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    このブログの作者 大野恭史の公式サイトです

2008年5月 7日 (水)

イタリア村とセラビリゾート倒産

イタリア村:東京地裁に自己破産を申請 名古屋

http://mainichi.jp/photo/news/20080507k0000e040079000c.html

実はこのイタリア村を開発したセラビリゾートという会社と私は浅からぬ縁がある。

今から4年ほど前に山梨の八ヶ岳にセラビリゾートの「大地の園」がオープンした時にピアニストとして、デイレクターとして関っていた。
「大地の園」は音楽と自然美あふれるリゾートをキャッチフレーズに大量の音楽家が敷地内で演奏し、夜にはクラシック中心だがコンサートも行っていた。私自身はピアニストとしてかなり演奏していたし、また私自身の会社としても初めてインペグ業に手を染めた仕事だった。

チーフデイレクターを勤めていたH氏は声楽家でもあり、かなり懇意にしていたが、二年目から音沙汰がなくなっていた。何となく愛知万博も終わり、事業も今までとは雲行きが変わって行ったことも感じていた。スタッフは全員解雇されたのかと思うと残念である。

ちなみに「大地の園」の時も同じ問題を起したが、この「イタリア村」も木造建物の市条例違反という問題を起している。八ヶ岳と同じ失敗を犯したわけだ。愚かな...

このセラビリゾートの社長は多くの破綻した「リゾート」をはじめ、経営破たんした「北の家族」も一時業績回復させるなどの立て直し屋として知られたが自らの会社は立て直せなかったという皮肉な結果だ。デフレ時代の申し子と呼ばれた実業家がまた一人退場ということだろう。 ワンマン社長はうまくいっている時はいいが、つまずくと取りとめもなく落ちていく。

あの仕事は八ヶ岳牧場の乳製品や温泉も楽しめた、結構楽しい思い出のある仕事だったが、長続きせず結局こういう結果になったのは残念である。友人のH氏は今どうしているか、気がかりである。


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2008年3月17日 (月)

不景気がいよいよ来るー音楽業界滅亡のカウントダウン!?

日経平均が1万2000円割れ、郵政解散後の改革期待が吹き飛ぶ
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-30863320080317

円高 12年7か月ぶりに95円台
http://www.mainichi.jp/select/today/news/m20080317k0000e020006000c.html

今年の初め私がブログに書いたことがいよいよ現実化する可能性が高くなったようです。

「2008年は景気後退の年?-更に厳しい状況の音楽業界」
http://kyojiohno.cocolog-nifty.com/kyoji/2008/01/2008_4e70.html

音楽業界滅亡のカウントダウン、いよいよ始まるか
もうここまで来たらいったん焼け野原からさら地になって欲しいね


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2008年3月 3日 (月)

裁判員制度ーアメリカ陪審員制度のまね 2

<裁判員制度>「数年間延期を」新潟県弁護士会が決議
http://www.mainichi.jp/select/today/news/20080304k0000m040067000c.html

昨年の秋だったか以前も私はブログでこう書いたことがある。

アメリカの陪審員制度の真似ーフリーランス、自営業には無理
http://kyojiohno.cocolog-nifty.com/kyoji/2007/10/post_b405.html

実は結構これが実施されてもし自分に当たってしまったら自らの生活に多大な影響をこうむる事になるのだが例によって日本人特有の無自覚、無関心で市民レベルで反対の声を上げる人が少ないのは驚くべきことである。万が一これに選ばれてしまったらサラリーマンの人は裁判に出席するために会社を休むーそれも場合によっては長期間休まざるを得なくなり、我々のような自営業にいたっては、一定期間自分の仕事が殆どできなくなる。そういう制度だ。そしてその代償は一日、交通費、小遣い銭にもならない程度の手当てしか支給されない。それも殆ど強制の制度である。 

まあアメリカの某OJ シンプソン裁判のように1年の殆どを陪審員として拘束され、その間、プライベートは勿論、他の仕事も一切できない、というケースはさすがに稀だとは思うが、それでも万が一選ばれてしまったらそういう可能性は0ではない、ということは頭に入れておくべきだろう。

そもそもこの制度が殆ど国民の合意や議論を得ないまま、日弁連や一部の弁護士系の議員によって強力に推し進められていたという事実を認識すべきだ。その面では新潟県弁護士会は良心的な決議をしたといえる。

実際この制度が来年から実行されることすら知らない人も少なくない。
(まあそういう人はニュース等を殆ど見ない人と思われるので、それはそれで問題だが..)

結局、形だけアメリカの陪審員制度を真似たといえるが、実はこの裁判員制度、戦前の日本にもあったことをご存じだろうか。大正デモクラシーの動きの中で裁判に対する意識の啓蒙を意図して太平洋戦争直前までこの制度は存在した。だが実際は昭和に入ってから裁判員を辞退する国民があとを絶たなかったという。つまり一度失敗している制度なのである。それをなぜ今また強行しようとするのか?

これも例の「グローバルスタンダード」に対する崇拝と同じでなんでもアメリカの制度がよい、なんていう発想から来ているとしか思えない。「グローバルスタンダード=改革」でこれを信じない人間は全て守旧派、保守派という短絡した世界観が日本でも席巻したが、私のほぼ予想通り、アメリカの投機機運は結局、サブプライム問題という名の「バブル崩壊」を招き、結局投機が石油、小麦、金といった「先物」に回りそれが世界中の人間に迷惑をかけている。何というありがたい「グローバルスタンダード」だろうか?

繰り返し言うが、何でもアメリカの制度の方がいいという発想はいい加減捨てるべきである。8年間「グローバルスタンダード」をかかげたブッシュ政権が何を世界にもたらしたかもう一度冷静になって考えてみるといい。それでもまだアメリカのいう「グローバルスタンダード」とやらがいいのかね?

