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2013年8月 3日 (土)

大野音楽担当の映画「暴走」DVD 発売のお知らせ

私が音楽を担当して先々月渋谷アップリンクにてイベント上映会がありました映画「暴走」(東條政利監督)のDVD発売日が決定しましたのでお知らせいたします。

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この映画につきまして詳しくはまだ述べていませんでした。この映画は他と違い以下のような特徴があります。

(1) いじめをテーマとしており、いじめのシーンが「ミュージカル」になっています。 (歌:アイドルグループのスマイル学園
(2) 一応主演らしき人はいますが実は被害者以外に「いい人」はいません(笑)
(3) ミュージカル以外、劇伴部分の音楽がちょっと変わった使い方になっています。

今まで映画祭やイベント公開はありましたが、今のところ好評だと伺っております。

10月25日発売

規格番号:JBMD-0195
JAN:4515778508611
発売元:Tract
販売元:グラッソ

キャスト
鳴海 剛、大山貴世、 伊㟢充則、橋元優菜、椿鮒子
、スマイル学園、桑垣紀彦、黒川達志

スタッフ
脚本、監督 :東條政利 
撮影・清村俊幸 
照明・石川欣男 
録音・中村雅光 
音楽・大野恭史

あと先着100名の方に以下のリンクから購入するとポストカードがもらえるそうです。

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http://www.going-inc.jp/bousou/order.html

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2013年7月25日 (木)

チームカラハリ 『アイドル7×7監督』DVD 8月27日に発売!!

今年の初め渋谷アップリンクにて公開しました「7監督×7アイドル」のDVDが8月27日に発売されます。私は竹藤監督の「だから私は眠れない」の音楽を担当しています。他の作品も結構面白いのばかりですので興味ある方は是非ご覧ください

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¥3000

1.『それにしてもミクのやつ』主演・石原 美優 × 監督・太田 博
2.『EVIL/NOBLE』主演・工藤 耶 × 監督・天野 邪子
3.『ふたりあそび』主演・黒澤ゆりか × 監督・渡邊 世紀
4.『だから私は眠れない』主演・橋元 優菜 × 監督・竹藤恵一郎
                                           (大野音楽担当作品)
5. 『じんたいせいぞう』主演・疋田 紗也 × 監督・マッケンジー・荒
6.『空蝉(うつせみ)』主演・森江 朋美 × 監督・世 志 男
7.『全く捨てられない女』主演・太田 千晶 × 監督・賀川 貴之

(「キネマ旬報社」データベースより)

映像集団チーム・カラハリを中心にした7人の監督が旬のアイドル&タレント7人を主役に競作した短編映画第1弾。石原美優主演の『それにしてもミ クのやつ』ほか、工藤亜耶、黒澤ゆりか、橋本優菜、疋田紗也、森江朋美、太田千晶が主演した全7作品を収録。

内容(「Oricon」データベースより)

その可能性は49にも100にもなり、はたまた0にもマイナスにもなる?!映像集団チーム・カラハリを中心に7人の監督が旬のアイドル・タレント7人を主役に起用して描く短編映画の第1巻

8月27日 に発売です。現在予約可能!!

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2013年7月11日 (木)

映画音楽制作とスタジオ

現在映画祭出品を念頭に置いたある短編映画の音楽をやっています。

基本構想はだいたいできあがっていますが最後にあるクラシック曲のピアノを入れるんですが、その生ピアノのレコーデイングをしようかという話があります。しかし低予算なので然るべきスタジオできちんと録る予算などなくどうしようかという話になっています。
実は以前なら安い価格で生ピアノをレコーデイングできるスタジオがいくつかあったのですが、時代の流れなのかことごとく閉鎖されており、一定の予算を用意しないと生ピアノの音のレコーデイングは難しいかもしれません。まあどうにか知恵を絞って対策を考えますが..監督がどうしても、というのならやはりその予算を考えてもらうしかありません。

たまたま昨日地上波でジブリの「風立ちぬ」の音楽の録音模様が放送されたのをひょんなきっかけで見ましたが大ホール借り切って読饗のオケとピアノのレコーデイング。これだけ音楽にお金かけてくれるのは今やジブリとNHKくらいでしょうね。ハリウッド映画ならともかく日本の市場規模では普通の日本映画ではここまでの音楽制作の予算は残念ながらとうてい出ません。たまにはあのくらいのオケ(僕の知っている範囲では読饗はたぶん日本で一番うまいオーケストラだと思います)で自分の曲をレコーデイングしたいものですが、まあそれには世界市場に出るべく画策するしかありません。今いろいろ動いているのはそのためでもあります

まあ普通は「生オーケストラっぽく作ってね」といわれてもモノホンのオケなんか使える予算など出ないので (実は数人のミュージシャンを雇うほどの予算もないことが多い)結局ソフトシンセで殆どの作業をやらざるを得なくなります。まあViennaKontakt playerというソフトシンセがあるからある程度生音風にはできますが、そうはいってもソフトシンセは所詮フェイクの域を出ない音源です。.

むかし久石さんのスタジオが六本木、今の六本木ヒルズの場所にあったころよく私はそのスタジオで自分の曲のレコーデイングしていました。私の知っている範囲ではジブリの草創期では久石さんは生オケを使わずに、愛用のフェアライトCMI (といっても殆どの人がもう知らないでしょう? 昔のサンプリングマシンの最高級機で今のPro toolsのようなことができるサンプリングシンセコンピューター)で作っていたと思います、私がレコーデイングしている隣の部屋で一人黙々と作業をしていたのを思い出します。たぶん「トトロ」くらいまではそうしてやっていたんじゃないかと思いますが、実際はどうだったんでしょうか?

ちなみに「風立ちぬ」は大ホールで録っていましたがよく考えれば早稲田にあるAvacoスタジオビクター302 401(通称サザンスタジオ)を一日ロックアウトで抑えるよりは大ホールの方が安上がりだと思います。その代りPro toolsやレコーデイング卓を持ち込まないといけないですが、たぶんそのコストを入れても安いでしょうね。..スタジオがつぶれる要素はここにもあります。

映画音楽の制作 楽なものは1つもありません。数えきれないほどの映画音楽を手掛けた久石さんも同じことをいっていましたし、何度も疲れ果ててボロボロな状態になっている久石さんをスタジオで見ました。まあ私なんか楽してる方かもしれませんが、 いやボロボロになるのはこれからかもしれません。(@_@;)

まあとにかくよい映画を作るためには音楽の予算ももう少し考えていただけると助かりますが... まずは今目の前にある仕事を片付けます。

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2013年5月18日 (土)

「あまちゃん」のkyon2の歌に見るパロテイとパクリの違い

朝の連ドラというのは大河ドラマと違ってあまり見ないんですが、「あまちゃん」は好評ということもありますし、母親役のkyon2が歌うという話を聞いていまして本日見てみました。

そして聴きました。 腹抱えて笑いました。

昭和のアイドルのうたを「パクリ」とわかる感じでパクっていて、しかも振りつけも付いていて余計おかしかったですね。はっきりわかる形でパクッていますので昭和の歌謡を知っている人なら腹抱えて笑えます。

ちょっと気づいただけで5-6人のアーチストの曲の歌詞をパクッていますが、twitter等で全曲を発見、羅列している人がいるそうなので詳しくはそちらをご覧ください

思うにこれは日本の音楽シーンに対する風刺で痛快です。明らかに音楽業界の体質をちゃかしていますね。いやークドカンこと宮藤官九郎、なかなかやります。

朝っぱらから大笑いさせてもらいました。(笑)

実はパロデイーというものと、音楽業界が良くやる「パクリ」は全く違います、どちらも確信犯的な引用ではありますが両者には根本的な違いがあります。

どう違うかですが、一言でいえばパロデイーはクリエイテイブな行為ですが「パクリ」は他人の創造性の「おいしいところ」を盗む限りなく盗作に近い行為なのです。
前者のパロデイーは多くの場合風刺が入っていますし「知的な笑い」を意図したものです。

例えばマルセルデユシャンレデイメードのアートを始めマッドアマノ氏といいそこには明確にクリエイテイブな意図があります。
しかし後者の「パクリ」にはそれがありません。単に「売れセン」の曲を作るために業界の勝手な屁理屈で盗作を正当化した手法に過ぎません。

今日クドカンこと宮藤官九郎「あまちゃん」kyon2に歌わせたのは完全なるパロデイーです。

日本という国はどちらかというとあまりパロデイーというものを評価する風土がないようですが、アメリカでは正統派の笑いの一手法として確立しています。SNLなどを見ればわかりますがパロデイーオンパレードです。

クドカンはその辺りをきちんと理解した上での今回の大パロデイ歌詞を作っていると思いますね。 いやーなかなか見事でした」。

それにしても日本はパロデイーを評価しないくせに、クリエーターとしてのプライドのかけらもない厚顔無恥な「パクリ」は平気な顔して作ります。何か「創造性」ークリエイテイビテイというものを根本的に勘違いしているように感じるのは私だけでしょうか?

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2013年5月13日 (月)

映画「暴走」滑り出し好調!!

さてお知らせにも書いてありましたが今月の27日と28日の映画「暴走」の完成上映会、「完売」となり予約も終了いたしました。ありがとうございました。

今回の「完成上映会」、全上映会とも出演俳優の皆さんによる舞台挨拶があります。

27日    18:30ー 鳴海剛、大山貴世、伊嵜充則、橋元優菜、椿鮒子
朝岡実嶺、黒川達志、播田美保、スマイル学園
27日   20:30ー 鳴海剛、大山貴世、橋元優菜、椿鮒子、朝岡実嶺
黒川達志、播田美保、スマイル学園
28日  18:30ー 鳴海剛、大山貴世、伊嵜充則、橋元優菜、椿鮒子
;朝岡実嶺、桑垣紀彦、黒川達志、播田美保、スマイル学園
28日   20:30ー 鳴海剛、大山貴世、橋元優菜、椿鮒子、朝岡実嶺
桑垣紀彦、黒川達志、播田美保、スマイル学園

東映や東宝等のメジャーと違い宣伝らしい宣伝はしていないはずですが、これだけ入場者が多いというのはまずは順調な滑り出しといっていいのではないか、と思います。

尚、ブログで告知をしておきながらこんなことを書くのもなんですが、私は当日27、28ともに業務でテンバっている可能性が現段階で高いので今回会場で皆さんにお会いすることはたぶんできないと思います。すでに予約してしまった皆さん、ゴメンナサイ。

まあ映画音楽の作家というのはまあ、スタッフといいますかクロコなんですが、今回は映画にミュージカルを使う等かなり音楽は目立っている方かもしれません。オープニングとエンドロール以外の曲は全て私の手によるものですが、非常に難産の作品で私が手掛けた映画音楽の中ではもっとも手間暇かけた作品といっていいと思います。それだけに皆さんに見て楽しんでいただければ幸いです。

DVD発売決定いたしました。10月25日発売決定

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2013年5月 5日 (日)

大野の昔のコラボレーション作品公開

you tube見てたら何と大昔の自分の作品を見つけてしまいました。1991年にLDとVHSでビクターより発売された「マインドコントロールビデオシリーズ」です。

手塚君とのコラボレーション作品。もう廃盤になったのでフル公開くても差し支えないでしよう.

マインドコントロールビデオシリーズ 快感 SALOME

演出:手塚眞。音楽:大野恭史

ちなみにこの映像の音楽は当時としては最先端のRolandのRSS立体音響システムを導入しています。

マインドコントロールビデオシリーズ 幻想 OPHELIA

まあ、正直いいまして今久々に聞くと本当に穴が会ったら入りたいほど稚拙で恥ずかしい、と自分で反省しています。廃盤になるべくしてなった気もしますね。
それでもよろしければご覧になって下さい。私もこのまま引出しにしまってしまうのも何となくもったいないので...

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2013年4月 5日 (金)

映画「暴走」試写会

昨年の10月から先々月でやっと完成した映画「暴走」(東條政利監督)の試写会が行われました。
会場は映画のロケ地にもなった代々木の学校で、屋上のプラネタリウムで試写会が行われました。今回は「いじめ」がテーマの映画ということもありロケの場所を貸して下さった学校関係者にも見てほしい、というのがあったようです。

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前の壁面にプロジェクターで試写しました。

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スタッフやキャストも大半の方が参加しました。
ブラネタリウムで試写会って初めてかもしれません 。空間が丸いので音が回らないか心配なので音とかどうかなと音楽担当者としては思いましたがまあそこそこ見れました。

MAに立ち会った録音の担当者が音楽の位置が大幅に変わったと聞いて戦々恐々としてたが思ったほど変わっていませんでした。MA当日はスタジオでスタンバっていたのでMA室の状況はわからなかったのですが、個人的には「ミュージカル」の部分は音楽のバランスがやや低く、逆に劇の本篇部分の音楽は寧ろ大きい印象があったのですが、どうなんでしょうね?

まああとはより多くの方に見ていただいて皆さんがどう評価するかだと思います。もう私の手を離れましたので、次の仕事に照準を合わせようと思っております。

映画「暴走」(東條政利監督)

Bosou_top_img

キャスト

鳴海 剛、大山貴世、 伊㟢充則、橋元優菜、椿鮒子、スマイル学園
桑垣紀彦、黒川達志

スタッフ

脚本、監督 :東條政利 
撮影・清村俊幸 
照明・石川欣男 
録音・中村雅光 
音楽・大野恭史

日時 : 5月27日(月)、28日(火)の二日間の上映会です  18:30ー 20:30ー

劇場は  渋谷アップリンク

http://www.uplink.co.jp/info/map/

料金は ¥1500(1ドリンク付き)

チケット予約その他詳しくは

http://www.going-inc.jp/bousou/

「記念上映会」と申しましたのは在映画祭に出品している関係上、劇場公開という形はとれませんので(映画祭出品の条件は「未公開作品」ですので)あくまで、イベント的な「記念上映会」です、上映会場もアップリンクの二階の映画劇場ではなく一階のアップリンクファクトリーです。

DVDは9月発売だそうです。

よろしくお願いします

DVD発売決定いたしました。10月25日発売決定

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2013年3月26日 (火)

放送禁止のCMに見る日本の「表現の自由」の危機と日本社会を閉塞させている病原菌たち

まず以下のページを見ていただきたい

あのCMが放送禁止(中止)になった理由【日本編】
http://matome.naver.jp/odai/2131122988517786801

これは日本のCMで放送禁止になったものである。中には確かに安易なものや、マークをつけられても仕方のないものもあるが明らかに「ナンセンスクレーム」のものも多い。

たとえばこのCM からだ巡茶 「浄化計画、実行」 広末涼子

禁止理由『浄化』というキャッチコピーが薬事法に抵触すると指摘される
ナンセンスクレームの典型である。そもそも「からだ巡茶」(現在は販売されていないようである)なる商品は「清涼飲料水」であり、薬事法の末端に関係する「医薬部外品」ですらない。つまりハナから薬事法の対象外商品である。「浄化」を薬事法における「効能」というのなら「体にいい野菜ジュース」なども薬事法の「効能」になり抵触することになる。が「野菜が体にいい」というのが薬事法に引っかかるなどと普通は誰も思わないはずである。だから「薬事法に抵触」などというクレームなど全くとってつけたクレームであり、いかにもクレーマーが「なんくせ」をつけた例の典型である。

CM AC公共広告機構 チャイルドマザー

禁止理由育児をしている親から、見ることがつらいとの声
確かに「見ることはつらい」という気持ちもわからないではないが、こういう事件は頻繁に起きており、“チャイルドマザー”が原因で子供を放置して死なせたり、虐待がふえてるのも紛れもない現実である。「見ることがつらい」から放映禁止を要求するのは「現実から目を背ける」行為であり、現代が抱える深刻な問題に正面から取り組もうという姿勢を拒否しているのと同じ行為ーまさしく「臭いものに蓋をする」という行為ーである。このような姿勢は問題解決を遅らせるだけでなく、病巣をさらに深刻にしてしまう。
あるいは「見ることはつらい」ので放送禁止を要求する人たちはこのような“チャイルドマザー”の行動に身に覚えがある人たちなのだろうか? そう考えたくもなる。まともな「大人の親」ならこういうネグレクトや虐待をなくすための対策を考えようと思う方がまともな人間の行為のように思える。いずれにせよ問題から目を背ける、「臭いものに蓋をする」という昨今の日本社会の風潮そのものでありそれはこのAC(公共広告機構)のCMの放送禁止の理由としての正当性は認められない。

まだまだある

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2013年2月28日 (木)

日本人中心に世界に向けて映画や音楽を創る

昨日とある映画の集まりに参加した。いわゆる会費制の交流会ではなく、食べ物や飲み物を持ち寄って集まる緩いパーテイーだったのだが、その集まりは日本の映画を世界に打ち出して行こうという趣旨の団体(会社)なので興味があって行った。いわゆる交流会、というものによく出席している私だが、非常に有意義な時間だった。

本気で海外を目指しているのが伝わってきたし、何よりもメンバーの大半がバイリンガルな点がいい。やはり世界に出るつもりなら最低限英語くらいは話せないとね。きゃりーぱみゅぱみゅのように通訳に頼っているようじゃダメだ。

いわゆるその辺りのネットのITギーグのようにやたらに情報化社会を礼賛するような論調を取るつもりはない。(というか、私はこの手の連中がはっきりいって嫌いだ。特にエヴァンジェリストなどという連中は私にいわせれば詐欺まがいの連中に思える)、しかし今は音楽も映像も国境など関係なく広まるというのは事実だ、

日本の音楽産業も映画産業も今まで日本の市場だけ見ていた。今でも基本的にはそうである。なまじっかそれでそこそこやっていけた、という面が日本の音楽、映像その他のコンテンツ制作のマーケットをドメステイックオンリーの体質にしてきた。しかしネットで世界中につながっている現代ではいい加減日本の音楽も映画もそういった考え方を卒業しないといけないと思う。

先日のアカデミー賞の記事でもわかるように」今年のオスカーでは台湾のアン・リーが監督賞を取った。その意味では日本人は台湾に先を越されてしまった。遅れを取らない意味でも挑戦しようという人間が昨日の集まりの中から出てきてほしいと願うばかりである。

昨日お会いした方の大半とは今後もFacebookでつながていくと思うので、とにかく何か具体的なプロジェクトを立ち上げてみんなで世界を目指しましたいと思う。

今の日本は「夢を語る」とか「夢に向かって行動する」ことを「非現実的」とか「幼い、大人げない」とか決めつけられる風潮があるようにに思う。でもそんな連中には言わせておけばいい。だいたいそういう輩は自分では何もやりとげようとしない連中だ。とにかく誰かがこういうことを積極的にしないと日本の音楽も映画も、しいては日本社会そのものも良くならないと思う。

余談だが昨日の交流会でなんと昔某バンドのボーカリストをやっていて今は映像デイレクターに転身している人間に〇十年ぶりに会った。向こうはすぐに私だとわかったが私はいわれるまで誰だがわからなかった。奇遇なことがあるものだ。

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2013年2月25日 (月)

第八十五回アカデミー賞(オスカー)感想

今年も恒例の第八十五回アカデミー賞がロサンジェレスのドルビーシアター(旧コダックシアター)にて行われました

主要部門受賞者は以下の通り

最優秀作品       ARGO

最優秀主演俳優   ダニエル・デイ・ルイス (リンカーン)

最優秀主演女優  ジェニファーローレンス (邦題:世界にひとつのプレイブック)

最優秀監督     アン リー(ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日) 

最優秀外国作品  Amour (邦題:「愛する人」)

最優秀脚本    クエインテイン・タランテイーノ (ジャンゴ)

最優秀助演俳優 クリストフ・ヴォルツ (ジャンゴ) 

最優秀助演女優  アン・ハザウエイ (レ・ミゼラブル)

他部門の受賞者その他詳しくは

 http://oscar.go.com/nominees

全体的にはアルゴライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日の2つで賞を分け合った感じで最多部門ノミネートのスピルバーグのリンカーン主演男優賞美術賞の受賞のみにとどまった感じです。

今回の司会は「テッド」の脚本・監督・製作・声の出演までやった、セス・マクファーレン、アニメ―ーもやる多才な人物ですが、オープニングでは(未来からやってきた「あの人」-スタートレックのあの船長です(笑))が飛び入り参加してパフォーマンスをする等、まあいろいろと趣向もこらしました。コメデイアンもやる多才な人物ですね。「テッド2も制作開始らしいですから、この多才な人物の今後の活躍に期待しましょう

あと主演女優賞は史上最年少(Quvenzhané Wallis 9歳 邦題:ハッシュドパピー)と史上最高齢(Emmanuelle Riva 86歳Amour)の受賞者が誕生する可能性があったんですがいずれも実現しませんでしたね。

あとアンハザウエイは丸坊主にした甲斐がありましたね。映画の役作りとはいえ実際に女性が髪を切るのは相当な決断だったはずです。彼女はニューヨーク出身なので個人的には受賞はうれしいです。

その他個人的に関心があった賞で

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2013年2月22日 (金)

テレビがつまらなくなった理由2-そこには現在の日本社会が抱える3つの良くない風潮の問題があった

以前当ブログで書いた以下の記事、おかげさまで多くの人に読んでいただいていますが

■テレビをつまらないという以前にくだらないバラエティ番組を見るのをやめようー番組だけでなく映画や音楽のコンテンツの質の向上のために

http://kyojiohno.cocolog-nifty.com/kyoji/2012/12/post-7701.html

今日は実際にテレビの制作現場に長らくおられた方が現在のテレビの番組の問題で興味深い記事をかかれていましたので引用させていただきます。

なぜならここには単にテレビ番組制作上の問題だけでなく音楽制作の問題、そして現在の日本社会が抱える問題ーひとことでいえばなぜ今の日本社会が閉塞しているのかーという部分にまで関係する非常に根の深い問題であることがわかったからです。

株式会社TBSメディア総合研究所代表の氏家夏彦氏の記事です。さすが現場たたきあげの人のこの記事を見てわかりやすく問題の本質をよく指摘していると思われますので.

