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2019年12月14日 (土)

「ポストCD時代」での作曲家の宣材の形ー改良版

グローバルでコンテンツ制作にもはや国境がなくなっている現代。作曲家の「宣材」(ポートフォリオ)も変わって行かざるを得ないのでは、と思いこういう記事を書いたことがある。

■CDがなくなることで変わって行く作曲家の宣材の形ーあくまで1つの案です。 http://kyojiohno.cocolog-nifty.com/kyoji/2018/09/cd-565c.html

Img_2266

つまりデモをスマホ等で聴けるように、デモ音源のurlをQRコード化すること、を1つの試みとして行った

これが意外に好評だったので、これを更に改良することにした。具体的には音源はSoundcloud 動画はyou tubeのタグ埋め込みをまとめたウエブページを作ったことによる。具体的には基本映画音楽作家として売り込んでいるので (1)映画音楽、劇伴のページ (2)歌もの、テーマソング等のページ (3)動画、ミュージックビデオ、予告編等 を掲載したページ 

いずれもPCでも見れるがスマホでも聴いたりみたりすることができるものである

(1)映画音楽、劇伴のページ

PCではこう見えるが

Song_page

Img_2005

スマホではこうなります。

これはSoundcloudのプラットホームを使わせていただき、それでストリーミングしています。こちらでオーデイオのストリーミングタグを今まで使っていたんですが、メモリーも自由に使えるのでこちらにしました。

https://www.hybridmusic.jp/music_samples_soundtrack.htm

QRコードからアクセスできます。

Qr_code1576071698soundtrack

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2019年11月27日 (水)

CDはもはや絶滅するーストリーミング経由で取って代わるはずだったアナログレコードに逆に「取って代わられる」ことに

昨日ある作業している間に気がついた。CD-Rのストックがなくなっていた。

まだ全く使わないわけにいかないのでおそらく買いにいくとは思うが、もう日本以外の国ではCDを使わないので逆に買いにいくのに抵抗がある。日本の音楽関係者で認めたがらない人がいまだに多いがCDはもう完全に絶滅する運命にある。

歴史の皮肉だと思うのは、もともとCDはアナログレコードにとってかわるメデイアとして普及した。しかしアナログレコードは主にクラブシーン、Bootlegの分野で生き残り今やアーチストの主力製品として完全復活している。なぜならベース音やキック音、またはストリングスの音などCDだと薄っぺらな音だが、アナログだと厚いサウンドになる。特にベースやキックなどはサブソニック成分があるのでCDでは絶対に出せない音がアナログでは出すことができる。その結果、本来「とって代わられるべきメデイア」が逆に「とってかわるはず」のCDを逆に凌駕しつつあるという、何とも皮肉な逆転現象が起きている。

この現象が単なる「回顧趣味」ではないのは欧米の音楽産業の図式が以前とは大きく変わっていることからもわかる

つまり既に欧米では

<ストリーミングでリリース>
      ↓
<再生回数を増加 → ファンを増加>
      ↓
<アナログレコード その他のマーチャンダイス販売>

という図式が定着しつつあるからである。

もともとサブスクリプションによるストリーミングサービスは本来「曲をプロモーションする」「アーチストをプロモーションする」目的で考えだされたもので欧米ではSpotifyと同じくらい普及しなぜかいまだに日本でのサービスが開始されないパンドララジオなどは実に有効なプロモーション手段の可能性を秘めている

Spotify, Apple music, Amazon Premiere 等の各サービスには「アーチストページ」がもうけられていて、アーチストの音楽が世界のどの地域、どの年齢層、どういう音楽の嗜好性を持った人が聴いているかわかるようになっている。そのためストリーミング時にそれらをデータ解析してマーケテイングする、という図式が成立している。ストリーミングのデータ分析こそがコンテンツのマーケンテイングの成功のカギを握る。今や世界の音楽ビジネスの重要な手段となっている

これを日本の音楽事務所関係者にいっても私が何をいっているのか、意味が全く理解できない人が殆どだ。だが欧米では既に常識になりつつある。日本が後進国になっている原因がここにもある。

もう1つ日本の音楽業界関係者がCDに固執する理由としてレコードメーカーとCDショップの販売網(日本レコード協会)の間に特定のメーカー以外参入することができない、或る種の「既得権益」のようなものが存在するからである。だがサブスクリプションが主役になれば大手メーカーでなくてもSpotify, Apple music, Amazon Premiere 等に音源を流すことができる。アナログレコードの流通網も同様である

