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2017年11月23日 (木)

情報に対する接し方ーとりわけ音楽関係者の情報の接し方と活用について

ようやく一段落し今日は休日なので久々のブログ記事だけど、ちょっと私自身は深刻だと考えるテーマについてです。
現代の日本人の情報に対する接し方についてなので、本来は私のもう1つのブログ記事に書くべきことかもしれないので、少し迷ったけど結局は音楽関係者の情報に対する接し方、活用の仕方に多大な問題がある、という話なのでこちらのブログ記事に書かせて頂く

ご存じの通り私はFacebookで「音楽&映像関係者キャステイング」という音楽関係のグループの管理人をしている。「キャステイング」という名前がついていることからもわかるように音楽関係、映像映画関係の募集案件に関する投稿が主なグループである。そこで先日完成したばかりの拙音楽担当の最新作「再恋(さいれん)」のエンデイングテーマ曲に関する募集を行った。いわゆるタイアップ案件である

一応業界で一定の期間仕事をしているので、各音楽事務所がタイアップを取るのにどれだけ血眼になっているか、ある程度知っているし、中にはタイアップがらみで事務所同士がケンカするというケースも承知している。そのため応募者は相当数あるだろう、と考えたところ掲載して以降、なかなか応募が来ない、辛うじて締切間近に二件来たものの、探している内容にはマッチせず、結局映画プロデユーサー経由のところに決定した。

実はこのグループでは音楽関係の募集投稿について以前から音楽関係者の反応が鈍い、という問題があった。管理人たる私が信用されていないのか、うちのグループの参加者はみんな仕事が沢山あって、そんな募集なんか興味がないのかわからないが、とにかく音楽関係の募集投稿は本当に反応が鈍かった。

今までの例を挙げると
(1)  某大手リゾート会社地上波CM    女性声楽家(ソプラノ)募集
応募者3名 (結局他社が成約)

(2) 劇場公開ドキュメンタリー映画テーマ曲でのジャズトランペット奏者募集
拙作音楽担当「涙の数だけ笑おうよ」のテーマ曲制作
応募者  0(結局他ルートでキャステイングで奏者決定)

(3)11月8-9日 オペレッタ公演オケメンバー募集
応募者 3名

それにしても何でこんなに毎回応募が少ないのか、わからなかったが、今回いろいろと調べていてあることがわかった。

実は私の知り合いの音楽制作関係者でグループに参加している人5名、また別の人が同じグループ参加者で音楽業界関係者のこの件について聞いてみたら驚くべき答えが返ってきたのだ。

「え? そんな募集あったの? 全然見てなかった」

どうやらグループ「「音楽&映像関係者キャステイング」」はグループ名に「音楽」がついているものの、は実質的に映画、映像のグループと同じ状況になっていた。つまり音楽関係者の殆どから「「音楽&映像関係者キャステイング」」の募集案件は「映画、映像関係の募集しかない」と決めつけられていたようなのだ

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2016年9月29日 (木)

インターネットでの募集投稿の信頼性の問題について

当ブログをよくご購読して下さっている方は私がFacebookグループ「音楽家&音楽及び関連業界キャステイング」の管理人をしていることはご存じだろうと思う。
そこでは音楽、映画のキャスト、スタッフ関係の募集告知を掲載し、なかにはかなりオイシイ内容の募集も掲載していたりする。

しかし正直それらの募集告知に対する参加者の反応がどうも今一つなのだ。2100名を超す参加者がいながら「イイネ!」する人もだいたい決まっているし、応募者もどうも少ないようなのだ。かなりオイシイ案件に対してもそうなのである。

私はこれは最近の日本人に顕著な無関心、周囲に流されていればいい思考停止自分の好きな情報しか見ない自分だけがよければいいその風潮の産物だと思っていた。

正直それもあるかもしれないが、実はこちらの原因の方が大きいのではないか、と思うようになった。それはネット住民、ITギーグが聞いたらまた卒倒するような話である。

それは インターネットの情報の信頼性は非常に低い というものだ

確かに私も情報収集をしていて明らかにブラックな募集も少なくない。詐欺的な募集も多い

しかし今日はそのブラックの最たる募集告知が出てネットでも話題になった

■ネット番組「なんでもあり☆」のスタッフ募集が2カ月無給で物議 AbemaTVのブラック求人との誤解も
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1609/28/news117.html

まあ私もいろんな酷い募集告知をみてきたがここまで酷いのは見たことがない

2カ月にわたって無給 1月からギャラ支払える(本当か?)
業務用機材持ち込みが望ましい(何だそれ? こいつら機材もないのか?)

正直ここまでプロフェッショナルなクルーをコケにした募集投稿も珍しい。映像スタッフクルーに関しては3K職場ともいわれる関係でただでさえ、映像業界は人材難で確保が難しい。それをプロがボランテイアで応募してくれるなんて期待していること自体、無知の極みでありこれだけで信用無くすという点をこの募集告知を書いた人間は理解できないようである。

まあ募集告知に「AbemaTV(なんでもあり☆)キャスティング担当本部」という表現があることなどからAmeba TVが募集したように誤解されていた面はあるにせよ、Ameba TVは該当の制作会社に連絡をとり無断での同社サービスのアイコンやロゴ画像掲載、サービス名称を表記したとして、削除・修正を依頼し、厳重に注意したというが、それでこの制作会社の募集内容が大きく変わるとは思えない。ここまで酷い対応を取った制作会社は名称を公表すべきであろう

この募集告知を見て当ブログの記事ボランテイア演奏」に関する勘違いと音楽家やクリエーターを人間扱いしていないこの国の風潮」の記事の中の次の引用記事を思い出した。これは映像ではなく音楽だが

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Spotifyようやく待望のサービス開始。しかしストリーミングの真の評価はこれから

当ブログでも何回か言及したスポティファイ(Spotify) の日本サービスが本日開始した。まるでオオカミ少年が「オオカミ!」というがごとく、サービス開始の情報が流れてから結局延期、というのを繰り返してきたが今回ようやく、日本でのサービスが開始された。

但し当面は招待制(黎明期のmixiと同じ)でエントリー制でサービスを開始し、招待コードを得るにはSpotify公式サイトでエントリーする必要がある。欧米と同じく「無料プラン」「有料プラン(月額980円)が用意されており、前者は勿論広告が入る。尚、有料プランは、30日間はフリーで試用できる。これも欧米と同じ

■無料で4000万曲が聴ける「Spotify」が日本でサービス開始
http://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1609/29/news084.html

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日本は他国に比べてかなりサービス開始は出遅れた形になっているが、そうはいってもアメリカでもヨーロッパでもこのサブスクリプション式のストリーミングサービスに対する評価は大きく二分されており、その意味では私は業界的見地からすればそれほど出遅れは気にならない。

日本で誤解している人が非常に多い。特に声を大にしていいたいのはこのストリーミングサービスは音楽の最終アウトプットでは決してない、という点だ。サブスクリプションサービスは配信というよりは寧ろネットラジオという認識の方が正しく 音楽のプロモーションの一メソードと考えるべき

つまり音楽配信のダウンロードやフィジカルなパッケージ(CD ー最近はアナログレコードも復活している)を売るためのツールという風に認識しておいた方がいい。実際ストリーミングなのだからラジオ、や有線放送をネット(主にスマホ)を通じて聴く、という風に考えればいい。実際見かけ上もそうであるし、私も実際にトライアルで使ってみてそういう考え方で使っていた。

但しSpotifyが本当にプロモーションメソードとして機能しているか、効果が出ているか、についてはアメリカでも評価が分かれていて現時点ではなんともいえない。もう少しきちんとした評価には時間が必要だろう。

これが音楽にとってよい影響になるのか、あるいは期待はずれか、寧ろ足かせになってしまうのか。

今後の推移を見守ろうと思う

 

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2016年8月27日 (土)

Facebookイベンターとしてかさこ氏の「不参加表明=バカ」論に異議あり!! 「不参加表明」は貴重な情報である

以前当ブログの記事でかさこ氏の記事を批判したことがあるが、今回もまた異を唱えさせていただく。別にかさこ氏本人に対して個人的な怨恨のようなものがあるわけではないのだが、かさこ氏の「釣り」とも受け取れるある事象に対してやや短絡的、決めつけ的ともいえる書き方は正直いって好きではない。但しこのような書き方がいわゆる「ネット住民」とか「ロスジェネ」世代の人間に絶大な支持を受けていることも知っているし、ネットではネット論客の一人として一定の影響力を保っている。そのためネットでおかしな風潮がもっともらしく拡散する可能性があることを憂慮して熟慮の上あえてこれに異を唱えさせていただく

問題はこの記事だ
■イベント<ページで「不参加表明コメント」するのはバカだからやめた方がいいですよ
http://kasakoblog.exblog.jp/24613506/

まず私の関連ブログであるFacebookグループ「音楽家&音楽及び関連業界キャステイング」公式ブログ
http://kyojiohno.cocolog-nifty.com/musiciansandindustry/

をご覧になるとわかるがこのFacebookグループで定期的にイベントを開催しており、このブログ以外の私の個人的なライブイベントをあわせるとほぼ毎月複数のイベントの開催、運営をしている人間である。

その私からするとこの「不参加コメント=バカ」という主張はどうにも承服できないのだ。しかも困ったことにこれに賛同する意見も少なくない。

だが私は全くこれと真逆の主張をさせていただく

結論から言うと私はイベント招待者からの「不参加」の表明はありがたいと思っている。なぜならそこには少なくとも「時間が空いていたら参加することを検討する」というニュアンスが込められているからだ。

経験上、招待した人の殆ど、まあ7-8割近い人ははっきりいって「無視」である。参加する人、興味あり。という人を含めてもだいたい毎回3割にみたない。「興味あり」「未定」にすらクリックしていない人=あんたのイベントには興味ねえんだよ、といわれているのと同じである。

私はFacebookグループ「音楽家&音楽及び関連業界キャステイング」の管理人をやっているが、グループ管理人として非常に頭が痛いのは私を含むいろんな人がせっかく投稿しているのだが、それらの投稿を読んでいる人間はおそらくグループ参加者の半分もいないという点である。な かにはグループ投稿を殆ど見ていない人も少なくない。たぶん3割くらいの参加者はそうではないかと思う。個人的には一体何のためにグループに参加しているんだろう、とすら思う。

これは政治の話しとか、「選挙に行く、行かない」といいた類の話しだけではないけれど、今私は日本人全般に広がっている「無関心病」というのが非常に怖い。人々が無関心だからこそ権力者がどんなメチャクチャなこ とをしても誰も何もいわないし、誰かが不正をしても全く他人事のように思ってしまう。そのくせ芸能人がちょっとでも何かしでかすと世間全員がヒステリックなバッシング を行い、それこそバカなネットの暇人連中はまさに鬼の首を取ったように、問題の芸能人のバッシングを行う。政治家は何をしてもいいが芸能人はちょっとでも不正をしたら万死に値する、くらいといわんばかりだ。

私はそういう今の日本の風潮の方がよっぽど危険だと思う。

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2016年6月12日 (日)

深刻化する女性アーチストのセキュリテイー 取りあえず今できる対策について考える

先日の小金井で起きた冨田真由さんのストーカー刺傷事件が記憶に新しいがアメリカでも同じような事件、いやもっと痛ましい事件、起きてはならない事件が起きてしまった。ボーカリストのクリステイーナグリミーさんがファンへのサインを書いているうちに凶弾に倒れて死亡してしまったのだ

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NYタイムズの記事によると犯人はKevin James Loibl,(ケビン、ジェームス、ロイブル 写真左) まだ捜査途中だが、動機は不明でクリステイーナさんとの接点は今のところ見つからないという、小金井のような執拗なストーカー事件とは少し違うようだ。

クリステイーナさんの弟を始め数人のファンが取り押さえた時犯人の犯人のロイブルは銃で自殺。現在フロリダ州オーランドの警察はが犯人の電話やパソコンを分析して今回の動機を解明中で今後の捜査で新たな情報が待たれる。だが犯人は拳銃二丁と狩猟用のナイフを持ってオーランドまで来ていることから明確な殺意があったことは明らかである。

■Man Who Shot Christina Grimmie, a Singer on ‘The Voice,’ Is Identified
http://www.nytimes.com/2016/06/12/us/christina-grimmie-singer-on-the-voice-dies-in-shooting-at-concert.html?hp&action=click&pgtype=Homepage&clickSource=story-heading&module=mini-moth&region=top-stories-below&WT.nav=top-stories-below&_r=0

それにしても小金井の冨田真由さんー幸いにして意識が回復したのが気持ち的に救われたがーの事件を始め頭がおかしい人間の暴走が最近本当に目立つ。頭のおかしい人間はネット時代以前にもいただろうが、インターネット時代になってこのような頭のおかしい行動や言動が結果として目立ってしまい、犯罪行動を誘発、もしくは誘導、結果的には幇助することになっていることは考えなければならない。

はっきりいえることは小金井のストーカー刺傷犯人にしても、今回のクリステイーナさんの射殺犯にしても、このように暴走しかねない頭のおかしい人間はまだゴマンといる可能性が高いことだ。そして殆どが間違いなくネットで活動している

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2016年5月 2日 (月)

Facebookグループ運営に関して感じる事ーFacebookグループの表示方法に大きな問題が

ここ二週間ばかりメチャクチャ多忙でブログ更新もままならなかったが、既にご存じのとおり私はFacebookで音楽業界関係のグループ「音楽家&音楽及び関連業界キャステイング」なるグループの管理人をしている。

交流会が終わって半月ばかりで参加者はまだ増え続けており、今日現在で1895名、2000名突破はもはや時間の問題だろう。正直ここまで参加者が増えるとは思っていなかった。ミュージシャンはあまりこういったグループへの参加は積極的でないといわれるが、おそらくは「音楽を使う人」、管理人が「これからは映像の時代」という位置づけをしている関係で音楽関係者だけでなく映画関係者、映像関係者の参加をも推進していることが参加者が増えている原因とも思われる。

以前は管理人以外にグループ参加者も参加承認できるようにしていたが、現在一部の参加者によるスパム行為も報告されているので当面は私が参加承認することにしているので、参加者増加のペースはやや落ちていくだろう。

それと最近、著しくなってきたのだがグループの参加申請で気になっていることがある

それは明らかにグループの説明も全く読まないで参加リクエストを送信してくる人が多いのだ。特に先週はかなり酷かった。音楽関係や関連のコンテンツ制作関係者が参加対象なのに明らかに不動産関係、ファイナンシャルプランナー、IT会社の経営幹部等、無関係の業界の人がリクエスト送信してくる。音楽の趣味のグループではないので、明らかに音楽をプロフェッショナルレベルでやっていない人に参加申請されても困る、というのが正直なところ。

おそらくは単に参加人数が多いからとか、友達が参加してるから、という理由だけで参加リクエスト送信する人が多いんだろうと思うのだが、それにしてもネットには今そんなにも文盲が多いのだろうか、とも思ってしまうが....

どうも原因がわかったような気がする。それはFacebookのグループの紹介の表示方法である。Facebookのグループ紹介ページを開くと以下のように表示される

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2016年4月17日 (日)

私のソーシャルネット観とFacebookグループでの今後の活動について

熊本地震の件が心配だが、先日の私が管理するFacebookグループ「音楽家&音楽及び関連業界キャステイング」の第三回の交流会、超満員の中で行われ手前味噌だが成功したといっていいと思う。

私はmixiの時も含めていうとソーシャルネットというツールで多大の恩恵をもらったといっていいと思う、

元々私は持っている人脈がそれほど豊富な人間ではなかった。音楽の仕事を始めた時も音楽業界とのコネクションはほぼ0に等しかった。

その状況を大きく変えたのがソーシャルネットだった。mixiも黎明期では大きな恩恵を受けたがご存じの通り2009年から2011年の頃のmixiの酷い状況(荒らし、炎上が日常的に頻発)に伴いFacebookに主軸を移して行った。今ではmixiに殆どアクセスすることはなくなった。残念ながらmixiが以前のような状態に戻ることはもうないだろう。

だが私はネット万能論者ではない。またそういう見解に固執している人たちを正直軽蔑している。というのもネットというのは所詮はマスメデイアの補完メデイアの域を出ない、ということを実感しているからだ。ソーシャルネットといえどもネットの中のツールの1つに過ぎない。

自動車が便利であると同時に運転操作を誤れば人命を奪う凶器になりうるように、ソーシャルネットも使い方を誤れば逆に危険なツールにもなりうる。ソーシャルネットは有益な人脈を構築する可能性があると同時に「望ましくない」人間ともつながる可能性があるからだ。それは私はmixi時代に苦い経験をしたので実感している

Facebookは実名主義なのでまだ無責任な発言等がない、という話もあるが経験上必ずしもそうともいえない。成りすましも多いし、複数アカウントを取って悪さをする人間やいわゆる「ネット業者」も少なくないからだ。

そのため私は少なくともソーシャルネットを使う時に次の方針を持っている

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2016年3月 3日 (木)

Facebookグループ参加者増加ーしかし一方では課題が

既にご存じの通り私はFacebookグループ「音楽家&音楽及び関連業界キャステイング」での管理人をしている。昨年の12月23日の記事の時点では参加者1276名だったが今日現在では参加者は1639名
二か月ちょっとで370名も増えたことになる

これは普通に考えれば喜ばしいことなのだ  ...

実は多くの課題も抱えている

そもそもこのグループの主旨は音楽家と音楽を発注する側(音楽を業務で「使う方」)の双方を参加させ、しかも音楽のジャンル等は一切不問、そのことによってミュージシャンの新たなビジネスチャンスを作る点、その他ジャンルが違うミュージシャン同士のコラボレーションの機会、その他とかく縦のつながりしかできない音楽家の「横のつながり」を作ることを目的としたグループである。よって誰でも参加できるグループではない。だから音楽が単なる趣味だったりする人や「友達が参加している」という理由での参加はお断りしている。

基本的に「音楽家&音楽及び関連業界キャステイング」の参加者の対象者は以下の人たちになる、
1.音楽家(作曲,編曲,作詞)及び演奏家,及び音楽事務所や音楽制作関係者(音楽プロデユーサー、デイレクター、エンジニアetc etc)

2.音楽を業務で使う方(映画,映像,CM,テレビ,イベント,演劇,ゲームその他音楽配信、ストリーミング等いかなる形でも音楽を業務に使う方)または広告関係者

3.映画、映像制作関係者(監督,デイレクター,女優,俳優,その他撮影関係のクルー)

一応参加者を信用して管理人の私以外でも参加リクエストがあれば参加者でも参加承認していいことにはなっているのだが、ここ数か月、とりわけここ一週間くらいに大量の新規参加者の中で上記の3つに「公開プロフィールをみた範囲では該当しないのではないか、と思われる人間が何名か見つかった(「投資関係者」とかイベントでもあまり音楽を使わなそうな分野の方とか、「全体の公開」のプロフィールを見た範囲では音楽関係なのかわからない人等)

参加者の方には例えどんなに親しいFB友人でも上記3つにあてはまらない方の参加承認はしないようにお願いしているが、過去に「望ましくない」人間も参加した経緯もあり、参加者の動向には神経をとがらせている。

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2016年1月29日 (金)

デジタル偏重、デジタル絶対時代の終焉ーインターネットは「旧メデイア」に実は「完敗」したという事実

インターネットの黎明期から現在でもそうだが多くの人々はIT企業家の宣伝する「インターネットはあらゆるメデイアを凌駕し社会に革命をもたらす」という文言を鵜呑みにした。いわゆるお暇な「ネット住民」からネトウヨ、またいわれるリア従になりたくてもなれない人たちはそのことを信じて疑わなかった。
今でも彼らは「ネットの方がすぐれている」「ネットメディアがそれ以前のメディアをすべて駆逐する」という言質にこだわっている。それはひとことでいえば彼らにはネットでしか自分を表現できないし、自分の力を誇示できない、勿論この手段でしか他人を攻撃できないからである。

だからこれからここに紹介する記事はそんな「ネット住民」、ITギーグ、やたらにネット万能論をまきちらすエセIT起業家、ネトウヨたちが読んだら(そもそも彼らにまともな文章読解力があるか疑問だが)卒倒するか激昂するかのどちらかだろうと思う。彼らが死んでも認めたくない事実が書いてあるからだ。

そればインターネットは結局「既存のメデイア」であるテレビに完敗している、という事実だ

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息切れするネットメディア、真の勝者は結局「テレビ」だった!
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/47559

(ルパート・マードックが息子)ジェームスが父親のサテライト放送会社のBSkyBを経営していた時に行った辛辣なインタビューで、この落差を指摘したことがある。すると彼はマードック特有の口調でそれをあっさり切り捨てこう答えた。

「全然分かってないんじゃないかな。よく周りを見回してくださいよ。テレビの時代なんですよ!」

マードック一族は古い時代のメディアの遺物と信じ込んでいた私は、周りを見回してみた。すると確かに、インターネット時代であるにもかかわらず、BSkyBが強大な地位を確立している事実にたじろいでしまった。実際、それはヨーロッパ最大の企業の一つだった。

<中略>

どんなにデジタル企業の評価額が急騰し、誇大宣伝されてメディアが騒ごうと(もっとも、その大半はデジタル・メディア自体から発信されるものだが)、いまだに人々はインターネットよりテレビ視聴に多くの時間を費やしているということだ。 そして、テレビを見るためにインターネットを使う時間が増えていたのだ。

オンライン・メディアの革命家たちは当初、より多くの無料コンテンツと、より多くの広告というテレビのビジネス・モデルを盗むことで、やすやすとテレビの旨みを手に入れられるものと踏んでいた。

ところが、今やオンライン・メディアは「無料」の中で溺れかかっている。あらゆるもののアグリゲーターであるグーグルとフェイスブックがトラフィックを支配し、実質的に広告料金を設定する形となっている。

この両者のトラフィックが驚異的に拡大したことで広告市場は過剰供給となり、広告料金を押し下げる結果となった。ガーディアンからバズフィードに至るまでのメディアは、トラフィックを増やすことによってしか競争に勝つことができない。

トラフィックというのは、愛読者ではなく単に通り過ぎてゆく何百万というウェブページの訪問者で、それは、あまりにも瞬時であるため、当然ながら支払われる広告料はどんどん安くなっている。

一方テレビ業界は、あたかも中毒から回復するように、着実に広告離れを進めてきた。ケーブル会社からの料金や、毎月消費者のクレジットカードから引き落とされる料金に基づく新しいビジネスを始めているのだ。

<中略>

皮肉なことに、かつてもっぱらニールセンの視聴率に振り回されていたテレビが高級化し、オンライン・メディアは、ばかげたトラフィック・ゲームに成り下がっている。テレビは、名声と影響力を収益化する方法を見出したのだ。大衆市場のテレビが高級化に向かったのに対し、リスティクル(リスト記事)や過剰に感傷的なバイラル動画(や記事)などを提供するデジタル・メディアは、低レベルのマス(層向け)路線を追う形になった。

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2015年12月23日 (水)

Facebookグループ立ち上げ一年半ー管理人になって思う事、そしてそのグループの主旨

既に当ブログでこれに関する記事を何回か書いているが私はfacebookの「音楽家&音楽及び関連業界キャステイング」というグループの管理人をしていて、もうすぐグループ立ち上げてから一年半経つ。

今日現在参加者1276名で、新規参加希望者も増えているもののその新規希望者の中に

1.明らかにグループの説明を読まずに参加申請してくる人

2.プロフィールを見てもどういう人、何をしている人か全くわからない人

が増えている。

どうも参加者が1000人超えてから

(1) 参加者が多いという理由だけで参加申請する人

(2) 美女の参加者(アーチストや美人演奏家とかが多く参加している)を目当てに参加申請する人出会い系か何かと勘違いしている?

(3) 業者、スパマーと思われる人間の参加申請

という傾向が見える。やはり参加承認制を取らないとグループの運営に支障をきたす可能性があるので参加承認制にしたのは正しい。最近はこの手の参加申請が増えているので審査を厳しくしていて、プロフィールを見て「明らかに音楽をやっている」もしくは「明らかに音楽を業務で使う」人以外は不承認にしている。

ちなみに上記1.の「グループの説明を読まずに参加申請してくる人」だが当グループの説明の冒頭には以下の文で始まっているのでそれに該当しない人は明らかに読んでいないということがばれてしまう。

当グループは音楽関係の仕事のためのグループです。音楽が単なる趣味だったり「友達が参加している」という理由での参加申請はご遠慮下さい。またこのパターンが非常に多いのですが全体の公開のプロフィールを見てどういう方かわからない方がいます。プロフィールをみてよくわからない方の参加承認はいたしかねますのでご了承下さい。

当グループはひとことでいえば音楽をめぐる「異業種」の交流により音楽関係者の新たなビジネスチャンスを創出するためのグループです。音楽家や音楽関係者だけでなく関連業界(広告代理店、イベント企画、映像制作、CMその他映像制作等々)の関係者でいかなる形でも音楽を業務に使う方の参加もOKです。最近当グループは映像映画関係の方との交流に力いれていますので映像製作関係者、俳優、女優、映画監督、映像デイレクターの皆さんの参加も歓迎いたします。

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2015年12月 5日 (土)

イギリス政府が著作権法を過去に戻すーネット上のコピーやクラウドサービスを違法とする決断へ

ネット上でコピーする、DRMはずしクラウドサービスでコンテンツを楽しむ。今やそれが当たり前になりつつあるが、イギリスで著作権法において個人が所有する音楽を自由にコピーできる著作権法に関する新しい法案を撤回することを決定したという。

英国における著作権法はデジタルが主流になった現代とは正反対で、非常にアナログ的な内容で進化が遅れていたのは事実だが、アメリカを始めとする現状を見るにつBASCA (British Academy of Songwriters, Composers and Authorsー日本のJASRACに相当)を始めとする音楽団体から今年6月に司法審査の依頼を受けたため高等法院は審理を行ってきたが、その結果、高等法院は著作権法の特例に対して、「損害に関する結論を正当化する証拠が不十分/明らかに不十分」として英国政府の特例は「不完全」という決断を下したという

音楽をコピーしたりバックアップすることは違法とイギリス政府が著作権法を過去に戻す決断
http://jaykogami.com/2015/12/12370.html

著作権法を昔に戻すとどういうことになるかというと、クラウドサービスでのコピーも違法になるわけだからイギリスではi-tunesが自動的に違法になる。
SoundCloudから音源をダウンロードするのもNG
つまり自分で買ったCDやDVDからのコピー以外は全部違法 となるのだ。

但しPandoraはストリーミングでコピーではないので(元々Pandoraはネットラジオであるため、配信とは違う)Pandora等のサブスクリプションには影響はないが、SpotifyからのダウンロードはNGとなる。

これが全世界的に音楽業界についてどう影響するかが見ものではあるが、著作権者、コンテンツプロバイダーによるApple Google等のITグローバルへの「反撃」と受け止めることもできるが果たしてどうなるだろうか?

実際現行のi-tunesを始めとするクラウドシステムはCD時代と比べて著作権所有者に対して恩恵をもたらしているか、というと残念ながら逆、というのが現状である。上記の引用記事はIT系の記事のためイギリスのこの動きに対して大きな疑問を呈しているが、実際今のクラウドを始めとするネット配信のシステムが著作権者に大して本当に優しいシステムか、というと残念ながらそうは言えないのが現実だ。これは企業努力やアーチストの努力云々以前の問題である。

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2015年11月20日 (金)

ツタヤ 独自の映像制作と配信強化でアメリカNetflixに対抗か?

当ブログでも既に何回か紹介したアメリカ映像配信最大手のネットフリックス。年内に国内サービス開始の話があるが以前も話をしたようにネットフリックスが映像配信のhuluと根本的に違う点があることも指摘した。

それは以下の点である

1.ネットのストリーミング配信のみならず、DVDレンタル(配達含む)の実店舗の運営も併用

2.レンタルだけではなく劇場公開のシステムも構築

2.単に映像コンテンツの配信ではなく映像そのものを制作

日本のITギーグやネット住民はいまだにネットがリアルを凌駕する、とかネット、ウエブサイト関係さえ充実していれば大丈夫、であるかのようなネット万能論、ネット優越主義のような考え方に固執する向きがあるのだが世界的に見てもそういう考え方はもはや時代遅れである。

記憶に新しいが先日アマゾンがニューヨークに実店舗をオープンしたというのが話題になっているが、

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これに関してE-コマースが限界なのか? などという記事が見られたが、それは現在の時代の本質を全く理解していない見解である。

ひとことでいえばこれからはリアルとバーチャル(ネット)の双方を充実させないとダメなのだ。リアルにこだわってネット対策を全くしていないのは論外だが、かといってネットだけでのバーチャルだけでもダメ ということだ

アマゾンがリアルな店舗を作ったのもこれが理由だし、Googleがソフトや本の宅配をしたのもそれが原因。ネットさえあればすべてが大丈夫とか、E-コマースが普及すれば世の中の全ての店舗は不要になる、などと大真面目に論じている輩がいまだにいるがそういう考え方ではこれからの時代は生き残ることができないのである。まあその手の言質にこだわる輩は要するにこの人たちにはネットしかないからそういういいかたになるんだろうが。

ネットフリックスhuluと違いバーチャルとリアルの二本立てで成長して、配信とレンタル両方で大きく成長してきた企業である。つまりネットフリックスは元々ビデオのレンタル宅配業者からスタートしたこともあり映画、映像コンテンツの第一次(劇場) 第二次(DVD パッケージ) 第三次(ストリーミング配信)の全てを自前でできる点が従来の事業モデルと大きく違う点だ。

当ブログの記事にも書いたが、今年七月のクリエーターズEXPOにおける基調講演で株式会社KADOKAWAの角川歴彦会長も指摘していたがアメリカのApple  Google  Amazon といった会社の1つの傾向として

IT バーチャル       リアルな業態、リアルな世界を志向

既存のリアルな業態  バーチャルな世界、IT技術導入を志向

という傾向がみられるという、角川歴彦会長もドワンゴを買収したというのはそういう背景があると思われる。

実はそのネットフリックスと極めてよく似た企業が日本国内にあるのをご存じだろうか?

そうCCC(カルチャーコンビニアンスクラブ)が運営するTSUTAYAである。

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2015年8月22日 (土)

定額ストリーミングの本場のアメリカでシカゴ市が「クラウド裞」導入。コンテンツビジネスへの今後の影響は?

