2009年11月20日 (金)

映画「俺たちの世界」公開にあたって

さて、しつこいようですが明日から渋谷ユーロスペースにて私が音楽を担当した映画「俺たちの世界」が公開されます。一日一回のみのロードショーですが国内外で受賞し数多くの映画祭で高い評価を得た作品。是非皆さんに見ていただきたくお願い申し上げます。

日時:11月21日より 16:30ー18:20 回、一日一回上映です。(終了日未定)
前売りチケット¥1300 当日..1800
渋谷ユーロスペース「俺たちの世界」ページ http://www.eurospace.co.jp/detail.html?no=239
Euro_map
尚、映画のワンシーンのサウンドトラックや音楽による「俺たちの世界公開記念ー再び勝手にサントラ2」が聴けます。映画のトレーラー(予告編)とはまた違った感じイメージが伝わると思います。

soundtrack_oretachi2.mp3をダウンロード

この映画音楽の作業を行なったのは今から3年前ですが、一度固まったものを何回も手直しして現在の形になりました。実際には今映画で使われている場所の倍以上のシーンで使われていたんですが、結局監督の判断で今のような使われ方に落ち着きました。

まあたいてい映画音楽や劇伴、アニメその他の音楽を書くと実際使われている音楽の倍以上の数の曲を作ります。場合によっては「このシーンでは使わないだろう」と思われる場所でも音楽を用意します。なぜならいつどこで「ここに音楽が欲しい」といわれるかわからない場合があるからです。実際私はMAスタジオである映画監督が急にこのシーンに音楽が欲しいと言い出して大慌ててシンセを弾いて対応した、なんていう苦い経験もあります。(笑) だから音楽は多めに用意する必要があるんですね。

さて、「俺たちの世界」中島良監督にこの映画のワンシーンを初めて見せてもらった時に思わず映像に釘付けになったのを覚えています。作品を見ているうちにこの映画は病んでいる現代を鋭くえぐった作品であることがわかり、たちまちこの映画の音楽を創りたいという衝動にかられたのを覚えています。映画自体は明らかにキューブリックの「時計仕掛けのオレンジ」の影響を強く受けているのがわかったので、キューブリック映画も何回も見て自分で映画音楽に対する考えをまとめました。

勿論その時点で受賞作品になるとは思ってもいませんでしたが、この映画に関った時から必ず注目される作品になる、という確信がありました。その確信は間違っていなかったと思います。

中島良監督は商業映画の世界に入りかなり試練があったようですが、彼ならいつか乗り越えるだろうと思い心配していませんでした。それはプロとして仕事する以上、誰もが一度は通る道ですから..

とにかく今回の公開でできるだけ多くの方に見ていただき、監督の次のステップにつながってくれればいいと思います。そしてできるだけ早い時期にまたいっしょに仕事をしたいと思っています。

関西での上映情報は下のとおり 大阪は11月28日から、京都は12月12日からです。

・大阪第七芸術劇場
こちらはレイトショー公開です。

公開日時:11月28日 (土)~12月4日 21:00ー
会場地図
Oosaka_map
さらに12月12日より京都シネマにてロードショー決定!!
上映時間未定、詳しくは劇場にお問い合わせ下さい。

住所:京都市下京区烏丸通四条下ル水銀屋町620番地 COCON烏丸3F
電話番号:075-353-4723
HP: http://www.kyotocinema.jp/index2.html

Kyoto_map

またチケットは劇場窓口。その他「ファミリーマート」「サークルKサンクス」でオンラインチケットを購入することができます。

前売り券はこちらからもお申し込みできます
「俺たちの世界」公式サイト   http://peijafilm.com/

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2009年11月 6日 (金)

映画「俺たちの世界」が11月21日から渋谷ユーロスペース他にて公開!!

久々にこの話題です。

大野が音楽を担当し、国内外で多くの賞を受賞し数多くの国際映画祭で公開された映画「俺たちの世界」(中島良監督)が11月21日渋谷ユーロスペースにてロードショー決定!!
忘れている方のために「俺たちの世界」はこんな映画です。

第二十九回ぴあフィルムフェステイバル審査員特別賞 他2賞受賞作品

第七回ニューヨークアジア映画フェステイバル最優秀新人賞受!!!

作品は世界の映画祭で高い評価を受けました

第26回バンクーバー国際映画祭 ドラゴン&タイガー・アワード (カナダ)
第37回ロッテルダム国際映画祭(オランダ)
第7回ニューヨーク・アジア映画 フェスティバル 最優秀新人作品賞 (アメリカ)
第10回サンフランシスコ・インディペンデント映画祭 (アメリカ)
第5回メキシコ市国際近代映画祭 (メキシコ)
第14回ブラッドフォード国際映画祭 (イギリス)
ニッポンコネクション 日本映画祭 (ドイツ)
日本映画祭LA (アメリカ)
第10回バルセロナ・アジア映画祭 (スペイン)
第16回レインダンス映画祭 (イギリス)
マサチューセッツ工科大学 上映会 (アメリカ)
第10回ノルチェピング国際映画祭 (スウェーデン)

「俺たちの世界」

出演:谷口吉彦,秦ありさ,奥津サトシ,村上連,赤穂真文,夏柊ナツ/ギー藤田 他

監督・脚本・撮影・編集:中島良
音楽:大野恭史 録音:宮田睦子 メイク:加藤貴世、知野香那子 

プロデュース:尾道幸治 助監督:松下洋平 美術:宮古優美子、佐久間球壱 制作:長瀬拓 バイオリン:斎木なつめ ピアノ:早川真美子 

CG :加藤恒重、粟路理栄 

スタント:柏木カズアキ 宣伝美術:市川愛奈 照明:大島孝雄

・渋谷ユーロスペース公開時間決定!!

11月21日より16:30- 18:20 の回、一日一回上映です。(終了日未定)

またチケットは劇場窓口。その他「ファミリーマート」「サークルKサンクス」でオンラインチケットを購入することができます。
詳しくは11月7日発売のチケットぴあを参照してください。

前売りチケット¥1300 当日\1800 こちらからもお申し込みできます

http://peijafilm.com/ticket

「俺たちの世界」公式サイト   http://peijafilm.com/

渋谷ユーロスペース「俺たちの世界」ページ http://www.eurospace.co.jp/detail.html?no=239

<関西上映予定> 

・大阪第七芸術劇場

こちらはレイトショー公開です。

公開日時:11月28日 (土)~12月4日 21:00ー22:25

http://www.nanagei.com/movie/data/370.html

会場地図

http://www.nanagei.com/access/access.html

というわけで是非皆さん。ご覧下さい。

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2009年6月28日 (日)

「俺たちの世界」がImdb (Internet movie data base)に

はい、久しぶりにこの話題です。(^^)

やっと、といっていいと思いますが私が映画音楽を担当した中島良監督の「俺たちの世界」が世界最強の映画のデータベースであるImdbに登録されていることがわかりました。

中島監督知っていたのかな? 教えてくれればいいのに

Oretachi no sekai (2007)
http://www.imdb.com/title/tt1418206/

中島監督のImdbもありました。
Ryo Nakajima
http://www.imdb.com/name/nm3408058/

実は私のもあります。
Kyoji Ohno
http://www.imdb.com/name/nm0645152/

私は更新することができますが、誰か私のプロフィールに「俺たちの世界」のことを入れてくれたんですね。既に更新されています。これで別のところから映画音楽の依頼とか来るといいんですけどね。 coldsweats01


世界的にも正式にきちんとした「映画作品」として認められた証拠です。これによって映画アカデミーのデータとして自動的に扱われます。

あとはこのプロフィールにどれだけたくさん上乗せできるかですね

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2009年6月11日 (木)

イル・ポスティーノ

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たまたまWOWOWをつけたらやってました........
久しぶりに見ますが私の大好きな映画です。チリの詩人でノーベル文学賞を受賞したパブロ・ネルーダと郵便配達人の心温まる映画ですが、悲しい話でもあります。
ネルーダ役に「ニューシネマパラダイス」で映画館の技師役をやった故フィリップノワレ、音楽は私の大好きなルイス・エンリケ・バカロフー 同じく私が敬愛するエンニオ・モリコーネ先生と並ぶマカロニウエスタン映画音楽の作曲家です。この人は実はイタリアロックバンドにも多くの曲を提供したことで知られています。

バカロフはイタリアに住んでいますが、アルゼンチン出身です。そしてこの映画ではそのアルゼンチンの楽器であるバンドネオンをフィーチャーしたテーマ音楽になっていますが、本当に美しいすばらしい曲です。この曲のおかげで最後のシーンは本当にジーンときます。やはり映画音楽はこうありたいですね。こういう映画音楽を作ってみたいです。シチリアの美しい海がさらに映像を美しくしています。

ちなみにこの映画で郵便配達人役のマッシモ・トロイージはこの映画撮影終了後に心臓病で帰らぬ人となりました。もうこの映画が公開されて15年たつんですが主役二人とも故人になってしまったんですね。

BSのテレビとはいえ、久々にいい映画に見入ってしまいました。

ちなみにwikiにパブロ・ネルーダの写真が掲載されていますが、この映画でネルーダを演じたフィリップノワレ 本当にそっくりです。この役はノワレのためにあるみたいですね。

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2009年2月23日 (月)

アカデミー賞ーOscar 2009

■アカデミー賞、「スラムドッグ$ミリオネア」が最多8冠

http://special.reuters.co.jp/contents/oscar2009.html

いろんな雑務等に追われ、ゆっくり見る暇がなかったが...

インドの貧しい少年が愛と金を求めてテレビのクイズ番組に挑戦するストーリーらしいが見てみたい映画だ。日本では4月公開予定

個人的には「ダークナイト」で鬼気迫るジョーカーを演じたヒースレジャーが受賞できたのがよかった。処方薬の過剰摂取が原因での死のようだが惜しまれる。死去後にアカデミー賞を受賞したのは、1976年のピーター・フィンチ以来2人目で、今回受賞したオスカー像は、レジャーの3歳の娘マチルダちゃんが18歳になったときに贈られることになっているという。本当に惜しい俳優を亡くした。心からご冥福をお祈りします

主演女優賞:「愛を読むひと」のK・ウィンスレット
助演女優賞;、「それでも恋するバルセロナ」のP・クルス
主演男優賞:Milk(原題)」のショーン・ペン


個人的には気になる映画音楽は今回8冠の「スラムドッグ$ミリオネア」インド人のA.R. Rahman。主題歌も「スラムドッグ$ミリオネア」の同じくRahman氏による"Jai Ho"となった。 ところでJai Ho"や"Say-yo"の時にインド舞踊とインドパーカッションの後ろで叩いていたのは和太鼓だったが、音楽に和太鼓が使われいたようだ。そこのつながりがどうなっているのか興味あるところである。

よい映画音楽の映画作品は是非見てみたいし、個人的には見なければならないと思っている。

それにしても「スラムドッグ$ミリオネア」は有名スターなどは出演していない、予算も殆どなく実質自主映画といってよい映画でもアカデミーでこれだけの賞を獲得できるというのは面白い。大スターがいるからオスカーを取れるとは限らないということだろう。

また今回は日本人の作品がオスカー受賞した。「外国語映画賞」に滝田洋二郎監督の『おくりびと(英語題:Departures)』そして短編アニメーション部門でも加藤久仁生監督作品『つみきのいえ』が受賞。

あと詳細を知りたい方は英語ですが http://www.oscar.com/

日本人の作品が海外で評価されるのはいいことだが、肝心のコンテンツや権利を尊重する体制が呆れるほど貧弱なのが心配。先の経済産業省の官僚の発言を見ると本当に情けなくなるし、日本の文化の行く末を案じずにはいられない。

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2009年2月 3日 (火)

万引きを防止する防犯BGMーTBSラジオの番組内紹介で大反響をいただきました。

えー先日も告知させていただきましたが、本日TBSラジオの全国放送の番組「荒川強啓のデイ・キャッチ」内での一コーナー「うわさの調査隊」(17:15-17;30 OA)で弊社と弊社の関連会社のD-LOOPが開発いたしました「防犯BGM機器」(写真)が紹介されました。。(パブリシテイです)

Ts3h0010

正味わずか5分程度の紹介でしたが下のページが一時間もしないうちにアクセスが100超えました
http://homepage1.nifty.com/hyb-music/manbiki.htm

お恥ずかしながら、うちのページで普段一時間100アクセス超えるなんて普通ありません、一度うちの記事が間違いで某ポータルサイトにリンクを貼られた事はありますが、その時くらいです。正直ご好評をいただいている「癒しの音楽チャンネル」ですら一時間で100を超えたことはありません。なまじっかネットラジオなんてものもやっているだけに余計に実感してしまうんですが、やはりAMラジオとはいえ全国放送だと影響力が違いますね。

AMラジオとはいえ、地上波です。やはり日本は地上波中心に情報がまだ動いていることを、と改めて実感として思ってしまいました。何か今のうちのネット放送の影響力の程度がわかってしまった感じで少し考えさせられました。

ちなみに紹介してくれたレポーターの方のページがあります。興味ある方はご覧になってください。
http://homepage2.nifty.com/osadashin/uwacyo.htm

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2009年1月 9日 (金)

収入減を嘆く前に少しは見るに堪える番組を

■収入減を嘆く前に少しは見るに堪える番組を(日刊ゲンダイ)
http://news.livedoor.com/article/detail/3967213/

まあだいぶ前からわかりきっていたことなのでブログに書こうかどうか迷っていたけど、ここでテレビ界の構造的な問題が事態をさらに悪化させていることが見て取れる。

まず、広告収入源をそのまま制作現場にしわよせさせている現状ー制作費は大幅にカットされ、下請けや孫受けの会社のスタッフは普通の人が聞いたら驚くほどの低賃金で働かざるを得ない状況にある。一方で放送局のアナウンサーを始め経営者たちは普通の会社の平均の数倍の給料を取っている。まず、ここにメスを入れないと駄目だろう。

番組制作スタッフの人たちの現状には寧ろ私は同情する。今の状況は13年くらい前に制作費が大幅にカットされた音楽制作の現場と全く同じである。

加えて費用対効果の大きいネットのアフィリエート広告が既にラジオを超えている現状では、マスメデイアの広告のビジネスモデルはかつてのような花形にはならないだろう。テレビ局の幹部で「景気がよくなればまた広告費は戻ってくるさ」などと発言した人がいたようだが現状認識が甘いといわざるを得ない。

知り合いのライターが最近のおバカブーム、おそろしく低レベルの番組を見る若者を批判したらその番組を支持する若者から非難轟々だったようだが、こういう番組を見て本当に楽しいと感じている若者が少なくないというのは残念ながら悲しいことだ。