私のような自営業は、ただでさえ大変な状況なのに万が一これに当たってしまったら(また私は貧乏くじを引くのが子供の頃から異常に得意な男であるー当たる可能性は極めて高いと思う)はっきりいって死活問題にもなりかねない。そういう法律が来年施行されてしまうのだ。

新潟弁護士会の動きが全国に広がるのを願ってやまない

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2008年3月 1日 (土)

コンテンツ制作にからみ音楽家がハードの会社を立ち上げます

今日で2月も終わります。私の経営する音楽制作会社は3月決算なので今年度もあと一月。正直このままで終わるとここ数年で最も悪い業績で終わってしまうのは避けられないのであと一ヶ月で何とかウルトラCを期待しています。と同時に来期に向けての展望と方針も決めなくてはなりません。正直いって音楽制作はもとより音のコンテンツ制作やパッケージ製作については弊社が予想した以上に現在厳しい環境に置かれています。

以前コラムー「デジタル技術は「コンテンツ制作現場」を理想的にしたか?」 でも述べましたが、日本ではコンテンツを手作りのソフトウエアというよりは物品と同様に扱う傾向があり、厳しいコストダウン要求にさらされている現実があります。音楽制作だけでなく音声コンテンツ等の仕事の数をかなりこなしても正直殆ど利益が出ないのが現実です。例えば同じクオリテイのコンテンツを作る能力があるAという会社とBという会社があり、もしAの方が若干コスト的に安くできるとしたら、発注は間違いなくA社の方に行きます。そしてしばらくするとAの会社にも更なるコストダウン要求が行く。そんな感じでデフレスパイラルが半永久的に続きます。

これらの仕事はそこそこ人脈がありそこそこの業務経験があればある程度「替わり」が見つかる仕事はである以上、あとは何処がいかに安くそれをやるか、というのが受注のポイントなってしまいます。実際には安くするために。不必要な部分とか削っていますからどこも実際にはそう大きく変わらないのですが、そんなことはおかまいなし、発注する側の殆どのお客様は見積もりの「数字」しか見ません。条件が書いてあってもあまり読まれないことが多いですね。

実際には「クオリテイ」を保つための最低限のコストというのがあります。つまりコストダウンには限界があります。そして現在の要求されているコストは正直な話もはや限界を超えています。また「コンテンツ制作」はデイスカウントショップのように薄利多売、というわけにはいかないのです。物品ではありませんから、量をこなすにも限界があるんですね。そして量をこなしても殆どたいした利益が出ない。これがコンテンツ制作事業の現実なんですね。 はっきりいってこの事業に未来はありません。

そのため先日も述べましたが、やはり「替わり」が見つかる制作ノウハウではなく、「簡単にマネのできない」そして「付加価値のつく」コンテンツ制作、槇原敬之ではないけど、「オンリーワン」のノウハウのコンテンツを制作していかないと、到底生き残れない、というのが私の結論です。
それには誰も注目しない分野、しかし「付加価値」を付けられるコンテンツのノウハウを身に着ける必要があると考えました。

・「音」で万引きを減らす防犯BGMシステム
 これだけ聞くと何これ? と思うでしょうがこういった特殊な音を利用してある効果が得られる商品を開発しています。
http://homepage1.nifty.com/hyb-music/manbiki.htm

これ以外にドッグトレーニングで犬がおとなしくなる音、ねずみやゴキブリがよりつかなくなる音、等があります。これの商品化も考えています。

そして勿論本職の「音楽」コンテンツを導入した商品を計画しています。主に「ヒーリング系」の音楽が中心にはなりますが、主に医療機関向けに音源を供給できないかと考えております。

というわけで「音楽屋」もしくは「音屋」が自分のコンテンツを付加価値をつけて売る手段としてハードの会社を立ち上げる計画をしています。変だとお思いの方もいらっしゃるでしょうが、音楽業界の存続自体は危ぶまれている現在、何もしないでただ滅びるのを待つよりは誰もやらない新しいことをやったほうが意味があるのでは、と考えております

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2008年2月24日 (日)

オンリーワンを目指す!! コンテンツ制作事業で生き残る方法

さて、私が経営している会社は音楽、音声、SE(音響効果)等 音の制作に関することならメデイアを問わず行ってきました。仕事の大半は請負といいますか、B to Bの仕事依頼で制作の仕事を行ってきていますが、どの業界でもそうでしょうが弊社もかなり厳しいコスト環境で仕事をやらざるを得ない状況になっており仕事の数をこなしても利益があまり出ない状況になっています。

特に今ネット経由で情報が急激に広がってきて、ネット経由で仕事の依頼が来たり、仕事を取りに行ったり、なんてことが当たり前になってきました。ネットによる情報のtrans-action が頻繁になるということは当然、社会の相関関係がフラットに近づいてきて仕事を依頼する人材の情報も集約されることになります。それは何を意味するのか? 実は仕事を受注する側にとってはかなり過酷な状況を作ることになります

以前私はコラムーデジタル技術は「コンテンツ制作現場」を理想的にしたか? においてデジタル技術がもたらすコストダウンによって逆に現場の制作者の生活が圧迫されている実態を述べました。こうした現状は流れとしてもはや止まることはないでしょう。そうであるならばあとはコストを如何に目いっぱい削れるか、ということになりますがコストパフォーマンス、削減には限界があります。もうはっきりいって現在もはや限界を超えている状態です。 と、なるとこの現状から制作者が生き残るとしたらコストパフォーマンスというコストを削る方向ではもはや先が見えているということになります。

 先週も音声コンテンツの仕事、つまりナレーションコンテンツの制作をやりました。売り上げ額もたいした金額ではなく決しておいしい仕事とはいえませんがそこそこ弊社の重要な仕事の一つになっています。これはナレーターの人脈、編集能力、ファイルの変換能力、といったいかにもSOHO的な能力が必要になりますが、この仕事自体はそこそこの業務経験や編集ノウハウと人脈さえあれば誰にでもできます。

これは何を意味するかというと、一応プロレベルの仕事ではあっても私以外でナレーション録音や編集等の経験がある人間がいれば、私の替わりにこの業務を遂行することは可能であることを意味しています。実はこういう仕事はこれからどんどん価値が下がっていくでしょう。なぜならいつでも「替わり」がいるからです。今ネットの世界で「替わり」を見つけるのはそう難しいことではありません。

  ということは「誰か替わりを見つけられる」仕事はこれからどんどんビジネスの世界で価値ーコスト要求が厳しくなるーが下がってきて。コンテンツ制作現場がますます厳しくなる、ということになります。「コンテンツは物品ではない、コストを下げればクオリテイは必ず落ちるものなのだ。と私は再三再四それを述べていますが残念ながら、それに耳を傾ける人材が今この国にはあまりにも少なすぎるのが現状です。 しかしそうなると我々コンテンツ制作者が現実問題として生き残る道は「誰も替わりが勤まらない」クオリテイを提供できるノウハウや作品を作って、「付加価値をつける」ことしか生き残る道がないということになります。つまり仕事のプロフェッショナルとしてオンリーワンのものを持つということなのです。

