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2020年8月23日 (日)

2年以内に「ポストコロナ」時代というがコロナ収束しても「コロナ以前」のあの時代はもう戻ってこない(音楽編)

ニュースにも取り上げられているが、世界中でコロナ感染拡大が止まらない中、コロナウイルスのワクチンの開発が急ピッチで進行しており、WHOのご存じテドロス事務局長は2年未満でコロナは収束するという期待を表明した。

■コロナ終息は「2年未満で」 WHOテドロス氏が言及
https://www.asahi.com/articles/ASN8Q3FLDN8QUHBI00N.html

さて、仮に今から2年以内に収束したと仮定して、音楽、映画、演劇いずれも「コロナ以前」に果たしてもどるだろうか?

劇場、コンサートホール、イベントホールは最初は慎重にソーシャルデイスタンスを取りつつも次第に「コロナ以前」に戻るかもしれない。(時間はかかると思うが..)

だが今回のコロナ収束後に全てが本当に何もかもが「コロナ以前に戻る」だろうか?どうも日本人の中でそう考えている人が多いように思う。その人たちの失望させるのは申し訳ないが、おそらくそうはならないだろう。残念ながら

詳しくは私のもう1つのブログにも書いてあるが

■仮にワクチンが無事普及しポストコロナ時代になっても「コロナ以前」には決して戻らない理由
https://kyojiohno.hatenadiary.com/entry/2020/08/22/225316

具体的には1)リモートの推進2)配信事業の発展が社会にもはや後戻りできないほどの大きな変化をもたらすことになる。

リモートの推進は都市の空洞化につながる。既にニューヨークやLAでそれが起き始めていて「家賃が高すぎる」都市からみんな脱出して家賃の安い田舎に移動してテレワークしている。これがアメリカでは既に当たり前になりつつある。(不動産業は壊滅的な打撃を受けるだろう)]

英語だが今ニューヨークで何が起きているかを如実に説明している記事がある

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「NYは今度こそ永遠に死んだーコロナで元にももどらない」
https://jamesaltucher.com/blog/nyc-is-dead-forever-heres-why/

その都市の空洞化で世界の都市でおきていること、これは東京も例外ではない。確実に同じことがおきる。

そして音楽や映画といったコンテンツで最も如実な変化が起きるのは「配信事業の発展」である。

コロナの感染拡大、パンデミックが日本でも起き始めた3月頃から既にサブスクリリースしていた作品のテコ入れを始め再生回数を増強するために様々なことを行ってきた。このコロナというものの性格上これがCDの時代の事実上の終焉をもたらすことは明らかだったからである。

それから5か月あまり、まだ最終的な目的(Editorialー公式プレイリストに入る)という目的は達成していないが日常の再生回数を含めSpotifyのアルゴリズムも一定限度刺激し、大幅な改善をみることができた。しかしSpotifyはまずまずの成果を収めつつあったが、Appleの方が低調だったので、新プレイリストに参加することにした。

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Playlistに参加し続けるためには「ストリーミングしてるよ」ということを証明するスクリーンショットをメッセンジャーグループに投稿する必要がある。一方で参加しているPlaylistがあまり再生回数を稼げない場合は、メンバーもどんどん脱退する。海外のインデイースミュージシャンはみんな必死だ。再生回数がそのまま自分の収入に反映するためで、そのためにみんな目の色を変えて再生回数を稼げるPlaylistに参加しようとする。例えば一月に4K(4000回)再生するプレイリストに3つ参加すれば毎月1万2千の再生回数を稼げる。Appleだと1回の再生1円だから12000円になる。さらにそれだけの再生回数を得るとプラットホームのアルゴリズムに引っかかりうまくすれば公式プレイリスト(Editorial)に入ることすらできる。今私もそれに向けて格闘中である。

しかし今でもそうだがこの話を日本のミュージシャン、音楽事務所関係者に話しても私が何の話をしているのか皆目理解していない人が殆どだ。実際FacebookでのSpotify ストリーミングのグループコミュニテイを見ても実は私以外の日本人で発言するのを見たことがない。いるのかもしれないがとにかく日本人を見ない。果たして本当に参加している人がいるのか疑問である。

https://www.facebook.com/groups/1915698135357712/

とにかくサブスク関係の作業をしているうちに世界中の人と話をする。(私の場合ードイツ、スウエーデン、インド、アフリカ、シンガポール、インドネシア、そして勿論アメリカやイギリスの人達) その人たちと話をすると日本という国がいかに世界から置いて行かれているかを実感する。残念ながらもはやこの分野では日本は世界でも最も遅れている国といっていい。

おそらく1-2年後にコロナが収束したらまた「コロナ以前に戻る」と考えている人間が大多数なためかもしれない。だが残念ながらコロナが終わっても「コロナ以前」には決して戻らない。コロナ時代にリモート(テレワーク)と配信の社会に対する比重が大きくなりすぎてもはや元にもどらないのだ。実際に起きるのは大都市の空洞化ーそして仕事も授業も殆ど家で行うのが当たり前の時代に移っていく(たぶん恒久化する) 

だからコロナ収束がいつになるかしらないけど、コロナ収束すれば「コロナ以前に戻る」などという淡い期待はしない方がいい。たぶんもうもとには戻らないから

CDというパッケージにこだわりたい気持ちはわからなくないけどそれを期待せず、海外の人に負けないようなサブスクのノウハウを頑張って獲得しましょう。英語が苦手?ブロークンでもいいからコミュニケーションとる努力をすれば何とかなる

好むと好まざるにかかわらず、コロナは社会に劇的な変化をもたらすことになる。確実に新しい時代が来る。音楽関係者はもし生き残るつもりがあるのならば、その新しい時代に向けた準備を行うべきだろう。もう既に新しい時代、パラダイムシフトが起きた時代に入っているのだから

 

 

 

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