そういうわけでCD-Rコピーの機会は今後減っていくだろう。でも日本ではすぐにはなくならないからまだしばらく使うかな。但し最近ではコンビニ等でCD-Rをみつけることも少なくなった。量販店でないと手に入らないかもしれない

つまりそもそもCD-R自体がもう手に入らなくなるかもしれない

アナログレコードが結局CDにとってかわる。
なんという皮肉だろう

これらの現象はいつも私がいっていることが間違っていないことを証明している。

つまり

今何十年に一度という大変革の時代である。
そしてこの大変革は避けることはできない

変化を極端なほど忌み嫌う音楽業界の皆さん。
残念ながらこれが現実なのです

 

 

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2019年11月20日 (水)

JASRACの「変革宣言」も もっと根本的に変革すべきところがあるのではないか?

昨日こんな記事を目にした

■JASRACが「変革宣言」。新規事業への着手や著作権管理手数料率の抜本的見直しなど構想発表
https://www.phileweb.com/news/hobby/201911/19/2687.html 

詳細な発表はまだしていないが概要を表すと

1.今年2019年に創立80周年を迎えたことを受けて「文化芸術を発展させるための新たな取組」「音楽著作権の保護と音楽著作物の利用の円滑を図ることによる文化芸術の普及と発展」による文化事業を展開

 2.「デジタルトランスフォーメーション」と「組織人事の見直し」を進め、「委託者の方々への付加価値の向上、委託者・利用者のみなさまへのサービス・満足度の向上、そして、そのための透明性の確保と経費削減を実現し、権利者の方々に向けた変革として、委託者の方々への使用料の分配を、これまで以上に増加させる取組を強化するとともに、委託者ご自身の音楽作品の管理状況が、より分かりやすくなるシステムを整える」

3.現在の演奏権、複製権、インタラクティブ配信や放送にかかわる著作権管理事業の手数料を3年間かけて抜本的に見直し、2022年に新管理手数料率を完成させ、データベースの整備や分配明細書の精緻化などの取組をさらに充実させる

4.ライブハウスや飲食店などにおける演奏に対して支払われた使用料の分配を、サンプリング調査による分配方式から、使用された全ての音楽作品の報告を元に分配比率を決める、全曲分配方式への移行を進める。

としている。何とも抽象的でよくわからないのだが、3と4に関しては悪名高い「包括契約」による使用料分配が絡んでいるとも受け取れるが具体的に何をどうするのか、これだけだとわかり辛い。また未確認情報だが1、の「文化事業」も「包括契約」による使用料徴収の収入から文化事業の資金にする、などという話もある。

いずれにせよJASRACを改革するというのなら取りあえずその悪名高い「包括契約」をで街のライブハウスその他から徴収したお金を信託した作家にきちんと分配することだ。そのこと自体が全くできていないためにこの「包括契約」 についてはさまざまな問題がある。

改革というのならまずは「包括契約」 をより透明性を高め詳細な内容を発表することだ。「包括契約」による徴収額がJASRACの役員の高額な退職金に消えてしまう実態では「改革」なんていったって誰が信じるというのだ?「包括契約」の透明性確保こそJASRACの社会的信用の礎になる

あとメジャー系のアーチストで未だにNextoneの存在すら知らない人間が多いし、実質的に著作権の「演奏権」に関してはJASRACの独占状態が続いているためそれによってお店の強制徴収だけでなく私が反対している音楽教室からの著作権徴収等、横暴な行動に出ている。Nextoneには著作権管理委託だけでなく信託の権限も与えるべき。それこそが最大の改革だ

関連記事
■音楽教室から著作権徴収ーJASRACは過剰な著作権「演奏権」信託権濫用による徴収をやめよ!!(緊急声明)
http://kyojiohno.cocolog-nifty.com/kyoji/2017/02/jasrac-99bc.html

■JASRAC音楽教室への「演奏権」摘要問題-YAMAHAを始めとする「音楽教育を守る会」が提訴ーJASRAC大橋常務理事の主張の問題点
http://kyojiohno.cocolog-nifty.com/kyoji/2017/05/jasrac-yamahaja.html


