東京五輪の次々と起きる不祥事は組織委員会のプロデユーサー不在の実質シロウトによる運営と日本の文化のガラパゴス体質がもたらしたもの
何度もいうが今回の東京五輪、二重三重の意味で本当にお粗末である。
昨日の記事にも書いたが以下の記事で書きそびれたものもあったので改めてリストにする
■もはや“呪われた五輪”? デザイン模倣疑惑、大会延期、女性蔑視発言、いじめ…東京五輪トラブルまとめ
https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2021/07/22/kiji/20210722s00048000340000c.html
1. 誘致のスピーチは嘘まみれ
「おもてなし」どころか外国の選手団をないがしろにする扱い
2. 誘致に汚職疑惑
フランス警察が捜査中
3. 五輪ロゴ盗作疑
とてもプロのクリエイターの仕事とは思えなかった。
4. 猛暑でマラソンは札幌に移転が合意のないまま強行
マラソンだけでない、ほかの競技も心配
5. 女性蔑視発言で大会組織院長の森辞任
信じられないことだが組織委員会は森氏の復権を進めている
6. コロナで聖火リレーもPV中止
コロナが大会開催そのものを完全に不可能に近くしている
7 オリンピックが史上初延期ー
新型コロナウイルスの世界的まん延を受け、大会の1年延期が決定
8. 開会式の実質的な責任者だった振付師のMIKIKO氏が組織委員会への不信で辞任
延期決定後、組織委員会から連絡のないままIOCから新たな企画案を提示されたことに不信感を持ち辞任
9. 水際対策はザル
10. 選手村からコロナ陽性者
11. 開閉会式の演出総合統括の佐々木宏氏が、人気タレントの容姿を侮辱する演出プランで辞任
12緊急事態宣言下でのオリンピック強行開催のため無観客で五輪開催
緊急事態宣言下のため東京都を含む首都圏1都3県では無観客での開催に
13いじめ自慢 で開会式音楽担当辞任
ほとんど犯罪レベルのいじめを行った人間が「多様化と調和」がテーマのオリンピックの音楽担当には不適格
14 ホロコースト揶揄で開会式演出デイレクター解任
ユダヤ人「大量虐殺ごっこ」というホロコーストを揶揄したギャグを行った人間が開会式のデイレクターというのはまずい
よくもまあこれだけトラブルが起きたものだ。起きすぎである。特に昨日のブログ記事ではもれてしまった振付師のMIKIKO氏のケースをみてなんとなく背景がわかったような気がする.。
要するにそもそも本大会にきちんとした運営プロデューサーがいないのではないかと思うのである
組織委員会とIOCが現場の意向を無視して勝手に決めるなどあってはならない。そのクリエイターに依頼したのに何の連絡もせず勝手に変えたら、誰だってやる気をなくす。大会の大きな変更を余儀なくされた場合は現場を統括するプロデユーサーがクリエイター、アーチストにきちんと説明し、以後の現場運営に支障がおきないように動く、これが運営プロデューサーの大事な仕事の1つである。
東京五輪 は実質シロウトで運営されていていた、と言わざるを得ない。これが小山田、小川の人選ミス、プロデユーサー不在のお粗末な運営、次々と出てくる問題発言という結果になっている。
だがそれだけではない。今回の度重なる不祥事の背景は日本社会のもっと本質的な問題が絡んでいるように思う
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