当ブログでもサブスクリプションによる定額ストリーミングに関して論じてきたが、本日その定額ストリーミングの本場のアメリカで衝撃的なニュースが飛び込んできた。

アメリカ第二の都市シカゴが音楽配信や定額ストリーミングを始めとする「クラウド系サービスに「クラウド裞」を導入すると発表。

■Chicago’s 'cloud tax' makes Netflix and other streaming services more expensive (シカゴ市の「クラウド裞」でネットフリックスを始めとするストリーミングサービスが割高に)
http://www.theverge.com/2015/7/1/8876817/chicago-cloud-tax-online-streaming-sales-netflix-spotify

英語のニュース映像

■Why you'll be paying a 'Netflix tax' soon(なぜ「ネットフリックス裞」を払わなければならないのか?)
http://finance.yahoo.com/news/why-you-ll-be-paying-a--netflix-tax--soon-161951515.html#

日本では定額ストリーミングサービスがまだ開始したばかりだし日本でのネットフリックスのサービス開始が秋に開始予定されている折も折、アメリカのシカゴ市で面白い動きが発生して全米で議論が沸騰している。

要するにi-tunesを始めとする音楽配信やNetflix, Huluなどの映像ストリーミング、Sporify Apple Music等、コンテンツで「クラウド」を使うサービスに対して「クラウド裞」を導入というもの。

寝耳に水のIT業界からは当然ながら反発と戸惑いが起きているが、映像や音楽のコンテンツプロバイダーからは好意的な反応が返ってきている。

賛否両論あるものの、これが全世界的に普及すると今後のコンテンツビジネスに大きな影響をもたらす可能性があり、これに関して

(1) シカゴ市以外の自治体も同調するのか

(2) 定額ストリーミングの普及に影響がでるのか

の2点が注目される。

要は定額ストリーミングが主流になったことで、コンテンツプロバイダーの収入が激減することに対する対策の1つといわれていが。ITギーグや日本のヒマなネット住民が聞いたら卒倒するようなニュースだ。しかし私は面白い、と思っている。但しこの税金がどう使われるかが問題だが..

今後この関係がどう展開するか、定額ストリーミングの動向とともに注視する必要があるだろう。


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2015年8月11日 (火)

定額ストリーミング成功のカギはストリーミングサービスからブレイクするアーチストが生まれるかどうか

さて、日本ではいまだPandora RadioSpotifyのサービス開始についてメドが立っていない現状ではあるものの、すでに"Apple Music"や"Line Music" そしてエーベックスが主宰している”AWA”がサービスを開始したこともあり、私見ではPandora RadioSpotifyの日本でのサービス開始はもはや時間の問題だと考えている。

音楽業界ではこれらの定額制音楽ストリーミングサービス(尚、いまだに一部マスコミは「無料音楽サービス」などと報じているところがあるが、それは「無料期間」があるだけで無料期間終了後は定額の料金を支払うシステムなのでその報じ方は正しくないー特にネットではネット住民にとって「都合のよい情報」は勝手に一人歩きするのでこの手の報道は気を付けていただきたい)に対してネガテイブな受け止め方が多く、確かにその気持ちはわからないではないが、この流れはもはや止めることは不可能なので、その時代に応じた対応を音楽業界人として考えるべきである。

まず定額ストリーミングサービスに関して一部誤解している人が多いが、これは音楽のデイストリビュート(販売)の最終形式ではない、という点を抑えて行かねばならない。

あくまで定額ストリーミングサービスには宣伝、というニュアンスが存在することを抑えて行かないととんちんかんな議論になる。

とはいえ、このサービス出現によって音楽業界のビジネスのありかたは大きく変わらざるを得ないのも事実である。日本の音楽業界人は今でもそうだが「変わる」ということを極端なほど嫌う人間が多いが、もはやこの流れは避けられないだろうと思う。

音楽業界人なら誰でも読む『Musicman NET』連載の本格論考『未来は音楽が連れてくる』の著者でもある榎本幹朗氏の記事はかなり的確な分析をしているのでここでご紹介させていただく

■定額ストリーミングサービスは音楽に何をもたらす? 専門家・榎本幹朗が分析する現状と未来
http://realsound.jp/2015/08/post-4168_3.html

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2015年8月 6日 (木)

ホリエモン、池田、上念がSEALDsを攻撃する理由ーもはやリア充は時代遅れ―スマートに知的にネットツールを使いこなす時代

8月に入り主な取引先の多くが「夏休みモード」に入ったためここ数日懸案の会社のウエブサイトと私の公式サイトに関してSEOを始めウエブ対策の作業を行った。

実はこの件に関してはなかなか思うようにいかず悪戦苦闘している。しかし今でも時々うちの会社にはうざったいほど電話してくるわけのわからんSEO会社で信用できるところは殆どない。そのため会社関係のウエブサイトは全て自分の所でやる、というのが基本だと思う。アメリカなどは既にそれが当たり前になっている。

ちょうど同時期に私の会社が加盟している日本商工会のビジネスモール(B-mall)が大幅にリニューアルになった。このページはBtoBでは企業の担当者、決済担当者が見ることが多いので重要なページになっている。よろしければご覧いただければ幸いです。
http://www.b-mall.ne.jp/company/hybridmusic

ウエブ経由での新規案件獲得、というのは極めて重要である。特にうちのような会社にとっては

私の会社は音楽業界の中ではかなり早いうちからWebを重視してきた。今では当たり前になったウエブ上の音楽試聴を業界の中では早くから取り入れた。早すぎたため業界団体からよく横槍を入れられた。今ではさすがにそんなことをいう会社はないが、当時はウエブで音楽を自由に聞かすなどとんでもない、などという雰囲気が音楽業界にあったのである。(今でも業界はウエブに対して臆病、というか消極的である) そんな中もう10年以上前からウエブ経由での新規案件獲得を私の会社は行ってきた。

だが正直ここ数年低調だった。そのためのテコ入れをしていたのだが、SEOはとにかくすぐには結果が出ないし、出てうまくいかなかったときのダメージも大きい。特にGoogleの新アルゴリズム"Humming Bird"の対策は本当にうまくいっていない。考えすぎているのだろうか?

いろいろいう人はいるだろうが、結局ウエブ対策というのはなぜ重要かというとそのウエブサイトでいかにリアルな実益に結び付けられるか、というのがポイントである。

いまだにネットでは「リア充は無知で馬鹿」というネット住民の願望に近い説が支配しているようだが、そもそもネットのサイバー空間だけで完結していいのはネットの黎明期だ。実際本当に有能で賢い人はネットというツールでいかにリアルな生活を充実させられるか、ビジネスの収益に結び付けられるか、について熟知している。しかしサイバー空間だけで自己完結している連中の大半はいまだにそのことに気づかない。それは彼らがリアル、つまり世間的な感覚を察知する能力がないためである。感性が枯れ果てていて死んでいるのだ。

ネトウヨの書き込みにせよ2ちゃんなどにみられるネット住民の書き込みにせよ一般市民から白い目で見られたり避けられるような内容が大半だ。しかも書いている張本人たちは「外からの目線」が可視化されないために、とことんまで狂ってしまうのがこの手のネットユーザの実態だ。

残念ながら彼らには気の毒だがもうネトウヨもいわゆるネット住民(中川淳一郎さんのいうアホな暇人)もネットの主役だった時代はとっくに終わっているのだ。

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2015年7月30日 (木)

第二回Facebook音楽業界交流会開催においてーFacebookイベントページの制限に関して

今年の4月に私が管理するFacebookグループの音楽業界交流会を開催し、参加者の皆さんから大変な好評をいただきました。

Koryukai06

再度開催の要望もあり、次回は以下の日程で行うことになりました。

・音楽家&音楽及び関連業界キャステイング 業界交流会

日時:10月24日(土) 18:00  開場  18:30ー Start

会費 ¥2500(予約) 
     ¥3000(当日ー当日予約なしでいきなり来られた方)

会場:Jazz Spot J

http://www.jazzspot-j.com/index.html

前回の出席者の職業

ミュージシャン、シンガーソングライター、作曲家、作詞家、アレンジャー 演奏家、 女優 俳優 音楽プロデユーサー、レコード会社デイレクター プロダクション社長  芸能プロ関係者、映像デイレクター 広告代理店関係者 演劇舞台関係者、フラメンコ ダンサー、クラウドファンデイングサイト運営者、音楽コミュニテイネットワーク主宰 者、日本音楽ソムリエ協会<

Facebookの「公開」のイベントページです
https://www.facebook.com/events/630548410314953/

またはこちらにご参加お申込み下さい
http://homepage1.nifty.com/hyb-music/Guestbook6.htm

というわけで開催が決まったわけですが、一つ大きな問題がありました。

実はfacebookのイベントページについて設定が大きく変わったことがわかり、実は大変困惑しています。

https://www.facebook.com/help/656156637816003/

以前ならFacebookのグループ参加者には自動的に招待状が送信されたのですが、現在は招待する数に制限が加えられてしまい、グループ参加者の一部にしか招待状を送れない状況になっています。グループ参加者は今日現在で893名、現状では500名ほどしか送ることができず、これ以上の招待が不可能な状態になっています。

要はこういうイベント招待を「スパム!」と騒ぐ一部の人間がいるようなので、まあその気持ちもわからないではないですが、個人が個別にイベント招待状を送信するのならともかく、グループという共通の関心を持ったコミュニテイでのこの制限はいかがなものでしょうか?

基本的にグループのイベントを「スパム!」と受け取るのであればそのグループにそもそも参加しなければいいだけの話であり、実際グループは自由に退会等はできるはずなので、せめてグループのイベント招待に関してはfacebookの制限を撤廃してもいいのではないか? と思うんですがいかがでしょうか?

ちなみに私がみた感じですとふだんグループの投稿をきちんと追いかけていますのはだいたい参加者の中でも2割ー3割、時々見る人がまた3割、残りはほぼスルーか全くみていないかのどちらかですね。3-4割くらいの人がグループ内のイベント情報を共有できていない状況になります

Facebookというのはソーシャルネットとしてかなり便利なツールであることは確かです。そしてそれを悪用する輩もいることも事実です。一方ではそのために過剰に使い勝手を犠牲にするとせっかくのソーシャルネットの便利性が損なわれる点も考慮して欲しいと思います。


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2015年7月 7日 (火)

クローズアップ現代「あなたは音楽をどう愛す? ~新・配信ビジネスの衝撃~」(ピーターバラカンさん出演)を見ての所感

先程NHKの「クローズアップ現代」にて「あなたは音楽をどう愛す? ~新・配信ビジネスの衝撃~」の放送を見た

■あなたは音楽をどう愛す? ~新・配信ビジネスの衝撃~
http://www.nhk.or.jp/gendai/yotei/index_yotei_3681.html

これに関して先日の角川会長の「クリエーターズEXPO/プロダクションEXPO」での基調講演の話とも重なる部分が多々あったのでそこも含めて所感をかかせていただく。

、まず番組の内容を大まかに、ざっくりと要約すると

先日サービスを開始した「アップルミュージック」を始め「ストリーミング」(たぶんバラカンさんの指導だと思うが「配信」と使わずに「ストリーミング」という表現を使った。この用法は正しい)を紹介し、同時にCDの売り上げがピーク時と比べ1/3に減ったことが紹介され、激変する音楽のビジネスモデルについて論じられた。

この中でストリーミングの音楽家、アーチストへの分配が極端に少ないことから、次の3つの問題点が論じられた

1、音楽の価値が下がってしまうのではないか

2.音楽家やアーチストの生活が成り立たなくなってしまうのではないか

3、CDピーク時と比べ、アーチストの多様性が失われ、一部のアイドルに偏っている。

の三点が揚げられた、、

ちなみに上記の3、の多様性についてはバラカンさんもおっしゃっていたし私も同感するが音楽に多様性がなくなったのではなく、音楽を広めるメデイアに多様性がなくなったのである。そのためテレビのタイアップのような単純な宣伝プロセスは寧ろ音楽の発展には好ましくない影響を与えるといっていい。それははっきりいってメデイアの責任、である

それに対してアーチストや音楽プロダクションの様々な試みが紹介され、具体的には

1.CD以外のアーチストのグッズ開発
2.ファンとの交流を密接にする
3.有名アーチストを交えたワンコインコンサート
(u-strean 入ってる?)
4.アルバム制作のためのクラウドファンデイング

等が紹介され、音楽が無くなることはないので、バラカンさんとともに工夫さえすれば道を切り開くことができる、という言葉で結ばれた。

これに関して私の所感を述べさせていただく

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2015年6月18日 (木)

クラウドファンデイングの文化における可能性ークラウドファンディングの先進国アメリカでの失敗例に学ぶ

前の記事でストリーミングサービスがコンテンツ販売の「主力」となった場合コンテンツ市場はいわゆる大メジャーニッチかの両極端しか存在しなくなる。と書いた

つまり市場的に中間がない、状態になりそれが文化の発展にとって望ましいことではない旨を書いた。これはこの中間が次の時代のサブカルチャー的な温床になり、文化の発展事態を阻害してしまう危険性があるからである。

そういう事態を避ける意味でもこういう大メジャーマイナーなニッチか、という両極端の選択ではなく、それ以外の第三の道を温存する方法を模索する必要がある。

そしてその解決策になるかどうかはわからないが、1つの可能性としてクラウドファンディングがあるのではないか、とだいぶ前から言われてきた。

私もこのクラウドファンディングはこれからのコンテンツ制作にとって重要なメソードになり得ると考える。なぜならこのクラウドファンディングは以下のメリットがあると考えられるからである。

(1)  制作の際に特定の製作会社や事務所の意向に左右されない

当たり前だが金を出すところは口も出す。アーチストが自分の作りたい作品を適切な予算で制作したい場合は、特定の製作会社や事務所が資金を提供する場合は、アーチストが思い通りの作品を作るのはほぼ不可能である(下手すりゃ金出さないくせに口は出すところすらある)

(2)  特定の個人や事務所の影響力とは無縁である。

芸能界によくある話だが、資金やその関係の事務所の意向や影響力を出資額に応じて受けることがよくある。しかし クラウドファンディングは大勢の人間の出資、不特定多数の出資であるため、そのような「事務所の力関係」とは無縁になる。これは制作する上で極めてやりやすいことである。

(3)  出資者が潜在的なファン、顧客になりうる。

クラウドファンディングで資金募集する主旨に賛同し、そのアーチストやクリエーターを支持した上で出資するわけだから、クラウドファンディングによる特典を出資者に与えたにしろ、その出資者が潜在的なファン、コンテンツの顧客になる可能性がある。

これだけメリットや可能性があるクラウドファンディングだが、成功例もないわけではないが、失敗例も多い。それはクラウドファンディングでは先進国のアメリカでも同様である。

Music submit の関連記事でこういう記事をみつけた。英語なのでとっつきにくいかもしれないがかなり重要なポイントが書いてあるので、翻訳がてらここに紹介する。

5 Reasons Why You Didn't Reach Your Crowdfunding Goal
【クラウドファンデイングの目標額を達成できなかった5つの原因)
http://blog.sonicbids.com/5-reasons-why-you-didnt-reach-your-crowdfunding-goal

クラウドファンデイングキャンペーンで目標の金額を達成できなかった時のショックは大きい。しかしだからといってあなたが魅力のないアーチストというわけではないーしかしクラウドファンデイングキャンペーンやりかたに問題があった可能性がある。このクラウドファンディングは比較的最近に生まれたメソードだけにまだこの方法論についてははっきりよくわかっていないところがある。最近その中でうまくいった例といかなかった例を照らし合わせて、なぜ失敗したのか、その理由が少しずつ明らかになってきている。

あなたのクラウドファンデイングキャンペーンがうまくいかなかった原因には以下の原因が考えられる 

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ネットフリックスサービス導入発表といまだ開始のメドが立たないSpotifyとPandora それらストリーミングサービスがもたらすビジネス動向の予測と問題

このブログでも何回も論じているが音楽、映像コンテンツのビジネスモデルは今大きく変化しようとしている。具体的にはサブスクリブション(登録)による定額制のストリーミングが欧米では完全に「主流」になっているためである。

昨日も日本でフジテレビがNetflix(ネットフリックス)オリジナルコンテンツの制作、供給すると発表した。正確な日にちは発表されていないものの今年の秋からサービス開始だという。Netflix代表取締役社長グレッグ・ピーターズ氏は日本のアニメコンテンツの世界への配信に対して期待を表明している。

フジテレビ、ネットフリックスの波に「乗る」 『テラハ』新作などを先行配信
http://www.oricon.co.jp/news/2054431/full/?ref_cd=tw_pic

Netflixhuluなんかと違い最初からフリーミアム(導入時は無料サービス)ではない代わりに最初から4K以上の高画質サービスを開始している。尚、記事では「配信」という言葉を使っているが厳密には正しくない、ストリーミングという表現の方が適切である。

音楽では当ブログで何回も論じているPandoraSpotifyがいまだ一部のレコード会社の反対で日本国内でサービス開始をできないでいるが、同じくストリーミングサービスである。いずれもフリーミアム(導入時は無料)ではあるものの、一部マスコミが「無料サービス」と伝えているがそれは、オンラインゲームの時と同じで正しくない。特にモバイルだとPandoraSpotifyも無条件に有料となる。この手の情報は、特に「無料」という「ネット住民に都合のよい情報」は発信者と無関係にどんどん一人歩きしてしまうので注意が必要である。

このストリーミングサービスについてはマスコミは勿論、業界関係者の間でも誤解している人が多い。というのは音楽のストリーミング「音楽配信」は全然違う。後者は実際にダウンロードするものだが、ストリーミングにはダウンロードというプロセスはない。つまりファイルだろうがなんだろうがここにはユーザーがコンテンツをダウンロード=所有、していないのである。

ここの部分を意外にどのマスコミも書かないが、実は最も重要なところなのだ。。

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2015年5月17日 (日)

Facebook「作曲家アレンジャーミュージシャン演奏家キャステイング」を立ち上げた主旨とその目的について..(長文注意!)

・危機的な状態にあるインターネット

インターネットに関する記事ですが、実は私は昨今のインターネットの現状をとても憂いており、このまま何の対策も取らなければインターネットによる情報社会は崩壊してしまうのではないかという危機的な状況にあると考えています。

昨今のネット情報を見るとSNS中心にデマやゴミ情報があふれ、主に韓国や中国に対するヘイトスピーチを巻きちらすネトウヨと呼ばれる人種差別主義的国家主義者がネットで主導権を持ちそれが社会に対してさまざまな悪影響を与えているという現実があります。(一部のマスコミ、とりわけ産経新聞はその論調に同調し世論を煽るというマスコミとしては極めて有害といえる行為を行っております) 

ネットには四六時中ネットに貼りついている「ネット住民」なる連中がネットで主導権を持つ等、これらの惨状を見ると。私たちは本当にインターネットのツールを有効に使っているのか、甚だ疑問といわざるを得ないのです。

つまり 私たちはインターネットを使っているのではなく、単に使われているだけなのではないか?

という風に思うのです。

・インターネットのツールの可能性

しかしインターネットにはさまざまなツールがあります。そのツールを有効に使えば今まででは不可能だったかもしれないことが可能になる可能性は確かにあります。

しかしそれを使いこなすのは我々次第であって、一部のネット万能論者がいうようなツール出現=情報革命、などという単純な話ではないのです。

さて、それらすべてをふまえて書きますが、私はFacebookというソーシャルネットはそういう以前では不可能だったことを可能にさせる、かもしれない面はあると思います。それ以外にネットでは今後音楽、映画のコンテンツ産業を変える可能性のあるツールはたくさんあります。

You tubeは既に完全に定着しましたし、最近やや下火ですがu-stream、私はあまり使いませんがニコ動も可能性があります。あと別の記事でいずれ書きますが、ネットによるクラウドファンデイングは大きな可能性があると考えています。

勿論いずれも使い方次第、です。有効な使い方を知恵を絞れば、の話です。

・無視すべきいい加減なITコンサルタントやエバンジェリストの意見

そこで前置きがいささか長かったですが、Facebookの話をします。主にFacebookのグループ、の話です。

但しここではSNSはFacebookではなくこれからがナニが流行だ、とかSNSの可能性を過剰に吹聴する論調とか、友人は知らない奴でもがんばって何千人単位集めるべきだ、とか一部のITコンサルタントやエバンジェリスト(このエバンジェリストという言葉も私は大嫌い)のいっている主張は全部捨ててください。 これらの情報はFacebookを有効なツールとして使おうとする場合寧ろ有害な考え方と断じて差し支えありません。

そもそもツールというのは自分で使うものですので、自分が最も使いやすいツールを選んで自分が使いやすいように使えばいいのです。ITコンサルタントやエバンジェリストがこういったからこういう使い方以外はダメだ、などと思い込んだり、ツールの使い方を人の事情を無視して限定する、などという行為は愚の骨頂といっていいでしょう。そういうことを主張する人間のいうことは無視した方がいいでしょう。

というわけで私は使い方次第でFacebookが音楽や音楽制作、演奏、という限られた分野であるにせよ極めて有効なツールに作り上げる目的で「作曲家アレンジャーミュージシャン演奏家キャステイング」なるグループ(コミュニテイ)をFacebookで立ち上げました。

その主旨と目的をここで説明しようと思います。

Facebookに興味のない人や音楽業界や音楽の世界の事情に詳しくない方、興味ない方はスルーしてください。たぶん読んでも面白くないし理解もできないと思います。タイトルにもありましたが例によって長文です。

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2015年4月16日 (木)

SNS ウエブページーすべてはリアルに結びつけ実績を強化させるのが目的

先日facebookのグループ「作曲家アレンジャーミュージシャン演奏家キャステイング音楽業界交流会」は参加者から大変に好評だった。内容もさることながら音楽業界ではなかなかないオープンな交流会というのがよかったという背景もある。

これは勿論SNSというツールがそれを容易にしたのだが、確かにインターネットというのはさまざまな便利なツールを我々に提供してくれるようになった。

しかしどんなに便利なツールがあってもそれを有効に利用しなければ何の意味もない。先日の記事「我々はインターネットを使っているのではなく使われているのではないか?」という疑問を呈した。ここでいう「インターネットを有効に使う」ということはどういうことなのだろうか?

いわゆる「ネット住民」-ヒマでおバカな人たちの多くはネットだけで完結してしまう。先の衆議院選挙や参議院選挙のような「ネット選挙」で代議士や候補者のtwitter等のSNSに熱心に書き込みし「荒らし」を行おうとした連中の殆どは実は選挙にいっていないことがわかっている。ネットでは元気ー時には挑発やヤクザのように絡んでくる連中ーでもリアルな行動に結び付けることはできない。記憶に新しい「万引き実況」の少年もネットでは極めて挑発的な言動を行っていたがリアルで逮捕された時はおとなしく、声も聞き取れないほど小さかったという。ここまでくると一種の行動障害に近いかもしれない。

こういう人たちは私はインターネットに使われている人たち、だと考える。

先日の交流会のようにfacebookのグループでリアルな交流会をやる、という例はまだそれほど多くはないようである。だがこういうオフ会の開催などはSNSを有効に使う手段の1つだと考えてよい。(昔mixiでは結構あったように記憶しているが..)しかし一方ではライブ、コンサートのお知らせをfacebookのイベントで立ち上げ、お客さんを招待する、という方法はミュージシャンにとってもはや当たり前の手段となっている。

また私の会社のウエブページにしてもそうだが今は企業のウエブページでどれだけ顧客を誘導できるか、というのが企業の事業展開では欠かせないものになっている。私の会社のハイブリッドミュージックは音楽業界ではかなり早い段階からネットによる顧客誘導を行ってきた。最近では以前ほどではないが、ネットの状況がどんなに変わろうがそこの部分の原則は変わらない。

インターネット経由での事業成約はとりわけBtoBの事業を行っているうちのような会社では特に重要である。BtoBは多くは専門知識が必要な場合が多く、専門知識があるから見積りも作れるし顧客との詳細な打ち合わせも可能になる。誰かネット時代にはBtoBの事業の営業職は消滅する、などと云っていた人がいたがそれはたぶん正しい。専門知識を持っている人間同士が詳細な内容のやりとりを行った方が効率がいいからである。

以上のことを考えると「インターネットを有効に利用する」というのは紛れもなくリアルな実績、行動にいかに結び付けるか、リアルな生活や仕事にいかにメリットをもたらせるか、ということに尽きる。

よく考えれば当たり前の話。 

結局最後はリア従が勝つのである。

facebook等のSNS you tube ,私はあまり使わないがニコ動、と使えるツールはたくさんある。しかし我々は本当にそれを使いこなしているだろうか? これらをいかに有効に使ってよりリアルな実績を伸ばしていくか、

実は最近これがなかなか思うように行っていない(汗)、まあネットの状況は刻々変化していくので対応がうまくいっていない、と言われればそれまでなんですけどね(^^;)


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2015年3月 2日 (月)

インターネットの中のコンテンツの価値ー音楽の無料化とストリーミング等について

今年の私のテーマは再三当ブログでも書いてあるようにいかに自分の価値を高めるか、であります。

その議論の中でネットの中では情報やコンテンツの価値を下げるベクトルはあっても上げるベクトルはないということを私は書きました。それに関して一部IT関係者(と思われる)方達から「インターネットには不可能はない」という内容の反論をいただきました。(笑)

まあITを推進する立場の方としてそう考えたくなる気持ちはわからないではないですが..

しかし結論から申し上げてそういった考えは「インターネット万能論」的な観点といわざるを得ません。

例えば20世紀初頭に自動車が発明され、そのことによって人類がいつでも自由に好きなところに移動できるイノベーションが出現しました。それをもって産業革命だという人はいますが、残念ながら自動車は産業革命の中で発明された一イノベーションに過ぎず、自動車が存在すること自体が革命なわけではありません。

自動車自体は便利ですが、便利なツールでしかありません。インターネットも同じです。

車も便利ですが運転を間違えて人を轢いてしまえば凶器になります。同じようにインターネットは便利ですが、使い方を間違えばスパムなどの迷惑行為に遭遇しますし、ソーシャルネットはとりわけ人脈が貧弱だった私にとって人脈構築に有効なツールだった反面、「望ましくない人間」ともつながる危険性もあり、実際それがもとでストーカー行為や殺人事件にまで発展した例があります。便利なツールほど諸刃の刃であるという認識は必要です。

どうもいまだにいわゆる「ネット住民」やIT関係者の中に「インターネット」だけは特別だ」的な考え方を持っている人が根強くいるようです。まあIT関係者はそういう意識でないと仕事できないのかもしれませんが、いわゆる「ネット住民」がその見解にこだわるのは一言でいえばこの人たちには「ネットしかない」からでしょうけどね。

さて、本題に入りましょう。ネットがコンテンツの価値を下げるベクトルしかない、というのはよく考えれば当たり前です。なぜならインターネットによる情報社会は文字通り、ネットもコンテンツもネットワーク内であふれる状況になるーつまり情報もコンテンツも供給過剰な状態になるわけで、供給過剰になれば価値、価格は下がる方向に当然いきます。中学生でもわかる経済理論です。

加えて最近のネットの情報を見ると、デマやゴミ情報のオンパレードです。はっきりいって八割は信頼できない情報といっていいでしょう。それがインターネットの情報の信頼性を著しく損ね、情報やコンテンツの価値の低下に拍車をかけています。

ここで音楽とインターネットについて論じる時に必ずといって出てくる議論について述べます。

それは「音楽の無料化」についてです。

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2015年2月27日 (金)

マイケルムーアの発言騒動に見るネトウヨの本質とこのままでは表現の自由だけでなく情報社会そのものが崩壊する可能性

オスカー授賞式が終わった一週間近く、「社会派」の映画監督マイケルムーアの以下のツイートが全米で物議を醸したという。

Mmoor1

「僕の叔父は第二次世界大戦中、スナイパーに殺された。彼らは後ろから打ってくるから臆病者だと教えらて育った。スナイパーはヒーローなんかじゃない。侵略者はさらにタチが悪い。」

M_moor2

「1万キロも離れた場所から侵略してきた奴らから、自分たちの土地を守ろうと銃を持って戦ってる人をスナイパーとは呼ばない。それは勇敢な戦士だ。」

このツイートに対して右翼やアメリカの「ネトウヨ」からは非難が殺到し、それに便乗したサラ・ペイリン議員(アイオワ州)が「"Fuck you Michael Moore"ファックユー マイケル・ムーア」と書かれたポスターを手にしてポーズを決めている写真がツイッターに流れた。アルファベットの「O」には十字が書き込まれている。これは「標的だ」というメッセージだと読める。

引用記事:マイケル・ムーアが語る『アメリカン・スナイパー』、政治家サラ・ペイリンの終焉、そしてPTSD
http://jp.vice.com/program/vice-com-original-program/11712

30343f4cdc6b557d0918e9b6a819161d

しかしこのペイリン議員の行為は右派からも左派からも批判を受け、その釈明スピーチもかえって支持者や後援者からも批判される始末、結果的にこの行為は墓穴を掘ったことになる。

はっきりいってこの騒動を見るにつけ、ネトウヨというのはどこの国も同じだなという印象を持たざるを得ない。洋の東西を問わずネトウヨは頭の悪い連中がなるということがこの騒動で証明されたような気がする

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Webやインターネットの重要性が高まってもWeb制作会社は絶滅する?

