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2017年12月29日 (金)

2017年も終わりに当たり音楽産業の今後に少し変化を感じた今日この頃

今年もあと数日で終わり今朝ほどいろいろと残務の処理も終わり2017年の業務も事実上終了いたしました。

今年も多くの仕事をさせていただきました。とりわけ映画関係とオペレッタを丸々編曲する等いつになく多忙な一年を過ごさせて頂きました。

具体的にあげますと

・長編映画: 「再恋(さいれん)」中田圭監督 来年劇場公開予定* 劇中音楽制作
・中編映画: 「もしもに愛を」  宮本ともこ監督 来年公開予定* 劇中音楽制作
・中編映画: 「」 村松健太監督 来年公開予定 劇中音楽制作ならびに挿入歌作詞 作曲
・短編映画: 「別れ詠」(制作中) ショートショートならびにカンヌ出品予定

・上海国際映画祭 劇場内CM  長編+短編  鳴鳳堂 音楽制作

・オペレッタ "Miss シカゴ公爵"  日本初演版編曲

・その他海外版音楽教材制作

音楽家はなかなか仕事が取れないといわれる中、これだけの仕事をさせていただきありがたい次第です。

さて20年も低迷して右肩下がりが続いている音楽の世界ですが、少し変化の兆しが見えているようです

音楽の世界はSNSに対して消極的、場合によっては敵対的とすらいっていい状態でしたがユニバーサルミュージックとFacebookが提携を発表。

Facebook上で再生される音楽ビデオについて、グローバル契約を結んだと発表しました、

■【海外】ユニバーサルミュージックとフェイスブックが提携を発表
https://www.musicman-net.com/business/72129

しかもユニバーサルだけでなくソニーミュージックとワーナーミュージックも交渉中とのこと

、これが進むとSNS自体が実質的にストリーミング媒体となり、SNSでどれだけ多数に音楽を聴かすことができるかというのがポイントとなりSpotifyやApple Musicと同様なストリーミングチャンネルになっていく。おそらくAmazonプレミアムのような有料でストリーミングを行うというものになると思われます

新しいことを進めることを極端なほどに嫌っていた音楽業界にしては画期的な動きといっていいでしょう。少し何かが変わりつつあるのを感じます。

一方ではこんな情報もあります。正式発表ではありませんが、私自身も複数の情報源で確認しましたのでまず間違いはないと考えますが

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2017年12月26日 (火)

私大野は2018年3月31日を持ってJASRACとの信託契約を解除致します

既にご存じの方も多いでしょうが、私はJASRACの音楽教室に対しての演奏権摘要に対して反対を表明をしている
■JASRAC音楽教室から「著作権演奏権徴収」ーなぜ私は反対するのか?どこに問題があるのか(長文注意!!)
http://kyojiohno.cocolog-nifty.com/kyoji/2017/02/jasrac-03a3.html

また映画音楽をやっている人間という立場ではあるが、最近の一方的な値上げに対しても反対している(但し音楽教室と違いこちらは反対運動が難しいが)

■JASRAC、映画音楽の上映使用料を引き上げへ 劇場側は「死活問題」と反発
https://www.buzzfeed.com/jp/ryosukekamba/jasrac1

こうした一連の動きに抗議する意味もあって私大野恭史(本名:大野泰史)は2018年3月31日を持ってJASRACとの信託契約を解除することにいたしました。

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以後の新たな作品はNextoneに委託しようと思います。勿論現段階ではNextoneはJASRACのような演奏権を完全に管理する社内体制が整っていない関係でJASRACに演奏権の信託を勧めているのは知っていますが、私はそこに大きな問題があると考えています。
つまり著作権の演奏権信託は事実上JASRACの独占状態にあり、それが昨今の音楽教室への演奏権の拡大解釈に基づく摘要、映画館への一方的な値上げ、一般店舗に対する強制執行等、いわばやりたい放題をできてしまう元凶になってしまっている背景を作っているといえます。

そのためにはJASRACの演奏権信託の独占状態を一刻も早く解消するしかない。そのためには多くの有名作家(作曲家、作詞家)が信託をJASRACからNextoneに乗り換えることを考える必要があります。
私の主旨に賛同される作家の方は同調して頂ければ幸いです

結局音楽教室の件を含みJASRACが起しているトラブルの多くはJASRACの演奏権信託の独占状態が原因になっております。これは著作権信託の自由競争がないためです。アメリカのASCAPやBMIのような体制に是非日本もなって欲しいというのが希望です


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2017年12月13日 (水)

