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2016年12月31日 (土)

音楽人であると同時に映画人であり続けることー来年もよろしくお願いしますということで

2016年ももうすぐ終わります。
まず今年も多くの皆様のご協力やご尽力をいただきました。この場を借りて御礼を申し上げたく存じます。

今年はプライベートでいささかゴタゴタがあったり、途中営業的にもいろいろ苦戦したり等いろいろありましたが、昨年も書きましたように映画音楽作家としての「第二段階」ーいわゆる商業映画、メジャーに相当するレベルの仕事をする、という意味では劇場公開の映画の音楽を2つ担当する等一定の成果があったことは事実でしょう。最近は映画を劇場公開をさせること自体が簡単なことではないので、その意味では「第二段階」を維持できたのでよかったと思っております。

涙の数だけ笑おうよ

「中野JK 退屈な休日-boring holiday」

さらには現在Facebookグループ「音楽家&映像関係者キャステイング」のグループでのイベントを毎月ベースで企画運営する立場にもなり、私が唱える音楽文化の復活のキーワードである「ライブ」「映像」の両面から停滞している音楽文化を活性化するための活動を行っていきます。これは庄野真代さんのご厚意によって下北沢のComCafe音倉を非常によい条件で使っていただくことが可能になったためです。来年は今年以上に頻繁に開催する予定です。

私自身のピアニストとしてのライブ活動も引き続き行わせて頂きます。基本は演奏や作曲を行いますので、音楽家=音楽人としての活動を行っていきます。

しかし一方で映画音楽をやっておりますし、映画関係者とも密接に活動しておりますので、同時に「映画人」という意識も私の中にあります。その関係でFacebookグループ主宰で映画イベントも予定しております。
■年明けのイベントーカフェで短編上映会兼新年会
http://kyojiohno.cocolog-nifty.com/musiciansandindustry/2016/12/post-3dc8.html

良質の短編映画の上映の後、映画監督を交えての交流会を実施します。実は料理でも定評があるCom Cafe音倉の料理を交えながら映画をみたあと楽しく新年会も兼ねます

映画というのは元々演技、音楽、衣装、メイク、美術等が関係する総合芸術です。それぞれの分野で関わりあう人たちは全員「映画人」です。またそういう意識をもたないと映画の中でいい仕事はできないと思います。

ただ困ったことに音楽関係で「自分は音楽人であると同時に映画人でもある」とまでいう人はまだそれほど多くないような気がします。

とりわけクラシック音楽のアカデミズムでは「映画音楽」「劇伴」といってかつては差別用語同然に使っていた時代があり、現代でもそういう雰囲気がなくなってはいないようです。そのため佐藤勝先生などは「劇伴」という言葉を激しく嫌ったわけですし、伊福部昭先生もかつてはアカデミズムの作曲家から激しい罵倒を浴びせられていたようです。

ただ映画音楽制作の仕事をそのような目で見るのはほぼ例外なく自分では映画音楽の作業をあまりやっていない人です。やっていてもたいした成果を収められなかった人でしょう。

私は映画やドラマの音楽に対してそのような偏見でしか見れない人を寧ろ可哀相な人だと思っています。そのような狭い音楽観でしか語れず、音楽を偏見でしか見ない人は私にいわせれば時代錯誤といわざるを得ません。本当に音楽をそういう目でしかみれない人は気の毒としかいいようがありません。

まあ確かに音楽家は映像関係者と比べると自らの殻に閉じこもりがちであり、視野も狭くなりがちです。それはFacebookグループコミュニテイである「音楽家&映像関係者キャステイング」を運営していると本当に肌で感じます。

私の音楽についてはいろいろいう人がいるでしょう。唯音楽に対して広い視野を持ち続けながら制作活動に取り組んでいこうという基本姿勢は持ち続ける所存です。 

年明けからとあるコメデイ映画の音楽制作に着手いたします。それ以外にも映画に関する案件がいくつかあります。まだ制作スケジュールが見えてませんので現段階ではわかりませんが、いくつか長編の劇場公開モノを引き続きやっていくことになるでしょう。

よい映画音楽を作る音楽人として、 そしていい映画作品を作ろうとする「映画人」として

というわけで来年もよろしくお願いします。案件内容によってはグループ関係者及び私の音楽家仲間にお願いする案件も出てくるかもしれません。その節はよろしくお願いします

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2016年12月30日 (金)

「PPAP」「前前前世」にみる「音楽業界ヒットの方程式」崩壊の様相がみえる興味深い傾向

やっと仕事納めができ、ブログ、音楽関係の記事を書く精神的余裕ができた。昨今はイベントやライブ、その他の業務の関係で忙殺され、わざわざブログ記事を書くパワーが著しく衰えている。別記事にも書いたがもはやブロガーを続けることが正直困難になりつつある。

また日本のJ-popや歌謡曲とかにもかなり前から興味を失っているので、本日のレコ大など正直どうでもいいと思っている。
しかしそれでも今年はある意味、少し面白い変化が起きていると感じている。