アメリカはASCAPとBMIという2つの著作権信託機関があり両者の公正な競争で成り立っている。日本は形だけNextoneがあるが実質JASRACの独占状態が続いているため公正な競争とはいえない。

JASRACが音楽文化の発展のための事業ー具体的にはどういうものを考えているのかわからないが、そのこと自体を否定するものではない

■著作権管理80年、音楽文化を振興
https://www.jasrac.or.jp/news/pdf/1118.pdf

音楽利用者に対する変革として、音楽利用の手続きの利便性向上を今まで以上に実現させると宣言。「お支払いいただいた使用料が、きちんと権利者に届いていることを、利用者の皆さまにも実感いただけるような仕組みを整えます」としているが、それを示すためにも 「包括契約」の透明性と作家への正当な分配等、やるべきことを行動を示す必要があろう。

 

 

 

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2019年10月27日 (日)

ブログのアーカイブ整理をしてここ15年くらいの音楽業界の激しい変化を実感する

このブログは開設してもう15年たちます。最初はパラッパラッという感じで記事を書いていましたが、途中から「自称ブロガー」としての活動を展開。これは当時既に深刻な音楽不況の状況に対し音楽の世界で仕事をする人間の端くれとしてどうすべきか、私なりに考察をしていくという目的もありました。勿論ライブやイベントの報告もありましたが、改めてみてここ15年の音楽業界の変化をみて愕然とするわけです。

音楽業界でメインストリームを歩いている人たち、いわゆる音事協の人達は概して変化を忌み嫌う人たちが多く、マーケットの劇的な変化に対しても変化に対応することに極めて消極的な人が多かったということができます。しかしその音楽業界も15年の間にさまざまな変化が起こり、とりわけマーケットの形態、プラットホームに関しては劇的な変化に見舞われました。そのためとりわけマーケテイング、業界のありかた等を論じたブログ記事は一時は重要なポイントを指摘した記事もありましたが、もはや時代遅れの論点となってしまった記事も多く出てきました。

しかし一方では当時の状況から音楽のビジネスをどのようにやっていこうかという議論を真剣に行っていたこともあり、時代遅れだからといって削除するのも忍びないということもあり、ブログ記事と切り離したアーカイブとして残すことにいたしました。

http://www.kyojiohno.com/archive.htm

音楽業界がどのように変化したか、簡単にまとめると以下のようになります。

1.マーケットのプラットホームの変化

  CDパッケージ  ➡ ダウンロード ➡ ストリーミングサブスクリプション


2.マーケットの市場範囲

 従来の国内中心市場  ➡ グローバルな展開

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2019年9月26日 (木)

金ピカ先生 佐藤忠志先生を悼む

昨日突然の訃報を聞いて驚きました


■佐藤忠志さんか、自宅で遺体発見 「金ピカ先生」
https://www.asahi.com/articles/ASM9T3D9SM9TUTFL003.html


「金ピカ先生」といわれタレント予備校講師の先駆けのような方でした。実は佐藤忠志の「受験英語の歌」のCDをずいぶん前ですがプロデユースしたことがあります。般的には秋元康の方が有名ですが。私の方でも2枚出させて頂きました


Satoh Satoh2


受験生のための「英語の歌」の歌、いろんな無茶な要求にもこたえていただきました。本当に楽しく仕事をさせていただいたことを覚えています。


お仕事をさせていただいた当時は、サンミュージックの所属でしたが、その後大学の客員教授とかも努められていたようですが、最近は私の方もあまり連絡を撮らなくなっていました。


今回の訃報、本当に残念です。改めてご冥福をお祈り申し上げます


 





 


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2019年9月22日 (日)

ゴスペルコーラスのレコーデイングを行いました

詳しい内容については情報解禁前なのでここでは書けません。

とあるテーマソングのレコーデイングでゴスペルコーラスとボーカルのレコーデイングを西東京市のスタジオで録りました。初めて使うスタジオです。

Studio_tlive1

西東京市にあるスタジオTlive というpro toolsのスタジオです。例によってオケその他は既にpro toolsファイルをあらかじめファイル転送で転送し、私はハードデイスクを持って行きました。それがここしばらくの外部スタジオを使う際のやりかたです。

Studio_tlive2 
ブースも意外に広いですね。もっとも普段私が使う地元のスタジオは天井も高くライブに録れますが、コーラスやボーカルを取るならこれで十分です。

Studio_tlive3でも、スタインウエイのグランドが置いてありましたね。今回のレコーデイングでは使いませんでしたが、スタインウエイが録れるなら、別のレコーデイングの時に考えてもいいかもしれません。ちょこっと触ってみましたがいい音していました。..

