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2019年12月30日 (月)

スターウオーズEpisode 9 "The Rise of the Skaywalker"(スカイウオーカーの夜明け)ネタバレしない範囲での感想

前回のEpisode 8はかなり大きく失望した。たぶん古参のStar Wars ファンの大多数は私と同じ気持ちだったろうと思う。

その証拠に大きな期待があったにも関わらず「ラストジェダイ」は世界的な興業失速に入っていた。

■「最後のジェダイ」興収失速、ディズニーに懸念
http://jp.wsj.com/articles/SB10498810886951743680904584013791848532038

北米興行収入はアナリスト予想を下回り、中国では不振で既に公開は終了してしまったのだが、問題はEpisode9でデイズニーがEpisode 8での「新傾向路線」に固執するのかどうかが心配された。

そんな懸念の中Episode9 "The Rise of the Skywalker"を見に行った。

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しかしどうやら杞憂に終わってよかった。 結論からいって古きSWファンにとってEpisode8のような違和感はないと思う。Episode8"Last Jedi"ははっきりいってメチャクチャだった。それまでのSWの内容を熟知している人からすれば矛盾点があまりにも多かったし、Episode8の監督のライアンジョンソンは「スノークは何ものかなんて興味ない」とか「フォースが誰でも使えるという設定に変えたかった」とかいっているが、それ自身完全に従来のsequelと完全に矛盾する。サーガとsequelそのものを実質的に破壊したとまでいっていい

その点JJエイブラハムは昔ながらのSWファンなのでそういった「反則」は犯していない。Rise of the Skywalker は少なくともそれがないだけ昔からのSWファンは安心してみていい。何よりもパルパテイーンという最強のヴィランが復活しただけで映画が締まった。SWの読者の書いたスピンオフ小説で皇帝がクローンで復活したというのがあるが、おそらくそれをストーリーに盛り込んだのだろう。やはり悪役が強いというのは映画では大事である。しかし逆にEpisode 7 と8に出てきた悪役が余計に小者にみえてしまう。

この映画でレイが実は本当は何ものなのかが明かされるが、それもEpisode8のレイについての記述より何倍も納得できる。いささか驚きはしたけど、いやああいう設定にするしかないか.. でないとなぜあんなに強いフォースを持っているかが説明できない。

 そしてシリーズ最後の舞台はやはりあそこであった。あの星のあの場所でシリーズが終わる、というのがファンを何倍も満足させるものにするだろう。

ということであとは劇場にいって堪能して下さい

Episode8の流れがそのまま来たらどうしようかと恐れていたが、この終わり方なら納得できる。

ちなみにRotten Tomatoesでは映画批評家の評価とオーデイアンス評価は全く違う。オーデイアンスは8割Likeを押しているが、批評家は賛否両論という感じです。批評家は「ラストジェダイ」路線の方を評価している人が多いようだ。(前回は批評家は8割評価、オーデイアンスは4割しか評価していない)そこはオーデイアンスの好みとかなりずれているということだが、まあよくあることではある。
個人的にはオーデイアンス評価の方が私は大事だと思う。実際その方が興行成績に結び付くし

https://www.rottentomatoes.com/m/star_wars_the_rise_of_skywalker

 

 

 

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2019年12月27日 (金)

久々ネット放送出演ー秋葉原スタジオ「 ×○○ クロストーク 」#14出演

知り合いが運営する「秋葉原チャンネル」にて映画、音楽、演劇といったエンタテインメント関係に携わるトーク番組に今年最後のゲストということで出演いたしました。

 

MCは俳優の宮坂ひろし さん。先日阿佐ヶ谷ヴィオロンでのライブにもお越しいただきました。

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時間の関係で全ては語れませんでしたが、以前の回で竹藤恵一郎の「クロストーク」の中でドキュメンタリー映画涙の数だけ笑おうよテーマ曲のストリーミングの話をしようと思っていたんですが、結局今回もそれをやりそびれてしまいました。(汗)

というわけで改めて長編ドキュメンタリー映画涙の数だけ笑おうよテーマ曲のストリーミングです。(^^)

Konpira Fune Fune (Jazz Version 1) [feat. Masahiro Makihara]

 

Konpira Fune Fune (Jazz Version 2) [feat. Masahiro Makihara]

さらにせっかくですので拙音楽担当の作品最新作「海に浮かぶ月」
2020年公開予定ですが、まずは1月26日に上映会がございます。

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というわけでいかがでしたでしょうか?だいぶ大野の正体がばれてしまった感じですが..(笑)

