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2016年4月 1日 (金)

4月1日はエイプリルフール、だけでなくラグタイム王「スコットジョっプリン」の命日でもあります。来年は没後100周年

本日4月1日は勿論「エイプリルフール」の日ですが(笑)
実は日本ではあまり知られていませんがラグタイム王といわれたスコットジョっプリンの命日でもあります

Scottjoplin

スコットジョっプリン(1868-1917)

そして今日はそのスコットジョっプリンの99回目の命日にあたります。そうです。来年が没後100周年、そして再来年が生誕150周年になります。

日本ではラグタイムというとあまりなじみのない音楽という風に言われますが、映画「ステイング」のテーマである「ザ・エンタテイナー」という曲はたぶん一度はどこかで聴いたことがあるのではないかと思います。

ラグタイムといいますとジャズ系のピアニストがよく演奏しますのでジャズとよく勘違いされますが、ジャズの前身の音楽で19世紀末から20世紀初頭にアメリカで流行った音楽で、タバーンと呼ばれるアメリカの居酒屋でよく演奏されていました。西部劇に出てくるような酒場でこれらのタバーンは通称ホンキートンクと呼ばれていました。

そのホンキートンクと呼ばれてたタバーンには必ずアップライトのピアノが置いてありました。多くは埃をかぶり、調律もあまりされていないピアノでした。特に19世紀末から20世紀初頭のアメリカではピアノの調律師が極端に不足しており、大都市のピアノの調律はできてもちょっと田舎のタバーンにまで足を運ぶということは殆どありませんでした。

かくして多くのホンキートンクと呼ばれてたタバーンのピアノは調子ぱずれのピアノになりそのピアノをいつしかホンキートンクピアノと呼ぶようになりました。19世紀末、20世紀初頭のアメリカの殆どのタバーンではそのラグタイムが演奏され、いつしかラグタイムとホンキートンクピアノは切り離せないほどのコンビネーションになっていきました。

ラグタイムは多くの場合アフリカ系アメリカ人のピアニストによって演奏され、スコットジョっプリンもその中の一人でした。ラグタイムはひとことでいえば西洋音楽ークラシックにアフリカ系のリズムを融合させた音楽で、いわばブラックミュージックの最初のテーストが西洋音楽に入り込んだ音楽といっていいかもしれません。そしてスコットジョっプリンはそのラグタイムを「芸術」のレベルまで引き上げた人ということができます。

このラグタイムをベースにニューオーリアアンズで勃興したデイクシーランドジャズとの連動でジャズ、という音楽に発展し、またメンフィスではこのラグタイムをベースにブルース、シカゴではブギウギに発展しました。このブギウギは後にロックンロールに発展していきます。

つまりラグタイムという音楽がなかったら現代のジャズもブルースもブギウギ果てはロックンロールすらなかったといっていいかもしれません。まさに現代のポピュラーミュージックの「ご先祖様」といっていい音楽なのです。

実証はできないのですが、私は19世紀の偉大なボヘミアの作曲家、ドヴォルザークはおそらく9割以上の確率でアメリカでラグタイムを聴いていると思います。ドヴォルザークは1892年から1895年までアメリカニューヨーク・ナショナル音楽院で作曲の教鞭をとっていました。その根拠はドヴォルザークの晩年の作品「ユーモレスク」に明らかにラグタイムの影響と思われるコード進行があったからです。このコード進行は従来の西洋音楽にはなかったコード進行なので、確かに日記その他での実証は難しいですが、私は確信をもってドヴォルザークはラグタイムを聴いて、その音楽の可能性を感じ晩年の作品に取り入れたのだと思います。

Dvorak
アントニンドヴォルザーク(1841-1904)

この点に関しては当ブログの私の記事をご覧ください。
■大胆仮説!! ドヴォルザークの「ユーモレスク」に見るラグタイムの影響
http://kyojiohno.cocolog-nifty.com/kyoji/2013/08/post-253a.html

ちなみにドヴォルザークはアメリカ帰国後に1893年5月21日、「ヘラルド・トリビューン」紙上に『黒人の旋律の真の価値』と題するドヴォルザークの論文が掲載され、アメリカのアフリカ系の音楽の世界への影響の可能性について論じています。この論文の原文を何とか手にしたいと思っておりますが、どなたかご存じの方はご教示いただければ幸いです。内容は原文が手元にないので不明ですが、これがアフリカ系音楽の可能性をヨーロッパに知らしめたこと、ヨーロッパの音楽人のラグタイム、ジャズ、ブルースに対する関心が高まったことは間違いないと考えます。

そんなポピュラーミュージックの「ご先祖様」のアニバーサリーをにらんで昨年より続けてきたラグタイムコンサートを本格的に展開し、没後100周年カウントダウンライブとして展開しようと思っております。

Violon101701

最初は昨年よりラグタイムコンサートシリーズを展開しております名曲喫茶ヴィオロンにてスタートしますが、これからホンキートンクぽいピアノがある会場を積極的に探して展開して行こうと考えております

■アンテイークな雰囲気のカフェでラグタイムコンサートーラグタイム王スコットジョっプリン没後100周年カウントダウンスタートライブ

日時:2016年4月22日(金) 19時開場  19:30 Start

場所:阿佐ヶ谷名曲喫茶ヴィオロン
チャージ¥1000 (コーヒーまたはジュース付)

http://meikyoku-kissa-violon.com/index.html

映画「ステイング」のテーマや「ベンジャミンバトン」の挿入曲を始めとした多くの映画でも使用され、現代のポピュラーミュージックにも多大な影響を与えたラグタイムが流行った20世紀初頭のアンテイークが沢山置いてある「雰囲気たっぷりのカフェでお楽しみ下さい

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