先日より私が経営する会社のウエブサイトをGoogleの新アルゴリズムであるハミングバードの仕様に合わせるべく一部手直しを行った。表面上はあまり変わっているように見えないかもしれないが、本当の効果がわかるまではまだ一週間くらいかかるかもしれない

 http://www.hybridmusic.jp/

 http://www.kyojiohno.com/

そんな折こんな記事を目にした。一部どうかな、と思う内容もなくはないが大筋で納得することができる。

■フリーランスWebデザイナーという職業が絶滅すると思う4つの理由
http://www.fashionsnap.com/the-posts/2015-02-23/freewebdesigner/

実は私の会社はウエブ制作を外部に依頼したことは一度もない。
いや、厳密にいえば外部委託を検討した時期はあった。
しかし正直いってSEO対策を筆頭として信頼するに足る会社が殆どなかった、というのが理由だ。GMOのようないわゆる大手ウエブ会社でもはっきりいって信用できない。

いろいろと情報を当たってみて、結局自分でhtmlやjava scriptを勉強して自分でウエブを作り対策を考えた方がベターだと考えた。
結果的にそれは間違ってなかったということが昨今の状況から明白だ。
殆ど独学だけど、やり始めたら意外に面白かった。
今や会社のウエブ管理は殆ど自分でやっている。SEOも十分とはいえないが勉強している。実際アメリカではSEO対策は自分でやる、というのがもはや常識となっている。

最近も相変わらず怪しそうなウエブ会社が売り込みにきたりするが殆ど相手にしない。経験上SEO業者と自称する会社の9割は実質詐欺業者といっていい。大きくわけると2種類ある。たいしてSEOに対する知識がない会社と、あとで確実にGoogleからぺナルテイを食らう可能性が高い手法で検索順位をあげようとする業者だ。一度ぺナルテイを食らうとそれで順位を回復するのは至難の業である。

なぜ自らのウエブサイト作りがそんなに面白いか、というとウエブサイトというのは永遠に完成しないものだからだ。完成してしまったらもはやウエブサイトではない。

これからも引き続き勉強していくつもり。最近ウエブ経由の新規成約が低調なので今対策を考え中である。


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2015年2月 1日 (日)

他人の表現は自分勝手に都合よく解釈して抑圧し、他人に対する誹謗中傷は「表現の自由だ」などとこれまた都合よく解釈する愚かな人々

既に殆どの人がご存じであろう、昨年のサザンオールスターズの31年ぶりの紅白出演の時の桑田圭祐の行動に対する一部のネトウヨ系の連中のバッシングの件、

桑田圭祐を「反日」「不敬だ」などと叩く連中の言い分を見て、おおかたこいつら『ピースとハイライト』の歌詞を最後まで知らんだろうな、と思っていた、実はサザンの曲の中でも一番好きな曲の1つで実にすばらしい歌だ。

曲の最後の部分

色んな事情があるけどさ
知ろうよ 互いのイイところ!!


希望の苗を植えていこうよ
地上に愛を育てようよ

たぶん桑田圭祐を「反日」だと叩いている連中はこの歌詞の本当の意味を理解して叩いているとは思えんし、それだけに正直あまりにアホらしくてブログ記事にする気にもなれんかった。ブログ記事ってこんな記事でも結構エネルギー使うんでね。

だが昨日この記事を見て、昨今の風潮を照らし合わせて思い当たるところが多々あったので結局書くことにした。

■サザン桑田佳祐を批判したがる人たち
http://diamond.jp/articles/-/66050

めったに芸能記事に同調しない私だがこの記事は激しく同意する。

桑田圭祐がラジオ番組で云ったことが今回の事態の全てを表現している。

『歌の歌詞が「日本政府を批判している」と一部のメディアが報道したそうなんですね。はっきり言って、それこそ「都合のいい解釈」です。作ったのは一昨年 ですから。集団的自衛権の話題になる前だったと思う。東アジアで起こっている問題として作った歌詞なんでございます(中略)。二度と戦争が起きないように 仲良くやっていこうよと

あとはリンク先の記事を読んでもらうとして、どうもこの「都合のいい解釈」をして桑田圭祐を「反日」「けしからん」などといって桑田圭祐の歌や表現の撤回するように圧力している連中を見ると真実を追究もせず小さなところを拡大解釈して目くじらを立てているようで、どう見ても頭のいい人たちの行動とは思えん。

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2014年9月20日 (土)

U2とアップルが極秘プロジェクトを進行中について

先日U2が新アルバム Songs of Innocenceをi-tunesにてアルバム丸ごと無料配信したことが話題になっているが、U2Appleの本格的なコラボレーションはこれかららしい。

U2 and Apple working on new digital format “that will tempt people into buying music again”
http://consequenceofsound.net/2014/09/u2-and-apple-working-on-new-digital-format-that-will-tempt-people-into-buying-music-again/

英語が苦手な人のために要約すると

■U2とアップルが新しいデジタルフォーマットを開発中「音楽が再び買われるようにするためのシステムにするために」

U2のボーカリスト Bonoがアメリカ、タイム誌とのインタビューにて現在Apple社と音楽家のための新しい音楽フォーマット(プラットホーム)を開発中で、それは海賊版を作ることは不可能であり、アルバムのアートワークや映像を導入することによってユーザーが音楽を再び買いたくさせるような強力なシステムだという。Bonoによると新しいシステムはだいたい18か月後に発表される見通しで、その際今回のSongs of Innocenceとのカップリングアルバムである Songs of Experienceを発表する。

Bonoは(プロモーションのために)音楽を無料化させる方策は良い方法だとは思わないという。Bonoによると今回のSongs of Innocenceはデジタル音楽の流れを変えるためのいわば「聖なる儀式」としてのフリーダウンロードであって、音楽の無料化がネット時代の音楽の未来ではない、と論じている。

私はネットにおける音楽のありかたについていわゆるIT系の評論家、ITギーグの論調について批判的な論を展開してきた。とりわけ「音楽を無料化させることが最良のネット時代のプロモーション」という点に関しては、無料化による一部の例外的成功例だけが一人歩きし、あたかも「誰がいつ同じことをやっても無料化で成功する」などという論調には異を唱えてきた。

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2014年7月 9日 (水)

実はもう終わっているダウンロード 音楽配信の時代

日本におけるSpotifyのサービス開始、一時は6月という話もあったが結局また見送りのようだ。一体いつになったら始まるのかわからんがいい加減ゴネている会社なんか置いて行ってサービスを開始しちゃえばいいのに、と思うのは私だけ?

既に欧米では完全に主流になりつつある音楽のオンデマンドストリーミングサービスについては既に日本は大きく遅れを取っている。私がSpotifyPandoraのようなオンデマンドストリーミングサービスに期待しているのは以下の理由からである。

1、純粋なストリーミングで「ダウンロード」ではない(You tubeなどはキャッシュがブラウザにダウンロードされる)したがって違法にダウンロードされる可能性はない

2.「ダウンロード」ではないため、音楽を最初に聴く場合に時間がかからない。またmp3だけでなくwavや高音質(ハイレゾ)の音源をユーザーに提供することも可能

3.オンデマントであると同時に「新たな音源(新曲)」の情報もユーザーに届くシステムになっており、コンテンツホルダーからすれば「宣伝手段」にもなるし、ストリーミングによる収益にもなる

そしてだいぶ前だがこういう記事がある。

Screenshot20140703at125006pm

■アメリカのオンデマンド音楽ストリーミング、対前年比42%アップ―ダウンロード販売は衰退へ
http://jp.techcrunch.com/2014/07/04/20140703streaming-is-killing-downloads/

2014年上半期のNielsen音楽市場レポートが 発表された。これによると、デジタル音楽の消費チャンネルはダウンロードからオンデマンド・ストリーミングに急速にシフトしつつある。オンデマンド・スト リーミングは対前年同期(上半期)比で42%のアップとなっている。2014年上半期には700億曲がストリーミング再生された。逆に、デジタル楽曲のダ ウンロードは13%ダウンして5億9360万曲に、アルバムのダウンロードは11.6%ダウンして5380万枚となった。

Nielsenのレポートを読むと、AppleがBeatsを買収したのは賢明だったと思えてくる。つまりiTunesのダウンロード販売モデルは急速に衰退しつつあるからだ。楽曲のオンライン、オフライン販売が低調だったため、ストリーミングを含む音楽産業全体の売上も3.3%ダウンした。

 

一方、独自の趣味を持った若い層の影響だろうが、アナログ・レコードの販売が対前年比で40%もアップし、400万枚となった。販売を伸ばした物理的媒体はこれだけだった。

アナログレコードが復活しつつある、という話は既に当ブログで何回も書いている。そして音楽配信、ダウンロードの衰退が明らかに始まっている。個人的にはダウンロードはなくなることはないとは思うが、ダウンロード音楽配信の時代はもう終わったといっていいと思う。結局音楽配信は大きく成長することもなく時代を終焉させることになる。先ほども話したがストリーミングならハイレゾもできるので音楽を楽しむということならストリーミングがおすすめである。

ネットではCDの次は音楽配信だ、などという論調が圧倒的だったが、よく考えたらCDより明らかに商品のクオリティが落ちるmp3の音楽配信がmp3より音質のいいCDに完全に取って代わられるなどという発想は本当にばかげている。これはそこそこのレベルのレストランの料理がコンビニ弁当に取って代わられるなどというようなものだ。だから冷静に考えれば明らかに品質が劣化する商品の普及を「イノベーション」だなどと本気で信じること自体正気の沙汰ではない。しかしついこの間までいわゆるネット住民だけでなく世の中の大多数の人はそう信じていた。

仕事の関係等で私もだいぶダウンロードしたけど、結局あまり聞いてないというのが正直なところ。はっきりいって、やっぱりいい音で音楽聴きたいからだ。でも本当にいい音は最終的にはアナログレコードということになるだろうか?

いずれにせよ認めたくない人もいるかもしれないが、音楽配信の時代、ダウンロードの時代は終わったといっていいだろう。


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2014年6月26日 (木)

川上量生ドワンゴ会長インタビュー [ネットの対決はオールドメディアが圧勝」「最後は有料モデルが勝つ」

だいぶ前の記事でもドワンゴの川上さんのインタビューを引用し、それに対して好意的なコメントを書いたため、多くのITギーグと呼ばれる人たちから大いなる反発を食らったが(笑)

今回の記事も認めたくないネット住人は多いだろうが、インターネットやそのコンテンツビジネスについてかなり真実を述べているといっていいだろう

■「ネットはオールドメディアが圧勝」
――川上量生ドワンゴ会長インタビュー
http://diamond.jp/articles/-/55086?fb_action_ids=10203932198932807&fb_action_types=og.likes&fb_source=other_multiline&action_object_map=[766643506690791]&action_type_map=[%22og.likes%22]&action_ref_map=[]

川上氏はIT起業家に得てしてありがちな、「IT革命論」や過剰なまでに「ネットの可能性」をいいたてるのではなく、ドワンゴ、ニコニコを通してネットの中のコンテンツビジネスを冷静に客観的に分析している、という面で「地に足がついた」議論になっているところが素晴らしい。
これは川上氏がITの世界に閉じこもるのではなく他の業種とのコラボレーションをやって成長してきた経緯があるため、他のIT起業家と違い広い視野で見ることができるためだと思われる。はっきりいってIT系の経営者で殆ど唯一まともなことを言っている人といっていいだろう。

今、ネットメディアは無料モデルが席巻していると思われています。無料の方が記事は拡散しやすく、有料にすると記事が読まれないという認識があるからです。

 ただ実は、有料記事でも拡散されている記事が目立ち始めています。これは重要なポイントですね。

<中略>

ネットメディアというのは、相変わらずアービトラージ(さや抜き)モデルですよね。自分で取材しないで、他媒体のニュースを集めたり、そのニュースを見て記事を書いたりしています。ページビュー(PV)を集め、広告収入を得るというモデル。人件費を抑えることで運営してきました。 結果として、そういうメディアが多数でてきたために過当競争になり、市場が荒れ地と化しました。数十人レベルで影響力のある媒体はできましたが、そこから大きく成長したものはなく、成長の道筋もない。

このモデルって古臭いし、将来性がないのです。つまり、ネットメディアは、ビジネスモデルを作れていないと言えるでしょう。

――新興のアプリ会社は、ベンチャーキャピタルなどから資金を得て、テレビ広告を打ち利用者を増やそうとしています。

それもね、このまま永続するモデルではないのです。結局、コンテンツを自ら作っているところが勝つと思いますよ。みなさん、勘違いしていますよ。本当に勘違いしている。新興のネットメディア対オールドメディアの勝負は、実のところ、オールドメディアの圧勝です。それを、わかっていない。

川上さんは世間的には「まとも」な人なのだがどうも私のみるところ。ITの世界ではまともに思われていないらしい(笑)、ご存じの通り当ブログで川上さんの見解を賞賛したらいわゆるITギークといわれる連中から多いに反発を受けたのは記憶に新しい。中川淳一郎さんも指摘しているように、ITギーグ連中の多くは「ネットが他のメデイアを凌駕する、優れている」という言質以外を受け入れようとしない、(こういう連中を中川さんが云うところの「ネット教信者」という)まあそういう連中は認めたくないだろうが、残念ながら上記の川上さんの分析は正しい。

そういう連中に対してはひとことでいって、

いい加減夢にすがっていないで現実を見ろよ、

        といいたくなる。

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2014年6月 4日 (水)

クリエーターに有効、仕事プロフェッショナル専用SNS LinkedInの可能性

実はあまり使っていなかったけど一応アカウントだけは持っていたLinked In

最近少し使い方がわかってきた。
SNSといってもmixifacebook、そして私自身は使っていないがLineとは全く違ったものである。

しかし仕事、プロフェッショナルな人間のSNSツールとしてはmixifacebookよりも可能性があるように感じ始めた。

Linked In当ブログの前の記事のようにどこどこで遊んだとか友人との記念写真をアップするといった使い方は一切できない。そういう使い方を想定したSNSではない。

だが主に海外のプロフェッショナルとのコンタクトを取る方法としては非常に有効なツールである。

最近知ったのだがLinkeIn の中に「グループ」というのがあってそこで自分のfacebookサイトや公式サイトも宣伝できる。「グループ」はかつてmixi やっていた人ならわかるが、mixi「コミュニテイ」のようなもの。「グループ」に参加許可が下りればすぐに自分の発言ができる。

「グループ」には音楽のプロフェッショナルや映画関係、うれしいのは映画音楽に特化したグループもあった。勿論俳優さん、女優さんがハリウッド関係とコンタクトできる「グループ」もある。(オーデイション情報が逐一入ってくるらしい)

仕事に関係する、プロフェッショナルやクリエーター同志のコンタクトを前提としたSNSなので某mixiのように募集記事を書いて「商用利用だ」などと騒ぎ立てるバカもいない。というかそういうアホなヒマ人君たちが遊べる場所がないから、Linked In賢い、きちんとした人しかいないので、これから日本のみならずグローバルに仕事をしたいと考える人にとっては有効なSNSかもしれない。云ってみれば自分のプロフェッショナルな履歴書を24時間、世界中に公開するSNSである。

ただ勿論、友達と写真をシェアしたりとか、楽しい記事を書くとかといってことには向いていないので、特定のプロフェッショナルやキャリアの人、クリエーター以外の人にはつまらないかもしれない。当然アホなヒマ人君はかまってもらえないからつまらないSNSに感じるだろう。でもはっきりいわせてもらうが、それでいいのだ!!

「グループ」といっても殆どが英語のもので日本語のものは「バイリンガルや翻訳」関係や経営者、起業家関係を除くとまだ少ない。幸いにして英語には不自由しないのでこれからもっと使おうかなとも思う。

ためしにLinked Inで私のフェースブックページを掲載してみた。「イイネ!」が一気に増えた。
https://www.facebook.com/pages/Kyoji-Ohno-Music-Composer-and-arranger/118787824854931

今まで殆どプロフィール閲覧者は少なかったけど少し増えるかもしれない。mixifacebookとは全然違う考え方のSNS。この両者に比べて確かに地味ではあるけど使いこなせるようになると有効なツールになるかも

というわけでよろしかったら私のLinked Inサイト覗いてみて下さい

http://www.linkedin.com/pub/%E6%81%AD%E5%8F%B2-%E5%A4%A7%E9%87%8E/4a/640/132

英語サイト

http://www.linkedin.com/pub/kyoji-ohno/4a/640/132/en


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2014年3月24日 (月)

このままだと音楽ストリーミングで日本はガラパゴスにースポティファイ上陸の時期について

当ブログでも何回か取り上げたSpotifyだが...

先日スポティファイ日本法人のハネス・グレー代表は6月にもサービスを開始する、と述べたという、だが具体的なサービス開始時期、期日は結局明らかにしていない

音楽業界の敵か味方か、スポティファイ上陸へ

世界を席巻する音楽サービスが日本でも開始【東洋経済オンライン]
http://toyokeizai.net/articles/-/33142

スウェーデン生まれの音楽配信大手、スポティファイが日本に上陸する。スポティファイ日本法人のハネス・グレー代表は「現段階では詳細を話せない」と言うが、複数の大手音楽会社の幹部によれば、「夏前に開始する」と同社から伝えられており、6月にもサービスを開始する

<中略>

スポティファイが日本法人を設立したのは12年10月。サービスを開始するのは時間の問題といわれてきたため、国内勢の相次ぐ事業展開には、先手を打つ狙いもあった。

正直いってスポティファイ (Spotify)の日本国内サービス開始の具体的な期日や情報が今回も出なかったことに失望した。そもそも当初は昨年の10月頃といって、それから今年の3月とかだんだん先延ばしになっている。この記事も「6月頃」とのみ記して明確な期日は示していない。そろそろ「オオカミ少年」のパターンになってしまうような気がして心配になってきた。

この会見を読む限りサービス開始の準備は進めているもののまだ具体的なメドはたっていない、という意味にも取れる。もしそうだとしたら、ストリーミングに関しては日本は完全に「ガラパゴス」になりつつある。

この東洋経済の記者もSpotify「敵か味方か」などと書いている自体、あまり本質がわかっていない。おそらくはいまだ二の足を踏んでいるレコード会社の関係者の声をくみ取っているのかもしれない。つまり本当は味方なんだけど、敵だと日本のレコード産業は思い込んでいるか、理性では敵とは思わなくても感情の面で我慢ならず敵と見てしまうそんな状況ではないのか。とにかくスポティファイ の内容はたいていの会社は内容を把握しているはずなので、このサービス開始をどんどん先延ばしにしようとする理由がわからない。

どうも日本の音楽業界側の本音を見る限り、ひとことでいえば音楽業界の連中は「変わりたくない」という本音が垣間見える。理屈ではこれが宣伝ツールにも収益にもなりうるとわかっていても自分たちの知っているビジネスモデルとは違う、それに対する心理的抵抗がどうしても拭いきれない。だからゴねたり、消極的になっている、どうもそんな気がしてならない。

私見ではゴネている会社は置いて行って積極的な会社だけで始めてもいいような気がするけどね。このままだとまた先延ばしになってしまう可能性が高く、日本は今後の音楽の大きなチャンネルであるストリーミングサービスで世界の中で後れをとるどころか、ガラパゴス状態になってしまう。

スポティファイジャパン にも柔軟な対応を考えてほしいものだ。


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2013年11月13日 (水)

ドワンゴ川上氏インタビューに見る昨今のコンテンツ、情報、文化の諸問題

いつものことですが本日も長文になります。

IT関係の企業家というと「無条件でネット礼賛」「ITが既存のインフラを凌駕する」とか「ITはすべての人を幸せにする」などといった妄想に近い言動をしがちである。(そしてネットの「信者」がそれに拍手喝采を浴びせる、という図式) しかし先日ビジネスジャーナルに記載されたドワンゴの川上会長のインタビューを読むとはやはり川上氏はきちんと世の中を見ていて寧ろネットの論調や現状に警鐘も鳴らしている。そのインタビューは現代のネット事情ならびにそれにからむコンテンツの点もはじめ現代のさまざまな問題を網羅しているのでこの記事で私の見解を述べさせていただく

尚、このインタビューは川上氏の新著 ルールを変える思考法 (角川EPUB選書)にからんで行われていたものである

■ドワンゴ川上会長に聞く、ニコ動成功の理由と、社会を不幸にするネット世論のおかしな構造
http://biz-journal.jp/2013/11/post_3303.html

重要な箇所を引用して私の見解を述べさせていただく

川上 従来、口コミというのは、発言した人の声が聞こえる範囲に存在する特定の人にしか届きませんでした。ところが、ITの進化に よって、電子メール、LINE、もしくはFacebookのような、いわゆるソーシャルメディアを介して、声が聞こえる範囲に存在しない人にも、口コミが 伝搬するようになりました。一方で、マスメディアというのは1対N、つまり発言者の声を不特定多数の人に届けるものです。ソーシャルメディアは声の大きな 口コミですが、マスメディアとは本質的に違うものです。

 しかし、ソーシャルメディアについて語る時に、「これからはソーシャルメディアの時代だ」というように、「ソーシャルメディアが従来のマスメディアを代替するもの」という文脈で話をする人が多いのですが、それは間違いだと思います。

聞き手--「ネット上の口コミは、マスメディアとは違い、人々が伝えたいから伝わるのでウソがない」という考え方には危険があるともおっしゃっていますね。

川上 まず、口コミのほうがウソは確実に多いと思いますが、それはおいといて、僕が言っているのはプロモーションの手段として口コミを利用することは、そんなに簡単じゃないということです。今のネット上の口コミは、「口コミをしてくれたらお金を払います」というかたちで行われているケースもあり、それはステマ(ステルスマーケティング)として批判されているやり方ですよね。つまり、お金を払って情報を伝搬させるというやり方です。

そうした口コミで広がるものは、美容品や健康器具のように単価が高くて利幅の大きいものです。その利幅を流通する人に分配することで売る、というのがネットワークビジネスで、普通の商品はそういうことをやりません。例えば、任天堂の商品をネットワークビジネスで売りますか? という話ですよ。つまり、ネットを介して口コミを行うようになったからといって、ソーシャルメディアにそういう売り方が成立することはないと思います。少なくとも、プロモーションの方法として、マスメディアがソーシャルメディアに取って代わられるという考え方には誤解があると思っています。

これは全くそのとおり、ネットの中のIT系記事はもとよりビジネス書でも「ソーシャルマーケテイングが社会に革命をもたらす」とか「ネットがそのうちマスメデイアを凌駕する」などといった文言が本当にうざったいほど見られるがいずれもはっきりいって間違いである。特にネットとマスメデイアはそもそもメデイアの本質が全く異なるため本来なら同じテーブルで論じることすらおかしい、だいたいそういうことを主張すること自体ネットというメデイアの本質を理解していない証拠だ、

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2013年10月26日 (土)

テレビとネットの情報ー要はバランス、どちらに偏ってもいけない

最近新サイトを立ち上げたりしていると同時に実は現在、またその関連でテレビ番組の企画も考えているがそんな折、こんな記事を見つけた。

■なぜ、若者の間でノー“テレビ”ライフが広がるのか?テレビを捨てた人たちの本音http://biz-journal.jp/2013/05/post_2044.html

本当はなくても済む。むしろ、ないほうがよい。人によっては「テレビ」とはそんな存在だ。ノーテレビライフを始めた20〜30代の人たちが異口同音に語るのは、生活の質の向上だった。

 テレビをまったく視ないという人は微増している。NHK放送文化研究所が実施した「国民生活時間調査」では、平日のテレビ視聴時間が2010年までの5年ごとの調査で、

 ・1995年:8%
 ・2000年:9%
 ・05年:10%
 ・10年:11%

と推移している。

 

「ニコニコ動画」を運営するニワンゴが10年に実施した調査では、平日にテレビを視る時間を問う質問で最も多かった回答が「まったく視ていない」で 20.9%だった。年代別では20代の24.3%、30代の22.7%の順に多く、若い世代にノーテレビライフが増えている傾向も垣間みられる。

 

 今回、取材に応じたノーテレビライフ実践者3名は、ともにもともとテレビを積極的に視るほうではなかったという。そして、転居、一人暮らし開始、地デジ化といった「テレビを改めて自分の部屋に置くか?」の選択を迫られる場面でノーテレビを選んだ。

 

 自分で選んだノーテレビライフだから当然といえば当然だが、彼らはテレビとの決別の後悔を感じさせない。「無駄に過ごす時間がなくなった」(Nさ ん、30代、男性)や「生活の質は向上した。読書、執筆、語学、家事などに費やす時間が増えた」(Cさん、20代、女性)。唯一、大地震など災害時にテレ ビの必要性を感じるようだが、「ツイッターで状況はいち早くわかる」(Mさん、30代、女性)と話す人もいる。

これが今の社会全体の傾向だとは思わないが、あえてこの傾向に対して苦言を呈させていただく

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2013年3月 5日 (火)

違法ダウンロード刑罰化でも音楽配信もCDも売り上げが回復しない理由

3月に入ってそれほど大きな案件もなく久々にのんびりしています。年度末ということもありあまりよくないことなんですが(笑)

まあヒマになればブログ記事も増える(笑)、ということで前々から気になっていた案件に関して私の所感を書きます。

■[データ]「違法ダウンロード刑罰化の効果」 ファイル共有ユーザーが大幅減、しかし音楽配信売り上げ回復せず
http://bizmash.jp/articles/41101.html

結論からいってこの状況は予想通りですね。

勿論違法ダウンロードが音楽業界の低迷の原因では全くないとはいいませんが、もう十数年以上もCDだけでなく配信の売り上げも前年を下回るのはもっと根本的な要因がある、ということは私自身何度もこのブログで書いてきました。誰も聞く耳はもってませんでしたが...

最大の問題はとりわけ若者を中心とする深刻なほどの「音楽離れ」というのが原因です。

そしてその「音楽離れ」を引き起こしたのが誰あろう音楽業界そのものである、という点です。その原因はこのブログでも何回も書いているので改めていうまでもないでしょう。

タイアップを始めラジオ局で当たり前になっている「編成買い」、音楽ライターを金で雇い「しらじらしいコメント」を書かせたり、ランキングまで金で買ったり etc  etc  そういったことを繰り返すことにより、ユーザーの不信感を買ったため消費者からそっぽを向かれたというのが真相でしょう。ユーザーはメーカーが考えるほどバカではありません。その辺りの茶番劇はもうみんな気が付いています。そのことがわかっていないのは音楽産業のトップだけ。

別に昔がよかった論をぶちあげるつもりはありませんが、昔のレコードショップや「編成買い」が日常化されていないころのFMラジオは、そこで新たな音楽を発見できる喜びというものがありました。DJやパーソナリテイ―が自分の「おすすめ」の曲をOAしそれでリスナーも自分の新たな音楽を発見し、自分の好みの音楽に傾倒していく。それが当たり前の時代がありました。

しかしFM局の「編成買い」が当たり前になった現在、「知らないアーチストで自分の好みに合いそうな曲」を発見するのは残念ながらほぼ不可能となったといっていいでしょう。自分で新たな音楽体験を発見する喜び、というものは現代の若者は殆ど経験していない、いや経験する機会を奪われた、といっても過言ではありません。

だからそもそもみんな音楽を聴かなくなりました。音楽パッケージにしろDLにしろ【音楽を聴かなくなったこと】が最大の原因と断定していいと思います。

私がミュージックソムリエ協会が「音楽のソムリエ」を育てることにおおいに共感し、Pandora RadioSpotifyに大きな期待をよせるのは、「新たな音楽を発見し体験する喜び」をユーザーに取り戻すことができる可能性を感じたからです。

CDじゃなければ音楽配信だ、そんな話は実に表面的な話です。本質はみんな【音楽を聴かなくなった】のが音楽業界が低迷している最大の原因だと思います。

しかし業界のトップの連中はいまだこれに対して聞く耳を持っていません。彼らこそ「音楽離れ」の状況を作ったA級戦犯たちです。

だから「不法ダウンロード刑罰化」を行っても音楽業界が上向かない。極めて当然の結果だと思います。

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2013年2月10日 (日)

"Pandora Radio" を日本で聴く方法(アドオン使って)

先ほどの記事音楽ストリームングサービスSpotify 体験記 について述べましたが、Spotifyと同じくらい音楽産業の復活の大きな手助けになりうるインターネットラジオのPandora RadioSpotifyと違いまだ日本国内でのサービス開始のメドが残念ながらたっていません。

しかし一日も早くこのPandora Radio の日本でのサービスを推進させるためにはまずできるだけ多くの音楽愛好家、リスナーの皆さんにPandora Radio とはどういうものかを理解していただく必要があると考えます。

特に若い世代の「音楽離れ」を食い止めるためにもこのPandora Radio の日本国内サービス開始は絶対に必要なものと考えます。そのためにも是非皆さん以下の方法で是非Pandora Radio を聴いていただき、皆さんの声で腰の重い日本レコード協会のメーカーの尻をたたいていただきたいと思います。とにかくこのサービスの良さを理解していながらまだ二の足を踏んでいるというか、どうしても新しいことをすることに極めて消極的な日本の音楽業界を皆さんの声で変えていただければと思います・

引用先は以下のサイト
■音楽聴き放題の『Pandora』が日本でもアドオンで利用可能に
http://d.hatena.ne.jp/RyoAnna/20121108/1352301661

Sony Musicの楽曲がiTunes Storeで購入できるようになり、ネットの音楽サービスが変化の兆しを見せる中、日本でもブラウザのアドオンを使ってPandoraが利用できるようになった。Pandoraは2005年に登場した米国のインターネットラジオで、日本では2007年にアクセスが制限され利用できなくなった。Pandora最大の特徴は、自分好みの曲を自動で選んでくれるところ。「Music Genome Project」というアルゴリズムにより、聴きたい曲を次々と再生してくれる。 <中略>

対応しているブラウザはGoogle ChromeとFireFox。利用方法は簡単で、最初にMedia Hintというサイトにアクセスして「START USING」をクリックする。するとプロキシ用の拡張機能がインストールされ、Pandoraにアクセスできるようになる。

Media Hint

https://mediahint.com/

Pandoraを体験していない方、是非これでPandoraを聴いて下さい。決して損にはならないと思います。

Spotifyを聴きたい方はこちらのソフトをダウンロードしてみてください。但し無料ですと使用制限があります。

http://kenz0.s201.xrea.com/weblog/2011/07/tunnelbear_usukvpn.html

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音楽ストリームングサービスSpotify 体験記

先日の記事新しいインターネットラジオ"Pandora Radio" 体験記 ではアメリカを中心に人気のPandora Radio について書きましたが今日はヨーロッパが発祥のもう1つの注目すべき音楽サービスSpotifyについて書こうと思います。

Spotify1

残念ながら本日現在では日本ではPandora RadioSpotifyもサービスを通常の方法では利用することはできません。今回は先日同様特殊な方法を用いてアカウントを取り、実際にどういうものか体験してみました。

尚、この方法については現在調べる限りでは特に違法性は認められませんが、いずれ使えなくなるサービスである可能性もあるのでここでは触れないでおきます。

Pandora RadioSpotifyの違いは前者が新しい形のインターネットラジオであるのに対し、Spotifyの方はストリーミングサービス、つまりサイトで音楽を聴くことができるサービスです。

アカウントを取ったあと上図のような画面が表示されます。Spotifyで聴くことができます。

実は弊社の曲もCDbaby経由ですがSpotifyで聴くことができます。

Spotify2

Spotify3

SpotifyにはPandora Radio とは違ったさまざまな特徴があります  

続きを読む "音楽ストリームングサービスSpotify 体験記"

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2013年1月28日 (月)

新しいインターネットラジオ"Pandora Radio" 体験記

さて、先日の当ブログ拙記事 

ミュージックソムリエ協会主催「音楽ファンの未来、音楽放送の未来~音楽の新しい楽しみ方~にて紹介したアメリカを中心に人気のPandora Radio    http://www.pandora.com/

残念ながらまだ日本国内でまだ聴くことができませんが、先日あるツールを使えば聴くことができることを教えてもらい、そのツールを使って聴くことができました。この方法をここで公開していいのか、当方では何ともわかりませんがとにかく論より証拠、実際に聴いて体験してみないとこれに関して論じることができませんので実際にそれで入ってみました。悲願のアカウントもようやく取ることができ、私の音楽をとりあえず通るかどうかはともかくSubmissionをしておきました。

日本でを聴く方法については検索エンジンでPandora Radio 聴く方法」と検索してみてください

とにもかくにもPandora Radioにようやく入ることができました。

Pandora2

当ブログ拙記事でも書きましたがPandora はひとことでいえばインターネットラジオです。しかしただのインターネットラジオではありません。
では普通のインターネットラジオとどう違うのか、それをこれから説明いたしましょう。

続きを読む "新しいインターネットラジオ"Pandora Radio" 体験記"

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2012年11月 8日 (木)

Sony Music楽曲がiTunes Storeで配信開始!! iTunesのシェアにどう影響する?

