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2018年6月19日 (火)

エリックサテイ「小節線のないサテイシアター」終了報告

イベント発表から大変注目、というかいい反響が帰ってきました小節線のないサテイシアターーヴァラドンから見たエリックサテイ

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「小節線のない作品」がエリックサテイによる「シアターピースである」という仮説のもとで阿佐ヶ谷の名曲喫茶ヴィオロンにて昨日行われました。

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その意味で今回は実験だったんですが、その「小節線のない作品」は全く違和感なく演じられました。

セットリストは以下のとおりです

<前半>

ーオープニング
・ぷよぷよとした真の前奏曲(犬のための)
・干乾びた胎児
・冷たい小品ー逃げ出してしまいたくなる歌
・Je te Veux
・Short Story*

ーエンデイング

<後半>

・3つのグノシェンヌ
・気難しい気取り屋の3つのお上品なワルツ
Short Story*
・3 Gymnopedis


*大野のオリジナル作品

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2018年6月17日 (日)

パルムドール受賞是枝監督の「公権力から距離を保つ」発言批判に見る日本社会の国家主義化と文化芸術のあり方の無理解にふれ

もう既にソーシャルネットその他で是枝裕和監督の「万引家族」のフランスカンヌ映画祭のグランプリにあたる「パルムドール受賞」に対して安倍政権がそれほど積極的に称賛していない(少なくともフィギュアスケートの羽生選手に対する「国民栄誉賞」などとくらべると明らかに態度が違う)というフランスの『フィガロ紙』の記事等が伝わっているので今さらという人すらいるのではないだろうか?

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■カンヌ受賞の是枝裕和監督を祝福しない安倍首相を、フランスの保守系有力紙が痛烈に批判
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E3%82%AB%E3%83%B3%E3%83%8C%E5%8F%97%E8%B3%9E%E3%81%AE%E6%98%AF%E6%9E%9D%E8%A3%95%E5%92%8C%E7%9B%A3%E7%9D%A3%E3%82%92%E7%A5%9D%E7%A6%8F%E3%81%97%E3%81%AA%E3%81%84%E5%AE%89%E5%80%8D%E9%A6%96%E7%9B%B8%E3%82%92%E3%80%81%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%81%AE%E4%BF%9D%E5%AE%88%E7%B3%BB%E6%9C%89%E5%8A%9B%E7%B4%99%E3%81%8C%E7%97%9B%E7%83%88%E3%81%AB%E6%89%B9%E5%88%A4/ar-AAy3v97

このような風潮に対し林大臣は「『万引き家族』がパルムドールを受賞したことは誠に喜ばしく、世界的にも高い評価を受けたことは誇らしい。来てもらえるかわからないが、是枝監督への呼びかけを私からしたい」と、回答。この政府が表明した「祝意」について、是枝監督はブログで

実は受賞直後からいくつかの団体や自治体から今回の受賞を顕彰したいのだが、という問い合わせを頂きました。有り難いのですが現在まで全てお断りさせて頂いております。

この発言に対し、いわゆる保守派論客からネトウヨ、安倍政権支持者等から一斉に批判が巻き起こったのは周知のとおり

その保守派、ネトウヨあたりから聞こえる批判を見てあまりのレベルの低さに呆れるのだが、やはり一向にこの騒ぎが収まらない様子なので当ブログでもひとこといわせていただく

まずもっとも多い批判

・「公権力とは距離を保つと言いながら助成金はもらうのか。それは筋が通らない」映画は「日本芸術文化振興会」という国から独立した独立行政法人による助成であり「公権力」に金を出してもらったという認識は誤り

まず文化芸術振興のための助成金があるのは事実だが、根本的な誤解としてこれは国の制度ではあるものの「政府」や「公権力」の金ではない

知らない人もいるが文化庁には「日本映画製作への支援に関する募集」を毎年行っており文化庁の厳密な審査の上で支援が決定される。さてここで支援を行うのは少なくとも形の上では「文部科学省」でも「文化庁」でもない。

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2018年6月 3日 (日)

新シリーズ「小節線のないサテイシアター」でエリックサテイの作品に関する新説によるパフォーマンス!!

