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2017年3月11日 (土)

ラグタイム王スコットジョップリンの没後100年ー20世紀のポピュラーミュージックに影響を与え、クラシック/ポピュラーの垣根を取り払った孤高の作曲家

大野は一昨年から阿佐ヶ谷の名曲喫茶ヴィオロンにて、ラグタイムコンサートを開催していますが...

Cbfcvl1uuaaorhv

来月の4月1日は特別な意味を持ちます、それはラグタイム王といわれたスコットジョップリンの没後100年に当たる日だからです。

Scottjoplin

スコットジョップリン 1868-1917

日本ではラグタイムというと今1つ馴染みがないようですが、私がラグタイムを重用視するのは

1.20世紀の音楽史を書きかえるほど、ジャズ、ブギウギを通じてロックンロールまで現代のポピュラーミュージックの大きな影響を与えた音楽であること

2.ジョップリンは終生、自らを芸術音楽の作曲家として認められたいという大望を持って音楽活動をしており、その結果「大衆的」といわれた音楽を芸術の領域まで昇華させ、自身はオペラやバレエ曲(現存せずー一部は「ラグタイムダンス」「ストップタイムダンス」として別作品として出版)の作曲まで行ったこと

ジャズやブギウギが勃興して以降、ラグタイムは一次忘れ去られた音楽になっていましたが、ご存じ映画「ステイング」でジョップリンの「エンターテイナー」がテーマ曲になって以降ジョップリンの再評価が行われるようになりました。具体的には突如として、あらゆる人がジョプリンを演奏し始めました-かつてこのように広範囲に及んで、ジョップリンの音楽が正当な評価と理解を得たことはなかったといっていいでしょう。

何よりもクラシックとポップスという双方のジャンルで膨大な数の演奏がなされることで、ジョプリンのラグはその垣根を超越してしまいました.。、1976年には-彼の業績に対しては遅すぎる認識ではありましたが-、ピューリッツアーよりジョプリンに特別賞が贈られました。死後60年になってようやく評価されたのです

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2017年2月 3日 (金)

音楽教室から著作権徴収ーJASRACは過剰な著作権「演奏権」信託権濫用による徴収をやめよ!!(緊急声明)

ご存じの通り私が経営している会社の主要取引先は某楽器メーカーであり、音楽教室の教材の制作を行っている。それだけにこのニュースを聞いて驚いた

これまで著作権の徴収において教育現場での使用料徴収は教育を重視する立場から著作権料徴収はしない、というのが通例となっていた。ところがその通例をJASRACは「演奏権」を根拠に破ろうとしていることがわかった
■音楽教室から著作権料徴収へ JASRAC方針、反発も

http://www.asahi.com/articles/ASK213QYXK21UCVL00P.html

そもそも著作権を教育現場に条件的に摘要する場合は非常に限られている
http://www.jasrac.or.jp/info/school/
http://www.jasrac.or.jp/park/inschool/

だがこれらは学校でCD,DVDを配布する、楽譜をコピーして配布する、そして文化祭等にアーチストに対して報酬を払った場合、等のみを規定している。

そして万国著作権条約パリ改正条約の第五条の3-3にも「例外規定」として「この条の規定に基づく許可は、教育又は研究を目的とする場合に限り、与えることができる。」としている、

http://www.cric.or.jp/db/treaty/bap_index.html

だが上記いずれの規定の中にも「演奏権」に関する規定が含まれていない。今回のJASRACのヤマハ、カワイの音楽教室への課金はそれを根拠にしている。やりかたが実に姑息だ。そしてこれは明らかに万国著作権条約パリ改正条約の基本精神に反するものである。

・著作権の「演奏権」徴収を学校教育まで対象にする道を開く暴挙

今回のヤマハ、カワイに対する「演奏権」の著作権徴収は「演奏権」の規定を個人の音楽教室や学校教育にまで広げる道を開くことを意図しているのは明らかだ。ヤマハ、カワイの音楽教室の運営も決して楽ではないし、いわんや町でピアノを教えている個人のピアノ教師を始め小さな音楽教室などまず、徴収されればやっていけない。そして街の小さな音楽教室や学校での音楽授業にも「演奏権」に基づく著作権徴収を広げる可能性がある。いや、殆どそうなるのは時間の問題といっていいだろう。

これはいうまでもなく日本国内のほぼ全ての音楽教室の存続を危うくし、全ての学校の音楽の授業にまで適用すれば日本の学校から音楽の授業が消える可能性すらある、

これは決して大げさなことではない。JASRACが学校の音楽教育にまで「演奏権」の著作権料徴収を強行すればそうなる可能性が高い。

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2016年12月30日 (金)

「PPAP」「前前前世」にみる「音楽業界ヒットの方程式」崩壊の様相がみえる興味深い傾向

やっと仕事納めができ、ブログ、音楽関係の記事を書く精神的余裕ができた。昨今はイベントやライブ、その他の業務の関係で忙殺され、わざわざブログ記事を書くパワーが著しく衰えている。別記事にも書いたがもはやブロガーを続けることが正直困難になりつつある。

また日本のJ-popや歌謡曲とかにもかなり前から興味を失っているので、本日のレコ大など正直どうでもいいと思っている。
しかしそれでも今年はある意味、少し面白い変化が起きていると感じている。

それは既存のメジャーのレコード会社や大手プロダクションが仕掛ける「タイアップ→メジャーでヒット」という方式が崩壊の体を示しているからである。

その際たるものがピコ太郎の「PPAP」だ。 内容に関しては今更いうまでもないがこのヒットのプロセスを見ると従来の日本のJ-popのパターンとは根底から違う

1.きっかけがyou tubeであること。勿論いわゆる地上波テレビのタイアップなど一切ない

2.そしてそもそものきっかけが海外ージャステインビーバーのtwitterがきっかけだったこと

3.SpotifyやApple Musicなどのストリーミングサービス主導で広がって行ったこと

この中では既存のメジャーレコードや日本の音事協が信じて疑わなかった「ヒット曲の方程式」など微塵もない、単にこの「パイナッポーペン、アッポーペン」という特に意味がない(だからこそ面白い)パフォーマンスが受けたためである、

私見ではこの「パイナッポーペン、アッポーペン」という詞は「英語が苦手な日本人」を逆手に取ったことが功を奏したと考えている。この歌詞自体は英語を自国の言語にしている人間からは絶対に出てこない発想であり、だからこそジャステインビーバーを始め外国で受けたのだ。
変な話ピコ太郎が英語が堪能な人間だったら逆に受けなかっただろう。
これらはレコード会社からは「予想もつかない」ヒットのパターンだろうし、結果的に海外やサブスクリブション(ストリーミング)であれだけヒットしたという数字がなかったら日本のレコード会社など絶対にアルバム等を扱わなかっただろう。

私も経験があるが、レコード会社は「確実にヒットするという『保障』」を要求することが多い

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2016年12月27日 (火)

2016 Terrible year for music 訃報の異常なほど多い音楽文化にとって最悪の年

昨日日本はSMAP解散という話題がもっぱらだが、私はそんなことは正直どうでもいい

昨日また衝撃的なミュージシャンの訃報を聞いてしまいそちらの方でかなり動揺している、ジョージマイケルが53の若さで逝去した。死因はいまだ不明だが、ドラッグ関係ではないらしい。

■George Michael: Pop superstar dies at 53,
http://www.bbc.com/news/uk-38432862

よりによって現地時間クリスマスの日に逝去。死因はいまだ不明のままだが、本当に「ラストクリスマス」になってしまった....

それにしても今年は著名なミュージシャンの訃報を一体いくつきいたことだろう、思い出せるだけでこれだけいる。たぶんまだ書き忘れたアーチストもいるはず

ジョージマイケル、レオンラッセル、グレッグレイク、バーニー・ウォーレル、プリンス、キースエマーソン、デビッドボウイ、モーリス・ホワイト、グレン・フライ

そして今日はウエザーレポートの初代ドラマーだったアルフォンス・ムザーンの訃報まで飛び込んできた

■Alphonse Mouzon Dead At 68
http://www.inquisitr.com/3828577/alphonse-mouzon-dead-at-68/

一体今年はどうなっているのだろう? 本当に今年のこの訃報の多さは異常だ。

2016年は音楽文化にとって最悪の年として記憶されるだろう。音楽ビジネスの動向もまだ不透明なところが多い。

今年もあと4日だがもうこれ以上の訃報は聞きたくない

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2016年8月28日 (日)

作曲家に学歴は必要か?