 

というわけでよろしくお願いします

 

 

 

 

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2019年12月14日 (土)

「ポストCD時代」での作曲家の宣材の形ー改良版

グローバルでコンテンツ制作にもはや国境がなくなっている現代。作曲家の「宣材」(ポートフォリオ)も変わって行かざるを得ないのでは、と思いこういう記事を書いたことがある。

■CDがなくなることで変わって行く作曲家の宣材の形ーあくまで1つの案です。 http://kyojiohno.cocolog-nifty.com/kyoji/2018/09/cd-565c.html

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つまりデモをスマホ等で聴けるように、デモ音源のurlをQRコード化すること、を1つの試みとして行った

これが意外に好評だったので、これを更に改良することにした。具体的には音源はSoundcloud 動画はyou tubeのタグ埋め込みをまとめたウエブページを作ったことによる。具体的には基本映画音楽作家として売り込んでいるので (1)映画音楽、劇伴のページ (2)歌もの、テーマソング等のページ (3)動画、ミュージックビデオ、予告編等 を掲載したページ 

いずれもPCでも見れるがスマホでも聴いたりみたりすることができるものである

(1)映画音楽、劇伴のページ

PCではこう見えるが

Song_page

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スマホではこうなります。

これはSoundcloudのプラットホームを使わせていただき、それでストリーミングしています。こちらでオーデイオのストリーミングタグを今まで使っていたんですが、メモリーも自由に使えるのでこちらにしました。

https://www.hybridmusic.jp/music_samples_soundtrack.htm

QRコードからアクセスできます。

Qr_code1576071698soundtrack

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映画、情報社会の圧力ー表現者としてのこれに徹底抵抗する必要性と表現の自由の危機

今年もあと僅かだが今年は映画、アートその他で表現の自由を蔑ろにする「圧力」が社会にみなぎっていた。そんな中。、日経新聞に以下のような記事があった。


■<回顧2019>映画 情報社会の圧力に抗う
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO53215160R11C19A2BC8000/


記事を引用する



芸能人の不祥事が世間を騒がせる度合いが大きくなったことも、情報社会の一面だ。映画の公開中止や延期、改変が相次いだ。犯罪は許されないし、出資企業などが否定的評価のリスクを避けたいのはわかる。しかし明らかに過剰と思われる自粛も少なくなかった。


日本芸術文化振興会が内定していた「宮本から君へ」への助成金を、出演者が麻薬取締法違反容疑で逮捕されたことを理由に不交付とした。さらに要綱を改正し「公益性の観点から」不適当と認められる場合は助成を取り消せるようにした。「公益性」という概念は曖昧で、拡大解釈も可能だ。今後、助成への公権力の介入や表現の自由の萎縮を招く恐れはないか。



目に見えない同調圧力が社会に広がっている。危機感を抱く映画人たちは声をあげ始めた。川崎市の懸念を受けてミキ・デザキ監督「主戦場」の上映を取りやめたKAWASAKIしんゆり映画祭に対し、白石和彌、井上淳一の両監督が抗議し、自作の出品の取り下げを表明した。是枝裕和監督は自作上映時に「主催者側が作品を取り下げるのは映画祭の死を意味する」と訴えた。結果的に同映画祭は「主戦場」の上映に踏み切った。



現代の情報化社会では芸能人が不祥事を起こすとまるで自分が「正義の味方の権化」のような顔をして徹底的に叩きまくる人間がネットには本当に多い。一方で政治家の不正やゴマカシ隠蔽には全く無関心ー寧ろそれを批判する人間を非難して叩いたりする。これはまさに日本社会がいかに劣化したかを示す証拠だと私は考える。あえていうがこういう行動は本当の正義ではなくエセ正義をふりかざしているだけである。 


一方で映画やドラマの出演者の不祥事に過剰に自粛したり作品を変更する行為、ことなかれ主義は結果的にエセ正義をふりかざしている輩の行為を正当化させていることに他ならない。


 今の日本社会には異常といっていいほどの同調圧力が社会にみなぎっている。それに購うためにも、それらの圧力に対決する覚悟と気概をプロデユーサー、監督その他関係者が見せて欲しいものである。「事なかれ主義」や圧力に簡単に屈することは文化を死なせることと同じである。来年は今の日本社会を可笑しくしている同調圧力、事なかれ主義、エセ正義にたいする徹底抗戦を始める年にしたいものである。


Miyamoto
助成金がカットされた「宮本から君へ」ー結果的にはヒット作品になった








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