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2015年2月18日 (水)

作曲家、ミュージシャンが「自立」の意識を持つ必要性

私は本職は作曲、編曲、ピアニストなわけだけど制作会社を自分で運営している。勿論吹けば飛ぶような業者で会社といっても事実上私一人でやっている。

そういう私をいまだに普通と違うからおかしいとか、音楽家である以上大手の事務所に所属しないと大きな仕事などできるわけないだろ? みたいに云う人間がいまだに多い。

しかしそのような人間は私一人ではない、という例をご紹介しよう。私の昔からの作曲家仲間で勿論メジャーでの仕事の実績を多数もっている方である。

■違ったフィールドへの進出
http://ameblo.jp/tamutamuphoto/entry-11990952457.html

一昨年、(株)メロディワークスという会社を立ち上げました。;

これは今まで僕がやってきた、音楽業界、ゲーム業界、アニメ業界とは違ったところに進出していく為に、作った会社です。

メロディが少し、軽く見られている昨今、僕の仕事は “ メロディを作ること ” というシンプルな気持ちを込めての会社名です

今までとは違ったフィールドというのは、社会のあらゆる音楽ということです。

社歌や校歌や、幼稚園の園歌、HPのテーマソング、個人のテーマソング、結婚式の曲、スーパーで流れる曲、イベントで流れる曲、、、等々です。

見渡せば、J-POP以外にも、音楽ってたくさんあるんですね。(後略)

私もご存じの通り、いわゆる映画や映像の音楽だけでなく、企業の販促ソングからイベントに至るまで、音楽事務所や広告代理店その他「音楽業界の定石通り」でないルートで仕事をしてきた。この事実を不思議に思う業界関係者が多かったが、上記の友人に限らず私の知り合いの作曲家でも地元のご当地ソング等の仕事を直接取る例が増えている。

典型的な音楽業界人の悪いクセで「業界の枠」でしか物事を考えようとしない傾向が強い。だから私などは音楽以外の分野に首を突っ込み過ぎるとよくいわれる。

だが当ブログでも何回も書いているようにもはや業界の体をなしていない音楽業界

「ちょっと前までの常識」にとらわれていてはどう考えても生き残れない。

困ったことにいわゆるメジャーの世界で長く仕事をした人間であればあるほどそういう「ちょっと前までの常識」に固執する傾向がある。しかしそんな常識は既に10年以上前にとっくに崩壊している。悲劇的なのは業界人の大多数がいまだにその事実に気が付かないことだ。

だが時代は確実に変わっている。私のような作曲家でも演奏家でも上記の友人のように会社を立ち上げて頑張っている人は多い。それぞれ知恵を絞って生き残ろうとしている。

音楽業界のもっとも悪い傾向の一つに「工夫をすること」「頭を使うこと」を極端に嫌う体質になっていった点がある。業界人の大多数がいまだにこの「思考停止病」に犯されている。

しかしそういう「思考停止病」にかかってない人も少しずつだが増えている。上記の私の友人のように

これは一言でいえば音楽家が完全に意識の上でも仕事の上でも「自立する」ということだ。事務所に過度に依存したり、あたかも事務所に所属するのが「就職する」かのような意識ではダメだ。

例えば、バッハからハイドン、モーツアルトなどの時代では作曲家は教会や貴族、宮廷の「雇われ職人」に過ぎなかった。それをベートーベンの時代から作曲家が自立して対等に貴族やその他と「作曲」というビジネスを行い始めた。それと同じ、宮廷がメジャーレコードや事務所に変わっただけの話である、

勿論見通しは明るくはない。だがそういう人たちが増えてくることによって音楽の世界もいい方向に動いていくと強く信じている。

それゆえ音楽家も意識革命を行い、自立の道を考えた方がいいだろう。


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