なお、議論をわかりやすくするために文章のかなりの部分を引用させていただいております。なぜならここには単にテレビ業界の問題だけでなく日本社会全体の問題が隠されているように思うからです。

2・20【テレビがつまらなくなった理由】氏家夏彦
http://ayablog.jp/archives/21656

テレビはつまらなくなった…を認める?

「テレビがつまらなくなった」といろんな人に言われる。中には「私は民放は見ないことにしているんだが、なぜ最近のテレビはつまらなくなったんだ? 特に民放がひどい。」などと言うご仁もいる(見てないのになぜつまらないってわかるんだ!)。こういう発言は、なぜか大新聞のOBの方からよく言われる。 見てもないのにつまらないと決めつけるのはともかく、私は「つまらない」という意見が「けしからん!」と思っているのではない。なぜなら私自身も「テレビ はつまらなくなった」と感じているのだから。

<中略>

、私はテレビの様々 な現場や、裏方、放送外事業の仕事もして30年以上、TBSにメシを食わせてもらってきた。ずっとテレビの味方のつもりだったし、テレビがもっともっと元 気でいてほしいと今も強く願っている。だからこそ「今のテレビはつまらない」を認める事から始めようじゃないか、と思うのだ。

<中略>

もちろん高いお金を出してスポンサーになっていただいているお客様の手前、このような建前を崩すのはとても怖いし容易ではないことはよくわかっている。

しかし、テレビを見てくださっている視聴者も、ユーザーも、それに大切なスポンサーも、既にかなり前から気づいているのではないだろうか。自分たち はテレビを見なくなってきていること、テレビはスマホに比べれば別に自分にとって大切じゃないこと、テレビはあんまり面白くなくなっていることを。
今の閉塞状態からなんとか抜け出さなければならない、と思わないテレビマンはいないはずだ。「今、テレビはつまらなくなっている」、それを認めたところから議論は始まる。

 

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2013年2月 4日 (月)

映画「暴走」の映画音楽の作業終了

本日ギリギリまで自宅スタジオにて作業していた映画「暴走」(今年春公開予定)の作業が本日終了いたしました。本来ならMAマルチオーデイオ作業ーちなみにこのMAは和製英語ですので海外では使いません)に立ち会う予定だったのですが、土壇場で監督から音楽の修正が来て、他にも出る可能性がありましたので、結局MA室にはいかず自宅スタジオにて作業ー音楽の修正と内容の可否をスタンバる状況になり、夜になってようやく作業終了の一報を受けました。さすがにホッとしました。

それにしても過去これほどまでに手間暇かけた映画音楽はありませんでした。昨年の10月から初めて足掛け四か月、以前手掛けた長編が実質2か月くらいで終わったことを考えますと倍の時間がかかったことになります。

今回の映画の特徴ですが、通常の劇部分だけでなく「ミュージカル」の部分があるという点です。この映画に出演しているアイドルグループ「スマイル学園」が歌っているのですが、今回はこのく「ミュージカル」の部分を撮影の前にあらかじめ作っておかなければなりませんでした。それも通常の映画音楽とは違う工程を踏むことになります。それも時間がかかった原因ではありますが..

映画の詳細はいずれ然るべき段階にて当ブログでも公開させていただきますが、まずは今回は映画「暴走」の音楽について書きたいと思います、

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2013年1月18日 (金)

短編映画 『アイドル7×7監督』アップリンクロードショー 橋元優菜x竹藤監督舞台挨拶

再三再四お知らせさせていただいておりますが(笑)

短編映画7本立てのレイトショー公開、という異例の形ではありますが先週より劇場公開された短編映画 『アイドル7×7監督』  毎日盛況でこの日も大勢の方にご来場いただきました。

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昨日は私が音楽を担当した「だから私は眠れない」竹藤恵一郎監督と主演の橋元優菜さんの舞台挨拶がありました。

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竹藤監督とは東映の教育映画等でよくお仕事をさせていただいておりますが、今回変則的な形とはいえ劇場公開の映画の監督となりました。

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2012年12月18日 (火)

教育映画二本の試写会

もう一昨日になりますが(選挙当日)

先月完成しました東映の教育映画二本の試写会が東映本社の試写室で行われました

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今回の教育映画は二バージョン作り、「いじめ」がテーマです
小学校バージョンと中学校バージョンの二本作り、その両方の音楽を担当させていただきました・。

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今回は「生徒」役の子供が多かったので試写室は満員。立ち見状態でした。

来月くらいに全国の小学校、中学校で「道徳」の時間に上映するらしいです。

ちなみに現在来年春公開予定の映画「暴走」(来年春公開予定)「いじめ」がからんだテーマです。いっきょに「いじめ」がからんだ映画を3つもやることになり、いささか気が滅入りますが、「暴走」は若干制作進行が遅れています。年内完成の予定だったんですが年を越してしまいました。仕方ないですが、年越しの制作案件ですと何か仕事をやり残した感があります。

東映に関してはまだ決定ではないですがいくつか企画があるようです。また次回作でお手伝いできることを願っています。

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2012年12月 5日 (水)

テレビをつまらないという以前にくだらないバラエティ番組を見るのをやめようー番組だけでなく映画や音楽のコンテンツの質の向上のために

このブログでも書いていた人がいましたが、「テレビを全く見ない」「テレビなんか見ない」とネットで書いている人は多い。

しかし映画、音楽でプロモーションしていて感じるのはいまだに地上波のテレビの影響力が他とくらべても突出して大きいという事実。はっきりいってPCのネットは勿論のこと、スマホだって今現在も地上波のテレビの影響力にはとうていかなわない。

それは自分で告知やプロモーション活動をしているとはっきりわかる。またブログ記事でもテレビで話題になっている内容の記事を書けばアクセスが桁違いに上がる。

なんだかんだ言ってもそれが残念ながら現実である。

今テレビは本当につまらない。私も毎週見ている番組の数は片手の指の半分も使わない数しか見ていない。そしてテレビ局の人間だって実は面白い番組を出していると思っているわけではない

面白い記事があったのでご紹介しよう。

■なぜつまらないテレビ番組が増え続けるのか
http://blog.livedoor.jp/ftakahiro/archives/1718793.html

つまらないテレビ番組が増えた、と言う人が多い。
同じような芸人ばかりが出てきて、同じようなオチのバラエティばっかりだ、とか、
昔はもっと硬派な番組が多かった、今は見てられないものばっかりだ、という意見もある。

僕も普段はほとんどテレビ番組は見ないしたまに付けても面白くないのですぐに消してしまう。

先日、テレビ局関係者と飲んでいたので「なぜつまらないテレビ番組が増え続けるのか」を聞いてみた。

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2012年11月15日 (木)

音楽業界と映像業界

今日はINTER BEEに出かけたと思ったら止まったままの案件が急に動きだし、あげくのはてには衆議院の解散、総選挙の日程まで急転直下決まる等、いろんな動きがあった日でした。

今日のINTER BEEプロオーデイオに関する記事でも書きましたが、録音関係も純粋のオーデイオレコーデイングから完全にポストプロ、MA関係の仕様にシフトしており、プロオーデイオだけで業界が成り立たなくなりつつある現状を図らずも露呈していたように思います。

私自身も純粋な音楽の世界から劇伴、映画、映像音楽の方に活動の中心をシフトしていっていますがやはり時代の流れがそうなのかもしれません。

しかし映像、とりわけ映画産業といえど健全な状態とは程遠いです。といいますかいわゆる「メジャー」系では映画の世界も音楽の世界も本質的には同じ、といっていいと思います。

どこが同じかといいます、結局「地上波のテレビ」がからむ、という点では音楽も映画も 同じ構造になっています。結局はテレビドラマを映画化したもの、が圧倒的に多くの入場者を誘導する、という現実、そしてそれだけでなくテレビでのオンエアを前提に作られる、しかもゴールデンタイムにオンエアを前提に作られるから、尺もテレビ合わせ過激な暴力も血もセックスも全てNG。しかもスポンサーの規制も入る、という実態

これって音楽の番組、CM, ドラマ等のタイアップの構造と全く同じです。

その意味では日本の音楽、映像のコンテンツと本質的に同じ問題をかかえています。

つまり最大の問題は 結局なんだかんだいわれながらも「地上波のテレビの影響力」が今現在でも他のメデイアと比べても突出して大きい 

というこの現実です。

実際「私はテレビなんて見ない」なんていう奴のブログ記事やつぶやきを見ると、たいていの場合「テレビで話題になっている」ことについてしか書いていないし、マスゴミなんていっている人間に限ってよく見るとマスコミの報道を鵜呑みにしている輩が多い、という現実があります。

これが変わらない限り日本の文化ははっきりいってよくなりません。根っこの問題は同じです。

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2012年11月 8日 (木)

映画その他でのクラシック音楽演奏

昨日都内のMAスタジオにて教育映画二本のMAに立ち会いました。一日でいっぺんに二本というのは珍しいですが、何とか無事に終わりました。

実は映画では時々あるんですがクラシック音楽の曲を入れることがあります。もうだいぶ前の作品ですが国内外で受賞した映画「俺たちの世界」ではベートーベンの「月光」ソナタ一楽章を始め、その他何曲かのクラシック音楽が使われ実際にクラシックの演奏家を使ってレコーデイングを行いました。

今回も片方の映画でショパンが使われ、予算の関係で私自ら弾くことになりました。今回の教育映画は見るのが学校関係者が多いので「うまく」弾くよりは「正確に」弾いたが結局最初のテークだと何となく不安なのでもう1テーク用意しましたが結局もともとのテーク1になりました。。実は以前、ショパンの別の曲でホンキートンクピアノのバージョンであえて実験したものがあったのですが、結局今回は普通のピアノの音源で弾きました、

ショパンを仕事で弾くなんて〇十年ぶりかも

しかもクラシックって結構うるさ方が多いんですね。

「あのショパンの演奏はおかしい」なんてクレームを言いに来る人間がいないとも限りませんし、そうなると今回の教育映画の販売元である東映というブランドにも関係してくるので、今回は慎重になりました。

世の中結構ヒマ人多いですからね。 こういうクレームをつける人はクラシックの音楽家よりクラシック専門のリスナーに多いんですね。たまに芸大系のアカデミックがちがちの人でそういう人いまあyが、私の周囲のクラシック系の人はあまりこういう人はいないですよ。私の周囲の人はみんなおおらかな人ばかりなんでしょうか?..

ちなみにテレビ局とかメーカーにクレームつける人間は比較的60代以上の年配の人間が多いそうです。一方でネットで「荒らし」「ブログ炎上」させたりスパムを行ったりするヒマ人はいわゆる「ロスジェネ」世代が多いそうです。この2つの世代にヒマ人が多いということかな

まあそれはさておき、何とか無事に終えることができました。これから次の制作に入ります。

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2012年10月 6日 (土)

7 7 映画祭で私の音楽担当作品「だから私は眠れない」上映

先日もお知らせしましたように日本映画クリエイター協会短編映画祭(通称7 x 7映画祭というそうです)で私が音楽を担当したショートフィルム「だから私は眠れない」が上映されました。(主演:橋元 優菜) 

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以前もご案内しましたように七人の監督が旬のアイドル・タレント7人を主役に競作するショートフィルムフェスティバルですが、それぞれ監督が好き勝手に作る映画らしくかなり個性的、というかいろんな意味で面白い映画祭でした。

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7人の監督と7人のグラビアアイドル全員が出そろった写真

最近映画音楽関係の仕事がすっかり定着したせいか映画の見方(というか聴き方?)がすっかり変わった自分に気づきました。要するに他人の作曲家が他の映画でどうフィルムスコアリングをしているかをを見ちゃいますね。このシーンでどういう音楽を創っているか等々、を注意深く聴く癖がついてしまいました。結論からいいまして私以外の皆さんは割と正統派というか劇伴音楽でもかなりオーソドックスな作り方をしている印象を持ちました。一方今回の私の手がけた作品は「夢」の世界を描くというちょっと特異な世界ということもあり、かなり作り方が違いますね。結局ミニマル系と環境音楽でフィルムスコアリングしたのは私だけだったのでー要するに本質的に自分はオーソドックスではないということがわかってしまいました。

あとこの「だから私は眠れない」のエンデイングはバッハのコラールをジャズ風にアレンジしたものなんですが、監督がそれを気に入ってくれて結局フルトラック最後まで使っていたのには驚きました。実はどうせエンドロール部分だからどうせ途中でF.O.されるだろうと思って後半のピアノのアドリブ部分はかなり適当に弾いていたんですね。こんなことならもっときちんとソロの部分を弾いて丁寧にレコーデイングしていればよかった、と現在大いに後悔中(+_+:)

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まあこれは監督の短い中にもかなりやりたい放題やっている遊びの企画ですが、実はこれから重たいテーマの教育映画の音楽を二本手がけなければならない。脚本はまだ途中までしか読んでいないけど結構重い(+_+)

というわけでこれからまた忙しくなります。まあありがたいことですけど..

DVD 8月27日発売決定いたしました。


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2012年9月23日 (日)

最近の私の映画劇伴関係の情報

もう金曜日の話ですが先々月先々月音楽を担当した教育映画のDVDが来ました。詳細はわからないんですが全国の運転免許関係で上映されるそうです。

Gooddriver

ちょっとぼやけてしまいましたので正式な画像がこちらです。(笑)

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詳しい内容はこちらへ http://tes-service.co.jp/education/detail/643

一応音楽担当として私の名前が結構目立つところに書いてありました。こういう仕事も大事です。

ちなみに詳しい内容はわかりませんが年内にこういう教育映画関係のフィルムスコア(音楽担当)をさらに1本やる予定と聞いています。 これ以外に長編映画2本、さらには企画関係の短編映画の映画音楽の案件も来ています。作曲家として以前も書きましたように今後この分野を積極的に仕事をしていきます。本格的にこの分野に参入しようとし始めて2年、ようやく軌道に乗り始めています

そして私が最近できあがったばかりの短編映画の作品の上映会のお知らせです。

日本映画クリエイター協会短編映画祭

日本映画クリエイター協会所属の七人の監督が旬のアイドル・タレント7人を主役に競作するショートフィルムフェスティバル。

http://jpcreators-shortfilm.jimdo.com/

日時;10月5日(金)  場所 野方区民ホール \1000

    昼の部 1430分~

    夜の部 1900分~

    昼夜共に開場は30分前です。

    予約された方から順にご入場頂きます。

    予約はこちらから

    http://my.formman.com/form/pc/vltr3lGo6BKVlxNs/

    私が音楽を担当した映画はこちらです。

橋元 優菜 × 監督・竹藤恵一郎

だから私は眠れない

Yuna1

http://jpcreators-shortfilm.jimdo.com/%E6%A9%8B%E5%85%83-%E5%84%AA%E8%8F%9C-%E7%9B%A3%E7%9D%A3-%E7%AB%B9%E8%97%A4%E6%81%B5%E4%B8%80%E9%83%8E/

お誘いあわせの上ご来場いただければ幸いです。

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2012年6月15日 (金)

とある短編ドラマ 試写会

本日は先月、私が音楽を担当した短編ドラマの関係者向けの試写が東映本社にて行なわれました。

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よく考えれば東映の試写室は初めてですね。他の会社は行ったことありますが..

今回の仕事は全国の教習所で放映される「安全運転」をテーマにした短編ドラマです。短編ドラマといっても運転免許試験所なので、いろいろと解説も入りますので、全く異質な映像が同居するため、正直この仕事を引き受けたときは頭をかかえました。ドラマなんだけど解説も生かさなければならない、かといって両方の質に変にあわせると作品としての統一性がなくなってしまう、という難題がありましたが何とか創意工夫で解決し、末端のクライアント(警察庁ではなく「安全運転協会」なる特殊法人(?) )にも好評だったようです。

まあ今回は劇伴といってもかなり地味ながら堅実な仕事でもありました。まあこういうのもやりつつ、続けていくしかないですね。継続は力なり、というのは確かにそのとおりです。

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2012年2月27日 (月)

2012年アカデミー賞の所感

つい先ほどハリウッドを中心とした映画の祭典「アカデミー賞」が無事終了しました。

今回はKodak社の倒産からみで開催前からゴタゴタがありましたが、9回目の司会を務めるビリークリスタルが無事まとめてくれました。

主な受賞者は以下のとおり

作品賞     :  「アーチスト」

主演女優賞 
 :メリルストリープ 「鉄の女 サッチャーの涙」

主演男優賞  : ジャン・デュジャルダン 「アーチスト」

監督賞     : ミシェル・アザナヴィシウス 「アーチスト」

作曲賞    : ルドヴィック・ブールス 「アーチスト」

脚本賞     : ウディ・アレン(!!!) 「ミッドナイト・イン・パリト」

脚色賞    : アレクサンダー・ペイン 「ファミリー・ツリー」

助演男優賞  : クリストファー・プラマー  「人生はビギナーズ」

助演女優賞  : オクタヴィア・スペンサー 「ヘルプ~心がつなぐストーリー~」

他の受賞者、その他詳しい情報はオスカー公式サイトに

http://oscar.go.com/

http://oscar.go.com/nominees

これに関する私の所感ですが

続きを読む "2012年アカデミー賞の所感"

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2012年2月 7日 (火)

平清盛の中のELP「タルカス」について

私のもう1つのブログKyojiのよろずひとりごと」(主に社会ネタ)において毎回のように今年の大河ドラマ「平清盛」について述べています。ドラマとしては昨年の「お江」と違ってものすごくクオリテイが高く、もう既にかなりはまっています。しかしその中で前々から気になっていたことがあります。それは「挿入歌(!?)」にあのELP「タルカス」が使われているというのでどんな場面で使われているんだろう、と気をつけてみていたんですがわかりませんでした。

そして今日そのわからない理由がわかりました。

「タルカス」といえばキースエマーソンのあのメチャ弾きが印象に残っているんですが、.今回の吉松隆氏のこのアレンジ、いかにもクラシック系の人らしく整然としたアレンジになっているんですが、うーんこれじゃ気づかないのも無理はないですね。しかもこのバージョンの「タルカス」は予告編や平清盛公式サイトで主に使われているらしく、今までの五回の放送では使われていたのかもしれませんがそんなに目だった使われ方もしていなかったこともありました。

まあ私もロックの名曲をオーケストラとバンドのアレンジをした経験があるんですが、正直いって...

うーんクラシック系の人がロックをアレンジするとこうなっちゃうのかなあ? 

というのが率直な印象ですね。何というかノリが全く感じられないんです。確かによく聞くと「タルカス」だけど、何ていうかロックの魂というかそういうものが感じられない。私がクイーンやツエッペリンの曲をアレンジした時は、クラシックオーケストラは使うけどロックの精神を極力損なわないことに細心の注意を払いました。というのも私は多少はクラシックの知識はありますが、やはり基本的にはロックのバンドマンでもありますので..

特に私の世界のミュージシャンはいわゆる「プログレッシブロック」の影響が強い世代なのでELP を始めイエス、とかクリムソン、ピンクフロイドという固有名詞を聞いただけで結構血が騒いでしまったりします。まあ私自身の青春の音楽といってもいいですね。

ですからそういう私のような人間だとこれじゃ物足りないというのが正直なところですね。私だったらクラシックオーケストラでもっとロック的なアレンジをします。

カクテルに例えて言えば私のアレンジはロックをベースにクラシックというお酒を交ぜるアレンジになると思いますが、吉松氏はクラシックをベースにロック風のエッセンスを少し交ぜたようなアレンジ。という言い方の方がわかりやすいでしょうか?

予告編とか平清盛公式サイトのみとはいえ今まで気がつかなかったのは不覚ではあります。あの子守唄的な「今様」のメロデイの方が寧ろ印象に残っているんで... まあこれは私個人の感想なのでたぶん私とは正反対の印象を持っている人もいるでしょうが..

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2011年10月11日 (火)

NHKのEテレビは民放より頭が柔らかい

さて、既にご存じの通り私が企画したNHKの教育テレビ コーナーがオンエアされました。目玉コーナーにするべく鋭意企画等の構想を練っています。

今日もスタッフの方々と打ち合わせがありましたが、実はこの企画の作業を行なう時に非常に面白いことを実感しました。

おそらく大半の皆さんはNHKの教育テレビー地デジになってからはEテレーというとものすごくお堅い融通の利かないところ、というイメージを持っていらっしゃると思います。

ところが、です。実態は全く違います。
これを聞いて皆さん大変意外にお思いでしょうが、

実は私が見るところEテレのプロデユーサーは民放のプロデユーサーよりはるかに頭が柔らかく柔軟です。

そんなバカな !! と思うかもしれません。が、しかし
はっきりいいます。今回提出した企画は民放なら100%通っていません。

なぜか? 理由は簡単です。
民放の経営はスポンサーで成り立っているからです。
つまりスポンサーが理解できる企画、誰にでもわかりやすい企画でないといけないからです。そしてその企画の大半は電通や博報堂といった広告代理店を通してその企画がスポンサーに提出されます。

そしてその企画が通る決め手は何か? それはコンテンツに素人であるスポンサーでも知っている名前が企画の中に入っているかどうか、

それが全てを決めます。民法のバラエテイを始めドラマ等々に出てくる面子が似たようなものにどうしてもなってしまうのは、スポンサーが知っている名前が出ているのが企画を通す事実上の絶対条件になっているからです。(特に昨今の不況の状況だと尚更です)だからどうしても民放はジャニーズ系AKBばっかりになってしまうんですね。つまりスポンサードされているコンテンツ制作の限界はそこにあります。

NHKは国民の聴取料で成り立っているためそんなものはありません。だからまだ面白いか面白くないかで番組の企画がスタッフによって熱心に議論されます。日本のテレビ制作でまだ健全な部分を残している数少ない分野といっていいでしょう。

だから小学校くらいのお子さんをお持ちの方はおわかりでしょう。最近のEテレはヘタな民放のバラエテイを見るよりはるかに面白いです。とくにお勧めなのは「ピラゴラスイッチ」0655 2355 (元電通で「団子三兄弟」も作った佐藤雅彦氏が企画)他に「日本語であそぼ」を始め知性を刺激する楽しい番組ばかりです。民放の愚民製造機的なバラエテイばかり見ると本当に頭がバカになっていきますがEテレの番組はどれも頭、知性、想像力を刺激し、しかも非常にクリエイテイブな番組が多いと思います。

嘘だと思うのなら是非一度ご覧になることをおススメいたします。

私が現在構想している新しい音楽作品を社会的な認知を高める意味でもこの企画を提出するのが最良の方法だと考え、そのために動いてきました。そしてようやくスタート、これからシリーズ定着のために全力を尽くそうと思います。

ということで続編のオンエアが決まりましたらまたお知らせさせていただきます。
よろしくお願いします

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2011年5月28日 (土)

言論を守るべきテレビ局が俳優の言論や思想を封鎖していいのか?

