i-tunesでも好評配信中!!
i-tuneページを表示するにはお客様のPCにi-tunesとquicktimeがインストールされている必要があります。 i-tunes及びquicktimeのダウンロードはこちら

« 音楽も映像もその他エンタテインメントもなぜ「グローバル化」にしなければならないか | トップページ | 新しいパラダイムにおける日本国内の音楽のインフラ整備とミュージシャンの意識変革の必要性 »

2018年7月 1日 (日)

本格グローバル時代のアーチストや業界関係者の心掛けー大幅な意識改革が必要

前回の記事で日本の今後の人口推移の状況を含めても生き残るにはグローバル化路線しかない、と書き業界のシステムを含めガラパゴスでありつづけることが今後の時代では日本にとって足かせになる、ということを述べた。

 

そしてそのためには契約のプラットホームを始め、従来の「芸能事務所」から「国際エージェント制」に移行するのは不可避であることも当ブログの記事で述べている

■ローラがリベラ(LIBERA)と和解し海外のエージェントIMGと契約ー日本のショウビズのパラダイムシフトの始まりとなるか?

http://kyojiohno.cocolog-nifty.com/kyoji/2018/04/img-6f3d.html

この動きは勿論今年の2月15日に公正取引委員会が発表した芸能界の契約についての最終報告がいわばパンドラの箱を開けたといってもいい

公正取引委員会から芸能界の契約が正式に「違法の恐れあり」と指摘を行った
http://www.jftc.go.jp/houdou/pressrelease/h30/feb/20180215.html

その結果事務所との軋轢が絶えなかったローラがLIBERA(リベラ)と和解し海外のエージェントIMGと契約したと発表したことは記憶に新しい。実際あれほど強気だった事務所側が公取の判断後あっさり折れたことからも、あの最終報告の影響が小さくないことがわかる

Thumb12173021916entame_l

https://www.oricon.co.jp/news/2110479/full/?utm_source=Twitter&utm_medium=social&ref_cd=tw

今後はこういう動きが加速するものと思われるが、しかしこの急速に動くグローバル化にいたしてアーチスト、タレント、そしてスタッフからクルーにいたるまで実は意識改革が必要である。

以前も書いたが事務所とエージェント制は一見似ているがかなりいろんな面で大きく違う。以前にも書いたがこれだけの違いがある

エージェント(代理人) 芸能事務所制
基本的役割 ギャラ額を始め諸条件の交渉
基本マネジメントまでは行わないがオプションでマネジメントまで行うエージェント会社もある
ギャラ額交渉からマネジメントまで全て行うが、所属アーチストに対する縛りが強い
アーチストの営業 基本的にしない 事務所自身が結果はともかく一生懸命営業する
アーチストとの関係 1対1で対等。その意味でアーチストにも自立心が求められる ニュアンスとしては「社員」に近い。事務所社長の権限も強く、事務所が権力を握り徹底的にタレントを牛耳る(殆ど事務所の言いなりといっても過言ではない)
ージン エージェントがカバーする範囲にもよるがだいたい10%-20%が相場。(オプションのマネージメント契約の場合は25%くらいまでになる)。一方ではアーチスト、タレント側であっさりエージェントを変える場合もある 事務所にもよるがたいていの場合最低でも50% 酷い場合は8割ー9割持って行かれるケースも少なくない
事務所との関係 日本人にはなかなか理解できない場合があるが、良くも悪くも完全に対等でビジネスの関係も徹底的にドライである。(仕事が取れなくなった場合あっさり契約解除という場合もある) 浪花節的な情で事務所とつながっている場合がある。よくも悪くも日本的な「社長ー社員」の関係になりがち
一方では一部タレントに対する「人権抑圧」に近い扱いを受けることもある
アーチスト、タレントの意識 アーチストとして自立した意識を持つことが必要
エージェントは営業は一切しないので自分で自分の仕事を取るという意識が必要
社員的な意識もあるので何でも事務所に依存、営業も事務所がやってくれるので、何でもまかせっきりになる傾向が強い

つまりひとことでいうと

1.エージェント制になるとアーチスト、タレント、クルー、全て自立した意識をもつ

2.自分の仕事は自分で取るという意識がエージェント制の場合必要。だから自分から積極的にオーデイションや募集応募を行わなければならない

3.アーチスト、タレント、クルー 全ては自分の活動、仕事はビジネスである、という自覚を持つこと

といった意識改革が必要になる。口あけて待っていて仕事になる時代はもう終わるのである。

ところがなかなかそういう意識を持っている人は多くないように思う。特にメジャーの方で長く仕事をしてきた人間であればあるほど、そういった「自立的な意識」を持っていない傾向が強いように思う。

もっともそれはもはや音楽や映画の世界だけに限った話ではないかもしれない

たぶん一般の会社員でも会社内で口あけて待っていて仕事になる、というケースは減っているのではないだろうか? 自分から積極的に働きかけ自分の仕事は自分で取る、という意識を持たないとリストラされる危険性があるのではないだろうか?

だがそういう考えについていけない人も多いだろう。いや、最近の日本を見るとどうも次のような考えを持っている人間が多いような気がする

考えることが面倒くさい。ただ何も考えずに流されていた方が楽だ。例え非正規社員で終わってもそういう生き方ができるのなら満足だ

だが世の中の大多数がそういう後ろ向きの考え方をしている社会に未来などない

仕事を取る? どうやって?

という人もいるだろうが、今は昔と違いソーシャルネットという便利なツールがある。

どういう市場を狙っているかによるが、不特定多数に対する営業、宣伝にはtwitterが向いている。

一方で企業や業界、その関係のキーパーソンの営業をやるにはFacebookが向いている。

Lineでもできなくないだろうが、私が思うにLineは仕事を取るツールとしてはあまり向いていないような気がする。

どちらのツールが向いているかはケースバイケースであり、人によって違うが大事なことはソーシャルネットというツールで仕事を取ることができる、ということを理解することだ

私の場合仕事の相手、取引先はたいていの場合業界関係者なので、Facebookの方が向いている。またその関係でご存じの通りFacebookグループ「エンタテインメント業界キャステイング」の管理人もしている。いよいよ5年目に入るが、黎明期にはいろいろと問題があったが最近は「コンテンツのクオリテイ―コントロール」がうまく機能するようになり、一定の信頼をおける募集案件は常時50件を超え、今では下手な事務所より案件の情報が多いと思います。参加者の多くが積極的にチェックしていただけるようになった。

このFacebookグループは勿論本格グローバル化の動きになった時のいわばリハーサル、練習の場所とお考えいただくことは可能である。

ちなみにFacebookグループ「エンタテインメント業界キャステイング」は日本ではあたかも珍しいグループであるかのようにいわれるが、欧米社会、海外では全くこういFacebookグループは当たり前である


|

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。