誰がオンリーワンであることを評価するでしょうか? それはレコード会社のプロデユーサーなどではありません。ユーザー等あなたの作ったコンテンツを実際に「消費」する人たちです。しかしあなたの作ったオンリーワンの価値が高ければ、そのオンリーワンのコンテンツは使い捨てられることはないでしょう。特に音楽の世界などはもうそう遠くないうちに「さら地」ー焼け野原のようになりますから、もう「メジャーレコード」のプロデユーサーなどのいうことなど無視していいと思います。はっきりいって彼らの喜ぶ音楽などを一生懸命作るのはもう時間の無駄だと思います。そんなエネルギーがあるのならあなたしかないオンリーワンの作品を作るようにしましょう。あなた以外には替わりの勤まらないインパクトのある作品を作ればたぶん道が開けると思います。

「売れセン」のアレンジとサビを作れ、といってもあなたの替わりはいくらでもいるのです。みんなそれをやろうとしているんですから、しかし結局それはいいようにただ同然でこき使われて、いずれ使い捨てされます。私自身そういう目に何度も会ってきたし、私以外にもそういう目にあった人間も大勢知っています。それと同じ道をそれでもあなたは歩みたいですか?

今私は自分で会社を経営して、うちの会社のアーチストでオンリーワンのアーチストを作り、オンリーワンの作品を発表しようと思います。それが本当に価値のあるものなら必ず人は支持してくれます。またオンリーワンのノウハウを使って音コンテンツで万引きを減らす、なんていうプロジェクトもやっています。いずれも「私以外の替わり」が勤まるものではないものです。この厳しい現状から脱却するにはそれしかない、と思っています。誰か「替わり」が見つかるような仕事ばかり追いかけていたら未来はないと思います

オンリーワン なんてなにやら槇原敬之(というより最近の人はSmapか?)みたいになってしまいましたが、日本人というのはどうも人のやらないことをあまりやりたがらない傾向が強いです。特に日本の音楽業界の世界に染まってしまった人間は「他人と違うことをする」ことに抵抗感が根強くあります。しかしネットがもはやビジネスに不可欠となり、世の中がどんどんフラットになってく現状では、オンリーワンを目指さないと生き残れないと思います。私自身は少なくともそれを目指したいです。


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2008年1月15日 (火)

2008年は景気後退の年?-更に厳しい状況の音楽業界

さて、入院中は割と時間がありましたのである程度手術から回復した後は新聞や雑誌、文庫本の読書三昧の生活を送りました。その中で季節柄「今年の景気見通し」といった経済関係の記事やそれに関するコラムも多数ありました。一応経営者の端くれなので当然そうしたものを熟読したわけですが....

それで今年の景気の見通しですが、

残念ながらどの文献やアナリストの見解を見ても明るいものは一つもない、というのが正直なところ。皆さんご存じの通り東京証券取引所の大発会の史上最大の下げ幅が象徴的ですが、実はあらゆるデータを見ても既に景気拡大局面は終わり景気後退が始まっているというのがどうやら実情のようです。

きっかけは昨年の6月に施行された「新建築基準法」で例のマンションの不正構造事件をきっかけに急遽決められた法律ですが、これが実は欠陥だらけとのことです。建築関係の専門家ではないので詳しいことはわかりませんが、要は申請に必要なソフトウエアを官側がまだ完成しておらず、しかもかなり効率の悪い申請方法でしかも時間がかかる、とかで折角建築の計画を立てても認可がおりず、どこの建築現場の日程も大幅な遅延を余儀なくされている。経団連もこの「政府と行政の不手際」を早急に改善するよう打診したが、正常化できるのがいつになるのかまだ全くわかっていないようです。

すでにこれが元で倒産した建築会社や不動産会社も少なくなくあり、建築や住居関係のニーズは冷え込んでいるようです。これがかなり景気の足を既に相当引っ張っている。説明されている内容通りだとすればこれは政、官による失政が招いた景気後退といわれても仕方ないでしょう。

実は今年の景気の懸念はこれだけではありません。

第二にこれまたご存じの通りの原油高をはじめありとあらゆるものが価格高騰していることによる消費の冷え込みです。結局身の回りの者多くが石油がなんらかの形で製造工程に関わったり、何よりもガソリンが高くなることで輸送費も影響受けているのが実態。
加えて「格差」によるワーキングプアの大量出現、また中小企業にも相当な経済的しわよせが来て何とか「景気拡大」を維持してきたわけだから、この人たちが余計お金を使わなくなったらどうなるか? そう。個人消費の冷え込みの実態は本当に深刻です

第三に大企業に最もダメージを与える「円高」。既に昨日1月14日のロンドン市場は1ドル=107円まで上がり今日の東京市場もそれに影響されて107円に。これは輸出企業にとって深刻な問題です。万が一一ドル=100円近くまで上がった場合は為替差損が出る可能性があります。

経団連の御手洗会長は「春頃には景気がよくなるだろう」なんて能天気なことを云っていましたが、こんな人が会長で大丈夫なんですかね?

まあそれはさておき最悪の場合この1.建築基準法 2.個人消費冷え込み、3.円高不況  のトリプルパンチを2008年は食らう可能性があるということですが、もしそうなった場合既にヨレヨレの音楽業界などひとたまりもないですね。

いや、仮にトリプルでなくこの3つのうちの1つでも本格的景気後退に導けば今の音楽業界にその流れに贖う力などありません。「そんなこと関係ねえよ、 売れるサビの曲作りゅあいいんだよ}なんておっしゃっている音楽事務所の社長のあなた!! それで生き残れれば超ラッキーですよ。

と冗談はともかく、残念ながら非常にここ数年ない厳しい環境になることは避けられないでしょう。今までは辛うじて持っていましたが今年はどうでしょうか?非常に心配です。「え? ここが?」という大手の音楽プロダクションがつぶれる、なんていう事態が起きても私は驚きません。
まあタイアップの広告費を回収できるうちはまだいいですが、これから回収できるという保証はどこにもないですからね。今までこれでうまくいっていたからこれからもうまくいくはずだ、なんて考えは捨てたほうが賢明でしょう。
かくいう私の会社みたいな所は吹かなくても飛ぶような弱小プロですから「非常事態」を想定した動きを考えています。

しかし私がこんなことをここで書いても「何云っているんだ。けっ!!」という感じの反応をする音楽関係者の方がおそらく圧倒的多数なのが現実です。特に音楽業界で「おいしい」思いをした体験が大きければ大きいほど、今の音楽業界の実情に対して鈍感になっている傾向があります。私はいうだけ無駄だと思っていますから最近何も云いませんけどね。

そんなことより自分がこの2008年をいかに乗り切り生き残るか、その方が大事ですから...




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2007年12月 6日 (木)

ネット放送を規制?