既に報道でもご存じのとおり、twitterでも炎上状態になっているが

■山本太郎、反原発発言でドラマ降板か

俳優山本太郎(36)が26日までに、福島第1原発事故後、反原発を訴え続けたことでドラマを降板させられたと自身のツイッターで明かした。山本は 25日午後9時40分過ぎにツイッターで「今日、マネジャーからmailがあった。『7月8月に予定されていたドラマですが、原発発言が問題になってお り、なくなりました。』だって。マネジャーには申し訳ない事をした。僕をブッキングするために追い続けた企画だったろうに。ごめんね。」とつぶやいてい た。

 さらに同日の午後11時半ごろにも、「抗議するからTV局、プロデューサー教えて、などなど励まし有難う! 外されたドラマでも、現場には迷惑掛けられ ないから言えない。一俳優の終わりの始まりなんて大した事じゃない。(中略)皆で日本の崩壊食い止めよう!」とつぶやいた。

 山本は4月9日にツイッターで「原発発言やリツイートはCHECKされ必ず仕事干される(中略)だからって黙ってテロ国家日本の片棒担げぬ。親不孝許 せ」と宣言し、翌10日に東京・高円寺で約1万5000人が参加した反原発デモに参加。さらに23日に文科省前で行われたデモにも参加し、同省が定めた放 射線量年間20ミリシーベルトの撤回を訴えていた。

実はテレビ局が出演者やスタッフ関係者のブログやtwitterをチェックするのはよくあることである。但しそれは目的があってオンエアする番組の情報が事前に漏れないようにチェックするためである。それは少々神経質すぎると思うくらいチェックされ、それくらいテレビ局というのは守秘義務に関する要求が厳しい。

だがこのケースはその守秘義務とは全く本質的に違うものだ。おそらくスポンサーに原発関連か電力関係がいた、というのも影響しているのだろうがしかし仮にそうであってもそれは俳優やスタッフ関係者個人の思想、言論を統制してよいという理由にはならない。業務上の守秘義務とは全く別のものである。

上記の記述がもし事実だとすればテレビ局と仕事する以上、その人間には思想や言論の自由がない、といっているようなものである。山本氏は原発反対というのは1人の人間として行動したのであって、俳優の場合は1人のプロの俳優としての仕事を行なってきた。なぜその2つが混同されなければならないのか。テレビ局と仕事をする俳優もスタッフも日常生活にて自己の意見、考えを述べることは許されないことなのか?

何よりも今回の問題で深刻なのは伝えらる内容が事実だとすれば本来言論を守る府になるべきテレビ局側が山本さんの言論や思想の封鎖を行なったこと。ドラマ部は報道とは部署が違うから関係ない、などというのは言い訳にならない。こんなことが続くようでは今の民放テレビ局に言論の自由を主張する資格などない。

日本はマスメデイアですら成熟していないことをこの事実は示している。いずれどこの局かわかってしまうと思うので、そういう放送局はみんなで視聴ボイコットすべきであろう。それが彼らにとって一番恐い制裁のはずだから

<追記>

山本太郎さんは今回の騒ぎで事務所を離れられました。日本社会がいかに成熟していない社会であるかを証明する事態です。事務所側は「原発関係の降板」の事実を否定していますが、そうだとすれば今回の山本さんの行動と矛盾しており、上記の記述がほぼ事実に乗っ取ったものである可能性が高い、と判断せざるを得ません。。

山本太郎さんの今後のご活躍をお祈り申しあげます

山本太郎、反原発で事務所辞めた「これ以上迷惑かける訳いかない」
http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20110527-OHT1T00277.htm

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2011年4月18日 (月)

Jin仁に見る日本のコンテンツの海外市場展開ー良質なコンテンツを創れば自然に道は開ける

昨夜からTBSの『JIN-仁-』始まりましたね。普段地上波のテレビは殆ど見ない私でも今回は非常に楽しみにしておりました。

この『JIN-仁-』村上もとか氏の原作も非常に面白いですが、ドラマとしての展開もよくできています。とかく安っぽい過去のトレンデイドラマの焼き直しのような地上波テレビのドラマにありがちなものと違い、歴史考証もよく考えていながらそこに「タイムスリップ」というSF的な要素を取り入れ、「SF時代劇」という新ジャンルを開拓したというのがいいですね。

しかしただアイデアにおぼれるのではなく、現代と江戸時代末期の医療事情 (現代では当たり前になっている外科手術を行なうことがいかに当時難しかったか等々) に目を注ぎながらそこをめぐる人間ドラマ、人間模様を感動的に描くという「ドラマの基本」はきちんと押さえています。しかも『JIN-仁-』のいいところは並の医療ドラマならとかく「重たく」なりがちなところを、非常に軽いタッチで描いているというのがいいと思います。

主演の大沢たかおもいいですね。劇団で慣らした人だけに自然に南方医師を演じています。周囲の役者もなかなかいいです。脚本がよく考えられているだけに役者が生きてますね。やはりドラマや役者を生かすも殺すも脚本次第だということがわかります。

この『JIN-仁-』は既にご存じのとおり海外80カ国放送が決定しており、海外TV番組マーケットのバイヤーが「もっとも購入したい作品」としてカンヌMIPCOM・バイヤーズ・アワードを受賞しています。これは日本のドラマとしては異例中の異例といっていいです。

■SF時代劇「Jin 仁」海外80カ国放送が決定
http://www.spotlight-news.net/news_eo9sXLBfGA.html

海外では確かに時代劇Samurai Dramaーというのは人気がありますが、それを差し引いてもやはり作品の魅力がなければこれだけ多くの国では買われないでしょう。
勿論海外では殆どの人が坂本龍馬とか西郷隆盛といってもわからないとは思いますが、主役の南方医師は「歴史オンチ」いう設定だったことが、海外で日本の歴史を知らない人でも違和感なく見ることができる、というのもプラスに働いたようです。もっとも歴史にちょっと詳しい人だともっと楽しく見れますけどね。

これを考えるとやはり日本の映像も音楽等のコンテンツも海外で評価される作品を作る、というのが重要だと思います。日本のコンテンツ市場の業界関係者は体質的に国内市場しか見ない体質がり、音楽などは作品を海外で売るなんていう発想など考えてもいないケースが殆どです。しかし海外市場で売れるという「前例」がどんどんできれば、これは制作現場にも間違いなくよい影響を与えるし今回のドラマはかなりお金をかけていることもよくわかります。海外でこれだけ買い手があれば予算をかけられますからね。それでもプロデユーサーの石丸彰彦氏はコメントの中で

『JIN-仁-』という作品を一人でも多くの方に見て頂ける機会が増えたことに喜びを感じながら、今回の「完結編」を、精一杯、地に足をつけて頑張っていきたいと思います。(前後略)

この心を忘れず引き続き良質な作品を作り続けてもらいたいものです、昨日の二時間スペシャルはその期待を裏切らないできだったと思います。

とかくネットの中でのコンテンツについての議論に顕著ですが、コンテンツのありかたを問う時にコンテンツを扱う「システム」にばっかり目が行っている傾向があるように思います。しかし最終的にはコンテンツのクオリテイコンテンツがいかに魅力的なものであるかーが最も重要な点であり、逆にコンテンツが魅力的なものでさえあればコンテンツプロバイダーの方が必ず主導権を握ることができるわけです。従って私はパッケージがもはや不要とかー配信云々とかいうのは結局表面的な議論に過ぎないのではないか、という気がしています。

ただ『JIN-仁-』のような魅力的なコンテンツはそうそう滅多に生まれるものではないことも事実です。どうもネットやハード系の一部の人たちに音楽や映像は「簡単にできるもの」などと思い込んでいる人たちがいるようですが、魅力的なコンテンツを創るというのがいかに大変な作業であり、そうそう滅多に創れるものではない、ということは声を大にしていいたいところです。

だからネットではコンテンツを安売りするのが「市場原理で健全」であるかのような議論がありますが、付加価値のあるコンテンツについては安売りなどする必要は全くないのです。それも一部の人が大好きな「市場原理」でもあることをお忘れなく


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2011年4月 1日 (金)

何が不謹慎? 何が不適切? テレ東に抗議のメール&電話が600件や昨今の過剰な「自粛モード」に鑑み

■「アニメ番組を流すのは不適切」、ーテレ東に抗議のメール&電話が600件

http://www.sanspo.com/geino/news/110401/gnj1104010506019-n1.htm

先月の震災発生後から次の日の夜の午後11時55分, 災害報道で最長となる33時間1分の特別報道番組を連続放送。その後レギュラーのアニメ番組「テガミバチ」(土曜後11・55)を放送した。この対応に「アニメ番組を流すのは不適切」などの抗議が殺到したという。

実は先月映画関係者の飲み会がmixi上で企画されていたが、「不謹慎」だといって荒らしをやらかしたバカがいた。何でも「不謹慎」「不適切」という言葉を使えば正当化できると勘違いをする輩がネットでもリアルな社会でも少なくないらしい。

まず、何をもって「不適切」「不謹慎」なのか?

まともな神経の持ち主なら33時間も災害のひどい状況を連続して見せられたら誰だって気がめいるだろう。実際子供の中には繰り返し放送されるテレビ映像をみてPTSD(心的外傷後ストレス障害)の症状を呈した子供たちもいた。そのためその合間にアニメやそういった「災害でない」映像を見せることは寧ろ精神を安定させるためにも必要である。この抗議をしていた人たちは何を根拠にそれを「不適切」といって抗議したのだろうか?

それに少なくともこの抗議していた人たちが被災者であるとは考えにくい。まず震災発生後の次の日であり、殆どの被災者は避難するのが精一杯のはず。とてもテレビなど見る時間などあるはずがないし、だいたい被災地の殆どは停電だったはず。放送局に抗議する時間的余裕も精神的余裕もないはず。だとすればいわゆるバカなヒマ人が勝手に「不謹慎」「不適切」という言葉を「荒らし」の道具として使っている可能性の方が高い。

震災直後、イベントやライブの殆どが中止になった。勿論震災直後は交通や電気事情の関係でやむをえなかった面もある。計画停電も最近は行なわれていないようだが復旧していない火力発電所等も多いためまだ正式に終わったわけではない。

とはいえいまだ音楽会、コンサートを開くことを始め、飲み会を開く、その他イベントを行なう等を「不謹慎」「不適切」という雰囲気が根強くある。しかしコンサートをやるミュージシャン。街の飲み屋やレストラン、イベント屋だって生活がある。そのためにミュージシャンもライブをしなければならないし、イベントだってやらないとそれを生業をしている人たちは食っていけない。その生業をやることが「不謹慎」「不適切」なのか?

二十二年前の前の天皇が危篤→崩御の時も過剰なほどの「自粛モード」になった。阪神大震災の時もそうだが、今回の東日本大震災もかなりひどい。

ちなみに有名すぎるほど有名な記事だが、おちまさとさんが『不謹慎』とは何か。 という記事を書いているが私は全面的にこの記事に同意する。

http://ameblo.jp/ochimasato/entry-10830934123.html

あと先月はやむなく中止になった弊社アーチストの奥津恵の3日、日曜日のライブは予定とおり行ないます。寧ろこういう時だからこそ音楽のメッセージを伝えることが重要だとかんがえるからである。

 

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2011年2月28日 (月)

第八十三回オスカー受賞者と感想

さきほどロサンジェレスのコダックシアターにて第八十三回オスカー授賞式が閉幕しました。

主な受賞者は以下のとおり

作品賞        King's Speech

監督賞        トムフーパー (King's Speech)

主演男優賞
     コリン・ファース(King's Speech)

主演女優賞     ナタリー・ポートマン (Black Swan)

助演男優賞     クリスチャン・ベール (The Fighter)

主演女優賞     メリッサ・レオ  (The Fighter)

最優秀アニメ作品  Toy story 3

撮影賞         Wally  Pfister (Inception)

編集賞         Angus  Wall and Kirk Baxter (Social network)

最優秀歌曲(主題歌) Randy Newman (Toy story 3)

最優秀音楽       Trent  Reznor and Atticus Ross  (Social network)

その他全部書くスペースはありませんので、他部門の受賞者を知りたい方はこちら (英語です。)
http://www.oscars.org/awards/academyawards/83/nominees.html

これに関する感想は続きを読んでください

続きを読む "第八十三回オスカー受賞者と感想"

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2010年12月17日 (金)

月曜日NHKラジオにて「音楽業界」についてのコメンテーターとして出演します

先ほどNHKのラジオセンターのデイレクターの方よりご連絡いただいてNHKの平日午後五時からオンエアの「私も一言・夕方ニュース」に出演することになりました。
http://www.nhk.or.jp/hitokoto/

テーマは「音楽業界」でどうも私のブログを見て私に白羽の矢をあてたもようです。

NHKですので、せっかくですからこの際洗いざらい云ってしまおうかなとも思ってます。

5年前くらいから音楽業界に対して警鐘を鳴らしていたんですが、業界人の大半は私のいうことに耳を傾けるどころか、脅迫すら行ないました。
あれから状況はどんどん悪くなっているんですが、まだ今に至っても考えを改めようという動きは見られません。
ただ、そうはいっても業界の現状を危惧し応援していただいた業界関係者の方もおられましたのが救いではありますが、

私が出演するのはNHKのAM総合ラジオ午後5時半頃に出演する予定です。

よろしければ聞いてください。
http://www.nhk.or.jp/hitokoto/


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2010年12月12日 (日)

坂の上の雲ー正岡子規の凄まじい芸術家の生き様

坂の上の雲が先週から始まりました。本来は私のもう1つのブログで書いていることなんですが、今日は正岡子規の死を描いた関係で子規の凄まじいまでの芸術家魂について書きたいと思います。

それにしても香川照之の演技はすばらしいです。龍馬伝での岩崎弥太郎も何ともいえない存在感を出していましたが、坂の上の雲での正岡子規の演技は圧倒されました。そして芸術家としての正岡子規の生き様についていろいろ考えるところが出ました。

正岡子規は結核から脊髄に結核菌が入る脊椎カリエスを発症していたとされ、最後はドラマでも描かれていたように殆ど寝たきりの状態だったようですが、逆に病床に付してから創作活動が活発になっている点が特筆すべきです。そして自らの病について述べながらも作品には悲壮感も暗い影もなく、自らを客観視している観もあります。だからその作品には何か人を動かす要素があるのかもしれません。

絶えず自分の死と向かい合わなければならない環境でありながら、そのことを不幸だとも思っていないたくましさを感じます。現代に住む我々はなかなか日常的に死と向き合うことはないですが、死が日常になると逆に人間は強くなるのかもしれません。

子規の最晩年の作品を見て最近の音楽に照らし合わせますと私はある偉大なロックアーチストの事実上の遺作を思い出します。それはQueenの"Made in Heaven"(1995)です。このアルバムが発表されたのは既にフレデイーマーキュリーの死後4年後で、残っていた録音を残りのメンバーがミックス、マスターしたもので殆どはフレデイーHIVの病魔に冒されてからのものです。しかしこのアルバムはQueenが出したアルバムの中でも最も明るい曲が収録されており、既に死と直面していたにも関わらず夢と希望にこのアルバムがあふれていることです。

極限状況にアーチストが置かれると逆に健常者の我々には想像もつかない力が湧き出てくるのかもしれません。勿論実際のMade in Heavenの録音現場は坂の上の雲における正岡子規のような凄まじいものであったことは想像に難くありません。

私はMade in Heavenの"I was born to love you"をオーケストラとバンドのために編曲したことがありますが、逆にこの曲から何かエネルギーをもらっているような感じでこの曲を編曲しました。正岡子規の門人であった高浜虚子、河東碧梧桐、伊藤左千夫、長塚節は皆明治以降の文学運動で大きな力になっていきました。もしかしたら病床の正岡子規から何らかのエネルギーをもらったのかもしれません。

凄まじい生き様だった正岡子規 芸術家とはかくありたい


いよいよスペシャルドラマの第2弾が放送!3年がかりのドラマも佳境に!今のうちに前回の復習をしたり、ドラマの背景について知っておくと、より一層楽しめます。司馬遼太郎の原作も

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2010年11月29日 (月)

龍馬伝の音楽の佐藤直紀氏

さて、NHKの大河ドラマの「龍馬伝」、私個人は一年間楽しませてもらいました。

詳しい感想はこちらをご覧いただくとして

ここでは今年の「龍馬伝」の音楽を担当した佐藤直紀氏について述べたいと思います。

佐藤直紀氏についてはwikiをご参照いただくとして
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BD%90%E8%97%A4%E7%9B%B4%E7%B4%80

実は今回の「龍馬伝」の音楽はNHKにしてはかなり斬新な音楽の使い方をしていると思います。賛否両論あるようですが私はかなり劇伴音楽の作品として評価しています。
今回の佐藤直紀の音楽にはインド風の音楽、時にはスパニッシュギターの音楽、また時にはエンヤを思わせるようなサウンド(龍馬が暗殺された時にも使われていました)と実に変幻自在。、歴史ドラマ、時代劇では普通は使わない音楽にしておりそれが不思議に映像にマッチしていました。今までの大河ドラマのクラシック一辺倒のドラマ音楽とは明らかに一線を画しています。武満徹さんが時代劇の映画にガムラン風の音楽を使ったという例がありますが、今回はかなりそれに近いですね。正直聴いていてなかなかやるな、と思いました。

正直私は今までのNHKの大河ドラマの音楽はあまり好きになれませんでした。特にいかにも「芸大的なサウンド」のドラマ音楽には正直壁壁としていました。ちなみに昨年の天地人はド ラマとしては最悪でしたが、大島ミチルさんの音楽はよかった。大島さんはユニット「式部」のメンバーで私はその片割れの篠崎正嗣君と仕事をしたことがあります。やはりポップス的な感覚をきちんと持っている劇伴作家でないとこれからは駄目ですね。

劇伴や映画音楽をやる場合、クラシック音楽の素養は確かに大事です。だけどクラシック音楽の語法だけではもはや不充分といえましょう。私はよく久石譲さんのスタジオでレコーデイングしていましたが、(今のスタジオではなく、前の六本木のスタジオー現在の六本木ヒルズの場所です)久石さんもクラシックが基本だけど、ちゃんとロックやジャズ、テクノといった素養も持っています。だからこそあそこまで成功したのだと思いますね。

佐藤直紀氏もクラシック系は勿論、ポップスの感覚もありかなり幅広い音楽の素養を持っています。なかなか新鮮な感覚のドラマ音楽も楽しませてもらったと思います。

私も負けないようにしなくては


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2010年11月12日 (金)

i-tunesで早速映画をダウンロードしました。

さて論より証拠、実際にi-tunesで映画をダウンロードしてみることにしました。

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ダウンロードしたのはもう一度みたいと思っていたBlind Side(邦題:しあわせの隠れ場所)、あのサンドラブロックが「肝っ玉かあさん」の役を演じ、黒人の孤児、マイケルオーアを養子にしてNFLの選手として成功するという話。 嘘のような話ですがアメリカ人なら誰でも知っている実話です。二時間8分の映画です。

さて一番気になったのはダウンロードする時間、Mpeg4という圧縮技術を使っているとはいえ、二時間8分の映画をダウンロードするのにやはり一時間かかりました。実はこれでも予想より速かったです。

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画質はまあパソコンで見るには十分ですかね。解像度もまあまあです。

あとはダウンロードにかかる時間でしょうか。一時間以上待つのなら近くにTSUTAYAがあるのならTSUTAYAに行った方がいい人もいるでしょうけどね。

アメリカのように国土が広い国ではダウンロードに一時間以上かかろうが問題ないでしょうけどね。店にいくだけでそれくらい時間がかかる場合がありますから...

ちなみに料金は

レンタル 

     SD(スタンダード)  HD(高品位)

 新作     400円                         500円

  旧作      300円          400円

       200円          300円

販売 

     SD(スタンダード)  HD(高品位)
 

 新作     2000円                         2500円

  準新作    1500円          2000円

 旧作   1000円          2000円

だそうです。

デジタルだからダウンロード数も、レンタルの実態もかなり正確に把握できます。

私はとりあえず仕事場で作業することが多いので、案外重宝するかもしれません。

ちなみに私はNFLはNew York Jetsのファンなんですが、このBlind Side(邦題:しあわせの隠れ場所)を見てから、マイケルオーアが所属するBaltimore Ravensも応援するようになりました。マイケルオーアがいるおかげでRavensのクオーターバックのジョンフラッコはNFLでもっともサックを受けていないクオーターバックになっています。

この映画のすごいことはこの映画が実話だ、ということです。多少脚色がありますが...

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iTunes映画配信開始 1000本以上を販売・レンタル

アップル:日本の「iTunes Store」で映画配信を開始 1000本以上を販売・レンタル

http://mainichi.jp/select/biz/bizbuz/news/20101111dog00m020065000c.html

i Tunes映画配信開始。「1,000本は始まりに過ぎない」 -Appleに聞く。「ソニーが参加するのであれば歓迎」(AV watch)

http://av.watch.impress.co.jp/docs/topic/20101111_406172.html

まあ正直ついに来たな。という感じ。

アメリカでは映画はもはや配信が中心になっていた関係でブルーレイに関してそんなに関心がわかなかったというが、日本で本格的にサービス開始になりこれが日本の市場にどう影響するだろうか。

一応これから音楽の面で映画に関わろうと思っているのでこの問題は私にとっても大いに関係が出てくる。ファイル形式はi-tunesである以上mpeg4だろうが、気になるのは平均二時間ー二時間半くらいの長さになると思われるコンテンツをダウンロードするのにどれだけ時間がかかるのだろうか。 自分は仕事でファイル形式が違うとはいえ二時間以上のmpeg2ダウンロードするのに半日以上かかった記憶がある。(私の環境は光ファイバーで1Gである)しかし映画一本ダウンロードするのにそんなに時間がかかったらとても普及しないだろうから、何らかの方法で高速ダウンロードできるようにしているのだろう。

こういうニュースでまたパッケージ不要論が台頭すると思われるから次の記事でその点について論じようと思う。

 iTunes Store(Japan)

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2010年10月12日 (火)

拙フィルムスコアCGアニメ "Yama-Oni" が取手野外映画祭で「ビアンの会賞」受賞!!

