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2019年7月13日 (土)

しつこくこだわる。映画の「音」についての世界的傾向

一応映画の「音」に関わっている人間として映画の音に関していくつか当ブログでも述べてきた

■映画のサウンドデザイン(音全般)のクオリティの向上をよびかけるー日本映画が世界レベルになるために
http://kyojiohno.cocolog-nifty.com/kyoji/2019/05/post-ddcc58.html

■映画ー特に自主制作の方にお願いーポスプロの予算はあらかじめ最低限度は確保して下さい
http://kyojiohno.cocolog-nifty.com/kyoji/2019/03/post-cad0.html

以前も書きましたが日本の映画では「音」関係は全部後回し。「音楽が大事」などといっている割には音楽には全くお金をかけない。

それは多くの場合撮影だけで制作予算の殆どを使い果たしてしまい、ポスプロにかけるお金が殆ど残っていないためにおきる。その結果、海外の映画界では「日本映画の音は酷い」というのが定評になってしまっている。

これは日本の映画が世界のレベルになるためには絶対にこれを改めないといけない。

今、世界の映画祭の傾向をみますと

1.応募作品の「オーデイオ部分」に「ステレオ」がない

  そう5.1なのか、ドルビーなのか、世界三大映画祭はサンダンスを始め海外の主要な映画祭は全てオーデイオは5.1もしくはドルビーが当たり前になっています。当然ながらフロントの2チャンネルしか音がないものは審査の上で極めて不利になります

2.映画祭は字幕でOKだが劇場公開の長編の音声は世界共通の「インターナショナルトラック」を用意する

私は個人的には字幕で映画を見る派ですが、海外では映画公開の時は殆ど字幕はなく英語やそれ以外の言語は全てローカライズされ現地の言語でボイスオーバー(吹き替え)が行われます。そのため台詞以外の現場の音、音響効果、音楽等をまとめた「世界共通トラック」を作る必要があります。この「世界共通トラック」を「インターナショナルトラック」と呼びます。日本の映画作品を海外に売り込む場合は現在必須になります

Suzuki_04_ma004

MA のpro tools 画面

当然ながらMA(そもそもMAとは和製英語で海外ではAudio mixing とかAudio recordingといいます)だけで軽く数百万は飛びます。

日本では今「お金をかけないこと」がいいとされるおかしな雰囲気がありますが、その発想を捨てないと日本の映画が世界で通用する、日本映画が海外で売れるはずがない、といってインターナショナルトラックを作る予算を渋るのは自らビジネスチャンスを捨てているようなものです。

そんなことから音楽の分野からしてしつこく映画の音のクオリティにこれからこだわっていきたいと考えます。

 

 

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