総務省:通信・放送法制統合へ ネット情報も規制 http://mainichi.jp/select/wadai/news/20071206k0000e040043000c.html

ネット放送を運営している身としては「規制」と聞いて黙っているわけにいかない。確かに2011年のテレビの全面デジタル化(実際に予定通り行われるかは疑問だが)を視野にネットとテレビの境界線がなくなっていくのはわかるが、問題はどんな規制が具体的にかかるかだ。例によって総務省の発表内容はあまりに曖昧すぎる。

まず

(1)政治的な中立性が保たれているか
(2)公序良俗に反していないか と

というが、この2点を一体誰が判断するのか。

第二点として
「政治的中立」とは一体何か。ネットには右翼から左翼までのサイトが(勿論ネット放送まで)あるがそれらは当然普通の考えでは「政治的中立」ではない、ということは彼らは当然規制の対象になってしまう

第三点
何をもって公序良俗に反しているというのか、それが大きな問題だ 。
いわゆるアダルト系や出会い系みたいなところと裸婦等の美術やヘルムートニュートンのような写真のサイトをいっしょにされたらたまらない。お役人はそういうことをやりかねない。


特に第一点が問題だ
もし「第三者機関」で判断するといってその「第三者機関」のメンバーに「ネットが音楽産業衰退の諸悪の根源」と発言してはばからない現レコ協の会長やJASRACの会長などが入ったら目もあてられない。事実上全ての音楽事業者はネット放送そのものを禁じるなどどいう方向にも行きかねない。だいたい今までの役人の発想だとそういう方向に行く可能性がある

特にこの新放送法で怖いのは以下の点

>新法が制定されれば、影響力の大きいメディアによってネット配信されたコンテンツが政治的に偏っていたり、有害だと判断された場合は配信者(事業者や個人)に対し削除や訂正を求めることができるようになる

国家権力というのはどんなものでもなんくせをつけて「政治的に偏っていたり」とか「有害」と決め付けることができる。その判断基準がこのように曖昧のまま新放送法が制定されるとしたら、大いなる危機感を感じざるを得ない。

ネットコンテンツに詳しくない者ほど「ネットを規制すべき」という論法を出すことが多い。だがネットを規制だらけにしたらネットの潜在能力を殺すことになる(中国の現状を参照)

ネット放送には確かにいただけないコンテンツもあるのは事実だ。しかしそれと安易な規制は別問題である








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2007年11月 7日 (水)

コラムー高いコストパフォーマンスと安物

□田中元社長ら詐欺で追送検=「利益上げるため」取引先だます-ミートホープ偽装
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc&k=2007110700675

ミートホープ程度の会社だけではない。
赤福
□御福餅に基準超す細菌消費期限内で検出
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/akafuku_gisou/

船場吉兆
□船場吉兆の誤表示、岩田屋指摘せず…「消費期限」を「賞味期限」
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/ne_07110302.htm

といった歴史のあるブランド企業までが事件を起こしている。これ以外にも北海道の「白い恋人」も記憶に新しい

音楽のブログになぜこんな社会記事が、と思うかもしれない

 実は私は音楽家であると同時にしがない制作会社の経営者でもある。実はここに最近の音楽だけでなく日本の経済の面で大きな問題が介在していると考えるからである。これらの事件の背景にある問題を考えると決して対岸の火事だとは思えない。

 今日本はかつての高度成長時代「いざなぎ景気」を超える景気回復だと政府はうそぶいている。しかしそれが単に数字上でいかに実態のない、もっとはっきりいえば嘘と一般庶民の多大な犠牲によってその数字が出ているかを説明しよう。

 現在の景気回復は小泉政権時代の竹中金融大臣のいわば「日本経済のグローバルスタンダード化」の政策による肥大化した経済格差とデフレ後に不良債権の引当金が銀行にもどりその金がIT層始め一部のところに集中しそれが見かけ上景気を上げているに過ぎない、と経済評論家の森永卓郎氏は指摘している。そのデフレも竹中元大臣が「わざと」引き起こし格差社会を作ったという。要するに彼は日本をアメリカと全く同じ社会にしたかったようである。金持ちはますます裕福になり貧乏人はますます貧乏になる、高級官僚も退官後は王様のような暮らしをしているアメリカを見て日本もこうあるべきだと考えていたようだ(自分も元官僚だから)

 当時はまだITバブルの雰囲気もあったためか、竹中元大臣はマスコミによって「改革派」の権化のようなレッテルを貼られ竹中氏の政策を批判する人は全て「抵抗勢力(=保守派、守旧派)」という例によってマスコミがよくやる黒でなければ白といった「白黒ジャーナリズム」の報道で国民のかなりの層が「洗脳」されてきた。(同じ頃のちょうど堀エモン=社会の改革派、フジサンケイのH枝氏=守旧派といった単純な図式がかけめぐったのも記憶に新しい)

 その結果、「勝ち組」と「負け組」の大きな格差、大量の「ワーキングプア」の出現、大企業の業績は良くてもその下請けは経営難に喘いでいる状態が出現した。これが「グローバルスタンダード」がよいと考える人たちの理想社会らしい。結局はグローバルスタンダード」=世界をアメリカと同じ社会にするという意味に過ぎないのだが...

 特にデフレが長く続いたことは日本の産業に実は目に見えない形での深刻な打撃を与えた。いわゆる価格破壊によるデイスカウントチェーンの業績が大きく成長した反面、「コストは際限なく下がる」といった錯覚を生んだ。実際私もCD業界ではなくとある商品をコンシューマー市場で売り出そうとしたことがあるがコスト要求は本当に凄まじい。まず価格の半額から始まり、のっけから凄まじいほどの値段のたたきあいが始まる、最後は一円二円の攻防になる。

 そうした現状から今とくに一般コンシューマーの市場はある程度薄利多売の世界にならざるを得ない、各メーカーコスト的なかなりギリギリの運営をやらざるを得ない状況になっている。そうした中で利益を出すためにミートホープを始め赤福や吉兆といった歴史ある会社までが「市場の状況に対応」という名目で自らの看板を汚すような製品作りに走ってしまったのである。

 別にミーとホープや赤福を擁護するつもりは毛頭ないが、最初はコストパフォーマンスを向上するために各会社もかなりの企業努力をしたのだと思う。しかし市場の「際限なきコストダウン要求」によってどこか歯車が狂ってしまい、特にミートホープにようなとんでもない製品作りまでエスカレートしていったというのが実態だと思われる。

 コストパフォーマンスを高くするー無駄をなくし効率化を促進するーこと自体は必要なことである。これは私のいる音楽業界は勿論、どの業界ー特にメーカーーであればやっているはずである。しかしこの場合は「最低限のクオリテイを保つ」というのが条件となる。
 しかし「安物」というのはクオリテイに関係なく「ただ安い」だけである。私は最近の状況を見るにつけ「高いコストパフォーマンス」と「安物」を多くの人間が混同しているような気がしてならない。この両者はいうまでもなく全く違うものである。

 消費者にとっては商品が安いのを好むのは事実であろう。しかし消費者は決して「安物」を望んでいないはずである。そこには「最低限のクオリテイを保つ」のが当然という大前提がある。それが長いデフレが続いた関係で、「コストは際限なく下がる]という幻想に取り付かれた業者(主に流通業者や代理店)の圧力によっていつのまにか両者を混同してしまったのではないだろうか?
 
