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2021年10月 4日 (月)

ダマー国際映画祭に行ってきました

本来なら今年の5月に行われるはずだったダマー国際映画祭、コロナウイルスの第四波による緊急事態宣言の関係で延期になっていたが、10月2日と3日ようやく行われることになった。

 日本の他の映画祭とは違う国際的な雰囲気を持つ映画祭だが、残念ながらコロナ禍の影響で海外からの来場者はほぼ皆無。それでも関係者に外国人が多いこともあってそれが辛うじて日本国内の映画祭と少し違う趣をもたせた。

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入選作は全世界からの応募から20作品、全般的に前回よりクォリティが高くなっており、前回は取り分けサウンドやポスプロ関係で日本と外国作品に明確な差があったが、今回は一部の作品を除きそれほど気にならなかった。とはいえ海外作品の方が日本よりバジェットをかけているのがよくわかり、日本映画の不利は変わらない。とはいえ前回よりは確実に底上げになっている。

特に私がかねてから主張しているのは主に日本の「自主映画」に顕著な「ポスプロ軽視」「サウンド軽視」の部分で、カメラのマイクを映画の音声にするのは邪道、と何度もいっているのだがそれがなかなかできない人が多い。例えば自主映画バジェットが100万とすると100万全てを撮影に使ってしまい、あとのポスプロ費用について全く考えていない人が多い。かくして日本の映画のとりわけサウンドやポスプロ部分はクオリテイが低い、というのが定評となっている。いまだにこれをいうと驚かれるが、海外の大手の映画祭では映画のサウンドに「ステレオ」という項目はない。最低でも5.1かドルビーが標準なのである。たとえ短編であっても..

一部の映画で音が割れている、歪んでいるのがあったが、前回よりは改善され全般的な底上げになっている印象がある

招待作品も素晴らしかった。
特に篠原哲雄監督の「お茶をつぐ」はインデペンデント作品ながら心を打つ作品となっている、

「お茶をつぐ」は絶滅寸前の職業茶筅を聴覚障害者が後継する際に父親の愛情、家族の愛情を絡めた心温まる作品。主人公と突如現れた主人公のライバル(?)に感情移入させる演出はさすがだった。お茶に詳しくなくても映画作品として堪能できる良作。この映画は一見の価値あり

作品上映だけでなくトークセッションも多くあり観客には飽きさせない内容だった

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今回の映画祭の受賞者は以下の通り

観客賞:小澤雅人監督「Little Wishes」

U-15部門グランプリ:ニコラス・ノイホルト監督 「Faleminderit」

U-30部門グランプリ:浜崎正育子監督「Lunch in the Bathroom」

匠賞(今回より新設): 篠原哲雄監督

 ダマーは運営関係者がみな旧知ということもあるが前回は自分が関係した作品があったが今回はなし。しかし入選作の関係者に知り合いが多く1日目終了後も関係者と話し込んでしまった。ということでコロナ禍の関係で海外からの参加者は参加できなかったが、映画祭としては充分に楽しめた。

来年は2022年の4月22日と23日に同じ日比谷図書館地下のコンペンションセンターで開催予定。来年はコロナ禍が収まり、海外の方も普通に来日して参加できることを祈りたい

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30 分未満の受賞作 賞金120,000円 (税込)
15分未満の受賞作 賞金60,000円 (税込)
2022年ダマーの特別賞新設のお知らせ
アニメーション賞 賞金50,000円 (税込)
ヤング・クリエイター賞 賞金30,000円 (税込)
※ヤング・クリエイター賞は、高校生以下を対象とします。
(これら特別賞は、ダマー国際映画祭委員にて選出されますが、同時にコンペ部門の対象ともなります。)


最終締切;2022年1月5日

 

 

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