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2019年7月 7日 (日)

「思考停止」「無関心」が多い日本はコンテンツ制作だけでなくすべてにおいて後進国に転落。原因は「一億総サラリーマン化」

このブログを読んでいる人の大多数はおそらく日本はG20にも参加しているし「先進国」だとまだ思っている人が多いだろうと思う。勿論衛生状態が極端に悪いとか未開の土地やインフラが全く整備されていない、とかそういうことではない。日本人はそういうところしか見ない人が多い。

だが国際ビジネスの環境からして既に日本という国は他の国から大きく後れをとっているのだ。インフラやハードウエアの問題ではない。日本人の中にある意識に起因するものだけに事態は余計に深刻なのだ

詳しくは以下の拙ブログ記事を参照されたい

■認めたくない人もいるだろうが残念ながら日本は既に後進国となっているーその原因と背景を考察
http://kyojiohno.hatenadiary.com/entry/2018/10/07/162648

■グラミー2019年で日本がいかに「音楽後進国」であるかを改めて実感:
http://kyojiohno.cocolog-nifty.com/kyoji/2019/02/2019-7ecb.html

日本が後進国に落ちた理由はいろいろあるが、主なものは次が原因ではあるまいか

(1)ビジネス現場でのIT化の遅れ

海外ではインボイス(請求書)をPdfでメールで送るというのは既に当たり前になっている。ところが日本では「pdfではなく正式な用紙で提出するように」といわれることがよくある。面白いことに大企業ほどこの傾向が強い。会社によっては先方の指定された用紙に記入して郵送するように要求されることがある。「うちの会社はずーっとこのやりかたをしてきましたから」「わが社の慣習だから」 などとその会社のお局さんのような人が自慢気に語っていたことがあった。慣習やしきたりというものが日本企業にとってビジネスのイノベーションより大事、ということらしい。

「メールだとわかり辛い(????)からFaxで送ってくれ」などといわれることも少なくない。私の知る限りいわゆる先進諸国でいまだにFAXを使っているのは日本くらいだと思う。政府はペーパーレス、キャッシュレスを推進しようとしているようだが、肝心の会社関係でなかなか進まない原因がここにある。

キャッシュレスも昨今7payが大きな社会問題になったように、社会的信用性を大きく損ねる事態が起きている。これは要するに「コストダウン」の観点から各電子決済会社がセキュリテイにお金をかけることを躊躇するケースがあるし、何よりも「便利さ」と「セキュリテイ」は反比例する、ということを理解していない日本人が多いためである。「セキュリテイ」をきちんとするためには「便利さ」をある程度犠牲にしなければならない。

要するにハードウエアの問題ではなくITのツールを使うマインドがまだ日本人は社会について行っていないのである。

(2)グローバル化が進まない日本

日本人は島国の人間なので、日常的に自分の周囲のみの人達との関係、もしくは「日本国内だけ」を見て行動する人たちが圧倒的に多い。 

そもそも日本人の間にグローバル化について誤解している人が多い。日本人は某竹中のようにグローバル化=新自由主義と同義語に考えている人が少なくないがそれは全く間違った認識である。実際は「機会が均等な条件で公平な競争をする」という意味で弱肉強食で失敗者を「自己責任の論理」で黙らせてしまう新自由主義とは違う

映画、音楽の分野でのグローバリズムについて
http://kyojiohno.cocolog-nifty.com/kyoji/2017/04/post-589d.html

これは音楽、映像だけでなく今の日本のビジネス全般についていえることである。今営業の仕方、プロモーションの仕方、そしてコンテンツのありかたには「グローバルスタンダート」「グローバルなプラットホーム」というのが存在するのだが大多数の日本人はいまだにそのことを知らない。この点が日本が後進国におちてしまった大きな原因の一つである