 勿論下請け業者にも問題がある。結局「仕事欲しさ」に多少むちゃくちゃなコストダウン要求でも受けてしまうのだ。その経済環境の中で利益を出そうとしたら確かにミートホープのような会社も出てきても不思議ではない。そうした業務を発注している会社にも責任の一端はあるといえる。

 私の会社は音楽だけでなくコンテンツ制作、CD製作(パッケージ製作)等さまざまな業務をこなしているがご他聞にもれず現在でも激しいコストダウン要求にさらされている。正直うちとして「市場状況に対応」すべくかなりムチャクチャな内容の「安物路線」の仕事も受けていた時期があったのは事実である。
 しかしうちの会社は結局それをやめてしまった。なぜならそういう「安物」作りは結局自分の会社のレベルを落とすことに他ならないと気づいたからである。そして一度「安物業者」のレッテルが貼られるとそこからレベルを上げるのは至難の業である。私の会社はいかなる業務内容でもあくまでプロの会社として「最低限のクオリテイを保つ]方針でいる。そのためクライアント様にはその「最低限のクオリテイ」を保つための予算をお願いしています。内容をきちんと説明すれば結構理解してくれる場合が多いですよ。
 そしてその「最低限のクオリテイ」を保つための予算がどうしても出ない場合は弊社からお断りをしています。なぜなら自分の会社として、プロとして仕事のクオリテイは落としたくない、落としてはならないと考えているからである。いくら仕事が欲しいとはいってもプロとしてのプライドは捨ててはいけない

  安請負いは一時的には売り上げが上がるかもしれないが長い目でみれば自殺行為である。もし「仕事欲しさ」に安いギャラで仕事をしても、ある時期にギャラや予算を上げることを要求したとたん、おそらく今までの会社から二度と発注が来ないと考えた方がいい。残念ながらそれが現実である。

長いデフレは日本の産業構造を著しく歪めてしまった。大企業は数字的にはリストラ等もありかなりの利益が出ているが、その下にいる業者、「派遣」や「準社員」に甘んじなければならない人たちは逆にデフレ前より苦しい生活を強いられている。特に日本の産業構造を支えてきた中小企業へのしわ寄せは深刻である。(ついでにいえば一部の若手企業家の中に「もの作り」を旧態依然の産業と決め付け、そうしたもの作りに従事する人たちにあまり敬意を払わない人間がいるがそれはとんでもない思い違いである。こういう人間には成功して欲しくないものである)

  繰り返すが消費者もクライアントも決して「安物」を望んではいない。値段を下げることによってクオリテイが下がることを望んではないのだ。コストパフォーマンスはどんなに技術が発展しても限度がある。赤福や吉兆といった伝統ある会社までが結果として「安物」を作っている事実がなによりもコストパフォーマンスの向上にもはや限界を超えていることを証明している。
 それでもまだ「際限なきコストダウン要求」を続けたいのならば「安物」をつかまされるリスクが高くなることを覚悟すべきだろう。




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2007年10月24日 (水)

アメリカの陪審員制度の真似ーフリーランス、自営業には無理

そもそもアメリカのような「訴訟」が日常的にある国と日本のようにそうでもない国で同じ制度を導入しようという発想自体に無理がないか?

私などは自営業で、私が直接動かないと進まないことばかりだ。この制度、殆ど反強制の制度だから万が一選ばれてしまったら会社の業務の続行は困難になる。ましてある時期事実上この裁判員以外の仕事は一切できなくなるから、これをやれば業務に著しい空白が生まれ、それを取り戻すのは容易ではない。下手すりゃ廃業なんてことも...

問題はこれを判事は「自己または第三者に身体上、精神上、経済上の重大な不利益が生じると認められる場合」に相当すると認めるかどうかだ。はっきりいってフリーランス、自営業者の大半がこれにあてはまるのではないか?

アメリカのような「弁護士天国」を日本にも作ろうという日弁連の発想だろうが、「グローバルスタンダード」とやらと同じで(これも結局世界をアメリカと同じ社会にしようというのと同じ意味だが)なんでもアメリカの制度がよい、なんていう発想はいい加減やめにしたらどうかね? 

今アメリカ社会は所得格差や失業問題で国内にものすごい爆弾を抱えている。それが爆発すればアメリカの深刻な不況が勃発し世界経済にも悪影響を与える可能性が高い。それでもまだアメリカのいう「グローバルスタンダード」とやらがいいのかね?結局は「IT革命神話」だって大半はまやかしだったじゃないか

裁判員制度:辞退事由の政令案公表 「思想信条」明記せず
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20071024k0000e040051000c.html


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2007年8月15日 (水)

終戦記念日ー平和の祈りを音楽で

皆さんご存じの通り今日は終戦記念日

先日からお知らせの通り今年から「セプテンバーコンサート」に参加を表明しておりますし、音楽家として平和のメッセージも音楽で語ることを行って行きたいと思います

「安部首相「不戦の誓い堅持」 全国戦没者追悼式 」

http://www.47news.jp/CN/200708/CN2007081501000299.html

この人の平和の祈りがどこまで本気かわかりませんが、憲法を改正したらすばらしい社会になるとか、日本を「普通に戦争できる国にしたい」とかいう幻想はこの日本社会に発展にとっても危険極まりない発想だと思います

特に「平和主義を唱える=左翼」などという短絡して決め付ける向きがいわゆる「ネット右翼」とかいわれる人に多いですが元来平和に右も左もないはずで、だいたいそういう人たちは靖国系文化人(自称)たちの主張を鵜呑みにしているパターンが多いように思います。しかし彼らがどれだけ歴史的事実を資料をよく紐解いて研究しているかは疑問ですね。

選挙に大敗したにも関わらずまだ首相、最高権力者の座に居座りながら、しらじらしく平和という言葉を使っているこの人も、日本国憲法の成り立ち、靖国神社がA級戦犯を「密室協議で」合祀した事実をどこまで理解しているか疑問であります

参考までに
「日本国憲法は押し付け」という改憲論 について
http://blogs.yahoo.co.jp/nanashi4444/5052509.html

「関連国に禍根残す」=A級戦犯合祀に昭和天皇懸念-元侍従長が歌人に明かす
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/life/jiji-04X856.html?C=S(作者注;昭和天皇の側近で侍従の徳川義寛氏の証言でかなり信憑性が高いと思います)

安部首相を始め、自分のアイデンテイテイを安易に国家主義に求めるネット右翼の人たちはこの辺りの事実をどこまで勉強されているんでしょうか?

