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2017年5月 1日 (月)

「リーダーミーテイングーなぜ音楽家は映像とのコラボを模索しなければならないのか?」の講演をしてきました

私がFacebookグループ「音楽&映像関係者キャステイング」の管理人をしていることは当ブログの読者ならおわかりいただけると思いますが、それは音楽関係者だけでなく映像制作関係者、女優、俳優も多数参加しているちょっと変わったグループでもあります。
そのため一体私がなぜ音楽と映像関係者が同じグループで混在させているのか、何をやろうとしているのか、なかなか理解できない人も多いようです

そして今回「リーダーミーテイング」なる勉強会(といっていいと思います)を主宰している方からその部分について話す機会をいただきました。

この「リーダーミーテイング」なる勉強会は音楽活動戦略コンサルタントの大関勇気さんの主宰で、「なぜ音楽が売れないのかー売れるためには何をすればいいのか」について様々な角度から考える事で長い間低迷している音楽業界を少しでも活性化させたいという考えがあるようです。

勉強会では毎回ゲストスピーカーが二人参加していますが、私もその主旨に賛同して、今回初めて参加させていただきました

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主催者の一人でカメラマンでもある宮原那由太さん

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主宰の大関勇気さん

今回私がしゃべる前にミュージシャンの音楽活動についての考えを伺いましたが、

「音楽を聞いてください」
「ライブに来てください」
「CDを買ってください」

→これらは全部ミュージシャン自身のためのことであって、お客さんの目線に立てていない、というのは確かになるほどと思いました、上記の3つはおそらく殆どのミュージシャンが云っていると思いますが、お客さん目線から考えますと、そのミュージシャンの「何を買うからライブに来るのか」という視点、発想の転換があると音楽活動の戦略の基本姿勢が見えてくる、というのはその通りだと思います。これは自戒の意味もこめて行こうと思います

さて、こんな中で私の講演ですが、題目は「なぜ音楽家は映像とのコラボを模索しなければならないのか?」というものでした、これは私が管理人をしているFacebookグループ「音楽&映像関係者キャステイング」の基本コンセプトの説明にもあたるからです。

なぜ私が映像と音楽のコラボにこだわるか、ですが

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何となくまた同じようなことをどこかでしゃべる機会があるような気がするので、概要だけ説明しておきます

それは 

1.21世紀は映像の世紀 (世界共通)
⇒ 情報の氾濫でテキストをあまりよまなくなっている。、テキストコンテンツの重要度が低くなっている

2.ラジオの事実上の機能停止 (日本特有の事情)
⇒ ラジオ局の「営業方針」によりオンエアされる音源が全局で固定化→ 結果人々はラジオを聴かなくなり、経営者も経営努力を怠る。、ラジオの音楽の宣伝力の無能化

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3.映像での露出が重要⇒レコード会社が30年近く行ってきたテレビ局とのタイアップ出現
⇒ 一部の人間のみ恩恵を受けた既得権益化
              
ソーシャルネットの発達により、視聴者にタイアップであることがバレバレ⇒ 宣伝効果低下
              
テレビ局、製作側にもメジャーの画一的な音源制作に嫌気(デモCDも殆ど聴かれないという現状)
              
          事実上の空洞化

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4. しかし成功例もある、しかしそれは従来のタイアップのメソードとは違う
                ↓
  ドラマ、映画、アニメ等の制作現場で行われているコラボレーションによる成功例
・ RADWIMPS  「前前前世」
・ 星野源   「恋」

制作現場でのコラボからドラマや映画の本当に合った音楽を制作し、そのことによって映画やドラマの視聴者も音楽に感情移入を始め、音楽が鳴っているシチュエーションを理解し、音楽と映像両方に対して愛着がわくようになる

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以上のことからドラマ、映画等の制作現場で、ミュージシャンと映像制作関係者とのコラボレーションがこれからは必要である、という結論を導きました

ロジカルに簡単にまとめるとそういうことになります。

私が「音楽&映像関係者キャステイング」で映像関係者と音楽関係者双方を混在させているのはそうしたコラボレーションを生みやすい環境を作るため、ということがおわかりいただけますでしょうか?

さらに以前から私がのべていますが、今映画、アニメ、ゲームなどの映像制作において従来の日本の常識を根底から覆す大きな変革が起きようとしています。

それは 制作現場のグローバル化 です

5.ものすごいスピードでグローバル化している映像制作の現場

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先日私が「B級映画の帝王」と呼ばれたロジャーコーマン氏と話す機会があったことを述べましたが
■映画、音楽の分野でのグローバリズムについて 
http://kyojiohno.cocolog-nifty.com/kyoji/2017/04/post-589d.html

その中でコーマン氏はいみじくも「自国一国のマーケットだけを念頭に映画製作する時代は終わった」と明言しました。これは映画、アニメ、ドラマがキャストを含めグローバル化していくことを意味します。

これは同時に「日本にしか通用しない常識」はもはや無用で捨て去るべきものでしかない、ということを意味します。

映画、アニメ、そして勿論ドラマの制作現場のグローバル化が推進される状況でその中で音楽をグローバル化する制作現場の中に入り込まないと、コンテンツでは音楽だけが置いてきぼりを食うことになります。その時日本の音楽文化、音楽産業の明日は完璧になくなります。

私のFacebookグループ「音楽&映像関係者キャステイング」は音楽家とのコラボレーション推進と映像のグローバル化に音楽が置いてけぼりを食わないためのソーシャルネットツールとお考えいただいて結構です。

さて、同じグループに参加しているだけでは、なかなか音楽と映像のコラボレーションは実現しません。そのためには、グループで実際に映像、アニメ、ミュージカルを企画制作してみよう、というたくらみを現在考えています、

勿論それらは仕込みや企画、さらに資金調達等で膨大な時間がかかりますため、すぐには実現できないものですが、今現在水面下でそれを推し進めようと考えています

参加者はやや少なめでしたが、お陰様で好評でした

あと私ともう1人のゲストスピーカーは作曲家、アレンジャーの宮野 弦士さん

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若いサウンドクリエーターですが、アコ―ステイックや昔のロックやプログレまでよく理解している実にしっかりとした音楽人でした、最近の若手でこういう人は珍しいと思いますので、宮野さんのような若手がどんどん出てくると日本の音楽の世界も少しは面白くなるかもしれません

私としても有意義な時間を過ごさせてもらいました。

関係者の皆さんありがとうございました。

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