既に何度もこのブログで書いているが私は音大出身ではない

正確には音大の作曲学科の受験を本格的に検討した時代はあったのだが、結局普通大学に入った、しかしながら作曲家になりたいという思いはいささかも揺るがなかった。

今日面白いブログ記事を読ませてもらった。武満徹と小澤征爾の「学歴」に関する記事である

■音楽家を例にして、 日本と世界ー人間を見る目の隔たり。小沢征爾、武満徹、清瀬保二
http://blog.goo.ne.jp/shirakabatakesen/e/ed7aa3daf54f1cfb264d7c0fdb42af8c

素晴らしい文章なので全文引用させていただく

Takemitsu

世界的に最も高く評価されてきた日本の現代作曲家は武満徹(たけみつとおる)でしたが、彼は、音楽教育を受けていません。
高卒ですが、高校は、文京区白山にある京華高校で、音楽教育はありませんでした。

武満徹の唯一の先生は、清瀬保(きよせやすじ)ですが、清瀬も音楽学校に学んだことはなく、独学です。名実共に日本を代表する作曲家で、独創的で優れた和声を生み出した人です。

ボストン交響楽団やウィーン国立歌劇場の音楽監督を務め、世界最高の指揮者の一人と言われる小澤征爾斎藤秀雄がはじめた桐朋短大の音楽部卒で、当時は誰も知らない学校、というより私塾の出です。 

 日本を代表する最も優れた音楽家は、みな学歴がありません。この事実くらいは知らないと、芸大卒ならとかNHK交響楽団ならとかという歪んだ評価=間違った評価になるでしょう。

  小澤征爾は、20代前半で音楽武者修行と称して、貨物船にのせてもらい、富士重工から借りたスクーターでフランスのマルセーユ港に上陸しましたが、ブザン ソンで指揮者のコンクールというものがあることを教えられました。しかし、申し込むにも郵送では締め切りに間に合わず、なんとかしてもらおうと、日本大使 館に飛びこみました。しかし、どこの大学かを聞かれます。芸大でないのが分かると、とり合ってくれません。

  小沢は困り、はたと思います。「アメリカは自由の国だ、アメリカ大使館に行こう」と。アメリカ大使館に行くと、音楽部があり、そこの責任者の女性に頼みま したが、彼はこう聞かれます「あなたはよい音楽家か?悪い音楽か?」彼は大声で応えました「わたしはよい音楽家になるだろう!」と。すぐには相手方(ブザ ンソン指揮者コンクール)の了解がとれませんでしたが、結局OKとなり、小沢は急遽、当時世界で唯一の指揮者コンクールを受けることができました。結果 は、飛び入り参加で全く無名の小澤征爾が優勝したのでした。

 日本大使館は日本の若者に助力せず、関係のないアメリカ大使館から助力を受け、各国の政府や音楽大学から派遣されている若手指揮者ではなく、飛び入りで参加した東洋の日本人にフランスの審査員は、優勝の栄誉を与えたのでした。

「桐朋短大?聞いたことないね、芸大ではないのか? 残念だが無理だね。と言ったのがパリの日本大使館でしたし、
武満徹も、来日したストラヴィンスキーが楽譜を見て、彼を高く評価しなければ、世に出ることはできなかった(日本人は師の清瀬保二しか彼の才能を見抜けない)わけです

 われわれ日本人は、自身の価値観ー考え方ー生き方を反省し変えていかないと、いつまでも人生の充実、愉悦、幸福はやってきません。形・形式・肩書ではなく、中身・内容を見、知ることのできる人間になる努力をはじめないと、人間(自由と責任をもつ「個人」)になれませんね

まあこの文章をみても日本人はこの時代から何も進歩しておらんな、というのが正直なところだが、大使館とか役人とか芸術のゲの字も知らん人間は学歴でしか判断できる指標がないのだろう。

ただ幸いにして私は音大出身ではないが、少なくとも身近の取引先から「どこの音大出身?」なんて聞かれたことは記憶にない。いや現実には二回ほどあったか。一度はNHK そしてもう一階はレコード会社の某S社 いずれも採用云々が大きな影響を与えたとは思えないのだが、もしかしたら私は案外無神経なのか、学歴関係でふるいにかけられたことすら気が付かなかっただけかもしれないが(笑)

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2016年8月14日 (日)

ロックなノリを持っているクラシック曲(独断と偏見ww+長文注意) 

お盆期間ですね。
一応当ブログ恒例の「夏休み」特集の記事ということで投稿させてもらうが、今回は珍しくクラシック音楽のお話

但し、ちょっと変わった切り口で語りたいと思う。

実はクラシック系の演奏家は全部がそうではないけど、概してリズム感を出すーノリで音楽を感じるーということが苦手な人が多い。これは学校等で「楽譜に忠実に弾く」ということを徹底的に叩きこまれるため、どうしても演奏が「楽譜を追いかける」ような演奏になりがちでそのため表現やちょっとリズムの変化の対応に弱く、まして即興的な演奏というのは極端に苦手な人が多いというのが現実だ。

私などはある程度その部分を把握しているために、クラシック系の演奏家の方がある程度対応しやすいような楽譜の作り方を心掛けている。とはいえ、やはり限界があり例えばリズムセクション系の人とクラシック系の人が同じアンサンブルで演奏するとどうしてもその「ノリ」の部分でずれが生じてしまうのが現実だ。

一般的にクラシック音楽というのは「ノリ」を出しにくい音楽である、という風にいわれているわけである。

しかし実はクラシックの曲の中には明らかにノリそれもロック的なノリになっている曲が少なくない。

今日はそういった曲を5曲ご紹介したいと思う。尚、曲の選定基準は私の独断と偏見に基づいており、音楽のアカデミズムの観点からうんたらかんたらいわれても私の感知するところではない、ということは申し上げておく。

まず最初の曲、これはたぶん、異論がある人はいないのではないかと思う。実際ELPを始め冨田勲先生、さらに多くのロックバンドがそのまま曲として演奏している

1.ホルスト「惑星」より火星

これは全体を通して繰り返されるこのリズム(オステイナート)

Mars_rhythm

が、まさにロック的といえるからだ。中間部からの盛り上げ方もpからクレッシェンドでfff からかなりこのリズムをロック的に演奏している部分がある、ELPなどもここを思いっきりロック的なノリで弾いている。

そしてオーケストレーションはまさにスターウオーズのジョンウイリアムズ的なイメージ、「戦争をもたらもの」という題名らしく宇宙戦争ーオーソンウエルズの「火星人襲来」を描いているイメージだ。

この曲はクラシックでも十分にロックである

2.展覧会の絵ーバーバヤーガの小屋

はい、この曲もELPを始め多くのロックバンドが演奏しているので異論がある人は少ないであろう。はっきりいってノッケからロック系でいう「ブレーク」が入る。

その後のオーケストラがツッティ(総奏)で演奏しているリズムはまさにメデイアム系のロックのリズムそのものであり、低音の弦が弾くフレーズからクレッシェンドでフルート、ピッコロが出ていくあとの金管のフレーズ、これはリズム的にシャッフルである。

まさに曲全体のリズムがロックである。中間部のトレモロとファゴットやチューバの演奏は後半のロックのノリの部分のよい序章になっている。ロックのリズムからフィナーレの「キエフの大門」そのまま流れ込むやりかたがニクイ

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2016年7月18日 (月)

「盆踊り」に見る日本人のビート感 なぜ「にんじゃりばんばん」が盆踊りに合うか

昨日のサンシテイ音頭お披露目の盆踊り大会、私にとってはプロの仕事の責任を果たしたという面もあると同時に、音楽ーとりわけ日本人のビート感についていろいろと考えさせられた(そして勿論「夏」を感じさせる催しでもあった)

実はサンシテイ音頭にはちょっとした仕掛けがあるのだが、それはさておきなぜ板橋区中台の盆踊り大会で歌謡曲、演歌でもない私にアレンジの白羽の矢がたったのか何となくわかってきた。

というのもこの盆踊り大会、勿論東京音頭とか「きよしのズンドコ節」といった定番もあったし、一応「子供祭り」ということもあって「アンパンマン音頭」とかあったのだが、AKBの「へビーローテ^ション」とかきゃりーぱみゅぱみゅの「にんじゃりばんばん」が鳴った時はさすがに驚いた、

ところがだ、

冷静に音楽を聴いてみるとAKBはともかくきゃりーぱみゅぱみゅの「にんじゃりばんばん」は実は極めて盆踊りに適した音楽であることに気づく

え? と思うかもしれないが、楽譜で分析してみるとよくわかる

にんじゃりばんばんを楽譜にしてみると

Ninjari_melo

そして次は太鼓の音ー典型的な盆踊りのリズムである。これを見てほしい

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2016年5月30日 (月)

音楽ビジネスの基本ー「ブッキング」というものについて

ご存じの通り私はFacebookグループ「音楽家&音楽及び関連業界キャステイング」の管理人をしているが、来月からComCafe音倉の女将の庄野真代さんのご厚意もあって、隔月で音楽イベントを開催することになった。

その第一弾として「Facebookグループ「音楽キャステイング」Music Session Vol1」と題して6月21日から23日の3日間ComCafe音倉にて行われる

