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2021年8月18日 (水)

「過去の成功体験」が日本の音楽業界、芸能界をダメにした。日本人全体が「昭和」を脱ぎ捨て新時代に対応できるかが日本復活のポイント

未曽有といってもいいコロナの感染爆発の中政府が強行した「東京オリンピック」も終了し、しかも感染爆発が全く収まる気配がない中、政府も東京都も「東京パラリンピック」の開催を強行する構えだ。この暴挙はさらなる感染拡大に結び付けることは確実であり、緊急事態宣言の延長や地域の拡大も全く意味がなくなるだろう。

これも自粛とか飲食店の営業時短を要求しながら巨大スポーツイベントを強行するという矛盾が国民の緊急事態宣言に対する意識低下に直結しているためである。詳しいことは私のもう1つのブログに書いてあるので参照されたい。

 ■コロナの感染爆発の背景を私なりに分析ー首都圏の感染爆発は決して東京オリンピックと完全に無関係とはいえない。菅首相と小池都知事の失政の結果である
https://kyojiohno.hatenadiary.com/entry/2021/08/16/134943

このオリンピック強行の背景には日本政府、自民党を中心とした利権政治がある。いわずとしれた電通、パソナといった政府与党の「お友達企業」を潤わせることで政治家が献金も得るといういわゆる昭和の時代から存在する利権政治である。

今回のオリンピックはいろんな意味で「昭和の時代」がもはや過去のものであり、また「過去のもの」にしなければならないことを様々な面でみせつけた。オリンピック関係者から飛び出た次から次の問題発言、運営スタッフのお粗末ぶり(実質プロデユーサー不在)よくもまあこれだけトラブルが起きたものだといわざるを得ない内容だ。

ダイバーシテイ、LGBT, SDG,そしてパラリンピックがらみで障害者の社会的復帰と独立を推進するERG

これらは世界的な潮流であるが、今の日本でそれらを完全に理解している人たちがどれだけいるだろうか?これというのも日本社会、日本のエンターテインメントの「ガラパゴス体質」が大きい。

関連記事(当ブログ)
■東京五輪の次々と起きる不祥事は組織委員会のプロデユーサー不在の実質シロウトによる運営と日本の文化のガラパゴス体質がもたらしたもの
http://kyojiohno.cocolog-nifty.com/kyoji/2021/07/post-4a4601.html

もう1つ私が感じたのは「昭和の時代からの脱却」が現代の日本人、取り分け日本の政官財のトップが全くできていない、どころかいまだに「昭和の時代」を絶対視する傾向すらあるという点である。

「昭和」とりわけ「戦後の昭和時代」はある意味日本にとっての「黄金時代」だったのは事実だろう。高度成長時代からバブル時代、日本は先進国の仲間入りし、世界第二位(現在は第三位)の経済大国に発展したのはこの時代。これはあたかもアメリカ経済の1950年代のような「黄金期」のように日本人にとって「戦後の昭和時代」は日本が繁栄した時代であった。

しかしここであえて1つのことを指摘する。それは...

成功体験は人をダメにする

この昭和時代の「成功体験」が日本の発展を阻害している、などといったら驚く人もいるかもしれない。

しかし実際過去の「成功体験」は過去のやりかたを絶対視させ、思考停止に導いているのだ。
例えば日本の財界人や経済学者はいまだに「バブルの時代」を基準に考え、全てそれと比較して現在の経済指標を否定的にみる傾向がいまだに強い。「バブル時代」の方が寧ろ異常なのにその「バブル時代」を全ての経済指標の基準に考える人がいまだに多いのだ。

これが「過去の成功体験」による思考停止のまさに典型的な例だ。過去のやりかたを絶対視しているためそうなってしまう。

 そしてその「過去の成功体験」による思考停止が業界全体に及んでいて、深刻な状況になっているにも関わらず「過去のやり方」をやめようとしていない産業がある。他ならぬ音楽業界や芸能界である。いよいよ本題に入る。

ご存じの通り当ブログはいわゆる「CD不況」が始まった1990年代末から日本の音楽業界のありかたについて批判をしてきた。そして業界関係者からことごとく無視されてきたのは周知のとおり。その理由はいわゆる1990年代の「音楽バブル」時代の「成功体験」を業界関係者が忘れることができず、あくまで当時のタイアップを中心としたビジネスモデルに固執してきたからである。

「CDが売れなくなった」と言われ始め,海外ではストリーミングや配信を中心としたビジネスモデルに転換しても日本の音楽業界はいまだCDという商品形態に固執した。これは現在でもそうだ。

特に例のAKBを始めとするアイドルの「握手券」関係でCDが売れた例(大半はロクに聴かれず不燃ごみになってしまうのだが..) もレコード会社の「成功体験」の1つになってしまっていることが各メーカーがパッケージに固執させる原因にもなっているようである。

■ 伸び悩む日本の音楽産業を3つの理由から分析してみた。データから見るストリーミングサービスとの関係性とは…(有料記事)
https://evening-mashup.com/archives/104998

結果全世界的に続いていた「音楽不況」から日本以外の国は全てV字回復したにも関わらず日本だけは置いて行かれている現状がある。当ブログでも何回も関連記事を投稿している。

■ストリーミングでアメリカ音楽市場がV字回復-でも日本ではこのままでは無理
http://kyojiohno.cocolog-nifty.com/kyoji/2018/04/v-6f77.html

 ■CDの時代が終了! もはや待ったなし!! 映画も音楽も100年に一度という大変革の時代が到来している
http://kyojiohno.cocolog-nifty.com/kyoji/2020/08/post-6c392a.html

音楽業界関係者にいつもいっているのが音楽の世界も映画の世界も100年に一度という大変革が起き始めている。その事実を肝心の業界関係者の大半がいまだに理解できていない、というのは驚くべきことである。

それは日本人は国民性として変化を好まない傾向があるが、音楽界は特に「ムラ社会」的傾向が強く変化というものを極端なほどに忌み嫌うという点もあるだろう。しかし変化は好むと好まざるに関わらず起きるのだ

■NiziUの大ヒットが日本の音楽産業を打開する――ジャニーズ事務所は既得権益に縛られたまま
https://news.yahoo.co.jp/byline/soichiromatsutani/20200731-00191043/

そしてそのジャニーズ事務所を故ジョニー喜多川氏とともに支えてきたジャニーズ藤島メリー泰子名誉会長の訃報が伝えられた

ジャニーズ藤島メリー泰子名誉会長死去93歳 長年経営実権握った“女帝”
https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202108170000680.html

仕事上のお付き合いもないし、当然面識もないのでお悔みの言葉は省略させていただく。ただはっきりいえるのは昭和の芸能の一時代の終焉が来たということ。おそらくジャニーズも事実上解体じゃないかなあ?

昭和の芸能界を良くも悪くも作った人たちがどんどんいなくなっていく。あと残るのは例の方だけかも。

好むと好まざるに関わらずパラダイムのシフトは起きており、日本は昭和の芸能界から世界のショービズに昇華すべき時代に来ていると思う。そしてその変化は誰にも止めることはできない。例え「ドン」といわれる人でもだ

オリンピックの状況で残念ながら「日本はダメな国になった」と実感せざるを得ない状況が明らかになった。ここから復活するのは並大抵のことではない。日本人の大多数が意識改革をしなくてはならない。最大のポイントは「昭和を脱ぎ捨てること」ができるかどうかだ。日本人全体が「昭和」を脱ぎ捨て新時代に対応できるかが日本復活のポイントといっていい。

 

 

 

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