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2015年3月21日 (土)

昔のアバンギャルドを今風のテーストに仕上げた演劇集団OM-2公演

映画音楽、劇伴音楽とかやっている関係で最近演劇とかも見る機会が増えていますが、今回は友人の女優さんが出演しているちょっと変わった演劇集団OM-2の公演を見に行きました。

Chirashi_no9_01

演劇集団と書きましたが、いわゆる劇ではありません。一応台詞のようなものがありますが劇というよりはパフォーマンスです。上のフライヤーではパーカッション集団のように見えますが、確かに最初から最後までパーカッションです。それも普通のパーカッションではありません。

それでも会場には大勢の人がいました。まあ会場の箱が小さいというのもあったんですが
立ち見でした

Om2_01

この空間では出演者は机を敲くパフォーマンス、これは昔のアバンギャルトミュージックに詳しい人ならわかりますが、コンセプトはジョンケージリビングルームミュージックです。
但しリズムはさすがに60-70年代のものではなく今風にしてありますが、..

まあ、そりゃそうですよね。
60年代、70年代のアヴァンギャルドの手法を今そのまま持ってきて、それを最先端の音楽だ、なんてもし本当に云っていたらアホです。

この公演でぶっとんでいたのはそれだけではありません

何と、途中で観客が、そうです。観客が別会場に移動しました。 こういうのは聞いたことありません。60年代―70年代の唐十郎さんや寺山修二の天井桟敷、あたりでもこういうのが果たしてあったのか、私はわかりません。もしご存じの方はご教示ください。

移動した会場、こちらでは座ることができましたが、会場の端の席になってしまいました..

Om2_02

このOM-2のコンセプトー

ひとことでいえば60年代-70年代のアバンギャルドのシアターピースを今風に作り上げたもの、といっていいでしょう。

いわゆる昔のアバンギャルドに関する知識がないと分かり辛いと思いますが、ぱっと見た感じ以下のような要素がありました、

1.ジョンケージリビングルームミュージック
2.マースカニングハムのパフォーマンス  振付
3.ローリーアンダースンのボーカル(ボカリーズ入り)入りパフォーマンス
4、S ライヒの"Clap Music (クラップミュージック)"
5、M.モンクのボカリーズ

特にリビングルームミュージックよろしく、机、床、壁、スナック菓子(以外にJケージ定番の「空き缶」がなかったww)のケース等ありとあらゆるものがパーカッションの楽器となる、

タップダンスのパフォーマンスもありました。そうか、タップダンスもリビングルームミュージックの範疇に入るのかと改めて気づきましたが、ダンサーは高度のテクニックを持っているのはわかるが個人的にちょっと長くくどくないかな、という印象を持ちました。

全体的にリズムはさすがに今風になつているけど、日本人が叩いているせいかどこか和太鼓的に聞こえるのが不思議。
しかしよく練習をしているのかパーカッションのリズムはタイトだったし、息がぴったり合っていました。これって音楽が本職の我々でも決して簡単なことではありません。

今日初めてこの集団に参加した友人もリズム合わせるの大変だったと思うけど頑張ったと思う。取りあえずお疲れ様だったといいたいです。

Chirashi_no9_02

久しぶりにこういう世界に触れた。

最近某業界の「何でもパクリ」とか「無難な表現」とか恐ろしくつまらないものが氾濫していて正直うんざりしていただけに久々に面白いと思える世界を体験させてもらいました。

いわゆるアバンギャルド的なものからは離れてしまった自分ですが、まあクリエーターとしてはいい刺激をいただいたと思います。


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