Otokura2

いずれも

チャージ: 前売り 2500円+1ドリンク(500円
       当日  3000円+1ドリンク(500円

■Facebookグループ「音楽キャステイング」Music Session Vol1 初日

6月21日 Open 18;30 Start 19:00

1.田口彰太
2.本田幸子
3.式 紗彩
4.たてようこ

■Facebookグループ「音楽キャステイング」Music Session Vol1 2日目

6月22日 Open 18;30 Start 19:00

1. 一谷敏毅
2. 鵜沼武弘
3. Opuchi misin
4 堀川直裕貴

■Facebookグループ「音楽キャステイング」Music Session Vol1 3日目

6月23日 Open 18;30 Start 19:00

1. 岡秀年
2. RENA
3. 亜衣&ひーちゃん
4 Uno Project

イベントページ https://www.facebook.com/events/857610897676838/

こういうイベントを開催する時に、よくあるトラブルとして「ドタキャン」をするバンド、ユニットが時々出てくるという点だが、当たり前だが出演者に対しては以下の注意事項を記している

1.集客の努力を自発的に行って下さい
(主催者や他共演者へのおんぶんに抱っこ出演は止めましょう)

2.ドタキャン等は絶対にしないで下さい。
(参加者はプロであるという意識でお願い致します。)

当たり前の話なのだが、実はこの当たり前なことを理解しない人間も少なくない。また参加するミュージシャンだけでなく、イベント主催者や出演を依頼する方でも時々意識が低い人がいて出演者の出演をキャンセルさせたり、といったトラブルも後を絶たない。また一方ではよく芸能ニュースで芸能人、タレントとイベント主催者の間で発生するトラブルの殆どはこのブッキングにからむトラブルであることが多い。ここの部分を理解していない人が日本社会に非常に多いため、よくトラブルが発生するのだ

ここで日本社会でとりわけきちんと認識、理解されているとは言い難い「ブッキング」というものに関してここで述べようと思う

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2016年5月 8日 (日)

シンセサイザーの先駆者、日本の至宝の訃報ー冨田勲先生ご逝去

今年はまだ半分も過ぎていないのに一体どうなっているのだろう。

デビッドボウイ、グレンフライ、キースエマーソン、プリンス (特にプリンスなんか若すぎる!!) 
そしてまだ神様は満足されていないらしい

今度は日本を代表する音楽クリエーターが天に召されてしまった。

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このブログの記事にも投稿しているが昨年の11月に先生の国際交流基金受賞記念講演会を拝聴して83歳という高齢にも関わらずクリエーターとしてチャレンジ精神を忘れず、新しい試みを次々と行う様子を見て感動したことを書いた。昨今の若いクリエーターは「売れセンのパクリ」なんていうくだらないことしか考えない風潮を見て、並居る若手サウンドクリエーターは全員先生の足元にも及ばないレベルであることを痛感した。昨今の日本のクリエーターの現状を見ると本当に情けないレベルであるといわざるを得ない

冨田勲先生といえば映画、ドラマ、アニメの音楽の作家として手塚治虫作品のジャングル大帝やリボンの騎士やNHKの「新日本紀行」そして多くの大河ドラマの音楽も担当されていたが(個人的には大河ドラマの「勝海舟」の音楽がすごく好きだった)、いうまでもなく月の光やホルストの惑星(プラネッツ)のシンセサイザー編曲でアメリカでグラミーでノミネートされた実績を持ってる点は特記すべきだろう。まだシンセサイザーが単音(^_^)しか出なかった時代にこれだけのサウンドを作るのは気が遠くなる手間だったはずである。(シンセサイザーって昔単音しか出なかった、ということを知らない人が殆どかもしれない)

 

日本国内にとどまらず世界レベルで活躍した数少ない日本人の一人である。そして新しいことに果敢にチャレンジする精神を最後まで失うことはなかった。

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2016年4月23日 (土)

また訃報、プリンス57歳若すぎる死

今年はまだ3分の一も終わっていない。

しかし今年に入って一体何人の訃報に接しただろうか

デビッドボウイ、グレンフライ、モーリスホワイト、キースエマーソン
そして昨日は何とプリンスの訃報に愕然とした。前出の4人は60代ー70代だがプリンスはまだ50代である。あまりに若すぎる

■プリンス、57歳で逝去:ペイズリー・パーク・スタジオのエレベーターにて発見
http://www.rollingstonejapan.com/articles/detail/25780

 

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プリンス、本名:Prince Rogers Nelsonはいわずとしれた現代を代表するミュージシャンであり、その独自の個性とカリスマ性、またロック、ファンク、ソウル、ブルース、ゴスペル、ジャズ、ハード・ロック、ヒップホップ、ディスコ、サイケデリック・ロックを自在に取り込んだ唯一無二のスタイルで音楽を創造しつづけた芸術性と共に高く評価されてきた。最近ではネット時代に入り、大手新聞と提携してノベルテイのCDを読者に無料(実際には新聞社が「買っている」のだが)やコンテンツのありかた(自作のyou tube itunesその他のネット配信制限(についてもさまざまな試みをおこなってきた。レコード会社とのトラブルからアーティスト名「プリンス」を返上して、自分を「元プリンス」というアーチスト名で出したこともある等、さまざまな話題も提供した

個人的に興味があったのはプリンスの「インターネットは終わっている」という発言だ

関連リンク 

■Inside Prince's bizarre life at Paisley Park: This is what happened when we visited the music
http://www.mirror.co.uk/3am/celebrity-news/inside-princes-bizarre-life-paisley-233220

関連部分を翻訳すると

「インターネットは完全に終わった。なぜ自分の音楽をi tunesや他の配信サイトに提供しなければならない理由がわからない。全くたいした収入にならないくせに、私が音源提供しないと世間から叩かれる。 とにかくデジタルメデイアはミュージシャンに何の恩恵ももたらさない。

まあちょっと前なら「ネット住民」が憂さ晴らしにアーチストを叩く⇒炎上 という事に日本ならなるだろうが、実際あえて「ネットに自分の情報を流さない」という選択肢もあるし、その選択肢を選ぶアーチストを非難するのはおかしなことである。

音楽に関する鋭い感性と誰にも代えがたい個性、そして現代社会に対する問題意識 私たちはまた偉大な才能を失ってしまったという現実を受け入れなければならない。

そして受け入れるのは辛い

Dear god.please stop summoning another great musician.I've heard enough obituaries.Enough is enough.
神よ これ以上の偉大な音楽家を召さないで欲しい。もう訃報は充分過ぎるほど聞いた

Rest in Peace
ご冥福をお祈り申し上げます

最後にプリンス本人は嫌がるかもしれないが、追悼の意味で私の好きなプリンスの楽曲を紹介する

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2016年4月 1日 (金)

4月1日はエイプリルフール、だけでなくラグタイム王「スコットジョっプリン」の命日でもあります。来年は没後100周年

本日4月1日は勿論「エイプリルフール」の日ですが(笑)
実は日本ではあまり知られていませんがラグタイム王といわれたスコットジョっプリンの命日でもあります

Scottjoplin

スコットジョっプリン(1868-1917)

そして今日はそのスコットジョっプリンの99回目の命日にあたります。そうです。来年が没後100周年、そして再来年が生誕150周年になります。

日本ではラグタイムというとあまりなじみのない音楽という風に言われますが、映画「ステイング」のテーマである「ザ・エンタテイナー」という曲はたぶん一度はどこかで聴いたことがあるのではないかと思います。

ラグタイムといいますとジャズ系のピアニストがよく演奏しますのでジャズとよく勘違いされますが、ジャズの前身の音楽で19世紀末から20世紀初頭にアメリカで流行った音楽で、タバーンと呼ばれるアメリカの居酒屋でよく演奏されていました。西部劇に出てくるような酒場でこれらのタバーンは通称ホンキートンクと呼ばれていました。

そのホンキートンクと呼ばれてたタバーンには必ずアップライトのピアノが置いてありました。多くは埃をかぶり、調律もあまりされていないピアノでした。特に19世紀末から20世紀初頭のアメリカではピアノの調律師が極端に不足しており、大都市のピアノの調律はできてもちょっと田舎のタバーンにまで足を運ぶということは殆どありませんでした。

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2016年3月29日 (火)

ご当地ソング(盆踊り)レコーデイングを行いました

実は知り合い関係のつてを通じて夏祭りの盆踊りのためのご当地ソングのアレンジの依頼を受けていました。先月よりアレンジに着手し、本日レコーデイングが行われました。

Bonodori01

ボーカルはポップスから演歌まで幅広いレパートリーをもつふうかまりをさんに依頼しました。歌だけでなく三味線も弾ける方です。

Fullsizerender

本番前やや緊張しているふうかさんでしたが

Bonodori05

本来の私のジャンルではないではないか、とか、、演歌系は苦手ではなかったのか? などという突っ込みが出てきそうですが(笑) 今回は盆踊りでも若い人や子供にも受けるアレンジにしてほしい、というクライアント側の要望もありました。まあ正統派の演歌、盆踊りの仕事でしたらたぶん受けなかったでしょう。