日付変わって昨日になるがこのニュースのリンクになぜか当ブログの以下の記事がリンクされていた関係で莫大なアクセスがあったが、私自身は2本の教育映画のポストプロ(MA作業)のため、今ようやく記事を書くことができる状態である。

音楽配信に関するイメージの事実誤認ーi-tunesのシェアはわずか一割

大元の記事はこれ

Sony Music楽曲がiTunes Storeで配信開始
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121107-00000001-natalien-musi

まず当ブログの以下の記事でi^tunesのシェアが一割に満たない原因の1つとして数多くの有力アーチストがいるソニーミュージックのI tunesへの配信拒否という背景もある。理由は過去のいきさつでソニーと故Sジョブス氏が主にメデイアや記録媒体に対する方針に関して激しく対立をしてきた、という背景もあるがやはりもっとも大きな背景としてSonyのWalkmanに絡みの戦略にそれにからむSonyの音楽配信サイトmoraを運営している、という背景もあるだろう。

ソニーミュージックは日本以外での国ではi Tune配信をしているものの、国内に関して頑なに拒否してきたのもこのmoraが関係している面は否定できない。

わからないのはなぜあれほど頑なに拒否していたソニーミュージックが今になってi Tune配信を解禁したのか、だが先日のソニーの光記録デイスクの製造禁止に関する一連の動きも関係しているのかもしれない。

配信の中心価格帯は1曲250円、アルバムは2000円となっているという。これが日本国内のi Tuneの全体のシェアにどのような影響を及ぼすか、今後の動きは見ておくべきだろう。

しかし忘れてはならないのは当ブログの記事にも書いてあるように日本での音楽配信は着うたが8割を占める、という事実である。ソニーミュージック参加がそのまま日本の音楽配信のシェア拡大図に影響を及ぼすか、どうか判断するのはまだ早計だと思う。

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2012年10月30日 (火)

iphoneで音楽のゲーム「音ゲー」

このブログでも音楽文化をこの情報化社会で新たにコンテンツビジネスとして構築するには全く新しい音楽コンテンツのありかたを追求する必要がある、と書いてきました。

しかし私の友人が立ち上げている「音塾」がその動きを先取りするコンテンツを発表し近日リリースすることになりましたのでお知らせしておきましょう。

■世界初!! 「音ゲー」リリース間近!!

http://otojuku.co.jp/oto_game/index.html

リズム感を鍛えたい方!
ストレスを解消した方!
音楽を愛する全ての方!

そんなあなたにピッタリのゲームです!!

ひとことでいってこれは「音で遊ぶ」 ゲームというアプリで音で遊び、音楽にふれる、楽器の演奏能力や音楽の専門知識が全くなくても、自分がミュージシャンになったように自分で音楽をインタラクテイブに楽しむことができます。

リリース日はまだ発表されていませんがiphoneのアプリ、どのような効果があるか楽しみです。

これがこれからの音楽コンテンツにとってどれだけ意味のあるものか、理解できない人もいるかもしれませんが、 私はこれは音楽文化にとって革命に近いと思います。

実は私も似たようなことを考えていましたんですが、正直先を越された感があります。

このゲームは音楽のありかたを根本的に変える可能性を持っています。 時代が私の予想よりも早く動き始めているかもしれません。私もうかうかとはしていられなくなりました。やはり基本的に未来のコンテンツを考えている人は同じような方向を見ていますね。業務多忙を理由にしていられません。

私も現在頭の中に温めている「新しい音楽コンテンツ」のありかたを示す新たな音楽を形に表すための作業を本格化したいと思います。

取りあえず「音塾」の渡辺さん。一刻も早くリリースが行われ成功されることを心からお祈り申し上げます

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2012年8月14日 (火)

Google ハングアウト 高音質ストリーミングの必要性の提唱

■ミュージシャンに朗報―Google+ハングアウトに追加されたStudio Modeで高音質のライブ・ストリーミングが可能に
http://jp.techcrunch.com/archives/20120813google-hangouts-studio-mode/

正直Googleのハングアウトのサービス自体使っていないのですが,、普段私たちがいかに日常的に「ひどい音」で音楽を聴いているかが下の映像ではっきりわかると思います。PCのスピーカーよりヘッドフォンだとよりはっきりわかります。

これだけデジタル時代といわれておきながら日常的にひどい音で聴かされている現状を考えますと、この音再生環境で音楽を心から好きになれ、といってもやはり無理があるかな、という気がします。実際音楽を聴く環境は20年前と比べて明らかに著しく悪劣化しています。音楽に対する考え方を改めるにはまずはこの動きを何とか止めることでしょう。
よい音楽をよい環境で聴くことがいかに素晴らしいことか、ということを我々音楽人がもっともっと啓蒙家していかないといけないと思います。このGoogleの真サービスがその第一歩になってくれればと期待しています。

これだけデジタル技術が発展しているのにジャンクフードレベルの音質のmp3しか氾濫していないというのは時代のパラドックス以外の何物でもないでしょう。とにかく音楽の良さをもっと理解してもらうためにはmp3環境が主になっている現状を打破しないといけないと考えています。スタジオで作られた新鮮な音楽の音質を日常的に経験できる環境になれば世の中の人の音楽に対する考え方は確実に変わっていくと確信しています。

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2012年8月 1日 (水)

現在使用中のインターネットの音楽ツールをリストアップ

かつて音楽のインターネットプロモーションを批判的に論じた、と受け取られる記事を書きましたので、それらを過剰評価するつもりはありません。そして何度も書きますが最終的には「リアルな」プロモーション、テレビやラジオを通したプロモーションが現在に至ってももっとも効果的であるという考えに変わりはありません。

しかし音楽をプロモーションするツールがネットを通じて多くあり、それらが手軽にできることも確かであり、大半は安価、もしくは無料でできるものもありますのでやはりそれらは利用しない手はありません。

実はあまりにたくさんあって私自身もわけがわからなくなり始めています。
いくつかに絞るもことも考えましたがそれぞれ目的や性質が違いますので結局

使えるツールは可能な限り使う

という方針の方が賢明です。

私自身頭の整理をする意味もありますので、現在使っている音楽のツールサイトをリストアップしておきます。尚、有料サイトには 無料サイトは無印にしておきます。

<国内>

・Vibirth   http://www.vibirth.com/
国内のインデペンデントアーチストの総合プロモーションサイト。CDやi-tunes amazonの音楽配信のデイストリビューションを初め、イベント企画、その他プロモーションのさまざまな企画も付録としてついてきます。運営は日本コロンビアの経営母体の㈱フェイスでメジャーデビューしている人もいます。インデペンデントといっても元メジャーのアーチストも多数おりアーチストのクオリテイは高いです。

・monstar FM  http://monstar.fm/
Vibirthと同様の機能をもっていますが、Vibirthよりはちょっと弱いかも。弊社奥津の音源を一部入れてはいますが最近は殆ど使っていません。適当な段階で撤退しようと考えています。

・OK music   http://okmusic.jp/
ソーシャルネット付の音楽プロモーションサイト。販売や配信サイトへのリンクもつけられ,たまに「オーデイション」やコンペの掲載もあり。参加は無料なので登録して損はないと思います。

・クレオフーガ http://creofuga.net/
作曲家のコンペ、コンテストのサイト。登録者は私が見たところ大半がアマチュアかアマチュアに毛の生えたレベルの人たちだと思います。私は基本はコンペに出さない主義なんですが稀に主旨にあう(かもしれない)ものにはダメ元で出しています。
でもこのサイトに登録した本当の目的は自分の持っている音源ライブラリーを関連のクレオフーガバンクの著作権フリーライブラリー登録し、業務用チャンネルに流せるのであれば流そう、というのが主目的です。

・クレオフーガバンク   http://creofugab.net/top
正直このサイトがどれだけの販売力を有しているのかは未知数ですが、単純にメジャーで大々的には出さなくとも映像などのVPその他業務用の分野で使用可能な音源を配信するサイト。個人的に問題だと思うのはもっぱらmp3専用でwav等の配信がないこと。これは業務用の使用としては少し問題があるような気がするのですが、いずれにせよ今後の動向はよく見ておく必要はあると思います。

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2012年6月26日 (火)

「選ぶことに慣れていない」「あと1クリックができない」日本人

最近この分野は低調ではあるのだが、私の会社も「営業」の一手段としてGoogleAdwordsを使っている。キーワードで検索させて次のページに誘導している。


1. CDプレスページ

http://homepage1.nifty.com/hyb-music/cd_press.htm


2. 音声ナレーション録音
 
http://homepage1.nifty.com/hyb-music/narration.htm

 売上的にはこの2つが大きいがさらには

3. サウンドコンテンツ
http://homepage1.nifty.com/hyb-music/contents.htm
4. 販促のためのノベルテイCD
 
http://homepage1.nifty.com/hyb-music/cd_ordermade.htm

5. 立体音響システム
http://www.hybridmusic.jp/3Dsounds.htm

6.サウンドデザイン
http://www.hybridmusic.jp/sounddesign.htm 

7.ペットミュージック
http://homepage1.nifty.com/hyb-music/pet.htm 

 以上の7つのページに対して誘導している。会社のトップページに誘導していないのは最近は上記のような「サテライトページ」の方をアクセスするパターンの方が圧倒的に多いからである。

とはいえ、予算の限界もあるから各ウエブページに対してそれほど多額な宣伝費は正直かけていない。ただ費用対効果は最大限になるようにキーワードは設定してある。

昨年も同じことがあったが、商工会と別経路1つ経由でまたAdwordsのタダ利用券を¥15000分もらった。一応Bto Bとはいえネット広告で会社の集客をはかっている弊社としてはやはり利用しない手はない。メールアカウントを新たに作らなくてはならないが、それでAdwords¥15000タダで使えると思えばどうってことはない。 ということで今週からそれを実施している

その際費用対効果は最大限にするために当然ながらアクセス解析を行なう。そしてあることに気がついた、というか思い出した。

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2012年6月19日 (火)

日本と海外のインターネットラジオを見てー「言語」が大きな障害

同じくMusicsubmit経由で先ほどの音源を流しながら思ったのは、日本はインターネットラジオテレビも殆ど機能していませんが、欧米ではやはり機能しています。少なくともプロモーションチャンネルとして存在感を示しています。

例えばJango radio というのがあります。全世界で700万人も登録リスナーがいる世界最大のインターネットラジオです。

http://www.jango.com/

プロモーションチャンネルとしても広告媒体としてもそんなにぼろもうけというレベルではありませんががそれなりに運営しているようです。 現在先ほどの弊社の二作品もここでオンエアしています。

metanature   http://www.jango.com/music/Kyoji?l=0

奥津恵「未来」 http://www.jango.com/music/Megumi+Okutsu

私も「癒しの音楽チャンネル」というネットラジオを運営して8万人のリスナーがいましたが、ビジネスを行なうには充分な数ではなく、他のオプションの可能性もなく、到底運営を続けられるような状態ではありませんでした。日本のインターネットラジオは私の知る限りきちんと運営できているところが殆どないと思います。

しかしJango radio はどの程度の利益を上げているかはわかりませんが一応健全に動いているように見えます。

その差は何でしょうか?  

とよく考えたら 当たり前ですがインターネットラジオでのサイトの言語をみるとわかります。

そう言語ーたいていの場合、英語  それ以外にスペイン語、フランス語  つまり複数の国で公用語となっている言葉で番組もウエブサイトも作られています。

いうまでもなく英語はビジネス用語として世界共通です。

またラテンアメリカはスペイン語(アメリカ国民の多数もスペイン語はなじみ深い言葉です)

フランス語はアフリカの概して西部やヨーロッパの複数の国(ベルギー、フランス、スイス)では公用語になっています。

しかし日本語は日本以外使いようがありません。

またいまだにそうですが外国語(英語)と聞いただけで日本人の大半が引いてしまう現実があります。日本人の大半が日本語しかしゃべることができませんが、それがグローバリズムという面で日本人は大きなハンデイを負うことになります。

。英語ですら満足に話したり読めたりできないのですから、スペイン語、フランス語など論外。 その意味では日本人はやはり「グローバル」という点ではどうしても不利になってしまいます。 グローバリズム推進というのならまずそこから直さないといけません。

ちなみにマスコミその他で「グローバリズム」などとえらそうに論じる経済学者できちんと日常会話レベルの英語でもきちんと話せる人ってどれだけいるんでしょうね? 正直、外国語すら満足に話せない人にグローバリズムなんか論じて欲しくありませんが,,,

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2012年6月16日 (土)

新しいサウンドコンテンツのビジネスのために新ウエブサイト立ち上げ計画中

さきほどの日記の奥津の「未来(みち)」著作権侵害申し立ての件、まあイタズラにしてもちょっと悪質だな、と思いますがまあネットをやっているといろんなことがあるもんです。

まあ先日の記事でもいわゆるネットの昨今の論壇についていろいろと批判をしましたが、そうはいってもウエブが今後の産業のインフラの中でも大きな役割を果たすことを別に否定しているわけではありません。
私はIT系の人たちを結構批判していますが、私が批判の対象としているのはIT系でも一部の人たちだけで、実は私の周辺にITの人は大勢いますしいっしょに仕事をしている人も多いです。そして皆さんいたってまともです。
現場で自分のプロダクトや自分のノウハウで動いている人たちはネットで変に目立っているようなITギーグ系のような変な人たちは殆どいないですね。前にも書きましたがそういうわけのわからないコメントを書く彼らの多くは起業家ではなく単なるネットの中の「タレント」に過ぎないのかもしれません

you tubeにせよU-streamにせよサービスが出現した頃はいわゆるITジャーナリストITギーグといった類の連中から「これで世の中が劇的に変わる」などといった言質が飛び交いましたが、そういう類の言質に対しては「もういい加減にしろよ!」といいたくなります。
前にも書きましたがyou tubeにせよU-streamにせよ単なるツールに過ぎず、手段に過ぎません。ある手段があるからそれで世の中が革命的に変わる、などといった「手段があたかも全てであるかのような」発想はあまりに単純に過ぎ、発想が稚拙であるといわざるを得ません。

問題は手段ではなく、どのようなコンセプトのコンテンツか、ということが一番大事なのです。日本人はコンテンツの中身(ソフトウエア)でなくシステムプラットホーム(ハードウエア的)の部分しか見ない、そういう議論が多すぎます。

さて、先日のAKBのCD廃棄事件の件を始め違法ダウンロード等について私もいろいろ書きました。1つ1つの問題は非常に重大な問題ではありますが、実は仮にこれらの問題が一定の解決をみたとしても私は本質的な問題の解決には全くならない、と考えています。、これらの状況を見て私が考えたのは

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2012年6月 7日 (木)

ネットの論調、論壇に対する私の不信感の背景

既にご存じの方も多いでだろうが、私の以下の記事がyahooの「違法ダウンロード処罰化」に対する是非を問うページの中でリンクを貼られた関係で一昨日から現在にかけてものすごいアクセスが増大した。

違法ダウンロード刑事罰導入と「ネットの自由」の問題点ー“手段の目的化を何よりも優先する

■政治クローズアップ ネットの議論「違法ダウンロード刑罰化は必要か」
http://seiji.yahoo.co.jp/close_up/1100/

まあ慶応大の岸さんの記事に結果として私が支持する内容の文章を書いたのだが、予想の範囲内とはいえ私や岸さんの考えはネット内では圧倒的な少数派に属している。

だが多くのネット関係者には申し訳ないが私はこの違法ダウンロード等の著作権関係の記述に限らず、ネットの論調、あるいはネットやIT関係の話に関する論壇(そもそも論壇などという高いレベルのものかどうかも疑わしい)議論の進め方に関しては大きな問題があると考えている。はっきりいえば私自身は大きな不信感を持っている。

そもそもネット内では「多数派」の意見であっても世間全般の意見として「多数派」であるとは限らない。実は寧ろ逆のパターンの方が多い。だから私自身は仮に上記の問題でネット内の論調では圧倒的少数派であってもそれほど気にしてはいない。また世間一般のネットの論調、記事に対する信頼感は少なくともIT関係者、ネット関係者が考えるほどそんなに高くはないのでは、と最近思っている。

私がネットに関する記事全般、論調、論壇に関して問題が多いと考えるのは以下の5つの傾向からである。

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2012年5月14日 (月)

違法ダウンロード刑事罰導入と「ネットの自由」の問題点ー“手段の目的化を何よりも優先する”

初めにお断りしておくが私は音楽業界の低迷の理由は違法ダウンロードのみが原因だとは一度も言っていない。また私のブログを毎回読んでくださっている方は音楽業界の低迷の原因は業界の旧態依然とした体質、マーケテイング、音楽を100均の消耗品のごとくに売っていて、そのマーケテイング方針を一向に変えようとしない音楽業界の体質の方をおおいに問題視してきたことはおわかりいただけると思う。主原因はあくまで音楽業界側にある。

しかし一方では同時に違法ダウンロードの問題も音楽業界低迷の原因の1つである、ということも述べてきた。繰り返すがこれのみが原因ではないが、これも原因の1つでもあるといっている。(最近のネットでは中学生程度の文章読解力すらない輩が増えているのも問題だ) 事実少し前にネットでこういうことを書こうものなら袋だたき、ブログ炎上に近い状態になったが、ネットではこうした問題点を少し指摘しただけであたかも自分が誹謗中傷されたかのように過剰反応を示す輩がいまだにいるようである。(中川淳一郎さんのいう「ネット教信者」だ) しかし現在消費税法案の影に隠れているが、著作権に関する法案が国会で審議されている現状ではやはり普通に問題点を指摘するのが当たり前であり、健全な議論をするのには必要である。もっとも過剰反応する輩は元々が「荒らし」が目的であって最初からまともに議論する気も能力もないと思われるが..

何はともあれ違法ダウンロードの対策、議論について語るとき私は以前から違和感を感じていた点に岸博幸慶応大学教授がその問題点を明確化していただいたのでここで一部を抜粋させていただく

■違法ダウンロードへの刑事罰導入はどうなる? “ネットの自由”を強調する反対派に抱く違和感 (Diamond On line)
http://diamond.jp/articles/-/18341

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2012年3月14日 (水)

「グローバル」に世界でつながる現代と音楽コンテンツのありかた

記事のタイトルで勘違いされないように始めにお断りしておく。もっとも私の記事を定期的に読んでくださっている方はわかって下さっていると思うが、私は今この国の中のメデイアその他で語られているいわゆる「グローバリズム」に対しては極めて批判的な見解を持っている。まして新自由主義市場原理主義に対しては私は嫌悪感すら持っている。だからこの記事のタイトルで私がそういう類の人たちと同類だなどと万が一思われてしまったら私は拒絶反応アレルギー反応すら起しかねない。

しかしここ一週間くらいで先日の記事でご紹介した海外の音楽のプロモーションツールの更新や、再度利用する作業を行なっているうちに、今さらながらインターネット時代には情報もコンテンツも国境に関係なく動き、露出されていることを実感する。
 今や日本にいながらにして、海外のラジオに自分の音楽を流すことも可能だし、その音楽を世界の人がどういう感想を持っているかもダイレクトに知ることができる。勿論CDや音楽配信の販売もできるし、運がよければ自分の音楽のライセンシング(テレビ、映画インターネットメデイアであなたの音楽を使ってもらえる)も可能だ。
 英語のサイトを読むという手間を厭わなければ、自分の音楽で世界デビュー簡単に行なうことができる。英語に苦手意識を持っている人は、ブラウザの翻訳機能を使えば大雑把な訳ではあるがだいたいの意味は理解できるだろう。全て皆さんのやる気次第だ。

 インターネット経由で不法コピーやダウンロードという問題が存在する一方、こうした新たなチャンスも生まれていることは認識すべきだろう。情報もコンテンツもネット内で露出する以上グローバルに世界と繋がっていることを避けることはできない。より世界中の多くの人に自分の音楽を聴いてほしければ、プロモーションツールを効果的に使うテクニックを身につければいい。インターネットが普及している現代では文化的鎖国をしようとしてもできないのである。

加えて今日本はドラマは韓流ブームだし、音楽もK-POPアーチストが活躍している。だがこうした情報やコンテンツが世界と繋がってい現代でも日本の音楽業界は相も変わらず日本国内しか見ていない。見ようとすらしていない。それは大きな問題だと思う。

こういう時代なら日本国内しか見ようとしない日本の音楽業界など無視して、自分の音楽で世界デビュー目指せばいい。しかし情報もコンテンツは今やグローバルに行き来するのだが、このグローバルの意味をきちんと理解しないと、日本国内では胡散臭い言葉になってしまう。

そもそも日本で「グローバリズム」 あるいは「グローバリスト」などといわれている人たちは本当の意味でグローバルな観点を持っているとは私は思わない。グローバルな観点をもつというのは、アメリカだろうがヨーロッパだろうがアジアだろうが対等、公正な条件で情報やビジネスのトランズアクションが行なわれることが大前提である。「アメリカではこうなっているのに日本がこうなっていないのはおかしい」とか言うのは単なる価値観の押し付けでありそこには帝国主義的な観点が見え隠れする。今日本で「グローバリズム」といわれている議論にはそういう帝国主義的なニュアンスを感じることが多い。私が日本のいわゆる「グローバリズム」に対しては極めて批判的な見解を持っている理由はまさにその点である。(困ったことにメデイアでもネットでもこの手の「グローバリズム」 が多数派ではあるのだが)

インターネットで世界と繋がってい現代だからこそ対等、公正な条件で世界中が繋がって情報やコンテンツが行き来しなければならない。決して特定の国の論理と価値観で構築してはならないのである。それが音楽文化の活性化になればインターネットがもたらして大きな恩恵に結びつくであろう。但しインターネットは確かに世界と繋がってい現し情報の検索その他では便利なツールであることは確かではあるが、あくまでツールであってそれ以上のものではない。いくら便利でもツールを過信するのは危険であると付け加えさせていただく。

しかし残念ながら日本の「グローバリズム」 といわれている視点の多くはまだそうなってはいない。果たして日本国内に従来マスコミで取り上げられているそれではない本当の意味のグローバリズムが定着させることはできるのだろうか?

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2011年12月 9日 (金)

ステイーブジョブスと音楽業界

今年逝去した著名人物の中でも現代社会に最も大きな影響を与えた人物には違いないアップルの前CEOのSteve Jobs (1955-2011)

日経に「世界を変えた作品 スティーブ・ジョブズ」という記事が掲載されている。

i-Mac

http://pc.nikkeibp.co.jp/article/trend/20111205/1039398/?P=1

i-pod

http://pc.nikkeibp.co.jp/article/trend/20111205/1039398/?P=2

i-pad

http://pc.nikkeibp.co.jp/article/trend/20111205/1039398/?P=3

 自分が身を置く音楽業界に関しても莫大なインパクトを与え、i-tunes等いわずもがなのプラットホームを作り音楽配信を普及させた功績は大きいことはいかに保守的な音楽業界人でも認めざるを得ないとい思います。何度も云いますが彼ほどコンピューターの世界にとどまらずあらゆる分野に強い影響を与えた人物はいないでしょう。その点ではMicrosoftといえども足もとに及びません。

とはいえ、ここであえてネットに氾濫するジョブス礼賛論とは一線を画する記事を書こうと思います。勿論スティーブ・ジョブズの功績にケチをつけるつもりは毛頭ありません。しかしスティーブ・ジョブズとて聖人ではありません。

確かにスティーブ・ジョブズi-tunesのプラットホーム建設という大きな実績を残しました。しかし一つだけ忘れてはならないことがあります。

それはスティーブ・ジョブズは音楽業界の人間ではない、ということです。

実はあることがおき始めています。、i-tunes経由でユーザーにはうれしいかもしれませんが我々コンテンツホルダー側から見ればたまったものではないことが起きはじめています。

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2011年10月 6日 (木)

また巨星逝くーアップル前CEO、スティーブ・ジョブズ氏死去

■アップル前CEO、スティーブ・ジョブズ氏死去
http://t.asahi.com/462t

■Steve Jobs, Apple founder, dies

今年は訃報の記事を書くことが多いけど、今日のは極めつけだ。先々月だったか「ステイーブンジョブス、Apple CEOを辞任」という記事を書いたがもうその時点で死期を悟っていたのかもしれない。ジョブス自身が次のような言葉を書いている。

「自分もいつかは死ぬ。それを思い出すことは、失うものなど何もないということを気づかせてくれる最善の方法です」

実は大昔サラリーマンをやっていた時代に若かりし頃のジョブスを見たことがある。まだアップルを立ち上げたばかりのジョブスで、ビジネスマンはスーツとネクタイが当たり前の時代に長髪(!-髪の毛はフサフサだった)、GパンTシャツでコンピューターの展示会場を歩き回っていた男。しかしどこか異様なオーラーを放っていた。さしずめ既存のビジネスの体制に反抗するロックンローラーのようなイメージをもった。しかしその男が世の中をこれほど変える人物になっていくとは当時は予想もしなかった。

かつてこれほど多くの分野に影響を与えた起業家がいただろうか、と思う。単にコンピューターというハードウエアだけでなく、グラフィック、デザイン、映像、音楽、いわゆるコンテンツの分野に多大な影響を与えた。I-phoneが発売されたときに「文化よりは文明を選ぶ」などと発言したおバカなIT起業家がいたが、実際にはジョブスは文明だけでなく文化にも大きな影響とイノベーションをもたらした。ジョブスの偉大なところはハードウエアの論理だけを押し通すのではなく、絶えずソフトウエアコンテンツがより有効にパソコンの中で活用できるような環境を作ることを考えていた。つまりソフト、ハードの両方を絶えず目を向けていた点。これが他のIT起業家と一線を画すところではないだろうか?

I-phoneI-pad、この革命的な商品の発売だけで歴史に残るだろうし、音楽配信もいろいろ議論や問題はあるものの、事実上最大の配信サイトを作り上げ、音楽ビジネスのありかたにも貢献した。私はあまり物欲はないのだがI-padは欲しいと思っている。かつてApple社はマイクロソフトに押され一時は倒産の危機すら見舞われたが、いまや完全にマイクロスフトとは立場を完全に逆転しモバイルやタブレット型のパソコンでは他を圧倒しているのは周知の通り。

だが、ここまでの道のりは平坦なものではなかった。Apple社を立ち上げApple IILisaからMacintoshを発売したが、自ら引き抜いたジョンスカリーにApple社の役員を解任されるなど、不遇な時代もあった。NeXTコンピューター(これが現在のOSXの母体となる)を立ち上げ、ピクサーやデイズニーの個人筆頭株主を経て、自分が創立したApple社を再買収できたのはクビになってから十二年、2000年にようやくApple社のCEOに復帰し、それからの活躍は皆さんのご存じのとおり

Macintoshはもう四半世紀以上も前から私の音楽制作ツールだった。今使っているMac Proは都合6代目のマックである。これがないと正直仕事にならない。そして初期のマック(1代目はMac Plus)から現在まで機種を変えるごとに機能がパワーアップし、初期はmidiの打ち込み(シーケンサーと同じ)だったがいまや完全に録音機器であり、編集機能まで持ち合わせており完全なワークステーションとなった。そのおかげで自宅で音楽制作のほぼ全てのことがMac一台でできるようになった。Appleのおかげでスタジオ代とか大幅に節約が可能になった。

ステイーブンジョブスは確かに天才である。しかし才能だけでは決して成功しない。強い情熱と意志を才能と合わせ持った者だけが成功する。ジョブスはその全てを持っていた類稀な人物だった。

人間とはかくありたいものだ。

改めて心からご冥福をお祈り申しあげます

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2011年10月 2日 (日)

テレビやラジオのネット連動-まだまだ脆弱なインターネットのインフラ

冒頭の記事にも書いてありますように、本日FM戸塚 "BIGTIME Music Cocktail”のサイマル放送に不具合が生じたために通常のリンクではサイマル放送を聴くことができす、i-phoneスマートフォンでは聴くことができない事態が発生しました。

BIGTIME Music Cocktail”は出演者の演奏をオンエアする番組でなおかつ、ゲストの出演もありますので、関係者の対応に追われました。結局PCのサイマル放送については対応できたものの、i-phoneスマートフォンの復旧はできないため、本日の放送はFM戸塚 と協議の上、今月の23日に再放送させていただきます。

尚、これに伴い23日放送予定の番組は30日に放送日程を変更させていただきます。

今回のこの事態の原因はわかりませんが「サーバーが見つかりません」と表示されることからDNSの関係でエラーが生じたか、あるいはドメインの更新の手続きに失敗したか(だとしたら極めて初歩的なミス)のどちらかと思われます。

テレビの地上デジタル放送と違い、ラジオはインターネットを通したサイマル放送で自分が住む地域に関係なく放送を聴くことができるわけですが、今回のような事態が起きるとこれは放送というものをインターネットに全部委ねてよいのか、という思いも出てきます。

というのも放送法に明記されていますが、テレビ局もラジオ局も事前の報告なしに「放送を途切らせてはならない」という事情があるからです。もし総務省から放送免許を受けている放送業者がネットとはいえ、事前の報告無しに放送を途切らせることとなれば重大な事態となります。サーバーの不具合は理由にならないのです。このことを知っているIT業者って以外に少ないんじゃないでしょうか?