私が音楽を担当したパイロットCGアニメの"Yama-Oni"ですが、取手野外映画祭にて「ビアンの会賞」なる賞をいただきました。

http://www.mrym.jp/torideeiga.html

小さな映画祭の小さな賞ですが、そもそもパイロット版(つまりデモ用)のために作ったもので映画祭に入選などということは全く考えていなかったのが正直なところです。それだけに価値はあると思っています。

私自身は会場にはいっていませんが、プロデユーサーのさかはらさんの話しだと「澄んだ画力が際立っていることはわかった」といっていましたので、まあCGの中村啓さんの画力が評価されたのでしょう。

とはいえ、あくまで制作資金を作るのが目的ですので、これを機会に改めて皆さんの支援のほどをお願い申し上げます。ちなみに目標資金は101万円で、当たり前ですが殆どが実費で我々の手元には殆ど残りません(笑) たぶん最終的にはこれよりもっとかかると思われますが、現在は今回の賞金を入れても三十万余(!) まだまだ先が長いです。(^^:)


改めて今回の"Yama-Oni"です。これをベースに本作品”伝説ー(Legend)" という作品にする予定です。
引き続きこの作品の支援の方をよろしくお願い申し上げます。

詳しくはこちらをご覧下さい。

http://teamoscar.cocolog-nifty.com/teamoscar/2010/09/yama-oni-69cb-1.html


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2010年9月19日 (日)

映画「アポロ13」に見る悪い流れを少しでも変える方法

実は昨日何を思ったか急にトムハンクス主演の「アポロ13」を見ました。

 

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ロンハワード監督の佳作品だが、トムハンクスの演技力からエドハリスの存在感あふれる演技を始め見応えは十分にある。やはり映画っていいもんですね。

ご存じない人のため、NASAが地球から月に向けての宇宙探査プロジェクトで始めて人類が月にたったアポロ12号のあとを受けたアポロ13号、不慮の事故のために月着陸を断念し辛うじて月に帰還した話です。詳細を知ると絶望的状況(ロケットの側面が爆発で吹っ飛んでいた)をいかに克服して3人の宇宙飛行士を帰還させたが、ということが描かれています。内容を見ればみるほど本当に無事に地球に帰還できたのが奇跡に近い状況だったことがわかります。

登場人物は全て実在の人物ですが、細かい部分で史実と違う部分はあります。しかしそれは置いといて、ここでエドハリス演じるジーンクランツ管制官の言葉が今の私たちにすごく参考になるのではないか、と思いましたので引用します。

(事故発生後、狼狽するスタッフに対してクランツ管制官が発した言葉)

1."Let's stay cool people, Let's work the problem. Let's not make situation worse by guessing" 
(みんな冷静になろう、問題に取り組もう、勝手に推定して状況を悪化させてはならない)

2."What's in the spacecraft that is good?" 
(現在のアポロロケット内で使えるものはなんだ?)

3."I don't care about what's this is build to do, I care about what's this can do" 
(何のために作られたなんてことはどうでもいい。この機器が何ができるか、を知りたいんだ)

上記の1.は不慮の事態が発生した時に狼狽したら事態は悪化するだけ、-昔マーフィーの法則(「成功哲学」のジョセフマーフィーとは別人)というのが流行りましたが、不測の事態は発生した時にもがけばもがくほど深みにはまり、事態は悪化します。

これは本当にそうですね。悪いことは重なりますし、冷静さを失ってもがけば事態はさらに悪化します。これは経験上不思議なくらいにそうなりますね。だからこそ冷静になることが必要です。

そして2.の(使えるものはなんだ?)は悪い事態の中でポジテイブなものを捜すことでこれは最悪の事態から切り抜けるために絶対に必要なことです。全てがいい、ということは殆どない替わりに全てが駄目、ということもないんですね。ポジテイブなものを捜すことによって悪い流れを少しでも変えることができます。実際アポロ13号の「奇跡の帰還」はここから始まります。

そして最後の3.は現実を冷静に見て活路を見出せる方法があるかどうか。ここで原則論、建前論は関係なく、「何かできるか」それを踏まえて「どうするのが最善か」を考えることです。結果的にはこれは「奇跡の帰還」につながります。

このクランツ管制官の一連の言動ー実はこれは脚本ではなく本当にこういう発言をしたらしいんですが、これは危機的状況に入った時にどうするのが最善か、を考えるのに参考になるような気がします。

個人的事情からすればここ数ヶ月は私の業務にとって決していい状況ではありませんでした。今少し持ち直し始めていますがまだまだ楽観できません。そんな状況でこの「アポロ13」はある意味勇気を与えてくれた気がします。

音楽業界もかなり絶望的状況ですが、この「アポロ13」が何かヒントを与えてくれるのでは、とも思いますがいかがでしょうか? おっともう業界に関する記事は当面書かないはずでした。


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2010年9月 6日 (月)

CGアニメ パイロット版 Yama-Oni  公開

先日からこの記事で書きましたCGアニメのパイロット版の映像です。

Yama-Oni

<スタッフ略歴>

さかはら あつし 企画、プロデュース

1966京都生まれ。

2001年「おはぎ」(アソシエートプロデューサー)がカンヌ映画祭でパルムドール賞受賞

2005年「Destined(短編)」を監督(未発表)

2010年、自伝「サリンとおはぎ」を発表。

ストーリーの開発を得意にする。

Kei (Kei Nakamura)CG制作、脚本
1977年山梨県生まれ。金沢美術工芸大学卒。CGアーティスト/デザイナー。
CGについては大学卒業後、一年間独学で習得。六年間ゲーム会社に勤務後、個人事業主(フリーランス)に。日頃、CGデザイナーとして多くの業務に従事する。 自主制作については、3Dをベースにリアル/アニメ調を使い分ける。

2008年作品「美吉野の炎」など。
ツールはLightwave3D、3dsMAX、Z-Brush、Photoshop、AfterEffects、Flash、Illustrator等。

大野 恭史楽曲制作
作曲,作詞,編曲,ピアニスト キーボード奏者。

ロックバンドのメンバーやヒーリング音楽の作家として多方面で仕事をする。

ゲームーリトルラバース(1996,98)、映画ー戦慄の閉鎖病棟(1999)、ドラマー君にしか 聞こえない-Calling you(2003) アーケード版ゲーム機動戦士ガンダム-G-BOS 国内外の映画祭で受賞した「俺たちの世界」等の映画音楽劇伴音楽を手掛ける。

またロック名曲をオーケストラにアレンジした「ロックサウンズウイズサロンオーケス トラ」の編曲、プロデュース 21年ぶりに復活するリリーズのアルバムやコンサートのアレンジもてがける。

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2010年8月28日 (土)

CGアニメのフィルムスコア

現在CGアニメの音楽のフィルムスコアを制作しています。

このCGアニメは最終的には20分ほどの短編ものになりますが、まずはその前段階である1分45秒くらいのパイロット版の制作を行ないます。CGの映像は非常に完成度の高いものでアニメ、といってもいわゆるアキバ系のようなものではなく、強いていえば雰囲気だけですがジブリに近いかもしれません。しかしCG画像はこのクリエーター独自の個性がよく出ているものになっていると思います。

実は先日の打ち合わせでは後半部分は本当に骨組の部分ースケルトンーしかできていなかったんですが今日はその残りの作業を行ないました。まだ楽器の音を削ったり、あるいは足したりする必要の部分があると思うので、もう少し検討した方がいいかもしれません。週明けにはCGクリエーターにTDまできちんとした音楽ファイルを送る予定です。

今回はあくまでパイロット版ーいわばデモ用の作品ーなのでこれは第一歩というよりまだ第0歩といったほうがいいかもしれません。出来上がり次第Webでも公開する予定です。あとはWeb公開から本チャンの制作にいつ開始できるかは映画プロデユーサーのSさんの力次第です。Sさん、でも本気になっているようなので期待はできますが..

尚、以前の話からすればちなみにこのコンテンツ非商材コンテンツになります。だからWebで無料公開するわけですが..

できあがり次第公開します。乞うご期待。


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2010年7月25日 (日)

「CX26時間テレビ」ー今の地上波テレビは「愚民製造機」

昨日まで家族旅行行っていたのだが、帰るなり娘がCXの「26時間テレビ」を見るにつけ、やはり相も変わらずくだらんお笑いをやっているなあ、と思ってしまった。
まあ私は日テレの「24時間テレビ」に対しても批判をしたが一応あれはまだ、その実施方法、手段等には問題があるが一応建前上「チャリテイー」という大義名分があった。しかしCX「26時間テレビ」はいまだにどんな意味があるのかさっぱりわからない。ただ延々とお笑い連中がどうみても内容のないバラエテイーを流しているだけである。それも芸をしているんじゃなくて、アホな失敗や「いじめ」に近いしうちにして視聴者のお笑いを取る手法。 これは「笑わせている」のではなく「笑われているーつまり嘲笑されている」状態である。

芸人は本来なら自分の実力で笑わせるものだと思うが、今の芸人はカメラの先にある視聴者の顔色を窺ってるだけ。というか、そうじゃないとテレビメデイアに出れないようになっていると思われる。 こんなものを見ていると脳みそが溶けそうで耐えられん。

あるいは、権力者がマスメデイアを使って一般庶民の「脳みそ」を溶かし、庶民全員を「思考停止」させ、ただメデイアや権力者のいいなりになる国民に洗脳する

もしかしたらそれがメデイアとそれを操る権力者たちの本当の目的なのか?

注:マスメデイアが権力と対立する、などというレトリックを本気で信用している人間はいないだろう。記者クラブの例を見る間でもなく、権力者たちの情報操作に加担しているのは明らかである。

そう勘ぐりたくもなる。

今の視聴者が求めているのは「芸」ではなく「嘲笑」

同じように音楽も伝えたい音楽なんか全く求められていない。ただメデイアのBGMと化し使い捨てにされるものしか求められていない。

あえていう、

音楽にしろ、「お笑い」を始めとする「芸」にしろ、そして勿論アートにしろ、地上波のテレビが全て駄目にした、といっても過
言じゃないと思う

はっきりいおう 今の地上波テレビは「愚民製造機」である

もしこれがこの国の権力者たちの陰謀だったとしたら ?


音楽、アート、芸能。全てを使い捨ての消耗品にして、メデイアを通して権力者のいいなりに気がつかないうちにさせられているとしたら?

あなたはそれでも地上波のテレビを見続けますか?

だが、残念ながら、 この国はおそらく永久に地上波のテレビがダントツの影響力を持ち続けるだろう。
少なくとも日本ではそれは揺らぎようがない。残念ながら...

「オレはテレビなんか見ない」なんているネット小僧も、ブログや掲示板に書いている内容を見れば地上波のテレビで話題になっていることばかりだ。 ブログにしても2ちゃんにしたって、結局は地上波テレビねたの記事が圧倒的にアクセス数を稼いでいる。 これは否定しようがない紛れもない事実だ。

ここが変わらない限り、文化の使い捨て状況は続くだろう。
そしてテレビが作る大量の愚民が、文化、芸術の存在価値を理解する必要性というものに関して極端なほど鈍感になっていく。

それはもう絶望的なほどにだ。

誰かがこれを変えなければならない。 いっそのこと地上波テレビは全てつぶれてくれないか、とさえ思う。
でないと、21世紀後半には殆ど「文化」「芸術」というものがこの世から消え去ってしまうであろう。

そしてそうなっても愚民製造機である地上波テレビによって洗脳された人々の大半はそれに対してなんとも思わなくなるだろう


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2010年6月28日 (月)

武蔵野映画祭

昨日さる映画製作会社のプロデユーサーの方のお誘いで武蔵野映画祭に行ってきました。

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ショートフィルムノミネート作品+1作品で9本、上映後映画監督の篠原哲雄、武正晴、三宅伸行氏のトークセッションもあったようですが、私はご存じのとおりライブを控えていたのでショートフィルム6本を見ただけで会場を後にしました。

誘っていただいた映画プロデユーサーの方の作品はオープニングに上映され、さる売れないミュージシャンを題材とした作品でした。自分に直結する話なので何か身につまされた気分になりました。でもよく現実を描いていたと思います。

それにしても自主制作のショートフィルムは独特の雰囲気がありますね。ノミネート作品といっても全部は見ていないですが、その中で見た範囲の作品でいえば帯に短し、タスキに長しといった感じでしょうか。脚本がまあまあでも出てる役者がいまひとつだったり、逆に役者がよくても脚本が今ひとつだったり 両方いい作品って少ない感じがしますね。「俺たちの世界」の中島良監督のようなインパクトのある作品はなかなかないんですね。もしかしたら見そびれた作品の中にあったのかもしれませんが...

会場でその
映画プロデユーサーの方にご挨拶し、とりあえずそのプロデューサーは音楽について相談をしてくれるという言葉をいただきました。 但しギャラは応相談、だそうです。(笑)
でもいい作品になればそれでもいいですけど...

しかし音楽は昨今の機材の関係で一人で作ろうと思えばできます。 でも映画はそうはいきません。役者さんだけでなく照明、音声、メイク、衣装等 必要な予算も音楽とは桁が違います。あわせて昨今の不況の情勢で資金繰りはどこも楽でなく、その意味では音楽の世界以上にきつい業界環境かもしれません。日本の映画製作の現場が元気になるように願いたいものです。 

取り合えずこちらはソフトシンセのViennaの環境を充実しますので、映画のニーズには対応可能な体制を整備していこうと思います。
映像や劇伴のための音楽はBGM会社にいた時代を含めると私にとっては癒やし系より長くやっている分野の仕事です。まあ年喰ってもできる仕事なのでこれからまたこれを重点的にやっていこうと思います。


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2010年6月24日 (木)

気がついたらBS2のアマデウスディレクターズカットに見入ってしまいました(^^)

昨日が少々しんどい一日だったせいか、今日は夜結構疲れてしまいましてたまたまNHKのBS2をつけたらアマデウスーディレクターズカットをやっていたので気がついたら見入ってしまいました。オリジナルの公開映画はもう何回も見ていますので、セリフすら覚えていますがよく考えてみればディレクターズカットはあまり見ていなかったかもしれませんので、

この映画はごぞんじ、イギリスの劇作家ピーターシェーファーの原作の映画化ですが、やはり衣装はオスカーを取っただけに綺麗ですね。オリジナル版と比べて20分ほど長いです。

Amadeus

僕は昔は「クラシック少年」だったこともあり、基本的にモーツアルトは好きなんですが、最近モーツアルトを聴いていないので、モーツアルトの曲を流しながらの映画なので自然に見いちゃったんですかね? 作曲家アントニオサリエリ、がモーツアルトを「殺す」という設定になっていますが、実は噂の出所はわかりませんが当時からサリエリがモーツァルトから盗作したり、毒殺しようとしたなどという噂が絶えず、サリエリ本人を苦しめました。

まあサリエリ、とモーツアルトが実際に対立したなどという記録も残っていますし、長年サリエリ宮廷楽長の地位を独占したのがそういったあらぬ噂をまきちらした原因のようですが99%以上の確率でそれはデマといっていいでしょう。だいたい宮廷楽長のトップが映画にも出ていました皇帝ヨーゼフ二世の死後、リストラされたモーツアルトを殺したところで何のメリットもないわけですから、根もはもない話といって差し支えないと思います。

勿論映画のストーリーにあるようにサリエリモーツアルトにレクイエムを委嘱したという事実もありません。(これは明確に別の依頼人が存在します) まあこの映画のモーツアルトはあまりにもくだけた、おちゃらけ気味のキャラクターだったために一部のクラシック愛好家や音楽大学関係者から不興を蒙りましたが、モーツアルトスカトロジー(シモねた、うんこねたを多用)の傾向が極めて強かったことがわかっており、まあ人物像としては当たらずとも遠からずだと考えていいと思います。

しかし仮にモーツアルトが現代に生きていたらヒット作をバンバンとばしたポップスの作曲家になっていたかもしれません。彼のメロデイーはキャッチーであると同時に芸術性としてもすぐれており、その面では大衆性と芸術性が見事に融合していた数少ない作曲家の1人といっていいと思います。私がモーツアルトが好きなのはクラシック音楽だからではなく、モーツアルトの音楽のその両面性に魅かれるんですね。

個人的にはガーシュインにもその要素を感じるんですが、現代の音楽の世界が忘れてしまった「何か」をこのモーツアルトの音楽は持っていると思います。

そんなわけで見入ってしまったおかげでいい気分転換になりました(笑)

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2010年5月22日 (土)

NTTページから削除された「イチロー」の「エコ」CM

今オンエア中のNTTのCM「CDを買いに行くのをやめて、携帯でダウンロードしよう、それがエコ」とイチローがいう内容だが、その関係で当ブログの以前の記事のアクセス数が上がったがあんまりこういう内容でアクセスがあがるのはどうかな(苦笑)

まあこのCMに関しては私を含め既に多くの人が「ひどいCM」といっているし、配信=エコ、CD=反エコなどという短絡したメッセージは音楽関係者だけでなく多くの音楽愛好家の逆鱗に触れた。

さすがにNTTもまずいと思ったのか当該CMが当初、NTTのホームページにアップされていたが、5月21日の夕方6時くらいまでに、当該ページから削除されたらしい。

当初アップされていたページ。現在も古いCMは残っている。
http://www.ntt.co.jp/cm/index01.html

まあ全ての物販が反エコ、外に行くのも反エコ、これじゃ野球やスポーツ観戦など全ての外出が反エコといっているに等しい内容のCM、イチローはただ言わされているだけでかわいそうではあるのだが、本人にとってもイメージダウンのCMになってしまった。

前の記事にも書いたけど、このひどいCMはIT系企業の一つの体質を測らずも露呈してしまったといえよう。以前EC(!! 流行ったねえ、この言葉ー今時この言葉が最先端の言葉なんて誰も思わないでしょ?)なんて言葉がマスメデイアを闊歩し始めたころ、ての商取引がECによってとって変わり町中から店舗がなくなるだろう、なんてことを大真面目に論じてい た人がいたけど、今回の論理も全くその論法と同じ。CDやモノを買わず全て配信や携帯による発注だけにしましょう、「実際に会うより、電話会議」、「週に1回会社に行かず、自宅で仕事」要は人が移動することがエコじゃない、という論理だ。みんな家に引きこもるのがエ コといっているのに等しい(笑) IT関係者はいまだにECによって世の中から全ての店舗がなくなる、と本気で信じている人間がいるようだ。結局この時代から何の進歩もしていないことが測らずも露呈したといっていい。 

姑息なのはそれを「エコ」という言葉を使ってそれを「正当化」しようとしている点

でもコワいのはこういうメッセージを鵜呑みにする人間が少なくない、ということ。何せメデイアリテラシーは世界でも最低レベルの国だから

まあ良識のある人間が反発したので、いくらなんでもこの該当CMを流すことはNTTはもうしないとは思うが、それにしてもIT系企業のこういう短絡したマーケット観、世界観が大手を振って罷り通っているというのは困ったものである。


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2010年3月 8日 (月)

オスカー2010年 NFLファンの私は"Blind side(邦題「しあわせの隠れ場所」)がおすすめ

今日は仕事で外出していたので始めの部分しか見れませんでしたが、司会がステイーブマーチンとアレックボールドウインの二人の息が結構合っていた印象があります。
「アバター」のキャメロン監督とキャメロン監督の元妻のキャスリン・ビグローの一騎打ちとなりましたが結果は以下のとおり、元奥さんのピグロー監督がいろいろとゴタゴタがあったにもかかわらず圧勝となりました。

▽作品賞
「ハート・ロッカー」

 ▽監督賞

キャスリン・ビグロー(「ハート・ロッカー」)

 ▽主演男優賞

ジェフ・ブリッジス(「クレイジー・ハート(原題)」)

 ▽主演女優賞

サンドラ・ブロック(「しあわせの隠れ場所」)

 ▽助演男優賞

クリストフ・ワルツ(「イングロリアス・バスターズ」)

 ▽助演女優賞

モニーク(「プレシャス」)

 ▽オリジナル脚本賞

「ハート・ロッカー」(マーク・ボール)

 ▽脚色賞

「プレシャス」(ジェフリー・フレッチャー)

 ▽長編アニメーション賞

「カールじいさんの空飛ぶ家」

 ▽長編ドキュメンタリー賞

「The Cove」ルイ・シホヨス監督

 ▽外国語映画賞

「瞳の奥の秘密」(アルゼンチン)

 ▽美術監督賞

「アバター」

 ▽撮影賞

「アバター」

 ▽衣装デザイン賞

「ヴィクトリア女王/世紀の愛」

 ▽編集賞

「ハート・ロッカー」

 ▽メイクアップ賞

「スター・トレック」

 ▽作曲賞

「カールじいさんの空飛ぶ家」

 ▽主題歌賞

“The Weary Kind (Theme from Crazy Heart)”(「クレイジー・ハート(原題)」)

 ▽音響編集賞

「ハート・ロッカー」

 ▽音響録音賞

「ハート・ロッカー」

 ▽視覚効果賞

「アバター」

 ▽短編アニメーション賞

「Logorama」

 ▽短編実写映画賞

「The New Tenants」

 ▽短編ドキュメンタリー賞

「Music by Prudence」

さて、今年のノミネート作品の私のおすすめは実は「アバター」でも「ハートロッカー」でもありません。やはり映画の王道をいっている作品でしかも実話の"Blind side(邦題「しあわせの隠れ場所」)です。
これは今年入団したNFLのボルテイモア レイヴンスOT(オフェンシブ・タックルーオフェンスチームのフロント5人で「司令塔」クオーターバックを守るのが役目)の実在の選手、マイケル・オーア( Michael Oher)の半生を描いたストーリーです。マイケル・オーアを保護して養子にしたリー・アン・トウーイーさんサンドラ・ブロックがやってます。
黒人のスラム街のホームレス少年を保護し、養子にして実の子同様に育てマイケルをプロのNFL選手にした、というおとぎ話のような実話を映画にしたものです。まだ人種差別意識の強い南部州でのできごとを、事実を淡々と描いているのが余計に感動を呼びます。
ちなみに"Blind side"のトレーラーです。



ちなみに実在のリー・アン・トウーイーさんはこういう感じの人です。


実在のマイケル・オーア選手です。(Baltimore Ravens)

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アメリカンフットボールを知らないと理解できない部分もありますが、純粋に感動できる映画としておすすめです。見て損にはならないと思います。

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2010年1月 9日 (土)

「めちゃ×2イケてる!スペシャル」 だめだ!! 耐えられん 吐きそうだ!!

