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2016年8月 6日 (土)

「音楽は趣味」という感覚が抜けず音楽を仕事としている人間をバカにする、また目に見えない技術やノウハウには価値がないーそう思い込んでいる人間が多数の国は絶対に「一流国」にはなれない

一昨日ブログ記事を書いて少し記事を書く気になってきたけど、前々からこのことについて書こうと思っていたのでやはり書かせて頂く

こんなブログ記事をみつけた。
■ミュージシャンに言ってはいけないこと
http://k-yahata.hatenablog.com/entry/2014/06/15/%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%81%AB%E8%A8%80%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%AF%E3%81%84%E3%81%91%E3%81%AA%E3%81%84%E3%81%93%E3%81%A8

質問だけリストアップするとこうなる

1.プロ目指してるの?
2.音楽だけで食えてますか?
3.プロですか?
4. やっぱ上手いんすか?
5. 誰々って上手い?
6. 夢を追っかけてるんだ
7. 好きなことを仕事にできていいね
8. あーいう仕事しないの?
9. 楽器弾いて
10.教えるのなんて楽しくないでしょう?

まあ全部ではないが、私も上記の中のいくつかは実際本当にいわれたことがある。
まさしく「音楽=趣味」という感覚で、我々を「趣味を仕事としているろくでもない奴ら」と考えているとしか思えない発言ばかりである。実際私も仕事で企業だけでなく一般(つまり「音楽」や「芸能」の仕事に関わっていない人、という意味だー自分たちを「一般でない」という意味ではない、最近文章読解力が低い人間が増えているので困る)の人と音楽家の派遣やイベントの打ち合わせをしている時に「音楽なんて所詮娯楽だ」「空気と同じようなものだ」と受け取れるようなニュアンスの発言をよく聞く。言った本人は必ずしも悪気はないのかもしれないが、「音楽家」に対してある種の偏見を持っていると感じている人が多いのも事実である。

実際我々がステージに上がる、上がれるようになるためにどれだけの練習、検証、調査等を行っているかを理解している人がどれだけいるのだろうか? たぶん遊びながら、道楽にふけりながら面白おかしく暮らしている、などというステレオタイプの偏見で見ている人が多いのではないだろうか?

だからタダで演奏しろ、などと平気でいえるわけだし、音楽がネットで流れていてもそれがただであるのが当たり前だ、などという感覚が当たり前のように横行するわけだ、

要するに

形のないもの、技術、ノウハウー要するにモノでないものはただで当たり前だという感覚だ、

あえていう、それは日本という国がいかに文化の程度が低いか、ということの証明でもある

ちなみに私の友人が上記の質問に関して見事なほどの模範解答を示しているので引用させていただく。本人に迷惑がかかるといけないので名前は伏せますが

・プロ目指してるの?
・プロですか?

あなたはご自分の仕事のプロとして胸を張れますか?
運とか巡りあわせで今の会社に入社され、売上予算を達成する「駒」の一つで、いつもアタフタしてるんじゃないですか? 失礼ですけど。
それで社会保険・厚生年金保険・有給休暇・ボーナスを貰えていいご身分ですね。

・音楽だけで食えてますか?

あなたご自身やご家族が満足されるフィーを頂いてますか?

・やっぱ上手いんすか?
・誰々って上手い?
・あーいう仕事しないの?

(よくビジネス系サイトにあるベンチャー成功者とかの記事を示して)
あなたも、こういう人ですか?

(筆者注:よくベンチャー系や自称コンサルなどといわれる「ネット論客」が何もわかっていないくせして、「自分が世の中のことを全てわかっている」かのような勘違いで上から目線でもっともらしいことを書く低俗な記事のことを指している)

・夢を追っかけてるんだ

「現実」の厳しさはあなた以上に認識していると思いますけど。

・好きなことを仕事にできていいね

好きな分野だからこそ、好きでない仕事もしなきゃいけないことって多いんです。このつらさはあなたにはおわかりになれないかと思います。

それに嫌いだったらお辞めになられたら?
「嫌いなことをしなければ生きていけないのが世の中」とお考えなら、よほどつまらない人生を送られてるんですね?

・楽器弾いて

いくら払っていただけますか?

・教えるのなんて楽しくないでしょう?

部下を育てるのって嫌なんですか?
あなたには人に教えることで自分も気づきを得る、という体験はないのですか?