ただ若い人に関して少し弁護させてもらうと、10-20代でも逆に我々がたじたじになるほどしっかりしている人間も少なくない。私の周囲に結構そういう人はいる。

要は「知の格差」が10-20代で極端なほどあるような気がする。これも小泉新自由主義や世代的に云って「ゆとり教育」の弊害の一つかもしれない。
その中でテレビとしては高いレベルの人に合わせるよりは低いレベルの人に合わせたほうが視聴率がまだ取れる、だからどんどん内容のない、くだらないものになっていく、 というのが構図だろう。

一番の問題はテレビやネットでもニュースのヘッドラインのみだけで「自分が全てをわかっている」と思い込むー私は「わかったつもり症候群と読んでいますが」-人間が非常に増えている点だろう。

だから「君はわかっているつもりかもしれないが、実は何もわかっていないんだよ」ということを上の世代がうまく教えなければならない。10-20代でも知の上のレベルの人たちは逆に「自分が全てを理解していない」ということをわかっている。低い人ほど「自分は何もわかっていない」ということを理解していない、認識していない傾向がある。

あと若い世代のほぼ共通する「実体験の乏しさ」も問題だろう。「わかったつもり」状態の今の若者が音楽や映画を語るのは、一流シェフの料理の味も知らないでグルメを語るようなものである。「本物」彼らのしらないもっとよいものが存在するにも関らずそれについて知ろうともしない、無関心な状態でいつづけるというのが大きな問題だ。それは上の世代の人間が何とかその良さを教えようとする努力をしないといけないだろう。

いずれにせよ景気が本格的な回復軌道に乗るのはどんなに早くても2年後というのがエコノミストの大半の意見だし、テレビ局も現行の番組は殆ど投げた状態で2011年7月をにらんだ番組制作の準備(前にもいったように有料番組も含む)に主軸を置いているかもしれない。特に「有料番組」が出てきた時に現在の低レベル番組しか興味のない若者たちが見たい番組などなくなってしまうかもしれないつまり「知」と「情報」の格差が今以上に広がる危険性がある。

<お知らせ>

最近またスパムコメントが増えましたため当分の間コメント書き込みを中止にします。特に若干一名(ログは大阪ですが)執拗にスパムを繰り返す輩がいますので、非常に迷惑ですからやめてください。

ブックサービス

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2008年12月 7日 (日)

地上波テレビの衰退と「広告」ビジネスモデルの崩壊

■赤字の日本テレビが昼とゴールデンで大ナタ
http://netallica.yahoo.co.jp/news/57757

TBSに続き日本テレビも制作費大幅削減

最近の日テレからTBS,フジまでがよく見るとテレビ東京やUHFでしかオンエアしていなかったようなCMをスポットで流している。いわゆるキー局はスポンサーにも審査があり、この手のスポンサーはお断りしていたはずだが、もう背に腹は替えられなくなったということだろう。しかしそれらを入れたところで焼け石に水、広告費収入の減少に歯止めがかからない。

この経済状況では当然だろう。今年はまだいい方。来年はあらゆるデータを見ても今年より相当悪い。おそらく1930年代なみの世界大恐慌になる可能性が高いともいわれている。そんな状況で広告費によるビジネスモデルは果たして維持できるのか、という根本的な疑問が起きる。

実は2011年の7月に地上波デジタルに完全以降してから番組の内容はおそらく現在とはガラッと変わるといわれる。何が変わるかというと驚くなかれ地上波にも「有料番組」が登場する。つまり有料化の手続きをしないと見れない番組が出てくる。これは民放各局現在最終検討の段階に入っており、この状況では間違いなく決定されるだろう。つまり地上波だから「全ての国民向け」とは限らなくなるのだ。

となると音楽の世界での「地上波タイアップ」の構造もこの時に劇的に変わらざるを得なくなるだろう。つまり地上波タイアップによる波及効果のオプションは現在より大幅に限定されるものにならざるを得ない。

来るべき世界恐慌、そしていわゆる「地デジ」による番組コンセプトそのものの変化、早ければ来年からその実験が始まるかもしれない。となると「マス広告=マスメデイア」というビジネスモデルの時代が終了する。

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2008年10月18日 (土)

民放各局大幅減益ー2011年アナログ放送終了も絡み岐路に

地上波の衰退の気配は最近感じてきましたが、2008年度の4-6月のデータで明確な裏づけが取れました。メデイア総合研究所の「放送レポート」のデータで民放各局は大幅減益、特に日本テレビやテレビ東京は前年比60%以上ダウンというかなり深刻な事態ということができます。

営業利益が前年比70%のマイナス!?大ピンチのアノ業界を僕らが盛り上げるには?http://r25.jp/magazine/ranking_review/10005000/1112008101606.html?vos=nr25mn0000001

スポンサーがテレビではなく、ネットの方に広告費の中心をシフトしつつあるのが背景のようで、確かにアフィリエートのように直接販売にも結びつけるしクリックした人数、いわゆる接触率を正確に計測できることから、マスに対しての告知とはいえ、どんぶり勘定的な地上波のテレビよりは確かに費用対効果がよいということができます。

しかし私はこの大幅減益の主原因はそれだけではないような気がします。どうもこの論法はネットでのコピーが増えたからCDの売り上げが減った、という類の議論に似ているような気がします。(勿論私は全くそれが大幅減益に無関係というつもりはありません)

一番大きいのは、番組コンテンツの著しい質の低下と業界の旧態依然とした体質が今回の収益悪化の根本的な原因のように思われます。

以前、私は今のテレビ業界は衰退が始まった12-13年前の音楽業界の状況に酷似していると書きました。特にテレビ業界のヒエラルキーで局の下請けとなっている多くの製作会社の制作費一律カットに始め、制作現場のスタッフの質の低下、それに危機感を全く持っていない経営陣 etc etc. 何もかも音楽業界の「あの時」にそっくりだ。アナログ放送2011年終了(本当に予定通りに行われるかわからない、特に地方や高齢者のひとり暮らしの世帯ではまだ2011年7月より現行のテレビが見れなくなることを理解していない人が多い)をきっかけに衰退のスピードがさらに速くなる可能性もあります。いずれにせよテレビ産業というものが「花形産業」からこのまま斜陽産業で存続の危機の事態にまでいくか、デジタル対応で生き返るか、岐路にたっているのは間違いありません。

あと、もう1つ気になることがあります。上記のリンクには勿論「民放」ではないためNHKがありません。勿論NHKは公共放送であり公共事業のため収益は出してはならないということになっています。建前上はこれを「経常事業支出」として放送技術の開発や研究、それに関連会社に還元しているため、帳簿上は使いきっています。その経常事業支出は約7,457億円(2004年度連結決算)と、民放1位であるフジテレビの売上高のほぼ1.6倍にも及んでいます。つまり事業費(民放なら「売上高」)はそして「受信料」による現行システムが続く限りNHKの一人勝ちの状況がますます加速することになります。

すでに制作現場では大きな民放とNHKとの「格差」が生じています。元NHKの記者で上武大学大学院教授の池田信夫氏*注1はその現状をブログでかなり詳細に記述されています。

日本のコンテンツ産業、衰退の真因 http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/b4ac2f620b5312ff2563e43f9120775e

私も民放のスタッフとNHKのスタッフに多くの知り合いがいますが、率直にいってNHKの制作に関っている人たちの方がきちんとしたプロフェッショナルな人が多い印象を持っています。加えて残念ながら民放のスタッフの質は年々落ちているのは感じますね。デイレクターといっても実質アルバイトのような人も少なくありません。最近の民放の番組の総バラエテイ化、質の低下の背景にはこういう点も揚げられるかもしれません。

また上記の池田氏のリンクで池田氏が指摘しているように地上波がメデイアのインフラを実質的に独占しているため、(日本で地上波の影響が今でもダントツなのはこれも原因の一つとして揚げられます)地上波局から下請けプロダクションへの搾取の構造が番組の質の低下を招いている一面もあるようです。池田氏が主張しているようにクリエイターが自立し、多様な番組の質的な競争が起こるために必要なのは、地上波局によるインフラ独占の打破であるというのは事実でしょう。

既にヨーロッパではこの構図が崩れており、アメリカでも崩れつつありますが日本でこの構図がなかなか崩れないのはやはりこのインフラ独占の背景があるのかもしれません。勿論メデイアを見る視聴者にも課題があると思います。

音楽業界の12-13年の歩みを見て思いますのは、今ここで経営者たちが危機感を持って制作現場のテコ入れを行い番組の質の見直し、質の低下に歯止めをかけるのが収益回復につながるように思います。「テレビなんて黙ってたって誰も見るもんだ」という既成概念にとらわれていたら、テレビ業界が音楽業界のように大幅なリストラをする、場合によっては大手放送ネットの廃止(倒産) という事態は免れないでしょう。音楽業界の経営陣もそうやって業界をここまで衰退させたのですから...

*注1ちなみに私は池田氏の特に著作権に関する考え方には賛同できない面があります

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2008年8月26日 (火)

先々月作ったCM映像

公開するといってしていませんでしたね。

広島地方のみで上映されていますが、これが全国に広がるといいなーとも思っています。かなり笑えるCMです。

音楽はクラシック音楽的なので、云わないと選曲に思われるかもしれません。実はハイドンの交響曲をパロってます、

懇意にしている俳優Mさんのブログで見れます。興味ある方はどうぞ

http://ameblo.jp/murakami-ren/entry-10127418219.html

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2008年7月18日 (金)

DVD発売日に吉報!! 映画「俺たちの世界」がアメリカNYAFFで最優秀新人作品賞を受賞!!

昨日<追記>で既にお知らせの通り本日は映画「俺たちの世界」のDVD発売日ですがその前に海外から吉報が舞い込んできました!!

第7回ニューヨーク・アジア映画フェスティバルで
最優秀新人作品賞(Best Debut Feature )を受賞しました!!

http://subwaycinemanews.com/

Best Debut Feature
Ryo Nakajima for THIS WORLD OF OURS


NYAFF 俺たちの世界のページ
http://www.subwaycinema.com/index.php?option=com_content&view=article&id=66&Itemid=80

海外の映画祭で受賞したのは初めてです。こちらの会場も上映日全て立ち見が出るほど盛況だったそうです。

これで国内だけでなく海外の受賞作品になりました。
今年の十月には独立系の映画祭では世界最大となるあのレインダンス映画祭に招待作品として上映されます。

DVD発売日に吉報が舞い込みました。 大きなはずみがつくと思います。

というわけでまだこの作品を見ていない方、是非ともDVDでお買い求めいただければ幸いです。今後とも応援のほどをお願い申し上げます


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2008年7月17日 (木)

映画「俺たちの世界」DVD いよいよ明日7月18日全国発売!!

さて、兼ねてからお知らせの通り私大野が音楽を担当した中島良監督の映画作品「俺たちの世界」(中島良監督)DVDが明日全国のビデオショップ(ネット含む)で発売されます。

「俺たちの世界」は既に全世界7カ国の映画祭で上映されました。

・ぴあフィルムフェステイバル三部門受賞
・バンクーバー国際映画祭参加作品、
・ロッテルダム国際映画祭招待作品
・第10回サンフランシスコ・インディペンデント映画祭 (アメリカ)
・第5回メキシコ市国際近代映画祭 (メキシコ)
・第14回ブラッドフォード国際映画祭 (イギリス)
・ニッポンコネクション 日本映画祭 (ドイツ)
・日本映画祭LA (アメリカ)
・第10回バルセロナ・アジア映画祭 (スペイン)
・第7回ニューヨーク・アジア映画フェスティバル(アメリカ)
・第16回レインダンス映画祭(イギリス 2008年10月1-15)

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世界中の映画クリテイックより高い評価を得ることができた映画「俺たちの世界」
(中島良監督)。是非ご覧下さい。

予告編はこちら

「俺たちの世界」 ADE-874 (JANコード:4562102158745)
発売元;エースデュ-ス   
定価 ¥3990

監督・脚本
撮影・編集 : 中島 良

音楽 : 大野恭史

録音 : 宮田睦子
メイク : 加藤貴世/知野香那子
プロデュース :尾道幸治
助監督 : 松下洋平
美術 : 宮古優美子/佐久間球壱
制作 : 長瀬 拓
バイオリン: 斎木なつめ
ピアノ : 早川真美子
CG : 加藤恒重/粟路理栄
スタント : 柏木カズアキ
宣伝美術 :市川愛奈
照明 : 大島孝雄

出演 : 谷口吉彦/秦 ありさ/奥津サトシ/村上 連/赤穂真文/夏柊ナツ/小川武倫/松下愛子/羽柴裕吾/ギー藤田/加藤亮佑/長谷川草太/荻原達也/華沢レモン/宮脇崇誌

既に多数の予約が来ています。Amazonなら\3990 → \3072に !!

続きを読む "映画「俺たちの世界」DVD いよいよ明日7月18日全国発売!!"

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2008年6月 9日 (月)

映画「俺たちの世界」DVD 7月18日に発売!!

大野が音楽を担当した中島良監督の映画作品「俺たちの世界」

(ぴあフィルムフェステイバル三部門受賞、バンクーバー国際映画祭参加作品、ロッテルダム国際映画祭招待作品その他全世界の7カ国の映画祭で上映)

世界中の映画クリテイックより高い評価を得ることができた映画「俺たちの世界」
(中島良監督)のDVDが7月18日、全国のビデオショップにて発売されることが決定
いたしました。お店では特にツタヤで手に入れることができます。またアマゾンを含め、多くの大手ネットショップにて発売されます。

Oretacchi

「俺たちの世界」 ADE-874 (JANコード:4562102158745)
発売元;エースデュ-ス   
定価 ¥3990

「俺たちの世界」公式サイト   http://peijafilm.com/

監督・脚本
撮影・編集 : 中島 良

音楽 : 大野恭史

録音 : 宮田睦子

メイク : 加藤貴世/知野香那子

プロデュース :尾道幸治

助監督 : 松下洋平

美術 : 宮古優美子/佐久間球壱

制作 : 長瀬 拓

バイオリン: 斎木なつめ

ピアノ : 早川真美子

CG : 加藤恒重/粟路理栄

スタント : 柏木カズアキ

宣伝美術 :市川愛奈

照明 : 大島孝雄

出演 : 谷口吉彦/秦 ありさ/奥津サトシ/村上 連/赤穂真文/夏柊ナツ/小川武倫/松下愛子/羽柴裕吾/ギー藤田/加藤亮佑/長谷川草太/荻原達也/華沢レモン/宮脇崇誌

今から予約可能です。

告!! 映画「俺たちの世界」が11月21日から渋谷ユーロスペース他にて公開!!

多くの海外の映画祭で上映され、高く評価され世界中に衝撃を与えたこの作品、いよいよ日本国内で凱旋上映となります。

・渋谷ユーロスペース公開時間決定!!

