i-tunesでも好評配信中!!
i-tuneページを表示するにはお客様のPCにi-tunesとquicktimeがインストールされている必要があります。 i-tunes及びquicktimeのダウンロードはこちら

« 2018年12月 | トップページ

2019年1月 3日 (木)

新春コラムー「情報革命」はようやく始まってきた?昨今のエンタテインメント業界の状況を見て

もうだいぶ前に当ブログでこんな記事を書いていた

■死語とされている"IT革命”という言葉
http://kyojiohno.cocolog-nifty.com/kyoji/2009/08/it-f819.html

P.F.ドラッカーについてはご存じの方も多いだろうが、この記事で当時「情報革命」について論じている箇所があった。2009年の記事だが当時はまだ「ネット万能論」「IT万能主義」のような論調がネットで根強くあったが一方でそれらに対して「IT革命? どこが革命なんだ?」とか「IT革命なんてもはや死語じゃないか?」などという論調も勃興し始めていた。

要は産業革命の進展の仕方と今の情報革命の進展のしかたを照らし合わせているのだが、IT革命と産業革命を比較すると、コンピューターの誕生に相当するものとして、蒸気機関の発明がある。蒸気機関は社会や産業に大きな革新をもたらしたが、ドラッカー氏の見立てによると「産業革命前から存在していた製品の生産の機械化だけだった」。真に世の中を変えたのは鉄道である。蒸気機関の実用から鉄道の出現まで、ざっと50年かかっている。

コンピューターによるIT革命も同じだとドラッカー氏は指摘する。つまり本格的なコンピューターが生まれて50年がたったが、やったことは大きく言えば機械化であり、これからいよいよ「鉄道」が出現するという。

現代の我々にとってインターネットという便利なツールが出現したのが事実だが、まだ以前のビジネスの形をそのツールをつかうことによって「機械化」したに過ぎない。だから情報の数は多くなったが社会のしくみは殆ど何も変わらずに今日まで来ている。しかしそれらは単なる前ぶれに過ぎない、とドラッカー氏は指摘する。

ドラッカー氏は、鉄道が登場した10年後あたりから、「蒸気機関とは無縁の新産業が躍動を始めた」と述べる。それは電報や写真、光学機器、農業機械、肥料であった。一連の新技術の登場の後に、郵便や銀行、新聞などが現れ、鉄道が登場した30年後には、近代の産業と社会制度が確立した。ドラッカー氏は来るべき社会にも同じことが繰り返されると主張する。

 今後20、30年の間に、コンピュータの出現から今日までに見られたよりも大きな技術の変化、そしてそれ以上に大きな産業構造、経済構造、さらには社会構造の変化が見られることになる

 IT革命からいかなる新産業が生まれ、いかなる社会制度、社会機関が生まれるかはわからない。(中略)しかし絶対とまではいかなくとも、かなりの確率をもって予測できることがある。それは今後20年間に、相当数の新産業が生まれることであろうことである。しかもそれらの多くがIT、コンピュータ、インターネット関連ではないであろうことである。

 上記の最後の赤字の部分が非常に面白い。確かに産業革命では鉄道よりもその周辺の事業が大きく発展し、大もうけをした。IT革命も同じことになるだろう、というのがドラッカー氏の主張である。

実はもしかしたらドラッカー氏のこの主張はひょっとしたら正しいのではないか、と最近の社会の動きを見て思い始めた。

続きを読む "新春コラムー「情報革命」はようやく始まってきた?昨今のエンタテインメント業界の状況を見て"

| | コメント (0)

« 2018年12月 | トップページ