うちの子供は喜んでみているんだがオレはもう耐えられん。なんでこんな拷問に耐えなければならんのだ!!

今フジテレビでやっている「めちゃ×2イケてる!テレビの力は超無限大お年玉自腹スペシャル」でどちらがより「音痴」に歌っているかというコーナーをやっているのだが、もう聴くに耐えない。こんな状態で家族団欒になれるわけがない。
http://www.fujitv.co.jp/MECHA/index.html

うちの子供はよくこんなものを楽しんでみている。
冗談じゃない。人間の感性を壊す番組だ。 教育上いいわけがない。

出てくるどちらのタレントも半端じゃなく音痴だが、それにも増して「お前ら音楽を何だと思っとるんか!!」と怒鳴りたくなった。

オレの知り合いの制作会社の社長が見たら怒髪天を抜いて怒り狂うだろうな。音楽を茶化しの道具にするとは、文化というものを糞尿同然に思っているとしか思えん!! これは音楽文化の冒涜と音楽家全員への侮辱である。

最近のテレビのバラエテイを見ると脳みそが溶けそうになる。ホントにマジに気が狂いそうになった。もう耐えられん!! 吐きそうだ!!

こんなものを見るのを許したら人間がバカになる。というか最近のテレビは国民を愚民化させようとしているとしか思えん!! これからテレビ禁止令を出そうかと思い、今家の中が険悪な雰囲気になっている。

やはり地上波テレビの視聴ボイコット運動でも起すか。

マジで本当に発狂しそうになった。地上波テレビ、特にフジテレビは国民の感性を鈍感にし、脳みそを溶かし愚民化させるのが目的の会社らしい。

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2009年11月20日 (金)

映画「俺たちの世界」公開にあたって

さて、しつこいようですが明日から渋谷ユーロスペースにて私が音楽を担当した映画「俺たちの世界」が公開されます。一日一回のみのロードショーですが国内外で受賞し数多くの映画祭で高い評価を得た作品。是非皆さんに見ていただきたくお願い申し上げます。

日時:11月21日より 16:30ー18:20 回、一日一回上映です。(終了日未定)
前売りチケット¥1300 当日..1800
渋谷ユーロスペース「俺たちの世界」ページ http://www.eurospace.co.jp/detail.html?no=239
Euro_map
尚、映画のワンシーンのサウンドトラックや音楽による「俺たちの世界公開記念ー再び勝手にサントラ2」が聴けます。映画のトレーラー(予告編)とはまた違った感じイメージが伝わると思います。

soundtrack_oretachi2.mp3をダウンロード

この映画音楽の作業を行なったのは今から3年前ですが、一度固まったものを何回も手直しして現在の形になりました。実際には今映画で使われている場所の倍以上のシーンで使われていたんですが、結局監督の判断で今のような使われ方に落ち着きました。

まあたいてい映画音楽や劇伴、アニメその他の音楽を書くと実際使われている音楽の倍以上の数の曲を作ります。場合によっては「このシーンでは使わないだろう」と思われる場所でも音楽を用意します。なぜならいつどこで「ここに音楽が欲しい」といわれるかわからない場合があるからです。実際私はMAスタジオである映画監督が急にこのシーンに音楽が欲しいと言い出して大慌ててシンセを弾いて対応した、なんていう苦い経験もあります。(笑) だから音楽は多めに用意する必要があるんですね。

さて、「俺たちの世界」中島良監督にこの映画のワンシーンを初めて見せてもらった時に思わず映像に釘付けになったのを覚えています。作品を見ているうちにこの映画は病んでいる現代を鋭くえぐった作品であることがわかり、たちまちこの映画の音楽を創りたいという衝動にかられたのを覚えています。映画自体は明らかにキューブリックの「時計仕掛けのオレンジ」の影響を強く受けているのがわかったので、キューブリック映画も何回も見て自分で映画音楽に対する考えをまとめました。

勿論その時点で受賞作品になるとは思ってもいませんでしたが、この映画に関った時から必ず注目される作品になる、という確信がありました。その確信は間違っていなかったと思います。

中島良監督は商業映画の世界に入りかなり試練があったようですが、彼ならいつか乗り越えるだろうと思い心配していませんでした。それはプロとして仕事する以上、誰もが一度は通る道ですから..

とにかく今回の公開でできるだけ多くの方に見ていただき、監督の次のステップにつながってくれればいいと思います。そしてできるだけ早い時期にまたいっしょに仕事をしたいと思っています。

関西での上映情報は下のとおり 大阪は11月28日から、京都は12月12日からです。

・大阪第七芸術劇場
こちらはレイトショー公開です。

公開日時:11月28日 (土)~12月4日 21:00ー
会場地図
Oosaka_map
さらに12月12日より京都シネマにてロードショー決定!!
上映時間未定、詳しくは劇場にお問い合わせ下さい。

住所:京都市下京区烏丸通四条下ル水銀屋町620番地 COCON烏丸3F
電話番号:075-353-4723
HP: http://www.kyotocinema.jp/index2.html

Kyoto_map

またチケットは劇場窓口。その他「ファミリーマート」「サークルKサンクス」でオンラインチケットを購入することができます。

前売り券はこちらからもお申し込みできます
「俺たちの世界」公式サイト   http://peijafilm.com/

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2009年11月 6日 (金)

映画「俺たちの世界」が11月21日から渋谷ユーロスペース他にて公開!!

久々にこの話題です。

大野が音楽を担当し、国内外で多くの賞を受賞し数多くの国際映画祭で公開された映画「俺たちの世界」(中島良監督)が11月21日渋谷ユーロスペースにてロードショー決定!!
忘れている方のために「俺たちの世界」はこんな映画です。

第二十九回ぴあフィルムフェステイバル審査員特別賞 他2賞受賞作品

第七回ニューヨークアジア映画フェステイバル最優秀新人賞受!!!

作品は世界の映画祭で高い評価を受けました

第26回バンクーバー国際映画祭 ドラゴン&タイガー・アワード (カナダ)
第37回ロッテルダム国際映画祭(オランダ)
第7回ニューヨーク・アジア映画 フェスティバル 最優秀新人作品賞 (アメリカ)
第10回サンフランシスコ・インディペンデント映画祭 (アメリカ)
第5回メキシコ市国際近代映画祭 (メキシコ)
第14回ブラッドフォード国際映画祭 (イギリス)
ニッポンコネクション 日本映画祭 (ドイツ)
日本映画祭LA (アメリカ)
第10回バルセロナ・アジア映画祭 (スペイン)
第16回レインダンス映画祭 (イギリス)
マサチューセッツ工科大学 上映会 (アメリカ)
第10回ノルチェピング国際映画祭 (スウェーデン)

「俺たちの世界」

出演:谷口吉彦,秦ありさ,奥津サトシ,村上連,赤穂真文,夏柊ナツ/ギー藤田 他

監督・脚本・撮影・編集:中島良
音楽:大野恭史 録音:宮田睦子 メイク:加藤貴世、知野香那子 

プロデュース:尾道幸治 助監督:松下洋平 美術:宮古優美子、佐久間球壱 制作:長瀬拓 バイオリン:斎木なつめ ピアノ:早川真美子 

CG :加藤恒重、粟路理栄 

スタント:柏木カズアキ 宣伝美術:市川愛奈 照明:大島孝雄

・渋谷ユーロスペース公開時間決定!!

11月21日より16:30- 18:20 の回、一日一回上映です。(終了日未定)

またチケットは劇場窓口。その他「ファミリーマート」「サークルKサンクス」でオンラインチケットを購入することができます。
詳しくは11月7日発売のチケットぴあを参照してください。

前売りチケット¥1300 当日\1800 こちらからもお申し込みできます

http://peijafilm.com/ticket

「俺たちの世界」公式サイト   http://peijafilm.com/

渋谷ユーロスペース「俺たちの世界」ページ http://www.eurospace.co.jp/detail.html?no=239

<関西上映予定> 

・大阪第七芸術劇場

こちらはレイトショー公開です。

公開日時:11月28日 (土)~12月4日 21:00ー22:25

http://www.nanagei.com/movie/data/370.html

会場地図

http://www.nanagei.com/access/access.html

というわけで是非皆さん。ご覧下さい。

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2009年6月28日 (日)

「俺たちの世界」がImdb (Internet movie data base)に

はい、久しぶりにこの話題です。(^^)

やっと、といっていいと思いますが私が映画音楽を担当した中島良監督の「俺たちの世界」が世界最強の映画のデータベースであるImdbに登録されていることがわかりました。

中島監督知っていたのかな? 教えてくれればいいのに

Oretachi no sekai (2007)
http://www.imdb.com/title/tt1418206/

中島監督のImdbもありました。
Ryo Nakajima
http://www.imdb.com/name/nm3408058/

実は私のもあります。
Kyoji Ohno
http://www.imdb.com/name/nm0645152/

私は更新することができますが、誰か私のプロフィールに「俺たちの世界」のことを入れてくれたんですね。既に更新されています。これで別のところから映画音楽の依頼とか来るといいんですけどね。 coldsweats01


世界的にも正式にきちんとした「映画作品」として認められた証拠です。これによって映画アカデミーのデータとして自動的に扱われます。

あとはこのプロフィールにどれだけたくさん上乗せできるかですね

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2009年6月11日 (木)

イル・ポスティーノ

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たまたまWOWOWをつけたらやってました........
久しぶりに見ますが私の大好きな映画です。チリの詩人でノーベル文学賞を受賞したパブロ・ネルーダと郵便配達人の心温まる映画ですが、悲しい話でもあります。
ネルーダ役に「ニューシネマパラダイス」で映画館の技師役をやった故フィリップノワレ、音楽は私の大好きなルイス・エンリケ・バカロフー 同じく私が敬愛するエンニオ・モリコーネ先生と並ぶマカロニウエスタン映画音楽の作曲家です。この人は実はイタリアロックバンドにも多くの曲を提供したことで知られています。

バカロフはイタリアに住んでいますが、アルゼンチン出身です。そしてこの映画ではそのアルゼンチンの楽器であるバンドネオンをフィーチャーしたテーマ音楽になっていますが、本当に美しいすばらしい曲です。この曲のおかげで最後のシーンは本当にジーンときます。やはり映画音楽はこうありたいですね。こういう映画音楽を作ってみたいです。シチリアの美しい海がさらに映像を美しくしています。

ちなみにこの映画で郵便配達人役のマッシモ・トロイージはこの映画撮影終了後に心臓病で帰らぬ人となりました。もうこの映画が公開されて15年たつんですが主役二人とも故人になってしまったんですね。

BSのテレビとはいえ、久々にいい映画に見入ってしまいました。

ちなみにwikiにパブロ・ネルーダの写真が掲載されていますが、この映画でネルーダを演じたフィリップノワレ 本当にそっくりです。この役はノワレのためにあるみたいですね。

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2009年2月23日 (月)

アカデミー賞ーOscar 2009

■アカデミー賞、「スラムドッグ$ミリオネア」が最多8冠

http://special.reuters.co.jp/contents/oscar2009.html

いろんな雑務等に追われ、ゆっくり見る暇がなかったが...

インドの貧しい少年が愛と金を求めてテレビのクイズ番組に挑戦するストーリーらしいが見てみたい映画だ。日本では4月公開予定

個人的には「ダークナイト」で鬼気迫るジョーカーを演じたヒースレジャーが受賞できたのがよかった。処方薬の過剰摂取が原因での死のようだが惜しまれる。死去後にアカデミー賞を受賞したのは、1976年のピーター・フィンチ以来2人目で、今回受賞したオスカー像は、レジャーの3歳の娘マチルダちゃんが18歳になったときに贈られることになっているという。本当に惜しい俳優を亡くした。心からご冥福をお祈りします

主演女優賞:「愛を読むひと」のK・ウィンスレット
助演女優賞;、「それでも恋するバルセロナ」のP・クルス
主演男優賞:Milk(原題)」のショーン・ペン


個人的には気になる映画音楽は今回8冠の「スラムドッグ$ミリオネア」インド人のA.R. Rahman。主題歌も「スラムドッグ$ミリオネア」の同じくRahman氏による"Jai Ho"となった。 ところでJai Ho"や"Say-yo"の時にインド舞踊とインドパーカッションの後ろで叩いていたのは和太鼓だったが、音楽に和太鼓が使われいたようだ。そこのつながりがどうなっているのか興味あるところである。

よい映画音楽の映画作品は是非見てみたいし、個人的には見なければならないと思っている。

それにしても「スラムドッグ$ミリオネア」は有名スターなどは出演していない、予算も殆どなく実質自主映画といってよい映画でもアカデミーでこれだけの賞を獲得できるというのは面白い。大スターがいるからオスカーを取れるとは限らないということだろう。

また今回は日本人の作品がオスカー受賞した。「外国語映画賞」に滝田洋二郎監督の『おくりびと(英語題:Departures)』そして短編アニメーション部門でも加藤久仁生監督作品『つみきのいえ』が受賞。

あと詳細を知りたい方は英語ですが http://www.oscar.com/

日本人の作品が海外で評価されるのはいいことだが、肝心のコンテンツや権利を尊重する体制が呆れるほど貧弱なのが心配。先の経済産業省の官僚の発言を見ると本当に情けなくなるし、日本の文化の行く末を案じずにはいられない。

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2009年1月 9日 (金)

収入減を嘆く前に少しは見るに堪える番組を

■収入減を嘆く前に少しは見るに堪える番組を(日刊ゲンダイ)
http://news.livedoor.com/article/detail/3967213/

まあだいぶ前からわかりきっていたことなのでブログに書こうかどうか迷っていたけど、ここでテレビ界の構造的な問題が事態をさらに悪化させていることが見て取れる。

まず、広告収入源をそのまま制作現場にしわよせさせている現状ー制作費は大幅にカットされ、下請けや孫受けの会社のスタッフは普通の人が聞いたら驚くほどの低賃金で働かざるを得ない状況にある。一方で放送局のアナウンサーを始め経営者たちは普通の会社の平均の数倍の給料を取っている。まず、ここにメスを入れないと駄目だろう。

番組制作スタッフの人たちの現状には寧ろ私は同情する。今の状況は13年くらい前に制作費が大幅にカットされた音楽制作の現場と全く同じである。

加えて費用対効果の大きいネットのアフィリエート広告が既にラジオを超えている現状では、マスメデイアの広告のビジネスモデルはかつてのような花形にはならないだろう。テレビ局の幹部で「景気がよくなればまた広告費は戻ってくるさ」などと発言した人がいたようだが現状認識が甘いといわざるを得ない。

知り合いのライターが最近のおバカブーム、おそろしく低レベルの番組を見る若者を批判したらその番組を支持する若者から非難轟々だったようだが、こういう番組を見て本当に楽しいと感じている若者が少なくないというのは残念ながら悲しいことだ。

ただ若い人に関して少し弁護させてもらうと、10-20代でも逆に我々がたじたじになるほどしっかりしている人間も少なくない。私の周囲に結構そういう人はいる。

要は「知の格差」が10-20代で極端なほどあるような気がする。これも小泉新自由主義や世代的に云って「ゆとり教育」の弊害の一つかもしれない。
その中でテレビとしては高いレベルの人に合わせるよりは低いレベルの人に合わせたほうが視聴率がまだ取れる、だからどんどん内容のない、くだらないものになっていく、 というのが構図だろう。

一番の問題はテレビやネットでもニュースのヘッドラインのみだけで「自分が全てをわかっている」と思い込むー私は「わかったつもり症候群と読んでいますが」-人間が非常に増えている点だろう。

だから「君はわかっているつもりかもしれないが、実は何もわかっていないんだよ」ということを上の世代がうまく教えなければならない。10-20代でも知の上のレベルの人たちは逆に「自分が全てを理解していない」ということをわかっている。低い人ほど「自分は何もわかっていない」ということを理解していない、認識していない傾向がある。

あと若い世代のほぼ共通する「実体験の乏しさ」も問題だろう。「わかったつもり」状態の今の若者が音楽や映画を語るのは、一流シェフの料理の味も知らないでグルメを語るようなものである。「本物」彼らのしらないもっとよいものが存在するにも関らずそれについて知ろうともしない、無関心な状態でいつづけるというのが大きな問題だ。それは上の世代の人間が何とかその良さを教えようとする努力をしないといけないだろう。

いずれにせよ景気が本格的な回復軌道に乗るのはどんなに早くても2年後というのがエコノミストの大半の意見だし、テレビ局も現行の番組は殆ど投げた状態で2011年7月をにらんだ番組制作の準備(前にもいったように有料番組も含む)に主軸を置いているかもしれない。特に「有料番組」が出てきた時に現在の低レベル番組しか興味のない若者たちが見たい番組などなくなってしまうかもしれないつまり「知」と「情報」の格差が今以上に広がる危険性がある。

<お知らせ>

最近またスパムコメントが増えましたため当分の間コメント書き込みを中止にします。特に若干一名(ログは大阪ですが)執拗にスパムを繰り返す輩がいますので、非常に迷惑ですからやめてください。

ブックサービス

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2008年12月 7日 (日)

地上波テレビの衰退と「広告」ビジネスモデルの崩壊

■赤字の日本テレビが昼とゴールデンで大ナタ
http://netallica.yahoo.co.jp/news/57757

TBSに続き日本テレビも制作費大幅削減

最近の日テレからTBS,フジまでがよく見るとテレビ東京やUHFでしかオンエアしていなかったようなCMをスポットで流している。いわゆるキー局はスポンサーにも審査があり、この手のスポンサーはお断りしていたはずだが、もう背に腹は替えられなくなったということだろう。しかしそれらを入れたところで焼け石に水、広告費収入の減少に歯止めがかからない。

この経済状況では当然だろう。今年はまだいい方。来年はあらゆるデータを見ても今年より相当悪い。おそらく1930年代なみの世界大恐慌になる可能性が高いともいわれている。そんな状況で広告費によるビジネスモデルは果たして維持できるのか、という根本的な疑問が起きる。

実は2011年の7月に地上波デジタルに完全以降してから番組の内容はおそらく現在とはガラッと変わるといわれる。何が変わるかというと驚くなかれ地上波にも「有料番組」が登場する。つまり有料化の手続きをしないと見れない番組が出てくる。これは民放各局現在最終検討の段階に入っており、この状況では間違いなく決定されるだろう。つまり地上波だから「全ての国民向け」とは限らなくなるのだ。

となると音楽の世界での「地上波タイアップ」の構造もこの時に劇的に変わらざるを得なくなるだろう。つまり地上波タイアップによる波及効果のオプションは現在より大幅に限定されるものにならざるを得ない。

来るべき世界恐慌、そしていわゆる「地デジ」による番組コンセプトそのものの変化、早ければ来年からその実験が始まるかもしれない。となると「マス広告=マスメデイア」というビジネスモデルの時代が終了する。

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2008年7月18日 (金)

DVD発売日に吉報!! 映画「俺たちの世界」がアメリカNYAFFで最優秀新人作品賞を受賞!!

昨日<追記>で既にお知らせの通り本日は映画「俺たちの世界」のDVD発売日ですがその前に海外から吉報が舞い込んできました!!

第7回ニューヨーク・アジア映画フェスティバルで
最優秀新人作品賞(Best Debut Feature )を受賞しました!!

http://subwaycinemanews.com/

Best Debut Feature
Ryo Nakajima for THIS WORLD OF OURS


NYAFF 俺たちの世界のページ
http://www.subwaycinema.com/index.php?option=com_content&view=article&id=66&Itemid=80

海外の映画祭で受賞したのは初めてです。こちらの会場も上映日全て立ち見が出るほど盛況だったそうです。

これで国内だけでなく海外の受賞作品になりました。
今年の十月には独立系の映画祭では世界最大となるあのレインダンス映画祭に招待作品として上映されます。

DVD発売日に吉報が舞い込みました。 大きなはずみがつくと思います。

というわけでまだこの作品を見ていない方、是非ともDVDでお買い求めいただければ幸いです。今後とも応援のほどをお願い申し上げます

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2008年7月17日 (木)

映画「俺たちの世界」DVD いよいよ明日7月18日全国発売!!