これを考えると日本のテレビ局の地上デジタル放送がインターネットのネットワークに意識的に繋げていなかったのは寧ろ正解ではなかったか、とすら思いますね、IT系の人はアメリカとこの面で違うから日本のテレビ局の意識が遅れている等、この対応を批判したり、「既得権益保持だ」などと非難したりしますが、もしこういう事態を想定していてこのシステムにしたとしたらかえって正解だったかもしれません。サーバー不具合でネットで視聴ができなくなったとしたら民放の場合もスポンサーに対して重大な事態が発生しますし、NHKも聴取料のからみで重大な事態になります。

サーバーの不具合も基本的にあってはならないですが、実際問題として時々起きます。しかし放送というものはどういう理由があろうと絶対に途切らせてはいけないのです。

今日の事態で少なくとも94のFM放送局がサイマル放送で通常の方法で聞くことができなかったり、i-phoneスマートフォンでは聴くことができない事態が発生しました。詳細な原因はわかりませんが、あとで責任問題等の重大な事態が発生するでしょう。

IT系やネット小僧連中は軽く考えているかもしれませんが、公共に放送する、というのはそのくらいの重みがあるのです。

私は既存のメデイアとネットとの連動は重要だと思っていますが、こうした簡単なシステムトラブルでサービスがいとも簡単に停止するような脆弱なインフラでは、まだまだネットのシステムに関して全幅の信頼を置くことはできません。まして、ネットが既存のメデイアより優れている、とかネットが既存のメデイアを凌駕する、などという妄想話を語るなどはっきりいってお笑い草としかいいようがありません。

注:サイマル放送ですが、先ほどPCもスマートフォン(i-phone)復旧したことを確認いたしました。

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2011年8月25日 (木)

ステイーブンジョブス、Apple CEOを辞任

癌の手術等も行いかなり健康に関しては懸念される情報が出ていましたが

■Steve Jobs resigns as Apple CEO, Tim Cook takes over
http://bit.ly/nhL7mB

ついに健康上の理由でCEOを辞任 「もはやCEOの業務を行なえる状況ではない」とのこと。
取締役経営陣には名前を残すようですが、現在の音楽配信の体制を事実上構築したといっていいですし、i-phone i-pad等の革新的な商品も開発した功績はやはり賞賛に値します。

私は先日G5がダウンした関係でMAC PROを導入せざるを得なかったため、残念ながらi-padはお預けとなってしまいました。でもプレゼンとかいろんな意味で便利ですね。私はあまり物欲がない人間なんですがi-padだけは欲しいと思っています。

ちなみに私はまだ会社員の頃、英語が多少できるため海外出張によく行っていましたが、ComdexというComputerの展示会でGパンTシャツ姿の若かりし頃のジョブスを見ています。(髪の毛もフサフサでした(笑))  これほどまでに世の中を動かす人間になろうとは

癌が再発したのが今回の辞任の背景にあるようですが、ジョブス氏の一日も早い回復を祈っています。

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2011年6月 7日 (火)

Mac Pro到着

AppleのBuy Now 経由でついにIntel Mac を買いました。

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G5 Dual がダウンしてから約1週間。これから復旧作業に入ります。

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今日は例の番組企画関係の本会議が木曜日のためにそのサンプル制作作業でMac関係はあまりできませんでした。どのみちfirewireのケーブルを変えなくてはならないことがわかりそのために電気屋に行かなければなりません。(1394→800の変換ケーブル2本)

これから各アプリケーションのアップデート作業を行なわなければなりません。これがなかなか大変です。今までMacで次のアプリケーションと作業を行なってきました。

・Pro tools  (HDレコーデイング)
・ソフトシンセ(4種類)
・Digital Performer (midi打ち込み)
・bias Peak (波形編集)
・Finale (楽譜)
・Illustrator (デザインデータ)

そして勿論Safariやftp関連ソフトも使う。

今回をきっかけに仕事環境を強化したいと思う。都合6代目のMac 経営が苦しいときに思い切って導入。その分稼いでもらわないと困る。

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2011年6月 3日 (金)

私のMac歴

さて、昨日一昨日のMac G5 Dualのダウン。正直さすがに凹みましたがもうこうなると現実を受け入れざるを得ません。とくにもうすこしOveranxiousになるのをやめて、心を冷静に平穏になって仕事に取り組もうなどといっていた矢先だけに、ちょっとショックは大きかったですが、ものは考えよう、これで音楽制作環境を強化するチャンスと捉えて向こう一週間、スタジオの復旧作業に取り組もうと思っています。今はちょうど私自身の人生の勝負をかける時期、突然の出費は会社の経営状態がよくないだけに痛いですが、ここでやめるわけにはいかないので全身全能を振り絞ってこれからのことに取り組もうと思います。

Mac G5 Dualを導入してからだいたい6年ですが考えてみればほぼ6年ごとに私の仕事道具であるMacの機種が変わっています。振り返ってみますと

1.Mac Plus (中古) 1989-1991

System 4 : この当時のMacは今思うとオモチャみたいなもので、しかも中古(それでも当時は高かった)だったのでそれほど長くは使っていません。もっぱらmidi関係の仕事に使いましたが結局当時はYamahaQX1での作業が主でした。

2.Mac SE30 1991-1997頃

System 6 : 数あるMacの中でも名機といわれるMac SE30。個人的には仕事としても一番好調な時期だったこともあって一番よい思い出があります。カラーモニターですらなかったんですが速くフリーズすることも殆どありませんでした。このSE30はいまだにうちの物置に大事にしまってあります。

3.Mac Power PC LC(中古) 1997-1999頃

OS7: 個人的には中古で安く買ったとはいえ、失敗したと思った機種でした。フリーズや「予期せず終了」が凄まじいほどあって使い辛かった機種です。個人的にも音楽業界の状況が急変して苦しい時期だったこともあり、この機種にはよい思い出は殆どありません。尚、これに懲りて中古はいくら安いとはいえ、以後買うのをやめました。やはりいずれも2年もっていませんので

4.Mac Power PC G3 1999-2005

OS8 : LCの状況に困っていたのとたまたま比較的安価でMac Power G3が手に入ったので迷わずこれにスイッチしました。始めは重宝しましたがこの時期はAppleの機種が目まぐるしく変わった時期で(あれよあれよといううちにOSXに)結局機種自体が最後の2-3年は完全に時代遅れのものになっていたことがわかりました。尚、このG3は現行のシルバーではなくあのカラフルなリンゴのマークの最後の機種だったと思います。

5.Mac Power PC G5 Dual 2005-2011

OSX(Panther からTiger) : 私の人生の中ではSE30の次に活躍した機種かもしれません。この機種でリリーズの復活CD映画「俺たちの世界」そして奥津恵の作品等重要な仕事をすることができました。それだけに昨日の起動不能はかなり精神的に参りましたがまあそういう時期が来たのだと今は諦めるしかありません。

6.Mac Pro Quadra 2011-

OSX(Snow Leopard) : まあもうすぐLionになるそうですがとにかく今度の機種もG5 Dualと同じくらい、いやそれ以上の活躍を期待したいし、そうなってもらわないと困ります。

新しいMacは今週末くらいに来るそうです。楽しみというより緊張感が走ります。

「Macを買うなら…」でおなじみの、秋葉館オンラインショップ
もちろん話題のiPodも本体を含め関連商品充実!

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2011年6月 2日 (木)

格闘もむなしくMac G5dual 復旧断念

菅内閣の不信任決議案騒動のさなか、昨日突然スタジオのG5 Dualが起動できない状態になった。PRAMのリセットや電源のリセットを始め、Appleのサポートにも何回か連絡しあらゆることを試した。

一時は復旧しそうな雰囲気だったのだが、結局OS起動デイスクでしか起動せず、自力でなかなか起動しない状況ー例のシルバーのリンゴの画面でギアが途中で止まってしまう状況。結局元々のOSを消去した形でTigerを再度システムインストールしなおした。一時は問題なく起動したが、結局再起動はできず、三度Appleのサポートに連絡し、ありとあらゆる復旧策を試したが結局G5本体での復旧は無理という苦渋の結論を出さざるを得なかった。

システムは起動デイスクでは立ち上がったので何とかなりそうな気がしたが、(マザーボードはたぶん生きている)HDかロジックボードのどれかに異常があるのかもしれない。

このMAC G5 Dualはもう6年以上使っていて昨年もメモリーを大幅増設したばかりなだけに何とかあと1-2年は持って欲しいとも思ったが、無念のリタイアになってしまった。結構このMACもいろんな仕事をしただけに思いいれはある。

今スタジオはコンピューターがないと何もできないただの部屋。そのため急遽MAC PROを手配。メモリーも現行の8G装備する。場合によってはまた増設も

というわけで昨日「心を平穏に」といった矢先だけど今かなり凹んでいます。それにしても立て続けにいろんなことがおきる
俺って呪われてる?


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2011年1月18日 (火)

アップルのS ジョブズCEOが病気で休養

米アップルのスティーブン・ジョブズ最高経営責任者(CEO)は17日、従業員に電子メールを送り、病気のため休養することを明らかにしました。

Appleのスティーブン・ジョブズCEOが療養休暇入り
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1101/17/news109.html

まあいろいろと議論はあるだろうけどi-tunesを始めとした現在の音楽配信のインフラを作った最大の功労者の1人といえるでしょう。またi-phoneを始めとするスマートフォンの流れについてはここで説明するまでもないと思います。

確か昨年はすい臓ガンの手術を行なったことを発表したし、その前にも心臓疾患がある等健康にさまざまな問題を抱えながら激務をこなしてきたようです。一日も早い回復をお祈り申しあげます。

ちなみにスティーブン・ジョブズから従業員宛のメールの日本語訳だそうです。

http://www.gizmodo.jp/2011/01/post_8338.html
 


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2010年9月23日 (木)

会社のホームページへの広告見直しーアクセスは量じゃなく質だ

私の会社ハイブリッドミュージックは自社製品のCDの販売といった分野を除き、音楽制作、サウンドコンテンツ、そしてパッケージ製作の事業を主流にしている。いってみれば業務用の分野である。

2002年にホームページを開設して以来、AdwordsSEO対策を行うことによって、ホームページを通じて多くの新規案件を成約したし、多くの新規取引先も獲得した。ただ、ここ数年その成果がかつてのような成果を収められなくなってきた。リーマンショックのあとはアクセス数自体が減ったが、今は持ち直してはいるもののやはり以前のような成果が上がっていない。また昨日の記事「「業務用」と民生用の違い」ように勘違いの問い合わせーナンセンスインクワイアリーが増えているという現実を考えるとやはり、会社の事業のインターネット広告を見直す必要があるかもしれない。

とかくアクセス数が多いのがよいホームページだ、などと考えられがちだがそれがYahooなどのポータルサイトだったらその理屈は正しいが、全てのページがポータルサイトになるわけではない。やはりクライアントに結びつくようにしなければならないし、その意味ではアクセス数という量ではなく「誰が見るようにするか」というの方がはるかに重要である。

Adwordsは確かにアクセス数を上げることができるが実はここ数年を見るとクリック率の割りに問い合わせ数も減ってきており、3年前くらいから問い合わせ数の割りの成約数も減っている。特にリーマンショック直後の昨年は最悪だった。またナンセンスインクワイアリ(勘違いの問い合わせ)も全体の半数近くになっており、広告費を投入した割にはその効果が現れていないことがわかった。Googleが提供したAdwordsを有効に使うセミナーもそれほど効果向上に役立っていない。

インターネットは絶えず費用対効果を綿密にモニターしていかなければならない、その意味Adwords中心のネット広告を見直すことにする。我々のページを見て欲しいのは会社の代表、同じ業界関係、制作会社などである。そういう人たちがよく見る方策を考えようと思う。具体的な方策? それは秘密です。


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2010年8月 2日 (月)

弊社のハイブリッドミュージックの英語ページ完成

私の公式サイトの「英語ページ」の更新が完成しました。

http://www.kyojiohno.com/English/index.html

予定より大幅に遅れました(汗)
英語関係のページは正直、今までかなり手を抜いていましたが今度は日本語の公式サイトにかなり近いです。

また本日私の制作会社のハイブリッドミュージックの英語ページの大幅更新が完成しましたのでお知らせします。

http://www.hybridmusic.jp/English/index.html

やはりインターネットである以上世界中と繋がっているわけで日本人だけが見ているとは限りません。当たり前の話ですがとかく忘れられがちだと思います。

まあ私は別にいわゆるグローバリズムに凝り固まった人間ではありませんが (というかむやみやたらにグローバリズムとやらを持ち出す人間は嫌いですが..)、インターネットは文化やコンテンツの情報を国境に関係なく流布しますのでやはり最低限英語ページを作る必要はあると思います。

まあ実は今回の更新の前にも既にサウンドコンテンツの業務で弊社はシンガポールの会社と取引を定期的に行なっていますし、過去はイスラエルやアメリカの会社とも取引をしたことがあります。インターネットはビジネスの国境を確かに取っ払います。

一方日本のJ-popを始めとするいわゆる「邦楽」は今でもそうですが基本的に日本のマーケットしか見ておらず、最初から海外に音楽を売るとか、海外のアーチストと競争するなどということはハナから考えていません。そんな発想すらないです。
そしていわゆる「洋楽」というものと明確に区別していますし、最近特に若者は「洋楽」というものに全く興味を示さない傾向が強いので、日本の音楽業界はややそれにあぐらを書いている傾向があります。

まあ実はそうであるがゆえに、アメリカやヨーロッパが受けている「不正コピー」の悪影響やダメージが最小限度で済んでいる、という面もあるんですが、(意外に知られていませんが、実は海外の惨状を見るとはっきりいって日本はまだマシなほうですーそれでも最近かなり日本もダメージが大きいですけどね) しかし世界的に市場が縮小していることを考えると、いつまでも日本のマーケットしか見ないという体質は本当にいいのか、というのは考えるべきかもしれません。

まあそういうわけで弊社の英語ページ、よろしければご覧下さい。英語ですけど。(^^)

http://www.hybridmusic.jp/English/index.html

これで海外と新たなビジネスに結びつくといいな、と思いますが...

 

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2010年6月17日 (木)

作家の権利を考慮した書籍電子化の議論を

さて、先日の記事である「iPad向け、本の「格安」電子化業者ーこれはまずいだろう。収益を得ている時点でもはや「私的複製」で はない」
http://kyojiohno.cocolog-nifty.com/kyoji/2010/06/post-65d0.html

に関連した動きについて述べます。

この件に関しては「この業者は{作業料}を徴収しているだけで販売ではない」と強硬に主張する人間がおりましたが、もっともこの男の場合は自分の主張云々よりも最初から「荒らし」が目的だったような気がしますが そもそも電子化しようとする「著作物」があるからこそ「電子化」しようとする意図が出てくるわけで、その意味では作者に許諾をえず(権利者に対する対価を支払わず)第三者が複写している事実に何ら変わりありません。これは裁断だろうが全部だろうが全く関係ありません。そこを理解できない人が多すぎますね。

そもそもこういう流れは今に始まったことではありません。まずGoogleの「電子書籍化」の問題があります。
Googleの書籍電子化、写真家らが「著作権侵害」と訴訟

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1004/08/news018.html

これは全米写真家協会(ASMP)など写真家・イラストレーターを代表する複数の団体が4月7日、書籍をスキャンしてオンラインで公開するGoogleの計画は 著作権を侵害しているとして集団訴訟を起こしたニュースですが、今後こういうことは増えていくでしょうね。

これというのも「著作権のグレーゾーン」-「個人で著作物を楽しむ権利」という部分が非常に一般の人にわかりづらく、曖昧の部分もあることに起因しています。自分で自分が楽しむためにコピーするのはOKだけど、それを友達にプレゼンとするのはNGー簡単にういえばそういうことなんですが、ここのところの理解が広まっていないというのがこうした電子化の問題、他人の著作物を勝手に公開していいんだという風潮を生んでいるように思います。

実はこの件では既に総務省、文部科学省、経済産業省の3省が電子書籍の規格統一に乗り出しています。3月17日に共同で「デジタル・ネットワーク社会における出版物の利活用の推進に関する懇談会」を開催。出版業界の代表者らを集め、 電子書籍をめぐる問題について協議をしていますが、前述のi-padの件はどんどん進んでいますので早急な取りまとめが求められますね。

電子書籍の規格統一へ政府が意欲、出版業界の代表らを集めて懇談会を開催

http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20410725,00.htm

一方では作家の間にこういう動きが出ています。

出版社を通さずiPadに電子書籍 作家の瀬名さんら

http://www.asahi.com/digital/pc/TKY201006160478.html

これは作家自身が自らやっているので何の問題はないんですが、総務省、文部科学省、経済産業省のお役所仕事を待っていられない、という感じで自ら電子書籍を出そうという動きらしいです。

まあpdfなどの電子書籍というのは今後の新しいメデイアになる可能性は高いですが、そのために作家、権利者の権利を蔑ろにしていい事態はあってはならないと思います。インターネットは得てして無法地帯になってしまいがちで、ネットはそれでいいんだなどという人間がいますがビジネスである以上きちんとしたルールやコンプライアンスがないとビジネスとして定着しないと思いますIT関係者にもそこの部分を理解して欲しいですね。何度も書きますが「全ての情報やコンテンツは無料であるべきだ」という考えは情報化社会を必ず崩壊させます。

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2010年6月16日 (水)

コミュニケーションツール発展とは裏はらに希薄になっていく人間同士のコミュニケーション

実は一昨日の記事である「iPad向け、本の「格安」電子化業者ーこれはまずいだろう。収益を得ている時点でもはや「私的複製」ではない」
http://kyojiohno.cocolog-nifty.com/kyoji/2010/06/post-65d0.html

mixiの日記でも一般公開しました。

これは広く多くの人に著作権に関する意識や知識をもってもらおうという主旨だったのですが、始めは健全な「激論」だったのですが途中で大荒れになりました。ひとことでいえば発言者の1人が「荒らし」行為を始めたからなんですが、その人物は私や他の発言者の問いや、この発言者の主張の根拠等の質問には殆ど応えず発言者の揚げ足取りに終始し最後はこちらの発言にぶち切れるという、まあ典型的な「荒らし」のパターンですね。笑っちゃうほど典型的です。

こういうある意味理詰めの問いかけでぶち切れるのはこの手の人間にとってこういう「攻められ方」が最も都合が悪かったからですが、まあこのおバカさん、私のことを「シロウトが何をいうか?」とか「お前プロじゃないだろ?」とかまあいろいろ云ってくれました。(笑)

まあこういうバカになんて思われようがはっきりいって屁とも思いませんが、看過できなかったのは私以外の人間に対しても誹謗中傷を行い、さらに「もうこれでおしまいにする」などといっておきながらその舌の根も乾かない間に誹謗中傷の発言を繰り返したためにこの人物をアクセスブロックし、mixiの本部にも通報しました。もっとも最近のmixiの「警察」は全くあてにならない状況なので、まあやっても無駄だとは思ってますが...

実はこういう行為を繰り返すのは要は発言の応酬で最後に「自分が勝った」という実感を得たい、というはっきりいって極めて幼稚な動機からなんですが、実はこれは強烈な劣等感の裏返しなんですね。まあこういう行動を取る人物はだいたいは、社会的立場というか地位など0に等しく、これといった仕事の実績もない(つまりニートかフリーター)であることが多いんですが、西村ひろゆき氏などは「背負うものがない無責任な連中」と揶揄していまずが、まあその典型的なパターンでしょうね。

まあその辺りのことはだいたいわかっているんですが、こういう連中の相手は本当に疲れます。使わなくてもいいエネルギーを使ってしまうのですが、これを見てもいかに最近のmixiの会員の質が落ちているかがわかりますね。もう5年やってますが、本当に「荒らし」の常習犯、スパム業者、それ以外にアヤシイ人物、アブナイ人物が相当入り込んでいます。招待制から登録制になってからこういう傾向が余計強くなったでしょう。本当に困ったもんです。

私はmixitwitter等もやっていますが、確かにネットを中心としたコミュニケーションツールは増えました。しかし同時に非常に気になる傾向を感じます。それはコミュニケーションツールが発展しているにも関わらず、人間同士のコミュニケーションは寧ろ希薄になっていることを感じるのです。

ネットというのは顔が見えないだけに思考する事なしにその場限りの内容のないコミュニケーションになりがちで、以下のような傾向をよく見ることができます。

ニュースのヘッ ドラインのみを読んでニュースの全てを理解したと勘違いする

記事や掲示板の 過去のやりとりとかを全部読んでいないくせに発言の一部の言葉尻だけを捉えて発言(揚げ足取りも含む)

真実かどうか確かめもせずに他人の情報を鵜呑みにしてそれを吹聴する

・明らかに社会人としての常識がない発言になってしまう

他人の発言にすぐに切れる

要は断片的な情報のみで判断したり「理解したつもり」になってしまう傾向、コミュニケーションといっても極めて表面的なものに終始したりする傾向になってしまいがちだという点です。

しかもコワいのは上記のようなバカに煽られたり、からまれたりしますと自分も知らず知らずのうちにそのバカと同じ行動を取ってしまう危険性があるということです。私は自戒の意味も込めて次のような記事を書いています。

ネットでバカ扱いされないためにーこういう行動はやめましょう

http://d.hatena.ne.jp/KyojiOhno/20100425

私の大学の哲学者、故市井三郎先生は「歴史の進歩とは何か?」という著書で「進歩のパラドックス」というものを論じておられました。これはつまりテクノロジー等の進歩によって恩恵を蒙った面もあると同時に、それによって別の問題、副作用が生じそのことによって被害を蒙る人たちが生じた場合は(これを「不条理の苦痛」といいます)、それは進歩とはいえない、という風に考えそれを「進歩のパラドックス」と定義します。

つまりコミュニケーションツールが発展しているにも関わらず、人間同士のコミュニケーションは寧ろ希薄に なっている、人間同士できちんとしたコミュニケーションを取るのが苦手な人間が増えている、という現象はまさに「進歩のパラドックス」ということができるのではないでしょうか?なんていってもコミュニケーションツールが増えることによって、逆にコミュニケーションが希薄、もしくは殆どコミュニケーション自体が取れていないという皮肉な結果になるんですから...

twitterは私もやっていまして確かに楽しいですが、非常に「ゆるい」コミュニケーションだけに表面的なコミュニケーションになりがちです。最近はメールやブログも「短い文章がよい」という風潮が広がりつつあり、確かにコミュニケーションのスピードはあがりますが、ますます人間同士のコミュニケーションが寧ろ希薄になる傾向が強くなることを懸念します。

まあ私のブログ記事は見てのとおり長いので有名ですが(笑)  やはりさまざな点を要点だてて、しかもわかりやすくそして議論も内容のあるものにしようと思うとどうしても長い文章になってしまいます。そんなの読めるか、という人もいるでしょうが、私はしかし決して長い文章は悪いことだとは思いません。

コミュニケーションが希薄で表面的だから思考する必要もなくなり、ますます「思考停止」「想像力の低下」に拍車がかかるのではないか、という懸念です。それを考えると最近の短いメールがいい、短いブログがいい、という風潮は私は必ずしもよい傾向だとは思いません。実際一時あれだけもてはやされたmixiのようなSNSですら今やあのようなありさまですから...

日本人は特に流されやすい国民性を持っていますから、twitterが流行るといったらみんなそちらに流れますが、コミュニケーションツールを使いながら人間同士のコミュニケーションがより密接になるように考えることも必要なのではないか、と考えます。

まあとにかく「思考停止」「想像力の低下」によって冒頭のようなタイプの人間が大量に発生してしまったというのは憂慮すべき状況ではないでしょうか? さすがに私も今回は疲れましたが、しかし一方で何人かの友人から「知らない人が多いからこそ音楽関連コミュニティ内での発言ではなく 日記の全体公開で発言するのは効果的だと思います。 大変でしょうが、個人的には諦めないで続けていただきたいです。」とか「非効率で疲れるのが 民主主義ですから。日記を公開したら7人の敵がいると思って冷静に持論を 持続的に展開して欲しい」という励ましのメッセージもいただきました。ありがたいですね。

まあ今は私の中でああいうバカに対する精神的な嫌悪感が強いので、再度同じことをやるには少し時間が必要かな、という感じもします。まあ著作権などの知財に関する啓蒙は必要ですからね。しかし私は業界では長く仕事をしていますが、そんなに有名人ではないのでどうせ啓蒙するのならもっとビッグネームの方に表に立っていただいた方がいいと思いますけどね。例えばYMOの四人目のメンバーといわれる松武秀樹さんとか、参院選に出られる庄野真代さんとか、 いずれも私の大先輩で個人的にもお世話になった方たちですが...

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2010年6月13日 (日)

著作権とネットの「技術革新」の間で

昨日の記事は結構反響があったらしく当ブログのアクセスもかなり上がりましたが、やはり著作権、知財の扱い方がネットの中で新たなメデイアがでて来た時に、結果として権利を侵害させる方向に云ってしまう点が問題だと思います。

勿論、既存の権利を保護する法体系がそうした新たなメデイアが現れるときに対応しきれていない、という面は確かにあると思います。

著作権が「技術革新を阻害」という議論をネットの中でよく耳にしますが、多くは知財に対する対価に対するシステムを全く考慮せずに、結果として権利を阻害する ことを正当化するような議論がよく見られます、驚くべき話ですが学識関係者にすらイノベーションのためなら著作権を犠牲にしてもかまわない、と受け取れる発言をしている人物がいます。

しかし技術の推進はソフトウエアや知財を使う以上、然るべき「手続き」を踏んだ上で行われるべきではないでしょうか? その然るべき「手続き」= 技術推進を阻害、という短絡的な議論がこういう新たな知財販売を論じる際に少々多すぎる気がします。

私は昨日の記事の例のように新たなメデイアの出現や電子化がけしからん、などというつもりは毛頭ありません。しかしそれらは著作者、権利者に対する対価の配慮ー上でいう然るべき「手続き」-が行なわれた上で推進されるべきです。

この記事でpdf販売している業者は全くそのような「手続き」を踏んでいません。だから問題なのです。

これからも新たな電子の商品形態が出てくることでしょう。それに対してソフトウエア、コンテンツビジネスの発展のためにどのようにすればいいか、これをコンテンツ関係者の中で連携して考えていく必要があると思います。

いずれにせよ著作物、知財等の権利が損なわれないようにしながら、新たなビジネスの発展にも結び付けられるようにしなければなりません。

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2010年6月12日 (土)

iPad向け、本の「格安」電子化業者ーこれはまずいだろう。収益を得ている時点でもはや「私的複製」ではない

■iPad向け、本の「格安」電子化業者が出現
(読売新聞 - 06月12日 06:45)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100612-OYT1T00069.htm

まず、ここに「著作権」というものに対するよくある重大な勘違いが潜んでいるので、指摘しておきたい。

>>業者は「個人が複製するのは合法。個人の依頼を受けて代行しているだけで、著作権法違反ではない」と主張する。都内の別の業者も5月末に営業を始め、2日間で200人以上の申し込みがあったという。

ここに2つの大きな問題がある。

1.「私的録音」の定義

そもそもこの業者は「私的複製」というものを全く誤解している。

「私的複製」というのは「自分が楽しむため」のもので、あくまで「自分が自分で楽しむための」複製なのである。自分以外の第三者が複製する時点でもはや「私的複製」ではないのである。

つまり友人に「君のCDのコピーをちょうだい」と頼むのは実は著作権法では違法なのである。同じように他人の曲を自由に第三者にダウンロードするのも違法、つまり違法ダウンロードになってしまう。

つまりこの業者がやっているのは「私的複製」でも何でもない、明らかに違法な複製にあたる。

2.「複製」したもので「営業」をしていること

そして何よりもその「複製」によって収益を得ている点が問題だ。当然著作者の許諾も何も得ず、pdf化したものを第三者に「販売」している。

これは「海賊版販売」と何ら変わらない。

この業者はもう一度「著作権法」を勉強しなおした方がいい。mixiのニュースのコメントを見ても「どこが違法なの?」などといって業者を「擁護」している人が少なくないようだが、第三者が著作者の許諾を得ないものを複製して他人に渡す時点でもう違法、そしてそれを販売するのは「違法複製」であり「海賊版販売」以外の何者でもない。

おわかりいただけるだろうか?

だからこの業者は「訴え」られなければならないのである。
読売新聞社ものんきに記事を書いている感じだが出版社の端くれなのだから、それがわからないはずはないのだが...

ちなみにこれが依頼主「のみ」であろうが、広く一般大衆向けの販売であろうが何ら関係ない。また裁断だろうが、全部であろうがそれも全く関係ない。

また「料金」は電子化の対価だからいいじゃないか、などという人がいるようですが、そもそも「著作物」があるから「複製」のニーズが出るのであって、その「著作物」の著作者に対して何の対価を支払うことなく収益を出ている時点でもはや「海賊版」と全く変わらないのである。

ちなみに対価を「複製の手数料のみだ」などというのは海賊版業者のいい訳の常套手段でもある。


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2010年5月23日 (日)

MAC G5メモリー増設 フルスロットで8Gまで増設成功

先日もお知らせしましたが、音楽制作の現場で特にソフトシンセの環境を強化するためにうちにあるMACG5 Dual 2.5GHZのメモリーの残りのスロット2対に各1Gのメモリーを装着し、8Gの環境に増設することに成功しました。

増設作業自体は久しぶりで調べたら一昨年の10月以来ですから一年半ぶりですね。都合3度目の作業です。

とにかくソフトシンセというのはメモリーを食います。特にオーケストラを限りなく生の音に再生可能なVienaというソフトはとてつもなくメモリーを食い、しかもハードデイスクのメモリーも大量に必要とのことで今回の増設作業を思い切ってしました。メモリーも先日書いたように最後の在庫でした。本当に増設できる最後のチャンスだったといえるでしょうね。

今まで4Gあったんですが、これでもソフトシンセPro toolsを同時に駆動すると「予期せずに終了」 (T_T)が出てきましたので........