19世紀から20世紀初頭に活躍したフランスの作曲家エリックサテイ

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音楽界の異端児、音楽界の変わり者などと称される作曲家でもありますが、一方では彼は現代のポピュラーミュージックの世界だけでなく、アート、演劇を始め19世紀末から20世紀初頭のありとあらゆる芸術に対して大きな影響をもたらした人物でもあります。

以前どこかの記事に書いたんですが、エリックサテイにはいかにも「変人」らしい作品群があります。それは「小節線のない作品」

例えばサテイの作品でも人気がある「グノシェンヌ」の楽譜です

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そして楽譜をよく見ますと普通の音楽作品に入れる「表情記号」とは似ても似つかない奇妙奇天烈な記載があることに気が付きます。

これはサテイの「小節線のない作品」の作品に記載されているものですが、あたかも何らかの暗示的な意味があるとも受け取れる内容になっています。

「頭のすみっこで考えるように」、「注意深くあなた自身のことを相談しなさい」、「彼は優しい人ではないの?」といった
音楽の表情記号とは似てもにつかない言葉

しかしよく見るとこれらの言葉

演劇の台本にも見えます。

実際そう考えるとこれらの奇妙奇天烈な記載がなぜされているのか、

つじつまがあうように思ったのです

そこで今回はサテイの「小節線のない作品」をサテイのシアターピースという解釈をして、サテイのそれらの作品の演奏に演劇+パフォーマンスの要素を取り入れた、いわば音楽劇のような感じで演奏、パフォーマンスを行おうと思います。

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2018年6月 2日 (土)

日本のショウビズのガラパゴスの体制崩壊は始まっている

6月に入った。平成という時代もあと正味11か月で終わる。

だがその終わろうとしている平成の時代に頭の中がまだ昭和のままでいる業界がある。音楽業界と日本の芸能界である。

当ブログの先日の記事で事務所のトラブルが絶えなかったローラが事務所と和解し海外のエージェントIMGと契約したことを書いた。これは背景として移籍制限や契約更新に関して公正取引委員会から「違法の恐れあり」と2月15日に正式に最終報告書が答申されたためである。勿論公取委は『移籍制限は独占禁止法に違反する』という断定的判断をすることはできない。公取委は行政処分をする権限はあるものの、最終的に適法・違法の判断をするのは裁判所である。

 だがこの報告書の存在は芸能界の契約トラブルが発生した場合に音事協側がこの報告書によって裁判、訴訟を起こした場合に著しく不利な立場に立たされることは避けられないことを示しており、その意味でも今までとは違った流れが生じてくる。あれほど強気だった事務所側があっさり折れたのもこの公取の最終報告書の存在が大きい

参考までに

「人材と競争政策に関する検討会」報告書について
http://www.jftc.go.jp/houdou/pressrelease/h30/feb/20180215.html

そしてこれに類する動きが出てきた

■「広瀬香美」使用禁止は“話し合いのため”、前事務所社長が会見
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2018/06/02/kiji/20180602s00041000073000c.html

お断りしておくが私は広瀬香美女史とは面識もないし、仕事上のおつきあいも一切ない。事情をよく見ると決して単純な背景ではなさそうだが、芸名使用禁止は既に公取が決めたガイドラインで「違法」と規定されているため先程もいったが裁判沙汰になれば寧ろ事務所の方が不利になってしまう。(たぶんきちんとした意識を持っている芸能プロならもうそのことを理解しているだろうし、理解していなかったらそちらの方が問題だ) よってこの件に関しては広瀬女史を応援する、

いっそのことこういう「芸名使用」に関してどんどん訴訟を起こせばいいと思う。実はそれで公取の報告書に沿って「芸名使用禁止規定は違法」という判例が出てしまったら芸能プロ側ーとりわけ音事協側にとってどえらいダメージになる。判例から音事協の雛形の契約書は違法、ということになってしまうからだ。そしてそれは音事協そのものの実質的崩壊を意味する。

こういう例が今後どんどん増えると予測する

こうなると芸能プロの方も運営方法を根本から変えざるを得ないだろう。グローバル化が押し寄せてくる現在、既存の芸能プロの体制から国際エージェント会社への脱皮ができるかどうかが生き残れるかどうかのキーポイントとなる。つまり国際弁護士の資格を持って海外の映画、テレビその他の制作会社と条件交渉を行うエージェントをそろえることである。既に一部の大手プロはそちらに舵を取っている会社もあるようだ。

マスコミ等は一切話さないが、今水面下では革命といっていいような動きが起きつつある。

それについていけるか、いけないかで次のパラダイムシフトの時代に生き残れるかどうかが決まる

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