さて、兼ねてからお知らせの通り私大野が音楽を担当した中島良監督の映画作品「俺たちの世界」(中島良監督)DVDが明日全国のビデオショップ(ネット含む)で発売されます。

「俺たちの世界」は既に全世界7カ国の映画祭で上映されました。

・ぴあフィルムフェステイバル三部門受賞
・バンクーバー国際映画祭参加作品、
・ロッテルダム国際映画祭招待作品
・第10回サンフランシスコ・インディペンデント映画祭 (アメリカ)
・第5回メキシコ市国際近代映画祭 (メキシコ)
・第14回ブラッドフォード国際映画祭 (イギリス)
・ニッポンコネクション 日本映画祭 (ドイツ)
・日本映画祭LA (アメリカ)
・第10回バルセロナ・アジア映画祭 (スペイン)
・第7回ニューヨーク・アジア映画フェスティバル(アメリカ)
・第16回レインダンス映画祭(イギリス 2008年10月1-15)

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世界中の映画クリテイックより高い評価を得ることができた映画「俺たちの世界」
(中島良監督)。是非ご覧下さい。

予告編はこちら

「俺たちの世界」 ADE-874 (JANコード:4562102158745)
発売元;エースデュ-ス   
定価 ¥3990

監督・脚本
撮影・編集 : 中島 良

音楽 : 大野恭史

録音 : 宮田睦子
メイク : 加藤貴世/知野香那子
プロデュース :尾道幸治
助監督 : 松下洋平
美術 : 宮古優美子/佐久間球壱
制作 : 長瀬 拓
バイオリン: 斎木なつめ
ピアノ : 早川真美子
CG : 加藤恒重/粟路理栄
スタント : 柏木カズアキ
宣伝美術 :市川愛奈
照明 : 大島孝雄

出演 : 谷口吉彦/秦 ありさ/奥津サトシ/村上 連/赤穂真文/夏柊ナツ/小川武倫/松下愛子/羽柴裕吾/ギー藤田/加藤亮佑/長谷川草太/荻原達也/華沢レモン/宮脇崇誌

既に多数の予約が来ています。Amazonなら\3990 → \3072に !!

続きを読む "映画「俺たちの世界」DVD いよいよ明日7月18日全国発売!!"

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2008年4月28日 (月)

フジは制作費5%カット テレビ局の大不況

個人的には今のテレビ業界の状況、12-13年前の音楽業界の状況にものすごく良く似ている、と思った。まず下請け、孫受けの会社の制作費カットから始まり会社自体の締め付けも強くする。まさに12-13年前にレコード会社が制作会社に対して行ったのと全く同じ状況、今のテレビ番組制作会社の現場の悲惨な状況は関連業界の私にも伝わっており、その詳細な状況を聞くと何か懐かしい話だ、あの時の音楽制作の現場と全く同じである。

今から10-12年前に音楽制作会社、プロダクションはバタバタつぶれていった。おそらくテレビ番組制作会社も同じことが起きるだろう。それにこんな状況で「優秀な人材」など業界に入ってくるわけがない。現場の人間も仕事への意欲が失せるだろう。

番組の質の低下ーこれはだいぶ前からいわれていたこと。「お笑いタレントにバカ騒ぎさせりゃ視聴率が稼げる」等視聴者をバカにしているとしか思えない安易な番組作り先日のTBSの「新世界遺産」の番組の質の著しい低下、公式BBSの視聴者をないがしろにする管理方法等。

テレビ産業がいよいよ本格的に斜陽産業の仲間入りしたということだろう。しかしこれによって日本国内でいまだ続く「地上波テレビの一人勝ち状態」が解消するとすれば非常に望ましいことである。是非ともこういう方向に進んで欲しい。その時初めて日本国内に真の意味の「情報革命」に移行するかもしれない。何よりも偏向報道やテレビ局によるあからさまな情報操作の社会に対する影響力が低下する。

最後にテレビ局の人間がもし改革をしようと考える人間が少しでもいるとすれば(たぶんいないと思うが) (1)現在の番組の質の向上方法をもう一度考えよ、(2)そして不当に高い社員の給与体制を見直せ。

・フジは制作費5%カット テレビ局の大不況(内外タイムズ)http://npn.co.jp/article/no/10113104/


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2008年4月 6日 (日)

半ば「観光案内」化した!? TBS新世界遺産

さて、私が地上波のテレビで数少なくレギュラーで見ているTBSの番組「世界遺産」が日曜の夜十一時半から同じ日曜の午後六時からの放送に変わった。

90年半ばの番組スタートからの長寿番組でありくだらない番組が多い中で残っている数少ない内容ある教養番組の一つである。

日曜の6時というノンプライムとはいえゴールデンの時間帯に限りなく近い時間帯に放送されるためにある程度、予想通りというか危惧したとおりというか、正直番組のスタート同時から見続けている私としては番組の構成にやや違和感を覚えざるを得なかった。

先々週まで中村勘太郎の淡々とした、しかし説得力のあるナレーションに耳が慣れていた私としては今回の市村正親のナレーションに違和感を覚えずにはいられなかった。いや、市村のナレーションというよりナレーション原稿そのものが、「表情がありすぎる」というか何となく「世界遺産」をテーマとしたテレビによくある「観光案内番組」的な原稿の構成になっている。

「より多くの人に世界遺産を知ってもらう」という意味ではある程度仕方ないのかもしれないが「世界遺産の現状」を考えるとあまりそういったのんびりとした気分になれない。(実は世界遺産の大半が危機的な状況にあるのだー特に自然遺産が)

確かに若い人で「世界遺産」というもの自体を知らない人も少なくないことを考えると、より「わかりやすく」「興味を持たせる」構成にする必要はあるというのはわかるが、長年続いた番組の雰囲気とあまりに離れてしまうというのはいかがなものだろうか? 少なくともバラエテイの旅番組のナレーターよろしく感嘆詞や感想じみたコメントを原稿に入れてしまうと、「何もそこまで親しみやすくしなくとも」と思ってしまう。

個人的に結構好きだったテーマ音楽ー鳥山雄司さんの「THE SONG OF LIFE」がテーマ音楽でなくなったのも寂しい。イントロからかなり映像を盛り上げ、世界遺産の映像に引き込む音楽のもりあげ方はなかなかのものである。鳥山さんはアレンジャーというイメージが強かったが映像音楽作家としてもなかなかの才能の持ち主であることがわかる。新番組のイントロ映像に使われた音楽はそれと比べ何かあまり存在感のない音楽だった。(曲のクレジットもなかったー選曲?)

こういう方向に番組が作りかえられるのをある程度「予想」はしていたがやはり実際に見ると「何か違う」と思ってしまうのだ。

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2008年3月12日 (水)

久々にこの話題ー 映画「俺たちの世界」 海外で大絶賛!!

昨年の忘年会以来、監督とはちょっとご無沙汰ですが、久々に海外の映画関係のウエブを見ていたら映画「俺たちの世界」に関するコメントをたくさん見つけることができました。これはここ数ヶ月で海外の映画祭で次々と上映されており、同じ年にPFFでグランプリを取った「剥き出し日本」よりも海外の上映回数が圧倒的に多いことからもいかにこの映画が注目されているかがわかります。

既に ・バンクーバー国際映画祭  (2007年 9月27日ー10日12日)

     ・ロッテルダム国際映画祭(開催期間(2008年1月23日ー2月3日)
http://professionals.filmfestivalrotterdam.com/eng/search/film.aspx?id=%207b3b60cc-6c1f-4c8c-9d16-9428ce2050b3

     ・第10回サンフランシスコ・インディペンデント映画祭(2008年 2月7日ー2月19日)
http://sfindie08.withoutabox.com/festivals/event_item.php?id=13135

   ・第5回メキシコ市国際近代映画祭
http://www.ficco.com.mx/ 
上映日 未定

   ・第14回ブラッドフォード国際映画祭 (現在開催中)
http://www.nationalmediamuseum.org.uk/bff/2008/

での上映を終え、まだまだ以下の映画祭でも上映予定です

1.ニッポンコネクション 日本映画祭(ドイツ) 開催日時:2008年4月2日(水)~6日(日)http://www.nipponconnection.com/

2.日本映画祭LA (アメリカ) 2008年4月11日(金)~17日(木)
http://www.jffla.org/
http://www.jffla.org/movie_oretachi.html

3.第10回バルセロナ・アジア映画祭; 2008年4月25日(金)~5月4日(日)
http://www.baff-bcn.org/
がまだ予定されています。

わずか3ヶ月で世界7カ国、昨年9月のバンクーバーを入れると八カ国で上映されるわけですが、その関係で海外でいろんなレビューが出ます。

アメリカの映画関係者で脚本家Imran Jaffery 氏のレビュー。2007年の映画ベスト15に「俺たちの世界」を入れています。

http://www.indietalk.com/showthread.php?p=63388#post63388

特にびっくりしたのは天下のニューヨークタイムズに載ったこと。一階の自主映画がここで取り上げられるなんてことは普通めったにありません。ニューヨークタイムズ誌の映画担当の記者Jason Buchanan氏が監督に注目しているようです
http://movies.nytimes.com/movie/419936/This-World-of-Ours/overview

その他サンフランシスコ周辺のmovietimes.com
http://bayarea.mrmovietimes.com/movies/This-World-of-Ours-Oretachi-no-Sekai.html

正直いって「引きこもり」(hikikomori) という英語等に翻訳できない、日本独特の現象が海外から興味を持たれたという面はあると思います。海外の記者もその現象を興味津々で見ていたのも事実ですが、やはり映画のテーマー最近の若者の心の影の部分をするどく描いているところをかなり評価しているようです。

いずれも英語ですが共通するのはこの映画が「時計じかけのオレンジ」の明白な影響に気づきつつも中島監督を"a talent to watch"(注目すべき才能)、そして映画の印象を"stunning"(インパクトのある映画)と評していることです。ぴあの審査員との相性は正直かなり悪かった監督ですが、海外では正当な評価を得ているかもしれません。私も始めて「俺たちの世界」の映像を見せてもらった時「日本よりも海外の方が評価される映画なのではないか」といったことがありますが、少なくとも日本よりも海外(というより欧米)の方が映画をきちんと評価しているように思えます。


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2008年2月25日 (月)

2008年アカデミー賞結果!! ノーカウントリー観てみたい!!

さて、先ほど2008年の映画のアカデミー賞、オスカーが発表された。音楽の人間とはいえ映画音楽の分野で少し映画の世界に関っているのと、個人的にやはり映画が好きなので毎年どうしても見てしまう。ある意味では先日のグラミー以上に興味を持って見ているかもしれない。

今年は第八十回のアカデミー賞ということで、先日のグラミーが五十回目と結構節目の年なのかもしれない。歴史のないアメリカだけに逆に歴史を大事にする国だから過去の受賞のシーンがふんだんに上映された。

全部書くと大変なので主な部門の受賞者は以下の通り。尚、原題は日本公開時に変わることがあります

作品賞 : ノーカウントリー (原題:No Country for old men) コーエン兄弟、スコットルーデイン

監督賞 : ノーカウントリー (原題:No Country for old men) コーエン兄弟

主演男優賞:ダニエル デイ ルイス ;原題:There will be Blood

主演女優賞:マリオン コッテイラール ;エデイットピアフ(原題:La vie in Rose (バラ色の人生))

助演男優賞:ハビア バルデム  ;ノーカウントリー (原題:No Country for old men)

助演女優賞:テイルダ スイントン ;フィクサー 原題:Michael Clayton

作曲賞 ; ダリオ マリアネッリ ;つぐない 原題:Atonement

主題歌賞: Falling Slowly(グレン ハンザード、マルケッタ イルグローバ) ; 原題:Once

メイクアップ賞:Didier Lavergne and Jan Archibald ;エデイットピアフ(原題:La vie in Rose (バラ色の人生))

最優秀外国映画; ヒトラーの偽札:原題The Counterfeiters (オーストリア)

これ以外の情報を知りたい方は英語ですが
http://www.oscar.com/nominees/index?pn=index#20_BestActressNominationCategory

作曲賞と主題歌賞は一応音楽家の端くれなのでどうしても関心を持ってしまいますが,今年の映画音楽のノミネーションはフィクサー(原題:Michael Clayton)のジェームス、ニュートン、ハワード以外はみんな始めて聞く名前だ。これは映画音楽家がだいたい特定の映画監督のお気に入りになっている場合が多いことも関係あるようだ。実際今年の監督賞の候補はコーエン兄弟以外はみんな若手監督であることも影響していると思われます。「映画音楽の仕事をしたければ映画監督と仲良くすることだ」という格言通りです。

主題歌賞は大本命の"Enchanted"というミュージカル映画ではなく映画"Once"のフォーク調の音楽が入賞しましたが、これは"Enchanted"のノミネート曲が3曲入り票が割れたことが原因だろう。昨年だったか"Dream Girls"でも3曲入ったにもかかわらず受賞できなかったたぶんあのパターンでしょうね。いくら曲が良くても5曲中3曲も入ったら、かえって不利である。最後は選ぶ人の単なる好みになってしまうから.. しかし一方ではインデイース系のアーチスト、グレン ハンザード、マルケッタ イルグローバがオスカーを取るというのはやはりアメリカのいいところでしょうね。今の日本だとこういうことはまずありえない。

さて、メークアップ賞は日本人の辻一弘さんがノミネートされたが受賞ならず、外国語映画賞も浅野忠信主演の”モンゴル"がノミネートされるも受賞ならず。それは残念でした。日本人の映画監督が監督賞を取る日は来るのでしょうか?

ちなみに主演、助演のダブル受賞の期待がかかったケイト ブランシェットは無冠。でもこの人最近女優の中での演技力は光ってますね。ちなみにインデイー4「(原題をそのまま訳すと)水晶どくろの王国」ではKGBの悪女を演じるそうです。「水晶どくろ」というだけで舞台がどこか想像がつきますね。しかし南米のマヤ遺跡になぜKGBがいるのかはよくわかりませんが、1958年のキューバ革命がらみなのでしょうか? いずれにせよこれも早く観たいですね。

大半の映画が日本ではまだ公開されていないけどやはり観たい!! という気にさせるのはなんといってもノーカウントリーでしょう。助演男優賞を取ったスペインの俳優ハビア バルデムの殺し屋役はちょっと見ただけでも強烈な印象を与えるし、助演といっても殆ど主役を食っている感じ。コーエン兄弟というニューヨークインデペンデント出身の2人はいつも独特の世界を作っている監督だけにこの映画の中で一番「観たい!!」という印象を持った。コーエン兄弟は「バートン フィンク」以来チェックしていた監督でもあります。

3月15日よりシャンテシネで公開らしいからみてみようと思ってます(別にシャンテからお金はもらってません(^^) あしからず..)


映画館で並ばずにチケットが買える!

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2008年1月29日 (火)

中島監督の「俺たちの世界」がロッテルダムでソールドアウト(売り切れ)!!

大野が音楽を担当した映画作品「俺たちの世界」(中島良監督)、現在主演の谷口君と共にオランダのロッテルダムに行っていますが、何とヨーロッパのプレミアが即ソールドアウトになったそうです。 3回上映して三回とも満席だったそうです。

実は日本独特の現象である「引きこもり」(これも実は英語になりかけています)についてヨーロッパでも関心が高く、かなり注目をされていたようです。

詳しくは
・通り魔事件の被害者が主演、元引きこもりが監督作品がソールドアウト!【ロッテルダム国際映画祭】 (Yahoo 映画)
http://movies.yahoo.co.jp/m2?ty=nd&id=20080129-00000019-flix-movi

[シネマトゥデイ映画ニュース] 
http://cinematoday.jp/page/N0012690
俺たちの世界の海外上映、まだまだ続きます。

ユニバーサル・スタジオ・ジャパンWEBチケットストア

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2008年1月20日 (日)

映画「俺たちの世界」 海外上映日程詳細

さて、私が音楽を担当した映画で昨年のぴあフィルムで3部門受賞した映画「俺たちの世界」の中島監督、現在次回作制作に向けて現在脚本を鋭意執筆中のようです。何でも台湾ロケも考えておられるようでどんな映画になるか楽しみです。いずれにせよスターダストピクチャーズで劇場公開映画を少なくとも一本は撮るでしょう。くれぐれも中島監督の個性が全面的に出る作品になって欲しいものです

さて、そんな中島監督の出世作の「俺たちの世界」は何と海外の4つの映画祭で上映が決定しています。まあ全てが高いレベルの映画祭とは限りませんが、アワード受賞作品がいきなりこれだけ海外で上映される例はあまりないといってよいのではないかと思います

1.第37回ロッテルダム国際映画祭
http://www.filmfestivalrotterdam.com/

上映日  1月25日21:30- 、 26日13;00- 会場: Pathe4
     1月29日17:15- 会場:Cinerama7

俺たちの世界紹介ページ(英語)
http://www.filmfestivalrotterdam.com/eng/programme/film_az/film.aspx?ID=7b3b60cc-6c1f-4c8c-9d16-9428ce2050b3

2.第10回サンフランシスコ・インディペンデント映画祭
http://www.sfindie.com/

上映日  2月10日  ビクトリア劇場  21;30-
2月11日  ロキシーシネマ  21:30-

俺たちの世界紹介ページ(英語)
http://sfindie08.withoutabox.com/festivals/event_item.php?id=13135

3 第5回メキシコ市国際近代映画祭
http://www.ficco.com.mx/ (メキシコなのでスペイン語です)
上映日 未定

4.第14回ブラッドフォード国際映画祭
http://www.nationalmediamuseum.org.uk/bff/2008/ 上映日 未定


以上の4つの海外の映画祭です。こちらでもどんな評価が出るか楽しみです。ロッテルダムでも私のクレジットが載っていましたのでよかったです。





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2007年11月27日 (火)

映画「俺たちの世界」またまた海外の映画祭へ!!

私は音楽を担当した映画「俺たちの世界」(中島良監督ーぴあフィルムフェステイバル三部門受賞作品)が先日のバンクーバー映画祭に続いてまたまた海外のしかも2つの映画祭に参加することが決定いたしました。

先日のバンクーバーは新人部門のノミネートでしたが今回は招待作品として上演されます

1.ロッテルダム国際映画祭(開催期間:2008年1月23日ー2月3日)
http://professionals.filmfestivalrotterdam.com/default.aspx

決定したばっかりなのでまだページができあがっていませんが「俺たちの世界」(This world of ours)のページです
http://professionals.filmfestivalrotterdam.com/eng/search/film.aspx?id=%207b3b60cc-6c1f-4c8c-9d16-9428ce2050b3



2、第10回サンフランシスコ・インディペンデント映画祭(開催期間:2008年 2月7日ー2月19日)
http://www.sfindie.com/

まだ決定したばかりなので上演日時等はわかりませんのでわかり次第発表いたします。

先日のバンクーバーは惜しくも受賞を逃しましたが一部の映画関係者から高い評価を得、今回の両映画祭で招待されることになったようです。
どこまで飛躍しますか、「俺たちの世界」(英語名:This World or Ours)




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2007年9月 4日 (火)

映画「俺たちの世界」のぴあの審査員の反応について

さて、昨日M田会にて奥津恵のデモライブとともに「俺たちの世界」の予告編を上映し、業界人相手に中島良監督を紹介した。そのM田会の他のアーチストのリハとかで結構時間があったので久々に先々月の「ぴあフィルムフェス」について話を聞くことができた。

当然なぜ「俺たちの世界」がグランプリを取れなかったか、という話になり監督が直接審査員に聞いた言葉をそのまま書くと

「この映画には被害者の視点がない。暴力を肯定した映画に見える」
「この映画の監督は性格が悪い。この映画に被害者をいたわる部分が感じられない」

要は映画の完成度や技術ではなく、映画監督の「人間性」を重要視したということらしいが、それにしてもあの映画が「暴力を肯定している」というのはいくらなんでも違うだろう。あれが「暴力を肯定している」のなら「時計仕掛けのオレンジ」も「ナチュラルボーンキラーズ」も暴力を「肯定している」ということになるのではないか?(映画を見ていない人はわからないでしょうが) あまりにも表面的な解釈しかされていないことに私も監督とともに愕然とした。所詮日本の映画界は「水戸黄門的な勧善懲悪」の世界以外は受け付けないのだろうか

ちなみに英語で申し訳ないがぴあフェステイバルで「俺たちの世界」を見にきてくれたイギリス人ジャーナリストのJason Grey氏は実に映画の本質を理解したコメントを残している。またこのJasonのブログに関して海外から多くの反応、コメントもアップされている(ページの下部分)
http://jasongray.blogspot.com/2007/07/pia-film-festival-wraps-this-world-of.html

英語が苦手という人のために要約すると
--------------------------以下  訳---------------------------------------------------
「この映画祭で注目すべき作品を取り上げるとしたら中島良の「俺たちの世界」だろう。作品は9/11の事件の映像から始まり、東京都庁の爆発のシーンで終わる。映画を通して、いじめ、自殺、レイプそして無気力のシーンが描かれるがそれら全てが実は力強い線でつながっている。中島監督は「引きこもり」体験者で19歳でこの映画の脚本を書き始めたという。

役者の演技もすばらしく特に主演の奥津サトシはいじめっ子から殺人者、そしてテロリストにまでになってしまう過程を見事に演じきった。この役者は将来はすごい役者になると思ったが、残念ながら役者業を引退したという

サウンドトラックは明らかに「時計仕掛けのオレンジ」や「セルピコ」や「ナチュラルボーンキラーズ」の影響が見られる。中島良は強烈な映画が好みのようで「心を揺さぶったり」ショックを与えたりする映画を作りたいようだ。是非スカラシップでも企画が通り引き続きこういう映画を作って欲しいものである」
------------------------------------------------------------------------------------

また世界じゅうのフィルムのレビューを掲載するサイト"Filmphilia"でも「俺たちの世界」が取り上げられている。英語ですが..
http://www.filmphilia.com/site/view/reviews-this-world-of-ours/

訳して欲しい? それでは長文ですが
--------------------------以下  訳---------------------------------------------------
「Jason Grey氏が「俺たちの世界」を絶賛したコメントを見て以来、この映画をなんとしても見たいと思っていたが幸運にも英語の字幕入りのDVDを手に入れることができた。これは中島監督が自ら進んで送ってくれたこともあり私は手元に到着してすぐにこの映画を見た。見終わってからしばらく最後の高層ビルが燃え上がるシーンがまだ頭から離れないまま、この映画を見て私は次の言葉しか出なかった「俺たちは何という世界に住んでいるのか」と..

