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2015年4月20日 (月)

ホンキートンクピアノとラグタイム

3月に「La Barraca(バルラッカ)」音楽キャラバンに参加した東京、阿佐ヶ谷での名曲喫茶ヴイオロンでのライブで店長のこだわりでわざとホンキートンクっぽく調律しているピアノを演奏、皆さんから大好評をいただきました。

このホンキートンクピアノ、というものを意外にご存じない方が多かったようなので少しご説明させていただきます。

ピアノの弦のチューニングをわざとずらしたピアノで、独特の音がします。調子っぱずれのピアノといえばそれまでですが、19-20世紀初頭のタバーン(居酒屋)やサイレント映画館などに置いてあり、それらのピアノは多くの場合長期間調律せず、置いてあるために、チューニングがずれてしまうわけです。これは特にアメリカではピアノの調律師自体が非常に少なかったことも影響しています。

そのため別にホンキートンクピアノというピアノが存在するわけではなく、結果的にピアノの弦の調律がずれてしまったピアノのことをいいます。

具体的にはこういう音です。

caravan La Barraca#03 東京阿佐ヶ谷名曲喫茶ヴィオロンピアノソロ大野恭史

Posted by 斎藤 ひろ on 2015年3月14日

このホンキートンクピアノタバーン(居酒屋)のBGMやサイレント映画館の弁士のBGMにだいたい19世紀末から20世紀初めにかけて使われていたのですが、その時メインに演奏されていた音楽がラグタイムという音楽です。

ラグタイムはよくジャズと混同されますが、実はジャズに発展する前の段階の音楽といってよく、ジャズと違い即興音楽的な要素は一切ありません。その意味では寧ろクラシックに近いのですが、従来のクラシック音楽と根本的に違うのは、現在ポピュラーミュージックで当たり前のように使われる「シンコペーション」裏拍の強調という要素があり、その意味では現代のポピュラーミュージックの元祖的ともいえる音楽です。

いわばクラシック音楽とアフリカの音楽のエッセンスが融合してできた音楽ともいえます。

その代表的な作曲家がおそらくアフリカ系アメリカ人で初めて音楽史に名を残すことになったスコットジョップリンです。

Scottjoplin
スコットジョっプリン(1867-1917)

ホンキートンクピアノはまさにラグタイムを弾くためにある楽器といってもいいんですが、20世紀初頭の雰囲気を伝える楽器でもあります。

来たる5月1日に先日の名曲喫茶ヴイオロンでラグタイムコンサートをやります。ラグタイム王といわれたスコットジョっプリンの作品は勿論、映画音楽や私の自作も演奏します。

Violin0

もし好評でしたらシリーズ化もしたいですね。どうせならあと二年後に迫ったスコットジョっプリン没後100周年までがんばってみますか(笑)

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