うちの子供を見てそれは感じる。8-9歳の子が自ら進んで短調の「悲しい感じ」の曲を書くだろうか? 子供が書くにしては不自然である。

そんな理由で僕はこの曲は「モーツアルトではない」と思うが別に当たっても賞金もらえるわけじゃないので、まあどっちでもいいということにしておこう。
2005年04月12日掲載

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mixi記事アーカイブ4「違ったタイプの曲を作った方がやりやすい」

先週から取り組んでいた2曲、バラード風曲1曲(題名まだ決まらず)と愛犬といっしょに癒される曲"Pet Musicーふれあいのテーマ(仮題)"がとりあえずだいたい書き終え打ち込みも終了、あとは微調整と完全なTDをやり終えれば終わり。木曜日から殆ど突貫工事の感じだった。mixiもお休み状態

それにしても結構同じようなタイプの曲だけに結構やり辛かった。人によっても違うだろうが実は同じような感じの曲を同時進行で作るというのはやりにくいものだ。寧ろ”癒し系”の曲をやりながら"ダンスミュージック"もてがけたり、「悲しい曲」をやりながら「楽しい曲」も作るといった感じの方がかえってやり易い。

実は作曲をする時、全く違う感じの曲を同時に作るということは珍しくはない。古い話ではベートヴェンの「運命」交響曲と「田園」交響曲は全く同時に書かれ、ほぼ同時に完成されている(初演も同じ日)あの苦闘するような、重厚な感じの「運命」と自然にふれあう喜びにみちた「田園」、お互い全く似ても似つかない曲だが、その両曲をベートヴェンは驚くべき早さでほぼ同時に書き終えている。

こういう例は他にもある。モーツアルトの交響曲第40番(モーツアルトには珍しい哀愁を帯びたメロデイー曲名は知らなくてもメロデイは聴いたことがあるはず)と41番(ジュピターと呼ばれる荘厳な交響曲)はほぼ同時に書かれているしブラームスの大学祝典序曲(陽気な学生歌とブラームスには珍しい派手なオーケストレーション)と悲劇的序曲(重く渋い曲)もほぼ同時に書かれている

ロックに目を向けるとQueenのアルバム"News of the World"での"We will Rock you"と"We are the champion",レッドゼッペリン(日本ではツエッペリンというが英語ではゼッペリンという)の"Rock'n Roll" と「天国への階段」などがほぼ同時期に書かれている。

作曲家が全く違ったジャンルの、違った感じの曲を書くのを 不思議に思う人がいるようだが、それは決して珍しいことでは ない。特に映画や劇伴音楽を書いている人などは、全く違う ジャンルやスタイルの曲を仕事ごとに変えるのは珍しいことではないのだ。

たとえば映画音楽の大御所、エンニオモリコーネを見てみよう ご存じ「ニューシネマパラダイス」のノスタルジーあふれる 名曲を作ったかと思えば「遊星からの物体X」のような不気味 で音楽とはいえないようなフィルムスコアも作っている。
いわれないと同じ人が書いたとは思えないだろう。
そういう芸当ができないと映画や劇伴の音楽は書けないので ある。

2005年03月27日掲載


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mixi記事アーカイブ3「なんだ防空」

実は本来の作曲,編曲,演奏以外の仕事で僕が経営して いる会社は音コンテンツの制作の仕事をしている。 音コンテンツとは音楽、音響、音声をCGのシミュレーターや ゲームのための音ファイルを制作、CD等ではなくPC用の ファイルとして納品される。(殆どのゲーム音楽はそう やって納品される)

その中で今、東京九段にある「昭和館」の仕事をしている 昭和館は東京都が運営する昭和の時代についての資料館で 展示映像の中に3Dの映像を映写するドーム劇場がある。(現在は別プログラムをやっています)

今回の仕事はいわゆるその「昭和ドーム」の仕事で、その 時代にまつわる生活音や、BG(戦前の音楽のアレンジ)の制作等を行っている

その中で空襲が来た時の訓練のために作られた曲で「なんだ防空」という曲がある。それは空襲をテーマにした曲なのに異様に明るい曲なのだ。♪「警報だー空襲だー」という出だし が異様に明るく元気でまるで空襲を楽しんでいるかのようなイメージで思わず「なんだこれは」と思ってしまう。

