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2018年1月15日 (月)

これからは音楽やアーチストが本当に好きな人と音楽が好きなつもりで実は全然好きじゃない人たちで両極化

先日ネットの記事でこんな記事を読んだ

■なぜCDを買うのか…アーティスト愛があふれる熱い持論に共感の声
http://news.livedoor.com/article/detail/14142574/

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tricotファイターほな(@mu_mk_re_trk)さんの友人はCDを買うことがないそうで、CDを買う派のほなさんに「アホか」といったといいます。

しかし、ほなさんはその言葉に「盤を手元に残すことに意味があるから」と反論。それでも納得しない友人を見て、「なぜCDを買うか」を改めて考え、まとめました。

ほなさんの、情熱あふれる持論がこちら!

 

CDを買う1番の大きな理由は、アーティストが1枚のCDを出すのに、どれだけの労力を使っているかを知っているからだと思う。

曲を作って、レコーディングして、マスタリングして、ジャケットのデザインを作って、アーティスト写真を撮って、歌詞カードを作って…。たった1枚の円盤を制作するのにも、すごく労力がかかっている。

CDは、ただの音源ではなく、芸術作品みたいなもの。だからこそ、買って手元に残しておきたい。

歌詞カードの行間1つからCDの帯まですべてに意味があって、アーティストのこだわりを感じ取れる。

そして、ほなさんは最後に、「CDを買って帰り、プレイヤーで再生して感じた、音楽に触れ始めた時のワクワク感みたいなものを忘れたくないから、CDを買うのかもしれない」とも語りました。

まず音楽の世界で仕事している人間から見て、非常にありがたい。こういう人がまだいるだけアーチストは救われる。

ストリーミングや配信の状況については私も業界人の端くれとして理解はしているが、しかしネット等で配信だけでなくストリーミングについて語っている論客の論調を見ると、IT系からの音楽の見方しかしていない人が多く読んでいて正直すごく違和感を感じるのだ。たぶんこの人たちは特定のアーチストのファンになったことなどない人達なのだろうと思ってしまう。そしておそらく上記引用のtricotファイターほなさんの気持ちなど到底理解できないだろう。

おそらく「音楽が好きですか?」と聞かれたら殆ど人が「好きです」と答えるだろう、一応

ただその音楽があなたにとってあるアーチストの音楽が「大切なものなのか」と聞かれると果たしてどうだろう? そのアーチストを本当に応援し、そのアーチストの音楽を心から愛しているといいきれないのではないだろうか?

寧ろみんながカラオケボックスで歌っているから、とか携帯スマホでみんな聴いているから聴くというだけの理由でその音楽を聴いていないだろうか?

そういう人たちは決して「音楽」が好きなわけではない。「流行り」もの」が好きなだけである。もっといえば「流行りもの」を追いかけないと学校とか職場とかで仲間はずれにされかねないから、という理由だけでストリーミング等で音楽を聴くだけである。

無論それが悪いというつもりはない。

要は世の中には音楽が本当に好きな人と単に「流行りもの」が好きな人の二種類いるということ。そして残念だが後者の「流行りもの」しか興味ない人の方がたぶん数の上では圧倒的に多いだろう。
だからメジャーレコード会社は後者の「流行りもの」が好きな人のマーケットしか基本的に興味がない。本当に音楽、「アーチスト」を愛しているtricotファイターほなさんのようなファンをレコード会社自体が全く大事にしていない。実に愚かしいことである

だが「ストリーミング」等でネットでの音楽のありかたを「ITの素晴らしいイノベーション」であるかのように礼賛するネット論客だが、未確認の情報ではあるがかつて彼らがCDにとって替わるイノベーションとして絶賛している音楽配信が場合によって終了することになるかもしれないのだ。

■Appleが音楽のダウンロード販売を2019年までに終了させてストリーミング配信を本格化との予測
http://gigazine.net/news/20171210-apple-terminate-music-downloads/

つまりこれまでiTunesを通して行ってきた音楽のダウンロード販売を2019年までに終了させ、ストリーミング配信サービス「Apple Music」へ一本化させる動きがあるといわれている。私自身も複数の情報源からそうなる可能性が大とみている。

この件に関しては先日私が書いた記事に書いているので興味ある方は参照されたい

■2017年も終わりに当たり音楽産業の今後に少し変化を感じた今日この頃
http://kyojiohno.cocolog-nifty.com/kyoji/2017/12/post-4cae.html

同記事でFacebook上で再生される音楽ビデオについて、ユニバーサルがグローバル契約を結んだと発表、Sony ワーナーも追随だという
https://www.musicman-net.com/business/72129

これらの動きからSpotifyにせよApple Musicにせよ、Amazonにせよ上記のFacebookのストリーミングにせよ私はネットがコンテンツのストリーミングメデイア、つまりラジオやテレビに近いメデイアに脱皮していくだろう。いやもう既になっている。Abema TV などは既に地上波テレビにとって脅威の存在となっている。ネットフリックスもそうだがたまたまネットでつながっているが、「テレビ」であることに変わらないからである。

特定のアーチストのファンではない方、「流行もの」にしか興味のない方はそういうネットメデイアだけで十分である。そしてこの人たちはアルバム作ったアーチストの苦労のことなどたぶん興味ないだろう。これからは音楽が本当に好きな人とそうでない人で両極化される時代だ

しかしだからといって一部のネット論客が主張しているようにパッケージが無用の長物と断じるのはあまりに短絡的である。いや、itunesがApple Musicに統一されネットが完全にストリーミングメデイアとなった場合にパッケージは逆に意味を持ってくる

特定のアーチストのファンはアーチストの作品に対する「所有欲」というものを必ずもっているから、ネット論客、ITギーグ連中がなんといおうが形のある「物欲」が消えることは絶対にない。ネット上のデータで良いものは、所詮その程度のもの

ネット上に散らばってるから売れない、ということはない。ネット上に散らばってたって、1つの「形」に集約されて、ネット上にない付加価値をつけてパッケージ化されたら買う。

寧ろこれからはパッケージング力、パッケージとしてファンに魅力的な作品を作れる能力こそが必要になるのではないだろうか

だからこそアーチストも音楽関係者もtricotファイターほなさんのファンの方を大事にしなくてはならない。もっといくらいってもメジャーレコードの連中は聞く耳持たんだろうが..


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