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2007年8月11日 (土)

弊社のホームページ一部改訂

お盆期間がスタートいたしました。これに伴い会社のホームページの内容を一部改訂いたしました。これは現在水面下で進めている商品開発の戦略上、従来のホームページの内容では誤解を受けるとの判断からであります。

具体的には

会社のホームページから一部のページを除き「サブリミナル」に関する記述を削除いたします

これはやはり日本では「サブリミナル」というとどうしても「洗脳」とか悪いイメージがつきまとうことから弊社に関して誤解する方が非常に多いことが揚げられます。特に弊社が近々発売を予定している防犯BGMシステム(写真下)を今後普及させるに当たりお客様に不必要な先入観を与える可能性が非常に高いため得策ではないと判断したためであります



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防犯BGMシステム DLBG-1000



これはサブリミナルの原理を使って万引き等の犯罪を減らす効果があるもので既にかなりのお店で実験が行われております。弊社が実験するに当たり過去「効果が出なかった」ということは一度もございません。

しかしこのシステムを普及させるのには逆に「サブリミナル」という言葉を前面に押し出すことは得策ではないという判断から弊社からはサブリミナルの原理について述べたコラム3ページ(潜在意識(サブリミナル) についてサブリミナル音楽についてサブリミナルと成功哲学 の3ページ)と弊社のサブリミナルCD"Colezo ストレス解消"の紹介ページを除くページで「サブリミナル」という記述を削除いたします。これに伴い弊社が今までOEM製造しておりました"スピリトーン"も弊社について誤解される可能性を感じたことから全ての記述を削除いたします。ご了承下さい

私の会社はこれ以外にも音コンテンツを内臓、もしくは装備した商品を現在開発中です。具体的になればお知らせいたします。

今後ともハイブリッドミュージックをよろしくお願い申し上げます





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2007年7月26日 (木)

マスコミのネガテイブキャンペーンの胡散臭さ

という題名の記事を書きました。

音楽の記事ではないので以下のリンクからジャンプして興味ある人だけ読んでください

http://blogs.yahoo.co.jp/nanashi4444/14517568.html






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2007年7月22日 (日)

ガラガラだった洋画の映画館-字幕が読めない文盲の若者が増えている

本日娘が夏休みで家内と西遊記を見たいということで、地元の某外資系映画館に連れて行く、私自身はここのところぴあフィルムで映画三昧ではあったが、何となく何も考えずに見れる映画が見たいとのことで自分だけ「ダイ・ハード4.0」を見に行った

私は基本的には洋画(しかも字幕オンリー)しか見ない人間で、音楽だって音楽を仕事にする前は洋楽しか聴かなかった男だ。特に「ダイハード」のようなシリーズものだったら突然いって席が取れるかくらいに思ったが、なんと行ってみれば日曜日の昼間にも関わらずガラガラだった。(!!) 席は半分埋まっていたかどうか、そんな感じで目を疑った。

特に目立ったのは若者が少ないこと。20代後半かそれ以上はそこそこいたが、改めて最近の若者が洋画を見ないという現実を目の当たりにした

だいぶ前の記事だがこんなのがある。
「外国映画の字幕スーパーがなくなる!読めない、書けない、分からない」若者」
http://www.bespara.jp/zubablog/2006/12/post_54.html

最初うそみたいだと思ったが実際本当に字幕を読めない人間が増えているようで、その証拠に吹き替えの会場だと今度は超満員となっている。(同じ映画館でハリーポッターの吹き替え版をやっていたがこちらは超満員」映画会社も漢字にルビを振ったり(最近のテレビのスーパーもルビを振っている)して苦労しているようである

実際最近のホームページを見る人でも「字が読めない」としか考えられない人が最近増えている。特にここ3-4年で激増している。目の前に大きな文字で書いてあっても読めないのだ。要は漢字が読めないようである。

実はいわゆる「ゆとり教育」の指針が決まりそのカリキュラムで育った若者が今年社会人一年生だという。文部省が大々的に推し進めた「ゆとり教育」という名の愚民化政策の結果がこういうところで成果を上げている。文部官僚たちの多くはしてやったりと思っているのではないだろうか。愚民が多いほど統治しやすく自分たち官僚の思い通りに世の中を動かせるからだ。本当にやつらは取り返しのつかないことをやってくれた。そしてそれを推進した連中の大半は文部省内でまだノホホンとしている。文盲人間を大量生産しておきながら天下りで退職金ガッポリかい(怒!)

とにかく日本語自体をきちんと理解できない、表現できないという事態は深刻である。君が代などを押し付けるよりこちらの問題の方がよっぽど早急に解決策が必要である。自分の言葉も満足に話せない、書けない「日本人らしき人」が増えている。

ちなみに映画のダイハード4.0 はまあ脚本云々よりもこれでもかこれでもかとアクションをおしまくる感じ、まあ頭も何も使わず見れる娯楽映画だ。まあダイハード2や3よりは見れたかな?字幕なんか読めなくたって十分楽しめる映画だと思いますよ。(こういう映画に高い芸術性を求めるのは酷)


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2007年6月28日 (木)

決裂ー一般コンシューマーの市場

昨年より仕込もうと思っていた音コンテンツをハードに組み込むというプロジェクト、

その中の一つ、実は「音楽が鳴る枕」でうちのヒーリング音楽やクラシック音源をROMに記憶させたものを内臓したものだったのだが今日結局値段的にどうにも合わず、現在の交渉先での販売を断念することになってしまった。八ヶ月近くねばったが結局どうにもうまくいかず無念である。

販売ルートはホームセンターやデイスカウントルート、途中からデパートや東急ハンズ等のルートと探ったが結局どちらも値段的にどうにも折り合わなかった。いくら通常の枕より機能や付加価値があるといってもどうしてもそれにかかってしまうコストが市場と合わなかったということであろう。