日時:11月21日より 16:30ー18:20 回、一日一回上映です。(終了日未定)
前売りチケット¥1300 当日..1800
渋谷ユーロスペース「俺たちの世界」ページ http://www.eurospace.co.jp/detail.html?no=239
Euro_map
・大阪第七芸術劇場
こちらはレイトショー公開です。

公開日時:11月28日 (土)~12月4日 21:00ー
会場地図
Oosaka_map
さらに12月12日より京都シネマにてロードショー決定!!
上映時間未定、詳しくは劇場にお問い合わせ下さい。

住所:京都市下京区烏丸通四条下ル水銀屋町620番地 COCON烏丸3F
電話番号:075-353-4723
HP: http://www.kyotocinema.jp/index2.html

Kyoto_map

またチケットは劇場窓口。その他「ファミリーマート」「サークルKサンクス」でオンラインチケットを購入することができます。

詳しくは11月7日発売のチケットぴあを参照してください。 こちらからもお申し込みできます
「俺たちの世界」公式サイト   http://peijafilm.com/
というわけで是非皆さん。ご覧下さい。

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2008年4月28日 (月)

フジは制作費5%カット テレビ局の大不況

個人的には今のテレビ業界の状況、12-13年前の音楽業界の状況にものすごく良く似ている、と思った。まず下請け、孫受けの会社の制作費カットから始まり会社自体の締め付けも強くする。まさに12-13年前にレコード会社が制作会社に対して行ったのと全く同じ状況、今のテレビ番組制作会社の現場の悲惨な状況は関連業界の私にも伝わっており、その詳細な状況を聞くと何か懐かしい話だ、あの時の音楽制作の現場と全く同じである。

今から10-12年前に音楽制作会社、プロダクションはバタバタつぶれていった。おそらくテレビ番組制作会社も同じことが起きるだろう。それにこんな状況で「優秀な人材」など業界に入ってくるわけがない。現場の人間も仕事への意欲が失せるだろう。

番組の質の低下ーこれはだいぶ前からいわれていたこと。「お笑いタレントにバカ騒ぎさせりゃ視聴率が稼げる」等視聴者をバカにしているとしか思えない安易な番組作り先日のTBSの「新世界遺産」の番組の質の著しい低下、公式BBSの視聴者をないがしろにする管理方法等。

テレビ産業がいよいよ本格的に斜陽産業の仲間入りしたということだろう。しかしこれによって日本国内でいまだ続く「地上波テレビの一人勝ち状態」が解消するとすれば非常に望ましいことである。是非ともこういう方向に進んで欲しい。その時初めて日本国内に真の意味の「情報革命」に移行するかもしれない。何よりも偏向報道やテレビ局によるあからさまな情報操作の社会に対する影響力が低下する。

最後にテレビ局の人間がもし改革をしようと考える人間が少しでもいるとすれば(たぶんいないと思うが) (1)現在の番組の質の向上方法をもう一度考えよ、(2)そして不当に高い社員の給与体制を見直せ。

・フジは制作費5%カット テレビ局の大不況(内外タイムズ)http://npn.co.jp/article/no/10113104/


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2008年4月13日 (日)

やはりTBSは視聴者をないがしろにする体質がある

と感じたのは先日のTBSの「新世界遺産」番組オフィシャルBBS

http://www.tbs.co.jp/heritage/bbs/read_001.html

mixiではやはり古くからの世界遺産ファンを中心にかなり批判的なコメントや「残念」であるといった内容の発言が大半だったが、公式BBSは批判的なコメントよりも肯定的なコメントが圧倒的に多い。何か作為的に情報を操作していると感じてしまう。

その根拠として

1.反映が遅い(4、5日かかった)。

2.その割りに掲載数が少ない

3.肯定的意見が多い。

4.否定的意見でも柔らかくさり気ない、また新番組の良いところも述べ「今後に期待する」という旨が書かれている。

5.(何よりも)今回の内容変更は残念、という私のコメントが掲載されなかった。

操作されているという最大の根拠は勿論5番目が原因で、しかも掲載されなかったのは私の発言だけではない。私の知り合いで昔からの世界遺産ファンでBBSに書き込んだ人も多数コメントが掲載されなかった。

どうも少しでも過激な表現があればアップしていないのではないかと考えざるを得ない。私のコメントも色々と配慮したつもりだったが、TBS側に気に入られなかったようだ。

このBBSはファンのリアルな声が少なすぎる作為的なBBSと断じざるを得ず、TBSの視聴者に対する考えが見えてきている気がする。だとすればTBSは体質的に報道機関としても「偏らない」報道など期待できないし、今までの報道を見てもそう考えざるを得ない。

別にスパム発言まで掲載しろとはいわないが、ここまでロコツにBBSとはいえ「情報操作」と受け取れるような姿勢が見えてしまうとTBSという報道機関の報道姿勢に疑問符を付けざるを得ない。

やはり亀田の件にしろ、TBSの体質は殆ど変わっていないことがこういうところにも見ることができる。


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2008年4月 6日 (日)

半ば「観光案内」化した!? TBS新世界遺産

さて、私が地上波のテレビで数少なくレギュラーで見ているTBSの番組「世界遺産」が日曜の夜十一時半から同じ日曜の午後六時からの放送に変わった。

90年半ばの番組スタートからの長寿番組でありくだらない番組が多い中で残っている数少ない内容ある教養番組の一つである。

日曜の6時というノンプライムとはいえゴールデンの時間帯に限りなく近い時間帯に放送されるためにある程度、予想通りというか危惧したとおりというか、正直番組のスタート同時から見続けている私としては番組の構成にやや違和感を覚えざるを得なかった。

先々週まで中村勘太郎の淡々とした、しかし説得力のあるナレーションに耳が慣れていた私としては今回の市村正親のナレーションに違和感を覚えずにはいられなかった。いや、市村のナレーションというよりナレーション原稿そのものが、「表情がありすぎる」というか何となく「世界遺産」をテーマとしたテレビによくある「観光案内番組」的な原稿の構成になっている。

「より多くの人に世界遺産を知ってもらう」という意味ではある程度仕方ないのかもしれないが「世界遺産の現状」を考えるとあまりそういったのんびりとした気分になれない。(実は世界遺産の大半が危機的な状況にあるのだー特に自然遺産が)

確かに若い人で「世界遺産」というもの自体を知らない人も少なくないことを考えると、より「わかりやすく」「興味を持たせる」構成にする必要はあるというのはわかるが、長年続いた番組の雰囲気とあまりに離れてしまうというのはいかがなものだろうか? 少なくともバラエテイの旅番組のナレーターよろしく感嘆詞や感想じみたコメントを原稿に入れてしまうと、「何もそこまで親しみやすくしなくとも」と思ってしまう。

個人的に結構好きだったテーマ音楽ー鳥山雄司さんの「THE SONG OF LIFE」がテーマ音楽でなくなったのも寂しい。イントロからかなり映像を盛り上げ、世界遺産の映像に引き込む音楽のもりあげ方はなかなかのものである。鳥山さんはアレンジャーというイメージが強かったが映像音楽作家としてもなかなかの才能の持ち主であることがわかる。新番組のイントロ映像に使われた音楽はそれと比べ何かあまり存在感のない音楽だった。(曲のクレジットもなかったー選曲?)

こういう方向に番組が作りかえられるのをある程度「予想」はしていたがやはり実際に見ると「何か違う」と思ってしまうのだ。

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2008年3月12日 (水)

久々にこの話題ー 映画「俺たちの世界」 海外で大絶賛!!

昨年の忘年会以来、監督とはちょっとご無沙汰ですが、久々に海外の映画関係のウエブを見ていたら映画「俺たちの世界」に関するコメントをたくさん見つけることができました。これはここ数ヶ月で海外の映画祭で次々と上映されており、同じ年にPFFでグランプリを取った「剥き出し日本」よりも海外の上映回数が圧倒的に多いことからもいかにこの映画が注目されているかがわかります。

既に ・バンクーバー国際映画祭  (2007年 9月27日ー10日12日)

     ・ロッテルダム国際映画祭(開催期間(2008年1月23日ー2月3日)
http://professionals.filmfestivalrotterdam.com/eng/search/film.aspx?id=%207b3b60cc-6c1f-4c8c-9d16-9428ce2050b3

     ・第10回サンフランシスコ・インディペンデント映画祭(2008年 2月7日ー2月19日)
http://sfindie08.withoutabox.com/festivals/event_item.php?id=13135

   ・第5回メキシコ市国際近代映画祭
http://www.ficco.com.mx/ 
上映日 未定

   ・第14回ブラッドフォード国際映画祭 (現在開催中)
http://www.nationalmediamuseum.org.uk/bff/2008/

での上映を終え、まだまだ以下の映画祭でも上映予定です

1.ニッポンコネクション 日本映画祭(ドイツ) 開催日時:2008年4月2日(水)~6日(日)http://www.nipponconnection.com/

2.日本映画祭LA (アメリカ) 2008年4月11日(金)~17日(木)
http://www.jffla.org/
http://www.jffla.org/movie_oretachi.html

3.第10回バルセロナ・アジア映画祭; 2008年4月25日(金)~5月4日(日)
http://www.baff-bcn.org/
がまだ予定されています。

わずか3ヶ月で世界7カ国、昨年9月のバンクーバーを入れると八カ国で上映されるわけですが、その関係で海外でいろんなレビューが出ます。

アメリカの映画関係者で脚本家Imran Jaffery 氏のレビュー。2007年の映画ベスト15に「俺たちの世界」を入れています。

http://www.indietalk.com/showthread.php?p=63388#post63388

特にびっくりしたのは天下のニューヨークタイムズに載ったこと。一階の自主映画がここで取り上げられるなんてことは普通めったにありません。ニューヨークタイムズ誌の映画担当の記者Jason Buchanan氏が監督に注目しているようです
http://movies.nytimes.com/movie/419936/This-World-of-Ours/overview

その他サンフランシスコ周辺のmovietimes.com
http://bayarea.mrmovietimes.com/movies/This-World-of-Ours-Oretachi-no-Sekai.html

正直いって「引きこもり」(hikikomori) という英語等に翻訳できない、日本独特の現象が海外から興味を持たれたという面はあると思います。海外の記者もその現象を興味津々で見ていたのも事実ですが、やはり映画のテーマー最近の若者の心の影の部分をするどく描いているところをかなり評価しているようです。

いずれも英語ですが共通するのはこの映画が「時計じかけのオレンジ」の明白な影響に気づきつつも中島監督を"a talent to watch"(注目すべき才能)、そして映画の印象を"stunning"(インパクトのある映画)と評していることです。ぴあの審査員との相性は正直かなり悪かった監督ですが、海外では正当な評価を得ているかもしれません。私も始めて「俺たちの世界」の映像を見せてもらった時「日本よりも海外の方が評価される映画なのではないか」といったことがありますが、少なくとも日本よりも海外(というより欧米)の方が映画をきちんと評価しているように思えます。


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2008年2月25日 (月)

2008年アカデミー賞結果!! ノーカウントリー観てみたい!!

さて、先ほど2008年の映画のアカデミー賞、オスカーが発表された。音楽の人間とはいえ映画音楽の分野で少し映画の世界に関っているのと、個人的にやはり映画が好きなので毎年どうしても見てしまう。ある意味では先日のグラミー以上に興味を持って見ているかもしれない。

今年は第八十回のアカデミー賞ということで、先日のグラミーが五十回目と結構節目の年なのかもしれない。歴史のないアメリカだけに逆に歴史を大事にする国だから過去の受賞のシーンがふんだんに上映された。

全部書くと大変なので主な部門の受賞者は以下の通り。尚、原題は日本公開時に変わることがあります

作品賞 : ノーカウントリー (原題:No Country for old men) コーエン兄弟、スコットルーデイン

監督賞 : ノーカウントリー (原題:No Country for old men) コーエン兄弟

主演男優賞:ダニエル デイ ルイス ;原題:There will be Blood

主演女優賞:マリオン コッテイラール ;エデイットピアフ(原題:La vie in Rose (バラ色の人生))

助演男優賞:ハビア バルデム  ;ノーカウントリー (原題:No Country for old men)

助演女優賞:テイルダ スイントン ;フィクサー 原題:Michael Clayton

作曲賞 ; ダリオ マリアネッリ ;つぐない 原題:Atonement

主題歌賞: Falling Slowly(グレン ハンザード、マルケッタ イルグローバ) ; 原題:Once

メイクアップ賞:Didier Lavergne and Jan Archibald ;エデイットピアフ(原題:La vie in Rose (バラ色の人生))

最優秀外国映画; ヒトラーの偽札:原題The Counterfeiters (オーストリア)

これ以外の情報を知りたい方は英語ですが
http://www.oscar.com/nominees/index?pn=index#20_BestActressNominationCategory

作曲賞と主題歌賞は一応音楽家の端くれなのでどうしても関心を持ってしまいますが,今年の映画音楽のノミネーションはフィクサー(原題:Michael Clayton)のジェームス、ニュートン、ハワード以外はみんな始めて聞く名前だ。これは映画音楽家がだいたい特定の映画監督のお気に入りになっている場合が多いことも関係あるようだ。実際今年の監督賞の候補はコーエン兄弟以外はみんな若手監督であることも影響していると思われます。「映画音楽の仕事をしたければ映画監督と仲良くすることだ」という格言通りです。

主題歌賞は大本命の"Enchanted"というミュージカル映画ではなく映画"Once"のフォーク調の音楽が入賞しましたが、これは"Enchanted"のノミネート曲が3曲入り票が割れたことが原因だろう。昨年だったか"Dream Girls"でも3曲入ったにもかかわらず受賞できなかったたぶんあのパターンでしょうね。いくら曲が良くても5曲中3曲も入ったら、かえって不利である。最後は選ぶ人の単なる好みになってしまうから.. しかし一方ではインデイース系のアーチスト、グレン ハンザード、マルケッタ イルグローバがオスカーを取るというのはやはりアメリカのいいところでしょうね。今の日本だとこういうことはまずありえない。

さて、メークアップ賞は日本人の辻一弘さんがノミネートされたが受賞ならず、外国語映画賞も浅野忠信主演の”モンゴル"がノミネートされるも受賞ならず。それは残念でした。日本人の映画監督が監督賞を取る日は来るのでしょうか?