しかしメモリースロット、以前もそうだったんですがこれが結構装着が厄介で、インサートできたと思ったら以外に入っていなかったり結構手間取ります。最終的にはメモリーがきちんと装着できたかどうか確認するために、何回か立ち上げ→終了の作業を繰り返さざるを得ませんでした。 メモリーを入れる時基盤を左から右までゆっくり差し込んで装着できているか確認する必要がありますね。これだけスロットがあると以外に見逃しがちです。とにかく最後に基盤を押してみてパチっという音がしたかどうか確認する必要があります。

いずれにせよもうこれ以上増設できないところまでメモリーを拡張しました。

これでまた環境が不充分になったら今度はMAC自体を替えるしかないですね。
1TBの外付けハードデイスクも接続、これでMACの環境は大幅に強化されました。これでたぶん複数のソフトシンセを駆動できると期待します。

これから劇伴や映画音楽関係を強化し対応していきたいと考えますので、まあオーケストラ作品を作りたいという方はご相談下さい。

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2010年5月18日 (火)

ソフトシンセ環境強化のためHD交換とメモリーをフルスロットに増設

えー私はどちらかというと今でもハードシンセ派ではあるんですが、しかしやはり業務の流れや納品の操作性、そして凄まじいほどのコストダウン要求に伴い現行のMACG5 Dualをさらにメモリーをフルスロット(トータルで8G)にして、ハードデイスクも遅まきながらFirewire 400 800を両方装備している1TBのLaCie 3.5インチ 外付ハードディスク 1TB LCH-2D1TQに交換します。

今までのハードデイスクはスタジオ持込用と予備のメモリーストレージに使います。

特にこれから再び劇伴系のサウンドも強化しようと思っていますからBFDViennaが両方同時駆動できるようになるといいですけどね。

Macのメモリー増設Firewire 付のハードデイスクも今やっておかないと、もうやりたくてもできない状況になると思いますので、 ちなみにMacのメモリースロット2対はいずれもメーカーの最後の在庫でした。ギリギリセーフ、という感じでしたね。

音楽業界不況といわれていますが、仕事環境は強化して今後の業務に励もうと思います。

Mac ソフトのことなら act2.com

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2010年5月 7日 (金)

mixiでの募集と応募ー事実上死んだソーシャルネットワークの機能

昨日クライアントから急な案件が発生し急遽ショパンの曲による「クラシック」音源が必要になりました。これはある展示会でお客様に配るうちでよくやっている販促用のノベルテイCDですが、納期が何と5月24日(!!!)  もう今から製作を始めないと間に合わない。

うちはこういう場合とあるクラシック関係の音楽事務所と提携して音源を供給してもらっていますが、実はその事務所はあまりショパンの音源はありません。ということで急遽募集したり関係各所手当たり次第聞いてみることにしましたが、やはり日程的にも無理があると判断し、今回の案件は断念いたしました。
関係者の皆さんにはお手数とご迷惑をおかけいたしました。m(_ _)m

まあこういうことはよくあるんですが、やはり泰山鳴動でねずみも出ず、という感じで結構疲れてしまいますね。

しかしそれだけならまだいいんですが今回あるそのクラシック音源を募集のためにmixi内の音楽関係のあるコミュに募集記事を書いたら「荒らし」に合いました。その男いわく「商用関係の記事」 をアップするのはmixiの規約違反だ」といっていますが、確かにmixiは「商用利用」を禁止する条項が規約にはありますが、そのための人材募集や音源 等の素材を募集するのは禁止していないはずで、そこまで禁止したらそもそもソーシャルネットワーキングの機能そのものも否定することになってしまいます。

実はこれに関してですが、mixiの音楽関係で一万人を超える参加者がいる「音楽の仕事」コミュが今月の20日を持って閉鎖されます。
「音楽の仕事」コミュ(リンク有効2010年5月20日まで)
http://mixi.jp/view_community.pl?id=404515

原因は音楽関係の掲示板の「荒らし」の常習犯といってもいい人物が繰り返し同じトピックをアップし続け、それだけならまだしも、問い合わせた人間に対して繰り返し暴言や嫌がらせ行為を行なうためトピックで炎上状態になり、一時は本当に見るに耐えない状態になってしまいました。このコミュの管理人も たまらずmixiの音楽関係でも人気のあるコミュを閉鎖という苦渋の選択をせざるを得なくなったようです。
ちなみにこの男、Musicjob.net なる音楽の掲示板
http://musicjob.net/
でも繰り返し炎上させた「実績」があります。まあMusicjob.net なる掲示板自体も正直あまり良くない掲示板なので、私自身はあまり関わらないようにしていますが

このmixi「音楽の仕事」コミュは極めて有用なコミュで私も多くのミュージシャンとのつながりを作ることができたんですが、それだけにとても残念な事態 になってしまいました。

もし音楽の仕事での募集案件を「商用の行為」というのならそもそも「「音楽の仕事」コミュの存在事態が規約違反なんてことになりますが、コ ミュ自体が5年続いていることからこういった募集自体が「規約違反」でないことは明白でしょう。

それにしても今回の募集の「荒らし」にしろ、「音楽の仕事」コミュの「荒らし」による閉鎖にしろmixiでは応募することも募集することも非常に リスクの高い行為になってしまいました。

あえていいますが、

もはやmixi内ではソーシャルネットワーキングの機能が事実上死んだ。

といってもいいかもしれません。

まあ今回の「荒らし」を行なった人物、mixi歴は長いようですが、参加するコミュの数は多いけれどマイミク(My space のFriendに当たります)の数は一桁、と参加年数が多い割には極めて不 自然な状態で、しかもプロフィールにはほぼ何も書いていないに等しい内容ー ということで「業者」の可能性もありますね。

私にちょっかい入れたのも「業者の縄張り争い」からですかね? だとすると私が彼ら業者により「同類」とみなされたことになり私にとっては心外極 まりないことですが、それだけmixiは事実上「業者」に支配されている、ということですかね?いずれにせよ非常に不愉快です。

というわけでこれからは今回のような音源やミュージシャンの募集等はマイミクさん(My space のFriendに当たりますーSNSでつながった人たち)のみを対象としたものにして、以後mixi内のコミュでの募集等は一切行なわないことにいたします。

まあ今日のようなバカは適当にあしらってればいいんですが、こういう奴らにかまうほど私は暇人ではないんで、募集の度にいちいちこういうことが起きたらうざったいんで...

またmixiの募集も確かにアヤシイのが増えました。困ったもんですね。

ちなみに私は以下のような書き込みは応募しない方がいいと考えます。

1.繰り返し同じ内容の募集がアップされる。特に同じコミュニテイ(掲示板)で繰り返しアップされる場合は不自然なので、応募しないほうがいいで しょう。

2.応募者が多数いるはずなのに、いつまでも募集を続けるトピック
  (無理な募集をしているか、別の目的で募集しているか)

3. 募集内容に何ら具体的な内容がない。何を目的に募集してどういうものをのぞんでいるのか明確でない。-特に「オイシイ」内容のことだけいっ て何ら具体性のない募集は詐欺である可能性が高い。

私もmixiとのつながりは完全にマイミクさんのみに限定するかもしれません。
とても残念です。

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2010年3月18日 (木)

「パ・リーグがネット中継有料化へ」に見るネットコンテンツのありかた

パリーグが今季4月以降のリーグ公式戦とセ・パ交流戦(パ球団主催分)、パのクライマックスシリーズについて、これまで無料で配信していたインターネットの生中継を 有料化するという

【プロ野球】パ・リーグがネット中継有料化へ

http://sankei.jp.msn.com/sports/baseball/100313/bbl1003130130000-n1.htm

あえていおう、今まで無料にしていたこと自体がおかしい。おばかさんの多い2ちゃんでは「無料だからみていたのに」などとブーイングが出ているようだが
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1268811853/

情報もコンテンツも全てがタダであるべきであり、それがネット社会を発展させる唯一の方法である、などということがいまだにあたかも正論であるかのように語られている。だが、何度もいうが「タダ」というのは価値がない、ということである。
ネットの情報やコンテンツが全てタダになるということは、ネットには価値のない情報とコンテンツのみ存在する、というのと同じことであり、それはネット内に信頼性の薄い情報やクオリテイの低いコンテンツのみが存在する世界へと導く。そしてそれは結果的にネットの情報社会を崩壊に確実に導く。

ちょっと考えればわかりそうなことなのだが、こんな簡単なことを理解できない人間(驚くべきだが学識関係者にすらいる)がなぜこんなにも多いのか、と思ってしまう。

だが、この2ちゃんに出ている「無料だからみていたのに」というのはネットユーザーの多くの本音かもしれない。しかし「無料のコンテンツ」というのは結局のところ「無料なりの」扱いしか受けないのだ。当然のことだが対価を払わないものに関しては、そのコンテンツを大切にしようなどどは到底思わないから、用済みになったら簡単に捨てられてしまう。だから何度もいうが「無料のコンテンツ」の殆どは最終的にはゴミかゴミ同然の扱いしか受けないものなのだ。

その「無料のコンテンツ」大量に配布しているうちにそのコンテンツの価値を理解し結果的にそのコンテンツのファンが増えていく、などという理屈があたかも規定の事実であるかのように語られているが、3年間ネットラジオやネットプロモーションのありとあらゆることをやってきた私の実感からするとその理論は幻想に過ぎない、といっていいと思う。

まあ「無料のコンテンツ」(例えば音楽)を何回も聞いて、その音楽のアーチストのファンになる可能性はない、とはいわない。

但しそれが起きる可能性は極めて低い、と断じざるを得ない。

つまり0ではないが可能性は限りなく小さいのだ。

残念ながらこれがここ5-6年、特にネットラジオなどを始めとするネットプロモーションのありとあらゆることをやってきた私の実感である。私のやっている「癒しの音楽チャンネル」というネットラジオ、熱心なリスナーも勿論いるが私のみるところ「タダだから聴いている」というリスナーがだいたい8割近くいるだろうと踏んでいる。

いい加減コンテンツを無料にすればよいプロモーションになりファンが増えるとか無料にすればコンテンツプロバイダーにもメリットが出るなんという幻想を捨てたらどうだろうか?

パリーグ、そりゃ巨人戦などと比べれば確かに人気はないかもしれないが、立派なプロフェッショナルなプレーを見せるクオリテイの高いコンテンツである。これを今まで無料にしていたこと自体がおかしいのだ。

ちなみに地域の制約で日本で見ることはできないが、アメリカ国内ではメジャーリーグの試合を全試合、ネットで見ることが可能である。(勿論有料ー月$20(\1800くらい)年間$995(\9000くらい))
http://mlb.mlb.com/mlb/subscriptions/index.jsp?product=gameday


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2010年2月24日 (水)

むなしい Mac G5 のシステムアップ (T_T)

我々音楽人は今でも基本的にMACを主体に作業をしています。今MACの最新バージョンはOSX10.6Snow leopardですが、Macは基本的に我々の業務のワークステーションであり無条件に最新のシステムアップをすればいいというわけではありません。

今までうちの作業場のpro tools  MacのOSが10.4.8のTigerpro tools バージョン7.3.1で快適に動いていました。しかし詳細はまだいえませんがMA作業のようなことをやる必要性が業務の中で出てきてそれはM-peg2での作業が必要になってきました。具体的にはM-peg2を使ったMA作業(MA= Multi Audio作業)をやる作業でM-peg2の映像はいじりません。普通MAはQuicktimeムービーで作業してから各映像のファイル形式に変換していきます。この場合クライアントがM-peg2形式での納品を指定してきましたので、M-peg2形式に変換しなければなりません。

しかしQuicktimeは基本的にM-peg4しかサポートしておらず、その作業を行なうにはQuicktimeM-peg2の再生コンボが必要になりますが、それが動作する最低条件は10.4.10。 そのためシステムアップデートが必要になりました。しかし問題はpro tools はMacのTiger の10.4.11をサポートをしておらず、動作が不安定、立ち上がらない場合もあるという話だったので、このシステムアップにはかなり躊躇しました。しかし最近 digidesign社よりMACのTiger10.4.11にシステムアップしてしまったときに対応するパッチができましたので、かなり不安だったのですがそれをダウンロードしたら何とか無事動きました。

■M-peg2再生コンポーネント
http://www.apple.com/jp/quicktime/mpeg2/

■Mac OS X (Tiger)対応Pro Tools LE 7.3.1cs8アップデート
http://www.digidesign.com/index.cfm?langid=5&navid=54&itemid=36872

これによって無事pro toolsも動いてQuicktimeM-peg2の再生コンボをインストールして無事pro toolsでのMA作業ができると思いきや、今度は別の問題が発生してしまいました。

作業はクライアントからもらったM-peg2形式のファイルをMA作業で加工するものですが、実はM-peg2の再生で大問題。映像は再生できましたが、何と音声が出ない!!

調べたら同じ圧縮でもM-peg4M-peg2 はかなり違うようで同じquicktimeでもデコードの際かなり違うらしいのです。いろいろ調べたら同じM-peg2形式でも音声が再生される場合とされない場合があることがわかり、ビデオファイルがXviDAC3(オーディオ)で圧縮されているとすると、動画自体を再生するできる可能性はあっても音声が再生されない場合があるようです。

pro toolsでのMA作業での映像書き出し(パウンス)はmovファイルですのでM-peg2形式に変換するにはフリーウエアでは

Mpeg Streamclip 

http://www.squared5.com/ 

もしくはFinal Cut studioCompressor

http://www.apple.com/jp/finalcutstudio/compressor/

を使いますが、今回の場合なぜかMpeg Streamclip M-peg2形式に書き出そうとしたらエラーが出てしまいました。

AppleのQuicktimeサポートに問い合わせてみたら結局この状態は解消されない、とのこと。特にどこで編集された映像かわからない場合オーデイオAC3形式かどうかなどは表面的にわかるはずがないし、そもそもMACもQuicktimeM-peg2 で作業することを想定していない、ということがわかりました。

結局Windowsでの編集ソフト(ホームビデオ編集ソフト)が一番問題なく作業できることがわかり、これだけ大騒ぎしながら結局MAC、pro toolsでのこのMA作業を断念せざるを得ませんでした。ただWindowsの編集ソフトで音声の作業はできますが、さすがにpro toolsのような細かい作業はできません、フェーダーの位置も憶えてくれずプロ用としてはきついので、これが本格的に仕事として回ってくる場合はきちんとしたアプリケーションをWindowsベースで導入せざるを得ないかもしれません。

それにしてもあのシステムアップ、M-peg2再生コンポーネントまで有料で導入したのに全てがただのから騒ぎでした。crying

しかしこの仕事がうまく流れるようになれば私の会社の新しいコンテンツ事業になるのでそのための環境を整備したいと思います。

しかし疲れたーsweat01

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2010年2月13日 (土)

ラジオ局 ネット配信本格化へ

ラジオ:ネットで番組配信 在京、在阪13局本格参入
http://mainichi.jp/select/today/news/20100213k0000e040056000c.html

在京、在阪の大手民放ラジオ13局が、インターネットによる本格的な番組配信を始めることが13日、わかった。

 参加するのはTBSラジオ、毎日放送などAM、FM、短波の民放ラジオ局。3月15日からCMを含む通常のラジオ放送と同じ内容をネットで同時刻 に聴けるよう試験的に実施。今秋、本格的な配信を目指す。

 若者のラジオ離れや高層住宅などAMの難聴取エリアが増えるなか、パソコンで番組を聴く機会を広げることで、リスナーを増やすのが狙い。

 インターネットでのラジオ同時放送はこれまでも検討されてきたが、放送免許で規定された首都圏の1都3県(東京、神奈川、千葉、埼玉)と関西の2 府2県(大阪、京都、兵庫、奈良)でしかパソコンで聴けないシステムが開発され、著作権団体とも調整できたことから実現した。

最近の若者は殆どラジオを聞かない。日本人でラジオを聞くのはせいぜい30代後半くらいまでで、それ以下はpodcastを始めipodで音楽を聴く。

だからネットラジオなら若い人を始めより広い層に音楽を届けられるのではないかと考えネットラジオ「癒しの音楽チャンネル」というものを始めた。(現在podcast 四万五千人) 勿論思ったほどのメデイアには残念ながらまだなっていない。

これというのもJASRACを始め著作権に関する規定の合意がない、というのもある。しかしここで問題なのは放送免許地上波という関係で地域限定いう規制が残っている点である。実はこの「地域限定」はネット時代では殆ど無意味である。実際U-senを通して東京でも大阪のFMを聴くことが既に可能だし(J-waveなどは既に実質U-senで全国で聴ける)i-tunesの「ラジオ」チャンネルでアメリカのラジオをそのまま聞くことももはや可能である。ラジオ局側も全国で聴かせたい、というのが本音ではあるまいか

ここにはやはり既得権益を守ろうという思惑が感じられる。局の方ではなく官僚側にだ。そこに許認可権がからむからである。こんなもの放送法第2条の2第2項第2号の規定を改正すればいいだけである。つまり放送法に定められている放送普及基本計画(昭和63年郵政省告示第660号)及び一般放送事業者の行う超短波放送のうちの外国語放送を行う放送局の放送対象地域(平成7年郵政省告示第52号)に於いて定められている部分を変えればいいだけである。インターネットの時代でこれを守ることがどれだけの意味があるのか、ちなみにコミュニテイ放送にはこの規定がない、だからどのコミュニテイ放送もネットラジオをやりたがるのだ。日本のテレビの地上デジタル放送にしても結局それだ。本当にそれでいいのか?

ちなみに日本はなんだかんだいってまだAM放送の方が圧倒的に強い。

2008年10月度のラジオ聴取率の結果からみても

1位;TBSラジオの1・4%
2位:ニッポン放送の1・1%
3位:NHK第1とJ―WAVEが0・9%
5位;文化放 送の0・8%

(ビデオリサーチより)

FMコミュニティ放送は殆どが0.1%く らい!!

FMはともかくAMラジオのコンテンツの内容を見ると,例えネットで聴けてpodcastingができたとしても若い人が聞くかは正直疑問ではあるが...

とにかくネットラジオを運営している者としては、地上波ラジオにないコンテンツでクオリテイの高いものを配信していくしかない。

でもネットラジオはまだまだ日本では低く見られている。実際ネットラジオと聴いただけでバカにする業界関係者も少なくない。そんなネットラジオを民放のラジオがやりたがっている、というのは何か皮肉な感じだが...

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2010年2月 8日 (月)

Little Lover 2nd-明日への扉がi-tunesと着うたで配信!!

さてリトルrバース2ndのテーマだった「明日への扉」ですが、この度ファンの方の熱い要望に応えまして、Little Lover 2ndのテーマ曲の「明日への扉」のオリジナルバージョンをi-tunesGigaの着うたで配信いたします。

Little Lover 2ndは伝説のパソコンゲームで恋愛シミュレーションゲームー現在の萌え系、ギャルゲーの魁となった作品でLittle Lover 2ndのテーマソングの「明日への扉」はファンの皆さ んの間で「幻の名曲」と評価をいただいた曲です。

明日への扉「オリジナルバージョン」サンプル

Apple i-tunesにて音楽配信中!!
i-tunes Apple storeに行く
着うた配信中!!!!
Qrcode_asu_ll
携帯専用サイトです。
QRコードを携帯に読ませるとダウンロードサイトに行きます。

是非皆さんダウンロードして下さい。

大野恭史
明日への扉(Little Lovers2nd オリジナル) 好評配信中!!
パソコンでi-tunesからダウンロードするにはお客様のPCにi-tunesとquicktimeがインストールされている必要があります。
i-tunes及びquicktimeのダウンロードはこちら ちなみにリトルラバースとはこんなゲームです。

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2010年2月 3日 (水)

これからのネットへの取り組み方

何度も書くが先日のウェ ブはバカと暇人のもの (光文社新書) で日頃ネット戦略で感じていたこと、思っていたことを確信に変えたし今までのネット戦略を変更させるダメ押しの決定打にもなった。結論からいってネット戦略を考えるにあたり以下のことを前提にすべきである。

1.インターネットはマスメデイアでなくパーソナルなメデイアである。従ってインターネットが地上波のテレビ等のマスメデイアに完全に取って代わるものではありえない。

2.インターネットでプロモーションできるレベルは基本的にはサブカルチャーレベルまでである。それ以上のレベルに行くとすれば「B級ネタ」のみで、インターネットで
ブランデイングすることはできない。

3.インターネットユーザーやマーケテイングを「性善説」で論じるのは非現実的であり、それを前提に政策や対策を取ると必ず失敗する。

4.BtoBのマーケテイングには向いているが基本的にはB to Cのマスに対する
マーケテイングにはネットは向いていない。

5.そして何よりもIT技術が出てきたから即、社会の革命(いわゆる情報革命)になるのではない。我々はインターネットという仕事に使える便利なツールを得た、それ以上でも以下でもない、という点である。


自分自身の反省でいえば
ネットに過剰な期待をし過ぎていたという一言に尽きる。ネットで告知するのが無駄だとはいわないが過剰な投資をしても回収できる可能性は低い。ネットの原則はいかに最小限の投資で最大限の結果を出すようにするか、を絶えず考えることである。

例えばホームページでフラッシュを入れて「カッコイイ」ウエブサイトにして何十万もかける、というのはいかがなものか、とも思う。これは自己満の世界でしかないのではないか。ユーザーは情報をウエブサイトに求めているのであって、フラッシュを長々と見せられるのは正直「うざい」とすら思う。ウエブ制作会社からすればお金を取れる部分なので提案はしてくるだろうが、あまり効率的な投資とは思えない。同様に有料のECサイトに多額の出展料を払うのも、分野にもよるだろうが多くの場合経験上回収できるレベルまで行かない。なぜならネットはマスに対するマーケテイングには基本的には向いていないからである。

さて以上のことから弊社としてどのようにネットを使った戦略を行なうか、だがネットは従来通り
B to Bに関しては有効だと思うので、それに関する対策を継続する。昨年はリーマンショック後ということもあり低調に終わったが今年は昨年よりは良くなることを期待したい。

アルビントフラーやP.F.ドラッカーのいう「情報革命」というのが本当に起こるかどうかはわからない。仮に起こったとしてもすぐには起きそうにないし、少なくとも今のITからは起きないだろう、というのは昨今の現状から見て明らかである。もうIT革命という言葉に充分すぎるほど翻弄されてしまった。とにかくIT業者やITジャーナリスト連中の口車にはあまり乗らないことだ。

ひとことでいって「こんなもん」「こんな程度」のものである。多額の投資をするほどのものではない。


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2010年1月28日 (木)

改正著作権法"ーダウンロード違法化について

さて、ご存じの方も多いでしょうが今年に入って権利者に無断でアップロードされている音楽と映像を、違法ファイルと知りながらダウンロードする行為が違法とする"改正著作権法"が施行されました。

業務等の都合で記事のアップが遅れたが、一応当ブログも音楽業界の今後に関するブログなのでこれに関する私の見解を述べさせていただく。しかしその前にインターネットに関する私の考え方がここ数年で大きく変わったことを告白しなければならない。

まず私もネット草創期にはインターネットの可能性に大きな期待をいだいていた人間で、インターネットによってお金をかけずにメジャーと同様なプロモーションが可能になるのではないか、という大きな期待を持っていた時代があった。つまりネットによるブランデイングが可能なのではないか、という期待を持ってさまざまな試行錯誤を続けていた。しかし先日の私の記事インターネットによるブランデイング敗北宣言」にも書いたが、それらは残念ながら幻想に過ぎないことを痛感した。これはマスメデイアで流れている「ネット万能論」「IT夢物語」への私自身の決別でもありネットの本当の実情を目の当たりにしたうえでの結論である。

ウェブはバカと暇人のもの (光文社新書)  の中川氏も伝えているように、ネットの現状は非常にドロドロした「B級的」なものであり、マスメデイアで流れている「ネット万能論」「IT夢物語」は実情からあまりにもかけ離れたものであることは実際にサイトやブログ等を運営していて肌で感じていることである。それに関する私の見解や中川氏のこの本を支持する人たちの見解をまとめると以下のようになる。

1.ネットで受けるものは基本的に「B級ネタ」で俗っぽい

2.基本的にはバカで暇人がネットの影響力や発言力を担っている。

3.西村ひろゆき氏がいうように「ネットの基本技術」は出尽くしており、もはや新たな技術は生まれない。   

上記の3についてだが、個人的には「ひろゆき」こと西村ひろゆき氏は好きではないのだが、しかし自らの管理経験からネットの実情はよく理解している。「ネットの可能性」を云う人がいるが実はネットの基本技術はもはや出尽くしており、あとはどれだけ高速になるか、どれだけ機能が組み合わさるかの違いでしかないことは昨今のパソコンの現状を見て明らかである。つまり「ネット万能論」「IT夢物語」が流れている一方で実情、実態を見ると我々はインターネットの基本的な雛がたはほぼだいたい出尽くしているといっても過言ではない。

さて、これを踏まえていうが、私はこのダウンロード違法化での権利者側とMIAUを代表しての津田さん、そして主婦連合会の方との議論で過程で漏れ伝わっている内容は私も読んできて思うに、(ITメデイアの記事だが..)やはりMIAU側の人にまだ「ネット万能論」的な見解を強く持っているという感を払拭できないのだ。(特にMIAUの白田秀彰法政大学准教授にはそれを強く感じる) 

勿論インターネットの新たな可能性を摘んでしまうのでは、という議論はわからないではない、だがMIAUの人たち全体を見ていて思うのはやはりネットのドロドロした部分、醜い部分をあまり見ていないような印象を持っている。

詳しくは以下の記事をお読み下さい。

■「ダウンロード違法化」なぜ必要 文化庁の配付資料全文
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0712/20/news110.html

■反対意見多数でも「ダウンロード違法化」のなぜ
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0712/18/news125.html

つまりMIAUはネットユーザーを性善説で論じているようだが、先ほどのウェブはバカと暇人のもの  の中川氏の本にも指摘してあるように,またネットの現場の実態を客観的に判断しても「ネットとユーザーに対する性善説、幻想、過度な期待は捨てるべき」である。MIAUの人たちの主張を見ているとどうしても「ネット万能論者」の集まりに見えてしまう。この人たちは2ちゃんやmixiだけでなくネットのドロドロとしたイヤな部分の実態をどれだけ知っているのだろうか?

尚、主婦連合会の方の議論も「消費者が買った以上、消費者の自由意志にゆだねるべき」という考え方のようにみえるが、その議論は「物品」だったらそれで正しい。しかし「知財」「物品」ではないのだ。だから個人がi-podで楽しむのと、勝手に第三者が音楽等の「知財」をダウンロードできる点を同じものさしで論じたら必ずおかしな議論になる。第三者が自由に無償でダウンロード可能になった時点は知財の権利は損なわれるのだ。そこがどうして理解してもらえないのだろうか?購入したのだからあとは消費者が煮て食おうがやいて食おうが自由、などという考え方で「知財」を論じるのは的外れである。「物品」「知財」は同じ商品でも性質が全く違うのだ。そこを理解して欲しい。

いずれにせよ"改正著作権法",違法ダウンロードで罰則はないがどれだけ効果が出るものであろうか? とにかく権利者も消費者も満足できるようなネット社会になってほしいと切に望む。

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2010年1月20日 (水)

インターネットによるブランデイング敗北宣言

さて、このブログをよく読んでくださっている方は私が音楽において従来の地上波のタイアップといった手法以外の新たなプロモーション方法についてさまざまな試行錯誤をしてきたことはご存じだと思う。ロングテールマーケテイングからアフィリエイト、ウイジェット、それらによる口コミ効果等、私もさまざまなことを行なってきた。一部の人はご存じの通りネットラジオも運営している。しかしはっきりいおう、上手く思い通りに結果が得られたものは殆どない、といってよい。

こうした時先日前々から読みたかった本を読む機会があった。元博報堂で「テレビブロス」の編集者、アメブロのニュースサイトの運営者の中川さんの本である、

4334035027
ウェブはバカと暇人のもの (光文社新書)      

この本に関する詳しいレビューはこちらをご覧いただくとして、http://d.hatena.ne.jp/KyojiOhno/20100116

この本は同時にネットのプロモーションやマーケテイングに焦点をあてており、その部分は私自身もおおいに参考になった。特にブランデイングの件に関しては考えさせられた。ここではそのブランデイングについて述べることにする。

実はこの本でネットで受けるものは基本的に「B級ネタ」であり企業のいうところのブランデイングはできない、と書いてある。つまりブランデイングとはキレイ、カッコイイ、おしゃれ、というイメージを構築することだがインターネットユーザーの嗜好、ネットで受けるものとは著者の中川氏によると

1. 話題にしたい部分があるもの、突っ込みところがあるもの
2. 身近なもの、B級なもの
3. 非常に意見が鋭いものー本当にすごいもの
4. テレビで紹介されているもの、テレビで人気があるもの、ヤフートピックスが選ぶもの
5. モラルを問うもの 
6 .芸能人関係のもの (井戸端会議、ワイドショー的ネタ)
7. エロチック関係、美人関係
8. その他時事性、タイムリーなもの

となるそうである。要は品がよいもの、美しいものは受けない、つまり企業がいうところのキレイ、カッコイイ、おしゃれといったブランデイングはできない ということである。

実は私自身、そういわれてみればかなり納得できるのだ。私は癒し系ボイスを売りにしている奥津恵というアーチストを売り出そうとしているし、癒しの音楽チャンネルというネットラジオも運営している。特に後者のネットラジオは現在podcast登録者4万三千人を獲得しているが、最近はやや頭打ちで伸び悩んでいる。そしてネットラジオでもアキバ系、イロモノ系の視聴者獲得のペースには遠く及ばない。これはなぜなのか、ずーっと悩んでいたのである。やはり奥津恵癒しの音楽チャンネルもインターネットにはキレイすぎるのであろうか?

恥ずかしながら中川氏が指摘するようなネットで商品が語られまくり自社ファンが自然に増えるという大企業がよくやる勘違いを私自身もものの見事にやってきたように思う。中川氏がこのウェブはバカと暇人のもの (光文社新書)  で書いてあることはネットを使っていれば思い当たることばかりであり、かなりネットプロモーションに関して正しいことを書いているように思う。

インターネットでプロモーションは無駄だとは云わない。予算、費用のない者にとっては低コストでプロモーションできる有効なツールであることは確かであり、それを否定する気は毛頭ない。しかし結論からいってインターネットでプロモーションする場合、サブカルチャーレベルまで名前を広めることはできるかもしれないが、それ以上のレベルにはB級もの、イロモノ、H系等でない限りは行かないだろうと思う。これは私自身も実際自分でやってみて痛感している点である。そしてサブカルチャーレベルで終わってしまってはブランデイングにはならないのだ。

かといって既存の地上波テレビのタイアップ手法はリスクが高すぎるものになっている。しかしいずれにせよリアルな部分と組み合わせて地道に進めていくしかないのかもしれない。癒しの音楽チャンネルも計画をたてているが、何らかのリアルな部分を組み合わせて視聴者を増やしていこうと思っている。しかし期待するほど人を集めるのが難しそうな感じだ。なんせ「癒されるし」「キレイな」ものだから... 確かにネットで人を集めようとすること自体は意味があることだけど...

