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2015年11月 3日 (火)

パッケージ衰退期における会社のCD DVDプレス事業に関するつぶやき

ご存じのとおり私の会社は音楽制作だけでなくCD DVDのパッケージ事業も行っている。しかし以前の記事にも書いたように先々月に長年のつきあいのあるプレス業者からCD,DVD等のパッケージ製作事業を廃業する旨の連絡を受けた。この会社はJASRAC指定工場で経営も比較的安定していた、と思うし、昨年の段階ではかなりの数の受注を受けていて多忙にしていたと思うのだが、やはり業界というのは一寸先は闇ということなんだろう。

■長年つきあいの国内プレス業者が廃業決定ーいよいよ来るべき時が来たかも

http://kyojiohno.cocolog-nifty.com/kyoji/2015/09/post-f8af.html

このあと取りあえず代替えの業者をみつけ、当面はまだ国内プレスにも対応できるようになったが、やはりこのことはいろんなことを考えさせられた。

そして本日それに伴い大量のマスターとスタンパーが返送されてきた。その関係で自宅の倉庫を大幅に整理せざるをえなくなり午前中ほぼこれにかかりきりになった。このパッケージ製作事業に市場としての将来性があまりないのは自分でやっていて嫌が上でもわかるが、この仕事でやっかいなのは一度始めたら社会責任上簡単にはやめられない点だ。それはモノによっては再版しなくてはならないものがあるからである。

こうしてみるとたいしてもうかった記憶はないのだけれどずいぶんと多くの受注をしたんだな、と改めて思う。内容はインデイーズバンドものから学校の校歌、童謡の学芸もの、からCD-ROMまで幅広い。

このうちCD-ROMは再版の可能性は0である。5年前10年前のデータCDなどもはや価値はないし、実行ファイルのあるアプリケーションものも時代遅れ、いや時代錯誤のものですらあるので100%再版することはありえない

しかし学校の校歌、あるいは童謡(うちは童謡協会がクライアントにいる)などは再版の可能性があるのでスタンパー、フィルム、印刷物データはしっかり保存しておかないといけない、これは事業者としての責任である。

正直先日のできごとでうちの会社のパッケージ製作事業もたたもうか、と考えなくもなかった。しかしいくらパッケージの需要が減るとは言っても、CD DVDが一部のIT系論客がいうように完全になくなるとは思えない。

実際CDが普及した時にアナログレコードはもはや無用の長物といわれた。しかし現在起きているのはアナログレコードの復活である。今や老舗の東洋化成だけでなく、コロンビア、ビクターもアナログプレスのラインを復活させている。

だから何が出てきたから何が無用、 人はそう考えがちだが決して世の中はそちらの方に動くようにみえて動かないのだ。デジタルも同じ、デジタル万能主義こそ時代遅れの考え方である。

それを考えると制作会社としてそういうパッケージ製作のオプションも維持していかないといけない。例え受注回数が今後そんなに増えるという見込みがなくても、だ。

というわけで国内プレスに関しては新規事業者が見つかり当面はそこに発注し製作体制を確立したので引き続きやっていきます。そのため国内盤の再版にも対応可能にしていく。但しパッケージ製作は現在の受注頻度で現在の価格体系を維持するのは商売として考えたら非常に難しい、というのが正直な所。というわけで近々価格リストを見直すと思います。


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