日本在住外国人業界人の忘年会に参加してきました。日本国内の外国人の映像制作マーケットの拡張化

先週の金曜日の話ですが、雨の中日本在住の外国人(主に欧米系)の俳優、ナレーター、映像制作関係者の忘年会が六本木にて行われました。

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参加者は外国人の映画プロデユーサー、映画監督、デイレクター、俳優、ナレーターその他映像制作のクルー、それに勿論日本人の業界関係者も多数参加しています。

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日本国内で外国人の映像制作関係者?  と不思議に思う方がいるかもしれません

しかしそれは以前から当ブログで繰り返し述べている映像制作のグローバル化の動きと大きく関係しております。

実は日本業界関係者の間でもあまり知られていませんが、日本国内で海外向けの映像制作のマーケットはかなり大きなものになっています。制作会社の多くはヨーロッパやハリウッドの映画関係者ともコネクションがあり、日本で制作関係の活動を行っています。主な取引先は外資系の企業です。それも誰もが知っているような有名企業が取引先です。(グローバル企業といってもいいですが..)

この外資系の制作会社は殆ど電博のような広告代理店を通しません。なぜなら外資系の会社は地上波のCMを殆どうたないからです。それは彼らの母国でも同様で、殆どがWEB CMかCNN AXNといったケーブル系(広告代理店が不要)でのCMです。

日本にいるとわかりませんが海外ではテレビというと「ケーブルテレビ」のことをいいます。少なくとも先進諸国で地上波テレビの影響が突出しているのは今や日本くらいといってもいいかもしれません。まあ先日の「日本人の情報活用」の話ではないですが、情報に対する意識、リテラシー、扱い方はやはり先進国でも日本は大きく後れをとっていると残念ながら言わざるを得ないのが実態です。

やっかいなのはこれはハードウエアとかシステムの問題ではなく日本人の中にある意識の問題だから、かなり解決は難しいといわざるを得ません。情報に対する接し方というのを日本の学校は殆ど教えていませんからね。アメリカですと「デイベート」の時間というのがあって、議論の仕方というのを実践して学ぶ授業があるんですが、日本の高等教育でそんなものはありません。だからネットでは「自分と意見が違う」ものに接して激昂したり、不快だからといって叩く輩があとを絶たないんですね。ネトウヨなどがその典型ですが、こういう行動は頭のいい人間がやることではありません

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2017年12月 4日 (月)

急速にグローバル化する映画を始めとする映像制作現場ーこのままだと音楽だけ取り残される

私はご存じのとおりFacebookでグル―プ「音楽&映像関係者キャステイング」の管理人をしており、そのサイトではを映画、と音楽両方の分野のオーデイションや人材募集の情報を掲載している。

その中で最近大きな変化が起き始めているのとを感じる。

それはアマゾンやネットフリックスが最近始めている全世界での配信や劇場公開の映画製作を日本で始めたり、Facebookを始めとするSNS経由で海外からの募集案件が増えてきた点である。

とりわけ詳細はここではいえないが、カンヌ入選監督の長編映画での日本人キャスト募集やハリウッドの募集案件等、以前では考えられなかった内容の募集案件が次から次へと出てきた。

例えばつい5-6年前だったら日本の俳優が「ハリウッド映画に出たい」などと云おうものなら周囲から「お前バカじゃねえか?」とか「身の程を考えろ」とかいわれて袋叩きにあったものだ。
だが今私の周囲のFacebookでつながっている俳優を含め、多くの日本人俳優が当たり前のようにハリウッド、や中国等の外国映画に出演する時代になった。これはかつて私が映像制作はどんどんグローバル化し、国境と関係なくキャストもクルーも仕事をする時代が来る当ブログで書いたことが現実になり始めたことを示している。時代は確実に動いている、そして誰もそれを止めることができない そういう時代の到来である。

さて制作現場のグローバリズムについて論じてはいるが、日本でも世界でもグローバリストというと「新自由主義者、市場原理主義者」でもあるというイメージがあると思うが、私はネットによくいるグローバリズムを唱えるエコノミスト、IT系論客と一線を画しているということは以前述べた

映画、音楽の分野でのグローバリズムについて
http://kyojiohno.cocolog-nifty.com/kyoji/2017/04/post-589d.html

この記事は私は行きすぎた新自由主義と不幸なことに結び付いてしまったグローバリズムが全世界的に安価なナショナリズムを呼び起こした事態を批判している。

詳細は上記の記事を読んでいただくとして世界の1%の人間しか幸せになれない、新自由主義と結びついたグローバリズムは否定しなければならないというのが私の主張だ。 

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