今回のテーマは日本固有の「盆踊り」と「ダンスミュージック」の融合

というわけでかなり盆踊りとしては斬新なアレンジにしています。(笑)

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2016年3月16日 (水)

ドキュメンタリー映画テーマ曲でトランペットのレコーデイングを行いました

現在取り組んでいるドキュメンタリー映画のテーマ曲のためにレコーデイングを行いました。私の地元多摩市にあるスタジオです。

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今回はいわゆる映画音楽的な曲もあるんですがメインはジャズ風のトラックです。詳しくはいえませんがある有名な日本民謡のジャズアレンジで、監督の指定でトランペットを録音しました。

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今回はジャズトランぺッターの牧原正洋さんにお願いしました。さまざまなところでジャズのセッションをやられていて、その演奏ぶりを映像で見て今回のプロジェクトにはぴったりの方だと思いました。偶然ですが先日金 聖雄監督の最新作ドキュメンタリー映画「夢の間の世の中」で谷川賢作さんの音楽でも演奏されていたそうです。

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2016年3月12日 (土)

追悼 キースエマーソン シンセサイザーの素晴らしさを教えてくれたミュージシャン

ここ一年もう十分すぎるほどの訃報を聞いた。
しかし今朝聞いたのは極め付きだ。

シンセサイザーの大先駆者のキースエマーソンの訃報。あまりにも私には重すぎる訃報だ。

Keith Emerson, Emerson, Lake and Palmer Keyboardist, Dead at 71
http://www.rollingstone.com/music/news/keith-emerson-emerson-lake-and-palmer-keyboardist-dead-at-71-20160311

アメリカの芸能ゴシップニュースは状況からキースが自殺の可能性があると書いているがどこまでも正確な情報かわからない。だが、キースエマーソンという人物がもはやこの世にいない、というのは残念ながら事実のようである。

KEITH EMERSON'S DEATH Gunshot to the Head ... LOOKS LIKE SUICIDE

http://www.tmz.com/2016/03/11/keith-emerson-death-suicide/

この報道が正しければ、だがキースの頭に銃創があったという。もしそうならば、なぜ?
という思いがある。自殺する理由などないはずだ。

かなり精神的に動揺していて精神的に立ち上がるのに時間がかかりそうだ。

まだmidiという規格が生まれる遙か前、まだシンセサイザーというものが珍しかった時代からシンセサイザーの可能性を追求し、ロック音楽に新たな新風を吹き込んだのはエマーソン レイク & パーマー(通称ELP)である。

代表作の一つ展覧会の絵

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2016年2月16日 (火)

グラミー2016 トリビュート多くこの一年で亡くなったアーチストの多さを実感

今日は今年度のグラミー 
日本のレコ大との比較云々は既に昨年の記事に述べたので改めてここでは書かない

興味ある方はこの記事を参照されたい
■まだこだわる、グラミー2015を見た上での日本の音楽業界の現状と「音楽の価値」について
http://kyojiohno.cocolog-nifty.com/kyoji/2015/02/2015-0192.html

今年のグラミーのノミネートされたアーチストと受賞者はこちら

http://www.grammy.com/nominees

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ここ一年、改めて見ると本当に偉大なアーチストの訃報が多かった、そのため今年のグラミーはトリビュートばかりあったような気がする。記憶に新しいデビッドボウイを始め、モーリスホワイト(Earth wind & fire)  グレンフライ(イーグルス)レミーキルミスター(モーターヘッド)そして昨年5月に亡くなった「ブルース王」のBB キングのトリビュートが行われたが、それ以外にも本当に著名なアーチストが亡くなった一年でもあった。

ちなみに当初から計画されていたのだろう、ライオネルリッチートリビュートもあったが、ライオネルリッチーはまだ健在、本人も会場にいて最後の曲の"All night long"では観客席から引っ張り出されて自ら歌った。

そして事前にかなり話題になっていたレデイ―ガガによるデビッドボウイトリビュートです

Grammy201601

この画像を見てヒーローズのジャケットを連想した人はデビットの立派なファンです。

Grammy201602

ナイルロジャースとレディガガ

レッツダンスやってます。(^^)

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2016年2月 6日 (土)

音楽のことだけを考えるのではなく、 お客さんを始め音楽の世界以外のことを考える という視点が重要ーしかしこれが意外に難しい

このブログにて音楽業界のさまざまな問題について論じきたし、大いに批判もしてきました。
しかしご存じの通り音楽の世界は一向によくならないどころか状況はどんどん悪くなっています。このままいけばもうあと数年のうちの音楽業界自体が沈没するのは避けられないと感じますね。
特に昨今のヒットチャートなどを見ますと既に音楽文化というものはもはや機能していなくて、もはや音楽文化自体は死んだも同然、そのくらいの状況といっても過言ではありません。

正直私もAKBを始め昨今のアイドルブームにはややうんざりしています。なぜかといいますとアイドルは別に音楽を売っているわけではないし、なぜ私が「音楽文化が機能していない」と書いているかといいますと、ヒットチャートのの殆どアイドル系で占められているのを見てももはや「音楽」がきちんと買われている状況ではないことは明らかだからです。

しかし一方で確かにちょっとまてよ? と思う部分もあります。それは我々音楽をやっている人間が陥りがちなワナにはまっている可能性もあるのではないか?と考えます。それに関して非常に示唆に富んだ記事を書いた人がいましたので紹介させていただきます。

アイドル音楽が金になってバンドが金にならない理由 ~音楽的に優れているということの価値~
http://ameblo.jp/miyabie0227/entry-12122971023.html

私はこの人とは面識がありませんが読んでいてはっと気が付かされることがありました。

バンドやシンガーソングライターのライブって、お客さんも全員ミュージシャだったりするんですよね。

<中略>

アイドルのお客さんは、アイドルではありません。
オタクと呼ばれる方々です。

<中略>

音楽を仕事にしたいと考えてまじめに音楽をやっているバンドマンは、この辺でイライラしてくるかもしれません。
「アイドルよりバンドの方が真剣に音楽をやっているのに、なんでアイドルの方に金が行くんだ!!」 ってね(・∀・)>
そうですよね、楽曲のクオリティとか、歌唱力とか、楽器の生演奏とか、グルーブとか、そういうものはきちんと音楽をやっているバンドマンの方が圧倒的に上ですよね。


しかし、
ここには一つ落とし穴があるんですよね。


それは、 音楽のことを考えるのではなく、
お客さんのことを考える
という視点が抜けている可能性がある
ということです。

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2016年1月24日 (日)

デビッドボウイ"BlackStar" レビューー死を目の前にしたアーチストの生き様とファンへのダイイングメッセージ

この記事にはデビッドボウイ"Blackstar" のネタバレの内容が含まれています。同アルバムを聴いていない方はなるべくご遠慮下さい。

先日のデビッドボウイの衝撃の訃報から2週間余り
オーダーが集中したのだろう。なかなか商品が到着しなかったが昨日ようやく商品が到着した。

Blackstar_bowie

デビッドボウイが癌の告知を受けたのは2014年
誰でもそうだががんの告知を受ければ「死」というものを連想する。そして自分が余命いくばくもないことを悟ると「死ぬまでに自分は何をしなければならないか}ということを考えるだろう。そしてこの"Blackstar"はまさに稀代のアーチスト デビットボウイのダイイングメッセージである。

そして率直な感想をいうと実に凄まじい。聴いていて戦慄を覚えた。

特に最後の二曲は泣けた。アーチストの思い、自分の生き方についての思いを感じることができて涙が出た

私なりにアルバムのレビューを書くが当然ながらかなりネタバレの内容を含んでいるのでまだ聴かれていない方はなるべくお読みにならない方がいいと思う。各トラックについてわかる範囲で若干解説も加えてレビューを述べる

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2016年1月11日 (月)

追悼ーデビッドボウイ最後のアルバム発表直後に死去ーR.I.P.

今ネットによくあるデマの1つとして有名人の訃報が流れるケースがよくある。先日もRプラント逝去のデマが流れたばかりだ。よくあるネットのアクセスを稼ぐための「釣り」の手法である。

だから今日流れたD.Bowie(デビッドボウイ)の訃報は正直デマであってほしかった
嘘であって欲しかった。
しかし... 残念だ。

■Legendary Artist David Bowie Dies at 69
http://www.hollywoodreporter.com/news/david-bowie-dead-legendary-artist-854364

■英歌手デビッド・ボウイさんが死去 がん闘病の末に
http://www.asahi.com/articles/ASJ1C5FF0J1CUHBI00M.html

ひとこと  言葉にならないほどショックだ

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ご存じのように先日アルバムBlackstarを1月8日に発売させたばかりだが、何とその2日後に家族に見守られて静かに息を引き取ったという情報が入っている。

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がんのために一年半以上も闘病生活を続けたというが、それでは結果的に「白鳥の歌ー最後のアルバム」となったBlackstarは闘病しながら制作したのだろうか?