 実はこの時代、マイナーコードの曲ー短調の曲は厳しく制限されていたという。暗い曲は士気の低下につながると いうことで禁止されていた。何とも馬鹿馬鹿しいことである。

 この時代の日本はちょうど今の北朝鮮のような社会だったといえる。今我々は北朝鮮の放送のアナウンサーを見て思わず苦笑してしまうが、よく考えたら日本人もついこの間まで 似たような社会だったのだ。あまり笑えない話である

 折りしも今日は「東京大空襲」の60周年、「なんだ防空」 のような異常な曲を作らされる日々が来ないことを祈るばかりだ。

 ちなみにこの昭和館は3人のナレーターを使う。3人が当時の人間になりきって昭和の暗い時代を再現する。

(2005年03月10日掲載)


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mixi記事アーカイブ2「生きた音楽表現」

オヤジ的な症状なのかもしれないが、時々無性に昔のロック アルバムが聴きたくなる時がある。ピンクフロイドやレッド ツエッペリン、イエス、ELPといったプログレからモータウン 初期まで幅広いがこの日はステイーリーダンのAjaを聴いた 。

聴いてみると改めてその音楽作品の質の高さに驚かされる 基本的にはR6Bかブルースなのだが、それを構成の面でも リズムの面でもひとひねりもふたひねりもしている。
コード進行も「なんでこんなヴォイシングが思いつくの?」 といいたくなる奇抜な進行り、それでいて全く不自然で はない。やはりドナルドフェイゲンは天才である。 アーテイキュレーションを分析しても今でもよい勉強になる 。

音楽産業で仕事をしていると「今流行の音を作れ」という 不文律の至上命令がある。しかし私の場合それを意識して あまりよい結果になったことがない。当たり前のことだが 自分が「これはいい」と思わない作品が他人が聞いて「いい」 と思うはずがないのだ。しかし音楽業界には愚か者が多いの でそうした表面的なスタイルしか見ない人間が多い。
今、そうした音楽業界の不文律を忘れて自分が本当によい と思ったものだけ出すことにここ数年している。その方が 結果がよい。

ついでにステイーリーダンの最新のアルバム(といっても もう発売されて2-3年たっているが)「ツーアゲインスト ネイチャー」を聴く。基本的な世界はAjaと変わらない。ただ より洗練されている。そこには流行に媚びる態度は微塵も ない。生きた音楽表現とはこういうものだろう。ちなみに このアルバムはグラミーで最優秀アルバムを取っている。

(2005年03月9日掲載)


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mixi記事アーカイブ1「ピアノにこだわる理由」

私は一昨年からピアニストとしての活動を再開した。実はそれまで十数年も人前で演奏することをあえてしなかった。唯一演奏したのはレコーデイングスタジオにおいてのみ、
以前はラウンジで弾いたりいわゆる「営業」を自分から積極的 に行っていたのを急にやめたのは、作曲や編曲、レコーデイン グの仕事を優先したためではあるが、正直な理由は単に「面倒 くさかった」のが理由である。

実はライブを続けるというのはかなりのエネルギーが 必要である。ライブに人を呼んだり、そのための練習、 リハ、通常の仕事をこなしながらこれを続けるのはー もはや「オヤジ」の年齢になってしまった人間としてはー かなりしんどい。
それでもあえて再開したのはやはりライブをしなかった 十数年、自分は音楽家をやってなかったのではという反省 があったこと、それともう1つレコーデイングをしていて やはり「自分らしさ」を一番出せるのはピアノを弾く時だ ということを発見したためである。

私は一応プロレベルで仕事をしているので、ピアノだけ でなくシンセやオルガンも必要に応じてやる。DTMなどは プロである以上できて当たり前である。そのいずれも私は プロの平均レベル以上できる自信はあるが、「自分にしか 出せない」個性を一番出せるのはやはりピアノである。 もうこの楽器とのつきあいは40年以上になる。

いうまでもないことだが、今、巷ではDTMで作られた曲ー いわゆる打ち込み音楽があふれている。かくいう私も かなりそういうものを作ってきた人間である。しかし それをやっていて私自身、どこか「不完全燃焼」の部分 がありそれがずーっとひっかかっていた。曲の仕上がりは 「まあこんなもんだろう」と思っていても、何かしっくり いかないものがどこかにあった。しかしピアノで自分で 弾くとあまりそういう部分がない。その意味では僕は DTMの世界だけでは満足できないのかもしれない。