残念な結果にはなったがこのことで一般コンシューマーのマーケットについておおいに勉強になった。今までCDや書店ルートの流通しか知らなかった私だがそれ以外のマーケットのコスト要求の凄まじさを改めて知った。と同時にその現実を見て「なるほどCDが売れないはずだ」とも思った。CD業界以外の世間一般の市場の相場から現在のCDの価格設定が大きくずれていることがわかったためである。その証拠にCD業界も書店出版業界ともに売り上げが8年間右肩下がりの状態となっている

はっきりいおう、アーチストの熱烈なファンでない限りCDの\3000というのはもはや高すぎるのである。他の雑貨や一般の用品(ブランドものは除く)は少なくとも仕入れ価格は\1000を切らないと一般コンシューマーの市場では売れないのだ。\3000でCDを買わせるためにはアーチスト自身が「シャネル」とか「ビトン」等と同等かそれに準ずるブランドにならないと厳しいだろう。残念ながらごく一部のアーチストを除きそこまでのレベルまで行っているアーチストは少ない。これじゃCDが売れなくなるのもわかる。加えてメジャーのサウンドのクオリテイは以前に比べて明らかに落ちているから、価値の面ではデイスカウントショップなみになりつつある。CDが売れなくなる理由は他にもあるがこれも一因だろう。これを打開するには既存のシステム、体制を根本から作り直さない限り厳しいだろう。

掛け率もすごい、CDは一般に店レベルで7掛け(流通のデイストリビューターを通すと実質半額だが) 書店は8掛け(ここも東販、日教版等の代理店で半額近く取られる)だが他の業界は5掛けから始まる、メーカーの出荷価格は実質3割になってしまう。今のCDの製作体制からしたらとんでもない数字となる。

今回の枕にしてもコンテンツ料やROM基盤のコスト、枕の素材とコストダウンを目いっぱいやったが結局そのコスト要求には対応できなかった。Rom基盤がもう一段階コスト的に下がらないとこの商品は厳しいことがわかる。まあいい勉強にはなった。

この枕の商品コンセプト自体は悪くないので他の市場で再チャレンジすることにする。今後ハードウエアに価値のあるコンテンツを内臓、もしくは装備することによって商品にするという試みを続けていきます。実は枕以外にも音楽療法のコンテンツを入れ込むプロジェクトがあります。そちらは業務用市場なのでコスト要求はそれほどきつくないのでコンテンツホールダーがよっぽどメチャクチャな値段をいわない限り大丈夫だと思います。

また9月に例の店内放送用の「防犯BGMシステム」発売の予定もあります。本来の音楽の業務以外にこちらもどんどんやっていきます。

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2007年6月24日 (日)

キャンドルナイト最終日

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22日から開催されていたイベント、 今日の写真は一昨日より明るいでしょう。キャンドルナイトの中でマックのリンゴのマーク、そしてキャンドルナイトの中のキーボード群、こういう時でしか撮れない写真である。

夏至で明るい日だろうと思いきや、よりによって22日から梅雨空、今日もいかにも梅雨というどんよりとした一日、それでも宣言した以上、やめるわけにはいかない、ということで無事3日間やり通しました。日本では公称667万人といっているけどこの天候、3日間やるのは正直しんどいと感じた人が多いのではないだろうか



「しんどい」と感じること自体、如何に現代の文明に慣れすぎていたかという証明でもある。3日間、たった2時間の「電気なし生活」でこう感じるにだから21世紀の暮らしを体験した人はとても19世紀以前の暮らしなど戻ることはできまい。しかしその電気が地球の温暖化の原因のひとつとなっているのは紛れもない事実である


とはいえ、この3日間のキャンドルナイトで「瞑想」やいろんな考えことをすることができた。普段日常の業務に振り回されてこういう静かな環境で考えことするという機会がなかなかないが、今回はかなりじっくりそれをやることができた。現代人に何が欠けているがーそれは音も光もない静かな環境である。そのことは実にリフレッシュすることができた。おかげでいくつかのことについてふんぎりがついたことがある。それは後ほどこの日記で書きます。その意味では非常に有意義な時間だったと思う。



さて、この運動で実際本当の所どれだけのCO2を出さないで済んだのだろうか。ご存じの方がいましたら教えてください

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2007年4月27日 (金)

私のもうひとつの顔ーこの関係であるプロジェクトが立ち上がります

これまでリリーズ情報を始め、うちのアーチスト奥津恵の情報、ならびに私が制作している音楽等についてのお話をしてきました。

しかし実はかなり前から水面下で推し進めていたプロジェクトがあったのですが、あえてここでは詳細について触れませんでした。


といいますのは... 非常に特殊なプロジェクトだからです

しかもひとつ間違えると私という人間が誤解されかねない、
そういうものだからです。

もちろんかなり前から私を知っている人は私がこのノウハウを持っていることをよく知っているため違和感はないと思います。中にはこの分野でいっしょに仕事をした人もいますから

しかし日本ではやはりこの分野に手を染めているというだけで「アヤシイ」と思われてしまう。そのため発表しようかどうかかなり心の葛藤があったのが正直なところです。

しかしいずれはわかってしまうことなので今ここで申し上げましょう。実は私には今まで申し上げなかったもうひとつの顔があります。それは「サブリミナル(潜在意識)」に関する研究を行っていたということ。特に「音のサブリミナル」に関しての研究が中心で、そしてそれをさまざまな分野に応用しようという研究を行ってきました。この仕事は音楽の仕事というよりは「音源」の制作の仕事です。

 そして連休明けから正式にこの関係でひとつのプロジェクトが正式に動き出します。それはサブリミナルメッセージを使って万引きを防止するBGMシステムを販売するというプロジェクト、4年前から小規模に実験も行っていたのですが、昨年某大手電機メーカーとの協力もありドラッグストアチェーン3社、そしてデイスカウント雑貨チェーン1社にて実験を行ってきました。その結果後者の雑貨チェーンにて具体的データを取ることができ、一定の効果があるというデータが出ました。

サブリミナルメッセージによる一般的な効果については現時点では万民が納得する形での効果の証明は確かに困難ではあります。また目に見えない、認識しづらい現象のためいまだにオカルト現象などと同類に見る向きも少なくありません。しかし万引きについては実際に流した場合に結果は「増えた」「減った」「変わらない」の3通りのいずれかしかありません。そのため比較的効果測定がしやすい分野であると考えます。