ちなみに主演、助演のダブル受賞の期待がかかったケイト ブランシェットは無冠。でもこの人最近女優の中での演技力は光ってますね。ちなみにインデイー4「(原題をそのまま訳すと)水晶どくろの王国」ではKGBの悪女を演じるそうです。「水晶どくろ」というだけで舞台がどこか想像がつきますね。しかし南米のマヤ遺跡になぜKGBがいるのかはよくわかりませんが、1958年のキューバ革命がらみなのでしょうか? いずれにせよこれも早く観たいですね。

大半の映画が日本ではまだ公開されていないけどやはり観たい!! という気にさせるのはなんといってもノーカウントリーでしょう。助演男優賞を取ったスペインの俳優ハビア バルデムの殺し屋役はちょっと見ただけでも強烈な印象を与えるし、助演といっても殆ど主役を食っている感じ。コーエン兄弟というニューヨークインデペンデント出身の2人はいつも独特の世界を作っている監督だけにこの映画の中で一番「観たい!!」という印象を持った。コーエン兄弟は「バートン フィンク」以来チェックしていた監督でもあります。

3月15日よりシャンテシネで公開らしいからみてみようと思ってます(別にシャンテからお金はもらってません(^^) あしからず..)


映画館で並ばずにチケットが買える!

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2008年1月29日 (火)

中島監督の「俺たちの世界」がロッテルダムでソールドアウト(売り切れ)!!

大野が音楽を担当した映画作品「俺たちの世界」(中島良監督)、現在主演の谷口君と共にオランダのロッテルダムに行っていますが、何とヨーロッパのプレミアが即ソールドアウトになったそうです。 3回上映して三回とも満席だったそうです。

実は日本独特の現象である「引きこもり」(これも実は英語になりかけています)についてヨーロッパでも関心が高く、かなり注目をされていたようです。

詳しくは
・通り魔事件の被害者が主演、元引きこもりが監督作品がソールドアウト!【ロッテルダム国際映画祭】 (Yahoo 映画)
http://movies.yahoo.co.jp/m2?ty=nd&id=20080129-00000019-flix-movi

[シネマトゥデイ映画ニュース] 
http://cinematoday.jp/page/N0012690
俺たちの世界の海外上映、まだまだ続きます。

ユニバーサル・スタジオ・ジャパンWEBチケットストア

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2008年1月20日 (日)

映画「俺たちの世界」 海外上映日程詳細

さて、私が音楽を担当した映画で昨年のぴあフィルムで3部門受賞した映画「俺たちの世界」の中島監督、現在次回作制作に向けて現在脚本を鋭意執筆中のようです。何でも台湾ロケも考えておられるようでどんな映画になるか楽しみです。いずれにせよスターダストピクチャーズで劇場公開映画を少なくとも一本は撮るでしょう。くれぐれも中島監督の個性が全面的に出る作品になって欲しいものです

さて、そんな中島監督の出世作の「俺たちの世界」は何と海外の4つの映画祭で上映が決定しています。まあ全てが高いレベルの映画祭とは限りませんが、アワード受賞作品がいきなりこれだけ海外で上映される例はあまりないといってよいのではないかと思います

1.第37回ロッテルダム国際映画祭
http://www.filmfestivalrotterdam.com/

上映日  1月25日21:30- 、 26日13;00- 会場: Pathe4
     1月29日17:15- 会場:Cinerama7

俺たちの世界紹介ページ(英語)
http://www.filmfestivalrotterdam.com/eng/programme/film_az/film.aspx?ID=7b3b60cc-6c1f-4c8c-9d16-9428ce2050b3

2.第10回サンフランシスコ・インディペンデント映画祭
http://www.sfindie.com/

上映日  2月10日  ビクトリア劇場  21;30-
2月11日  ロキシーシネマ  21:30-

俺たちの世界紹介ページ(英語)
http://sfindie08.withoutabox.com/festivals/event_item.php?id=13135

3 第5回メキシコ市国際近代映画祭
http://www.ficco.com.mx/ (メキシコなのでスペイン語です)
上映日 未定

4.第14回ブラッドフォード国際映画祭
http://www.nationalmediamuseum.org.uk/bff/2008/ 上映日 未定


以上の4つの海外の映画祭です。こちらでもどんな評価が出るか楽しみです。ロッテルダムでも私のクレジットが載っていましたのでよかったです。





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2007年12月23日 (日)

映画「俺たちの世界」忘年会

今年のぴあフィルムフェステイバルで三部門受賞した中島良監督作品「俺たちの世界」の関係者による忘年会が開かれました。監督と出演者の小川君以外は7月の上映会以来の久々の再会でした。(結構初めてお会いする人もいましたが..)

この「俺たちの世界」昨年のバンクーバー国際映画祭に続き、年明けにはオランダ、ロッテルダム国際映画祭の招待作品、アメリカのサンフランシスコインデペンデント映画祭、そしてメキシコ国際映画祭と次々に海外の映画祭で上映されることが決まっています。

ちなみに監督が忙しくて監督のブログをなかなか更新できないようなので、替わりにバンクーバーで「俺たちの世界」の反響について述べましょう。バンクーバーの観客からは映画の質もさることながら、映画のテーマそのものに観客は興味津々といったところで、内容についての質問が相次いだそうです。
 日本の観客と違うのはカナダの人はわからないことがあると、それに対して積極的に質問をしてきて、内容を積極的に理解しようという姿勢が見られるらしいです。日本は割りと好みや印象で評価する傾向がありますが、海外で上映されて、一番そこがよい経験になったようです。 何かわかる気がしますね。近々ロッテルダムでも上映されます。ヨーロッパの観客にはどう移るかも楽しみです

一方ここでやや残念な話もしなくてはなりません。中島監督が提出した「ぴあフィルム」のスカラシップ映画の企画が結局ボツになったことがわかりました。中島監督の「クリエイテイブ」過ぎる内容がぴあのトップの人にやはり受け入れられなかったようです。もともと「おれたちの世界」の審査員の反応を以前聞いて、正直「だめだこりゃ」と私自身も思いましたので、一抹の不安はあったのですが、今回のことで「俺たちの世界」以外でのぴあとのつながりは事実上なくなります。残念ですが仕方ないですね

しかし「俺たちの世界」の評価のおかげで結局、スターダストピクチャーズで映画監督の仕事をすることになったのですから特に関係ないでしょう。監督はスターダスト内でかなり自分のクリエーターとしてのカラーを出すべく毎日奮闘している話も聞きました。会社の上司とも衝突しているという話もあり、やや心配ではありますがもともと中島監督が「サラリーマン的」に従順になるとは誰も思っていないと思いますので、がんばってほしいと思います。但し今度は興業的にも結果を出すことが求められます。結果さえ出せばどうにでもなるんですけどね

それにしても音楽業界も映画業界も本質は同じだなあと思いました。

どちらにせよスターダストで少なくとも一本は映画を作るでしょう。どういう映画になるか楽しみです

ちなみに監督の話だと最近アンビエント系の音楽に凝っているようです。アンビエントは私の得意分野だという話は監督にしておきました。

というわけで関係者の皆さん、よいお年を!!





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2007年11月27日 (火)

映画「俺たちの世界」またまた海外の映画祭へ!!

私は音楽を担当した映画「俺たちの世界」(中島良監督ーぴあフィルムフェステイバル三部門受賞作品)が先日のバンクーバー映画祭に続いてまたまた海外のしかも2つの映画祭に参加することが決定いたしました。

先日のバンクーバーは新人部門のノミネートでしたが今回は招待作品として上演されます

1.ロッテルダム国際映画祭(開催期間:2008年1月23日ー2月3日)
http://professionals.filmfestivalrotterdam.com/default.aspx


決定したばっかりなのでまだページができあがっていませんが「俺たちの世界」(This world of ours)のページです
http://professionals.filmfestivalrotterdam.com/eng/search/film.aspx?id=%207b3b60cc-6c1f-4c8c-9d16-9428ce2050b3



2、第10回サンフランシスコ・インディペンデント映画祭(開催期間:2008年 2月7日ー2月19日)
http://www.sfindie.com/

まだ決定したばかりなので上演日時等はわかりませんのでわかり次第発表いたします。

先日のバンクーバーは惜しくも受賞を逃しましたが一部の映画関係者から高い評価を得、今回の両映画祭で招待されることになったようです。
どこまで飛躍しますか、「俺たちの世界」(英語名:This World or Ours)





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2007年10月15日 (月)

ーマスコミが作った虚像ーテレビ視聴のボイコットって可能?

亀田一家云々は、もう重い処分が確実。だいたいあんなチンピラ親子をチヤホヤしたマスコミ、視聴者、みな同罪である

だが実際事態をここまで煽り、史上最悪といってよい試合をロコツなほどの偏向的態度で中継したこの放送局、これが最大の元凶ではないのか?

番組を見てないが今朝、みのもんたの番組で素知らぬ顔で相手の内藤選手を持ち上げていたそうだが,はっきりいって一番悪い奴が断罪されないで済みそうな気配だ。今回の中継内容は放送法に抵触する可能性があるが、どのテレビ局もそこまで言及していない。


・「実況解説が亀田寄り」TBSにクレーム殺到
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20071012i404.htm

こういう事態にも関わらずTBSは関係解消には踏み切れないらしい
・亀田びいきでTBS「内部分裂」!?
http://www.nikkansports.com/entertainment/p-et-tp0-20071015-269996.html

理由は勿論視聴率28%を稼ぎ出したあの茶番以下の試合、

結局「番組を見る」ということはテレビ局がどんな傍若無人な、視聴者を舐めきったことをしてもその番組をみてしまえば視聴者は結果的にそれを容認しているのと同じことなのである
実際TBSにどんなに抗議が殺到しようが、28%の視聴率が取れたのなら彼らは痛くもかゆくもないはず

さらにこのTBSはこんなこともやっている
・TBS「アッコにおまかせ」の初音ミク特集に批判相次ぐ
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0710/15/news008.html

アメリカでは視聴者を侮辱した番組には「視聴ボイコット」の運動が起きたそうだが、日本では起きないのだろうか?「見られない」というのがテレビ局にとって最大の視聴者からの制裁のはずなのだが、なぜ日本人はこれができない?



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2007年9月 4日 (火)

映画「俺たちの世界」のぴあの審査員の反応について

さて、昨日M田会にて奥津恵のデモライブとともに「俺たちの世界」の予告編を上映し、業界人相手に中島良監督を紹介した。そのM田会の他のアーチストのリハとかで結構時間があったので久々に先々月の「ぴあフィルムフェス」について話を聞くことができた。

当然なぜ「俺たちの世界」がグランプリを取れなかったか、という話になり監督が直接審査員に聞いた言葉をそのまま書くと

「この映画には被害者の視点がない。暴力を肯定した映画に見える」
「この映画の監督は性格が悪い。この映画に被害者をいたわる部分が感じられない」

要は映画の完成度や技術ではなく、映画監督の「人間性」を重要視したということらしいが、それにしてもあの映画が「暴力を肯定している」というのはいくらなんでも違うだろう。あれが「暴力を肯定している」のなら「時計仕掛けのオレンジ」も「ナチュラルボーンキラーズ」も暴力を「肯定している」ということになるのではないか?(映画を見ていない人はわからないでしょうが) あまりにも表面的な解釈しかされていないことに私も監督とともに愕然とした。所詮日本の映画界は「水戸黄門的な勧善懲悪」の世界以外は受け付けないのだろうか

ちなみに英語で申し訳ないがぴあフェステイバルで「俺たちの世界」を見にきてくれたイギリス人ジャーナリストのJason Grey氏は実に映画の本質を理解したコメントを残している。またこのJasonのブログに関して海外から多くの反応、コメントもアップされている(ページの下部分)
http://jasongray.blogspot.com/2007/07/pia-film-festival-wraps-this-world-of.html

英語が苦手という人のために要約すると
--------------------------以下  訳---------------------------------------------------
「この映画祭で注目すべき作品を取り上げるとしたら中島良の「俺たちの世界」だろう。作品は9/11の事件の映像から始まり、東京都庁の爆発のシーンで終わる。映画を通して、いじめ、自殺、レイプそして無気力のシーンが描かれるがそれら全てが実は力強い線でつながっている。中島監督は「引きこもり」体験者で19歳でこの映画の脚本を書き始めたという。

役者の演技もすばらしく特に主演の奥津サトシはいじめっ子から殺人者、そしてテロリストにまでになってしまう過程を見事に演じきった。この役者は将来はすごい役者になると思ったが、残念ながら役者業を引退したという

サウンドトラックは明らかに「時計仕掛けのオレンジ」や「セルピコ」や「ナチュラルボーンキラーズ」の影響が見られる。中島良は強烈な映画が好みのようで「心を揺さぶったり」ショックを与えたりする映画を作りたいようだ。是非スカラシップでも企画が通り引き続きこういう映画を作って欲しいものである」
------------------------------------------------------------------------------------

また世界じゅうのフィルムのレビューを掲載するサイト"Filmphilia"でも「俺たちの世界」が取り上げられている。英語ですが..
http://www.filmphilia.com/site/view/reviews-this-world-of-ours/

訳して欲しい? それでは長文ですが
--------------------------以下  訳---------------------------------------------------
「Jason Grey氏が「俺たちの世界」を絶賛したコメントを見て以来、この映画をなんとしても見たいと思っていたが幸運にも英語の字幕入りのDVDを手に入れることができた。これは中島監督が自ら進んで送ってくれたこともあり私は手元に到着してすぐにこの映画を見た。見終わってからしばらく最後の高層ビルが燃え上がるシーンがまだ頭から離れないまま、この映画を見て私は次の言葉しか出なかった「俺たちは何という世界に住んでいるのか」と..

中島監督のデビュー作は生生しく、そして見たら忘れられないドラマだ。わざと手振れや素早いカメラアングルの移動等ハンデイなカメラワークを駆使して登場キャラクターを身近にそして悲惨に描いている。それらのシーンはクラシックな音楽を背景とともに時々見るのも辛いほど、非道徳的にそして残酷に描かれている。そこには傷ついて病んだ心と重厚な音楽が見事な対比で描かれている。

病んだ登場人物はリストカットをやめられないアミ、社会となじめないリョウ、自主性のないヒロキ、この3人が自分のアイデンテイテイ、社会の居場所を見つけるのに悪戦苦闘するが、結局何をしても社会は変わらない、自分たちも変わらない、何もかも変わらないことがわかってしまう。

自分の生き方や目標を見出せない世間一般の若者と比べるとこの映画の登場人物はやや大志を抱きすぎているかもしれない。彼らは自分の行動に目的を求めており、結局社会の枠にはまることを拒否する道を選ぶ。彼らは顔のない会社の「給料の奴隷」たるサラリーマンになることを拒む。しかし彼らの生き方は実情に沿ったものにはならず、社会の中に入り込まない限り自分たちの影響力を行使したり社会を変革したりすることができないことがわかる。彼らはもがきながら自分のプライドに頑固にしがみつき、やがては堕落、落ちぶれて世間一般でいうホームレスの道を選ぶ

リョウにとってこの堕落への道が最大の恐怖だった。彼は一生負け犬になることをおびえ、いじめっ子になるがその「いじめっ子」の道が絶たれると無気力になり、社会から自らを隔絶してしまう。アミは他人のいじめや破壊活動を煽る心理ゲームで自分のサデイズムを満足させている。ヒロキは自分の居場所がなくなることに恐怖し。社会の勝ち組に入ろうとするが、いつも自分の欲しいものを得られずに終わる。そして最後は自分の存在感が薄まっていく「俺たちの世界」で生きるしかないことを悟る

日本の若手映画監督の作品でこれだけ強烈な印象を受けたのは岩井俊二の「リリイシューシューの全て」以来である。これだけ暗く社会の歪み、病を描いたイメージは見たものの精神にしみこんで行くだろう。岩井俊二以来これだけの才能を見つけるのに6年間かかった。次はそこまで待たないですむように願いたい」
------------------------------------------------------------------------------------
訳しながら思ったのはなぜ「日本人の作った映画」を日本の大人たちより欧米人の方が正しくこの映画を理解できているのか改めて愕然とした。日本の映画界の興業は復活しているとはいってもまだ「寅さん」や「水戸黄門」の世界から離れられないのだろうか。何か情けない気持ちになってしまった

本当に日本の映画界って、まだこのレベルなの? こんな程度なの?