というわけで今再びアコーステイック路線に戻っている しかもただアコーステイックというのは芸がない、という ことでピアノの機種にもこだわろうと今考えている。

日本人はブランド好きだからピアノというとすぐ スタインウエイという人が多いが実はスタインウエイは 僕はあまり好きではない。特に日本の調律師で高音部分を やたらキンキン鳴らす調律をする傾向があるがこれは私に いわせれば最低の調律である。(キンキンならして音を通る ようにする調律がいい調律だという勘違いをする調律師が少なくない)

Cbs1401961all150 私の個人的な好みはベヒシュタイン(写真左ー戦場のピアニストの 主人公が愛用したピアノ)かザウター(写真左下ーモーツアルトの時代 からあるピアノー現在のピアノの原形はこの会社が作った) である。実はヨーロッパではスタインウエイなどより、ベヒ
シュタイン、ザウターなどの方が評価が高く有名なのだが、 日本ではなぜかあまり知られていない。でも実際に弾いて 見ると音質の違いは歴然としている。これはピアノにあまり 詳しくない人でも違いはわかる。ちなみにベヒシュタインは チックコリアが愛用している。
一応この輸入業者とは知り合いなので、次回のレコーデイング
には是非使いたいと考えている。

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ちなみにこのベヒシュタイン、ザウターを試弾させてくれる ショールームがあるので興味がある人は問い合わせてみた らいかがだろう。
ユーロピアノ株式会社 烏山ショールーム Tel (03)3305-1211

(2005年03月06日掲載)

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2008年3月 9日 (日)

大野のプロデユースしているアーチスト 奥津恵の公式ブログ"Megumi's world"を立ち上げました

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私がプロデユースしているアーチストの 奥津恵(写真)の公式ブログ"megumi's world"が立ち上がりました。ここで奥津恵の最新情報等のアップをしたいと考えております。本人直筆のメッセージも見れます。

http://blog.livedoor.jp/o_megumi/

またこのブログではネット放送「Megumi's World」も配信し(podcasting可能)その第一回放送を既にアップしております。「癒しの音楽チャンネル」のパーソナリテイを勤めています彼女ですがこの"megumi's world"でまた違った面も見せております

引き続き応援のほどをよろしくお願い申し上げます


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2008年2月22日 (金)

音楽配信伸びてるというけど

Ri01s_2 実は9割が着メロ(着うた)の売り上げだ。
つまり754億円のうち680億円がいわゆるモバイル(携帯)用の着うた、

いわゆるネットの純粋な意味での「音楽」の配信は59億円と全体の8%にも満たない。だから確かに伸び率は二桁ではあるがこのデータを持って「音楽配信市場が急成長」というのは正直しっくり来ない。

売り上げの9割が着メロ(着うた)という事実からもこれは音楽を単なる{ツール」として販売しているに過ぎず、本当の意味で音楽の表現を売っているのではない。先日私が述べた「ツールとしての音楽の売り方」というのがそのまま音楽配信の数字に反映しているということができる。

確かに「ツール」以外の音楽配信は30%伸びているといっても元々の数字が小さすぎて、当たり前だがCD売り上げの落ち込みをカバーできるようなレベルではない。だからこの数字を持ってもし「これで音楽配信がCDにとって変わることが証明された」かのように考えている向きがあるとしたらそれはあまりに早計である。いわゆるITの世界ばかり見ているとそう思えるのかもしれないが、ネットのコンテンツ配信の動向は、一部のアナリストが頭の中で考えるようには動かないものなのだ。

i-tunesでもビデオ配信、映画配信を始めた、だからDVDの時代はもう終わった、もはやDVDは無用の長物である、などと一部のITジャーナリストが云っているのを聴いたことがある。しかしおそらくそういう人は劇場で映画を見たり、ブルーレイのハイビジョン高画質で映画を見た経験のない人だろう。あれと同じ画質、クオリテイの映画を配信でやろうとしたら、いくらブロードバンドでも気が遠くなるくらいダウンロードに時間がかかる。ブロードバンドはあくまで現行のNTSC程度の画質レベルならリアルタイムで配信可能だが、ハイビジョンの情報量は桁違いであることを見逃している人が多い。