日本ではデビッドボウイというと坂本龍一と共演した「戦場のメリークリスマス」か大ヒットした「レッツダンス!」が有名だが個人的には"Low"とか"Heroes"の方が好きである。

音楽もロックだけでなく、R&B Jazz、Funkなど多彩なサウンドを取り入れ絶えず新しいサウンドを追求したアーチストだった。さらに音楽だけでなく、元々アートスクール出身ということもあってアートや舞台芸術、映像にも多大な影響を与えたアーチストである、

今や金字塔ともいえるジギースターダストの映像である、

現代の音楽だけでなく文化の面でさまざまな貢献をしてくれたデビッドボウイの作品に対して最高の敬意を表し心から冥福を祈るものであります。

Rest in Peace.  And would like to express my deepest condolence to family of David Bowie

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2015年11月 7日 (土)

通販向け化粧品会社のサウンドロゴジングルのレコーデイングを行いました

先々月から着手している通販専用の化粧品メーカーの新商品のサウンドロゴ(商品名や企業名等を音楽で表現するジングル) いろいろと難産だったのですが本日ようやくそのレコーデイングが行われました。

30分のインフォマーシャル(通販商品の説明やデモンストレーションのため30分間の番組形式のCM)に数回使われルサウンドロゴジングルで、ボーカルは岩澤あゆみさん(写真)で偉大なギタリストの寺内タケシとブルージーンズのボーカルを担当されている方です。

Rec110600

クライアントに対するサウンドロゴサンプルは17パターン作りましたが、結局レコーデイングしたのは4パターンです。ボーカルのテークは最低3テークどのパターンも録りました、

Rec110601

今回のレコーデイング、どれだけ時間がかかるのかわかりませんでしたが思ったより早く終わりました。

とはいえ、ボーカルのダビング(録音)が終わっただけでボーカリストやクライアントが返ったあと、本当に大変な作業、ミックスが控えています。

Rec110603

これが結構孤独で大変な作業です。我々のような音屋の宿命で一人黙々と仕事場で作業を行います。

Rec110604

クライアントさんも満足された、ようです

今回のクライアントさんのインフォマーシャルはNHKやWOWOWを除くBS.テレビ神奈川、テレビ埼玉等のローカル地上波(旧UHF、と言ってもわからないですかね? もうwww)で流れます。まあとにかくこのジングルによって商品が売れるようになるといいですが...

オンエア開始されたら当ブログでもお知らせします。


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2015年10月28日 (水)

「劇伴音楽」という言葉は「差別用語?」-ということで私は「劇伴音楽作家」ではなく「映画音楽作家」になります(笑)

まずかねてからお知らせしていました拙映画音楽新作の「退屈な休日」(さんみゅー主演ー中田圭監督作品)が「新人監督映画祭」でのプレミア上映されます。

Taikutsu_sanmyu

レッドカーペット&オープニングセレモニー
中野サンプラザ前特設ステージ 31日 12時~

1.  10月31日  14時ー 
2. 11月 3日   10時ー  どちらも中野サンプラザフォレストルームにて上映

新人監督映画祭  http://ndff.net/

今回のこの作品の中田監督とは今後さまざまなプロジェクトでごいっしょさせてもらうと思いますが、先日とある居酒屋で監督と飲んでいて面白い話を聞きました。

それは 「劇伴音楽というのは本来、差別用語である」という点

これは恥ずかしながら私も知らなかったのですが、それは日本の偉大な映画音楽作曲家の一人、佐藤勝先生の言葉らしいです。

実際私はアニメやゲームの音楽に関わったことがありますが、アニメやゲームの世界では普通に「劇伴音楽」という言葉を使いますので

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2015年10月27日 (火)

Facebookグループの主旨と音楽業界ー音楽家は独立した意識を持つべき、私のFacebookグループはそのためのもの

一昨日開催された「音楽家&音楽及び関連業界キャステイング 業界交流会」

前回もそうだったが参加者の方から「参加してよかった」「また開催して欲しい」との多くの声をいただいた。誰かがこの交流会について「異業種交流会の音楽業界バージョンという表現をしたけど確かにそれは当たっていると思う。

今回も出来るだけオープンな交流会にするというコンセプトで進めた。この「音楽家&音楽及び関連業界キャステイング」なるグループは音楽家や音楽関係者だけでなく関連業界(広告代理店、イベント企画、映像制作、CMその他映像制作等々)の関係者でいかなる形でも音楽を業務に使う方との交流を目的としている。そのため「通常の音楽交流会」ではなかなか会えない人も参加している。

だがそのことを必ずしもよいと思っている人ばかりではない、こともわかっている。

実は今回の参加者でたった一人だけ交流会に参加してすぐに帰ってしまった人がいた。ライブショーケースも始まらないうちに「用がある」とかいって帰ったのだ。その人物はグループコミュニテイも翌日退会した。

勿論「音楽家&音楽及び関連業界キャステイング」の参加者は今日現在1130名、このくらいの人数になるとグループに対するスタンスも人によって千差万別なのは当たり前だし、グループのコンテンツ内容も全ての人を満足させる、などということは不可能である。

よってこの途中で帰った人物、実は参加前はかなりグループに対して積極的な態度を見せていたのだが、おそらくこの人物が求めていたのとこのグループの主旨が違う、ということに気づいたのだろう。

そのこと自体はいたしかたない

だが私が運営するこのグループは従来の「音楽業界ー音楽家と事務所のありかた」とはかなり違う生き方を提案していることも事実である。

要は単純にその主旨に賛同するのか、しないのか、その違いといえばそれまでであるのだが...

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2015年10月21日 (水)

故松本英彦氏の奥様のライブにおじゃましました

私の住んでいる多摩市は実はジャズがとてもさかんな地域でもある。
それは日本の世界的テナーサックス奏者の松本英彦先生が多摩市在住だった、という背景もある。

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松本英彦 1926-2000

旧松本先生の自宅は私の自宅から歩いて5分ほどの距離、現在も駅に向かう時にほぼ毎日通る。現在は売却されて別の方の持ち物になっていますが..

奥様の佳子さまもジャズボーカリストとして著名な方で地元のジャズイベントでは何回か拝聴していますが、実は直接お会いしたことは一度もありませんでした。

今回さる人のご紹介で虎の門にある老舗のライブハウスでの先生のライブにおじゃましました。

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最近、打ち込みpro toolsばかりやってるせいかこういう空気感に飢えている感があります。どんなに打ちこみ音楽があふれようが、音楽の基本は生音を録ることです。最近音楽業界はこういうサウンドをあまり重んじなくなっている傾向があります

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ジャズのスタンダードとはいえ、さまざまな試みもしていました。今回のコンサートを聴いて」ちょっとジャズスタンダード曲である曲をビアノ一台でやって見ようかな?、と思いつきました。 ジャズをよく知っている人がきいたら無謀と言われるでしょうけどね。でもだからこそやってみたいし私の弾き方なら不可能ではないと思います。私はドラムのようなピアノの弾き方をしますからね

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松本先生と記念写真(^_^) 

ジャズの生き字引のような方なのでとても光栄です。

同じ多摩市民でありながらなかなか直にお会いする機会がありませんでした。今回をきっかけにさらに音楽について勉強させていただければ幸いです。

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2015年10月19日 (月)

エーベックスJASRAC離脱について

先週は音楽業界の大ニュースがあったにもかかわらず、映画音楽作業の突貫作業やライブの準備とかでブログの更新もなかなかできなかった。ようやく映画音楽作業が終わったのでこの問題について論じようと思っている

Img_0635

司法判断が後押し エイベックスがJASRAC離脱
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFP15H0P_V11C15A0EA2000/

エイベックスがJASRAC離脱 音楽著作権ビジネスが活性化か
http://www.huffingtonpost.jp/2015/10/16/jasrac_n_8309416.html/

もともとJASRACというのはとりわけネット内では極めて評判の悪い団体であり、また司法判断でJASRACと放送局の契約方法について「他業者の参入を妨げており、独占禁止法違反の疑いがある」との判断を示していたこともあり,この問題に関してはネットでも世論でもエイベックスを礼賛する論調の方が圧倒的だ。

