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2019年5月15日 (水)

空母「いぶき」佐藤浩市発言ー産経記者阿比留瑠比の「やらかし」で関係者への炎上、圧力をかけ表現の自由の危機的状況を発し続ける産経新聞とネトウヨ

あらかじめ書きます。かなり毒をはきますのでそういう文章が苦手な方はスルーしてください

先日から映画『空母いぶき』についての佐藤浩市氏の発言が炎上を起したり、高須や百田などのおなじみのネトウヨ論客がこれに便乗して俳優佐藤浩市を叩いている事件

何の話かわからない方は、まあこちらを読んで下さい。

・「佐藤浩市が安倍首相を揶揄した」は言いがかりだ!

https://lite-ra.com/2019/05/post-4711.html

・佐藤浩市の発言炎上、批判する百田尚樹氏は「安倍首相を揶揄」と“曲解”の可能性

https://biz-journal.jp/2019/05/post_27882.html

安倍晋三を揶揄している?、というのが原因のようだが例えそうであっても政治権力者への批判、揶揄は言論の自由の観点から当たり前のことでありそもそもそんなことで目くじらをたてることがおかしいのだが、昨今の状況からネトウヨはちょっとでも安倍批判に結び付く言質を特に有名人が行うと逆上するーそれも逆上するだけならまだしもそれを拡散させ、大騒ぎを起してしまう点は困ったものである。

ところが私も該当部分を読んでみて今回のケースはそもそも「首相の揶揄」すら行われていないことが明白となった

原文

「最初は絶対やりたくないと思いました(笑)。いわゆる体制側の立場を演じることに対する抵抗感が、まだ僕らの世代の役者には残ってるんですね」
「彼(首相)はストレスに弱くて、すぐにお腹を下してしまうっていう設定にしてもらったんです。だからトイレのシーンでは個室から出てきます」

この文章のどこにも「安倍晋三」の文字もなければ「安倍晋三」を批判したり、それこそ揶揄していると思われる言質など見当たらない。この文章のどこをどう読めば「安倍晋三を揶揄している」「安倍晋三を批判している」ということになるのだろうか

それに関して解説している記事をみつけたので引用する

■炎上した『ビッグコミック』の佐藤浩市『空母いぶき』インタビュー原文を読んだら、完全に原文と文脈を違えて引用した産経記者のやらかしであった 
https://www.cinema2d.net/entry/2019/05/14/040555

どうやら発端は悪名高き産経新聞の記者の阿比留瑠比氏のFacebookの投稿らしい

殆ど今回の炎上に加担したネトウヨ、高須クリニック院長、そして百田和樹等、佐藤浩市を叩いている殆どの人間はおそらく「ビッグコミック」の原文を読んでいない。原文を読まずにネトウヨ連中の拡散した(たぶんデマに近い)情報を鵜呑みにして憤慨し炎上に加担しているだけである

だが上記の文章によると産経新聞・阿比留瑠比記者だけは原文を「一応」読んでいる。そして激怒している。「総理を演じることに抵抗があった」の後の「でも」から始まる重要な分をすっとばして「お腹を下す設定にしてもらった」接続した彼の引用文がひたすらコピーを繰り返し、誰も原文を読まずにネットの炎上が起きている。
つまり阿比留瑠比記者は単に読んでも理解できなかっただけである。そして自分に理解できる文脈、「ネットでサヨクがよく安倍総理のお腹の病気を馬鹿にしているから、佐藤浩市もきっとそうなんだろう」という文脈にとびついて、デタラメに編集した意味のつながらない引用文を流してしまったというのが真実らしい

そしてネトウヨのいつものパターンでデタラメに編集した意味のつながらない引用文ー実質的にデマーをネトウヨが理解できる文章として拡散して大騒ぎを起し映画制作現場、表現者、クリエイターに圧力をかける、といういつものパターンを引き起こしたのである

いい加減こういうアホらしいことをやめたらどうだ。だいたい佐藤浩市の批判側は私の見るところロクに原文を読んでおらずひたすら拡散されている発言をそのまま鵜呑みにしているだけである。そしてそれを「有名人」という理由だけで拡散するメデイア。いい加減こういう低レベルなことをやめたらどうなのか?

そして何よりも産経新聞の記者とあろうものがこんな中学生でも理解できる文章をきちんと読解できないとは、こんな記者を雇い続けるとは産経新聞のレベルがわかるというものだ。こんなことをしているから産経新聞は部数が落ち込み実質的には東京と大阪のみの発行となりもはや全国紙とは到底いえないレベルの新聞になったのである。そして今回は明らかに「極右のやらかし案件」であり結果的には産経もそれに加担しているのと同じである

また今回この炎上事件に加担した高須院長などは論外にしても百田尚樹は今回の「極右のやらかし案件」によって映画界や演劇界から失った信頼はとてつもなく大きいと思う。なんせサッカーの本田圭佑を三流選手と呼ぶのとほぼ同じ行為をしたのだ。

ちなみに当の映画関係者はネトウヨ系のバカ騒ぎに冷ややかである

 ■玉川徹氏、佐藤浩市発言に「単に安倍応援団の人が怒ってるってだけの話」
https://hochi.news/articles/20190514-OHT1T50033.html

特に百田の作家にあるまじき行為はもはや相手にする価値のない人物として断じるべきであり、メデイアもこのような人物の発言等を取り上げるべきではない。三流以下はどちらなのか自明の理であろう。

「私は自分の作品の映画化に関して、キャスティングに口出ししたことは一度もない。しかし、もし今後、私の小説が映画化されることがあれば、佐藤浩市だけはNGを出させてもらう」

残念ながら今回の件で致命的なダメージを受けるのは百田の方だ。おそらく百田作品が映画化されることは二度とないであろう。そのくらい今回のやらかし事件の代償は大きい

とにかくメデイアもこのネトウヨや「極右のやらかし案件」を取り上げ過ぎ。アホのから騒ぎよりも伝えるべきことは山ほどあろう。それが日本の表現の自由、言論の自由を結果的に空洞化させてしまうことは報道機関として考えるべき

 

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