だからこういうデータが出てきても、音楽配信の未来に明るい展望は持てないし、だからこれを持って音楽業界が生き返るなどという考えには私は賛成できない。

2007年の音楽配信売上は754億円、前年比41%増~日本レコード協会調べ
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2008/02/22/18557.html

レコ協のプレスリリース
http://www.riaj.or.jp/release/2008/pr080221.html

 iTunes Store(Japan)

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2008年2月17日 (日)

ヨーロッパで演奏家の権利保護機関が延長を提案

欧州委員、ミュージシャンの著作権保護延長を提案

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0802/15/news036.html

意味がわからない人のために解説しますと「実演家」という表現は、クラシック音楽などは一応「再生芸術」といわれ、同じ楽譜でも「演奏家の個性」を芸術表現と考え、それに関する権利を「実演家の権利」といい「著作権」と同じ扱いをするものです。同じようにジャズでもジャズ演奏家によって同じ曲でも全く違う演奏(特にアドリブ部分等を入れると殆ど全く別の曲になります)になることからそれを「著作物」と認識し「実演家の権利」として規定している、いわば演奏家の持っている著作権のことをいう。基本的にはクラシックやジャズの演奏家を念頭においており、それ以外の音楽のジャンルでは作曲家=演奏家というケースが少なくないのでポップス関係ではあまりなじみがないかもしれない。

(注:これは原版権利者と原版権とは別のものです。よく「原版権」と「著作権」を混同する人がいますが「原版権」は音源に関する権利、「著作権」は著作者や演奏家といった「個人」の権利です。業界人でも結構混同する人間が多いのは困ったものですが..)

私自身も一応ピアノをはじめとする演奏家でもあり、そして勿論本職は作曲であるので理論上は2つの権利を持っているわけで、一応建前上は保護期間延長には基本的に賛成なのだが、実はこの提案を手放しでは喜べない部分がある。

私は音楽業界の現状云々とか、ネットプロモーションを強化すべきだと等の見解を述べていたが、勿論コンテンツの基本は権利ビジネスであり、権利保護には勿論賛成である。しかしだからといってただひたすら「保護する」「守る」という部分に過剰にこだわり、音楽コンテンツを広める行為に障害を起きるとしたら問題だ、というのが私の基本的な考え方である。(決して音楽の権利保護に否定的な見解を持っているわけではない、ここのところを一部の人がどうも誤解しているようである

しかし子供でも「過保護」に育てる、つまり甘やかされるとロクな人格の人間にならないのと同じで、過剰な保護は産業の体質をかえって弱体化し、新たなビジネスチャンスをみすみす逃してしまう結果になる。確かにネットの世界には「コンテンツの権利」に敬意を示したり尊重するという考えを微塵も持っていない輩は少なくないことは確かである。しかし本当にそういう連中の権利を踏みにじる行為(違法コピー等)を根本から絶つには寧ろネットの世界に積極的に打って出て、違法コピーの根をたつことをすべきであろう。音楽業界は洋の東西を問わずそれを怠ってきたのだ。

今回の「実演家の権利延長」は95年でこれはいわゆるSP盤の録音のクラシックの名盤の殆どが入ってしまう。これが実現すればクラシック音楽がいくら作曲家の著作権が消滅している曲でも演奏家の著作権が生きていればネットでの放送、ストリーミングは事実上不可能になるだろう。

しかし現実問題としてただでさえラジオのプロモーション能力が落ちてきている現状に加え、地上波のテレビはNHKは別として積極的にクラシックや昔のジャズの名盤をプロモーションするとは考えにくい。従って自由にクラシックのCDをプロモーションするメデイアというとネットしかないのが現状だ。この提案が決定されれば(たぶんされるだろう)クラシックのCDのプロモーション方法が、少なくとも音源を実際に聴く機会は殆どなくなる可能性がある。

何度も云うが権利保護は勿論重要である。しかし、子供を過保護にするのはかえって「惨い」育て方であるのと同様、「守る意識」が過剰になるとかえって自分の首を絞める結果になると思う。それが最近の音楽業界の停滞の原因の一つになっていると私は考える。


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2008年2月11日 (月)

2008年 グラミー受賞結果とその雑感(ネタばれ)