だが実は話はそう単純ではない。実は私自身は非常に冷めた目でこれを見ている。

一方でJASRACがなぜこんなに嫌われ者になっているのか、その理由はわかっているつもりだ。

ひとことでいえば「演奏権」というものが非常にネックになっているのだ。

演奏権とは元々作曲家や作詞家の作品を演奏会、ライブハウスで演奏する時に発生する著作権料のことで、全国の主なホールやライブハウス等が JASRACに対して支払っている権利料だ。よく問題になるのはカフェやレストランで音楽を演奏する時に摘発を受けるのはこの演奏権を支払わずに、他人の 曲を演奏すると著作権法に引っかかるためだ。特にカフェ、レストランは結果として「営業」をしているため、この場合は「個人が音楽を楽しむ権利」というのは適用されない。 そのことに対する理解が一般的にされてないためにJASRACに対する批判が噴出している。

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2015年9月23日 (水)

大胆新説?-サテイの楽譜に小節線がない理由

もう一か月ほど前だがエリックサテイ展に行った記事をかいたけれど

今年はエリックサテイの没後90年にあたることもあって既にシリーズになっている名曲喫茶ヴィオロンでのラグタイムコンサート、20世紀初頭のアンテイークが沢山あることもあって今度のライブではいつも通りのスコットジョっプリンのラグタイムナンバーに加え、エリックサテイの曲も演奏する。

実はそのエリックサテイ、非常に変わり者の作曲家として知られているがまず、楽譜からして変わっている。

まずエリックサテイの代表作の1つ 3つのグノシェンヌの楽譜をご覧いただこう

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この楽譜を見て何かきがつかないだろうか?
そう小節線がないのだ

サテイの作品にはもう1つおかしな点がある。
普通表情についてはクラシックの場合はdolceとかespressivoとかイタリア語での定番の表現についての記号が使われるが、サテイは違う

「問い直して」 「頭の隅で考えるように」「舌の上で」  とか

「注意深く相談しなさい」「何度もよくみて」 「ぺしゃんこになって」「歯のないうぐいすのように」

等意味不明のものがある。

また題名もおかしなものが多い
『官僚的なソナチネ』『犬のためのぶよぶよとした前奏曲』『冷たい小品』『梨の形をした3つの小品』『胎児の干物』『裸の子供たち』

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冷たい小品の楽譜

これらは一体何を意味するのか? 単にエリックサテイが変人だからこういうおかしな表現の指定と題名にしたのか? と長い間考えられてきた

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もう1つのアナログ復活の流れー全米最後のカセットテープメーカーが、創業以来の大黒字

当ブログではアナログレコードの復活そしてRecord Store Daysの動きについて紹介してきたが、

何とカセットテープも復活しているらしい。

■全米最後のカセットテープメーカーが、創業以来の大黒字
http://irorio.jp/sophokles/20150917/261871/

「カセットの温かみのある音を好むプロミュージシャンは多いんだよ。だから売り上げは伸び続けている」

同社は現在、ソニーミュージックエンターテインメントやユニバーサルミュージックグループをはじめ、多くのインディーズレーベルの音楽カセットを生産している。

こうした動きを単なる懐古趣味、と受け取る向きもいまだに根強くあるが、私は違うと思っている。やはりデジタルの薄っぺらな音質、そしてデジタルの音質そのものの限界というものが認識され始めた結果だと思う。

むろんノスタルジックな要素が全くない、とはいわないが...

ちなみに余談だがカセットテープに関しては全く新たな技術も開発進行中である。

カセットテープが将来的に大容量ストレージの主流に返り咲く可能性
http://gigazine.net/news/20121022-cassette-tape-storage/

何と驚くなかれ、カセットテープのメタルテープにデジタル記録させて何と35TBのデータを記録できるという、しかもハードデイスクのように電源とかサーバーの冷却装置も不要になるので大幅なコストダウンが可能になる、

いずれにせよデジタル時代だからメデイアとかは無用の長物、などと決めてかからない方がいいということだ


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2015年9月16日 (水)

久々に生音のレコーデイングー ピアノ5重奏(弦楽四重奏+ピアノ)のレコーデイング

最近の録音の殆どが自宅の仕事場の作業なんですが、昨日は久々に外のスタジオでレコーデイング。それも午前様でした。

外のスタジオで午前様なんて何年ぶりでしょうね?

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今回はピアノ5重奏(弦楽四重奏+ピアノ)とボーカルというやや変則的な編成でした。

当然オリジナル曲のためリハーサルも行われました。

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2015年8月11日 (火)

ミュージックソムリエ協会理事長、音楽プロデューサー・鈴木健士氏を悼む

お盆期間に入り耳を疑う情報が飛び込んできた。できれば嘘で、冗談であった欲しかったのだが、オリコンのニュースで伝えられてしまうとこれは現実として受け止めざるを得ない

非常に残念だ。本人も志半ばでこのようなことになり、無念だったろう

音楽プロデューサー・鈴木健士さん急逝 54歳
http://www.oricon.co.jp/news/2057446/

よい音楽を自分で評価できる人間を養成する「ミュージックソムリエ」の制度を作り上げミュージックソムリエ協会を設立。その理事長の鈴木健二氏の急逝の報が入ってしまった。あまりに突然のことで自分の耳を疑った。ついこの間まであんなにいつもの感じで放言していたのだが... そういえば確かにここ10日ほどソーシャルネットで記事のアップがなかった。

正直鈴木健士氏とは必ずしもいつも音楽面、音楽に対するスタンス、そして政治面で意見が一致していたわけではなかった。(とりわけ政治面だがww) だが音楽業界をよくしたい、日本の音楽文化を育てたいという気持ちは誰よりも強かったと思う。その意味で私も「同志を失った」という気持ちだ。

ミュージックソムリエ協会だけでなく、それに伴う"CDショップ大賞"や"レコードストアデイズも推進した点でも鈴木氏の功績は大きい。いよいよこれが本格的に日本の音楽業界で定着するかどうかの矢先だっただけに残念でならない。

鈴木氏の展開するさまざまな音楽業界への改革には私もおおいに共感するところがあった。あるイベントで会った時に「私にできることがあれば手伝いますよ」 といったことがある。「それじゃいつかお願いしようかな」などと言っていたがその「いつか」がもはや永遠に来ないのかと思うと残念でならない。

音楽文化をよくしたい、このまま21世紀が音楽文化の不毛な時代に終わってはいけない。そんな思いを共有する人間の訃報で少しテンションが下がっている。

音楽文化の暗黒の時代を残ったものでどうやって希望にあふれる時代にできるのか。それを強力に推進しようとした人物をこの国は失った。

心からご冥福をお祈り申し上げると同時に、鈴木健士氏の蒔いた未来への音楽の種が育つように心から祈るばかりである。

9月にお別れ会があるという。可能な限り出席したいが、「お別れ会」なるものはあまり開催して欲しくない会でもある。


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2015年6月 7日 (日)

日本で知名度が高くない世界三大ピアノブランドの1つベヒシュタインとその原因

ピアノにそれほど詳しくない人でも「世界最高のピアノ」といわれたら「スタインウエイ」という名前くらいは聞いたことがあるでしょう。

あとちょっと詳しい人ならオーストリアの「ベーゼンドルファー」(現在はYAMAHA傘下)もご存じの方もいるかもしれません。

しかし「ベヒシュタイン」と聞いて、それが世界三大ピアノの1つだと答えられる人は日本ではまだそんなに多くはない印象があります。

Bechstein_salon01

「ベヒシュタイン」を愛用しているアーチストは結構多いです。ジャズではチックコリアがそうですし、クラシックではフジコヘミングが愛用しています。しかしそれでも知名度では他の2機種に一歩も二歩も譲ってしまいます。

なぜこうなったのでしょうか?

実は日本では殆ど知られていませんが、第二次大戦前はヨーロッパではこの「ベヒシュタイン」が圧倒的なシェアを持っていました。リストを始めとする現在名を残している多くの大作曲家が愛用し、まさにこの世の春を謳歌していました。

しかしそのことがこの「ベヒシュタイン」にとってかえって不幸の源になってしまいました。

最大の原因はこの「ベヒシュタイン」はドイツ製のピアノであったことでした。

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2015年5月26日 (火)

汐留べヒシュタインサロン訪問

午前中新橋の某MAスタジオにて仕事を済ませてから、近くの汐留にあるべヒシュタインサロンに行ってきました。

世界三大ピアノの1つのべヒシュタインのショールーム兼、ホールや練習スタジオがあるところです。

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実はこのべヒシュタインサロンに入ったとほぼ同時に地震(!!)

