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2020年9月12日 (土)

日本ではサブスクいまだ定着せず、プロモーションのためのストリームチーム構成断念。日本の音楽界の今後に懸念

コロナウイルスの影響で音楽の世界が大きな打撃を受けたこともあり、またここ1-2年で世界の音楽産業がCDからサブスクリプションによるストリーミングにパラダイムシフトが起きている一方、日本ではいまだCD中心の音楽のビジネスに固執する向きが強い。しかしコロナウイルスの影響でそれも変わるのではないかという期待もあり、日本でもミュージシャンがこのパラダイムシフトを乗り越えるためにfacebookグループの「サブスクリプション演奏回数増加、プレイリスト登録互助会」なるグループを3月に立ち上げた。
しかし実際にやってみて様々なことがみえてきた。

1.日本のミュージシャンで「サブスクリプション」のことをよく理解していない人が圧倒的に多いこと

2.したがってこの姉妹グループで何をしようとしているのか、意味を掴めていない人が大多数であったこと

そして何人かの音源でグループのプレイリストも作ったのだが、(現在は廃止)

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しかしここから何かが発展することは残念ながらなかった。本当は海外でもはや当たり前になっている「ストリームチーム」にしようと思ったのだが、結局「ストリームチーム」でみんなでいっしょに曲をプロモーションをしようと同調する人は殆どいなかった。

1.「ストリームチーム」とはプレイリストに参加しているアーチストが最低1回Spotify ならSpotifyで演奏すること

2. そして「ストリーム」したPlayerを演奏したことを証明するためのスクリーンショットを投稿する

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この作業に何の意味があるかというとSpotifyもApple等のその他のストリーミングのプラットホームはストリーミングされている曲の再生回数を管理しており、再生回数が急速に増える曲はプラットホームのアルゴリズムを刺激し、プラットホームの有力プレイリストへの誘導等、さまざまな再生回数を増やすための作動をしてくれるからである。

私は4か月以上さまざまなプレイリストに参加することによってアルゴリズムのプレイリストで曲が入るところまで来た

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何とかEditorial(公式プレイリスト)に入るようにいまだ格闘中だが、今更ながらサブスク、ストリーミング時代でさまざまなことが変わるということを実感した。

しかし残念ながら「ストリームチーム」の日本版の結成を試みたがうまくいかず、断念。グループも一旦解散することにした。

なぜ日本人はこんなにもストリーミングのプロモーションに消極的なのか、いろいろと考えた時にアーチストのT君の発言が今の日本の現状を大きく表していると思うので、ここで引用させていただく

僕はサブスクによるプレイリストはめちゃくちゃ大賛成です。
ただアーティスト活動してると、お客さんは、まだやはりCDに価値を見出だしてるように感じます。
音楽制作に関わってない部署の人たちも、音楽はYouTubeで無料で聞いて好きなアーティストのCDを買うと言います。
そもそもSpotifyを利用していない人がまだまだ多すぎるとも感じます。

日本は海外と違い独特なオタク文化が根強く、インディーズでアーティスト活動をするとは、ライブ後に物販でお客さんと直接お話をしてCD含むグッズを買って貰い、サインをして一緒に写真を撮って、と、地下アイドルのような事をしてはじめてファンになって貰えるのを実感します。
僕のまわりの若いアーティストもタワレコにCDが並ぶ事をまだステータスに感じているようで不思議です。
日本で最もサブスクで再生回数が多い、あいみょんの最新アルバムでさえ2枚組CDで販売され、CDが売れるようなプロモーションの展開がされたように感じました。
日本の音楽業界ってなんなんや?と本当に心から感じます。
日本でアーティスト活動する以上、この事実は無視できないのが本音です。
ただ、このコロナ禍で情報処理システムは劇的に変化し浸透するのは間違いないので、またのタイミングでこういうプレイリストをやる際には是非参加したいです!

気を使ったコメントはしていただいたが、結局アーチストのみならず観客、しいては日本人全体が意識を変えないとまだダメなのか、という風に感じた。日本人は国民性として変化を好まない国民性なのは知っていたが、日本以外の全世界では劇的な変化が起きているのに日本だけがそれを拒んでいる。そしてその拒否の壁が私が想像する以上に高かった ということだろう。

つまり 海外ではもはや当たり前のことが日本では時期尚早だったという結論に達せざるを得なかった。

オタク文化やアイドルにしてもアイドルの女の子や声優さんの握手会なるものはコロナ禍で開催不可能であるにも関わらず、いまだに「握手会」が開催されるかのような前提でイベントの計画まで出ているという現状。

日本人の大多数は「日本はガラパゴスでいいんだ」と本当に考えているのだろうか?

もしかして日本だけ半永久的にCDというビジネスモデルに最後までこだわり、サブスクによる革命というのは日本では起きないのだろうか?

取りあえず私の方は自分の曲の「サブスク強化作戦」を引き続き行う。人から何をいわれようとも..

 

 

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