今年は50回目のグラミー、そうグラミー賞がもうけられてもう半世紀なのだ。まさにポピュラー音楽歴史そのものだ。グラミーは受賞可能な部門数だけでゆうに100を超えるので主だった賞の今年の受賞者は以下の通り

・最優秀アルバム 
River: The Joni Letters & Herbie Hancock

・最優秀レコード
Rehab:Amy Winehouse

・ソングオブザイヤー
Rehab:Amy Winehouse

・新人賞
Amy Winehouse

・最優秀女性ヴォーカリスト
Amy Winehouse

・最優秀男性ヴォーカリスト
Justin Timberlake

・最優秀グループ
Maroon 5

詳しくは(英語です)
http://www.grammy.com/GRAMMY_Awards/50th_show/list.aspx

尚、ちなみにグラミーはどんなマイナーな分野でも"CD"である以上受賞のカテゴリーをもうけていて、今年は大統領選のさなかで何と民主党のオバマ候補がナレーションの入っているCDを対象にした "Best Spoken Word Album" でグラミーを受賞している。グラミーの分野の深さ、裾野の広さを示しているといえよう。

それにしてもエミーワインハウス、露出狂とかかなり頭ヤバイんじゃないかとかいろいろいわれたけど、これだけ受賞できてよかったね。しかしグラミーでのパフォーマンスを見てもかなり「キテル」感じがした。数年前のジャネットジャクソンのような「オッ○イポロリ」はなかったけどね...

グラミーを見て面白いのはアーチストのパフォーマンスだ。全部あげるとキリがないが、私のブログにも書いたが昨年はガーシュウインの没後70周年ということでハービーハンコックとラン・ランとオーケストラの共演による「ラプソデイーインブルー」の演奏。全曲演奏すると17分にもなるので、勿論一部をはし折って(実際には全曲の2/3近くをカットしている)の演奏だが、アメリカが出した最も偉大な作曲家に対する敬意を忘れていないパフォーマンスだった。
 そしてジョンフォアガテイ、ジェリーリールイス、そしてリトルリチャードといったロック音楽の草創期に活躍したアーチストも出演。「古典的」なロックンロールだが、これが基本なんですよ。ここをきちんと把握していないとポピュラーミュージックの基礎を理解したことにはならない。それにしてもリトルリチャードは75歳(!!)というのにまだまだ結構歌える、まあ全盛期と比べりゃ声量は落ちているだろうけど...

ちなみにあくまで噂でマ○ケル○クソンがサプライズ出演するというのがあったが、結局出てこなかった。

まあお祭りなんで楽しくやろう、でいいのだがここからは真面目な話
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今まで何度も深刻な音楽業界の状況について述べてきたがアメリカもヨーロッパも基本的な部分は変わらない。ある意味ではアメリカの音楽産業は日本以上にロコツにネットメデイアとかをつぶそうとしている。それはCRBという著作権の管理徴収団体がインターネットラジオ局に対して 直接著作権使用料の徴収を2006年1月からに遡って行うという内容でしかも、この法案はすでに可決されており、各ネットラジオ局やYahoo!など多数の団体からの異議申し立てについても、それを認めない決定を同年の4月17日に行っている。これは事実上メジャーアーチストの曲をネットラジオでオンエアするのを事実上不可能にする法律である。

日本は既にJASRACの規定によって事実上JASRAC信託曲はネットラジオで流せない体制が続いている。私の「癒しの音楽チャンネル」もそのためJASRAC信託曲はネットで流すことができない。(著作権消滅曲は別だが)

またラジオ業界も深刻だ。日本のラジオ業界はもともと駄目だが、アメリカのラジオ産業もイラク戦争以来、崩壊している。はっきりいえばネオコンとそれを支持する人たちが事実上アメリカのラジオの公正さ、音楽のプロモーション機能を事実上崩壊させてしまった。アメリカの音楽文化を支えていたメデイアがその機能を果たせなくなったのだ。

そんな状況でアメリカの音楽産業もかなり深刻な状況ではある。日本人は文化の面では海外なら何でも日本よりいいだろうと考えがちだが音楽業界人のメンタリテイは日本もアメリカもヨーロッパもそう大差ない。

