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2017年5月22日 (月)

JASRACが音楽教室から1レッスン50円の包括契約で著作権料を徴収した場合のシミュレーション

昨日おそらく浅石理事長の文部官僚の人脈の「裏工作」で政府が「音楽教育を守る会」とJASRACの「民事訴訟」に政府が実質的に介入させる、という暴挙に出た

■音楽教室の演奏に著作権者の許諾必要な場合も 政府答弁書
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170519/k10010987501000.html

関連記事 ■ふざけるな! 音楽著作権演奏権の摘要に関して政府が「答弁書」を「閣議決定」-著作権訴訟に政府が加入する暴挙 
http://kyojiohno.cocolog-nifty.com/kyoji/2017/05/post-7838.html

「お知らせページ」をご覧の方は私は早くから署名活動を行っていることにお気づきだとは思うが,今回のJASRACの音楽教室からの「演奏権」を根拠とした著作権料徴収、確かにさし当りYAMAHAとかカワイを始めとした「大手」の音楽教室を対象としたものだが、これによって街の小さな音楽教室や個人でやっているピアノ教師の方達が「自分たちは無関係」だともし考えているとしたらそれは大きな間違いであるといわざるを得ない

どうも昨今の日本という国は「反対運動をする」というだけで何かネガテイブに受け取る向きが少なくない。権力にたてつくけしからんやつら、であるかのように決めつける向きすらある。そういう雰囲気が今日本の政治を停滞させ、政治権力が暴走する絶好の環境を作っているということに驚くほど多くの人間が理解していない。だがそういう風潮はやがて国民全員にはねかえってくるのである。

この音楽教室からの著作権徴収は初めは大手中心だがやがて全国の小さな個人のピアノ教室にまで間違いなく波及する。特にクラシック関係の人は殆どの方が何らかの形で教えているはずである。教えている以上いずれ間違いなく影響を受けることだから、決して無関心になっていただきたくはない

さて、あまりの反発の大きさに驚いたのかJASRACは当初「レッスン料の2%」と主張していたが「著作演奏権」の料金を1レッスン50円」と下方修正を打ち出してきた(大橋常務理事のインタビュー)

JASRAC「金額の問題ならば交渉に応じる」
どうなる?楽器教室「著作権使用料問題」
http://toyokeizai.net/articles/-/159017

これをきいて1レッスン50円なら「ま、いっか」と感じた人もういるかもしれない。しかし実際にこれが摘要されたらどうなるか、そのシミュレーションをしてみよう。このシミュレーションをみてあなたは果たして「ま、いっか」と思えるかどうか

包括契約は原則「全額前払い」である

まず全国津々浦々の大手から個人でやっている音楽教室から徴収される「著作権演奏権」の徴収はJASRACがライブハウスやお店から徴収する方法と同様、「包括契約」である。
その「包括契約」の支払い方法は全額前払いである、というのが大前提である

主な利用形態ごとの許諾・請求・分配のしくみ
http://www.jasrac.or.jp/bunpai/present.html

歌謡教室(カラオケ教室、ボーカルスクールなど)
http://www.jasrac.or.jp/info/play/school2.html

尚、放送局とJASRACが結んでいる包括契約は殆どが前払いであり、上記の歌謡教室も同様である。殆どが「自動引き落とし」だが、うまいのは自動引き落としだと「払った」感が何となくうすれるために次第に支払に対する抵抗感がなくなっていく

,さて、上記を踏まえて実際に街の小さなピアノ教室に対して1レッスン50円と計算して年間いくらの請求額が発生するかシミュレーションしてみよう

一日一時間で3人の生徒を持っているピアノ教師(だいたいモデルケースの標準といっていい)

1.モデルケース1;個人ピアノ教師

一週間の間6日 一日3人のピアノ生徒がついた場合 ---   生徒数 3 × 6 = 18名

一週間でJASRACが計算する著作権徴収額       ---  18  ×  50  = 900円

これを一か月 4週間半(30日)と換算すると      ---  900 × 4.5  = 4050円

毎月 4050円の請求額が発生

これが年間になると 4050円 × 12  =  48600円

 この金額を毎年JASRACに払わされることになる。尚、年間の包括契約にした場合若干割引はあるが、一年間毎月18×4のレッスン数を実際行おうがおこなわまいが、この金額を強制的に前払いで支払わされることになる。

これが大手の音楽教室となるとこれに教室数とかを掛けることになる.。例えば

2.モデルケース2;街の音楽教室

教室数 3室  一週間の間6日一日4人の生徒の音楽教室 ---   生徒数 4 × 6 × 3= 72名
一週間でJASRACが計算する著作権徴収額       ---  72  ×  50  = 3600円

これを一か月 4週間半(30日)と換算すると      --- 3600 × 4.5  =16200

毎月 16200円の請求額が発生

これが年間になると 16200円 × 12  =  194,400円

小さな音楽教室にとっては決して安い金額ではないと思うが,これを年間の包括契約にした場合若干割引はあるが、一年間毎月72×4のレッスン数を実際行おうがおこなわまいが、この金額を強制的に前払いで支払わされることになる。

さてとこのシミュレーションをみて果たしてあなたは「1レッスン=50円、ま、いっか」と考えることができるかどうか

この問題に無関心を装うとおそらくこの処置は強行されてしまうだろう。何となく政治や社会に対して関心をもつのはダサい、っといった雰囲気がこの日本に根強くあるが、無関心であるということは政治権力の暴走を容易にしてしまうである。このままいけば気が付かないうちに音楽教室の運営がきつくなる事態に発展してしまう可能性がある

このシミュレーションの結果をどうみるかは皆さんのご判断におまかせするが、もしこのシミュレーションを見て危機感を感じた方は以下の署名サイトで反対署名をしていただければ幸いである。


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