この中川氏のウェブはバカと暇人のもの  の副題は「現場からのネット敗北宣言」とある。おそらく光文社のスタッフが考えたものだとは思うが、敗北したのは巷にいまだにこれでもかと流れている「インターネット理想論」「IT夢物語」だと私は理解している。私も以前、このブログの記事に書いたがITジャーナリストといわれている人たちに極めて批判的な見解を持っている人間だし、アメリカやシリコンバレーがこうだから日本もこうなるべきだ、といった議論やマスコミがこれでもかと流す「IT夢物語」にはうんざりしている

私も結局相当IT革命論に振り回されたようだ。A.トフラーが「情報革命が来る」と説いたのは今から25年前だが、思うにたぶん、情報革命≠IT革命 ではないだろうか。これも前の記事で書いたが情報革命が起きるとしたらITとは全く無縁のところで起きるのかもしれない。

インターネットはBtoB(企業間取引、一対一の取引)のマーケテイングには非常に有効である。BtoCもサブカルチャーレベルならある程度有効である。しかし爆発的に一般コンシューマーに売らせる-マスに対するマーケテイングには向いていない。

というわけで私のインターネットによるブランデイング敗北宣言をここでさせていただきます。

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2009年11月16日 (月)

被害を受けている音楽の権利者がなぜ非難されなければならないのか?

さて、私の以前の記事

1. 違法コピーが音楽業界衰退の原因ではないと誰がいったのか?
http://kyojiohno.cocolog-nifty.com/kyoji/2009/10/post-4c4f.html

あるいは

2. あえて改めて世の中の人に問いたい!!  音楽は世の中にとってもはや不要なものなのだろうか?! 
http://kyojiohno.cocolog-nifty.com/kyoji/2009/10/post-29ca.html

これに関して上記1.の記事で一般消費者と称する人たちから次のような反応が帰ってきたことに触れました、

一般消費者と称するSさん

「権利や知財についても一消費者でしかないので詳しくはわかっていませんが、既にP2P共有ソフトなどが蔓延している今現在でも、売れるものはしっかり売れていますよね。

ある程度制作側の権利を蔑ろにする要因の一つなのかもしれませんが、今現在を見ていると(違法コピー)それが致命的なものだとは考えられないんです。」

一般消費者 Hさん

「音楽業界は衰退の責任をネットばかりに押し付けていて不愉快だ。違法コピーはあるにせよ、それが業界衰退や崩壊につながっているとは到底思えない」

実はこのようなケースはこれだけでなく、以前私が別のSNSの掲示板に同じような内容のコメントを書きましたが、結果は袋たたきでした。要は「被害者意識を丸出しにするな!」とか「ネットのせいにするな!!」といった内容の反応ですが、なぜ実際に被害をこれほどまでに受けている我々がこんなにも非難されなければならないのか、正直納得がいきませんでした。そしてこのようなケースは私だけではありません。

そしてよく考えてみるとこの構図、どこかで見たことがあるな、と思いました。そうです、昨年の「自己責任論」に基づく派遣村バッシングのあの構図と同じだと思いました。行政もストップする年末年始の寒空のなか、仕事も住む所も失った派遣村の労働者というもっとも弱い立場の人たちに「自己責任論」をふりかざして攻撃する、あの構図です。要は「被害を受けるのも自己責任じゃないか」という発想が根底にあるような気がします。

私は別のブログ「自己責任論」があまりにも安易に使われすぎているということを以前述べましたが、その安易に使われている「自己責任論」で社会より自分に怒りが向くように政府、財界そしてマスメデイア(あえて名指しさせてもらうが、みのもんたのようなタレントを始めとする)より刷り込まれてしまっているといえます。「社会のせいにするのは弱い人だ」とか、「問題をすりかえる人だ」というような言説があたかも正論であるかのようにまかり通ってしまったという実態です。

そして、どんなに理不尽な要求であっても、企業が要求してくることを、とにかくこなしていかないとという強迫観念が植え付けられ法的レベルで労働者の権利や雇用する側の義務が定められていたはずの雇用が、事実上、奴隷的な労働にさえ至っているケースも少なくありませんでした。そういう社会への異議申し立てを妨げてきたのが「自己責任論」です。

この「自己責任論」は何かの行動をとった場合、さまざまな原因と責任がもたらしたものを、結果をもたらしたすべての原因に対して本人が責任を負うべきだという話にすりかえてしまっており、これはいかなる結果や社会の問題にしても「自己責任論」を持ち出すことで、自分は「許されている」、自分には責任はない、免責されているという面があるように思います。当事者の自己責任になるわけですから、自分は何もする必要がない、心を痛める必要もない。そうやって自分は何もしないことが正当化されるわけです。実は、そういう問題に自分が関与している、場合によっては貧しい人を追い込んでいるかもしれないのですが、その「自己責任論」によって自分は免責されているような感じになってしまう。音楽の不法コピーを始め、派遣村にいかざるを得ない人たち、社会的に弱い立場に立たされた人たちに対し、何もしない。関心を抱かない。そして何より心が脅かされないことを自己正当化したのです。

だからこそ被害の実態を知らせる内容の記事やコメントに対しては過剰なまでに反応してしまう、なぜならそうしたコメントは罪悪感を思い起こさせるためだからでしょう。社会的に弱い立場を追い込む側が、自分の罪障感を感じないようにするためにしがみつく「自己責任論」と表裏一体で対応しています。つまり、自分たちが歩んできたし、それに乗ってきた競争的な社会構造が、若者に生きづらさをもたらしていることをどこかで自覚しているのだけれど、そこを直視してしまうと、自分たち自身のそれまでの人生や生き方をも否定してしまうことになるから、それはできない。その結果、「若者」や「フリーター」を始め社会的に弱い立場の人たち、新たなシステムによって「被害を受けた人たち」を過剰なまでに攻撃し、本人の責任という形で責めつづけるわけです。

上記の一般消費者のHさんは私が携帯の不法コピーの実態のデータを示したら、「そんなの嘘に決まっている」という理由でそのデータを見ようとすらしませんでした。態度としては感心しませんが、要は「本当の現実」を直視することに耐えられなかったんじゃないでしょうか?(Hさん、反論があるのならどうぞ!1)

このメカニズムを鋭く分析した本がありますので紹介しましょう。

                湯浅誠著『反貧困~「すべり台社会」からの脱出』(岩波新書)

昨年の「派遣村」の件も含む、ワーキングプアその他の状況を的確に分析した本です。読んで損はない本です。

勿論上記のような行動を取る人たちは必ずしも社会の多数派ではありません。例えばインターネットの論調を見ると日本の右傾化が凄まじいかのように錯覚してしまいますが。大阪大学大学院人間科学研究科准教授の辻大介さんの最近の研究ですとネットの特性とは関係なく、ごくごく少数の人間がネット上で突出して暴れているだけだということを実証しています。
http://d-tsuji.com/paper/r04/index.htm (ページに報告書のPDFファイルがダウンロードできるようになっています)

したがってこのような安易な「自己責任論」を持ち出し、社会的弱者や新システムによって被害を受ける人たちへバッシングする人たちーいってみればB層の生き残り、といういいかたもできるわけですがーも社会的には多数派ではないと思います。実際小泉ー竹中の新自由主義路線を支持する人間が本当に社会の多数派であれば前回の選挙で民主党があれほど大勝しなかったでしょう。

問題は「ネット右翼」やこうした「B層の生き残り」、が暴論をばらまき、社会的な多数派ではないにもかかわらず、あえていわせてもらいますが身分不相応の発言力と影響力をもってしまった点が問題といえると思いますこういう人たちはネットの情報の質を著しく落としているのは確かなので、彼らの発言力は削ぐことは考えた方がいいかもしれません。(具体的な方法としてはスルーする、つまり無視することです) 

とにかく被害を受けている人間が不当に非難される、こんな不条理なことがあってよいはずがありませんから...

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2009年10月25日 (日)

違法コピーが音楽業界衰退の原因ではないと誰がいったのか?

さて、先週の加藤さんの衝撃的な自殺がまだ波紋を呼んでいますが、何人からか以下の反応が帰ってきました。いずれも匿名希望ですがポイントとなる点なのであえてここにコメントの概要を記させていただきます。いずれも言い回し方は違いますが同じ内容のことをいっています

一般消費者と称するSさん

「権利や知財についても一消費者でしかないので詳しくはわかっていませんが、既にP2P共有ソフトなどが蔓延している今現在でも、売れるものはしっかり売れていますよね。

ある程度制作側の権利を蔑ろにする要因の一つなのかもしれませんが、今現在を見ていると(違法コピー)それが致命的なものだとは考えられないんです。」

一般消費者 Hさん

「音楽業界は衰退の責任をネットばかりに押し付けていて不愉快だ。違法コピーはあるにせよ、それが業界衰退や崩壊につながっているとは到底思えない」

さて、SさんとHさんには次のデータを見ていただこうと思う。日本レコード協会が3年前から行なっている携帯の違法ダウンロード数を調査したデータです。誤解のないようにいっておきますが、これは日本レコード協会を始め音楽の権利者団体と携帯の3主要キャリア(NTT docomo, au, softbank) が共同で2006年末から調査を開始したものです。念のためにいっておきますが、この調査で日本レコード協会がこのデータに対して何らかの操作を行なう、なんてことはまずありえないことを付け加えておきましょう。

アンケート関連団体

社団法人日本レコード協会
社団法人日本音楽著作権協会
社団法人日本芸能実演家団体協議会・実演家著作隣接権センター
社団法人日本音楽事業者協会
社団法人音楽出版社協会
社団法人音楽制作者連盟
株式会社NTTドコモ
KDDI株式会社
ソフトバンクモバイル株式会社

http://www.riaj.or.jp/release/2006/pr061221.html

その1年後に発表された調査結果は我々にとっても驚くべき内容でした。
http://www.riaj.or.jp/release/2007/pr071225.html
http://www.riaj.or.jp/release/2007/pdf/0804032.pdf

もう2年近く前のデータですが何とこの時点で違法な携帯電話向け音楽配信は有料配信を上回っていたことが判明しました。

・違法音楽ファイルの推定ダウンロード数
年間で約3億9,900万ファイル以上と推定され、直近1年間(2006年10月~2007年9月)の有料「着うた」「着うたフル」ダウンロード数の3億2,700万回を上回る。
・違法サイトの認知・利用率
違法サイトは、全体の82.5%が認知し、37.1%が利用している。昨年に比べ10代後半.20代で利用率が増加している。
・違法音楽ファイルの利用頻度
昨年はダウンロード対象は主に「着うた」であったが、今回は「着うたフル」が上回った。また、10代で違法「着うたフル」のダウンロード曲数が大幅に増加している。
・違法サイトへの音楽ファイルアップロード経験率
違法サイト利用者のうちのアップロード経験率は14.0%である。

さらに1年後発表の同じ要領での調査では

http://www.riaj.or.jp/release/2008/pr081224.html

http://www.riaj.or.jp/release/2008/pdf/081224.pdf

ようやくしますと、

違法サイトの全体の利用率は昨年から横ばいであるが、10代後半の利用率が昨年に引き続き増加傾向にある。違法音楽ファイルの推定ダウンロード数は、年間で約4億714万ファイル以上(昨年は3億9,926万ファイル)と推定され、直近1年間(2007年10月~2008年9月)の有料「着うた」・「着うたフル」ダウンロード数の3億2,900万回を上回る。

この状況に危機感を持ったのか、昨日まで携帯サイトによる着うた(R)」・「着うたフル(R)」の違法配信に関する利用意識調査のアンケートを行なっている。

以上のことから「合法」である有料配信を違法ダウンロードが大幅に上回ることが判明した。これは例えていえばデパートやスーパーの商品の半分以上が万引きや窃盗にあっているのと同じ状況なのです。通常万引きは1%超えるだけで経営を圧迫するから、いかに凄まじい状況であるかおわかりでしょうか?

違法コピーが音楽業界衰退の原因ではないと誰がいったのか?少なくとも私はそんなことを云った覚えはありません

S君、H君にこの話をしても「信じられない」(H君などは「こんなデータ嘘に決まっている」とハナから資料を見ようともしなかった)が、残念ながら違法ダウンロード、コピーの状況は想像以上に深刻であることがおわかりいただけるでしょうか? 

これに友達からの「無償コピーをもらう」などという数など調査しようがないのでわからないが、これもCDや有料配信を大きく上回る可能性が高いと思われる。以前、私は違法コピー、ダウンロードも業界の衰退の一因にはなっていると書いたが、ここまでいくと「一因になっている」などというレベルを遥かに超えている。音楽業界の問題はいろんな面で多いが、まずこの件を早急に解決しないとそもそも他の問題の解決策すら考える余裕がなくなります。

私が加藤さんの記事をブログに上げたときに、から騒ぎー1人で騒いでいる、などと思った人がいたようだが、決してそうではないことがこれによってわかっていただけるでしょうか?

実は最近、電車や喫茶店、飲み屋に行くと「お金をかけないでダウンロードする方法」に関する雑談を私もよく小耳にはさむようになりました。それも一度や二度ではありません。「i-tunesだとお金かかるからやめた方がいい」などといい大人が発言したことさえ、聞いたことがあります。それが犯罪である、という意識は全くないようです。それだけに事態は深刻です。

ネットや携帯の犯罪の始末に終えないことは「被害者の顔が見えない」だけに犯罪を犯しても罪悪感が生じない点でしょう。一向に収まる気配のない2ちゃんでの「殺人予告」もそうだが、それをやったらどういうことになるか、ということに対する想像力の欠如が原因でしょう。そして仮に検挙されたにしても詐欺罪や性犯罪同様、再犯性が極めて高いのも実情です。

認めたくない人はいるでしょうが、「違法ダウンロード」は間違いなくエンタテインメント業界の滅亡の危機に追い込んでいます。

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2009年8月17日 (月)

盗撮映画、ネットに流して初逮捕

■撮映画、ネットに流した疑い…国内初逮捕 
 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090817-OYT1T00411.htm?from=main3

まあ氷山の一角だとは思うけど、たぶんこれをやったサラリーマンは自分が悪いことをしているという罪の意識などこれっぽっちも持っていないだろうな。中国ではこういう行為は当たり前らしいけどこの犯人の権利に対する理解力は中国人なみということだろう。

実際映画を作るためにどれだけ多くの人が働き、撮影のためのどれだけ大変な手間と労力がかかっているか、などという想像力が少しでも働いたらこんな行為はしないはずなのだが... こういう現場がどんなに大変か、一度見学してみるといい。「映画や音楽なんか簡単にできるでしょう?」、それこそ「音楽なんか女の子ナンパしながら遊び人しながら作っているんでしょう?」 なんてことを本気で考えているバカがいかに多いか。

「コンテンツなんてタダでしょう」「全てのコンテンツや情報は無料であるべきである」という考えがあたかも正論であるかのように論じられる。その一端を垣間見た感じ。掲示板等にもこの犯人に対する同情的な書き込みがあった。

何度も書くが本当に世の中のコンテンツ全てがタダになってしまったら十年以内にそもそも手に入れたいコンテンツ自体がこの世から全て消えてしまうだろう。誰もコンテンツ自体を作らなくなる。だって、そうでしょう。タダということは価値がないし、何よりももうからないんだから。そんなもうからないことを誰がやるだろうか? 

仮に残っても世の中には「価値のない」ゴミ同然の情報とコンテンツしかこの世に存在しなくなってしまう。つまり最終的にはクオリテイの極めて低い、ゴミ同然の価値のない情報とコンテンツのみしかネットに存在しなくなってしまう。それゆえ「全てのコンテンツはタダであるべきだ」という議論はかえって情報社会を崩壊させる、繰り返し論じてきたのだが、残念ながらこんな簡単なことを理解できない人が多すぎる。

コンテンツビジネスの明日はやはり今のままでは暗い

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2009年8月 2日 (日)

ITの急激な発達でも社会は進歩していない

えーっ!!! と思う人も多いでしょう。(笑)

これを説明するには、ある哲学者の著書を紹介しなくてはなりません。私の出身大学の哲学の教授で故市井三郎歴史の進歩とはなにか (1971年) (岩波新書)という著書で従来の進歩史観とは全く異なる視点を示した著書がありました。

Ichiiphoto
市井三郎 1922-1989

可能な限り簡潔に説明しますと我々が進歩と考えていることー例えば工業化、経済成長etcーには必ずそれに伴う「副作用」、といいますかそれらの進歩と引き換えにネガテイブな部分を社会にもたらしている、という点を市井三郎は指摘していまして、例えば公害とか昨今問題になっている地球温暖化などはまさにその「副作用」に当たるといってもいいでしょう。市井先生はそれを歴史の進歩のパラドックス」と定義し、その歴史の進歩のパラドックスによって生じる苦痛、(公害で苦しむ人々、温暖化に伴い起こる自然災害等)を不条理の苦痛」と定義しています。つまり進歩主義者は人類が生み出したテクノロジーや近代化のプラスの部分のみを見て、そうした歴史の進歩のパラドックス」の存在自体を認めようとしない、という点からすると従来とは全く違う進歩観を示した日本国内でも特色のある学風の持ち主の哲学者だったといえるでしょう。

今年はこの市井三郎元名誉教授の没後20周年にあたり私はこの「市井三郎サイト」を大学のOBたちや市井先生のご遺族とともに立ち上げ、実はそのホームページの管理人という役をおおせつかったわけです。 http://www.ichiisaburo.com 

あわせてこの市井三郎の思想を後世に継承し、哲学を目指す人たちへのサポートも目的とした市井三郎基金というものを設立しました。現在は任意団体ですが将来はNPOか公益法人も視野に入れてあります。

と、まあそういう背景があるわけですが、私自身はこの「市井三郎サイト」を構築しながらもし先生がもし今も生きていたら昨今のIT化した社会、あるいはグローバリズム等をどう見るだろうか、ということを考えてしまいました。

そして過去のテクノロジーの発展の時と同じくIT化した社会にもそうした不条理の苦痛」はたくさん発生しました。スパムメールスパム行為などはまさにそれに当たるだろうし、掲示板やブログでの「荒らし」行為などは時には個人の身の危険にまで発展した例すらあるし、パソコンを使っている人ならいつでも脅威にさらされているコンピューターウイルスなどもまさにその不条理の苦痛」にあたるでしょう。

 グローバリズムというのはまさに西洋の近代化論ー「西洋化=近代化」という観点の変形であり、要はグローバリズムという名の世界のアメリカ化に過ぎないことは昨今の状況から明らかでしょう。このグローバリズムとIT化は表裏一体で発展してきており、今もIT企業家やITジャーナリストの多くがそれをあたかもカルト宗教のように正義だと信じ込んでいます。IT化、グローバリズムがもたらす歴史の進歩のパラドックス」を全く考えようともしない点では従来の古典的な西洋的近代化論と基本的には何の変わりもありません。

 しかしスパマーや「荒らし」行為、ハッキング等を行なう人間はそのうちプロバイダーとの企業努力によってだんだん追放される方向に行くだろうし、ネットが人類に役立てるためにもそうすべきだと思います。すでにブラックリストなどが存在しているようですので、一度スパム行為や「荒らし」を行なった人間は二度と他のプロバイダーと契約できないようにして、ネット社会から永久追放すべき方向で考えるべきです。それらは時間がかかりますが少しずつそういう方向に行くと思われるし、いかないと正直困ります。

 だが、私はインターネットがもたらす歴史の進歩のパラドックス」でもっとやっかいで恐ろしい問題が存在している考えています。それは掲示板、ブログ炎上の状況を見れば明らかですが、実は掲示板やブログが荒れる時はたいてい誰かが暴論や誹謗中傷を行なわれている時で、やっかいなことにネットではそういう時に「類は友を呼ぶ」というか同じような暴論的な見解を持つ人間が一箇所に集まる、という傾向がよくあります。

 そうすると普通に考えれば社会的に少数派の意見、暴論と思われるものがあたかも「多数派の意見」、正論であるかのように広まってしまう。特に日本人は一般的に情報に対するリテラシーが極めて低く、誰かがもっともらしく何かをいうとそれを鵜呑みにしてしまう人間が多い。

 かくして暴論があたかも正論であるかのような伝わり方をしてしまうのです。実は私はこれこそがネット社会でもっとも恐ろしいことであると考えております。典型的な一例を出しましょう。

例えば「全てのコンテンツは無料であるべきである」というのはまさに暴論があたかも正論であるかのように広まった典型的な例でありましょう。実際ネットユーザーのかなりの層がそう考えているのは過去のいろんなデータであきらかです。

4割のユーザーがいかなる場合でもコンテンツにお金を払わない(ジャパンインターネットコム)

http://japan.internet.com/research/20010517/print1.html

無料=タダというのは価値がない=ゴミ同然の価値ということです。これは既に我々が古典、文化として定着しているものを含め、全ての文化をゴミ同然にしろと主張しているのに等しい議論です。だが総務省、や経済産業省でのコンテンツ業推進委員会では実際にその手の議論が大真面目で議論されているようです。総務省でのコンテンツの流通促進委員会では、

(1) ネットに全てのコンテンツ(特に既存のテレビ番組)を流せば、全員がハッピーで全てがばら色になる

(2)全てのコンテンツが何でもタダ、というのが流通促進のあるべき姿である。

などということが真剣に議論されているようです。(1)のネットに流せば全てがばら色、なんてホリエモンじゃあるまいし、日常的にネットを使っている人間なら、そんなことを鵜呑みにする人間などいるはずがないなんてことくらいわかるはずですがね。(2)のコンテンツ側にIT業者側が「おたくの商材を全部タダにして」などともし本当に要求していたとすれば非常識極まりないし、非常にふざけた話でコンテンツ業者を人間とすら思っていない証拠といって過言ではありません。(実際私もIT業者とコンテンツ制作の仕事をする際にコンテンツ制作業者を人間と思っていないのではないかと感じたことが時々ありました。)そしてそれを後押しする総務省も頭が悪すぎます。役人には東大出が多いはずだが役人になると急に頭が悪くなるらしい。

特に。(1)のネットに流せば全てがばら色、なんていう発言を本当にしていたとしたらそれはいまだIT熱に犯されている非現実的な夢想家の発言か、どうせコンテンツ屋なんてアナログ的な人間しかいないからとバカにした上での発言か、そのいずれかでしょう。確かに芸能プロや音楽制作会社のトップにアナログ的な人間が多いのは事実ですが、もし後者のケースで確信犯的に発言したとしたらそれは詐欺行為に等しいといっていいでしょう。 そしてそれを後押ししている総務省や経産省の役人の愚か者ぶりには本当に呆れて言葉も出ません。

暴論があたかも正論であるかのように広まり、それがコンテンツ産業自体を今結果的につぶそうとしています。というのが現状であることがこれによっておわかりいただけますでしょうか?

市井三郎論的にいう「不条理の苦痛」によって今コンテンツ産業、文化そのものが21世紀に継承することすら危うくなり、ゴミ同然の価値にされようとしている。コンテンツのタダ同然のたれ流しこそが、コンテンツの流通促進であり、それでこそIT社会、ネット社会の発展につながる、と本気で考えている人間が少なくありません。しかしそうしたIT社会の発展による「歴史の進歩のパラドックス」による「不条理の苦痛」の犠牲者にコンテンツ業界はされようとしている。それはよいとはいえない、とまともな人なら思うはずなのですが..

.

だからあえていいます。

ITの急激な発達でも社会は進歩していない

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2009年6月15日 (月)

SNSは「バカが支配している」――NINのトレント・レズナー

■SNSは「バカが支配している」――NINのトレント・レズナー

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0906/12/news041.html

ナイン・インチ・ネイルズのトレント・レズナー氏は、ネットコミュニティーへの参加は「益よりも害の方が多い」という考えに至った。

ナイン・インチ・ネイルズ(NIN)といえば、アルバム無料ダウンロードやツアービデオのBitTorrent配信などWebを活用しているアーティストとで知られており、音楽のネットプロモーションとしては先駆者的存在、その彼の結論がこれだそうだ。

正直いってレズナー氏のいっている意味もよく理解できる。私もmixiのコミュでそういう「バカ」を相手にせざるを得ない状況が何回かあったし、正直それがうざったいと思うことも多々あった。 またそういう奴に限って、基本的にはスルーしようと思っても、スルーをさせてくれない、というか相手にしたくなくても相手にせざるを得ないシチュエーションを作るのがうまいから始末におけない。

ただ、私見ではネットの問題は「バカ」が多いというよりは「バカ」が目立ってしまうこと、バカが多いのは、ネットコミュニティに限ったことじゃなくて、一般生活の中でも同じ割合だけいるのだろうが、問題はそういった「バカ」がリアルの世界と比べ、ネットやSNSの中で発言力を異常に持ってしまうことではないかと思う。(特に2chとか)  そして何よりも恐いのは本来は少数派の意見のはずのものが、同類がSNSとか掲示板とかに集まるためにあたかもそれが多数派の意見であるかのような感じになってしまうこと。

そういう奴らは多くの場合、リアルな日常生活ではあまり人から相手にされないような人間である。しかしなまじっかネットでは「発言力」を持ってしまうために暴走してしまうケースが多いのだ。2ちゃんの人間の大半は2ちゃんでしか相手にされないような類の人間で、おそらく日常生活では職場でも学校でも相手にされないような人間であろう。(多くはニートかフリーターでもある) そういう連中が一度主導権を持ってしまった掲示板やSNSはもうはっきりいって目もあてられない。「バカ 」が異常に発言力を持ってしまう、持ちすぎてしまうというのは世界的にもネットの世界では大きな問題になっているといえよう

とはいえ、一応ネットを使った音楽プロモーションを今まで考えてきた自分としては、そんな「バカ」とのつきあいもある程度リスクとして受け入れざるを得ないのかもしれない。なぜならネットである程度成果を収めるには忍耐力が必要というのは紛れもない事実だからだ。

レズナー氏の言う「バカ」を相手にしながらも、自分自身のことをやりぬく強い意思と、それを面倒と思わずにコミュニケーションする体力がネット・コミュ ニティの中で生き抜くには必要なのかもしれない。時々その体力に自信がなくなる時があるのは否定できないが...