しかし決定的に日本と違う点がある。しかもその違いは日本の音楽産業にとってある意味致命的だ。

それはアメリカもヨーロッパも日常生活に音楽が根付いているところだ。アメリカの白人はカントリー、黒人はR&B ソウルが基本、そして勿論その両者の音楽的要素が往来し、白人がソウルやラップをやることも珍しくなくなった。いずれにせよ「生活」の中に音楽がしっかり入っている。

日本は残念ながらそうではない。着メロ?カラオケ?それがあるから日本でも生活に音楽が入っているじゃないか。と思っている人がいたらそれは生活の中に音楽文化があるというのはどういうことか理解していない人だ。特にJ-popしか聴かない人に顕著だが日本の場合音楽は単なる、友人や職場のコミュニケーションツールに過ぎない。実際そういう人たちが音楽のルーツのゴスペルやブルース、ロックンロールといった「自分たちのルーツの音楽」についてきちんと理解している人たちはどれだけいるだろうか?日本という国できちんとそういったバックグラウンドを持って、日常や生活の中に音楽を文化として持っているのは私の知る限り沖縄県の人たちくらいである。

要は日本では「音楽文化」といっても「作られた」ものだ。日常生活にはゴスペルもなければロックンロールもない、いわんやジャズもクラシックもない。ただ「流行っている」からそれをコミュニケーションの道具として考えているに過ぎない。カラオケBOXにいってレパートリーがないと恥ずかしいから、というものでしか存在理由がない。はっきりいってまだ演歌の方が田舎にいけばまだ生活に根付いているだろう。あとはみんな表面上のできごとに過ぎない。

つまり残念ながらせっかくあれだけ多くの音楽の情報が流れ込んでいながら結局、どれ一つとして本当の意味で「音楽文化」として根付いていないのだ。アメリカにもヨーロッパにもそれがあるだけ日本よりははるかにましである。

勿論音楽クリエーターの端くれとしてそれを作って来なかった、作れなかった私自身にも忸怩たる思いがある。今状況が深刻だけにグラミーを見ても寧ろ憂鬱な気分になってしまうのであった



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2008年2月 5日 (火)

人間の耳ー聞くことと認識(サブリミナル)の話

現在以前お話した万引きを防止する防犯BGM機器についてのテスト設置等発売の追い込み作業をしていますが、これがサブリミナルの原理を利用したものであるため、どうもこの分野に手を染めるとどうしても誤解する人や偏見で話を聞く人が出てきてしまいます。そのため今回から何回かに分けてこの防犯BGMについての理論的な解説を行って行きたいと考えています。

まず最初に人間の耳ー聞くということに関してのお話をします。残念ながらこれから先に申し上げることは必ずしも全ての科学者からの同意を得られないとは思いますが、全く根拠のない理論に基づいているわけではありません。しかし私はサブリミナル現象というのは立派な心理学精神物理学の現象であるという考え方を持っています。科学者の人の中には特に心理学を科学と認めない人がいますが、科学というのはいつも単純明快な答えを出してくれるわけではありません。どうも最近世間の人にそういう先入観を持っている人が多いのは困ったものですが、本当に科学的な分析をしようとしている人はそう簡単に単純明快な答えは出してくれないものです。ちなみに既に多くの人が引用しましたがNHKの視点・論点の先生は実に明快に「科学的」というものを解説しています

・まん延するニセ科学
http://www.youtube.com/watch?v=sCKPIzb3ajA

まあこんなことをいうと私が取り組んでいるサブリミナルこそニセ科学じゃないか、なんていう反論が出てきそうですが、その前にこれから申し上げるお話を聞いていただければ幸いです。

まず皆さんは周波数特性という言葉をご存じでしょうか?電気工学や音響工学等を勉強した人なら必ずこの測定をやらされますが実は音も光も波^つまり波動現象であります。両者の違いはその周波数であり、音は一般に20-20KHZの帯域、光ー人間が見える範囲を可視光線といいますがーは一般に385THZ(テラヘルツといいます)ー3PHZ(ペタヘルツといいます)の範囲といわれます。(但し音は縦波、光は横波ですが) つまり波というのは固有の周波数を持っており、その周波数によってさまざまな特徴を示すわけです。

