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2018年11月 4日 (日)

各国のSNSの状況にみる世界と日本のストリーミング市場の動向について考える

以前の記事にもかいたけど、欧米ではすっかりSpotify, Apple Musicを中心としたストリーミングが主体となっており、それで日本以外の海外の音楽産業はV字回復し音楽不況は既に過去のものになっていることを書いた。

その関係もあって私の以前からCD Babyその他で提出しておいた拙作metanatureを始めこれからいくつかの曲をSpotify,を始めとしたストリーミングにデジタルデイストリビューションしようと考えている。主に過去の一部の作品やここしばらくの拙作でサントラ等になりそうにない曲で、このまま廃れてしまうのに忍びない曲を中心に出そうと考えている。いずれも今後のストリーミング中心の音楽マーケットに関してノウハウを取得しようという考えでもあるのだが、Spotify,ではプレイリストの中に入れてもらえるように自分でもいろいろ努力はしているが、やはりシステム上かなり昔に音源を提出しているので、Spotify,で一番影響力の大きいEditorialのプレイリストへのサブミッションがむずかしい。わざわざ新規提出するのはその「演習」のためである。

こうしたストリーミングのプロモーションは勿論リアルメデイアでのプロモーションも大きいが大半がソーシャルメデイアを中心にプロモーションされる。そのためインフルエンサーへの情報提供能力やtwitterのフォロワー数とかが大きな要素になるが、ちなみに私の最大の弱点はtwitterのフォロワー数の少なさだ。Facebookではグループの管理人をやったりそこそこ使いこなしているがtwitterのフォロワー数には苦戦している。もしこの記事を読んでいらっしゃる方で私の記事にご興味ある方は是非フォローしていただければ幸いである

https://twitter.com/kyojiohno

いずれにせよソーシャルメデイアがストリーミングの再生回数を増やす1つの大きな要素になるがそれに関して興味深いというか気になる情報をおしえていただいた。

各国のソーシャルメデイアの使用状況、とりわけ将来社会の消費増の主体になるべくジェネレーションZ(現在の18-28歳くらい)に関する調査で、どのソーシャルメデイアに使用頻度が多いかについての調査表がある

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ここで中国ではSNSのインフラが他国と全然違うのでそもそも比較の対象にすらならないのであくまで参考資料の域を出ない。しかしそれ以外の日本を含む各国のソーシャルネットの使用頻度でFacebookがベスト5に入っていないのは日本だけ。圧倒的多数は日本ではLineで上記の表には出ていないが日本でもInstagramがベスト5に入るのは時間の問題と思われる。また国にとって多少順位が違うがほぼ全世界でYou Tubeが相当重要なメデイアになっている点も見逃すことができない。今やYou tubeはコンテンツのプロモーションにはなくてはならないものである。

勿論上記の表はあくまでジェネレーションZを対象とした順位であり、30代それ以上のユーザーをいれた使用頻度だとまた大きく変わっていくことが予想される。

ソーシャルネットの使い方には大きくわけで2つあって、「お友達」との連絡手段(メールスレッド型)をメインにするSNSと主に告知や自分の考えなどを広めるため(情報拡散型)のSNSに分かれる 前者はLineやInstagramで後者はtwitterやFacebookだ。

その中でFacebookの若者離れを顕著だという、上記のジェネレーションZのデータでも海外はともかく日本は全く入っていない。特にアクティブユーザー(日常的に活用している人)の分析を見ると顕著である。

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Facebookが若者離れが続いているのは、自分から情報を発信、拡散する能力は若いうちに持っている人は少ないから、その意味ではfacebookは本質的に「大人のSNS」といっていい
Facebookは「情報拡散型」ではあってもクリエイター、ライターその他コンテンツ制作に関わっている人、企業やマーケテイングを行っている人同志の連絡手段を始めビジネスの用途には向いているSNSである。しかし「仕事仲間」同志、サークル同志等の仲間同士の集まりを行うのには適しているが、Facebook友人には規制があり(5000人まで)そのため小規模なイベントならいいが、情報の拡散力ではtwitterにはかなわない。

Instagramは基本(メールスレッド型=お友達連絡手段型)SNSだが主に女性だが「インスタ映え」する自分の姿を拡散する面では単に「お友達の連絡手段」にはとどまらない面もある。実際「インスタ映えアイドル」なるものも大勢出没している。

その点Lineは「告知」には全く向いていないSNSだ。ゆえにマーケテイングとかには全く使えないといっていい。でも自分から情報を発信するわけではない人にはそれで十分なんだろう。特に一般の日本人は情報発信自体が苦手だからLineユーザーが圧倒的に多いのもうなずける。実際それが日本人のSNSの圧倒的多数派ということなんだろう。

これが今後のコンテンツのマーケテイングにどう影響するか、日本だけSpotifyその他で欧米で後れを取っている、ストリーミングがなかなか普及しないというのはこういう日本のマーケットの特殊性もあるかもしれない。それが上記のジェネレーションZのデータで示されていることではあるまいか。つまりSNSのマーケットの特質からしても日本はそもそもガラパゴス的な体質をもっているということだ。

誤解をしないでほしいのは「日本だけ特殊なマーケット=悪い」という意味では必ずしもない、ということだ。国民性や地域性等で日本が欧米と何から何まで同じ傾向を示さないといけない、と考える方がおかしい。しかしストリーミングの日本国内の普及という点では足かせになる可能性はある。

ただ比較的日本のマーケットに近いというのは国民性が似ているということもあるのか、ドイツである。治安もよく識字率(最近のネットユーザーは明らかに文書読解力が落ちているが)も高いドイツや日本はある意味、旧来のシステムや習慣を残すデメリットが小さいともいえる。それが今後の両国にとって良いことなのか、悪いことなのかはわからない。とりわけ治安がいいため現金を大量にもつことが危険でない日本ではクレジットカードの普及も欧米より低いし、実際いまだにクレジットカード使えない店が少なくないことからもわかる。日本では完全なキャッシュレスというのはなくならないかもしれない

いずれにせよ今Spotifyでいろいろ試行錯誤を始めているけれど、最悪日本のマーケットだけ「旧態依然」な部分が少し残る可能性は考えた方がいいのかな、と思う。

ちなみにいまだに誤解している向きもあるが、Spotify, Apple Music等のストリーミングは音楽制作の最終アウトプットではない。これはSpotifyの創業者のダニエルエクも"あなたの音楽のプロモーション手段"であることを明確に歌っている

このストリーミングサービスで世界中にファンを増やし、ライブツアーや他のメデイア(最近ではアナログレコード)の拡販につなげることを最終目的としている、(なぜか音楽系ITメデイアはその辺りのことをあまり伝えていない)そのためSpotify, Apple Musicは「プロモーション」することで「お金をもらえる」ありがたいプラットホームである、ということを認識すべき。

そしてアーチストは自らのソーシャルメデイアその他を使って自らプロモーションをする、ということを心掛けるべきなのである。


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