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2020年4月11日 (土)

コロナウイルス―緊急事態宣言下、少々気が早いが「ポストコロナ」時代について考えると「コロナ以前」のあの時代はもう戻ってこないことがわかる

4月8日午前0時をもってコロナウイルスに伴う「緊急事態」が宣言され東京他7都県がその宣言下の元で店舗の自粛を始め、多くの影響が出た。

政府は今フリーランスを含む個人事業主への支援を検討しているようだが、一般世帯への30万が実質「生活保護世帯のみ」あと「収入が半減した」世帯のみ、という場合同様、フリーランスを含む個人事業主も「昨年より収入が半減した会社及び事業主」であり半減したことを証明する文書(そもそもどうやって証明するのだ?-確定申告?)必要があるため、はっきりいってあまりあてにならないが、各自治体の助成金や支援金の申請等が可能なものもあるので、「在宅勤務」とはいえ実はやることがメチャクチャ多い。

あと小さな仕事だが1つありそれをやりつついろんな作業をしているが、やはりこういう状況になるとインターネットを使った「配信」関係の環境を充実させることにエネルギーを投入する

既に多くのアーチストが実施し始めているが

1.配信ライブー you tube のライブ配信、Zoom 及びSNSを介したライブ映像の配信

2.ストリーミング、サブスクリプションの強化ー 海外では完全に主流になっているSpotify, Apple Music, Amazon等のストリーミングの強化、

特に2のサブスク関係は私が管理するFacebookのグループ「エンタテインメント業界キャステイング」の姉妹グループとして立ち上げた

「サブスクリプション演奏回数増加、プレイリスト登録互助会」
https://www.facebook.com/groups/2427644280822324/

実際みてわかったのは日本以外のストリーミングが完全に主流となっている海外ではインデイースアーチストや音楽事務所もそれに伴い大きく変化しているが、いまだCDが中心の日本ではサブスクリプションについてきちんと理解している人が殆どいない、ということがわかったのだった。特に今回のコロナウイルスによる災禍の時こそ、ミュージシャンはサブスクリプションを利用して自らの収入アップにつなげることを考えないといけないのだがが、なかなかそこが理解されず。そもそも上記の姉妹グループで何をやろうとしているのか意味を掴めていない方が大多数だった。

私はこれに大きな危機感を覚えた。

というのも仮に現在のコロナウイルスの災禍が収束したとしても日本の音楽の世界がかつてのような「CD中心」の世界に戻るのは難しいと考える。

そもそもコロナウイルスの感染拡大でアルファベット3文字や坂道のついたアイドルグループお得意の「握手会」の開催が極めて難しくなる。「握手権」を目的としたCDを買わせたという戦略はこの時点でもはや成り立たない。

これはアイドルに限らず、ライブでCDを手売りしていた多くのインデイースアーチストも同様である。そして今回の「緊急事態宣言」で多くのCDショップも営業停止に追い込まれ、これを気に店を閉めるCD店も相当数あると思われる。CDの販売網はもはやズタズタである

つまりコロナウイルスの感染は結果的にCDの時代の本格終焉を余儀なくさせるものなのだ。音楽業界関係者がどんなにCDにこだわろうとしてももはやこの動きを復すのはもはや不可能である

となると、どうなる?

これはいまだに音楽関係者、芸能関係者がいまだ嫌がっている「サブスクリプション」-ストリーミングに日本も本格移行をせざるを得なくなる。

日本は既にストリーミング市場でも世界3位といわれるが実は日本国内でビッグアーチストでサブスク、ストリーミングをしていないアーチストはまだ多いのだ。現在わかっている範囲でいうと

サザンオールスターズ、B'Z  米津玄師、中島みゆきあたりはサブスクをしていない。おそらく事務所がこれに消極的だからと思われる

実は近々サブスクに関するオンラインセミナーをやろうと考えているが、サブスクになると従来のCDとあらゆることが根本的に変わるのだ。そこを理解している音楽業界関係者はどれだけいるだろうか? どう変わるというと

1.市場が日本国内中心 ➡ 全世界グローバルとなる

Spotify 、Apple Music, Amazon はプラットホームによっても違うが1回の再生0.4円ー1円の範囲である。つまりサブスクの場合は再生回数を多くしないと収益にはならない。現在のストリーミングの世界トップは20億回の再生回数を誇るが、日本国内のみでそれだけの再生回数を達成するのはほぼ不可能と考えていい。全世界に対して音楽を売る必要がある。つまり従来の「日本国内向け」のみの曲作りをしているようではダメなのである

2.世界共通のルールに乗っ取ってストリーミングが行われる。従来の「日本の芸能界の常識」など通用しない

サブスクリプションはSpotify 、Apple Music, Amazon 、Google Play等グローバルなプラットホームの会社が運営している。それらのプロモーションはそのグローバルな会社のオフイシャルなデイレクターとリスナーが作るプレイリストによって行われる。それらは「世界共通なルール」の元に公正に行われる。これは各グローバル会社がかなり厳正な管理のもとで行われ、例えば日本の音事協の会社あたりがやりかねないが、オフィシャルデイレクターをプロダクションが「買収して」なんて行為は厳しく禁じられる。発覚すればアーチストともども永久追放が待っている。そのくらい厳しいのである。つまり音事協あたりが日本国内で普通に行っていた「音事協風」はSpotify 、Apple Music, Amazon 、Google Play等グローバル会社には通用しないし、そのような行為を行えばどんなに日本国内でビッグアーチストであっても永久追放となり、以後各プラットホームでのリリースは殆ど不可能である。

サブスクリプションの時代になれば従来の「日本の芸能界の常識」などもはや通用しないのである

3.全世界のリスナーが音楽を選ぶ 日本国内でメジャーかメジャーでないか、は関係ない

サブスクリプションの時代では当然「有名アーチスト」は再生回数の観点からも有利ではある。但しサブスクリプションのプラットホームは実はそもそも無名のアーチストが自分の作品をプロモーションしやすいように作られたものである。だからインデイースのアーチストだから不利というわけではなく,寧ろインデイースアーチストのプロモーションツールとしても有効である。

最近の海外のインデイースアーチストは  

      サブスクリリース

        ⇩

     ファンを獲得(再生回数増加、チャートイン)

        ⇩

      データに基づいてツアー計画

        ⇩

   アナログレコード、Tシャツ等のマーチャンダイス(グッズ)販売

以前も書いたが本来CDがとって代わるはずだったアナログレコードが逆にCDにとって変わるという何とも皮肉な現象が起きている

5月に日本でコロナが収束するのか、私はたぶん完全収束は特効薬やワクチンが生まれない限りほぼ不可能と考える。

仮に収束できたとしても、音楽産業が「コロナ以前」のような状態に戻るのはほぼ不可能であると思われる

 

 

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