10月にバンクーバーで「俺たちの世界」が上映される。その時は「ぴあ」の時の偏った印象を持つ人が少ないだろうと信じたい。





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2007年8月 1日 (水)

映画「俺たちの世界」バンクーバー映画祭で上映決定

さて、先日ぴあフィルムフェステイバルで三部門受賞しました「俺たちの世界」、何と海を渡り海外で上映されることが決定いたしました。

上映場所はバンクーバー国際映画祭 コンペティション部門 
http://www.viff.org/home.html

映画祭期間:2007年 9月27日ー10日12日

上映期間:2007年 10月1日ー5日

会場:カナダ バンクーバー市内会場 (10会場ありますが、どこかはまだわかりません)

PFFでグランプリを取った「剥き出し日本」とともにぴあフィルムフェステイバルから選ばれました
海外の映画関係者からもかなり高い評価を得ているようです

「俺たちの世界」の進撃はまだ終わったわけではありません
次はどういう展開になるでしょうか? 楽しみです


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2007年7月20日 (金)

PFF(ぴあフィルムフェステイバル)詳細情報ー「俺たちの世界」三部門で受賞ー応援ありがとうございました

先ほどPFFアワード授賞式が終わり帰宅いたしました

このブログで再三再四お知らせさせていただきました映画「俺たちの世界」は2007年度PFFの審査員特別賞、技術賞、エンタテインメント賞(これはちょっと意外でした!)の三部門をおかげさまで受賞することができました。これはひとえに皆様の応援のおかげでございます。この場を借りてスタッフの一人として御礼申し上げます

以下今回の受賞作品の一覧です

グランプリ作品    :  剥き出しにっぽん   石井裕也監督
準グランプリ作品   :  その子供        尾崎香仁監督

審査員特別賞    :  青海二丁目先     角田裕秋
                           野田賢一監督
 季夏          水谷江里監督
                俺たちの世界     中島良  監督
企画賞        :   背 山口学 監督
音楽賞        ;  剥き出しにっぽん   石井裕也監督
技術賞        :  俺たちの世界     中島良 監督
エンタテインメント賞 :  俺たちの世界     中島良 監督
Gyo賞        :: 背 山口学 監督
観客賞        :  蒼い猿         池田暁 監督

おかげさまで9部門中3部門受賞させていただきました。ありがとうございました

目標のグランプリには届きませんでしたが、これで中島監督がスカラシップを得る権利を獲得したのと、プロの監督として次につながる流れを作るという最低限の目的はこれで達成できました。
ありがとうございました

ただ、ここから先は私のブログなので自分の率直な思いを書かせていただきますが、私個人はこの受賞結果は正直納得しておりません。まあ私は全部の作品を見たわけではないですが、私は14作品の中の8作品を見ましたが私が見た範囲では作品の完成度、クオリテイは「俺たちの世界」が圧倒していたと思います。特に準グランプリの「その子供」ですがアイデア自体は確かに面白いと思いますが、カメラの撮り方は私が見ても素人っぽいし完成度からすれば「俺たち」の比ではないと感じました。アイデアが面白いのは認めますがこの作品が本当に準グランプリに相当するかは正直疑問に思いました。
グランプリ受賞した「剥き出しにっぽん」はたまたま見ていないのでコメントは控えますが、複数の見た人の話を総合すると「いかにも日本映画らしい」作品とのこと。なるほどこういう映画が結局審査員の好みなのかと思いました

いずれにせよ、この「俺たちの世界」、今度は10月以降になりますが東京以外の次の都市の会場で見ることが
できます。
【仙台】 せんだいメディアテーク スタジオシアター 10月11日(木)~14日(日)
【名古屋】 愛知芸術文化センター 10月19日(金)~21日(日)
【北九州】 ヒューマンメディア財団 マルチメディアホール 10月26日(金)~28日(日)
【大分】 iichiko総合文化センター iichikoスペース・ビー 映像小ホール 10月27日(土)・28日(日)
【福岡】 福岡市総合図書館 映像ホール・シネラ 11月1日(木)~4日(日)
【神戸】 神戸アートビレッジセンター   11月3日(土・祝)・4日(日)
【大阪】 HEP HALL 11月9日(金)~11日(日)

とりあえずひとくぎりつきました。残念ながらグランプリは取れませんでしたが次の目標と次のステップに行く足がかりは取れました。まあ若手監督で現在世界的にも評価の高い塚本慎也監督などもグランプリを取れなかったことを考えれば、これが中島監督の次の作品のモーテイベーションになればと考えております。今後も中島監督と機会あればお仕事をしていきたいと考えております



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2007年7月17日 (火)

PFF 映画祭での上映終了ーあとは神のみぞ知る

ぴあフィルムフェステイバル、映画祭での上映が終わりあとは20日のアワード発表を待つのみとなりました

いろんな所からよい反応は返ってくるんですが、審査員等の評価はまた別ですから最後まで油断はできません

ネットやブログでぴあフィルムを見た人の感想を総合すると「俺たちの世界」ともう1つ「青海二丁目先」の二作品に評価が集中している模様、特に(青海)は審査員の受けがいいという情報も入ってきています。

まあもうこの段階では我々ではどうしようもないので、あとは神のみぞ知る、でしょうね

とにかく20日、吉報を皆さんにお伝えできるように祈っています

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2007年7月16日 (月)

満員御礼!! 俺たちの世界ー舞台挨拶


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台風が早めに去ってくれたおかげで何とか影響が最小限ですんだ「ぴあフィルムフェステイバル」

今回は初日の舞台挨拶に初めて立ちました。映画の舞台挨拶というのはライブと違って緊張するものですね。やはり楽器が目の前にあるとないでこんなに違うもんなんでしょうか?
まあこんな機会はおそらく二度とないでしょう。
何度も書きますが普通は音楽関係者が映画の舞台挨拶に立つことはないですからね。たぶんそれをやったのは私が知る限り久石譲さんくらいでしょう。

会場では映画に出演した俳優さんや女優さんと初めてお会いする方が多かったのですがその中で、今回友情出演して下さった俳優の村上連さん(北野武 BROTHERに出演)とも始めてお会いしました。村上さんからは私の映画音楽に関して「映画をかなり音楽が助けましたね」という感想をいただきました。プロの第一線で仕事されている方からいわれると結構うれしいもんです。自分の仕事が認められたという気分です

また主人公の高校生の父親役さったギー藤田さん(TVの深夜番組等でビンボー監督のキャラクターで売っている人です)からも「音楽がよかった」といっていただきました。音楽は映画の中の重要な要素とはいえ、やはり脇役ですので目立ちすぎてはいけないんですが、現場で仕事をしている人たちから評価されるのはうれしいことです。

初日は悪天候にも関わらず満員でした。それもよかったです。さて20日はアワード発表の日になります。PFFコンペには賞が4つありますが、果たして皆さんに吉報をお伝えできるかどうか。

ご期待ください



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2007年7月14日 (土)

いよいよ明日「俺たちの世界」公開ー15日、17日舞台挨拶に立ちます

さて、毎日のようにお伝えしている「俺たちの世界」の一般公開、いよいよ明日ですが、明日監督や俳優さんとともに舞台挨拶に立つことになりました。

実は通例では音楽関係者が映画の舞台挨拶に立つことはありません。音楽は映画の中では重要とはいわれつつも、あくまで脇役ですので,,

前回の公開映画「戦慄(せんりつ)の閉鎖病棟」の初日の時は当然ながらお声はかかりませんでした。まあそれが普通なんですね。

というわけでこういう機会はめったにないぞ、ということで「出たがり」なもので舞台挨拶に参加させていただくことになりました。15日、17日ともに参加させていただきます

明日の15日のチケットは完売したのですが、心配なのは天気、ご存じの通り台風が近づいています。すでに九州に上陸後、このままのコースを辿るとモロに関東に来ます。
明日会場に無事たどり着けるのか、ちょっと心配になってきました。

いずれにせよ皆さん、会場でお会いいたしましょう!!

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2007年7月13日 (金)

若者の夢を奪ったのは誰かー映画「俺たちの世界」公開に当たって

さて、すでに何回もご案内させていただいた映画「俺たちの世界」、いよいよ公開間近である。
この映画は最近の若者の心の闇、夢も希望も持てないでもがく若者の姿を描いている。しかしこの若者の行動、姿を理解できない大人も少なくないであろう。

最近の引きこもり、ニート、フリーター、それだけでなく猟奇的な殺人や暴力に走る若者、また自殺サイトでの若者の集団自殺、リストカットをする若者、そうした若者たちを「特殊な人たち」と考えてしまう向きがまだ多いように思う。しかしおそらくこの映画の主人公の同世代の若者がこの映画を見たら、「もしかしたら自分も同じ行動に走ったかもしれない」と考える若者が多いのではないだろうか。実は今の若者の状況は世間の大人たちが考える以上に深刻で、このまま放置すればこの日本という国の将来を根本から危うくする可能性を持っている。しかしながら「今そこにある危機」、「今そこにある問題」を正面に向かって取り組もうという動きは残念ながら殆どないといわざるを得ない。何よりも現代社会、大人たちーはいまだもって「今そこにある危機」、「今そこにある問題」の存在自体を認めようとしていないからである。

例えばもう12年前に起きたあの忌まわしいオウム真理教事件を思い出してみよう。オウム真理教自体は悪業の限りを尽くした非道なカルト宗教であることは確かだが、私が問題にしたいのはその事件に対する世間の反応である。このオウム事件に対し日本社会全体は露骨な拒絶反応を示し、なぜ若者がそういった行動に走るのか、そこにどういう社会背景があるのかについてきちんと検証しようとはしなかった。只々目を背け「臭いものにフタをする」という行動を取ったというのが実態であろう。

マスコミの反応もロコツだった。例によって「悪者探し」に躍起になりあげくの果てに無実のKさんを犯人であるかのように報道した「世紀の誤報」もやってのけた。オウムが犯人とわかるとその社会背景の検証ではなく今度は別の「悪者」探しをし、結局オウム事件の場合、オタク文化、ゲーム、そして精神世界、スピリチュアル文化などが「悪者」にされた。私のヒーリング音楽を始めヨガ等の精神文化は「オウムと同類」もしくは「似たようなもの」であるかのような報道をされた。そして「悪者」を設定したあとは徹底的なバッシング、マスコミのいつものやりくちで、そういうやりかたをすれば雑誌やテレビが売れるからだが、そこにはセンセーショナリズムのみがあり真の意味のジャーナリズムはない。

オウム事件以降も数え切れないくらい若者の暴力、いじめ、猟奇的な殺人が起きたが世間の反応、マスコミの反応はいつも同じだった。世間は拒絶反応してから「臭いものにフタ」 マスコミは「悪者探し」のセンセーショナリズムに走るのみで、問題の本質には全く踏み込もうとしない。この繰り返しだ。だから事態はますます深刻になっていく。

「臭いもの」にフタをすれば匂いは消えるかもしれない。しかしフタの中の「臭いもの」はより腐敗が進み毒性もおびていく。このまま放置すれば今まで以上の若者をめぐる深刻な事件が起きるであろう。ネタばれになるので詳しくはいわないが、この映画のクライマックスで実はある「事件」が最後に起きる。実際本当に起きたら大変な事件になるのだがこれを単に「映画の中のできごと」で片付けてはいけない。このまま問題を放置し何の対策を講じなければ、この「事件」は単なる「映画の中のできごと」ではなく現実になる可能性さえあるのだ。この映画はいわば「臭いものにフタ」をし続ける世間、社会に対する警告と受け取ることもできるかもしれない。

「今そこにある危機」、「今そこにある問題」とは何なのか、どういう原因でそれが起きているのかー具体的にいえば今若者たちの夢をいったい誰が奪っているのか。そして解決策はあるのか、それをこの映画を見て考えるきっかけになってくれればよいと私は思っているし、おそらくそれが中島監督の主旨であろうと私は理解している。

この映画は決していわゆる「売れセン」のエンタテインメントではないかもしれない。しかし社会の病巣や闇を鋭くえぐった芸術作品であり、そうした部分をえぐるのも文化の一つのありかたであり使命であると私は考える。「俺たちの世界」はそんな映画です。だから皆さん、ぜひこの映画をみて下さい。

最後にこの映画の制作に関わることができて本当に心からよかったと思っている。PFF(ぴあフィルムフェステイバル)での賞の結果とは関係なくこの作品の音楽を担当したことを誇りに思う。
---------------------------------------------------------
第29回ぴあフィルムフェスティバル

会期:2007年7月14日(土)~20日(金)
会場:渋谷東急(渋谷クロスタワー2F)

俺たちの世界」の上映日です (7/15の上映日はチケット完売ー満席です)

7月15日 (日)19時30分~ (満席です)

7月17日(火) 11時~    (若干残っています)

の二回です。 場所は渋谷東急(渋谷クロスタワー2F)です。

地図 http://www.tokyucinemas.net/shibuya/access.html




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2007年7月12日 (木)

「おれたちの世界」が朝日新聞で紹介されましたー「俺たちの世界勝手にサントラ」も「癒しの音楽チャンネル」でアップ

えー7月10日の朝日新聞の夕刊なのでもう一昨日の話になりますが、映画「俺たちの世界」に関する記事が載っていたようです。うちも朝日を取っているんですが不覚にも見逃してしまいました。

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ぴあフィルムフェスの関係の記事で入選作品の中で唯一画像入りでトップで紹介されました。「「俺(おれ)たちの世界」は窒息寸前の若者を生々しく映し、新進の作品と思えない迫力。」と書かれています。手前味噌ですがこの作品がかなり注目されている証拠だと思います

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あと今週発売のweeklyぴあにも記事が載っています。見てみてくださいね。(写真左)

