i-tunesでも好評配信中!!
i-tuneページを表示するにはお客様のPCにi-tunesとquicktimeがインストールされている必要があります。 i-tunes及びquicktimeのダウンロードはこちら

« 仕事納めー来年から面白くなりそう | トップページ | 新春コラムー「情報革命」はようやく始まってきた?昨今のエンタテインメント業界の状況を見て »

2018年12月31日 (月)

平成最後の大みそかで音楽、映像のコンテンツ産業の激動の変化の時代に思う

本日は平成最後のおおみそかになります。

それにしてももう次の元号が決まっているでしょうに、政府が発表しないためカレンダー業界とかは困っているようですね。いっそのこと元号なんかやめて西暦に統一したら、なんていったら怒られますでしょうか?

いずれにせよ日本にとって1つの時代が終わるわけですが音楽産業も映画産業も大きな変化の時期に来ています。

CDの時代が完璧に終わった日本以外の音楽業界

まず音楽業界、

日本にいるとわかりませんが欧米では「音楽不況」はもはや過去のものになりつつあり欧米では完全にV字回復している点を当ブログの記事で述べました。

ストリーミングでアメリカ音楽市場がV字回復-でも日本ではこのままでは無理
http://kyojiohno.cocolog-nifty.com/kyoji/2018/04/v-6f77.html

まあ音楽業界筋の反応は今年の4月も現在も信じられない、ありえない"といった反応ですが以下の記事を見ればもはやと"CD"というメデイアは完全に過去のものになってしまったのはもはや否定しがたい事実といわざるを得ません

■「CD離れ」の始まったグラミー賞。CDスルーする新世代が追い風に
https://news.yahoo.co.jp/byline/jaykogami/20181229-00109465/

英HMVが事実上破綻 -ネット配信に押され
https://this.kiji.is/451391345103455329

勿論欧米と日本では音楽ストリーミングに大きな役割を果たすソーシャルネットの環境は欧米と日本では大きく違います(下図)。そのためSpotifyもApple Musicも日本は欧米と比べても有料視聴者数はかなり少ないです。そのまま音楽産業側がいうように日本で同じことはできないという言い分も分からないではありません。とはいえ欧米でこれだけCDが事実上消滅の状況になっている現状で日本だけがいつまで旧態依然のCDパッケージ中心のビジネスモデルを維持できるかは疑問です。

000210654_illustration_large
ジェネレーションZ(現在の18-28歳くらい)に関する調査で、どのソーシャルメデイアに使用頻度が多いかについての調査表

日本の音楽産業も映画産業も「バブル」時代にオイシイ思いをした世代がちょうど経営のトップにたっています。この世代はその「バブル」時代のオイシイ思いが忘れられず、バブル時代のビジネスモデルや事業形態を絶対視してそれ以外の形を受け入れない人間が多いように思います。

そしてトップがそのメンタリテイだとそれが従業員にも伝染るものです。かくして日本の音楽業界はいわゆる音楽不況が始まった時期からそうですが変化というものに極端に弱い業界になってしまいました。
コワいのは「ガラパゴスで何が悪い!!」などといいかねない人間が少なくない昨今の日本です。世界から30年は置いていかれている現状で残念ながら音楽では世界最後進国になってしまっています。そして一番そのことを理解していないのが日本の音楽業界関係者です。

そして変化の対応に対して鈍いのは日本の音楽業界だけではありません。映画、芸能界全般も今大きな変化のうねりが来ています

グローバル化、ユニバーサル化した映画制作現場

それが当ブログでも何回も述べている映画制作の「グローバル化」あるいは「ユニバーサル化」と呼ばれる動きです。とりわけインデペンデント系で大きな変化が起きつつあり、それこそ「革命」といっていいことが起き始めています。それはFacebookグループのエンタテインメント業界キャステイングの管理人をしていて実感します。

ちょっと前だったら日本人がハリウッド映画に関わることすら夢の夢でした。仮にそういう案件があっても某大手広告代理店や大手製作会社が仕切って殆ど役者は自由にオーデイションに参加することができませんでした。 それが今では日本国内では無名でも普通にハリウッド映画にチャレンジできる時代になりました。今海外の映画出演のキャステイングコールの情報が普通に入ってきますし、同グループの参加者も複数ハリウッド映画に出演している人が少なくありません。かつてはそういう情報は大手代理店や大手製作会社が全部ブロックしていたのですが、ソーシャルネット時代に入りそういう情報をブロックすることはもはや不可能になりました。

また撮影現場でも海外とのコラボの撮影はもはや珍しくなくなりました。欧米の映画撮影隊とのコラボ、中国やアジア圏とのコラボ、ちなみに私は今年だけで台湾映画と中国ドラマ(撮影クルーは殆ど香港のスタッフ)にミュージシャン役で出ています。

しかし映画の方も音楽業界同様、そうした変化に対する反応が鈍いように思います。

これというのも日本の「メジャー」は映画でも音楽でも一部例外はあるものの、基本は「日本国内の市場」しか見ていない点です。実際映画にしても音楽にしてもプロデユーサーに「グローバルに全世界に作品を打ち出していく」といってもまるでこちらが宇宙人であるかのような顔をされることが多いのが現状。その意味でもこと「メジャー」に関して言えば音楽も映像もそんなに大差がないといっていいかもしれません。

私はもう「メジャー」など放っておいて私から直接海外とコンテンツや制作請負のやりとりをやろうという発想に変えて行こうと思います。

そして新時代への移行には芸能界の既存の体制ではもはやグローバル時代に対応するのはほぼ不可能と考えます。特に映画制作、映像コンテンツ制作がこれだけグローバル化していう現在、日本だけ日本のやりかたがあるので、知財の契約結びません、エージェント導入を許可しませんwwなんていったって通用するわけがありません。もはや全世界的にエージェントが肖像権、著作権、そして出演料その他の条件について協議するのが全世界の常識となっていますので、この流れに日本だけ逆らうというのはどうにも難しいでしょう。そして役者、アーチストの「ユニオン」というものが必要ですが過去大手事務所にことごとくつぶされてきた経緯もあり、そう簡単にはいかないと思います

つまりインターネットから波及したグローバリズム、SNSというものが少なくとも音楽や映画の世界を変えつつあるという構図が見て取れるわけです。

これが来年どのような展開になるか、正直まだわかりませんが1つだけいえることは大きなチャンスが生まれつつあるということでしょう。

お正月期間は結構ヒマになりますから、こうした思索にふけるのもいいかな、とも思っております。

いずれにせよ映画業界も音楽業界も今激動の変化の波にさらされています。この荒波で沈んでしまうか、乗り越えて大きな存在になれるか、今瀬戸際だと思いますので来年はさらに果敢にチャレンジしていく所存ですのでよろしくお願いします。
 
 皆さんよいお年をお迎え下さい

|

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。