それは既存のメジャーのレコード会社や大手プロダクションが仕掛ける「タイアップ→メジャーでヒット」という方式が崩壊の体を示しているからである。

その際たるものがピコ太郎の「PPAP」だ。 内容に関しては今更いうまでもないがこのヒットのプロセスを見ると従来の日本のJ-popのパターンとは根底から違う

1.きっかけがyou tubeであること。勿論いわゆる地上波テレビのタイアップなど一切ない

2.そしてそもそものきっかけが海外ージャステインビーバーのtwitterがきっかけだったこと

3.SpotifyやApple Musicなどのストリーミングサービス主導で広がって行ったこと

この中では既存のメジャーレコードや日本の音事協が信じて疑わなかった「ヒット曲の方程式」など微塵もない、単にこの「パイナッポーペン、アッポーペン」という特に意味がない(だからこそ面白い)パフォーマンスが受けたためである、

私見ではこの「パイナッポーペン、アッポーペン」という詞は「英語が苦手な日本人」を逆手に取ったことが功を奏したと考えている。この歌詞自体は英語を自国の言語にしている人間からは絶対に出てこない発想であり、だからこそジャステインビーバーを始め外国で受けたのだ。
変な話ピコ太郎が英語が堪能な人間だったら逆に受けなかっただろう。
これらはレコード会社からは「予想もつかない」ヒットのパターンだろうし、結果的に海外やサブスクリブション(ストリーミング)であれだけヒットしたという数字がなかったら日本のレコード会社など絶対にアルバム等を扱わなかっただろう。

私も経験があるが、レコード会社は「確実にヒットするという『保障』」を要求することが多い

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2016年12月27日 (火)

2016 Terrible year for music 訃報の異常なほど多い音楽文化にとって最悪の年

昨日日本はSMAP解散という話題がもっぱらだが、私はそんなことは正直どうでもいい

昨日また衝撃的なミュージシャンの訃報を聞いてしまいそちらの方でかなり動揺している、ジョージマイケルが53の若さで逝去した。死因はいまだ不明だが、ドラッグ関係ではないらしい。

■George Michael: Pop superstar dies at 53,
http://www.bbc.com/news/uk-38432862

よりによって現地時間クリスマスの日に逝去。死因はいまだ不明のままだが、本当に「ラストクリスマス」になってしまった....

それにしても今年は著名なミュージシャンの訃報を一体いくつきいたことだろう、思い出せるだけでこれだけいる。たぶんまだ書き忘れたアーチストもいるはず

ジョージマイケル、レオンラッセル、グレッグレイク、バーニー・ウォーレル、プリンス、キースエマーソン、デビッドボウイ、モーリス・ホワイト、グレン・フライ

そして今日はウエザーレポートの初代ドラマーだったアルフォンス・ムザーンの訃報まで飛び込んできた

■Alphonse Mouzon Dead At 68
http://www.inquisitr.com/3828577/alphonse-mouzon-dead-at-68/

一体今年はどうなっているのだろう? 本当に今年のこの訃報の多さは異常だ。

2016年は音楽文化にとって最悪の年として記憶されるだろう。音楽ビジネスの動向もまだ不透明なところが多い。

今年もあと4日だがもうこれ以上の訃報は聞きたくない

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2016年12月18日 (日)

映画「ひかりをあててしぼる」レビュー DVがもたらした屈折した愛情による悲劇と狂気

めったにこのブログでは映画のレビューなど書かないのだがあまりにも衝撃的でインパクトのある映画だったので..

一昨日坂牧良太監督のお誘いで「ひかりをあててしぼる」という映画を見に行った。

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最終日に辛うじて間に合って見に行くことができた。実はこの映画の情報は10月に行った「映画人交流会」で予告編を見ていたのである程度見るのに心の準備が必要な映画なのは知っていた。

しかし実際に見たら予想以上の衝撃的な内容の映画だった。

あまりにもいろいろと考えさせられる映画だったので、自分の考えをまとめる意味でもここでレビューする。そのためネタバレにはなってしまうが、この映画は「ユーロスペース」での上映は終了したものの他の劇場で上映する可能性もあるので見ていない方はこの記事をスルーすることを強くおすすめする。

映画は実際に10年前に本当に起きた殺人事件をベースに脚本が作られる。登場人物の実名は変えられているもののほぼ事件の事実に近い内容で作られている。

これはDV(ドメステイックバイオレンス)が元で起きた悲劇で主には夫が妻にたいする暴力に対して妻が夫を最終的には殺してしまうのだが、妻が夫のDVの「仕返し」で夫を殺すといった単純な話ではない。もっと病的で恐ろしい内容だ。夫も妻も幼い頃にDVを受けた経験があり、それが最終的には狂気を誘発するさまが描かれている。まさに現代の病んだ社会が生んだ戦慄のストーリーだ

主人公の谷中浩平(忍成修吾)は、いわゆる普通のサラリーマン。ある日、友人の巧と合コンに参加、そこにいた美しい女、木下智美(派谷惠美)。浩平と智美は急接近、やがて結婚することになる。当初は幸せな夫婦生活だった。しかし、虚栄心の強い智美は浩平を振り回すようになり、やがて二人の間に溝ができていく。

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