ブースは結構音的にデッドな印象は受けました。

今回はとあるテーマソングでコーラスとボーカルのレコーデイング、ゴスペルのコーラスの活動をしている人たちにお願いしました。

最近日本でも教会とかでゴスペルを歌うところが増えていることがわかりました。伝統的な西洋の教会と比べてやはり楽しいのか歌いに行くだけでもゴスペルのメンバーが増えているようです

Rec092001

実際に録ってみてゴスペルを本格的にやってる人達は歌唱力が違うのを実感しましたね。今某メジャーレコードで「自称R&B」というニセモノをあたかも本物であるかのように売り出しているレコード会社がありますが、本物を聴かせたらたぶん大多数の人は考え方が変わると思います。とにかく普通の日本のボーカリストと比べても歌唱力が違いすぎます。

最近教会のゴスペルコーラスが増え、ゴスペルシンガー自身も増えているということであれば、これは日本の音楽シーンの底上げに繋がるのでは、という期待が出てきます。

録音後、とてつもないトラック数になりました。

Rec092002

でもなんとか次の日にはTD(トラックダウン)作業を行うことができました。

このレコーデイングされた曲の詳細は現段階では申し上げられません。ただ私が推進しようとしている「グローバルなコンテンツ制作」の一環と申し上げておきましょう。実は歌詞は日本語ではなく英語です。

歌詞は基本私ですが、スタッフとの協議で事実上共作となっています。作曲と編曲は私です

発表できる段階になればこのブログで発表したいと思います。

 

 

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2019年6月 8日 (土)

日本の音楽業界はなぜ遅れてしまうのか

当ブログのだいぶ前の記事だが日本の大手の音楽事務所の社長がネットフリックスを知らなかったという記事を書いた

■ネットフリックスすら知らなかった某音楽業界トップの時代遅れ
http://kyojiohno.cocolog-nifty.com/kyoji/2019/03/post-6d78.html

ある程度映像やその他のコンテンツ産業に関わっていれば、こんなセリフを聞いて耳を疑うだろうと思うのだが、これが日本の音楽業界の実態である。私はこういった体質にもう長い間戦ってきたわけだが、最近はそれらに対抗するのはアホらしくすら感じるようになってきた。

Spotify導入に何年かかったのかわからないし、今でも正直「嫌々ながら」やっているのが現状で、いまだに世界ではもはや旧態依然となったCD販売というビジネスモデルにいまだに固執している。

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欧米ではストリーミングによって音楽産業がV字回復しているのだが、それに対し日本の業界筋からは信じられない 嘘だありえないという反応しか返ってこない。これは今でもそうだ。

残念ながら日本はもはや音楽に関しては完全な後進国となりはてている、音楽のクオリティの面でもインフラの面でも.. これは残念ながらもはや否定しようもない事実だ

それにしてもどうして日本の音楽業界はこうも遅れてしまうのだろうか?

いくつか考えられる理由を上げてみると

 

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2019年5月 6日 (月)

ストリーミング時代に入り「廃盤」という概念が変化するのではないか?と考える

私も音楽の世界で長く仕事をしているのだが、恥ずかしながら「廃盤」の憂き目にあったアルバムは数知れない。いや、もう殆どのメジャー発売のCDは事実上廃盤になったといっていいかもしれない。

「廃盤」というのはCDを始めパッケージの流通が止まる、ということを意味する。昨今なら音楽配信(ダウンロード販売)もストップするということになる。

だがメジャー販売ではなく、いわゆる自主流通(Tunecore , CD baby , その他)を経由した場合いわゆるメジャーレコードの場合と事情が違うと思うのだ。

パッケージの流通は「廃盤」と通知すれば事実上パッケージは流通されない。販売が事実上中止となる。

だがストリーミングが主体となっている現代では例えパッケージの流通が終わってもSpotify ,Apple Music, Amazon Premiere 等で流し続けることは可能だ。その判断は「メーカー」である私自身に委ねられているからである。