埼玉から茨城にかけて震度5、東京でも震度4を記録しましたが、あまりのタイミングにこれって何かの吉兆それとも凶兆 と思ってしまいましたが..  (^^:)

とはいえ、私は三大ピアノの1つのべヒシュタインは昔から好きなピアノでした。
世界三大ピアノとはスタインウエイ、ベーゼンドルファー、そしてこのべヒシュタインのことをいいますが、なぜか前者2つと比べるとべヒシュタインは知名度の点でやや劣るところがあります。海外ではかなりの評価を得ているんですけどね。日本ではまだまだ知られているとはいえない状況です。ちなみにオスカーを取った映画「戦場のピアニスト」のピアノはこのべヒシュタインでした。

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東京汐留にあるべヒシュタインサロンの入口部分

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2015年4月20日 (月)

ホンキートンクピアノとラグタイム

3月に「La Barraca(バルラッカ)」音楽キャラバンに参加した東京、阿佐ヶ谷での名曲喫茶ヴイオロンでのライブで店長のこだわりでわざとホンキートンクっぽく調律しているピアノを演奏、皆さんから大好評をいただきました。

このホンキートンクピアノ、というものを意外にご存じない方が多かったようなので少しご説明させていただきます。

ピアノの弦のチューニングをわざとずらしたピアノで、独特の音がします。調子っぱずれのピアノといえばそれまでですが、19-20世紀初頭のタバーン(居酒屋)やサイレント映画館などに置いてあり、それらのピアノは多くの場合長期間調律せず、置いてあるために、チューニングがずれてしまうわけです。これは特にアメリカではピアノの調律師自体が非常に少なかったことも影響しています。

そのため別にホンキートンクピアノというピアノが存在するわけではなく、結果的にピアノの弦の調律がずれてしまったピアノのことをいいます。

具体的にはこういう音です。

caravan La Barraca#03 東京阿佐ヶ谷名曲喫茶ヴィオロンピアノソロ大野恭史

Posted by 斎藤 ひろ on 2015年3月14日

このホンキートンクピアノタバーン(居酒屋)のBGMやサイレント映画館の弁士のBGMにだいたい19世紀末から20世紀初めにかけて使われていたのですが、その時メインに演奏されていた音楽がラグタイムという音楽です。

ラグタイムはよくジャズと混同されますが、実はジャズに発展する前の段階の音楽といってよく、ジャズと違い即興音楽的な要素は一切ありません。その意味では寧ろクラシックに近いのですが、従来のクラシック音楽と根本的に違うのは、現在ポピュラーミュージックで当たり前のように使われる「シンコペーション」裏拍の強調という要素があり、その意味では現代のポピュラーミュージックの元祖的ともいえる音楽です。

いわばクラシック音楽とアフリカの音楽のエッセンスが融合してできた音楽ともいえます。

その代表的な作曲家がおそらくアフリカ系アメリカ人で初めて音楽史に名を残すことになったスコットジョップリンです。

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スコットジョっプリン(1867-1917)

ホンキートンクピアノはまさにラグタイムを弾くためにある楽器といってもいいんですが、20世紀初頭の雰囲気を伝える楽器でもあります。

来たる5月1日に先日の名曲喫茶ヴイオロンでラグタイムコンサートをやります。ラグタイム王といわれたスコットジョっプリンの作品は勿論、映画音楽や私の自作も演奏します。

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もし好評でしたらシリーズ化もしたいですね。どうせならあと二年後に迫ったスコットジョっプリン没後100周年までがんばってみますか(笑)

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5年目のレコードストアデイズ でアナログレコードの流れが完全に定着

いろんな都合で行けなかったがこれを主宰、運営している人たちは私とは旧知の人たちばかりなのでこういう記事がNHKに出るとやはりうれしいものがある

■アナログレコードで音楽のよさを
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150418/k10010053021000.html

全国のアナログレコードを販売するお店が提携するイベントで、アーチストの全面的な協力によってとりおこなわれている。昨今復権しているアナログレコードの流れが単なる一時的なブームでないことをこのイベントの盛況の状況が証明している。

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このムーブメントをいまだに「単なる懐古趣味」と決めつける向きも少なくないが、これはデジタルの音は無味乾燥で、豊かなアナログ音質の方がやはり高音質だということをユーザーが理解し始めた証拠でもある。メジャーレコードは一部を除いて相変わらず無関心を装っているが、この流れはたぶん止ることはなく、無関心でいればいるほど時代の変化に取り残されていくだけである。

この流れ、完全に日本でも定着したといっていいだろう

ただ勿論、問題がないわけではない。最大の問題は生産体制だ。国内で唯一のアナログ専業メーカーの東洋化成は生産ラインを増やしたとはいっても、問題はカッテイング技術者だ。アナログレコードのカッテイング技術はCDプレスとは違い、熟練の技術を要する。私の知る限りでは確か国内には現役のカッテイング技術者は一人しかいないはずだ。仮に若手の技術者が新たにカッテイング技術を学ぼうとしてもそう簡単に身に着くものではない。

そして今全世界的にアナログレコードの生産ラインはもう今の段階でどこも満杯で、数か月ー1年待ちのところも少なくない。その生産体制をどこまで強化できるか、が今後の問題である。

そして勿論いくらアナログ復活とはいってもそれがCDや音楽配信を凌駕する、というレベルまで行くかどうかは疑問だ。やはりアナログレコードはニッチなマーケットではあるからだ。心から音楽を愛する人、いい音で音楽を楽しみたい人はアナログレコードに行くが、単に流行り廃りだけの音楽しか興味ない人(残念ながらこちらの方が数が圧倒的に多い)は音楽配信かSpotifyPandora radio 等のストリーミングだけで十分だからだ。

さらなるRecord Store Day Japanのイベント発展を心から望んではいるものの課題も多いのも事実である。


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2015年3月 8日 (日)

ハイレゾ音源の無理解の風潮とハイレゾ音源を台無しにする海苔マスタリングの横行

最近音楽を語る上で「ハイレゾ」という言葉をよく聴かれると思う。

「ハイレゾ」とはHigh Resolution(ハイ、レゾルーション)の意味でキメの細かい音源といえばわかりやすいだろうか? 昔ハイビジョンの映像をHigh Resolution Videoという表現をしていた時代があった。一般的には「高精細」と訳されていたけど音でも意味は実質的に同じである。

そもそもCDの音質は44.1KHZ 16bitというデジタル技術の黎明期の規格でありmp3よりはマシだが圧縮した音データであることに変わりはなくいわゆる人間の耳である可聴域(20Hz-20Khz)以外の音の情報は全て切り捨てられる。

だが最近はさまざまな研究結果から人間は耳の周波数領域以外の音の情報(たとえばある研究結果では皮膚や骨から音の情報を得る)ということもわかっており、デジタル技術の黎明期の規格では十分な音のクオリティは提供できないことがわかっている。

それを補うためにさらにきめ細かくサンプリング周波数を設定し、より音の情報を多く詰めた音源が「ハイレゾ」と考えていただいていい。ちなみに最近復権しているアナログレコードの音源は究極の「ハイレゾ」といっていい。

しかし「ハイレゾ」というものがまだ残念ながら理解されていない。このファミコン通信の記事などは本当に酷い記事である。

ハイレゾって何なんだ!? オーディオ初心者がソニーのアニメ好き担当者に聞くハイレゾ入門インタビュー
http://www.famitsu.com/news/201503/06073367.html

但しこのファミコン通信の記者が「ハイレゾの良さがわからん」発言を擁護するつもりはないが、昨今の特にメジャーレコードでの商品の内容をみると無理からぬところもある。実はこれには原因もある。

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志(こころざし)ー音楽業界で"Last man standing(最後まで生き残る)"になるためのキーワード

先週NHK大河ドラマ「花燃ゆ」で高杉晋作が吉田松陰の松下村塾に入塾する様が描かれていましたが、その時の高杉の言動が「(こころざし)」を探したいーここなら見つけられる気がする」という言動がありました。

こう始めると私のもう1つのブログ(社会ネタや歴史ネタが書いてあります(笑))の話題になってしまいますが、この「(こころざし)」というの結構キーワードではないかと最近感じています。

実はこんな記事をHuffington postで見つけました。但し文章の題のつけかたはいささか誤解を呼ぶ可能性があるのであらかじめ補足させていただきます。この文章ではライト兄弟やwikipediaを例にとり、あることを成しとげるために必要なのはお金やアイディアではなく、「世界をよくしたいという強烈な志であって、それさえあれば、ほかのものはついてくる」という話で、実はそれは真実である、という話です。

■「志」でほんとうに食っていけるのか
http://www.huffingtonpost.jp/ichiro-wada/desire_b_6797582.html?ncid=fcbklnkjphpmg00000001

つまり「志」でほんとうに食っていけるのか?
        ↓
      食っていけます

ライト兄弟やwikipediaの例を見てわかるように最後は「志」がある人間が勝つのです。上記リンクの文章読めばわかりますがどちらも資金が潤沢でブレーンも大勢いたグループに勝っています

僕の今の実感は、やっぱり、志が正しければ、なんとか食える、ということだ。その成果は、動力飛行機やWikipediaのような画期的なものではなくても、お客様に最高のものを提供しようとして努力を続ければ、お客様に生活を支えていただけるように思う。