それでぴあフィルムフェステイバル開催を記念して中島監督の「俺たちの世界」のサウンドトラックを「癒しの音楽チャンネル」にて公開しています。題して「俺たちの世界ー勝手にサントラ」

http://kyojiohno.cocolog-nifty.com/iyashichannnel/

ポッドキャステイングはこちらからつなげることができます

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podcastingを行う


パソコンでpodcastingを行うにはお客様のPCにi-tunesとquicktimeがインストールされている必要があります。

i-tunes及びquicktimeのダウンロードはこちら



番組にふんだんに使われているクラシック音楽をはじめ音楽制作者ならではの演出になっております。

ぜひ聴いてみて下さい。
それでは皆さん会場でお会いしましょう。できれば来週の20日皆さんに吉報をお届けできるといいのですが...
私は一応両方の上映に顔を出すつもりです

よろしくお願いします

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2007年7月 1日 (日)

映画「俺たちの世界」関係者試写会

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先ほどもお知らせしたとおり「俺たちの世界」の関係者向けの試写会が本日行われ、先ほど打ち上げより帰宅(飲み代本当に足りたのかな? ものすごく心配)

中島監督が4年を費やして完成した作品ですが、「最終の編集」としてMA直前にもらったDVDからまたさらに編集されていました。最後の最後まではさみを入れられたようです。その関係で音楽がまた1曲削除、

結果として私の音楽は1/3以下になりましたが、昨年末に忘年会で「試写」した時よりは完成度があがったのではないかと思います。昨年末のあのバージョンで入選しているので、今回の場合はかなり審査員の評価はいいほうに向かうと思います。ただ賞を取るかは審査員の好みとか運もあるのでなんともいえませんが、ここまで来たら取りたいですね

会場で久々に今回の映画ですばらしいバイオリンを弾いてくれたなつめさんに会いました。映画の完成形を見たのは初めてのようで喜んでいたようです

監督の挨拶は簡単なものでしたが、試写が終わった時は感極まって涙される場面もありました。この映画に自分の全てを投入したことがわかります

とにかくぴあフィルムフェステイバル(PFF)スタートまであと2週間、賞が取れるかどうかは約3週間後にわかります。皆さんの応援をよろしくお願いします

ぴあフィルムフェステイバル
http://www.pia.co.jp/pff/festival/29th/index.html


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2007年6月 4日 (月)

映画「俺たちの世界」予告編


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えーかねてよりお知らせしていましたぴあフィルムフェステイバル入選作品の中島良監督「俺たちの世界」の予告編をこちらでご覧いただけます。

最近、若者をめぐる猟奇的な犯罪が報道されていますが、この映画はそれを深くえぐった作品です。この映画を見て若い人で自分も同じことをしてしまうかもしれない、と思った人がいると思います。社会派の映画というと日本では敬遠されがちですが、映画だからこそこういうものを描くべきだと思います

ダウンロード



俺たちの世界、公式サイト
http://peijafilm.nightfall.jp/


この映画は暴力に走りがちな今の若者の背景を描いていますが、解決方法などは提示していません。寧ろ最近の若者がなぜあのような行動に走るのか、それについて皆さんに考えていただきたい、というのが監督の趣旨のようです。

予告編のBGMにはドヴォルザークの「母の教え給えし歌」が流れています。この映画でフィーチャーされているバイオリンはリリーズバンドでも私とごいっしょしている斉木なつめさんです。見事な演奏で映画を引き立ててくれました。



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<追記>
本日、作曲家でピアニストの羽田健太郎さんが亡くなりました。
私自身、結構お手本にしていた一人なのでとても残念です。心からご冥福をお祈りいたします
合掌

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2007年5月15日 (火)

私が音楽を担当しましたぴあフィルムフェステイバル入選作品映画「俺たちの世界」上映日決定!!

さて、監督より兼ねてよりお知らせの映画「俺たちの世界」の上映日が決定したとの情報をいただきました。

7月15日 (日)19時30分~
7月17日(火) 11時~

の二回です。
場所は渋谷東急(渋谷クロスタワー2F)です。
入場券:\1200
地図
http://www.tokyucinemas.net/shibuya/access.html

キャパが300人のところですので皆さんぜひぜひきてください。

ぴあフィルムフェステイバル公式ページ
http://www.pia.co.jp/pff/top.html

お世辞抜きでいいますがこの「中島良」という監督、間違いなくこれから日本の映画界の表舞台に出てくる映画監督です。私が言うのもなんですがこの作品、見て絶対に損にはなりません!!

皆さんの応援によってこの作品の入賞かどうか、フェステイバルの評価にも影響しますので、よろしく応援のほどをお願い申し上げます!! 

ちなみに中島監督は「癒しの音楽チャンネル」のゲスト出演もお願いしています。映画についての詳しいお話しが聞けると思います。


ちなみに東京以外の地域では
【仙台】
せんだいメディアテーク スタジオシアター 10月11日(木)~14日(日)
【名古屋】
愛知芸術文化センター 10月19日(金)~21日(日)
【北九州】
ヒューマンメディア財団 マルチメディアホール 10月26日(金)~28日(日)
【大分】
iichiko総合文化センター iichikoスペース・ビー 映像小ホール 10月27日(土)・28日(日)
【福岡】
福岡市総合図書館 映像ホール・シネラ 11月1日(木)~4日(日)
【神戸】
神戸アートビレッジセンター   11月3日(土・祝)・4日(日)
【大阪】 H
EP HALL 11月9日(金)~11日(日)

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2007年5月 8日 (火)

映画「俺たちの世界」が今度こそ完成!!

もう一昨日になりますが、ぴあフィルムフェステイバル入選作品「俺たちの世界」の最終MAが終了し今度こそ完成したとの報告をいただきました

MAスタジオは結局私は立ち会いませんでしたが、スタジオは業界の人が知る人ぞ知るマックレイのMAスタジオです。本来は私も立ち会いたかったのですがスタジオの意向で監督以外は遠慮して欲しいとの話だったので、スタジオには行きませんでした。MAの作業って結構好きなんですけどね。

知る人ぞ知る、と申し上げたのは日本で放送されているCMの多くはマックレイで作られているそうです。オペレーターの腕もよかったらしく最終のできあがりが楽しみです

以前も申し上げましたように音楽は以前の半分になりました(^^;) あまり目立たなくなりましたが作品のメリハリは逆についたのかもしれません。私の想像ですが審査員の反応はこの最終のできあがりで変わる可能性があると思います(勿論よい方向にですけど.)

とにかく何とか7月のフェステイバルで入賞してみんなでおいしいお酒を飲みたいですね。監督!!




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2007年4月12日 (木)

PFF入選作「俺たちの世界」(大野音楽担当)詳細

お待たせしました。本日発売の「ぴあ」(94ページ)にも掲載され、FF公式ページでも掲載されましたのでオフレコ解禁!! というわけで詳細を発表させていただきます

ぴあフィルムフェステバルは今年の7月14日(土)~20日(金)渋谷東急(渋谷クロスタワー2F)で開催され、「俺たちの世界」(中島良監督)はこの間に2回上映されます。
20日に審査員たちの最終選考と賞の結果発表があります。この時に果たしてグランプリを取れるかどうか,皆さんの応援にかかってます。

また東京以外に地方にて巡回上映があります

【東京】 渋谷東急 7月14日(土)~20日(金)
【仙台】 せんだいメディアテーク スタジオシアター 10月11日(木)~14日(日)
【名古屋】 愛知芸術文化センター 10月19日(金)~21日(日)
【北九州】 ヒューマンメディア財団 マルチメディアホール 10月26日(金)~28日(日)
【大分】 iichiko総合文化センター iichikoスペース・ビー 映像小ホール 10月27日(土)・28日(日)
【福岡】 福岡市総合図書館 映像ホール・シネラ 11月1日(木)~4日(日)
【神戸】 神戸アートビレッジセンター   11月3日(土・祝)・4日(日)
【大阪】 HEP HALL 11月9日(金)~11日(日)

詳しくはこちら
http://www.pia.co.jp/pff/festival/29th/index.html

またこれとは別にこれは今回ぴあで大々的に上映されるため関係者のみになってしまいますが、上映会を6月頃に行う予定です

ちなみに最終編集で音楽は当初の半分くらいになりました(^^;) それでも監督の主旨はより明確になったと思います。まああまり音楽が目立ちすぎると必ずしもよい作品にならないケースが多いのでまあ仕方ないでしょう。

それにしても入選ノミネート作品14作ありますが、監督の大半が20代前半というのもすごいですね。最年少は何と20歳でした(驚!)

ちなみに監督、すでに次回作の脚本を書き始めているそうです。これはぴあに入選、入賞してすぐスカラシップで次回作を作らなければならないからですが、どんな作品になるか楽しみですね

とにかくぴあの上映会にぜひいらして下さい。
よろしくお願いします

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2007年3月16日 (金)

映画「俺たちの世界」今度こそ完成間近!!

さて、皆さんには既にご案内して一度「完成した」とご報告していた映画「俺たちの世界」

昨年末の関係者のみの「飲み会」で試写会をしたのですがそこは大きなプラズマテレビー何インチかわからないがこれだけ大きな画面で見たのは監督も始めてだったようで、結局その内輪な試写会後、「また修正する」ということになったのでした

しかし修正、再編集はかなり難航し気がついたらあれから3ヶ月もたっていましたがようやく昨日「ほぼ完成」というご報告をいただきました。それに伴い映画のコンセプトも当初よりかなり変わったようです。

1.まず108分が何と16分も短くなり92分になりました。これだけで音楽等で大幅な違いが出て場合によっては再編集が必要になると感じました

2.さらに映画に対する考え方が変わり、音楽が大幅にカットされたらしい(^^;)です。それは監督によると以下の考え方からだそうです
------------------------------------------------------
「去年の段階では音楽によってシーンの解釈が明確になって、見やすくなったという効果があったのですが、今の僕の考えでは、(ブログにも少し書きましたが)この映画は登場人物の行動のみを描いている作品なので、観客には映画をみながら「理由や動機」を推察してほしいと思っています。「理由」というのは退屈な日常に埋もれてしまうということへの苛立ちだと思います。
そういうわけで、音楽によってシーンの解釈の情報を観客に与えない方が、考えさせる効果があると思っています。」
------------------------------------------------------

なるほど、映画音楽というのは演出の一部ですがある意味わかりやすくさせ過ぎたのかもしれません。映画音楽作家としてこのシーンはこういう音楽が、という提案はしますが最終的に使うかとうかは監督の判断です。結果的にそれでよい作品になるのであればそれもいいでしょう。

以下監督のブログでの発言です。この映画についてわかりやすい説明でもあると思いますのであえて引用させていただきます

======================================================「僕がこの作品を作ろうと思った20歳前後、僕の目的は「とにかく、僕の胸の中にある衝動的な何かを見たい。すべて吐き出したい。」というものでした。 <中略>そしてこの一年半は編集をしながら「この映画は一体なんなのか、自分の撮ったこれは一体どんな意味を持つのか?」ということと闘ってきました。

僕はこの作品の中に無自覚だった自分の内面を読み取ることができて、おもしろさが尽きません。しかし観客にとっては僕の内面などどうでもいいことです、その人が見て、作品に価値が見いだせるのかどうかが全てなのです。

そういう点でこの作品は、全ての人には受け入れられることはないでしょう。
この映画は人物の行動を描いていますが、行動の理由はほとんど描かれていないのです。
「理由」については、観客個人の内面に登場人物と同じものがないと理解できないと思います。

願わくば出来る限り多くの人に作品を見てもらいたいです、この作品が「理由」を共有できる観客に一人でも多く出会うために。そして制作に協力してくれたみんなのために」
=======================================================

興味ある人のために 中島監督のブログです
http://productionnote.blog7.fc2.com/

この登場人物の行動のキーワードは宮台眞司がよくいう「終わらない日常ー永遠の退屈」です

僕はこの映画の映像を初めて見た時からこの映画は現代の若者の心の闇、現代に内包する諸問題の根源を鋭くついている作品だと感じました。またそれを見事に描ききった監督に非凡さを感じ、是非この映画の作品化に参加したいと思いました。

今度こそできあがりのようです。どんな作品になるか楽しみーちなみに僕はMAに立ち会う主義なのでMAの日が楽しみです。

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2007年2月26日 (月)

オスカーとアルコア

今年もいろんなサプライズがあったオスカーだった。作品賞と監督賞は既に報道されている通りマーチン・スコセッシのDeparted(香港映画のリメーク),スコセッシ悲願の受賞だった。また日本人の菊地凛子が"Babel"で日本人女優として49年ぶりにノミネートされたり、全編日本語で作られた「硫黄島からの手紙」が作品賞、監督賞にノミネート(これ自体物凄い異例であるーアメリカ人は字幕があるというだけで見ない人が殆ど)される等日本人もだいぶからんでいた

ちなみに海外最優秀作品50周年に渡辺謙がカトリーヌ・ドヌーブとともにプレゼンターをやっていたが、ネイテイブな発音ではないけれど綺麗な発音で上手にプレゼンター役を務めた。世界一外国語を覚えるのが下手な国出身の俳優としては上出来である。

ちなみに今回功労賞を受賞した私の尊敬する映画音楽作家エンニオ・モリコーネ先生(名前は知らなくとも「ニューシネマパラダイス」や「アンタッチャブル」の音楽の作曲者)は受賞時に最初の"Thank you"以外はイタリア語でスピーチしていた。プレゼンターのクリント・イーストウッドが通訳をしていたのが面白かった(イーストウッドはかつてマカロニウエスタンのスターなのでイタリア語は少しわかるはず)

このオスカーでもうひとつの話題は元副大統領のアル・ゴアの出演した「不都合な真実」が最優秀ドキュメンタリー賞を受賞したが驚いたのは最優秀主題歌賞(と日本ではいうのかな?-要はBest Songs)なのだが、Dream Girlsが受賞するのかと誰もが思ったが受賞したのはそのアルゴア出演の「不都合の真実」の 主題歌ーメリッサ ・エッサーリッジの”I need to wake up"だった。

これはオスカーアカデミー特有の政治的メッセージかどうか頭をよぎったが、単純にBest SongsはDream Girsの曲が3曲もノミネートされて票の食い合いになったのが原因かもしれない。

ちなみにアルゴアは今でも冗談で「一瞬だけ大統領になった者です」といっているが2000年の大統領選挙は今でも怪しいと私も感じている。CIAか軍組織が裏で何かした可能性がどうしても捨てきれない。アルゴアが大統領になっていたとしたらかなり今とは間違いなく違った社会になっていただろう。少なくとも京都議定書にアメリカがサインしていたのは間違いない。もしかしたらイラク戦争もなかったかもしれない。そうした事態はアメリカの石油産業としても軍需産業としても絶対に避けたい事態のはずである。

アメリカ社会は実質的に軍需産業とエンタテインメント産業が表から裏まで力を持っている。前者は共和党、後者は民主党寄りだ。ブッシュ政権は例のクリアチャンネルの関係もありエンタテインメント業界を実質的に敵に回している。それが共和党が最近劣勢な背景だが、共和党も持ち直すだろうからまだまだ余談を許さない。

だが「不都合な真実」が受賞しかなりアメリカ社会に浸透していくことによって環境意識に関するアメリカ人の意識が代わってくれればと思っている。何せ世界のCO2の約半分をアメリカ一国だけで排出しているのだから...