実は私の作品でCD等のパッケージの流通は止めたが、まだストリーミングを続けている作品がある。6曲入りのミニアルバムでジャンル的にはいわゆるJ-popのカテゴリーに入るのかもしれないが、いくつかの曲はリスナーの受けがいいかに関係なく個人的には結構自信作も入っているためである。


  • 奥津恵 「未来」

興行的には成功したとは言い難い。また個人的にはこの作品のプロモーションその他であまりいい思い出はない。寧ろ嫌な思い出の方が多い。

だが曲の中にはこのままお蔵入りさせてしまうのは忍びない作品もあり、結局パッケージの流通はストップしてもストリーミングだけは引き続き継続している。

無論このアルバムや曲を今後どうしようなどとは全く考えていない。しかし機会があればまだ聴いてもらいたい。そう思っただけだ。

私は今後こういうケースは私だけでなく他の作曲家、アーチストについても出て来るのではないか、と考えている。流通にはコストがかかるためあまり販売が見込めないものは「廃盤」という処置をせざるを得ない。だがストリーミングは一度やってしまえば別に新たなコストなど必要ない。まかり間違ってこの曲が好きだ、などという人が現れれば少額でも収入にはなる。

つまりストリーミング時代には「廃盤」という概念がなくなる、少なくともパッケージの時代と比べると変わっていく。

そう考え、感じているのは私だけだろうか?

とにかくこんなアルバムなのでよろしければ聴いてみて下さい。取りあえずApple MusicとSporifyのウイジェットを貼っておきます。

 

 

 

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2019年3月23日 (土)

ネットフリックスすら知らなかった某音楽業界トップの時代遅れ

先日なりゆきでとある某音制連の非公式な集まり、というか飲み会に行きました。


正直自分にとってはもはや場違いの空間なのであまり居心地はよくなかったんですが、某音楽事務所の社長とか某プロダクションの社長とか(いずれも年配といっていいです)適当に挨拶をして昨今の業界状況の雑談になりました。


その話の流れの中でいささか耳を疑う言葉が発せられました


ネットフリックスってなんですか?


聞いたことあるんですけど


おいおい、マジか。 


いくら音楽、映像の違いがあるとしても、いくらなんでもそれはないだろ?と思いました。


一応この方たちの名誉のためにいうと、昨今の業界の現状でAppleとかSpotifyとかの「ストリーミング」は勿論知っていました。しかし予想通り否定的な意見が返ってきました。


「ストリーミング、あれは最悪だ」


IT系がレコード会社つぶすためにやった陰謀だ、という話まで出てくる始末。欧米では完全にストリーミング、サブスクリプションで音楽業界がV字回復していることを知らないことはないでしょう?


ネットフリックスもわかりやすく「ネットのテレビです」と回答したらいかにもバカにしたように「たかがネット放送ですよね」という返事が返ってくる。そうか、この人たちはネット放送に関してまだその程度の認識しか持っていないのか、と改めて愕然としました。


確かに10年前のネット放送はたいしたレベルではなかったですよ。でも今は違います。


これは音楽業界で長年続いていた「タイアップ」の弊害だと考えます。つまり基本的にテレビといえば地上波以外に興味を示さない。


日本のガラパゴスの世界しか見ておらず日本の外で何が起きているか、ということには無関心、だからストリーミングで海外で音楽市場が回復している、という情報も本気にしていない、という状況で実際「あんなの嘘だろう?」などと云っている人もいました。おいおいその辺のネットのいい加減な情報ならともかくまがりなりにもRIAA (アメリカレコード協会)が発表したデータなんだから嘘であるはずないでしょうよ。


全くどんだけ時代遅れの業界だよ、と思わざるを得ませんでした


まあとにかく長居は無用、ということで適当に見計らってその場を後にしましたが、帰路に向かっている時には頭の中は「いかりや長介」モードでしたね


だめだこりゃ


まあこういう人たちがいまだ日本の音楽界の多数を占めている、牛耳っているという悲しい現実がありますからね。この会で参加して残念ながらこの方々が引退、もしくは棺桶にでも入っていただかないと日本の音楽業界は変わらないんだろうな。と思いました。それにはあと5年?いや10年かかるかもしれません。また悲観的なモードが増幅されてしまいます


日本の音楽の夜明けはまだまだ遠そうです


 



 





 





 


 


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2019年2月17日 (日)

ますます活性化する映画の世界、どんどん衰退化している音楽の世界、あまりの対照ぶりに愕然としその原因を考える.