中島監督のデビュー作は生生しく、そして見たら忘れられないドラマだ。わざと手振れや素早いカメラアングルの移動等ハンデイなカメラワークを駆使して登場キャラクターを身近にそして悲惨に描いている。それらのシーンはクラシックな音楽を背景とともに時々見るのも辛いほど、非道徳的にそして残酷に描かれている。そこには傷ついて病んだ心と重厚な音楽が見事な対比で描かれている。

病んだ登場人物はリストカットをやめられないアミ、社会となじめないリョウ、自主性のないヒロキ、この3人が自分のアイデンテイテイ、社会の居場所を見つけるのに悪戦苦闘するが、結局何をしても社会は変わらない、自分たちも変わらない、何もかも変わらないことがわかってしまう。

自分の生き方や目標を見出せない世間一般の若者と比べるとこの映画の登場人物はやや大志を抱きすぎているかもしれない。彼らは自分の行動に目的を求めており、結局社会の枠にはまることを拒否する道を選ぶ。彼らは顔のない会社の「給料の奴隷」たるサラリーマンになることを拒む。しかし彼らの生き方は実情に沿ったものにはならず、社会の中に入り込まない限り自分たちの影響力を行使したり社会を変革したりすることができないことがわかる。彼らはもがきながら自分のプライドに頑固にしがみつき、やがては堕落、落ちぶれて世間一般でいうホームレスの道を選ぶ

リョウにとってこの堕落への道が最大の恐怖だった。彼は一生負け犬になることをおびえ、いじめっ子になるがその「いじめっ子」の道が絶たれると無気力になり、社会から自らを隔絶してしまう。アミは他人のいじめや破壊活動を煽る心理ゲームで自分のサデイズムを満足させている。ヒロキは自分の居場所がなくなることに恐怖し。社会の勝ち組に入ろうとするが、いつも自分の欲しいものを得られずに終わる。そして最後は自分の存在感が薄まっていく「俺たちの世界」で生きるしかないことを悟る

日本の若手映画監督の作品でこれだけ強烈な印象を受けたのは岩井俊二の「リリイシューシューの全て」以来である。これだけ暗く社会の歪み、病を描いたイメージは見たものの精神にしみこんで行くだろう。岩井俊二以来これだけの才能を見つけるのに6年間かかった。次はそこまで待たないですむように願いたい」
------------------------------------------------------------------------------------
訳しながら思ったのはなぜ「日本人の作った映画」を日本の大人たちより欧米人の方が正しくこの映画を理解できているのか改めて愕然とした。日本の映画界の興業は復活しているとはいってもまだ「寅さん」や「水戸黄門」の世界から離れられないのだろうか。何か情けない気持ちになってしまった

本当に日本の映画界って、まだこのレベルなの? こんな程度なの?

10月にバンクーバーで「俺たちの世界」が上映される。その時は「ぴあ」の時の偏った印象を持つ人が少ないだろうと信じたい。





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2007年8月 1日 (水)

映画「俺たちの世界」バンクーバー映画祭で上映決定

さて、先日ぴあフィルムフェステイバルで三部門受賞しました「俺たちの世界」、何と海を渡り海外で上映されることが決定いたしました。

上映場所はバンクーバー国際映画祭 コンペティション部門 
http://www.viff.org/home.html

映画祭期間:2007年 9月27日ー10日12日

上映期間:2007年 10月1日ー5日

会場:カナダ バンクーバー市内会場 (10会場ありますが、どこかはまだわかりません)

PFFでグランプリを取った「剥き出し日本」とともにぴあフィルムフェステイバルから選ばれました
海外の映画関係者からもかなり高い評価を得ているようです

「俺たちの世界」の進撃はまだ終わったわけではありません
次はどういう展開になるでしょうか? 楽しみです

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2007年7月22日 (日)

ガラガラだった洋画の映画館-字幕が読めない文盲の若者が増えている

本日娘が夏休みで家内と西遊記を見たいということで、地元の某外資系映画館に連れて行く、私自身はここのところぴあフィルムで映画三昧ではあったが、何となく何も考えずに見れる映画が見たいとのことで自分だけ「ダイ・ハード4.0」を見に行った

私は基本的には洋画(しかも字幕オンリー)しか見ない人間で、音楽だって音楽を仕事にする前は洋楽しか聴かなかった男だ。特に「ダイハード」のようなシリーズものだったら突然いって席が取れるかくらいに思ったが、なんと行ってみれば日曜日の昼間にも関わらずガラガラだった。(!!) 席は半分埋まっていたかどうか、そんな感じで目を疑った。

特に目立ったのは若者が少ないこと。20代後半かそれ以上はそこそこいたが、改めて最近の若者が洋画を見ないという現実を目の当たりにした

だいぶ前の記事だがこんなのがある。
「外国映画の字幕スーパーがなくなる!読めない、書けない、分からない」若者」
http://www.bespara.jp/zubablog/2006/12/post_54.html

最初うそみたいだと思ったが実際本当に字幕を読めない人間が増えているようで、その証拠に吹き替えの会場だと今度は超満員となっている。(同じ映画館でハリーポッターの吹き替え版をやっていたがこちらは超満員」映画会社も漢字にルビを振ったり(最近のテレビのスーパーもルビを振っている)して苦労しているようである

実際最近のホームページを見る人でも「字が読めない」としか考えられない人が最近増えている。特にここ3-4年で激増している。目の前に大きな文字で書いてあっても読めないのだ。要は漢字が読めないようである。

実はいわゆる「ゆとり教育」の指針が決まりそのカリキュラムで育った若者が今年社会人一年生だという。文部省が大々的に推し進めた「ゆとり教育」という名の愚民化政策の結果がこういうところで成果を上げている。文部官僚たちの多くはしてやったりと思っているのではないだろうか。愚民が多いほど統治しやすく自分たち官僚の思い通りに世の中を動かせるからだ。本当にやつらは取り返しのつかないことをやってくれた。そしてそれを推進した連中の大半は文部省内でまだノホホンとしている。文盲人間を大量生産しておきながら天下りで退職金ガッポリかい(怒!)

とにかく日本語自体をきちんと理解できない、表現できないという事態は深刻である。君が代などを押し付けるよりこちらの問題の方がよっぽど早急に解決策が必要である。自分の言葉も満足に話せない、書けない「日本人らしき人」が増えている。

ちなみに映画のダイハード4.0 はまあ脚本云々よりもこれでもかこれでもかとアクションをおしまくる感じ、まあ頭も何も使わず見れる娯楽映画だ。まあダイハード2や3よりは見れたかな?字幕なんか読めなくたって十分楽しめる映画だと思いますよ。(こういう映画に高い芸術性を求めるのは酷)

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2007年7月20日 (金)

PFF(ぴあフィルムフェステイバル)詳細情報ー「俺たちの世界」三部門で受賞ー応援ありがとうございました

先ほどPFFアワード授賞式が終わり帰宅いたしました

このブログで再三再四お知らせさせていただきました映画「俺たちの世界」は2007年度PFFの審査員特別賞、技術賞、エンタテインメント賞(これはちょっと意外でした!)の三部門をおかげさまで受賞することができました。これはひとえに皆様の応援のおかげでございます。この場を借りてスタッフの一人として御礼申し上げます

以下今回の受賞作品の一覧です

グランプリ作品    :  剥き出しにっぽん   石井裕也監督
準グランプリ作品   :  その子供        尾崎香仁監督

審査員特別賞    :  青海二丁目先     角田裕秋
                           野田賢一監督
 季夏          水谷江里監督
                俺たちの世界     中島良  監督
企画賞        :   背 山口学 監督
音楽賞        ;  剥き出しにっぽん   石井裕也監督
技術賞        :  俺たちの世界     中島良 監督
エンタテインメント賞 :  俺たちの世界     中島良 監督
Gyo賞        :: 背 山口学 監督
観客賞        :  蒼い猿         池田暁 監督

おかげさまで9部門中3部門受賞させていただきました。ありがとうございました

目標のグランプリには届きませんでしたが、これで中島監督がスカラシップを得る権利を獲得したのと、プロの監督として次につながる流れを作るという最低限の目的はこれで達成できました。
ありがとうございました

ただ、ここから先は私のブログなので自分の率直な思いを書かせていただきますが、私個人はこの受賞結果は正直納得しておりません。まあ私は全部の作品を見たわけではないですが、私は14作品の中の8作品を見ましたが私が見た範囲では作品の完成度、クオリテイは「俺たちの世界」が圧倒していたと思います。特に準グランプリの「その子供」ですがアイデア自体は確かに面白いと思いますが、カメラの撮り方は私が見ても素人っぽいし完成度からすれば「俺たち」の比ではないと感じました。アイデアが面白いのは認めますがこの作品が本当に準グランプリに相当するかは正直疑問に思いました。
グランプリ受賞した「剥き出しにっぽん」はたまたま見ていないのでコメントは控えますが、複数の見た人の話を総合すると「いかにも日本映画らしい」作品とのこと。なるほどこういう映画が結局審査員の好みなのかと思いました

いずれにせよ、この「俺たちの世界」、今度は10月以降になりますが東京以外の次の都市の会場で見ることが
できます。
【仙台】 せんだいメディアテーク スタジオシアター 10月11日(木)~14日(日)
【名古屋】 愛知芸術文化センター 10月19日(金)~21日(日)
【北九州】 ヒューマンメディア財団 マルチメディアホール 10月26日(金)~28日(日)
【大分】 iichiko総合文化センター iichikoスペース・ビー 映像小ホール 10月27日(土)・28日(日)
【福岡】 福岡市総合図書館 映像ホール・シネラ 11月1日(木)~4日(日)
【神戸】 神戸アートビレッジセンター   11月3日(土・祝)・4日(日)
【大阪】 HEP HALL 11月9日(金)~11日(日)

とりあえずひとくぎりつきました。残念ながらグランプリは取れませんでしたが次の目標と次のステップに行く足がかりは取れました。まあ若手監督で現在世界的にも評価の高い塚本慎也監督などもグランプリを取れなかったことを考えれば、これが中島監督の次の作品のモーテイベーションになればと考えております。今後も中島監督と機会あればお仕事をしていきたいと考えております



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2007年7月16日 (月)

満員御礼!! 俺たちの世界ー舞台挨拶


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台風が早めに去ってくれたおかげで何とか影響が最小限ですんだ「ぴあフィルムフェステイバル」

今回は初日の舞台挨拶に初めて立ちました。映画の舞台挨拶というのはライブと違って緊張するものですね。やはり楽器が目の前にあるとないでこんなに違うもんなんでしょうか?
まあこんな機会はおそらく二度とないでしょう。
何度も書きますが普通は音楽関係者が映画の舞台挨拶に立つことはないですからね。たぶんそれをやったのは私が知る限り久石譲さんくらいでしょう。

会場では映画に出演した俳優さんや女優さんと初めてお会いする方が多かったのですがその中で、今回友情出演して下さった俳優の村上連さん(北野武 BROTHERに出演)とも始めてお会いしました。村上さんからは私の映画音楽に関して「映画をかなり音楽が助けましたね」という感想をいただきました。プロの第一線で仕事されている方からいわれると結構うれしいもんです。自分の仕事が認められたという気分です

また主人公の高校生の父親役さったギー藤田さん(TVの深夜番組等でビンボー監督のキャラクターで売っている人です)からも「音楽がよかった」といっていただきました。音楽は映画の中の重要な要素とはいえ、やはり脇役ですので目立ちすぎてはいけないんですが、現場で仕事をしている人たちから評価されるのはうれしいことです。

初日は悪天候にも関わらず満員でした。それもよかったです。さて20日はアワード発表の日になります。PFFコンペには賞が4つありますが、果たして皆さんに吉報をお伝えできるかどうか。

ご期待ください



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2007年7月13日 (金)

若者の夢を奪ったのは誰かー映画「俺たちの世界」公開に当たって

さて、すでに何回もご案内させていただいた映画「俺たちの世界」、いよいよ公開間近である。
この映画は最近の若者の心の闇、夢も希望も持てないでもがく若者の姿を描いている。しかしこの若者の行動、姿を理解できない大人も少なくないであろう。

最近の引きこもり、ニート、フリーター、それだけでなく猟奇的な殺人や暴力に走る若者、また自殺サイトでの若者の集団自殺、リストカットをする若者、そうした若者たちを「特殊な人たち」と考えてしまう向きがまだ多いように思う。しかしおそらくこの映画の主人公の同世代の若者がこの映画を見たら、「もしかしたら自分も同じ行動に走ったかもしれない」と考える若者が多いのではないだろうか。実は今の若者の状況は世間の大人たちが考える以上に深刻で、このまま放置すればこの日本という国の将来を根本から危うくする可能性を持っている。しかしながら「今そこにある危機」、「今そこにある問題」を正面に向かって取り組もうという動きは残念ながら殆どないといわざるを得ない。何よりも現代社会、大人たちーはいまだもって「今そこにある危機」、「今そこにある問題」の存在自体を認めようとしていないからである。

例えばもう12年前に起きたあの忌まわしいオウム真理教事件を思い出してみよう。オウム真理教自体は悪業の限りを尽くした非道なカルト宗教であることは確かだが、私が問題にしたいのはその事件に対する世間の反応である。このオウム事件に対し日本社会全体は露骨な拒絶反応を示し、なぜ若者がそういった行動に走るのか、そこにどういう社会背景があるのかについてきちんと検証しようとはしなかった。只々目を背け「臭いものにフタをする」という行動を取ったというのが実態であろう。

マスコミの反応もロコツだった。例によって「悪者探し」に躍起になりあげくの果てに無実のKさんを犯人であるかのように報道した「世紀の誤報」もやってのけた。オウムが犯人とわかるとその社会背景の検証ではなく今度は別の「悪者」探しをし、結局オウム事件の場合、オタク文化、ゲーム、そして精神世界、スピリチュアル文化などが「悪者」にされた。私のヒーリング音楽を始めヨガ等の精神文化は「オウムと同類」もしくは「似たようなもの」であるかのような報道をされた。そして「悪者」を設定したあとは徹底的なバッシング、マスコミのいつものやりくちで、そういうやりかたをすれば雑誌やテレビが売れるからだが、そこにはセンセーショナリズムのみがあり真の意味のジャーナリズムはない。

オウム事件以降も数え切れないくらい若者の暴力、いじめ、猟奇的な殺人が起きたが世間の反応、マスコミの反応はいつも同じだった。世間は拒絶反応してから「臭いものにフタ」 マスコミは「悪者探し」のセンセーショナリズムに走るのみで、問題の本質には全く踏み込もうとしない。この繰り返しだ。だから事態はますます深刻になっていく。

「臭いもの」にフタをすれば匂いは消えるかもしれない。しかしフタの中の「臭いもの」はより腐敗が進み毒性もおびていく。このまま放置すれば今まで以上の若者をめぐる深刻な事件が起きるであろう。ネタばれになるので詳しくはいわないが、この映画のクライマックスで実はある「事件」が最後に起きる。実際本当に起きたら大変な事件になるのだがこれを単に「映画の中のできごと」で片付けてはいけない。このまま問題を放置し何の対策を講じなければ、この「事件」は単なる「映画の中のできごと」ではなく現実になる可能性さえあるのだ。この映画はいわば「臭いものにフタ」をし続ける世間、社会に対する警告と受け取ることもできるかもしれない。

「今そこにある危機」、「今そこにある問題」とは何なのか、どういう原因でそれが起きているのかー具体的にいえば今若者たちの夢をいったい誰が奪っているのか。そして解決策はあるのか、それをこの映画を見て考えるきっかけになってくれればよいと私は思っているし、おそらくそれが中島監督の主旨であろうと私は理解している。

この映画は決していわゆる「売れセン」のエンタテインメントではないかもしれない。しかし社会の病巣や闇を鋭くえぐった芸術作品であり、そうした部分をえぐるのも文化の一つのありかたであり使命であると私は考える。「俺たちの世界」はそんな映画です。だから皆さん、ぜひこの映画をみて下さい。

最後にこの映画の制作に関わることができて本当に心からよかったと思っている。PFF(ぴあフィルムフェステイバル)での賞の結果とは関係なくこの作品の音楽を担当したことを誇りに思う。
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第29回ぴあフィルムフェスティバル

会期:2007年7月14日(土)~20日(金)
会場:渋谷東急(渋谷クロスタワー2F)

俺たちの世界」の上映日です (7/15の上映日はチケット完売ー満席です)

7月15日 (日)19時30分~ (満席です)

7月17日(火) 11時~    (若干残っています)

の二回です。 場所は渋谷東急(渋谷クロスタワー2F)です。

地図 http://www.tokyucinemas.net/shibuya/access.html




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2007年7月 1日 (日)

映画「俺たちの世界」関係者試写会

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先ほどもお知らせしたとおり「俺たちの世界」の関係者向けの試写会が本日行われ、先ほど打ち上げより帰宅(飲み代本当に足りたのかな? ものすごく心配)

中島監督が4年を費やして完成した作品ですが、「最終の編集」としてMA直前にもらったDVDからまたさらに編集されていました。最後の最後まではさみを入れられたようです。その関係で音楽がまた1曲削除、

結果として私の音楽は1/3以下になりましたが、昨年末に忘年会で「試写」した時よりは完成度があがったのではないかと思います。昨年末のあのバージョンで入選しているので、今回の場合はかなり審査員の評価はいいほうに向かうと思います。ただ賞を取るかは審査員の好みとか運もあるのでなんともいえませんが、ここまで来たら取りたいですね

会場で久々に今回の映画ですばらしいバイオリンを弾いてくれたなつめさんに会いました。映画の完成形を見たのは初めてのようで喜んでいたようです

監督の挨拶は簡単なものでしたが、試写が終わった時は感極まって涙される場面もありました。この映画に自分の全てを投入したことがわかります

とにかくぴあフィルムフェステイバル(PFF)スタートまであと2週間、賞が取れるかどうかは約3週間後にわかります。皆さんの応援をよろしくお願いします

ぴあフィルムフェステイバル
http://www.pia.co.jp/pff/festival/29th/index.html


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2007年5月 8日 (火)

映画「俺たちの世界」が今度こそ完成!!

もう一昨日になりますが、ぴあフィルムフェステイバル入選作品「俺たちの世界」の最終MAが終了し今度こそ完成したとの報告をいただきました

MAスタジオは結局私は立ち会いませんでしたが、スタジオは業界の人が知る人ぞ知るマックレイのMAスタジオです。本来は私も立ち会いたかったのですがスタジオの意向で監督以外は遠慮して欲しいとの話だったので、スタジオには行きませんでした。MAの作業って結構好きなんですけどね。

知る人ぞ知る、と申し上げたのは日本で放送されているCMの多くはマックレイで作られているそうです。オペレーターの腕もよかったらしく最終のできあがりが楽しみです

以前も申し上げましたように音楽は以前の半分になりました(^^;) あまり目立たなくなりましたが作品のメリハリは逆についたのかもしれません。私の想像ですが審査員の反応はこの最終のできあがりで変わる可能性があると思います(勿論よい方向にですけど.)

とにかく何とか7月のフェステイバルで入賞してみんなでおいしいお酒を飲みたいですね。監督!!




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2007年2月26日 (月)

オスカーとアルコア

今年もいろんなサプライズがあったオスカーだった。作品賞と監督賞は既に報道されている通りマーチン・スコセッシのDeparted(香港映画のリメーク),スコセッシ悲願の受賞だった。また日本人の菊地凛子が"Babel"で日本人女優として49年ぶりにノミネートされたり、全編日本語で作られた「硫黄島からの手紙」が作品賞、監督賞にノミネート(これ自体物凄い異例であるーアメリカ人は字幕があるというだけで見ない人が殆ど)される等日本人もだいぶからんでいた

ちなみに海外最優秀作品50周年に渡辺謙がカトリーヌ・ドヌーブとともにプレゼンターをやっていたが、ネイテイブな発音ではないけれど綺麗な発音で上手にプレゼンター役を務めた。世界一外国語を覚えるのが下手な国出身の俳優としては上出来である。

ちなみに今回功労賞を受賞した私の尊敬する映画音楽作家エンニオ・モリコーネ先生(名前は知らなくとも「ニューシネマパラダイス」や「アンタッチャブル」の音楽の作曲者)は受賞時に最初の"Thank you"以外はイタリア語でスピーチしていた。プレゼンターのクリント・イーストウッドが通訳をしていたのが面白かった(イーストウッドはかつてマカロニウエスタンのスターなのでイタリア語は少しわかるはず)

このオスカーでもうひとつの話題は元副大統領のアル・ゴアの出演した「不都合な真実」が最優秀ドキュメンタリー賞を受賞したが驚いたのは最優秀主題歌賞(と日本ではいうのかな?-要はBest Songs)なのだが、Dream Girlsが受賞するのかと誰もが思ったが受賞したのはそのアルゴア出演の「不都合の真実」の 主題歌ーメリッサ ・エッサーリッジの”I need to wake up"だった。

これはオスカーアカデミー特有の政治的メッセージかどうか頭をよぎったが、単純にBest SongsはDream Girsの曲が3曲もノミネートされて票の食い合いになったのが原因かもしれない。

ちなみにアルゴアは今でも冗談で「一瞬だけ大統領になった者です」といっているが2000年の大統領選挙は今でも怪しいと私も感じている。CIAか軍組織が裏で何かした可能性がどうしても捨てきれない。アルゴアが大統領になっていたとしたらかなり今とは間違いなく違った社会になっていただろう。少なくとも京都議定書にアメリカがサインしていたのは間違いない。もしかしたらイラク戦争もなかったかもしれない。そうした事態はアメリカの石油産業としても軍需産業としても絶対に避けたい事態のはずである。

アメリカ社会は実質的に軍需産業とエンタテインメント産業が表から裏まで力を持っている。前者は共和党、後者は民主党寄りだ。ブッシュ政権は例のクリアチャンネルの関係もありエンタテインメント業界を実質的に敵に回している。それが共和党が最近劣勢な背景だが、共和党も持ち直すだろうからまだまだ余談を許さない。

だが「不都合な真実」が受賞しかなりアメリカ社会に浸透していくことによって環境意識に関するアメリカ人の意識が代わってくれればと思っている。何せ世界のCO2の約半分をアメリカ一国だけで排出しているのだから...

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2007年1月29日 (月)

はじめに結論ありき...

