Kyoji "metanature"
i-tunesでも好評配信中!!
i-tuneページを表示するにはお客様のPCにi-tunesとquicktimeがインストールされている必要があります。 i-tunes及びquicktimeのダウンロードはこちら





« 拙映画音楽担当「涙の数だけ笑おうよ」9月3日角川シネマ新宿を皮切りに全国へ劇場公開!! | トップページ | アニメマンガゲーム中心エンタメ親睦会二回目の参加 »

2016年5月30日 (月)

音楽ビジネスの基本ー「ブッキング」というものについて

ご存じの通り私はFacebookグループ「音楽家&音楽及び関連業界キャステイング」の管理人をしているが、来月からComCafe音倉の女将の庄野真代さんのご厚意もあって、隔月で音楽イベントを開催することになった。

その第一弾として「Facebookグループ「音楽キャステイング」Music Session Vol1」と題して6月21日から23日の3日間ComCafe音倉にて行われる

Otokura2

いずれも

チャージ: 前売り 2500円+1ドリンク(500円
       当日  3000円+1ドリンク(500円

■Facebookグループ「音楽キャステイング」Music Session Vol1 初日

6月21日 Open 18;30 Start 19:00

1.田口彰太
2.本田幸子
3.式 紗彩
4.たてようこ

■Facebookグループ「音楽キャステイング」Music Session Vol1 2日目

6月22日 Open 18;30 Start 19:00

1. 一谷敏毅
2. 鵜沼武弘
3. Opuchi misin
4 堀川直裕貴

■Facebookグループ「音楽キャステイング」Music Session Vol1 3日目

6月23日 Open 18;30 Start 19:00

1. 岡秀年
2. RENA
3. 亜衣&ひーちゃん
4 Uno Project

イベントページ https://www.facebook.com/events/857610897676838/

こういうイベントを開催する時に、よくあるトラブルとして「ドタキャン」をするバンド、ユニットが時々出てくるという点だが、当たり前だが出演者に対しては以下の注意事項を記している

1.集客の努力を自発的に行って下さい
(主催者や他共演者へのおんぶんに抱っこ出演は止めましょう)

2.ドタキャン等は絶対にしないで下さい。
(参加者はプロであるという意識でお願い致します。)

当たり前の話なのだが、実はこの当たり前なことを理解しない人間も少なくない。また参加するミュージシャンだけでなく、イベント主催者や出演を依頼する方でも時々意識が低い人がいて出演者の出演をキャンセルさせたり、といったトラブルも後を絶たない。また一方ではよく芸能ニュースで芸能人、タレントとイベント主催者の間で発生するトラブルの殆どはこのブッキングにからむトラブルであることが多い。ここの部分を理解していない人が日本社会に非常に多いため、よくトラブルが発生するのだ

ここで日本社会でとりわけきちんと認識、理解されているとは言い難い「ブッキング」というものに関してここで述べようと思う

そもそも「ブッキング」とは何か? ということをまず説明しなくてはならない。

それにはそもそもミュージシャンに限らず、タレント、芸能人というものは時間単位で動いている、という点を理解しなければならない。これは一般の人材派遣と同じで派遣される人間の「時間(拘束時間)」をタレント芸能事務所、音楽事務所は売っているのだ。音楽家やタレント、芸能人に出演を依頼する、ということは彼らの「拘束時間を買う」ということなのだ。まずここをきちんと理解しないとここから先の話がとんちんかんになってしまう

これはいわば歯医者やマッサージとかの予約と同じようなもの、ではあるが実はそういう一般の「予約」とは根本的に違う点があるのだ。ここを理解していただくことが重要である。

・音楽家、タレント、芸能人に出演依頼する方にご理解いただきたい点

どう違うのか?
実はホテルとかレストラン、医師のアポイントメント等は施設等で開業しており、予約した客以外でも施設は営業として回っている。但しホテルなどはご承知のとおり部屋というスペースを確保するのでドタキャンすれば当然キャンセル料が発生する