私は基本音楽家だが映画音楽をやっているということもあり、映画の世界にどっぷりつかってしまっている。さらにFacebookというSNSで「エンタテインメント業界キャステイング」というグループの管理人もしている。これは音楽だけでなく映画、アニメ、ゲーム、グラビア等あらゆる形のエンタテインメントの分野を扱う関係上、音楽以外の分野の人と接する機会も多い。それは現在のようなエンタテインメントが多様化している現在では寧ろいいことだとは思っている。

しかしそういう中でどうしても気になってしまうことがある。

一昨日私が管理するグループと提携関係を結んでいるシネマプランナーズが新宿に新拠点である「シネマプランナーズラボラトリー」をオープンしてそのオープニングパーテイーに出席した。前日からのFacebookページの状況から参加者が会場のキャパいっぱいになるのでは、と思うくらい参加者がふえたのだが、結局当初見込みの100人の倍近い人間がオープニングパーテイーに出席した

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実はこのシネマプランナーズに限ったことではなく、最近私が主催者側になった映画イベントもいずれも盛況で会場キャパいっぱいの状態が続いている

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1月20日に開催された「カフェで短編上映会兼新年会

 

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昨年の12月の映画人交流会

 

これに対して昨年の私が主催した音楽ライブイベントだが

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2019年2月11日 (月)

グラミー2019年で日本がいかに「音楽後進国」であるかを改めて実感

本日2019年のGrammy授賞式が開催されました。
主な受賞者は以下のページをご覧ください(英語ですが)

https://www.grammy.com/grammys/news/2019-grammy-awards-complete-nominees-and-winners-list

尚、日本人関連ではChildish Gambino のミュージックビデオを監督したヒロ・ムライさんが「ベストミュージックビデオ」を受賞されました。ヒロ・ムライ氏は作曲家の村井邦彦先生のご子息だったんですね。村井邦彦先生はアルファレコードの創立者でもあり、作曲家として多くのヒット作を書かれています。
息子のヒロさんは9歳からアメリカに住んでいて、ハリウッドの映画監督の道を歩んでいらっしゃるようです。東京で生まれましたがLAで育っていますので悪い意味での「日本の業界」には染まっていないようですね。それがよかったのかもしれません。

ヒロ・ムライ氏はドラマでゴールデングローブを受賞されていますが、そう遠くない内に劇場公開の映画も監督するでしょう、

もうこれからこういう映画監督さんがどんどん出てきますね。またでなければならないと思います。映画のグローバル化、ボーダーレス化はどんどん進んでいます。

その他欧米の音楽シーンと日本との差などもうさんざん述べたので今回は触れません。もう両者を同じテーブルにおいて比較するなんて欧米のミュージシャンに失礼ですし、日本人としても恥ずかしくてそんなことを論じたくもありません

さて「日本の業界に染まっていない」という観点からすれば日本とアメリカの音楽業界の収益構造の違いが今回改めて浮き彫りになった形です。

 

 

 

Riaa_2017musicshare

 

上記のグラフからアメリカでは既に音楽産業の収入の65%がストリーミング経由のものであり"Physical"というCDやアルバムは17%に過ぎません。音楽配信の今や15%に過ぎずいずれも減少の一途をたどっています。(但し後述しますがビニールーいわゆるアナログレコードは増加しています)

日本の音楽業界、レコード会社について一応ストリーミングで音源を流してはいますが、いまだに業界関係者の大多数がストリーミングに関して否定的な見解を持っており、アメリカをを始め、ヨーロッパ各国は完全にCDは過去のメデイアであるかのようにいわれているのに、日本ではいまだに"CD"という盤の販売というビジネスモデルに固執しているのが現状です。

ストリーミングの欧米での普及は単にユーザーのニーズ、その他によってCD等のパッケージからストリーミングへのパラダイムシフトが起きたのではどうやらないようです。そして以下の記事を読んで日本の音楽産業と欧米の音楽産業の決定的な姿勢の違いが、欧米と日本の差を生み出したということがわかりました。

ひとことでいえば新しいプラットホームに対する業界の姿勢の違い、が日本と欧米のストリーミングでの収益の差に直結している、という点です

以下の記事をお読みください

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