味噌ダイエットでも発言でたらめ引用…あるある大事典
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20070129i405.htm

関西テレビ中間報告、孫請け捏造の動機「分からない」
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20070129ih22.htm

まず、でたらめ引用が次々と出ているようだが驚くに値しない。納豆のあまりにひどい捏造内容を見るにつけこれは明らかに相当前からやっていたことは想像に難くない。普通報道や事実を伝えようとしたら伝え方に関してかなり慎重になるのが普通だが、納豆であそこまででっちあげるというのは相当事実を伝える「まともな感覚」というのがマヒしていたとしか考えられない。まともな制作現場の人間の感覚ならこういう行為は恥ずかしいとすら思うはずである。

レタスにせよ、味噌の件にせよ、納豆にせよ、そしておそらくは「マイナスイオン」や「ゲルマニウム」にせよ作り方を見ると「まず結論があって」それからその「結論」をどうやって導き出そうかという作り方をしているように思う。その結論が本当ならインパクトはあるし、視聴率も上がる。そして「たぶん」その結論によって利益をえる「裏スポンサー」の存在もいた可能性が非常に高い。そのために制作現場の人間は何が何でもその「結論」が出るようにあらゆる手段をつくす「至上命令」があったと考える方が自然である。

でもバラエテイや情報番組なんて所詮こんなものである。こうしたテレビの情報を鵜呑みにする、そのまま信じてしまう人がいかに多いか、あらためて驚かされる。

おそらくこのあるあるの捏造、まだまだ出てくると思う。というかハッキリ云って大半が嘘だったと考えていたほうがいい。

何度もいいますが
1.テレビがどんなにもっともらしく説得力があるように情報を流しても絶対に鵜呑みにしないこと。
まず疑うクセをつけましょう。これが大事です。

2.テレビは真実よりも嘘の方が多い。このことを忘れないこと。
メデイアリテラシーを持ちましょう

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2007年1月21日 (日)

放送業界の「タブー」をあえて暴露する。

昨日の「あるある大辞典」の捏造問題の波紋がまだ残っているし、総務省も調査に乗り出すようなのでと場合によっては国会でも取り上げられる可能性が高い。ここまで大きくなると下手すりゃ社長の進退問題にまで発展する可能性があるだろう。まあ自業自得、視聴者をなめきっていた罰といえばそれまでだが..

実はあえてこの時期だからこそ放送業界の「タブー」を暴露しよう。とはいえ一部の関係者にはもう「当たり前のように」その存在自体がわかっていることなので、今更と思う人もいるだろう。

実は番組には「裏スポンサー」なるものが存在する。
つまり正規のスポンサー「この番組は何処何処の提供でお送りします」というスポンサー以外のスポンサーが存在し、いまや放送局の重要な収入源になっているという事実である。一例をあげれば番組のテーマソングの「タイアップ」などはその例である。実は番組のテーマ曲というのは番組制作者ですらそれに対する発言権がない。局のトップとレコード会社、あるいはプロダクションのトップで決められていることで、その際にバラエテイなら300-500万、ドラマだと1000万くらいの金が動く。これは私のように音楽業界で仕事をしている人間にとってはもはや常識である。「M○S○C ST○T○ON」などは一回の出演のたびにプロダクションやレコード会社の方が金を払っているのである。

これは一例、おそらく「あるある」は番組の内容によって個別の「裏スポンサー」が存在し、それが科学的裏づけ云々とは別に「裏スポンサー」に有利なように番組を作っていったとしても不思議はない。マイナスイオン然り、ゲルマニウム然り、そしてだんだんそれがエスカレートしていったのだろう。それが今回のロコツすぎるほどの捏造に発展していった。

はっきりいおう。民放のテレビ番組で裏スポンサーがない番組は殆どないといってよい。勿論テレビ局は公式にはこの「裏スポンサー」の存在など認めるはずもない。それを公式に認めればテレビそのものの情報の信頼性が損なわれるからだ。

今回の総務省の調査がそこまでメスを入れられるかが見ものだが期待は薄い。裏スポンサーの影響による情報操作という手段を見直すかどうか、そのあたりにテレビ局というものの自浄作用が働くかどうかがわかるのだが、いまや重要な収入源となっている裏スポンサーからの収入を断ち切るとは思えない。よってあまり期待できないだろうというのが私の感想だ。

とにかくテレビ番組といいうのはそういうものなのだ。だから決して情報を鵜呑みにしないこと。一見説得力fがあるように見える内容でもまずそれを疑うクセをつけることが重要だ。でないと今回のようなことにまだ踊らされ振り回されることになろう。マスコミのいうことを信用してはならないのだ。

音楽業界としてはもし「裏スポンサー」がなくなればタイアップで高い広告費を払わなくてすむようになるからありがたい話のはずなのだが...

<番組ねつ造>総務省が関西テレビ調査へ
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20070121k0000m010093000c.html

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2007年1月20日 (土)

健康のガセネタを流し続ける<あるある大辞典>を糾弾する

今更いうまでもないがここ2週間ほどこういう騒ぎがあった
「メーカー悲鳴、納豆品切れ相次ぐ ダイエット効果情報で」

http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200701110062.html

ご存じこれで街中のスーパーから納豆が消えるなどという社会現象が起きていた。しかし一方ではこんな不自然なことが起きていた
フジ系列 『発掘!あるある大辞典II』、放映前に内容が大手に漏洩
http://news.livedoor.com/article/detail/2977621/

じつはこの「あるある大辞典」過去にも健康に伴うガセ情報でいくつも世間を大騒ぎを起こしている。例の「マイナスイオン」ブームの火付け役になったのもこの番組だし、「ゲルマニウム」にしてもそうだ。しかし今ではマイナスイオンもゲルマニウムの効果も殆ど科学的根拠がないこということでほぼ科学者の中で見解が一致している

有名になったがNHKの「視点・論点」の「まん延するニセ科学」
http://www.youtube.com/watch?v=9LNRYsyWgEY

実はこの「あるある大辞典」、今までこのニセ科学」を広めるのに大きく貢献してきたといってよい。

しかし番組のデイレクター連中は別に科学者ではないから、結果的にニセ科学であっても科学に対して無知であったということであればまだ酌量の余地はある。しかし今度の納豆は実に悪質だった

「あるある大事典」の納豆ダイエットで捏造 関西テレビ

http://www.asahi.com/life/update/0120/013.html

この「○る○る大辞典」のようにデタラメな情報でももっともらしくそして「明確な」答えを出しているように見せればみんなそれを真に受けてしまい、納豆がスーパーで売り切れるというのもまさにそれに踊らされている証拠だ。こういう番組にいとも簡単に踊らされる人間が多いのも問題だが、ここまでひどい実態が明らかになった以上「放送自粛」どころか番組そのものを中止すべきだろう。 健康ブームにつけこんで社会に誤った情報を広め世間の人に無駄な出費をさせるように操作する。いずれも何らかの形で「スポンサー」がいたのだろうが、メデイアの倫理が問われる事態といわれても仕方あるまい。この「あるある大辞典」のスタッフ及びフジテレビを激しく糾弾せざるを得ない。勿論こういう事態に発展するまで放置していた経営者の責任も重大である。

とにかくここで教訓

「マスコミの情報を鵜呑みにするなーまず疑え!!」

「マスコミに踊らされるな

 

ーマスコミの情報は真実よりも嘘の方が多いことを肝に命じよ」


でも似たような番組、某み○も○たの番組でまたもっともらしい情報が流れたら、また大半の人が鵜呑みにし踊らされるンだろうな。だから視聴者はマスコミになめられる.。メデイアリテラシーというものを日本人は永久に持てないのかと思ってしまう

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2006年11月14日 (火)

映画音楽できましたー

本日中島監督が来室、 音楽の最終確認作業を行いました

監督にとっても足掛け3年かけた作品、それがいよいよ完成に
近づきます。1時間44分通してみていただいて一部時間軸と動かす等の作業を行ったが、ようやく最終的にできあがった

映像の最終編集やCGのポストプロダクション作業もほぼ終わりこれで作品がほぼできあがった。

できあがりは、
 
私がいうのもなんですが本当にすばらしいできの映画になりました。今までいくつかフィルムの仕事をやりましたが今回は非常に充実感があります。

この映画の特徴をいうと

1.まずいわゆる「日本映画」的な要素がない。これはスタッフ全員がほぼ一致した考えなのだがおそらく日本よりも海外で評価されるような作品。

2.(私がいうのもなんですが)映像と音楽がものすごくマッチしています。特に「母の教え給えし歌」のカタルシス や
ヴィッターリのシャコンヌのシーンは圧巻です。中島監督独特の世界です。

3.現代社会、若者の心の病巣をするどくえぐった作品。
前にもいったがキューブリックの「時計仕掛けのオレンジ」の世界を継承する作品です

まあ日本の映画というだけで見る気がしない人もいらっしゃるでしょうがこの作品は普通の日本映画とは明らかに違うということはできます。(確かに好みに合わない人はいるかもしれませんが...

クリエイテイブな映画、最近面白い映画がないとぼやいている人に是非見てもらいたい作品です。決して見に行って後悔しない映画だということはできます。

今の所、来年の3月に試写会を予定しています。またスタッフや関係者だけで忘年会兼上映会も予定しています。その時は俳優さんも集まる予定です

来年7月に公開予定ですが、そんなわけで海外のいくつかのフィルムフェステイバルに提出予定です監督はそのためにこれから字幕作成の作業を行います。
できるだけ安く行いたいのでもし字幕作成の経験者の方がいらっしゃいましたらご連絡していただければ幸いです。何せ年内に字幕までやってしまいたいので..(一応私も折を見て手伝うつもりですが...)

監督の戦いはまだ続く...

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2006年10月19日 (木)

「俺たちの世界」映画音楽クラシック曲レコーデイング


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本日スタジオにて映画「俺たちの世界」に使用するクラシック音楽のレコーデイングが行われました

バイオリンとピアノの曲が2曲とピアノのみ2曲、特に大きなトラブルもなく終了しました。監督はナツメさんのバイオリンにとても喜んでいました

以前と重複するとは思いますが、録音した曲は以下の通り
1. 母の教え給えし歌(ピアノ&バイオリン)ドヴォルザーク作曲
2. シャコンヌ  ヴィッターリ作曲
3. ピアノソナタ「月光」第一楽章 ベートーヴェン*
4. ピアノシナタ「悲愴」第二楽章 ベートーヴェン

*蛇足「月光」とは後の人がつけた名前で正式は「幻想風のソナタ」というのが実は正式名称

とにかくこれで「俺たちの世界」の音楽制作はいよいよ仕上げに入ります。ちなみに最後のトラックダウン時には演奏家の皆さんはみんな帰ってしまいましたが、最後にはこの映画の主演の谷口吉彦さんが顔を出してくれました。谷口さんも企画段階からこの映画に関わり今回の作品のできに喜んでいるようでした

取りあえず関係者の皆様お疲れ様でした


最新映画、話題作を観るならワーナー・マイカルで!

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2006年9月28日 (木)

映画「俺たちの世界」クラシック音楽演奏打ち合わせ

さて、かねがねお知らせしている映画「俺たちの世界」で使われるクラシック音楽4曲についての打ち合わせをリハーサルを兼ねて新宿で行った

バイオリンは斎木なつめさん。既にリリーズのコンサートでごいっしょしているのでもう気心知れている。ピアノは音大を卒業したばかりの早川さん。監督自身のご紹介でした。

中島監督立会いの元 以下の音楽のリハを行いました

ヴィッターリのシャコンヌ
ドヴォルザーク 「母の教え給えし歌」
ベートーベン 「月光」ソナタ一楽章
       「悲愴」ソナタ第二楽章

なつめさんは映画のシーンに合わすべく監督と演奏のイメージについて入念な打ち合わせをしてくれました。リリーズのコンサートの時もそうでしたがシチュエーションに柔軟に対応してくれるので助かります。やはり真のプロに頼むと仕事は楽になる。監督は特になつめさんのヴィッターリのシャコンヌの演奏を気に入っていました

まあ音楽はかなり監督のイメージ通りのものになりそうです。クラシックはいずれもカタルシス的な場面で使われるので見ている人は印象に残ると思います。クライマックス部分で「悲愴ソナタ」のニ楽章がでますがとてもせつない感じになります。

明日じゅうにレコーデイングの日程を決定したいと思います

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2006年9月21日 (木)

劇伴や映像のための音楽

今日は一日仕事場で作業をして例の映画音楽もほぼ取りあえずは完成。後程監督に見せて修正が必要であれば引続き作業をするが一ヶ月以上に及んだ基本的に作業にめどが立つ

「癒し系」とか「ヒーリング」とかのイメージが強い私だが実は劇伴や映像音楽の方がキャリアが長い。学生時代に既に小さな劇団の音楽や大学のサークル関係で音楽を作っていたりしたからそういうのを入れるともう四半世紀になる。その間、CM、企業用VP(仕事の数ではこれが圧倒的に多い)、美術館やイベントの展示映像、ゲーム。ドラマやドラマCD, そして映画と仕事の数だけはこなしてきた

映画は少ない、今回で4作目、しかもうち1作は未だ完成せず、あとの2作はいずれも短編ー一番長くて「戦慄の閉鎖病棟」の1時間だから今回の「俺たちの世界」が今までで一番長い。(108分ー但しエンドロール抜きでの話) まあ日本では映画の仕事自体が少ないので仕方ないかもしれないが...

前にも書いたが作曲というのは基本的に誰でもやろうと思えばできる。一定の訓練をつめば必ずできる。しかし劇伴や映像音楽をやるにはやはり適性がある。誰にもできるわけではないーいわばスペシャリストの能力が要求される。従って日本の劇伴作家を見るとわかるがだいたい決まったメンツである。久石譲、小禄礼次郎、渡辺岳夫、etc etc

どういう能力が必要かというと

1.アレンジ能力が必要
  アレンジャーというこれも適性が必要な職業だが基本的にこの能力がないと劇伴や映像音楽は出来ない

2.場面やシチュエーションに柔軟に対応
  基本的に劇伴も映像音楽もある特定の場面。シチュエーションのために音楽を作る。従ってその場面、シチュエーションに適応したサウンドを作る能力が必要。つまり「自分のために」しか曲をかけない人にはこの仕事は向いていない。

3.仕事がある程度早くできる
  だいたい映画、CM,ドラマ等では音楽制作の作業は一番最後になる。そしてほぼ例外なく時間的余裕がない。非常に限られた時間の中で大量の作業をこなせる能力がないとできない、平たくいえば仕事が速くないとこの仕事はこなせないのだ。

尚、誤解して欲しくないがこれら3つができるできないは才能のあるなしとは無関係である。単なる個人的な適性に過ぎないのでこれができないからといって落ち込む必要はない。

また上記2にもあるように「映像」や「劇伴」のために音楽を書くのに職人的作業が必要なことから、それらは芸術ではなく商業音楽を書くのと同じだなどという一部の音楽評論家がいるがいうまでもなくそんな議論はナンセンスである。それなら全てのオペラだって考えようによっては商業音楽になってしまう。また「雨に歌えば」とか{My Favorite thing」のように元々は劇伴音楽だったことを忘れさせるほど名曲として定着していったものも少なくない。

大事なことは劇伴だろうがCMだろうがそこから音楽文化として定着しうる作品ができるかどうかである。今回の私の仕事がそうなるかどうかはこれから皆さんの判断にゆだねなければならない。しかし作る過程がどうであろうと大事なのは形ではない、できあがった音楽そのものである。うたものだろうが劇伴音楽だろうが関係ないはずである。




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2006年9月 7日 (木)

キューブリック映画と「俺たちの世界」の音楽記号論

さて、「俺たちの世界」の音楽も一応順調に進んでいるが今回実は音楽の構想、組み立てを行うのに相当苦労した。というのはところどころクラシック音楽をキューブリック的な使われ方をしているためで、そこの所と自分の音楽の組み立て方の整合性を作るのにずいぶん苦労した

キューブリックの映画の中での音楽の使い方は本当に独特で他のどの監督とも違う。普通このシーンではこの音楽は使わないだろと思う使い方をしてそれが不思議に映像とマッチしているのだ。「時計仕掛けのオレンジ」でのベートーベンの第九やレイプシーンで使う「雨に歌えば」、「2001年宇宙の旅」でのツアラトウストラはかく語りき等

実は「俺たちの世界」でも「時計仕掛けのオレンジ」でのベートーベンの第九を何とレイプシーンに使っている、それ以外に
以下の音楽が使われる
-------------------------------------------------------
ピアノソナタ「月光」一楽章
冒頭部分、殺人シーン、

ピアノソナタ「悲愴」二楽章
いじめられっ子が反撃するシーン、ふんぎりつかない人間が
泣き叫ぶシーン

エリーゼのために
公園で泣くシーンー但しこれは僕の作ったオリジナルに差し替えられる可能性が出てきた

ヴィターリ のシャコンヌ
主人公が車でさまようシーン、もう1人の主人公の高校生が親と姉を殺すシーン

ドヴォルザークの母の教え給えし歌
主人公が仲間にせきたてられて強制的にレイプさせられるシーン
------------------------------------------------------
これだけ述べるとなんでこのシーンにこの音楽と思うだろう。そこが一番悩んだところだ

植島啓司の対談集「デイスコミュニケーション」には新しい情報の認識のありかたとして「文化の記号化」のありかたを説いている。細川周平も「音楽の記号論」で同等のことを述べているが、上記の音楽を主人公の心理状況を「記号化」したものとして考えるとわかりやすくなる

つまり

ピアノソナタ「月光」一楽章ー主人公の絶望的心境、状況を表す(それゆえ普通の月光よりも重く暗くゆっくりと演奏されなければならない)

ピアノソナタ「悲愴」二楽章 ー精神の開放、自分で押さえ込んでいた感情、行動をあらわにしてしまう

ヴィターリ のシャコンヌ ー主人公の心の旅立ちー決心の象徴

ドヴォルザークの母の教え給えし歌ーあーとうとうやってしまった。後戻りできないことをしてしまうことに対する記号化

ベートーベンの第九ー管理社会の中で生きていくメタフォア、意味合い的には「時計仕掛けと同じ」

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キューブリックの映画も同じ使われ方がしている。それゆえキューブリックの映画では同じ曲が違う映画で使われることもある。例えば「時計仕掛け」のあのバロック風テーマは「シャイニング」でも使われている。

その記号化路線を睨みながら僕は主要な3種類の音楽を考えた

俺たちの世界「管理社会のテーマ」ー時計仕掛けのようなバロック調の音楽

俺たちの世界ー居場所のない人間のテーマー生きる方向性、希望を持てない人間の心境ー悲しい感じの音楽ーちょっと久石譲敵な音楽になってしまったが

俺たちの世界ーいじめ、虐待ー何とアバンギャルドタッチのモダンジャズ風にしました。いかも不協和音ばりばりーバッドパウエルやセロニアスモンクでもここまではやっていないと思う

できあがったら公開しようと思っています

映画のテーマはまさに宮台真司がいっていた「終わらない日常ー永遠の退屈」そこを実にうまくえぐっている。しかもヨーロッパ的な映画のタッチで...
というわけでお楽しみに






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2006年8月 2日 (水)

日本人として恥ずかしくなったイベント

亀田興毅の世界タイトルマッチ

正直いって僕はそんなに関心がある方じゃなかった。メジャーリーグは好きだけど別に格闘技は特別好きというわけではない。しかし家族が見ているので 一応テレビつけていたのだが、試合が始まる前の国歌斉唱で ちょっととんでもない「君が代」を聞かされた

亀田興毅のたっての希望でT-BOLANの森友嵐士が歌ったのだが、そいつがとんでもない君が代 を歌いやがった

’ィーー」「’ィーー」「が’アーー」「’ァーー」

’ォーー」「お’ォーー」

ぅわ’ーーーー」

何だこれはー(@。@) 

一子音、一子音、やかましくツバが出そうな発音、
そして気持ち悪い節回し

おーい  これ世界中に流れてんだぞー


日本人の音楽センスが疑われる歌い方だー.。

こんなのがカッコいいと思う奴のセンス疑うよ。 オレ


別におれは君が代に思い入れなんかない、どちらかというと寧ろ逆だ。だが音楽で飯を食っている人間としてこれはちょっとひどすぎる

そして最後のあの判定


公平に見てあの判定に納得する人っていますかね?


こんなことして大丈夫? この国? この番組全体が「やらせ」(というかここまで来ると「捏造」)だと感じない人はいないだろう。あの音楽センスのかけらもないわが国の国歌斉唱を聞かされ、単調な試合を延々と見せられ、誰がみても首をかしげる判定が出る。前菜もメインデイッシュもデザートもどれもひどい味。 

何か日本人であるのが恥ずかしくなった一瞬だった。

というわけで口直しに好きな映画を今見ています 。本当に見ていて気分が悪いイベントだった

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映画音楽作業開始

Cap001

PFF(ぴあフィルムフェステイバル)の
応募作品の音楽を担当することになりました。 タイトルは「俺たちの世界」

作品は現代の若者の心の病んだ部分をタランテイーノ風の編集とキューブリックの「時計しかけのオレンジ」風の演出で料理したとてもユニークな作品。DVDを見せてもらったが類まれなセンスを持っている監督です。まだ弱冠22才。

このフェステイバルでかなり注目されること受けあいだと思います
こういう映画を作る人間は日本にはいないと思いますね

そのDVD資料が届いたので作業を開始

今回はかなりセックス&バイオレンス性が強い作品で、考えてみればこういう映画の音楽を手がけるのは始めてかもしれない
おたく系アニメ、とかホラーとか恋愛ドラマとかありますけどね..

しかも音楽が普通のドラマの音楽の使い方といろんな意味で違うのでかなり考えながらやらなくてはならない。結構苦戦するかもしれない。何せキューブリック的な音楽の使い方だから..
キューブリックの作品をご存じの方はわかるだろうが、2001年宇宙の旅、シャイニング、時計じかけのオレンジ、どれをとっても普通の音楽の使い方はしていない。

まあどんな映画音楽でも実際作った音の1/3も使われないものだが今回もそうなるだろう。かなり細かくこちらなりに「音の演出」を考えるがおそらく大半は使われることはないだろう

ちなみにイメージ映像を見ると何とかなくゲイっぽく見えますがそういう映画ではありません。(裸踊りのシーンはありますけどね)

ということで新たな情報が入り次第また報告します

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