これ正直いって実感ですね。

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2015年2月18日 (水)

作曲家、ミュージシャンが「自立」の意識を持つ必要性

私は本職は作曲、編曲、ピアニストなわけだけど制作会社を自分で運営している。勿論吹けば飛ぶような業者で会社といっても事実上私一人でやっている。

そういう私をいまだに普通と違うからおかしいとか、音楽家である以上大手の事務所に所属しないと大きな仕事などできるわけないだろ? みたいに云う人間がいまだに多い。

しかしそのような人間は私一人ではない、という例をご紹介しよう。私の昔からの作曲家仲間で勿論メジャーでの仕事の実績を多数もっている方である。

■違ったフィールドへの進出
http://ameblo.jp/tamutamuphoto/entry-11990952457.html

一昨年、(株)メロディワークスという会社を立ち上げました。;

これは今まで僕がやってきた、音楽業界、ゲーム業界、アニメ業界とは違ったところに進出していく為に、作った会社です。

メロディが少し、軽く見られている昨今、僕の仕事は “ メロディを作ること ” というシンプルな気持ちを込めての会社名です

今までとは違ったフィールドというのは、社会のあらゆる音楽ということです。

社歌や校歌や、幼稚園の園歌、HPのテーマソング、個人のテーマソング、結婚式の曲、スーパーで流れる曲、イベントで流れる曲、、、等々です。

見渡せば、J-POP以外にも、音楽ってたくさんあるんですね。(後略)

私もご存じの通り、いわゆる映画や映像の音楽だけでなく、企業の販促ソングからイベントに至るまで、音楽事務所や広告代理店その他「音楽業界の定石通り」でないルートで仕事をしてきた。この事実を不思議に思う業界関係者が多かったが、上記の友人に限らず私の知り合いの作曲家でも地元のご当地ソング等の仕事を直接取る例が増えている。

典型的な音楽業界人の悪いクセで「業界の枠」でしか物事を考えようとしない傾向が強い。だから私などは音楽以外の分野に首を突っ込み過ぎるとよくいわれる。

だが当ブログでも何回も書いているようにもはや業界の体をなしていない音楽業界

「ちょっと前までの常識」にとらわれていてはどう考えても生き残れない。

困ったことにいわゆるメジャーの世界で長く仕事をした人間であればあるほどそういう「ちょっと前までの常識」に固執する傾向がある。しかしそんな常識は既に10年以上前にとっくに崩壊している。悲劇的なのは業界人の大多数がいまだにその事実に気が付かないことだ。

だが時代は確実に変わっている。私のような作曲家でも演奏家でも上記の友人のように会社を立ち上げて頑張っている人は多い。それぞれ知恵を絞って生き残ろうとしている。

音楽業界のもっとも悪い傾向の一つに「工夫をすること」「頭を使うこと」を極端に嫌う体質になっていった点がある。業界人の大多数がいまだにこの「思考停止病」に犯されている。

しかしそういう「思考停止病」にかかってない人も少しずつだが増えている。上記の私の友人のように

これは一言でいえば音楽家が完全に意識の上でも仕事の上でも「自立する」ということだ。事務所に過度に依存したり、あたかも事務所に所属するのが「就職する」かのような意識ではダメだ。

例えば、バッハからハイドン、モーツアルトなどの時代では作曲家は教会や貴族、宮廷の「雇われ職人」に過ぎなかった。それをベートーベンの時代から作曲家が自立して対等に貴族やその他と「作曲」というビジネスを行い始めた。それと同じ、宮廷がメジャーレコードや事務所に変わっただけの話である、

勿論見通しは明るくはない。だがそういう人たちが増えてくることによって音楽の世界もいい方向に動いていくと強く信じている。

それゆえ音楽家も意識革命を行い、自立の道を考えた方がいいだろう。


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2015年2月10日 (火)

まだこだわる、グラミー2015を見た上での日本の音楽業界の現状と「音楽の価値」について

既にご存じのとおり昨日恒例のグラミー受賞式が行われた。主要部門の授賞内容は既に報道されているのでここでは触れない。

グラミー受賞者の顔ぶれは英語ではあるけどグラミーの公式サイトを参照されたい。
http://www.grammy.com/

概要を簡単に述べると新人のサム・スミスが4部門受賞。多数ノミネートされたテイラースイフトは無冠。その他日本でも人気があるファレル・ウイリアムズビヨンセが各3部門受賞。

パフォーマンスは今年も見せてくれた。いきなりHRの大御所のAC/DCに始まり、アンレノックス、トムジョーンズ(ある年齢以上でないと知らないと思うが)とレデイガガのコラボレーションステージ等盛りだくさん、昨年のポールマッカートニーリンゴスターのサプライズステージほどではなかったものの充分話題性のあるものだった。個人的にはR&B授賞式にスモーキーロビンソンナイルロジャースという大物二人が並んでいた時は思わず感動した。

そのグラミーのコラボレーションやサプライズステージの「仕掛け人」となっているのがグラミー受賞式のエグゼキュテイブ プロデユーサーである ケン・アーウイツクWOWOWがインタビューした時のアーウイックの以下の言葉が印象に残っている。

グラミーの重要なことは音楽をただの流行として扱うのではなく過去の音楽も(文化として)大事にするという点だ

はっきりいわせてもらう。

この言葉の意味を理解できる日本の音楽業界人はどれだけいるだろうか

昨年の当ブログのグラミーの記事にも書いたが日本の音楽業界で「音楽を文化として」などと云おうものなら罵倒と嘲笑がかえってくる。プロデユースした人間がこれが文化などとはハナから思っちゃいない。

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2015年1月 7日 (水)

今年も暗い見通しの音楽業界ーミュージシャン側にも意識改革が必要

今週からそろそろ仕事始めという感じだが、はっきりいって今年も音楽業界の見通しは暗いだろう。日本コロンビアが社員二割の希望退職者を募るという。

■日本コロムビアがリストラ 社員2割強の希望退職者募る
http://www.asahi.com/articles/ASH1665MJH16ULFA035.html

まあこういう話は今更珍しくも何ともない。コロンビアとのお付き合いは私もあったが、とにかく業界自体の改革をもう10数年前から唱えていたが、一向に改革をしようとしない日本の音楽業界のトップたち。

今更これに対して何かいうこともない。もはや業界の体をなしていない音楽業界

今年も当然ながら見通しは暗い

だがそれ以上に問題なのは我々ミュージシャンサイドでの意識の遅れである。なまじっかメジャーでずーっと仕事をしてきた人間の方がはっきり言ってここの部分の意識が遅れている。

昨年の最後の記事にも書いたがいまだに「メジャー」メーカーからデビューする事が目的であり「夢」だと思っているミュージシャンが多い、という現実。

映画やアート関係とのつきあいがあるからわかるのだがミュージシャンー音楽家ーは映画やアートなどの分野の人たちと比べると自分の殻に閉じこもる傾向が強い。クラシックのミュージシャンではクラシック音楽以外に全く興味を示さない人間が多いし、ポピュラー関係でもギター以外に全く興味を示さないギタリスト等も少なくない。

だがこれだけ情報やコンテンツがあふれ、多様化している社会ではもはやそのようなスタンスでは生き残っていけないのではないか、と思う。

むろん私のように音楽以外のところに何でも顔を突っ込むのがいいとは言わないが、音楽業界がもはや回っていない現状では、音楽の仕事の活路を音楽業界以外に求めるようにしていかないと、満足した仕事は間違いなくだんだん減っていくと思う。もう既にかなり減っている。だから私などはとっくに音楽業界以外に目を向けている。

実際「音楽業界の形」というものにさえ、こだわらなければいくらCDが売れない、音楽配信もダウンロードが減ったといっても社会の中には音楽が必要なところはたくさんある。

いわゆるテレビCMだけでなく映画、ドラマ、企業用VP  カフェレストランでの演奏、 それだけでなく企業の販促ソング、コマーシャルソング、ご当地ソング、企業の社歌、それ以外に展示映像アミューズメントパーク用の音楽 etc etc

音楽が必要としている場所は沢山ある、そういうところに果敢に売り込んでいくことが必要である。

勿論、但し「ボランテイア」でやれ、タダでやれ、などと平気でいうところも少なくないからそういうところは無視していい。特にIT系の会社は気を付けること。いまだにコンテンツはタダ同然が当たり前などと考える会社が少なくない。

大事なことは視野を広く持つこと。

自分の殻に閉じこもる、自分の関心のあること以外は見向きもしない、そういう態度ではこれからの厳しい環境を生き抜くことはできない、

それは私自身が自分でやってみて得た実感である。

繰り返すが音楽業界はもはや業界の体をなしていない。そしてたぶん二度と戻ることはないだろう。何も回っていない業界をあてにしても意味がない、ということだ。


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