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2020年5月31日 (日)

コロナがダメ押しした時代の変化、もはや「コロナ以前には戻れない」ポストコロナ時代

緊急事態宣言が月曜日に解除されて一週間が経とうとしています。既に北九州市などでは「第二波」のようなクラスターが発生してしまい、関東地方もこの週末にどういう影響が出るか懸念されています。

今回のコロナで日本ではなかなか導入が進まなかったテレワークが大きく普及しました。なかにはかなり嫌々ながら導入した会社もあったようですがZoom会議が普及し一部の会社は完全に定着したといっていいようです。なかにはテレワークを標準化した会社もあったようです。

■日立 在宅勤務を標準へ コロナを機に新たな働き方に転換
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200526/k10012445681000.html

全般的に見て「テレワーク化」で成功した会社と失敗した会社でかなり格差が生じているというのが実態のようです。技術者系が多いメーカーでは概して成功しているし、それに伴い通勤費やそれほど広いオフィスが必要でなくなることから今後も「テレワーク」中心に行く方向に行く会社が増えるとは思いますが、一方では緊急事態宣言が解除されて「直ちにテレワークをやめるべきだ!」などと主に管理職系から主張している会社も少なくないようです。事務系が多い会社ほどその傾向が強いようですが、ズームで済む打ち合わせを地方の支店との打ち合わせにわざわざ経費を使って出張したり、という効率の悪いことをやり続ければ会社の競争力が落ちることは避けられません。やはりいくら中間管理職系が嫌がっても会社というのは「経費を削ることができる」とわかるとそちらの方向に動くものです。やはり「テレワーク」の標準化は避けられないと思います。

まあ管理職の間で「テレワーク」を嫌がる理由は単に「昭和脳」という理由だけではないようです。こちらを読むとなるほど、と思いますね。組織の中で生きてきた人だからこそ出てくる欲求のようです。
■テレワーク阻む 管理職の承認欲求
https://bizgate.nikkei.co.jp/article/DGXMZO5938761021052020000000

一筋縄ではいかない問題もあるようです。しかしこのことが「テレワーク」に対する流れを止めることになるとは到底思えません。

もともと私のブログでも現代は100年に一度くらいの大きな変化が起きている、ということを「コロナ以前」から書いていました。ですが結果的にこのコロナウイルスの災禍がその革命ともいえる大変化を決定的にした、ということはいえるかもしれません。おそらく「テレワーク」普及によって広いオフィスも不要になり、オフィス街の飲食のニーズも減るでしょうから様々なマーケットが変革するのは避けられないかもしれません。都市の構成が大きく変化していくのは避けられないでしょう

私は日本人の一つよくない点として「カタチ」にこだわる人が非常に多いことを感じています。しかし「カタチ」など単なる手段にすぎません。時代や社会環境によってどうにでも変わるものです。「カタチ」にこだわる人は時代の急激な変化にはついていけなくなる可能性が高く、今回のコロナの状況はまさにそれではないかと考えます。

さて、こちらは音楽ブログなので音楽関係の話にうつりますと、音楽の世界は「カタチ」にこだわる人が非常に多い点が揚げられます。そのため変化を忌み嫌う人が多くそれが音楽コンテンツのデジタル化に対しても対応が遅れる原因を作ってしまいました。私はもう20年近く前からこのことを指摘してきました。業界では誰も聞く耳を持ちませんでしたが...

今回のコロナ以後、私は2つのことにエネルギーを投入しようと思っています。

1. サブスク(ストリーミング)の強化

2.映画音楽の分野ではグローバル化(海外とのプロジェクト)

この2点を強化しようと考えております。

特にサブスクですが、日本は世界でもはや殆ど唯一CDという商品形態に固執している国ですが、当ブログでも今回のコロナ災禍でCDが音楽の主力商品であり続けることは難しいと指摘してきました。ただでさえ長いCD不況で体力がなくなっているCD販売店が今回の二か月近い緊急事態宣言による閉店にどれだけ耐えられるか。全部ではないかもしれませんがかなりの店が閉店を余儀なくされる可能性が高いです。またコロナによってアイドルの必須イベントの「握手会」ももはや開催不可能になっていますし、アーチストのライブの手売りもそもそもライブ自体ができない状況ですからCDの手売りというのも難しい状況になります。

といえば海外ではもはや主流になっているSpotify Apple Amazon, Google,といったプラットホームによるサブスクリプションしか事実上アーチストの収入源はなくなってしまう、というのが現実です。

このことは私が管理しているFacebookグループで既に何回も書いていますし、サブスクリプションによるプロモーションの姉妹グループまで作りましたが、正直反応はメッチャ鈍いです。海外の人と接したり海外にいったりすれば実感としてわかるんですが。日本に住んでいると「CDがなくなる」とうことが実感として感じていない人が多いみたいですね。でも気づいてから動いても遅いんですけどね

Spotifyに関してはPlaylist参加のためにFacebookのグループコミュニテイで活動していますが、日本人で動いているのは私だけみたいです。いやもしかしたら他に日本人の方がいるのかもしれないですが、目立たないですね。いずれにせよ現在海外の人のCuratorのplaylistにSpotifyで6つ、Apple Musicで2つ参加していますが、ようやく月3000回を超す再生回数を得ることができ、Spotifyのアルゴリズムをようやく刺激することができたようです。来月は少し思い切ったことをやってさらに再生回数を増やそうと思っています。

Spotify_algorithm

目標は勿論Editorial (公式プレイリスト)に乗る事ですが、おそらく私がとてつもない再生回数と収入を得ないと日本の音楽関係者の顔色は変わらないのかもしれないですね。とはいえそれを達成するのは誰がやっても簡単にはできませんが..

どうも今の日本の音楽関係者をみると何をやろうにも受け身に見えてしまうのが気になります。

・私のもう1つのメインの映画音楽ですが、もともと映画のボーダーレス化は「コロナ以前」から存在しており、日本のインデペンデント筋は既にそのボーダーレスに対する認識を持っていますが音楽と同じでメジャー系の会社はなかなかそちらの方に頭が動かないようです。

アメリカでもLAは日本より遙かに厳しいロックダウンの体制であるにも関わらずいまだ解除のメドがたっておらず、7月までずれ込む可能性が大のようです。そのためLA関係はすぐには動かないようですが、しかし企画プロットその他は水面下で動いていますし、NetflixやAmazon Primeは既に制作を再開しています。ヨーロッパやコロナ収束に比較的成功している東アジアでは企画が動きつつありますのでまずはそちらを責めるのが順当でしょう。

コロナによってサブスクを始めとする「配信関係」とボーダーレス、この2点が大きく進むことは間違いありません。既にいろんな人がいっていますが「コロナ以後」は「コロナ以前」には決して戻らないのです。戻らないのであれば今のうちに「コロナ以後」に関する動き。準備をするのは必要でしょう。そして今のような時期だからこそ、「コロナ以後」に向けた様々な準備ができる時だと考えます。

 

 

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