さて、ここでは便宜上「音」についてのお話になりますが、先に申し上げたように人間の可聴範囲は一般に20-20KHZといわれています。それは耳の周波数特性からそういわれているわけですが、実は私たち音楽制作や録音の仕事をしている者にとっては「周波数特性は同じなのに実際に聴くと音が違う」というのはよく経験することなのです。例えば20KHZまで再生できるスピーカーと30KHZまで再生できるスピーカーを人に聞き比べてもらいますとほぼ全ての人が30KHZまで再生できるスピーカーの方が音が良いと答えると思います。これは今までの業務の経験からわかることですが、人間が本当にその周波数特性通りに20KHZまで聞こえないのであれば両者の違いは感じないはずなのです

一般に今皆さんが聴いているCDは44.1KHZのサンプリング周波数でノイズをカットするために22KHZ以上の音はデジタルフィルターでカットされています。スペクトラムアナライザーでCDの再生音を見ますと20KHZでスパッと落ちているのがわかります。しかしそのためにもし昔のアナログ盤のマスターをCD化しますと20HZ以下、そして22KHZ 以降の周波数成分は永遠に失われることになります。私はアナログの音を聴いてきた世代の人間だからやはりCDの音には何か物足りなさというかいまひとつ心地よく音楽を聴けないというのが正直なところです。

確かにSN比(信号に対するノイズの比率)だけ取ればデジタルサウンドの方がいいですが「良い音」というのは単なるSN比だけでは語れない部分があります。例えばクラブミュージックではいまだにCDの前に存在していたアナログレコード盤が健在ですが、これはやはりCDではアナログレコードのようなビート感、特にドラムの強烈なサウンドが出ないからでこの点はどのクラブDJもほぼ一致した見解を持っています。これは音の世界で飯を食っている私も全く同意見で、ヒップホップのあの協力なビートはCDではなくアナログレコードだからこそ出るものですこれが一人や二人の一部の人間の単なる思い込みの現象だったらアナログレコードはとっくに絶滅しているでしょう

これらは人間が本当に20-20KHZの範囲でしか聞こえない、認識していないという考えでは説明できない現象です。この周波数特性の数字は人間の耳の器官だけを取った数字なのでもし人間が20KHZ以降の周波数の情報を聴取、認識しているとすれば、それは聴覚以外の何らかの別の方法で情報を得ているという仮説も成り立ちます。勿論、これはまだ実証されているわけではありませんが、動物では象が足から地面を通して遠くの音の情報を得ていることがわかっており、人間も例えば皮膚等の何らかの場所を通してそうした情報を得ているということがあっても不思議ではありません。少なくともその可能性は否定できません。ちなみに私はホール録音の仕事を何度もしたことがありますが、人が誰もいないホールと人が満杯な時のホールでは明らかに音が違うことは一度でもホール録音を経験した人間ならわかると思います。具体的にいえば人が多いと音を吸うんですね。つまり人間はある意味吸音材なんです。これは音に関する情報を人間が耳以外にも吸収していることを示しています。

実は最近父親が持っていたアナログレコードを家でよく聴いているのですが本当に聴いていて気持ちがいいんですね。反対にCDだと何か薄っぺらなつまらない音に聞こえてしまう。

しかしここで耳の周波数特性だけを考えますと、確かに30KHZの信号だけを発信させてもその信号自体を認識できる人は殆どいないでしょう。コウモリの超音波や犬笛も同様です。しかし先ほどの話のようにCDよりはアナログレコードの音の方が気持ちよく聞こえる。私自身は論文を確認していないが、一部の研究で20-50KHZのに存在する音の情報は、人間に安心感をあたえるという研究もあるようです。つまりここでいえるのは私たちが直接耳で聴取している「音」の情報(通常の20-20KHZ)とそれ以外の周波数帯域の音の情報は聴取している器官も違い、脳への認識の過程(経路)が違うと考えないとこの現象は説明できないと思うのです。 私たちが耳を通して聴取した音の情報は直接脳の方に情報が行きます。しかしそれ以外の音の情報はもしかしたら違うかもしれません。その経路として考えられるのが潜在意識です。

Icon_hyozan 潜在意識というものを発見したのはオーストリアの心理学者フロイド(Sigmund Freud1865-1939)で、潜在意識とは簡単にいえば私たちが持っている無意識や本能的な部分であります。実は日常生活で私たちは無意識に多くの情報を取り入れていることがわかっております。これらの情報はいわ