だがこの点はなかなか変わらないだろう。海外生活の友人と話をしても日本人に啓蒙活動をしても無駄だという話になった。

理由は大半の人が思考を停止しているからだ。そのためロジックー理屈でいくら話をしても無駄でやはり具体的な形を示さないとダメだ、という結論になっている。今考えているのはそうしたグローバルスタンダードに基づいたコンテンツの制作例を1つ作り上げることだ。具体的な形を示さないと日本人はとうてい理解してもらえないだろう。

(3)一億総サラリーマン化

先程「思考停止」の点を言及したが日本人のこの傾向は年々強くなっていると思う。

「思考停止」については日本の教育にも大きな原因があるといわれるが

■学校のファシズムが、国に都合のいい子をつくる
https://hbol.jp/194717

■「ルールが絶対」という「正義の暴走」-日本のあらゆる病巣、諸悪の根源がここに凝縮
http://kyojiohno.hatenadiary.com/entry/2019/06/16/143250

そのもう1つの背景として日本人が最近陥っている「一億総サラリーマン」がもたらす「思考停止」も大きい。これはいわゆる「普通の会社」だけでなくレコード会社、映画会社、テレビ局、新聞社、出版社にいたるまで本来は「サラリーマン的価値観」で仕事してはならない会社にまで及んでいる。

そこにある大きなものは会社の中での自らの立場の「保身」である

だからこういうことが起きる

■ピエール瀧の逮捕による映画公開やドラマ放送や配信中止の風潮に異を唱える:
http://kyojiohno.cocolog-nifty.com/kyoji/2019/03/post-f67b.html

一方で二社断ったもののこういうことも起きている

 ■政権批判「干される」 2社参加断った映画「新聞記者」
https://www.asahi.com/articles/ASM725JF0M72ULZU00L.html

東京新聞の望月記者をモデルにしたと思われる映画「新聞記者」 この映画の公開を実現したスタッフに敬意を表する。 政権批判「干される」などといって断った会社が2社あったことからもいかに日本の映画会社が「サラリーマン化」して自らの保身しか考えていない人間が多いかわかる。今映画館がいっぱいなためになかなか見に行けないが「みんなが見たい」と思っている映画であったことは間違いない。

現代日本の病巣といっていい

要するに昨今のマスコミがなぜいとも簡単に政府の圧力に屈するのか、今の日本のメデイア関係者の体たらくが描かれている映画だ。望月記者のような気骨ある記者が一人でもいることが救いかもしれない。
今のマスコミ関係者は表現、言論の自由よりも自らの保身の方が重要のようである。これがマスコミ関係者の「サラリーマン化」の弊害である

今主演の松坂桃李が「政治色」の強い映画で干されてしまうのではないかという懸念が出ているが、そういう心配の声が起きるほど日本の俳優タレントが政治色に強いドラマや政治色の強い発言をするとネガテイブな反応が沸き起こる。

アメリカでは全く逆である。テイラースイフトがトランプ批判をすると喝采が起きるし、寧ろ俳優もアーチストも積極的に政治批判を行う

■ 歌手でも俳優でも権力者に堂々と批判の声上げる欧米──芸能人や著名人が政治についてモノを言うのは「特異」なこととされ、権力者に対する風刺でもパッシングの嵐に晒される日本
https://blogs.yahoo.co.jp/moritakeue/14981110.html

ひとことでいえば民度の差である。日本ははっきりいって世界で最低レベルの政治民度の国民である、お隣の台湾や香港とくらべると情けない程低い

これというのも「思考停止」「無関心」が習慣化した日本人が問題である。今の日本人はとてもじゃないが先進国といえる民度ではない。

日本が後進国から転落したのはハードウエアとかシステムとかが原因ではない。日本人の意識の問題である。つまり後進国から先進国に復帰するには日本人の意識改革が必要である。

これは「思考停止」「無関心」が習慣化した日本人にとって至難の業であることはいうまでもない。私も明るいことを書きたいのだが残念ながら見通しは暗い

 

 

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