以下文章の引用文である

ナイン・インチ・ネイルズ(NIN)といえば、アルバム無料ダウンロードやツアービデオのBitTorrent配信などWebを活用しているアーティストとして知られているが、フロントマンのトレント・レズナー氏がソーシャルネットワーキングサイト(SNS)をやめると宣言した。

 レズナー氏は公式サイトのフォーラムへの6月10日の書き込みで、「SNSをやめる。大局的に見れば益よりも害の方が多いし、これまでの(Web活用の)実験の結果は出たようだから。バカが支配している」と述べている。

 同氏はWeb活用の実験を始めた理由として、従来のレーベルのインフラと決別して、Webという新しい世界で何をすべきかを見出すに当たって、「コミュニティーと交流し、彼らの欲しいものを知るためには、自分自身がその世界に没入する必要がある」と考えたからだと語っている。Twitterで本当の自分を見せたときには、イメージと違っていてがっかりしたというファンもいたが、「すべて想定内」だったという。

 だが同氏はネット上でコミュニティーと交流する上での問題として、ゴミやノイズが多いという点を指摘している。例えばnin.comには1日に50~100通の妄想的な脅迫メッセージを送ってくる人がおり、こうしたノイズへの対策は「退屈で労力の無駄だと感じる」と話している。また、同氏の婚約者への「憎悪を吐き出す」Twitterアカウントが毎日のようにできていることも挙げている。

 「主流のソーシャルネットワークは高い値段で身売りするためにユーザーを増やすことばかりに腐心し、ユーザー体験の質など気にしていない。わたしたちはそういう世界にいる」(同氏)

 レズナー氏は先月、「インターネットのアカデミー賞」とも言われるWebby賞で「Webby Artist of the Year」を獲得したばかり。

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2009年5月19日 (火)

高速1G環境にネットを移行

現在のネット環境は100MのFTTHですが、現在1GのFTTHに工事が続行中です。しかも驚くなかれ、従来よりも安くなります。

これは従来プロバイダーの間にNTTとかが入っていたために料金が1クッション分高くなっていましたが、今回はプロバイダー(うちの場合Nifty)と電話会社(今度の場合KDD)と業務提携して共同での契約(末端の契約者からはプロバイダーのみとの契約)というパターンになっているために料金が1クッション減った形になるためです。

何よりも従来より1桁早いというのはありがたいですね。
この日記が100Mで書く最後の日記です。(笑)

光ファイバーが高速になっていく環境が普及するのは音楽や映像のコンテンツ産業にとってよいことです。

音楽は従来のmp3からwav aiffの配信に耐えうる速さになりますからね。

さらにもう1桁上になればシングルビットの超高音質の配信が可能になります。そういう環境が普及してこそ初めて本当の意味で「音楽配信」の時代になると思います。100Mから1Gの環境に移行するのに5年かかりませんでした。もう1段階上も早ければ5年以内には替わりシングルビット高音質のサウンドが配信に耐えられるかもしれません。
先日のレーザープリンタを導入いたしました。

090513_102201

これに続きネット環境もよくなります。
楽しみです。

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2009年1月 7日 (水)

iTunes Store、全曲DRMフリーに

■iTunes Store、全曲DRMフリーに
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0901/07/news026.html

新年早々、これはビッグニュースだ。しかし結果的にこれはコピーし放題(全部ではないけど)になるわけでこれで配信数が伸びるかどうかは議論が分かれるところだろう。

ネット時代に入り、また既存のメデイアの影響力が落ちている中でネットプロモーションが大きいウエートを占め始めているのは確かだが、その場合必ず「普及させる=音楽をもっと聞かせる=コピーが可能になる」というのと「音楽の権利を保護する」のどちらを取るかのジレンマに陥る。

ただ一部のIT事業者のようにコンテンツを何でもタダ同然にし、コピーし放題にすれば全てが「ばら色」になる、などというのは単なる幻想である。権利保護を主張するのがあたかも犯罪行為であるかのような考え方をする人がいて、それがあたかも「正論」であるかのような議論がネット内でまかり通っているのは問題である。そういう考え方は必ずコンテンツビジネスを崩壊に導く。

今回の決定はレコード会社側がジョブスの主張に押し切られた感があるが、これがどういう方向に行くか、私は少なくともこれだけで配信ビジネスがばら色に発展するかのような幻想は抱いていない

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2008年12月10日 (水)

JASRACの「コンテンツの流通促進に本当に必要なものは何か」シンポジウム

先日このブログでも書きましたが、結局ニコニコ動で JASRAC主催、文化庁後援のこのシンポジウムを最初から最後まで見てしまいました。前半は特別講演でNHK放送主幹の関本好則氏がNHKのVOD(ビデオオンデマンド)についての話。 NHKとして映像コンテンツビジネスをこのようにやっている、という半ば宣伝みたいなものでしたが、VOD(が以前のコンテンツのみで行っているために(基本的にはアーカイブ)ビジネスとしての課題をどうするかという話で締めくくりました。

そして本日のメインイベントはパネルデイスカッション「コンテンツの流通促進に本当に必要なものは何か」

今年の3月に当ブログ記事 「IT業界はコンテンツを無料で騙し取っていないか--著作権問題の奥にあるものhttp://kyojiohno.cocolog-nifty.com/kyoji/2008/03/it_12d4.html の続編のような感じで進められ、パネラーも司会(イベントでは"コーデイネーター"といっている)前回と同じ。

司会:安念潤司 中央大学法科大学院 弁護士 

菅原瑞夫氏 (JASRAC常務理事)

砂川浩慶氏 (立教大学社会学部メディア社会学科准教授-元日本放送連)

岸博幸氏 (慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科教授)

堀義貴氏 (ホリプロ代表取締役社長CEO)

川上量生氏 (ドワンゴ株代表取締役社長)

尚、そもそも今回のパネルデイスカッションのニコニコ動での放映を提案したのは堀プロの堀義貴氏で、前回のITメデイアの報道であたかも堀氏が「ネットそのもの」に反対しているかのような報道をされ、堀氏の発言が正しくネットにも広まっていなかったことがきっかけのようです。(例えば堀氏は「ネット法によるクリエーターの権利制限でコンテンツビジネスが沈む」と発言したのを「ネットによってコンテンツビジネスが沈む」などと事実とは違う報道をされたこと) まあ最近のネットに顕著なんですが、断片的な情報のみで「全てをわかったつもり」になり、それに伴い2ちゃんの人間とかの悪質な誹謗中傷とかがあったんだろうな、というのは想像に硬くありません。詳細はのちほど述べますが、当シンポジウムで現在政府内で審議されている「ネット法」を批判していますが、ドワンゴの川上氏があたかも「ネット法推進者」であるかのようにネットで情報が流れているように、どうも最近のネットで流布されている情報の信頼性には?がつきます。

パネルデイスカッションでは「ネット権」を主張する人には「反ネット権決起集会」のように見えたかもしれませんが、内容を掘り下げて見ればいかに短絡した考えによるとんでもない法律案であることがわかります。各パネラーはそれぞれ立場は違うが前回のデイスカッションから以下の点では合意している人たちであることは頭に入れておきましょう。

1.ネットに全てのコンテンツ(特に既存のテレビ番組)を流せば、全員がハッピーで全てがばら色になる、というのは幻想である。

2.コンテンツといってもなぜテレビ番組のみの話になるのかおかしい。

3.全てのコンテンツが何でもタダ、ではそもそもビジネスにならない。

この3点では各パネラーは一致しているということを念頭におき、本題に入りますが2時間近いパネルデイスカッションなので概略のポイントだけここでまとめておきましょう。

1.そもそも流通促進などという言葉が使われているのはコンテンツのみであり、通常他の業界ではそんな議論すら出てこない。また「ネット法」を始めとする政府のコンテンツ案で、流通ばかりが議論され生産(コンテンツの場合制)の立場の話が全く出てこないのはおかしい

文化は作り手(クリエーター)が作るのであって、「流通」が作るのではない(菅原氏)

  そもそも「コンテンツの流通促進」は国益なのか。流通促進は手段なのか目的なのか、そこを取り違えると大きな過ちを犯す。この議論が世の中の実態を把握した上で行われているとはとても思えない。(岸氏)

2.最近の若者は無料のメデイアしか接しようとしない。コンテンツにお金を払おうとしない。そのため制作現場もお金が最近回らず、テレビも音楽も制作費が大幅カットされ、しかも人員、特にプロフェッショナルといわれる人をどんどん切っていることから制作現場は疲弊し特に民放テレビの制作現場の人材難は深刻である。これは流通は潤っていても制作に対する還元がない状態のため起きており、こういう状況は問題だ

  最近の若者はインスタントラーメンの味しか知らない。それよりよいものの味(価値)を知ろうともしないから、もっとよいものがあるということを上の世代が教えるべきだ。(砂川氏)

 CDやDVDといった「データ」のコンテンツは今無料で出回っているので、若者からすれば無料と有料の差がなくなっている(川上氏)

それでもEXILEのように数は少ないが二百万枚売れるものもある。やはり売れなくなったのは最近のコンテンツの質の低下もあるのではないか。制作サイドがいいものを作ればコンテンツにお金を払う人は出てくるはずだ (岸氏)

3.現在政府で審議されている「ネット法」*注1 は大きな問題だ。これを導入したらコンテンツの根は水源が枯れてしまうようにすぐに尽きてしまうだろう。また「ネット法」で規定されている「報酬請求権」は全くのまやかしである。(海外でも請求できた例は皆無である) また「フェアユース*注1 も本来「目的」別に規定されるべきなのに「ベンチャー企業のために」という規定の仕方はおかしい。

そもそも「ネット権者」というものを誰が決めるのかもともとサムネイルの使用権の話からなぜコンテンツ全体の権利制限まで飛躍したのか全くわからない(堀氏)

最低最悪の法律だ。そもそも個人の権利制限をするならそのための公益性を規定しなくればならないはずなのに「ベンチャー」という一企業のために個人の権利制限をするというのは目的としてもおかしい。権利制限しないとネットユーザーが萎縮するというが、これではコンテンツプロバイダーの方が萎縮する。(岸氏)

この法律には「ネット権者」からみて「自分の権利は強く、他人の権利は弱く」という考えがありありと伺える。非常に問題だ。但し学者の立場から「フェアユース」の学術的用途に関してはもう少し緩和して欲しいとは思っている。(砂川氏)

*注1「ネット法」;「デジタル・コンテンツ有識者フォーラム「コンテンツビジネスの推進」と銘打って提言して、政府内で現在審議されている法律。基本的な考え方はネットでの権利者の許諾が煩雑すぎるのがコンテンツビジネスが発展しない原因だとし、そういった権利者の権利を制限し「ネット権者」に集中させるのを目的としている。個人の著作者は個別に「ネット権者」に「報酬請求権」で交渉する権利はあるが、報酬内容は「自己責任」となる。

*注2「フェアユース」;、もともと海外で権利の主張によって、学術や非営利、教育のための使用に関しては文化の発展のために権利を主張しないことを認める用途のこと。国際的に認められている権利だが、原則非営利目的に限定する

4.コンテンツビジネスが少なくとも「採算」が取れるようにするにはどうすればよいか?

CDやDVDのように「データ」では簡単にコピーされてしまうし難しい。しかし権利意識の低いアジア諸国でも「サーバー型」のビジネスはきちんと課金できている。ゲーム産業がいい例でやはりサーバーで権利もコンテンツも全て管理できるようにするビジネスモデルがいいのではないか (川上氏)

日本は欧米と違い、ドメステイック(国内)のみのマーケットであるため、海外のようなダメージを今のところ受けないで済んでいる。着メロ、着うたが日本で大きくビジネスとして発展したように日本ならではのビジネスモデルを作り、逆にそれを海外に輸出することもこれからは考えてもよいのではないか (堀氏)

前回も話したように「ネットならでは」のコンテンツの制作しかないだろう。このニコニコ動で始まっている新たなコンテンツ作りからもその可能性を感じる。とにかくテレビ番組をそのまま流して、それがコンテンツビジネスの理想のありかた、という考え方は間違っている (砂川氏)

以上が概略です。私は前回のはITメデイア等の記事で内容を知った程度なので単純な比較はできませんが、3月の時よりは具体的で、現在のコンテンツビジネスの問題の根幹部分に迫ったような印象があります。

さて、私もここで問題になっている「ネット法」 そして現在総務省で議論されている内容についても、大きな問題があるといわざるを得ません。どうもこの法律は流通業者(それもいわゆるIT系や通信業者)の独占強化がねらいのような気がして仕方ありません。また「フェアユース」は本来非営利目的のみ許諾するのが原則なのに、なぜそこに「ベンチャー企業」が入っているのか、メチャクチャな規定で権利関係の法規を理解している人間が作った法律とはとても思えません。岸さんのおっしゃったように最低最悪の法律と私もいわざるを得ません。

また「コンテンツの根は水源が枯れてしまう」というのは実は砂川氏の発言ですが、私もこのブログで全く同じことを述べました。(情報やコンテンツはただであるべき」という考えは情報化社会をかえって崩壊させる。)「タダであるべき」という発想にはそのことによって買うコンテンツの制作体制が維持できなくなる、ということに対する想像力がなさ過ぎると思いますね。どうもこの「ネット法」コンテンツホルダーやユーザーのためというよりはIT業者や通信業者のための法律を総務省始め政府が強行しようとしている、という印象はぬぐえません

まあ総務省の役人にこういうことを任せること自体が間違いかもしれません。

余談ですが「ネットに流せば全てがばら色」というおとぎ話を信じ込むのと、小泉、竹中の「新自由主義で自分が豊かになる」という幻想を信じ込むのと、すごくリンクしていると思うのは私だけでしょうか? 「新自由主義ーネオコン」が何をもたらしたかーアメリカの金融市場の不良債権ー少なく見積もっても日本の時の数万倍(単位はだそうです)を見れば火を見るよりも明らかなんですが、まだこの時点でもそんな幻想にしがみついている人がいるんですかねえ。

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2008年10月25日 (土)

著作権第三十条改正ーダウンロードに関するルール

■「ダウンロード違法化」ほぼ決定 その背景と問題点 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0810/24/news085.html

長い文章でしかも法律の文章が出てくるのでわかり辛いとは思う。津田さんがかなり噛み砕いて説明はしているが、誤解する人がいるといけないのでもう少しわかりやすく書こうと思う。

<録音録画小委員会中間整理から引用>

(2)検討結果

a 違法録音録画物、違法サイトからの私的録音録画

i 第30条の適用範囲からの除外

 この利用形態については、具体的には、海賊版からの録音録画、複製物の提供を目的とした違法なダウンロード配信サービスを利用した録音録画、ファイル交換ソフトを利用したダウンロード等が想定されるが、前述の利用実態を踏まえれば、

ア ベルヌ条約のスリー・ステップ・テストに照らして考えてみても、通常の流通を妨げる利用形態であり、権利者側としては容認できる利用形態ではないこと

イ 利用秩序の変更を伴うが、違法サイトからの録音録画が違法であるという秩序は利用者にも受け入れられやすいこと

ウ 個々の利用者に対する権利行使は困難な場合が多いが、録音録画を違法とすることにより、違法サイトの利用が抑制されるなど、違法サイト等の対策により効果があると思われること

エ 効果的な違法対策が行われ違法サイトが減少すれば、録音録画実態も減少することから、違法状態が放置されることにはならないこと

まず、私自身のスタンスとしてインターネットが有効なプロモーション手段として育って欲しいと心から願うものである。しかし同時に一部のネットユーザーのように「ネットにいかなる制限やルールももうけるべきではない」という考えには賛同しかねる。それは制御不可能や無秩序な状態を誘発し、それが特に中国で顕著だがクリエーターの権利をないがしろにする雰囲気をネット内に広める結果になっている。従って今回の改正内容にいくつかは問題はあるものの、私的録音の定義まで踏み込んだ意味は大きいと思う。元々Winnyだ、デジタルコピーがたやすくできる現環境では既存の法律内容で行くには無理があるだろう。

まず非常にわかり辛いのは「私的録音」の範囲、要はコピーしたものを自分の家の外に持ち出す、家族以外の第三者の人間に渡したら違法になる。当然ホームページ等でオリジナルのコンテンツを自由にダウンロードできるようにするのも違法である。勿論winny等で意図的にコンテンツを流したら違法である。但しコピーが難しいyou tubeやニコ動はストリーミング形式であれば違法ではない。

ここで今までと大きな違いは友達に「あのアーチストの音楽のコピーをちょうだい」と頼まれてCDをコピーして渡すという行為自体が違法になる。またCDの曲をパソコンでコピーし、友人にダウンロードさせるというのも違法。今まではこれを「個人で楽しむ」範囲に入っていたがこれからはそうでなくなる。勿論最近はあまりないが、コピーガードが入っているコンテンツのガードをはずして人に渡す行為も違法となる。

ただ違法とはなっても実質的な罰則規定はない。民事で裁判を起せなくはないが、ダウンロードが「意図的」だったかを証明することなど不可能に近いからだ。法律文書に「情を知って」というわかり辛い表現があるが要は違法であることを知った上で意図的にダウンロードしたかどうかという話である。

津田さんも指摘されている通り「実効なき法改正」であり「あくまでネットの著作権侵害に対する萎縮効果を狙ったプロパガンダ的なもの」だと理解した方がいいだろうと私も思う。ダウンロード違法化の動きは特にヨーロッパで活発だが、それは「自国の文化や伝統を守る」という観点からの動きであり、「コンテンツの価値」を守るという部分ではある程度必要だと私は考える。何度も私はブログに書いているが全てのコンテンツをフリー(無料)にするというのはコンテンツを価値を0、つまりゴミ同然にしろということで、これはコンテンツビジネス、しいてはネットの情報の有効性自体を損ない、ネット社会を実質的に崩壊に導くものであるからだ。

自国の文化の価値がゴミ同然になる国は間違いなく滅びる。その意味では今回の動きは不充分とはいえ、大きな一歩である。

但し、ネットの情報伝達の有効性は保つべきだと思うので、コンテンツプロバイダーとしては、「ダウンロードしてよい」コンテンツと「フリーダウンロード不可」のダウンロードを明確に分ける必要があるだろう。映画の予告編(トレーラー)が実質的にフリーダウンロードになっているように

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2008年10月23日 (木)

マイMAC G5 メモリ再度増設成功

実は遅まきながら業界標準となりつつある2種類のソフトシンセ導入のため私の仕事場のMAC G5 Dual のメモリーをさらに2G増設しました。

前回は初めてだったのでかなり苦労しましたが今回は二回目ということで手順自体は確認作業も含め一時間ほどで済みました。

ひとつ問題はAppleはG5用のメモリーの販売を終了してしまったため、MAC用のメモリーをApple以外の会社から購入しなければならず、その品定めに少し手間取ってしまいました。安いところもあったんですが、何かこういうのって安いとかえって気持ち悪いので結局アドテック社のMAC用メモリー ADM3200D-1GWにしました。Appleで買うより\9000高いですが安定した動作のようなのでそちらで増設。今のところは問題なく動いています。

実は僕はどちらかというとまだハードシンセ派なんですが、そうはいっても業界標準のサウンドを作るためにはどうしても2種類のソフトシンセを導入する必要に迫られていました。一応最前線で仕事している人なら持っているソフトシンセで遅まきながら私も導入します。

FXPansion BFD2  (ドラムス用ソフトシンセ)
Vienase Standard Edition (オーケストラサウンド)

というわけで本日仕事場のワークステーションを強化しました。

Apple Store(Japan)

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2008年9月24日 (水)

DimaとRIAAがインターネット放送”に関して和解成立

一応インターネット放送をやっているものなので、ちょっと遅い記事ですが(英語です)

MAJOR MUSIC INDUSTRY GROUPS ANNOUNCE BREAKTHROUGH AGREEMENT

http://www.digmedia.org/content/release.cfm?id=7243&content=pr

これはインタラクティブ・ストリーミングとダウンロード(オンデマンド放送)に関して柔軟な著作権使用料金(売り上げの10.5%)を適用し、一方で音楽のみのインターネット放送(インターネットラジオやノン・インタラクティブ・ストリーミング放送)に関しては’著作権使用料を免除する’との発表。

しかしアメリカの著作権に詳しい法律事務所の記事でもこう書いてあります。 (これも英語です)

http://www.broadcastlawblog.com/archives/internet-radio-settlement-reached-on-certain-aspects-of-section-115-royalty-contrary-to-press-reports-this-has-nothing-to-do-with-internet-radio-royalty-dispute.html

要は現在全米で論じられている”デジタルミレニアム著作権法(DMCA)”の115条(mechanical royalty)に関しての和解で有り、インターネットラジオ放送などに影響する114条(performers royalty)での和解には至っていないとのことでこの合意にどれだけの意味があるのか、という問題もありますね。

まあまだアメリカ議会で可決されていないというのもありますが、日本でもJASRACとNRMSとの交渉に影響するかどうか、何とも興味深い動きではあります。

私が望むのはただ一つ、アーチストの権利をきちんと尊重された環境の上でインターネットで自由に音楽プロモーションができる仕組みを作って欲しい。

それには「有料」の場合と「宣伝(プロモーション)」の線引きをどうするかだけですが、なかなかここがはっきりしませんね

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2008年5月 1日 (木)

IT産業もハードメーカーもクリエータへの思いやりがない

慶応大学デジタルメディア・コンテンツ統合研究機構准教授の岸さんのコラム

http://it.nikkei.co.jp/internet/news/index.aspx?n=MMIT12000026112007

この人は確かにエイベックスの取締役でもあるからIT関係者から「音楽業界のロビイスト」と罵られたりしたし、音楽業界の保守派からは{IT業界のまわしもの」と忌み嫌われている。しかしその考え方は非常にバランスの取れた視野の広いものだと思う。

>1つはデジタル放送におけるコンテンツの複製を巡る権利者とハードメーカーの対立であり、もう1つは、ネット上で違法にアップロードされたコンテンツのダウンロードも違法とすることに対するネット寄りの人々からの反論である。双方に共通するのは、クリエーターに対する思いやりの欠如だ。このままでは、プロのクリエーターのデジタルやネットに対する不信が増大するだけであり、ネットによる社会の変革もソフトパワーの強化も絵に描いた餅となりかねない。

こういう視点でものを見れる人がIT業界のみならず、実はコンテンツ制作業界にも少なくなっているのは最近肌で感じている。現在、「IT化」で本来一番恩恵を受けるはずのクリエーターは現場で一番恩恵を受けていないというのが一番の問題である。

また「はてな」の梅田氏が対談集「フューチャリスト宣言」で「全てのコンテンツはフリーであるべき」と受け取れる発言を行い、IT関係者から喝采を受けている模様だが、IT関係者でおそらくコンテンツのクリエートの現場を知っている人は殆どいないため、それがどれだけ大変な作業であるかを理解している人間は少ない。それが事態を悪化している。どうも全員ではないが、一部のIT業者の中に変なエリート意識があり、モノ作り、コンテンツ作りを「旧態依然の産業」と決め付け最初から見下すような態度の輩も少なくない。

特に以下の発言はおおいに賛同する

JEITA(社団法人電子情報技術産業協会)もMIAU(インターネット先進ユーザーの会(MIAU))も、個々の論点に関する主張には理解できる部分もあるが、全体として、制度変更に対する批判ばかりで、その前提としてクリエーターに対する思いやりが足りないのではないだろうか。今回文化庁が提示した制度改正が最善の策とは思わない。しかし、現行著作権法の抜本改正がすぐにはできないなか、深刻化した違法コピーとダウンロードへの対応として、権利保護の強化は止むを得ない面を持つのではないだろうか。

 デジタルとネットの普及でクリエーターは所得機会の損失という深刻な被害を受けている。MIAUは「一億総クリエーター」という政府の標語を引いているが、プロとアマチュアのコンテンツは分けて考えるべきである。放送局やレコード会社などを含むプロのクリエーターは、作品から収入を得ているのであり、その収入が激減するのを放置したらどうなるだろうか。ネット上でのプロのコンテンツの流通が増えるどころか、プロの道を志す人が減り、日本の文化の水準が下がる危険性もあるのではないか。

全く同感である。特に「全てのコンテンツがフリーであるべき」と考えている情報機器ハードメーカーの人たちや、IT業者の人たちに言いたいのは、一度映画や音楽の製作現場を実際に見てみるといい、少なくとも彼らが考えている以上に「クリエートする」というのは大変な作業であり、音楽も映像も「簡単にできるもの」ではないということがそれによってわかるはずだ

結局この「クリエートする」ことが文化を支えていくものである。彼らの視点からは全くこの視点が欠けている。結局、文化や創造性というもの(当然それには権利が発生する)への理解の欠如が今日のITのコンテンツ事業の停滞を生んでいるのではないだろうか。これは結局は電気情報技術メーカー」もIT業者も自分の首を絞めていることになるのである。そのことを理解しない人間が多すぎる。

岸さんのような人間がもう少し増えれば日本のデジタル文化の未来に希望が持てるのだが....


フューチャリスト宣言 (ちくま新書 656)

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2007年4月 6日 (金)

Mac G5 結果はメモリ増設、実質的には交換

さて、かねてから問題があった弊社のMAC G5 DUAL
本日2Gのメモリー基盤が到着し増設作業を行った。

この増設作業ー思った以上に手間取った、というのが増設装填したあとしばらくなぜかシステムが立ち上がらなかった。
え?昨日までちゃんと起動していたのになぜ? と思いAppleのサポートに電話したり何なりで、結局取り外したり装填しなおしたりの連続作業、

MAC Power PC G5の中身をご存知の方はわかるだろうがPC本体を開けてファンユニットを取り出すとメモリーのスロットが上下4つずつあり、工場出荷時に上下それぞれ1つずつ装填してある。その2つめのスロットに本日到着のメモリーを装填する作業で思いのほか手間取ってしまった。

結局メモリーのスロットの最初に本日到着した1Gを2枚一番目のスロットに装填したらうまく起動した。そして試しに今までのメモリー基盤(252M x 2)を二番目のスロットに装填したら何と認識しない(!)ことがわかった。もともとのDD-RAM基盤に問題があったようである。つまりはこの基盤、ほとんど死んでいたのだ。

というわけでMAC OSX 10.4.8 Tigerにとってあまりに少ないメモリーだった512Mを結果的には2Gに増設したが、実質的にはRAM基盤の交換という形になった

不用意なPanther アップデートから一ヶ月近くたって、ようやく健全なMacの環境が帰ってきた。先日信じられないほど重かったpro toolsも今度こそ快適に動いているので安心した。システムアップからpro toolsのバージョンアップ、そしてメモリ増設、しめて10万近い出費となってしまった。しかし結果的にはメモリー基盤自体にもかなり問題があったことがわかったのでかえってよかったかもしれない。どのみちpro toolsを動かすのに512Mでは少なすぎたのだから..

やっとこれで本来の制作体制を取れる。自社ものの曲のアレンジや「俺たちの世界」の最終MAの編集作業と滞った作業は多い
業務上も停滞した雰囲気だったがこれで元に戻ればと思う。この一ヶ月のロスを取り戻さなくては

ちなみに今日わかったのだがpro tools7.3になって以前のプラグインで使えなくなったものがあったことがわかった。R-tasのコンプレッサーで結構愛用していたのだが、代用の新プラグインのコンプレッサーはどんなものだろう? どっちにしてもまたいろいろ設定を保存したりしなくてはならないため面倒な作業がまた増える。

というわけで我が音楽実験室ー今度こそ復活!!






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2007年3月23日 (金)

MAC Tigerへシステムアップーpro toolsもバージョンアップの作業ようやく終了!!

経営者の端くれなので決算法人会の説明会(実は中小企業経営者としてかなり腹立たしい情報がありました)のあと昨日より滞っていたMacのシステムアップ作業、関連アプリケーションのバージョンアップ作業を行った。先ほど動作確認作業も含め、全ての作業が終了した。これで先週のような動作不安定の状況は改善すると見ている。これで安心して作業を進めることができそう。

実はこの作業、一昨日から始めていてかなり苦戦していた。というのはTigerのInstallerがなかなか起動しなかった。原因がなかなかわからなかったのだが、要はMacのアカウントからログアウトした状態でキーボードのCを押しながら再起動したらInstallerが立ち上がった。それまでいろんなことをやっていて全然動かなかったが、要はMacのアカウントーユーザーのパスワードを有効なままにしているとシステムにロックがかかり、システムアップのInstallerが起動しないのだ。これだけで一日ロスしてしまった。

しかしそれもうまく行き正味40-50分でシステムアップ、2年近く愛用したPanther(10.3)からTiger(10.4)にアップグレードできた。その後使用するアプリケーションの関係で10.4.8にシステムアップ。然る後 波形編集ソフトのBiasのPeakのTiger用のパッチ、そして何よりもpro toolsの7.3をインストール

pro toolsはその後動作が比較的安定している7.3.1にアップデートした。その後各アプリケーションで動作確認。結局作業終了は日付変更線(午前0時)を超えてしまった。まあいつものこと

というわけでようやく制作環境が復活。バージョンアップしました。Tigerはかなり快適との評判なのでこれから今まで以上にガンガン制作に励もうと思っています

ちなみに先ほどの「中小企業にとって腹立たしい情報」について興味ある人は詳しくはこちらを読んでください
http://blogs.yahoo.co.jp/nanashi4444/archive/2007/03/22


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2007年3月14日 (水)

MacOSX 動作絶不調ー原因は

先週末からプレスの仕事のデザインチェックその他の作業と新曲の打ち込み等をやっていましたが、頻繁にSystem Failureやフリーズしっぱなし、何回立ち上げたか、わからない状況が続いていました。

最近わかったのですがWeb Casterのファイバーケーブル経由でおかしな信号が原因でSystemがおかしくなったりすることもあるようです。特にG5にしても立ち上がり数分は不安定なのでそれが原因でSystem Failureやフリーズをおこしてしまうことはあるようですが、それにしても一作日は凄ましかったです。OSXは動作が安定が売り物じゃなかったのか。

そして昨日あまりにSystem Failureやフリーズを繰り返すのでとうとうぶち切れてしまいました。したりするのでとうとうイラ イラが頂点、ついに爆発して机をひっくり返しそうになりました。

で、どうやら原因はシステムアップデートのようです 。うちはソフトシンセ関係をDigi002 rackを通しているのですが 決まって打ち込みをしてソフトシンセを立ち上げるときに不安定になっていました。原因をDigidesign社に聞いてみると何と pro tools 及びDigi002はMacの10.3.9をサポートしていない とのこと。 おい、聞いてねーよ、そんなこと (-_-)

しかも悪いことにそれが原因でOSそのものを傷つけたらしい。
Digi002を立ち上げなくても動作不安定になり昨日の私の 「切れる」状態に発展してしまいました。 とにかく凄まじい、5回くらい立ち上げてやっと安定するという始末。

対策としては10.3.8にシステムを下げるか思い切ってTigerにするかの二つに一つ、実はシステムをダウングレードするの って結構難しい。確かに一番お金はかからないけど

どのみちOS自体に傷がついている可能性が高いので、思い切ってこの機会にTigerにすることにしました。Pro toolsも6.9から7.3にバージョンアップ。Digi Performerは4.6のままで良さ そう。BiasのPeakはTiger用のパッチを無償でダウンロードできるとわかり決断。

特にpro toolsを7.1以降にアップしているスタジオが多いことも今回の決断に影響。7.3.1なら動作が安定しているという情 報もあるので思い切って決断しました。出費はしめて2万5千 円くらい、予定外の出費(^^;;)

とにかくMacで「システムアップデート」とあるけどあまり安易にしない方がいいということがわかりました。アプリケーシ ョンによって最近のものでも必ずしも全てのバージョンをサポ ートしているとは限らないということですね。いやーちょっぴ り高い授業料を払わされました(^^;)

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2006年10月10日 (火)

インターネットとロングテイル

もう10日前になるが「マーケテイング庵」で音楽業界についての勉強会を行った。その時に時々マーケテイング用語として「ロングテイル」なる言葉が出てきた。

当時は意味はわからなかったがその後調べたら

ロングテイルー大口客依存型の売り上げモデルではなく多くの小口客を集める収益モデルのこと

だそうだ。いわゆるネットマーケテイングではよく使われる用語だ。

そしてよく「ネットで売り上げ3倍」とか「自宅で○億円稼いだ」などといった類の話をよく聞く。多くは眉唾もので実際はMLMだったり、詐欺の類だったりするがその中で本当に稼いでいる人たちは確かに存在する。しかも今日のYou tubeのようなM&Aのような手法ではなくてだ。その人たちのノウハウにはやはり興味はわいてくる

私は以前のコラムでは「ネットによるプロモーションの限界」のようなことを書いた。ネットプロモーションで効果を期待しすぎて何回も痛い目にあったからだ。だがネットによるプロモーションやマーケテイングというものを私自身今どれだけ理解しているだろうか。理解している気になっているだけでまだ見落としている所はないだろうか。そう考えてもう一度マーケテイング方法について勉強してみようと思っている

先日の「マーケテイング庵」では某A社のプロモーションに関わっている方も出席していたが、この人の意見に賛同するかどうかは別としてこういう人が「マーケテイング庵」に参加していろんな話を聞けたこと自体は非常に有意義だった。今まで自分が持っていたある種の考えが単なる先入観であったこともわかったし、いろいろと考えさせられる面もあった。

知り合いに某A社の方がおられるし、その方は業界人でも良心的な人だと思うので、あまり多くは言わないつもりでいるが、私は某A社のアーチストの曲をいいと思ったことは一度もない。(ああいう曲を書けといえばやってできなくはないけどね)音楽としてもはっきりいって嫌いだ。いや、音楽ですらないと思っている。しかしこのA社のマーケテイング戦略は確かにすごいと認めざるを得ないのだ。云ってみれば音楽という「物」を工場として作り、徹底したマーケテイング戦略で売る、これが他の会社ろA社との違いだ。

あんな音楽はくだらない、というのは簡単だ。実際くだらないと思う。しかし自分が信じる音楽を世に出すためには彼らに匹敵する戦略をもう一度自分なりに組みなおさないととうてい勝てないことを知った。

勿論A社の真似をする気はさらさらない、寧ろ私が目指しているベクトルは全く彼らとは180度逆の方向だと思う。私は如何に文化として残る音楽を世に出すかという方法について考えたいと思っている。考えながら自分の音楽活動を行って行きたいと考えている。単なる消費財としての音楽ではなく..それにはもう少しこのロングテイルマーケテイングについて考えて行きたいと思う。いろいろとご教授下さい<アクトンベイビーさん









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