さあ皆さん 反論ありますか?

もっともそのレベルならまだ笑い話で済む可能性あるが、この話はそうはいかない。本日リオのオリンピックの開会式が行われたが

■『技術はタダじゃない』オリンピックの通訳ボランティアの対応がヒドイという記事を読んで思うこと。
http://junkuwabara.com/?p=7673

「なんで10分で終わる仕事にそんなに多く払わないといけないんだ?」

「10分でできるように10年勉強したからです」

人の能力を認めない…じゃないけど、技術職に対してこういう対応が当たり前のように行われる社会、上記の文章にもあったけど『通訳はボランティアが妥当との見解は外国語学習への無理解を示すばかりか、通訳や翻訳業の否定にも結びつきかねない』

これはまさしく

形のないもの、技術、ノウハウー要するにモノでないものはただで当たり前だという感覚だ。

日本人の語学力の低さは今更いうまでもない。私は英語は少しはできるのでこんな経験をしたことがある。

、御茶ノ水駅で海外の人が英語で道を聞いていた。イスラム系の服装をした女性で多少マレーなまりはあるもののきれいな英語で話をしたが、周囲の人間は話しかけられて狼狽するばかりでロクに対応をしていなかった。

私は英語は一応話せるので対応して、電車の方角が違っていたのでその辺りを諸々を教えてあげたが、その瞬間周囲から人がすーっと引いていくのを感じた。そのマレー系のイスラム女性は私にはお礼をいったが周囲は私を見てみぬふり、まるで宇宙人でもみているような素振りだった。

お前らそんなに英語話すことが珍しんか?

これが日本人が外国人に対して行う「おもてなし」実態である。

こういう実態でありながらある程度英会話能力のある人間のノウハウ、技術を当たり前のように「タダで提供しろ」というのが政府、行政、そして一般の人たちが英会話能力や通訳、翻訳のスキルを持っている人たちに対する基本姿勢である。

こんなことを書くとまたネットのバカな暇人が炎上を仕掛けようとするだろうが、(何せ熊本復興のボランテイアを「売名行為」などと難くせをつけて叩くことが正当化されるのが今の日本のネットだ) 実際こういう輩はてめえでは何もできない、やらないただ人をネットで叩くことしか頭にない可哀相なおバカさんだ。そういうバカを結果的にマスコミはつけあがらせているのである。

はっきりいう、形のないもの、技術、ノウハウー要するにモノでないものはただで当たり前だという感覚を持っている人間が大多数な国は決して一流国にはなれない

こんな情報が広がったら欧米社会からは日本は確実に軽蔑されることは間違いない

むろん 全てのボランテイアを否定する、というわけではない。だがボランテイアというのは本人の自主的な意思に基づいて行われるべきもので、決して第三者や国がそれを強制していいものではない。まして苦労して得たスキル、技術に対しては相応の経緯と代償を払うべきものである。そこの部分を国、行政、そして日本国民全体が大きな勘違いをしている。

このことは日本が技術やノウハウを尊重する一流国になれるか、それともあくまでボランテイアという原則にこだわり、結果として海外からの人たちに対する「おもてなし」ができないまま2020年オリンピックを終えてしまうのか、2つに1つの選択を迫られているといってもいいだろう。

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コメント

お初でございます。
そして、夜分遅くに失礼いたします。

本記事を拝読させていただきました。

まさしくその通りで。

誠に残念ながら、小生が論うところの
(これでも日本語の使い方間違ってるかも
知れませんが・・・)
今の日本が『所詮はバカ国でしかない』という
現実を、本記事をもって再確認
もしくは再認識した次第であります。

自称『識者』なる俗物どもは
今の日本を『バカ国』にした責任について
際限なく逃げ回るだけです。
それも、国民になすりつけるだけで。

そしてそれに乗った国民についても
大変申し上げにくい話ですが
『バカ民』とまで断ずる以外なしという
極めて深刻な話なのに、
そこから際限なく逃げ回るという。

もはや救いようのない話かもしれません。

こんな『バカ国』の状態なので
最悪、オリンピック開催権利の剥奪すら
危惧しなければならない事態確定でしょう。

ひとまずこれにて、失礼します。
拙文ここにお詫び申し上げます。

投稿: 永訣 | 2016年8月 8日 (月) 01時24分

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