つまり依頼する方も基本的にはドタキャンというのは常識レベルでは本来やってはいけない点なのだ

特にこれが音楽家、タレント、芸能人がイベントその他で出演依頼する場合だが、基本的に出演者はそのイベントのためにさまざまな準備を行う。なぜなら当たり前だが出演の状況(出演会場のその他の事情)や条件はイベントの内容によってまちまちだからだ。アーチストたちはその各イベントの個別の事情に合わせて出演内容を詳細に検討しイベント会場のお客さんに喜んでいただくための方策を考える。

つまりキャンセルされる、ということはその工程が全て無駄になる、ということである。

あとこれは企業さんが音楽家、アーチストに依頼する時に非常によくあるケースなのだが、会社の稟議や予算もおりていない段階で音楽家、アーチストのアベイラビリテイ(ブッキング可能かどうかをきくこと)それも確実なアベイラビリテイ, 時間を抑えることを要求(実はもう時点でこれは「ブッキング」に当たる)しながら土壇場で「予算がおりない」とかいってキャンセルするケースだ。 実は私も何回もこれをやられたし、 特に東日本大震災直後の「自粛ムード」がそれに追い打ちをかけ、私の会社はインペグ(音楽家派遣事業)から撤退した。

こういうことは絶対にやめていただきたい。逆に予算や稟議すら降りていない段階で音楽家、アーチストの出演依頼をする、「拘束時間を買う行為を行うー「ブッキング」を行う という行為をやめられないのならあえて申し上げるがそういう企業さんは

そもそも音楽家、アーチストの出演依頼などは考えないでいただきたい。

時々どこの会社さんとはいわないが、音楽なりアーチストなりを「所詮は娯楽だ」などという上から目線で接してくる企業さんがいる。明らかに音楽家、アーチスト、芸能人をバカにしている、人間とすら思っていない態度がありありの会社だ。そいいう会社さんは何となく雰囲気でわかるので私はどんな有名な会社さんでもそういう態度を取る会社さんは基本相手にしないことにしている。そもそも心の底から音楽家、アーチストをバカにしている人たちに自分たちの演奏、パフォーマンスなどあまり見せたいという気にはならないものだ。その価値を理解しようとすらも思っていないことはわかるから

・音楽家、タレント、芸能人がブッキングで心かげるべきこと

上記は依頼する方の話だが、実はアマチュアバンドだけでなく、酷い場合はある程度名前の通っている芸能人でも「ブッキング」をしながら出演をドタキャンするケースが少なくない。

「ブッキング」を承認した以上、条件や会場の状況は関係ない。それらは本来出演を承諾するかしないかの段階で検討すべき案件でそれがアーチストが活動を行うのに適していない条件であればそれは「ブッキング」をする前に断ればいいのである。

だが一度「ブッキング」を承認し、自分の「拘束時間を売る」ことを承認した以上はその出演枠に対する責任が生じる。これは出演条件とは関係ない。よくフリーライブならドタキャンしてもいいだろう、なんていうミュージシャンがいるが、フリーだろうがギャラありだろうが関係ない。「ブッキング」された以上はプロとしてその枠は責任をもつべきである。やむを得ず自分が出演不可能になった場合は自分で代役を探す等、とにかく自分の出演枠には全面的に責任をもつべきである。

それができないアーチストはあえていわせてもらえれば

プロ意識のないアーチストといわれてもしかたないのである

この「ブッキング」は一番トラブルの原因になっている。そして多くの場合は出演依頼する方、出演を承諾する方、いずれかの意識が低くて起こる場合が多い。せっかくいいビジネス関係になりうる可能性があるのに、この「ブッキング」が元で関係が壊れるというのはもったいないことである。

そういうケースが起きないように私もイベント主催の場合は最大限の努力をしようと思うし、出演依頼者に対してはアーチストの拘束時間を買う。という意味を理解していただくように説明をしておこうと思う。それでも意識の低い企業さんというのもいるのでそこは最大限注意を怠らないようにするし、悪質な場合は企業名公表も辞さないつもりである。

|

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。