もちろん心理学者の中にはサブリミナルの効果そのものに対し否定的な見解を持っている人もいます。それに最近の研究からサブリミナルメッセージが有効な場合とそうでない場合があることがわかってきました。「潜在意識の誘惑」の著者。W.B.Key(アメリカの心理学者、サブリミナルに関するネガテイブなイメージを広げた人とも知られる)はサブリミナルメッセージを流しただけで人に効果があると書いていますが実はそんな単純な話ではないこともわかっています。そして犯罪、特に万引きを行う人間の心理状況に対してはある条件をつければ有効になる可能性が高いことがわかりました。

そのデータを公開しましたので興味ある人はご覧になってみてください。

http://homepage1.nifty.com/hyb-music/manbiki.htm
 (データはページの下の方ぬ書いてあります)

、このデータを元に商品化、システム販売に乗り出すことが決定し、このサブリミナルシステムは既に3社の代理店が決定し連休明けから動き出します。これは既存のBGMや有線放送のシステムにサブリミナルメッセージの発生器とBGMとの簡易ミキサーが入っているユニットを挿入します

クライアントとなるのは店舗を有するチェーン店で既に大手コンビニに試験運用することが決まっています。

とりあえずこんな変な仕事もやっているということを頭にいれていただければ幸いです。

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2007年3月30日 (金)

今日で年度末実質終了

本当はあと一日残っていますが明日は土曜日、営業日としては本日が最後なので一応年度末終了日とさせていただきました

実は今年度はうちの会社的には売上額が昨年と比べ大きく落ち込んでしまいました。普通の会社ならえらいことですがそこが個人商店のいいところ、「しょうがないや」で済んでしまいます。別に外部の株主も従業員もいないのでこんなのんきなことがいえるのですが、要は昨年は大口の仕事が結構取れましたが今年度はそれほど取れなかった、その差が出たわけです。

しかし内容は昨年度よりは今年度の方がはるかに良かったと思っています。少なくとも来年以降に確実につながるものを得ることができたのが大きいかなと思っています。昨年度も来年以降につなげるようにやってきたことがあるのですが年度末の今頃にはもう先が見通せない状況でした。その分今はかなり来年以降の見通しができるので、売り上げの落ち込みは実はそんなに気になっていません。

また同時に今までやってきた事業に一定の見切りというか限界も見えてきました。音楽は社会状況、メデイアがどう変わろうとニーズはあり続けるでしょう。CDパッケージ自体はなくならないだろうけど、今後CD-ROM等も含めて市場が拡大することはまず考えられない。これ中心にやっている限り今のレベル以上はいかないのは明らかだ。

だから今やろうとしているいくつかのプロジェクト、これを実現し動かします。新年度のうちに必ずこれを世に出します。おそらくこれは制作会社でやっているのはうちだけだろうと思いますが..

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2007年3月16日 (金)

日本ビクター売却先ほぼ確定

松下<6752.T>:ビクター<6792.T>売却で米TPGに優先交渉権
http://today.reuters.co.jp/investing/financeArticle.aspx?type=hotStocksNews&storyID=2007-03-15T232153Z_01_nTK3104884_RTRJONT_0_MnTK3104884-1.xml

音楽家のブログになぜこんな記事が、と思うかもしれないが実は大学を卒業後何年かは普通の企業の会社員をしていた。その就職先がこの日本ビクターで約3年在籍後、関連子会社で音楽制作を行っていた会社に移籍したという経緯がある。

日本ビクターは在籍僅か3年だったが今思うと非常に内容のある3年間だった。多少外国語ができるという関係で2年目からいきなり海外に行かされたし、社会人としていろんな経験や訓練も受けた。今自営業として仕事し続けていられるのはこの時の経験がものすごく役立っている。そのため僅か3年ではあったが自分にとって忘れられない3年間だった。今から二十数年前の話である。

しかし音楽の道は絶ちがたく悩んだ末関連子会社でCM等(CMといってもテレビCMではなかったが)の制作をしている会社に移籍した。親会社のそれもどちらかというと自分でいうのも何だが出世コースに近い道を進んでいたのが自ら進んで子会社も、それもグループの中ではどちらかというとマイナーな(実際マイナーな会社だったが)に移ったのだから当時は周囲から「あいつはバカじゃないか?」といわれたものである。実際そのとおりかもしれない。結局移籍した会社も3年後には退社することになる。

これは勿論結果論だがもしあのまま日本ビクターに残っていたとしても果たして自分にとってよかったのかというとやはりこの売却のニュースを聞くと考えてしまう。実は自分が在籍していた事業所は5年前に閉鎖されていた。そのため運がよくても他の事業所(おそらく横浜工場か横須賀工場のいずれかー横須賀工場はともかく横浜工場は通勤不可能ではないが家からはかなりきつい距離だ)か悪くすればリストラだ。たぶん後者の可能性の方が高いような気がする。

私が移籍した関連会社も見るも無残な落ちぶれ方である。かつては自社ビルをもっていたがそれも売却し、今は全事業部が同じフロアでちまちまと仕事をしているが、どうみてもこの会社の将来は暗い。

日本ビクター、海外ではJVCというが技術力には定評がある会社だが、それがある意味かえってあだにもなっている。日本で始めてテレビ受像機を開発した高柳健次郎はかつて日本ビクターの副社長だったため、ブラウン管に対する思いは他のメーカーより強かった。それが薄型テレビ開発に結果として大きく遅れを取ることになり、一時は世界中を席巻したVHSももはやその時代が終焉したにも関わらず最後までこだわった。そのためデジタル時代に完全に遅れをとることになりそれが現在の業績不振という事態を招いた。現在HD搭載の小型ビデオカメラが殆ど唯一他社と比べて辛うじて太刀打ちできている分野である。

実はいまだに日本ビクターの関係者ともつきあいがある。例のコンテンツをハードに組みこむプロジェクトは実はこの会社の関係者とやっていたのだ。私がつきあいのある人は「会社をやめてでもこのプロジェクトを続ける」といっているが、この売却の話は確かに暗雲をもたらしている。

あとビクターエンタテインメント、私が最も長く付き合いのある会社でまだ私の作品を市場に流している会社だが、ここも今回の売却で大幅な組織変更は避けられないだろう。アーチストの移籍も可能性大、特にスマップは移籍する可能性が高い。ジャニーズの社長は外資嫌いで有名だからだ。私がいまだにつきあいがあるビクターのプロデユーサーも今後どうなるか不透明である。

まあ私がかつて日本ビクターの人間だったということもあっていまだにつきあいが切れないのだが、多かれ少なかれ私の会社にも大きな影響を与える可能性が大である。

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