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2020年3月29日 (日)

アーチストや文化関係者をコロナウイルスの自粛に伴い厚く保護するドイツやヨーロッパ諸国と「芸術や文化に税金を使うな」という見解が社会の多数派になっている文化民度の情けない程低い日本

コロナウイルスは経済全般に大変な悪影響を与えているが、アーチスト、とりわけ音楽家はコロナウイルスの感染拡大が報告されてからかなり早い段階で「自粛」の対象になっている。


本来政府が自粛を国民に要求する以上、その自粛に伴う補償をするのが筋だが、特にアーチスト、音楽家に関してはそれを要求すること自体、けしからん、みたいな雰囲気が社会にある。挙句の果てはフリーランスと「普通のアルバイト」は同じであると言い張り、日本のクリエイターや映像、音楽のプロフェッショナル全員を侮辱するような発言がネットであふれているのが現状(殆どが映像や音楽の制作現場など知らないクセに知ったような口をきいている)


先日独立映画鍋に関するイベントで当ブログにて「なぜ芸術に公的支援は必要か」それと「映画の公益性って何?」の両方のイベントについてSNSや「クラウドファンデイングサイト」等で目立ったのが「税金を使って映画など作るな」とか「税金を芸術に使ってほしくない」という声がかなりの数に登ったという点。
一方ヨーロッパでは芸術は「人間が文化的生活をする上で必要なもの」という意識を持っている。それを如実に表した情報が飛び込んできた。


 ■ドイツ。アーチスト及び文化関係の事業者に向けて5000億ユーロ(約60兆円)を拠出
https://news.artnet.com/art-world/german-bailout-50-billion-1815396


まず日本とヨーロッパを比べた上での絶望的な民度の差だ。文化芸術が国家のアイデンティティそのものであることを理解している国と、それが理解できない国。その差が如実に出た点だ。


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「税金を芸術に使ってほしくない」なんていう発言が平気で出てくること自体、日本ははっきりいって三流国であることを自らの言動で証明している。ましてこれは政府の自粛要求に応じる形で自らの仕事の機会を捨て去っているわけである。そのアーチストに「税金を使わないでほしい」だと? 音楽家や芸術家はカスミ食って生きているとでも思っているのか?


日本という国はここ5-6年でITやAIの技術を始め、ビジネスや会社の生産性の低さで実質後進国に堕ちてしまった。そして文化、芸術に関しては残念ながら世界最後進国といっていいだろう。そして実際問題として既に世界からそのように見られてしまっている。「税金を芸術に使ってほしくない」なんていうようでは世界から文化のすぐれた国とは到底おもってもらえるわけがない。日本にいるとわからないだろうが、世界に行くと本当にそれがよくわかる。








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