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2007年1月29日 (月)

はじめに結論ありき...

味噌ダイエットでも発言でたらめ引用…あるある大事典
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20070129i405.htm

関西テレビ中間報告、孫請け捏造の動機「分からない」
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20070129ih22.htm

まず、でたらめ引用が次々と出ているようだが驚くに値しない。納豆のあまりにひどい捏造内容を見るにつけこれは明らかに相当前からやっていたことは想像に難くない。普通報道や事実を伝えようとしたら伝え方に関してかなり慎重になるのが普通だが、納豆であそこまででっちあげるというのは相当事実を伝える「まともな感覚」というのがマヒしていたとしか考えられない。まともな制作現場の人間の感覚ならこういう行為は恥ずかしいとすら思うはずである。

レタスにせよ、味噌の件にせよ、納豆にせよ、そしておそらくは「マイナスイオン」や「ゲルマニウム」にせよ作り方を見ると「まず結論があって」それからその「結論」をどうやって導き出そうかという作り方をしているように思う。その結論が本当ならインパクトはあるし、視聴率も上がる。そして「たぶん」その結論によって利益をえる「裏スポンサー」の存在もいた可能性が非常に高い。そのために制作現場の人間は何が何でもその「結論」が出るようにあらゆる手段をつくす「至上命令」があったと考える方が自然である。

でもバラエテイや情報番組なんて所詮こんなものである。こうしたテレビの情報を鵜呑みにする、そのまま信じてしまう人がいかに多いか、あらためて驚かされる。

おそらくこのあるあるの捏造、まだまだ出てくると思う。というかハッキリ云って大半が嘘だったと考えていたほうがいい。

何度もいいますが
1.テレビがどんなにもっともらしく説得力があるように情報を流しても絶対に鵜呑みにしないこと。
まず疑うクセをつけましょう。これが大事です。

2.テレビは真実よりも嘘の方が多い。このことを忘れないこと。
メデイアリテラシーを持ちましょう

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2006年11月30日 (木)

映画「俺たちの世界」が完成!!

昨日は打ち合わせ等もあって遅く帰ってきたばかりですがわが中島良監督の「俺たちの世界」が無事完成との報を受けました。先日ぴあに納品してきたとのことです

http://productionnote.blog7.fc2.com/blog-entry-45.html

監督にとって足掛け3年の作品ですが、本人も自信作と評しているように私もすばらしい作品だと思います

しかし監督の作業はまだ続きます。これからもやることはたくさんあるようです。

上映会の準備や字幕制作のためのセリフ起こし、新しい予告編を作ったり、HPを完成させたり。 skipcity国際映画祭やレインダンス国際映画祭にも出品いたします(字幕はそのための作業です)

とにかくどんな評価が下されるでしょうかね。楽しみでもあり少し怖いような気もします。作品の質には自信がありますがその作品の質に見合った評価になるとは限らないので...

とにかく中島監督 関係者の皆様
お疲れ様でしたー

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2006年11月14日 (火)

映画音楽できましたー

本日中島監督が来室、 音楽の最終確認作業を行いました

監督にとっても足掛け3年かけた作品、それがいよいよ完成に
近づきます。1時間44分通してみていただいて一部時間軸と動かす等の作業を行ったが、ようやく最終的にできあがった

映像の最終編集やCGのポストプロダクション作業もほぼ終わりこれで作品がほぼできあがった。

できあがりは、
 
私がいうのもなんですが本当にすばらしいできの映画になりました。今までいくつかフィルムの仕事をやりましたが今回は非常に充実感があります。

この映画の特徴をいうと

1.まずいわゆる「日本映画」的な要素がない。これはスタッフ全員がほぼ一致した考えなのだがおそらく日本よりも海外で評価されるような作品。

2.(私がいうのもなんですが)映像と音楽がものすごくマッチしています。特に「母の教え給えし歌」のカタルシス や
ヴィッターリのシャコンヌのシーンは圧巻です。中島監督独特の世界です。

3.現代社会、若者の心の病巣をするどくえぐった作品。
前にもいったがキューブリックの「時計仕掛けのオレンジ」の世界を継承する作品です

まあ日本の映画というだけで見る気がしない人もいらっしゃるでしょうがこの作品は普通の日本映画とは明らかに違うということはできます。(確かに好みに合わない人はいるかもしれませんが...

クリエイテイブな映画、最近面白い映画がないとぼやいている人に是非見てもらいたい作品です。決して見に行って後悔しない映画だということはできます。

今の所、来年の3月に試写会を予定しています。またスタッフや関係者だけで忘年会兼上映会も予定しています。その時は俳優さんも集まる予定です

来年7月に公開予定ですが、そんなわけで海外のいくつかのフィルムフェステイバルに提出予定です監督はそのためにこれから字幕作成の作業を行います。
できるだけ安く行いたいのでもし字幕作成の経験者の方がいらっしゃいましたらご連絡していただければ幸いです。何せ年内に字幕までやってしまいたいので..(一応私も折を見て手伝うつもりですが...)

監督の戦いはまだ続く...

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2006年11月11日 (土)

映画「俺たちの世界」音楽修正作業及び音声MIX作業ほぼ終了

さて、最終編集された映画「俺たちの世界」の音楽修正作業が終了した。実は監督から来た7箇所の要望以外に編集に伴い音楽の尺が合わなくなり、(随所で編集ー全体で尺が4分短くなった)そちらの編集、修正作業があったために予想以上に時間がかかってしまった。加えていろんな打ち合わせ等々も入ったし... ということで終了予定が1-2日ずれこんだが何とか先ほど終了。近日中に監督に最終確認をしてもらう。

尚、音声と音楽のトラックダウンをための仕込みも行ったのでもうそのままpro toolsですぐにでもパウンスできる。1時間44分かかるけど...

尚、エンドロールだけまだ尺がわからないので用意していません。音楽は「俺たちの世界」の管理社会のテーマを使おうと思っています。(どんな音か聴きたい人はこちらへ)
http://kyojiohno.cocolog-nifty.com/kyoji/2006/09/post_3e93.html

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2006年11月 7日 (火)

映画「俺たちの世界」音楽修正作業中

中島監督より最終(だぶん最終だと思います)編集の映像と音声部分のファイルをもらい、仕上げの作業に入る。

音楽の修正は7箇所監督より要望が来たが映像を見てわかったのはかなりいろんなところで編集に手が加えられているため、音楽や音響効果の位置を合わせなくてはならず、その作業に結構手間がかかった。全体で4分短くなったというがその関係であちらこちら短くなっているため、音楽の編集作業がなりかかった。結局今日は全体の半分弱できたのにとどまった。

また監督の7箇所の修正の要望は5箇所は波形の編集で対応可能だがあとの2箇所は、音楽そのものを打ち直した方がよいかもしれない

いずれにせよ今週中には何とかメドをつけたいしたぶんつくだろうと思う。作業は終盤にさしかかっている

あともう一息だ

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2006年10月22日 (日)

「俺たちの世界」の映画音楽レコーデイングの詳細風景

「俺たちの世界」の中島良監督のブログに先日のレコーデイング模様が掲載されておりますのでご興味がある方はご覧下さい。今回の音楽の演奏者の詳細な情報も載っています(^^) 尚、私の顔のアップが出てしまいました。大変失礼いたしましたm(_ _)m

http://productionnote.blog7.fc2.com/

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2006年10月19日 (木)

「俺たちの世界」映画音楽クラシック曲レコーデイング


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本日スタジオにて映画「俺たちの世界」に使用するクラシック音楽のレコーデイングが行われました

バイオリンとピアノの曲が2曲とピアノのみ2曲、特に大きなトラブルもなく終了しました。監督はナツメさんのバイオリンにとても喜んでいました

以前と重複するとは思いますが、録音した曲は以下の通り
1. 母の教え給えし歌(ピアノ&バイオリン)ドヴォルザーク作曲
2. シャコンヌ  ヴィッターリ作曲
3. ピアノソナタ「月光」第一楽章 ベートーヴェン*
4. ピアノシナタ「悲愴」第二楽章 ベートーヴェン

*蛇足「月光」とは後の人がつけた名前で正式は「幻想風のソナタ」というのが実は正式名称

とにかくこれで「俺たちの世界」の音楽制作はいよいよ仕上げに入ります。ちなみに最後のトラックダウン時には演奏家の皆さんはみんな帰ってしまいましたが、最後にはこの映画の主演の谷口吉彦さんが顔を出してくれました。谷口さんも企画段階からこの映画に関わり今回の作品のできに喜んでいるようでした

取りあえず関係者の皆様お疲れ様でした


最新映画、話題作を観るならワーナー・マイカルで!

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2006年9月28日 (木)

映画「俺たちの世界」クラシック音楽演奏打ち合わせ

さて、かねがねお知らせしている映画「俺たちの世界」で使われるクラシック音楽4曲についての打ち合わせをリハーサルを兼ねて新宿で行った

バイオリンは斎木なつめさん。既にリリーズのコンサートでごいっしょしているのでもう気心知れている。ピアノは音大を卒業したばかりの早川さん。監督自身のご紹介でした。

中島監督立会いの元 以下の音楽のリハを行いました

ヴィッターリのシャコンヌ
ドヴォルザーク 「母の教え給えし歌」
ベートーベン 「月光」ソナタ一楽章
       「悲愴」ソナタ第二楽章

なつめさんは映画のシーンに合わすべく監督と演奏のイメージについて入念な打ち合わせをしてくれました。リリーズのコンサートの時もそうでしたがシチュエーションに柔軟に対応してくれるので助かります。やはり真のプロに頼むと仕事は楽になる。監督は特になつめさんのヴィッターリのシャコンヌの演奏を気に入っていました

まあ音楽はかなり監督のイメージ通りのものになりそうです。クラシックはいずれもカタルシス的な場面で使われるので見ている人は印象に残ると思います。クライマックス部分で「悲愴ソナタ」のニ楽章がでますがとてもせつない感じになります。

明日じゅうにレコーデイングの日程を決定したいと思います

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2006年9月25日 (月)

俺たちの世界=テーマプレ公開!!

「俺たちの世界」の中島良監督が来室。今回の音楽についての擦り合わせを行った。
基本的なイメージはOKだったが、音楽の使用位置の差し替え、編集、位置の変更といやー 監督の指示は細かかった。それだけしっかりしたイメージを持っているということだが、午後一に来て夜までかかった。これでもいくつかの部分については保留が出た。どのみちクラシック曲のレコーデイングの関係。そしてまた監督自身映像をさらに編集しているのでまだまだ完成まではほど遠い。むしろ音楽のプロセスとして始まりの部分といっていいだろう。

しかし作った音楽は基本的にかなり気にいってもらったのでよかったと思っている。ということで今回の音楽の主なものを2曲、特別に公開しよう

 今回の映画のテーマである「管理社会」のテーマ曲ーバロック音楽をモチーフにして息苦しい現代社会を表現しました
 社会に居場所がない登場人物の悲しみのテーマーちょっと久石譲的な音楽になってしまいました。

映画音楽らしい曲にはなったと思います。まだまだ映画の完成には時間がかかりますが、音楽の作業が完成しただけでもクオリテイの高い作品になるだろうと自負しています。既に中島監督は海外の映画祭にも出品する準備をしています。これは私を初めスタッフがこの作品は海外の方が高い評価を得るのではないかという話が出ているためです。

尚、音楽の作業が終わったらポストプロダクション作業(実はこれが一番大変)があり来年の3月には下北沢のアートオンで試写会を予定しております。ぴあフェステイバルには7月頃上映の予定です

それにしても今日改めて中島監督の映画に対する情熱、そしてその姿勢に感心させられました。とても23歳の若者には見えません。自分が同じ年齢の時にはあんなにしっかりはしていなかったと思います。

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2006年9月21日 (木)

劇伴や映像のための音楽

今日は一日仕事場で作業をして例の映画音楽もほぼ取りあえずは完成。後程監督に見せて修正が必要であれば引続き作業をするが一ヶ月以上に及んだ基本的に作業にめどが立つ

「癒し系」とか「ヒーリング」とかのイメージが強い私だが実は劇伴や映像音楽の方がキャリアが長い。学生時代に既に小さな劇団の音楽や大学のサークル関係で音楽を作っていたりしたからそういうのを入れるともう四半世紀になる。その間、CM、企業用VP(仕事の数ではこれが圧倒的に多い)、美術館やイベントの展示映像、ゲーム。ドラマやドラマCD, そして映画と仕事の数だけはこなしてきた

映画は少ない、今回で4作目、しかもうち1作は未だ完成せず、あとの2作はいずれも短編ー一番長くて「戦慄の閉鎖病棟」の1時間だから今回の「俺たちの世界」が今までで一番長い。(108分ー但しエンドロール抜きでの話) まあ日本では映画の仕事自体が少ないので仕方ないかもしれないが...

前にも書いたが作曲というのは基本的に誰でもやろうと思えばできる。一定の訓練をつめば必ずできる。しかし劇伴や映像音楽をやるにはやはり適性がある。誰にもできるわけではないーいわばスペシャリストの能力が要求される。従って日本の劇伴作家を見るとわかるがだいたい決まったメンツである。久石譲、小禄礼次郎、渡辺岳夫、etc etc

どういう能力が必要かというと

1.アレンジ能力が必要
  アレンジャーというこれも適性が必要な職業だが基本的にこの能力がないと劇伴や映像音楽は出来ない

2.場面やシチュエーションに柔軟に対応
  基本的に劇伴も映像音楽もある特定の場面。シチュエーションのために音楽を作る。従ってその場面、シチュエーションに適応したサウンドを作る能力が必要。つまり「自分のために」しか曲をかけない人にはこの仕事は向いていない。

3.仕事がある程度早くできる
  だいたい映画、CM,ドラマ等では音楽制作の作業は一番最後になる。そしてほぼ例外なく時間的余裕がない。非常に限られた時間の中で大量の作業をこなせる能力がないとできない、平たくいえば仕事が速くないとこの仕事はこなせないのだ。

尚、誤解して欲しくないがこれら3つができるできないは才能のあるなしとは無関係である。単なる個人的な適性に過ぎないのでこれができないからといって落ち込む必要はない。

また上記2にもあるように「映像」や「劇伴」のために音楽を書くのに職人的作業が必要なことから、それらは芸術ではなく商業音楽を書くのと同じだなどという一部の音楽評論家がいるがいうまでもなくそんな議論はナンセンスである。それなら全てのオペラだって考えようによっては商業音楽になってしまう。また「雨に歌えば」とか{My Favorite thing」のように元々は劇伴音楽だったことを忘れさせるほど名曲として定着していったものも少なくない。

大事なことは劇伴だろうがCMだろうがそこから音楽文化として定着しうる作品ができるかどうかである。今回の私の仕事がそうなるかどうかはこれから皆さんの判断にゆだねなければならない。しかし作る過程がどうであろうと大事なのは形ではない、できあがった音楽そのものである。うたものだろうが劇伴音楽だろうが関係ないはずである。




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2006年9月20日 (水)

映画音楽ミックス作業開始

映画「俺たちの世界」の映画音楽のミックス作業を開始

全部でM43まであり、うち純然たるクラシックは7箇所、
内訳は

「月光」1楽章  3箇所
「悲愴」2楽章  2箇所
「母の教え給えし歌」 
「シャコンヌ(ヴィターリ)」  各1箇所

あとベートーベン第九のシンセ風アレンジ
6箇所(うち1箇所はアレンジというよりフレーズを変形したオリジナル)

あと30曲がオリジナルだが同じ曲で映像に合わすためにアレンジを変えたりということを頻繁にしているので実質的には7-8曲になる。

ミックス作業だけで結構時間かかるが一両日中には仕上がるだろう。あとは監督に見せて修正等あれば(たぶんあるだろう)その作業を続ける

曲数は思ったより少なく清んだ。
だいたい映画というのは実際の倍以上の曲をつくることになるがそれが結構面白かったりする

とにかくようやくメドが立った

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2006年9月18日 (月)

映画「俺たちの世界」オリジナル音楽完成間近

映画「俺たちの世界」オリジナル音楽のあと数曲を残しほぼ完成します。今週中に監督と打ち合わせができればと思っております。音楽はなるべく多彩に彩りにしましたがやはり基本テーマの使用が一番多いです。同じ音楽でも場面、場面で微妙にアレンジを変えています

クラシック音楽の演奏家もほぼ決まり来週くらいに打ち合わせができるように調整中です。来月の上旬にレコーデイングできればと考えております

尚、言い忘れましたが今回の映画では北野武の"BROTHER"に出演して脚光をあびた俳優の村上連さんが友情出演、その他いろんな面で協力をしていただいております。今回の映画の主演が村上さんの劇団のメンバーの谷口吉彦さんという関係もあるようです。

どこに出しても恥ずかしくない映画になると思います

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2006年9月 7日 (木)

キューブリック映画と「俺たちの世界」の音楽記号論

さて、「俺たちの世界」の音楽も一応順調に進んでいるが今回実は音楽の構想、組み立てを行うのに相当苦労した。というのはところどころクラシック音楽をキューブリック的な使われ方をしているためで、そこの所と自分の音楽の組み立て方の整合性を作るのにずいぶん苦労した

キューブリックの映画の中での音楽の使い方は本当に独特で他のどの監督とも違う。普通このシーンではこの音楽は使わないだろと思う使い方をしてそれが不思議に映像とマッチしているのだ。「時計仕掛けのオレンジ」でのベートーベンの第九やレイプシーンで使う「雨に歌えば」、「2001年宇宙の旅」でのツアラトウストラはかく語りき等

実は「俺たちの世界」でも「時計仕掛けのオレンジ」でのベートーベンの第九を何とレイプシーンに使っている、それ以外に
以下の音楽が使われる
-------------------------------------------------------
ピアノソナタ「月光」一楽章
冒頭部分、殺人シーン、

ピアノソナタ「悲愴」二楽章
いじめられっ子が反撃するシーン、ふんぎりつかない人間が
泣き叫ぶシーン

エリーゼのために
公園で泣くシーンー但しこれは僕の作ったオリジナルに差し替えられる可能性が出てきた

ヴィターリ のシャコンヌ
主人公が車でさまようシーン、もう1人の主人公の高校生が親と姉を殺すシーン

ドヴォルザークの母の教え給えし歌
主人公が仲間にせきたてられて強制的にレイプさせられるシーン
------------------------------------------------------
これだけ述べるとなんでこのシーンにこの音楽と思うだろう。そこが一番悩んだところだ

植島啓司の対談集「デイスコミュニケーション」には新しい情報の認識のありかたとして「文化の記号化」のありかたを説いている。細川周平も「音楽の記号論」で同等のことを述べているが、上記の音楽を主人公の心理状況を「記号化」したものとして考えるとわかりやすくなる

つまり

ピアノソナタ「月光」一楽章ー主人公の絶望的心境、状況を表す(それゆえ普通の月光よりも重く暗くゆっくりと演奏されなければならない)

ピアノソナタ「悲愴」二楽章 ー精神の開放、自分で押さえ込んでいた感情、行動をあらわにしてしまう

ヴィターリ のシャコンヌ ー主人公の心の旅立ちー決心の象徴

ドヴォルザークの母の教え給えし歌ーあーとうとうやってしまった。後戻りできないことをしてしまうことに対する記号化

ベートーベンの第九ー管理社会の中で生きていくメタフォア、意味合い的には「時計仕掛けと同じ」

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キューブリックの映画も同じ使われ方がしている。それゆえキューブリックの映画では同じ曲が違う映画で使われることもある。例えば「時計仕掛け」のあのバロック風テーマは「シャイニング」でも使われている。

その記号化路線を睨みながら僕は主要な3種類の音楽を考えた

俺たちの世界「管理社会のテーマ」ー時計仕掛けのようなバロック調の音楽

俺たちの世界ー居場所のない人間のテーマー生きる方向性、希望を持てない人間の心境ー悲しい感じの音楽ーちょっと久石譲敵な音楽になってしまったが

俺たちの世界ーいじめ、虐待ー何とアバンギャルドタッチのモダンジャズ風にしました。いかも不協和音ばりばりーバッドパウエルやセロニアスモンクでもここまではやっていないと思う

できあがったら公開しようと思っています

映画のテーマはまさに宮台真司がいっていた「終わらない日常ー永遠の退屈」そこを実にうまくえぐっている。しかもヨーロッパ的な映画のタッチで...
というわけでお楽しみに






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2006年9月 1日 (金)

映画「俺たちの世界」音楽構想固まる

さて先日より作業を始めている映画「俺たちの世界」の音楽の構想がだいたい固まった。いくつかのシーンで有名クラシック曲を使うがそれでも一応テーマらしきもの作った

イメージは「時計仕掛けのオレンジ」のテーマのようにバロック音楽をモチーフとした感じ。管理社会のおぞましさを表現した音楽だ。ただ「時計仕掛けのオレンジ」はWカルロスがイギリスのバロック音楽作曲家のパーセルからテーマを借りたのに対し、今度の曲は私の完全なオリジナルである

全体的に暗くなりすぎないように配慮はしたつもりだがテーマが結構重い感じではあるのでどうだろうか?

それにしても映画2時間近くをQuicktimeの映像を見ながら今は作曲ができる。マックG5は問題なくできるが前のG3だとすぐに重くなってしまい、思ったようにQuicktimeみながら作業なんてことはできなかった。(結局VHSか何かをみながらやった)しかしG5になると打ち込みの段階から映像をみながら作業ができるのでやりやすいのでありがたい。

ちなみに9月にキーポイントとなるクラシック曲の演奏家のオーデイションを開催し、10月の上旬にレコーデイング予定。その時に場合によってはその他のBGMも録音する

生ピアノが録れてpro toolsで録音できるスタジオが平塚にあるのでそこで録音する予定
というわけでいよいよ本格的な作業開始!!

映画「俺たちの世界」のホームページ
http://peijafilm.nightfall.jp/

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2006年8月20日 (日)

映画「俺たちの世界」音楽進行状況2

昨日の映画「俺たちの世界」の音楽制作に関して、やはり映画自体がキューブリックの「時計仕掛けのオレンジ」の影響を強く受けていることから、久々にそれを何回も見ている

昨日「俺たちの世界」にウエンデイカルロスの第九のアレンジを使うという話をしたが「時計仕掛けのオレンジ」を見た人ならわかるだろうがその映画にもその第九が使われている。というか「時計仕掛けのオレンジ」のサントラ自体がウエンデイカルロスの手によるものである(当時は「ウオルター」カルロスだったがーつまり「彼」だったのだが..)

キューブリックの音楽の使い方は独特だが、その関係で何回か見ているうちにサウンドデザイン、音楽の構想をやはり大幅に変えなくてはならないことに気がついた。勿論この「俺たちの世界」は「時計仕掛けのオレンジ」と全く同じものではないが共通点がかなりある。どちらも管理社会の中の人間の本性との矛盾ー暴力やセックスなど、欲望の限りを尽くす荒廃した自由放任と、管理されたシスマテイックな社会とのジレンマを描いているという点では共通している。

「俺たちの世界」の監督の中島良氏も面白いことを云っている。「被害者より加害者の方が興味がある、なぜならば加害者の方が病んでいるからだ」確かにこの映画はそれを描いている。

この映画が通常の映画のドラマ仕立てのような、いかにも劇伴的な音楽の作り方をしたら安っぽい映画になってしまうのは明らかだ。というわけでキューブリック的な音楽コーデイネートをもう少し研究しようと思っている。明日は2001年宇宙の旅と今度は「フルメタルジャケット」でも見て研究しようか

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2006年8月19日 (土)

映画「俺たちの世界」現在制作作業中

音楽の作業を開始しているが、今回の若手監督中島良氏の作品「俺たちの世界」、かなりハードボイルドの世界だが同時に管理社会の中で自分の生き方を見出せない若者の姿を鋭くえぐっている。
この映画を見てかなり共感を覚える若者が多いだろう
編集もタランテイーノを思わせる凝った編集でこの若手監督の非凡さを感じさせる

音楽は重要ポイントに有名なクラシック音楽が使われる。ベートーベンの「月光」、「悲愴」の第二楽章等々、第九も使われるがウエンデイカルロス風のシンセアレンジ、しかしウエンデイカルロスの音源そのものは使えないから、僕がシンセアレンジを行う。

今の所エンドクレジット部分を抜かして108分、しかし監督の話だとまだ編集で短くする予定だという。
現在10月完成を目標に作業中

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2006年8月 2日 (水)

日本人として恥ずかしくなったイベント

亀田興毅の世界タイトルマッチ

正直いって僕はそんなに関心がある方じゃなかった。メジャーリーグは好きだけど別に格闘技は特別好きというわけではない。しかし家族が見ているので 一応テレビつけていたのだが、試合が始まる前の国歌斉唱で ちょっととんでもない「君が代」を聞かされた

亀田興毅のたっての希望でT-BOLANの森友嵐士が歌ったのだが、そいつがとんでもない君が代 を歌いやがった

’ィーー」「’ィーー」「が’アーー」「’ァーー」

’ォーー」「お’ォーー」

ぅわ’ーーーー」


何だこれはー(@。@) 

一子音、一子音、やかましくツバが出そうな発音、
そして気持ち悪い節回し

おーい  これ世界中に流れてんだぞー


日本人の音楽センスが疑われる歌い方だー.。

こんなのがカッコいいと思う奴のセンス疑うよ。 オレ


別におれは君が代に思い入れなんかない、どちらかというと寧ろ逆だ。だが音楽で飯を食っている人間としてこれはちょっとひどすぎる

そして最後のあの判定


公平に見てあの判定に納得する人っていますかね?


こんなことして大丈夫? この国? この番組全体が「やらせ」(というかここまで来ると「捏造」)だと感じない人はいないだろう。あの音楽センスのかけらもないわが国の国歌斉唱を聞かされ、単調な試合を延々と見せられ、誰がみても首をかしげる判定が出る。前菜もメインデイッシュもデザートもどれもひどい味。 

何か日本人であるのが恥ずかしくなった一瞬だった。

というわけで口直しに好きな映画を今見ています 。本当に見ていて気分が悪いイベントだった

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映画音楽作業開始

Cap001

先日、本年度ぴあフィルムフェステイバル参加作品の音楽について述べたが、そのDVD資料が届いたので作業を開始

今回はかなりセックス&バイオレンス性が強い作品で、考えてみればこういう映画の音楽を手がけるのは始めてかもしれない
おたく系アニメ、とかホラーとか恋愛ドラマとかありますけどね..

しかも音楽が普通のドラマの音楽の使い方といろんな意味で違うのでかなり考えながらやらなくてはならない。結構苦戦するかもしれない。何せキューブリック的な音楽の使い方だから..
キューブリックの作品をご存じの方はわかるだろうが、2001年宇宙の旅、シャイニング、時計じかけのオレンジ、どれをとっても普通の音楽の使い方はしていない。

まあどんな映画音楽でも実際作った音の1/3も使われないものだが今回もそうなるだろう。かなり細かくこちらなりに「音の演出」を考えるがおそらく大半は使われることはないだろう

ちなみにイメージ映像を見ると何とかなくゲイっぽく見えますがそういう映画ではありません。(裸踊りのシーンはありますけどね)

ということで新たな情報が入り次第また報告します

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2006年7月14日 (金)

PFF(ぴあフィルムフェス)応募作品の音楽を担当することになりました

さて、新しい動きです。PFF(ぴあフィルムフェステイバル)の
応募作品の音楽を担当することになりました。 タイトルは「俺たちの世界」

作品は現代の若者の心の病んだ部分をタランテイーノ風の編集とキューブリックの「時計しかけのオレンジ」風の演出で料理したとてもユニークな作品。DVDを見せてもらったが類まれなセンスを持っている監督だ。まだ弱冠22才。

このフェステイバルでかなり注目されること受けあいである
こういう映画を作る人間は日本にはいないと思う

使用音楽はクラシック曲が多い。有名な曲ばかりだがその使い方は夢想的なイメージなのでそれらをどう料理しようか、前後に効果音楽をいろいろ入れてみるのも面白いかもしれない
あと第九をシンセのウエンデイカルロス風に、監督はテクノ風といっていたが実際曲を聴いたらWカルロスのアレンジだったのでそれもやることになる

クラシック曲のレコーデイングは10月頃を予定。締め切りが12月1日なので編集、その他ポストプロを考えたら10月の上旬には上げる必要がある。その他の曲はそれ以前だが、監督自身がかなりしっかりしたイメージを持っているので、付け足すにしても「効果音楽」のような感じになるだろう。

例によって低予算だが、よい作品になればそれでよい
少々セックスやバイオレンスシーンも強烈な作品だが一度みたら忘れられない作品になるかもしれない

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